JP2018207159A - 画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意のサイズの原稿であっても、原稿のサイズを判定可能にする。【解決手段】原稿搬送部20と、原稿搬送部20によって搬送されてきた原稿MSを読取る読取部30と、当該読取で得られた原稿画像に基づいて、原稿MSについてその搬送方向である副走査方向における長さを検出する第1検出部55と、読取部30により読取られた読取領域の画像から、主走査方向において画像が存在しない白紙領域を検出する第2検出部56と、予め設定された複数のサイズのうちに、異なる主走査方向幅を有して、第1検出部55により検出された副走査方向長さを共通して有する複数のサイズがある場合に、第2検出部56により検出された白紙領域の有無に基づき、原稿MSのサイズが当該複数のサイズのいずれであるかを判定する制御部51とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、原稿を読取る画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に原稿のサイズを判定する技術に関する。
画像形成装置では、画像読取装置により原稿の画像を読取って、画像形成部により原稿の画像を記録紙に記録する。この原稿の画像の記録に際しては、原稿の画像を該原稿と同じサイズの記録紙に記録することが好ましく、このためには原稿のサイズを判定して、記録紙のサイズを決める必要がある。例えば、定型サイズの原稿が用いられる場合、複数種の定型サイズの間では副走査方向の長さが異なるので、原稿の副走査方向の長さを検出して、この検出した副走査方向の長さに基づき各種の定型サイズのいずれかを原稿のサイズとして特定する。
特許文献1では、原稿を副走査方向に搬送しつつ、画像読取手段により読み取りを行うときに、原稿の搬送に要した時間から原稿の副走査方向の長さを検出して、この副走査方向の長さに一致する定型サイズを原稿のサイズとして特定している。また、副走査方向の長さに一致する定型サイズが無い場合は、原稿のサイズよりも大きく、かつ最も近似する定型サイズの記録紙を選択して、原稿の画像を欠損させることなく記録紙に記録している。
特開2004−69820号公報
しかしながら、原稿の副走査方向の長さが定型サイズの副走査方向の長さに一致しても、原稿の主走査方向の幅が定型サイズの主走査方向の幅に一致しないことがあり、この場合は、原稿のサイズが誤判定されるか、検出することができない。また、特許文献1では、副走査方向の長さに一致する定型サイズが無い場合に、原稿のサイズよりも大きく、かつ最も近似する定型サイズの記録紙を選択しているが、原稿の主走査方向の幅を判定してはおらず、正確に原稿のサイズを判定していない。換言すれば、従来は、原稿として定型サイズのものが利用されることが前提となっており、任意のサイズ(不定型のサイズ)を判定していなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、任意のサイズの原稿であっても、原稿のサイズを判定可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、原稿を含む予め定められた読取領域を読取る読取部と、前記読取部による読取で得られた原稿画像に基づいて、前記原稿についてその搬送方向である副走査方向における長さを検出する第1検出部と、前記読取部により読取られた前記読取領域の画像から、主走査方向において画像が存在しない白紙領域を検出する第2検出部と、予め設定された複数のサイズのうちに、異なる主走査方向幅を有して、前記第1検出部により検出された前記原稿の副走査方向長さを共通して有する複数のサイズがある場合に、前記第2検出部により検出された前記白紙領域の有無に基づき、前記原稿のサイズが当該複数のサイズのいずれであるかを判定する制御部と、を備えるものである。
また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、上記本発明の一局面に係る画像読取装置と、前記画像読取装置の読取部により読取られた原稿の画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備えるものである。
本発明によれば、任意のサイズの原稿であっても、原稿のサイズを判定することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置を備える画像形成装置を示す断面図である。 画像読取装置を示す断面図であり、原稿搬送部が閉じられた状態を示している。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像読取装置により読取られた読取領域を例示する図である。 定型サイズ並びに任意サイズの副走査方向長さ、定型サイズの主走査方向幅、及び任意サイズの主走査方向幅を調節するための調節画面を例示する図である。 図5に示す調節画面で設定された内容が書き込まれたデータテーブルを概念的に示す図である。 原稿のサイズを判定するための処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像読取装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置10は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えたMFP(複合機)である。この画像形成装置10は、画像読取装置11と、画像形成部12とを備えている。
