JP2916159B2 - 帳票搬送制御装置 - Google Patents

帳票搬送制御装置

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JP2916159B2
JP2916159B2 JP1025141A JP2514189A JP2916159B2 JP 2916159 B2 JP2916159 B2 JP 2916159B2 JP 1025141 A JP1025141 A JP 1025141A JP 2514189 A JP2514189 A JP 2514189A JP 2916159 B2 JP2916159 B2 JP 2916159B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば光学的文字読取装置に使用される帳
票搬送制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば光学的文字読取装置には、読取対象の帳
票をスキャナ(光学的走査部)まで1枚づつ搬送するた
めの帳票搬送装置が設けられている。このような帳票搬
送装置の中には、帳票が一度に2枚以上重なって搬送さ
れること(重ね搬送)を防止するための搬送制御装置が
設けられたものがある。
この搬送制御装置は透過型の光電検出器を備えてお
り、この光電検出器の透過光を使用して重ね搬送を検出
している。具体的には、光電検出器の発光器から発光さ
れた光が搬送される帳票により遮断された際に、その透
過光が光電検出器の受光器に受光されると、この受光器
から透過光量に応じた検出信号(電気信号)が出力され
る。搬送制御装置は最初の1枚目の帳票が搬送された際
に、その透過光量の最大値を帳票の紙厚とみなした基準
値とする。そして、2枚目以降の帳票の搬送の際に、前
記基準値を外れた所定の許容範囲外の透過光量の場合
に、重ね搬送が発生したと検出する。
しかしながら、前記のような検出方式では、透過光量
の最大値を紙厚の基準値として使用しているため、搬送
対象の帳票の両面に対して黒色禁止帯を設けるなど、誤
動作が発生しないように帳票設計上の制限を行なう必要
がある。即ち、帳票の表面に例えば写真等が印刷されて
いる場合、その写真等に対する透過光量(白紙の場合よ
り低レベルの光量)の最大値が基準値となることがあ
る。そのため、その写真等に対する透過光量が基準値と
して使用されると、正常な1枚送り(1枚搬送)の場合
でも、重ね搬送の発生を検出するような誤動作が起こ
る。
このような欠点を解消するために、透過光量の最小値
を基準値とする検出方式(特願昭62−292755号)が提案
されており、写真等が印刷された帳票が搬送される際の
重ね搬送を防止するこのが可能となる。しかし、この方
式では、帳票の両面に黒色禁止帯を設けるような制限は
無くなるが、帳票の重なり部分が少ない2枚送りが発生
した場合には検出が不能となることがある。
また、帳票に使用される用紙の種類は必ずしも一定で
はなく、例えば連量(所定の枚数分の重量)が70Kgの上
質紙又は55Kgの上質紙からなる各種の帳票が混在して使
用される場合もある。連量に応じて帳票の1枚当りの紙
厚が異なるため、前記のように、光電検出器からの透過
光量に応じた検出信号のレベル(電圧レベル)は用紙の
連量に応じて変化することになる。このため、最初の1
枚目の帳票を検出して、その透過光量に応じた検出信号
のレベルを基準値とした場合に、連量の異なる帳票が2
枚以上重なって搬送される重ね搬送の検出が不可能にな
る場合がある。
(発明が解決しようとする課題) 従来、帳票の搬送装置において、重ね搬送を検出する
ために、2種類の検出方式が提案されているが、搬送対
象の帳票に黒色禁止帯を設ける制限が必要であり、又は
帳票の重なり部分が少ない2枚送りでは検出不可となる
ために、各帳票のサイズ範囲に制限が必要となる。ま
た、連量が異なる各種の用紙からなる帳票が混在して使
用される場合には、最初の1枚目の帳票を検出した際の
検出レベルを基準値とする方式では、重ね搬送の検出が
不可能になることがある。
本発明の目的は、例えば黒色禁止帯が設けられた帳票
又は連量が異なる各種の用紙からなる帳票が混在して使
用された場合でも、適正な重ね搬送検出動作により、重
ね搬送を確実に防止することが可能な帳票搬送制御装置
を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は、帳票を例えば光学的文字読取装置のスキャ
ナの位置まで搬送する搬送機構に使用される帳票搬送制
御装置において、搬送対象の帳票に対する透過光量に対
応するディジタルの光量値データに変換するA/D変換手
段、この光量値データにおいて最大の光量値データであ
る1枚の帳票の紙厚における基準透過光量に基づいて帳
票の重ね搬送を検出する第1の重ね搬送検出手段及び最
小の光量値データである1枚の帳票の紙厚における基準
透過光量に基づいて帳票の重ね搬送を検出する第2の重
ね搬送検出手段を備えている。さらに、本発明は搬送さ
れる帳票に関する帳票情報に基づいて、重ね検出動作と
して適正な第1の重ね搬送検出手段又は第2の重ね搬送
検出手段の一方を選択的に動作させる制御手段を備えて
いる。
さらに、本発明は、光電検出手段から出力される検出
信号に基づいて1枚の前記帳票に対応する基準レベル値
を検出し記憶する基準レベル値検出手段、搬送機構によ
り搬送された帳票の検出信号のレベルが基準レベル値を
越える状態が帳票の所定の距離範囲で連続して発生する
場合に帳票の重ね搬送を検出する第1の重ね搬送検出手
段及び搬送機構により搬送された帳票の検出信号のレベ
ルが基準レベル値末端の状態が帳票の所定の距離範囲で
連続して発生する場合に帳票の重ね搬送を検出する第2
の重ね搬送検出手段を備えた搬送制御装置である。
このような構成により、例えば黒色禁止帯が設けられ
た帳票又は連量が異なる各種の用紙からなる帳票が混在
して使用された場合でも、2枚以上の重ね搬送を確実に
検出し、防止することが可能となる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の第1の実施例を説明す
る。第1図は同実施例の構成を示すブロック図である。
第1図に示すように、同実施例の帳票搬送制御装置は、
光電検出器10、A/D変換回路11及び第1,第2の2枚送り
(重ね搬送)検出回路12a,12bとを備えている。光電検
出器10は発光器13及び受光器14を備えており、受光器14
が発光器13から発光された光(透過光)の光量に応じた
レベルの電気信号(検出信号)を出力するように構成さ
れている。A/D変換回路11は受光器14から出力される検
出信号(アナログ信号)をディジタル信号の光量値デー
タに変換するための回路である。
第1及び第2の2枚送り検出回路12a,12bはそれぞれ
マイクロプロセッサからなり、搬送制御部21により指定
された一方が選択的に動作する。搬送制御部21はホスト
コンピュータから出力される搬送対象の帳票20に関する
帳票情報に基づいて、第1及び第2の2枚送り検出回路
12a,12bに対する選択的動作制御を行なう。ここで、帳
票情報はOCRの動作に必要なフォーマットコントロール
情報の一部として与えられるようにしてもよい。第1の
2枚送り検出回路12aは、第3図のフローチャートに示
すような検出動作を実行し、搬送対象である帳票20の2
枚送り状態を検出する回路である。また、第2の2枚送
り検出回路12bは、第4図のフローチャートに示すよう
な検出動作を実行し、搬送対象である帳票20の2枚送り
状態を検出する回路である。各2枚送り検出回路12a,12
bはそれぞれ2枚送り状態を検出すると、エラー信号E
を光学的文字読取装置(OCR)の制御部15へ出力する。
ここで、OCRは読取対象の帳票20上を光学的に走査
し、帳票20に記憶された文字を電気信号の画像パターン
データに変換するための光電変換回路を有するスキャナ
16を備えている。制御部15は第1及び第2の2枚送り検
出回路12a,12bの一方かエラー信号Eが転送されると、
スキャナ16の動作を停止させるように制御する。
次に、同実施例の動作を説明する。先ず、第2図のス
テップS1に示すように、OCRの動作制御も兼ねているホ
ストコンピュータから搬送対象の帳票20に関する帳票情
報が搬送制御部21へ入力される。この帳票情報は2枚送
り検出方式(I),(II)を選択するための情報であ
り、例えば帳票20の両面に黒色禁止帯を設ける場合に該
当する情報、又は例えば写真等が印刷された帳票でサイ
ズ範囲が制限された場合に該当する情報である。
次に、図示しない搬送機構により、搬送対象(ここで
はOCRの読取対象)の帳票20が1枚ずつ送り出されて、O
CRのスキャナ16の位置まで搬送される動作が開始される
(ステップS2)。帳票20は光電検出器10の発光器13と受
光器14との間を遮断するように通過して、スキャナ16ま
で搬送される。帳票20が発光器13からの光を遮断する
と、受光器14はその透過光量に応じた検出信号を出力す
る。A/D変換回路11は受光器14からの検出信号を光量値
データに変換して、第1の2枚送り検出回路12a又は第
2の2枚送り検出回路12bへ出力する。