画像読取装置11は、原稿の画像を光学的に読み取る撮像素子を有しており、この撮像素子のアナログ出力がデジタル信号に変換されて、原稿の画像を示す画像データが生成される。
画像形成部12は、上記画像データ又は外部から受信した画像データによって示される画像を記録紙に印刷するものであり、マゼンタ用の画像形成ユニット3M、シアン用の画像形成ユニット3C、イエロー用の画像形成ユニット3Y、及びブラック用の画像形成ユニット3Bkを備えている。各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bkのいずれにおいても、感光体ドラム4の表面を均一帯電させ、感光体ドラム4の表面を露光して、感光体ドラム4の表面に静電潜像を形成し、感光体ドラム4の表面の静電潜像をトナー像に現像して、感光体ドラム4の表面のトナー像を、中間転写ベルト5に転写する。これにより、カラーのトナー像(画像)が中間転写ベルト5上に形成される。このカラーのトナー像は、中間転写ベルト5と2次転写ローラー6の間のニップ域Nにおいて給紙部14から搬送路8を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写される。
この後、定着装置15で記録紙Pが加熱及び加圧されて、記録紙P上のトナー像が熱圧着により定着され、更に記録紙Pが排出ローラー対16を通じて排出トレイ17に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセット71,72及び手差しトレイ9を備えており、各給紙カセット71,72及び手差しトレイ9のいずれかより記録紙Pを搬送路8へと搬送供給する。
次に、画像読取装置11の概略構成を説明する。図2は、画像読取装置11の機械構成を示す断面図である。
図2に示すように、画像読取装置11は、原稿搬送部20及び読取部30を備えている。原稿搬送部20は、原稿給紙トレイ22、ピックアップローラー25、搬送ローラー26、排紙ローラー27、及び原稿排出トレイ28等を備えている。また、読取部30は、第1プラテンガラス31、第2プラテンガラス32、白色板33、キャリッジ34、光学系ユニット35、集光レンズ36、及びCCDセンサー(撮像素子)37等を備えている。
原稿搬送部20は、原稿給紙トレイ22に載置された原稿MSを1枚ずつ引出して、原稿MSが読取部30の白色板(背景部材)33及び第1プラテンガラス31の間に向けて搬送する。読取部30では、キャリッジ34及び光学系ユニット35をそれぞれ予め定められた搬送原稿読取位置に位置決めされている。この搬送原稿読取位置において、キャリッジ34の光源34Aの光を、第1プラテンガラス31を介して白色板33及び原稿MSに照射し、白色板33又は原稿MSで反射された光を各ミラー34B、35A、35Bで反射させて、集光レンズ36を通じてCCDセンサー37に入射させ、CCDセンサー37により白色板33又は原稿MSを主走査方向に延びるライン毎に繰り返し読取らせる。白色板33は、第1プラテンガラス31に対向する面に、白色の塗装が施されるか又は白色のシートが貼り付けられている。
次に、画像形成装置10の制御に係る構成について説明する。図3は、画像形成装置10の主要内部構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように画像形成装置10は、制御ユニット41、表示部42、操作部44、タッチパネル45、記憶部48、画像メモリー49、画像読取装置11、及び画像形成部12などを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信を可能とされている。
表示部42は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどから構成される。
操作部44は、例えば、表示部42の初期画面を呼び出すメニューキー、スタートキーなどを備え、ユーザーから画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。
表示部42の画面には、タッチパネル45が重ねられている。タッチパネル45は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル45に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置と共に検知し、表示部42の画面上のGUIなどに対するユーザーの指示を入力する。従って、タッチパネル45は、表示部42の画面に対するユーザー操作が入力される操作部としての役割を果たす。
記憶部48は、RAM、大容量のHDD(Hard Disk Drive)などからなり、各種のデータやプログラムを記憶している。
制御ユニット41は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、CPU(Central Processing Unit)、MPU、又はASIC等である。この制御ユニット41は、上記のROMまたは記憶部48に記憶されたプログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部51、表示制御部52、及び画像処理部54として機能する。なお、制御ユニット41の上記の各構成は、プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。また、制御部51は、特許請求の範囲における「制御部」に相当する。