ここで、搬送制御部21はホストコンピュータから与え
られた帳票情報に基づいて、第1の2枚送り検出回路12
a又は第2の2枚送り検出回路12bの一方を選択的に動作
させる(ステップS3)。即ち、搬送対象の帳票20の種類
に応じて、例えば帳票20の両面に写真等の印刷を禁止し
た黒色禁止帯を設けた帳票20を搬送する場合には、第1
の2枚送り検出回路12aによる方式(I)の2枚送り検
出動作が選択される(ステップS4)。また、例えば写真
等が印刷されているが、帳票のサイズが所定の範囲内に
統一された帳票20が搬送される場合には、第2の2枚送
り検出回路12bによる方式(II)の2枚送り検出動作が
選択される(ステップS5)。
ステップS4に示す方式(I)の検出動作が選択される
と、第1の2枚送り検出回路12aは、A/D変換回路11から
出力される光量値データに基づいて、第3図のフローチ
ャートに示すような2枚送り検出動作を行なう。即ち、
最初の1枚目の帳票20が搬送されると(ステップS1
1)、透過光量(光量値データ)のサンプリングを開始
する(ステップS12)。即ち、帳票20が例えば0.5mm搬送
される毎に、透過光量値である光量値データを読込み
(ステップS13)、光量値データP1〜Pnからなる光量値
テーブルを作成する(ステップS14)。最初の1枚目の
帳票20の搬送が終了すると(ステップS15)、第1の2
枚送り検出回路12aは作成した光量値テーブルから最大
の光量値データPnを求め、これを1枚の帳票の紙厚にお
ける基準光量値として決定する(ステップS16)。
次に、2枚目の帳票20が搬送されて、前記と同様に光
量値データが入力されると(ステップS17)、第1の2
枚送り検出回路12aは前記と同様に光量値データを読込
み、光量値テーブルを作成する(ステップS18,S19)。
この光量値テーブルに基づいて、ステップS16で決定し
た基準光量値データPnに対して所定の許容範囲内の光量
値データからなる新たな光量値テーブルを作成する。帳
票20の搬送が終了すると(ステップS20)、新たな光量
値テーブルにおける光量値の総和を算出する(ステップ
S21)。この総和は1枚分の帳票20において所定の間隔
毎に求めた光量値の総和である。
この後、第1の2枚送り検出回路12aは算出した総和
値と予め決定される総和基準値とを比較し(ステップS2
2)、その総和値が総和基準値以上であれば2枚送り
(重ね搬送)が発生したと検出する(ステップS23)。
第1の2枚送り検出回路12aは2枚送りを検出すると、
エラー信号EをOCRの制御部15へ出力する。これによ
り、制御部15はスキャナ16の動作を停止させる制御を行
なう(ステップS24)。
一方、第2図のステップS3においてステップS5に示す
方式(II)の検出動作が選択されると、第2の2枚送り
検出回路12bは、A/D変換回路11から出力される光量値デ
ータに基づいて、第4図のフローチャートに示すような
2枚送り検出動作を行なう。即ち、前記方式(I)の検
出動作と同様な処理を行なうが、ステップS36におい
て、第2の2枚送り検出回路12bは作成した光量値テー
ブルから最小の光量値データPnを求め、これを1枚の帳
票の紙厚における基準光量値として決定する。
そして、2枚目の帳票20が搬送されて、光量値データ
が入力されると(ステップS37)、第2の2枚送り検出
回路12bは前記と同様に光量値データを読込み、光量値
テーブルを作成する(ステップS38,S39)。この光量値
テーブルに基づいて、ステップS36で決定した基準光量
値データPnに対して所定の許容範囲内の光量値データか
らなる新たな光量値テーブルを作成する。帳票20の搬送
が終了すると(ステップS40)、新たな光量値テーブル
における光量値の総和を算出する(ステップS41)。
この後、第2の2枚送り検出回路12bは算出した総和
値と予め決定される総和基準値とを比較し(ステップS4
2)、その総和値が総和基準値未満であれば2枚送り
(重ね搬送)が発生したと検出する(ステップS43)。
第2の2枚送り検出回路12bは2枚送りを検出すると、
エラー信号EをOCRの制御部15へ出力する。これによ
り、制御部15はスキャナ16の動作を停止させる制御を行
なう(ステップS44)。
このようにして、搬送対象の帳票20に関する帳票情報
に基づいて、第1及び第2の2枚送り検出回路12a,12b
のいずれか一方を選択し、適正な検出方式により2枚送
り検出動作を行なう。このため、例えば両面の写真等の
印刷が禁止された黒色禁止帯を設けた帳票を搬送する場
合には、前記方式(I)による2枚送り検出動作を実行
し、一度に2枚以上の帳票が搬送される重ね搬送を確実
に検出することができる。また、表面に写真等が印刷さ
れているが、サイズが所定の範囲内に制限されている帳
票が搬送される場合には、前記方式(II)による2枚送
り検出動作を実行し、一度に2枚以上の帳票が搬送され
る重ね搬送を確実に検出することができる。
第5図は本発明の第2の実施例に係わるブロック図で
ある。同実施例では、光電検出器10から出力される検出
信号(透過光量に応じた信号)を増幅する増幅器30、こ
の増幅器30の出力信号(電圧信号)と各スライスレベル
Vs1,Vs2…Vsnとを比較する比較器31a〜31n、各比較器31
a〜31nの出力(2値化信号)をラッチするラッチ回路32
及びラッチ回路32にラッチされた信号に基づいて2枚送
り(重ね搬送)を検出し、エラー信号を出力する2枚送
り判定制御部(以下単に判定制御部と称す)33が設けら
れている。光電検出器10は、第1図に示すように、発光
器13及び受光器14を備えており、受光器14から検出信号
を出力する。
次に、第2の実施例の動作を説明する。先ず、帳票が
収納されたホッパから最初の1枚目が取出されて光電検
出器10まで搬送される(第7図のステップS51,S52)。
光電検出器10は最初の1枚目の帳票に対する透過光量に
応じた検出信号を出力する。増幅器30は光電検出器10か
らの検出信号を増幅した信号Sを各比較器31a〜13nへ出
力する。各比較器31a〜13nは、予め設定されるスライス
レベルVs1,Vs2…Vsnと検出信号Sのレベルとを比較し、
検出信号Sのレベルが低い場合にハイレベルとなる2値
化信号(CA,CB等)を出力する。スライスレベルVs1,Vs2
…Vsnはそれぞれ、帳票を構成する用紙の連量(例えば7
2KgのOCR用紙、70Kg上質紙、55Kg上質紙等)に対応する
レベルであり、即ち帳票の紙厚に対応するレベルであ
る。比較器31a〜13nの各比較結果はラッチ回路32にラッ
チされる。
判定制御部33はラッチ回路32のラッチ状態に応じて、
最初の1枚目の帳票の紙厚(連量)に対するレベル判定
を行なう(ステップS53)。即ち、第6図に示すよう
に、検出信号SとスライスレベルVs1との比較により、
比較器31aから2値化信号CAのみが出力された場合に
は、判定制御部33は例えば72KgのOCR用紙であると判定
する。このとき、判定制御部33は、ラッチ回路32のラッ
チ状態に応じて、帳票の紙厚が極端に薄い場合や逆に厚
い場合には、搬送エラーやジャムが発生したとして、エ
ラー信号を出力する。エラーでない場合には、判定制御
部33は例えば72Kgの紙厚に相当するレベル値L1を、最初
の1枚目の帳票に対する基準値として設定し、記憶する
(ステップS53)。このレベル値L1は紙厚が薄い程小さ
く、厚い程大きくなる値であるとする。この場合、判定
制御部33は、帳票の所定区間をサンプリングし、最多と
なるレベル値を1枚目のレベル値として設定する。
次に、2枚目以降の帳票が搬送されると、1枚目の場
合と同様に、検出信号Sと各スライスレベルVs1,Vs2…V
snとの比較結果が、比較器31a〜31nから出力される。こ
の場合、第6図に示すように、例えば比較器31a,31bか
ら2値化信号CA,CB1が出力された場合には、判定制御部
33はそのCB1に相当するレベル値L0を設定する。そし
て、判定制御部33は前記のように記憶した1枚目のレベ
ル値L1に所定のマージンA(誤差分)を加算した値「L1
+A」と2枚目のレベル値L0とを比較する(ステップS5
4)。この比較結果によりレベル値L0の方が大きい場合
には、判定制御部33は例ば72Kgの紙厚の帳票が2枚送り
(重ね搬送)されたと判定する。判定制御部33は、2枚
送りの判定結果が帳票の搬送が所定のNmmの距離だけ連
続した場合(ステップS57)、2枚送りエラーを最終的
に確認してエラー信号を出力する(ステップS58)。こ
のステップS57の判定処理により、搬送時の帳票のばた
つきによるレベル変動又は帳票の一部の汚れによる誤検
出を防止することができる。
ここで、ステップS54の判定処理で2枚送りでない場
合には、判定制御部33は1枚目のレベル値L1から所定の
マージンA(誤差分)を減算した値「L1−A」と2枚目
のレベル値L0とを比較する(ステップS55)、この比較
結果によりレベル値L0の方が小さい場合には、判定制御
部33は例えば72Kgの紙厚の帳票が最初に2枚送りされ
て、その後に1枚毎の帳票が搬送されたと判定する。こ
の場合でも、帳票の搬送が所定のNmmの距離だけ連続し
た場合(ステップS59)に、判定制御部33はエラー信号