制御部51は、画像形成装置10の全体的な動作制御を司る。表示制御部52は、表示部42を制御して、GUI、あるいは各種の情報などを表示させる。
画像処理部54は、CCDセンサー37のアナログ出力を入力して、このアナログ出力を画像データにD/A変換し、この画像データを画像メモリー49に記憶させる。更に、画像処理部54は、画像メモリー49内の画像データに対して、シェーディング補正、ガンマ補正、色収差補正などの様々な画像処理を施す。
また、画像処理部54は、第1検出部55及び第2検出部56を含む。
このような構成の画像形成装置10において、画像読取装置11の読取部30は、第1プラテンガラス31を通じて、図4に示すような原稿MSに応じた副走査方向長さを有する読取領域Rを読み取る。そして、この読取領域Rの画像を示す画像データが画像メモリー49に記憶される。
原稿MSの主走査方向幅が読取領域Rの主走査方向幅に一致する場合は、読取領域Rの画像に原稿MSの画像のみが含まれ、また原稿MSの主走査方向幅が読取領域Rの主走査方向幅よりも小さい場合は、読取領域Rの画像に原稿MSの画像だけではなく原稿MSの背景となる白色板33の画像が含まれる。
白色板33の光反射率は、原稿MSの白地部分の光反射率よりも十分に高く又は低く設定されており、例えば、画像読取装置11が原稿をカラー画像で読み取る場合、白色板33の画像濃度と原稿MSの画像濃度には主走査方向において差異が生じる。第2検出部56は、カラー画像の場合、画像メモリー49内の画像データによって示される読取領域Rの画像を、予め設定された濃度閾値に基づき白色板33の画像と原稿MSの画像に識別し、当該識別した白色板33の画像部分を白紙領域として検出する。
また、画像読取装置11が原稿をモノクロ画像で読み取る場合は、第2検出部56は、画像メモリー49内の画像データによって示される読取領域Rの画像における、空白領域(黒画像が存在しない領域であって、主走査方向に幅を有して、原稿MSの副走査方向長さと同一の副走査方向を有する矩形領域)を白紙領域とし、黒画像が存在する画像領域(主走査方向に幅を有して、原稿MSの副走査方向長さと同一の副走査方向を有する矩形領域)を原稿MSの画像とすることで、白紙領域を検出する。
なお、本実施形態では、第2検出部56は、読取領域Rの主走査方向において端部となる同一位置に、第1検出部55によって検出された副走査方向長さに亘ってある、画像が存在しない領域を白紙領域として検出するものとする。
第1検出部55は、上記読取領域Rの画像の原稿搬送方向長さを、該原稿MSの副走査方向長さLxとして検出する。すなわち、第1検出部55は、読取部30による原稿読取で得られた画像データが示す画像の副走査方向(原稿搬送方向)のサイズ(長さ)を、原稿MSの副走査方向長さLxとして検出する。
制御部51は、第1検出部55により検出された原稿MSの副走査方向長さLx、及び第2検出部56により検出される白紙領域の有無に基づき、原稿MSのサイズを判定する。
次に、そのような原稿MSのサイズの判定についてより詳しく説明する。制御部51は、原稿MSのサイズとして、例えば、複数の定型サイズと、ユーザーによって設定される複数の任意サイズ(不定型サイズ)とを記憶している。定型サイズは、例えば、副走査方向長さが350mm、主走査方向幅が216mmのレターサイズ等である。
制御部51は、任意のサイズについては、ユーザーにより設定される副走査方向長さ及び主走査方向幅を有するサイズを記憶している。ユーザーによる任意のサイズについての副走査方向長さ及び主走査方向幅の設定を説明する。図5は任意のサイズの設定を行う場合にユーザーにより操作される表示画面を示す図である。
ユーザーによる任意のサイズの設定時、表示制御部52は、表示部42に図5に例を示す調節画面Gを表示させる。調節画面Gでは、ユーザーによる操作に基づいて、任意サイズについて、その副走査方向長さと、当該副走査方向長さが適用される2つの主走査方向幅の設定を受け付けるための表示がされる。調節画面Gには、原稿サイズの自動判定についてオンオフを切り換える指示を受け付けるための切り替えスイッチ61、任意サイズの副走査方向長さの設定を受け付けるための副走査方向長さ記入欄62、任意サイズの主走査方向幅の設定を受け付けるための第1主走査方向幅記入欄63、任意サイズの更なる主走査方向幅の設定を受け付けるための第2主走査方向幅記入欄64、OKキー65、及びキャンセルキー66が表示されている。
ユーザーは、操作部44及びタッチパネル45を操作して、調節画面Gにおける切り替えスイッチ61のオンオフを切り替え、任意サイズの副走査方向長さを副走査方向長さ記入欄62に入力し、任意サイズの主走査方向幅を第1主走査方向幅記入欄63及び第2主走査方向幅記入欄64に入力し、OKキー65をタッチ操作する。制御部51は、OKキー65のタッチ操作に応答して、原稿MSのサイズ自動判定のオンオフ、副走査方向長さ記入欄62により入力された副走査方向長さ、第1主走査方向幅記入欄63及び第2主走査方向幅記入欄64により入力された主走査方向幅を、図6に示すようなデータテーブルDTに書き込む。すなわち、データテーブルDTには、同一の副走査方向長さを有して主走査方向幅が異なる2つの任意サイズが記憶される。なお、ここでは、任意サイズの副走査方向長さは、定型サイズの副走査方向長さとは異なる値が設定されるものとする。