を出力することになる。
なお、第6図に示すように、例えば70Kg上質紙の2枚
分に相当する検出信号Saが出力された場合に、比較器31
bの比較結果は2値化信号CB2のようになる。即ち、判定
制御部33は、ラッチ回路32にラッチされた比較結果CB2
の状態により、例えば70Kg上質紙の2枚分に相当するレ
ベルL0を設定することができる。これにより、判定制御
部33は帳票の1枚当りの紙厚がそれ程違わない場合で
も、各紙厚の2枚送りを検出することが可能である。
このようにして、第2の実施例では、最初の1枚目の
帳票の紙厚に応じた基準レベル値(レベル値L1)を求
め、この基準レベル値に対して2枚目以降に対応するレ
ベル値が許容範囲より大きいか又は小さい状態が所定の
搬送距離だけ連続する場合には、2枚送りが発生したと
判定される。したがって、紙厚の異なる帳票が混在して
搬送される場合でも、最初の1枚目の状態と2枚目以降
の状態との相違から、2枚送り搬送(重ね搬送)を確実
に検出することができる。さらに、搬送時の帳票のばた
つきによるレベル変動又は帳票の一部の汚れによる誤検
出を防止することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、例えば黒色禁止
帯に関する制限及び各帳票のサイズ範囲に関する制限等
の帳票情報に基づいて、搬送対象の帳票の種類に応じた
適正な検出方式により重ね搬送検出動作を確実に行なう
ことができる。また、紙厚の異なる帳票が混在して搬送
される場合でも、重ね搬送を確実に検出することができ
る。さらに、搬送時の帳票のばたつきによるレベル変動
又は帳票の一部の汚れによる誤検出を防止することがで
きる。これにより、結果的に帳票の重ね搬送を事前に防
止して、例えば光学的文字読取装置を安定に動作させる
ことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる帳票搬送制御装
置の構成を示すブロック図、第2図は同実施例の基本的
動作を説明するためのフローチャート、第3図及び第4
図はそれぞれ同実施例の2枚送り検出動作を説明するた
めのフローチャート、第5図は本発明の第2の実施例に
係わるブロック図、第6図は第2の実施例の動作を説明
するためのタイミングチャート、第7図は第2の実施例
の動作を説明するためのフローチャートである。 10……光電検出器10、12a,12b……2枚送り検出回路、2
1……搬送制御部、31a〜31n……比較器、33……2枚送
り判定制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−119644(JP,A) 特開 昭54−40475(JP,A) 特開 昭61−145054(JP,A) 特開 昭60−188252(JP,A) 特開 昭59−169586(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 7/12 B65H 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送対象の帳票を搬送する搬送機構と、 この搬送機構により搬送される前記帳票に対して発光さ
    れた光の透過光量に応じた検出信号を出力する光電検出
    手段と、 この光電検出手段から出力される検出信号をディジタル
    の光量値データに変換するA/D変換手段と、 このA/D変換手段から出力される光量値データに基づい
    て最大の光量値データを1枚の帳票の紙厚における基準
    透過光量として決定し、この基準透過光量に基づいて前
    記搬送機構により搬送される帳票の重ね搬送を検出する
    第1の重ね搬送検出手段と、 前記A/D変換手段から出力される光量値データに基づい
    て最小の光量値データを1枚の帳票の紙厚における基準
    透過光量として決定し、この基準透過光量に基づいて前
    記搬送機構により搬送される帳票の重ね搬送を検出する
    第2の重ね搬送検出手段と、 外部装置から与えられて前記搬送機構により搬送される
    帳票に関する情報であって前記第1の重ね搬送検出手段
    及び前記第2の重ね搬送検出手段のいずれかを選択する
    ための帳票情報に基づいて、前記搬送機構により帳票が
    搬送されるときに前記第1の重ね搬送検出手段又は前記
    第2の重ね搬送検出手段の一方を選択的に動作させる制
    御手段とを具備したことを特徴とする帳票搬送制御装
    置。
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