本実施形態では、任意のサイズとして、図5及び図6に示すように、任意のサイズT1=副走査方向長さ280mm×主走査方向幅216mm、及び任意のサイズT2=副走査方向長さ280mm×主走査方向幅176mm、の2つのサイズがデータテーブルDTに記憶されているものとする。本実施形態では、記憶される任意サイズを2つとして説明する。
ここで、制御部51は、第1検出部55により検出された原稿MSの副走査方向長さLxが、いずれかの定型サイズの副走査方向長さに一致したときは、原稿MSが定型サイズであると判定する。
また、制御部51は、第1検出部55により検出された原稿MSの副走査方向長さLxが、いずれかの定型サイズの副走査方向長さに一致しない場合は、副走査方向長さLxが、ユーザーにより設定された任意のサイズの副走査方向長さ(上記例では280mm)であるかを判断する。制御部51は、原稿MSの当該副走査方向長さLxがユーザーにより設定された任意のサイズの副走査方向長さに一致すると判断した場合に、第2検出部56により検出される白紙領域の有無に基づき、原稿MSのサイズが、記憶している任意のサイズのいずれであるかを判定する。
ここで、第2検出部56は、読取領域Rにおける、ユーザーにより設定された任意のサイズT1の主走査方向幅の領域のうち、当該主走査方向に任意のサイズT2が存在しない領域R1(図4)において、白紙領域の検出を試みる。第2検出部56は、当該領域R1において、白紙領域が存在しなければ、白紙領域を検出しないことになる。
制御部51は、第2検出部56により白紙領域が検出されていれば、原稿MSのサイズは、主走査方向幅が短い(176mm)、任意のサイズT2であると判定する。また、制御部51は、第2検出部56により白紙領域が検出されていなければ、原稿MSのサイズは、主走査方向幅が長い(216mm)、任意のサイズT1であると判定する。
なお、本実施形態では、制御部51は、原稿MSのサイズ自動判定がオフに設定されてその旨がデータテーブルDTに書き込まれている場合、第2検出部56が白紙領域を検出しているか否かにかかわらず、原稿MSのサイズが任意のサイズT1であると判定する。この場合、制御部51は、3つ以上の任意のサイズを記憶しているときは、当該複数の任意のサイズのうち、主走査方向幅が最も大きいサイズを原稿MSのサイズとして判定する。これにより、ユーザーは、定型サイズではない、ユーザーにより設定された副走査方向長さを有する原稿MSの印刷に、当該副走査方向長さを有する最も大きいサイズの記録紙を用いることが可能になる。このため、原稿MSの主走査方向幅の違いに拘わらず、常に同じサイズの記録紙Pを用いて印刷することが可能である。
次に、原稿MSのサイズを判定するための処理手順を、図7に示すフローチャートを参照しつつ整理して説明する。ここでは、原稿搬送部20の原稿給紙トレイ22に、定型のレターサイズ、上記任意のサイズT1、及び上記任意のサイズT2の3つのサイズの原稿MSが混載され、これら各原稿MSが順次に、読取部30の白色板33及び第1プラテンガラス31の間に向けて搬送されるものとする。
まず、ユーザーが、サイズの異なる複数の原稿MSを重ねて原稿搬送部20の原稿給紙トレイ22に載置し、操作部44を操作して原稿読取指示を入力すると、制御部51は、原稿搬送部20に各原稿MSを1枚ずつ順次搬送させる。搬送原稿読取位置において読取部30により原稿MSを含む読取領域Rを読み取らせる。なお、読取領域Rの副走査方向長さは、原稿MSの副走査方向長さに一致し、読取領域Rの主走査方向幅は、読取部30が読取可能な主走査方向幅に一致するように、読取部30が読取動作を行う。また、本実施形態では、読取部30が読取可能な主走査方向幅は、レターサイズの主走査方向幅216mmである場合を例にして説明する。制御部51は、読取部30による読取で得られた原稿MSを含む読取領域Rの画像を示す画像データを画像メモリー49に記憶させる(S101)。
続いて、第1検出部55は、画像メモリー49内の画像データによって示される読取領域Rの画像から、当該原稿MSの副走査方向長さLxを検出する(S102)。
ここで、制御部51は、S102で検出された副走査方向長さLxが、記憶している各定型サイズの副走査方向長さ、又は任意のサイズT1,T2の副走査方向長さのいずれに一致するかを判断する(S103)。
制御部51は、原稿MSの副走査方向長さLxが定型サイズの副走査方向長さに一致すると判定すると(S103で「定型サイズ」)、記憶している複数の定型サイズのうちから、当該副走査方向長さLxを有する定型サイズを判別し、当該定型サイズを原稿MSのサイズとして判定する(S110)。
また、制御部51は、原稿MSの副走査方向長さLxが任意のサイズT1,T2の副走査方向長さに一致すると判定した場合は(S103で「任意のサイズ」)、上記データテーブルDTから、原稿MSのサイズ自動判定がオン又はオフのいずれで記憶されているかを判断し、サイズ自動判定がオフであると判断した場合は(S104「オフ」)、原稿MSのサイズは、主走査方向幅が長い216mmの方の任意のサイズT1であると判定する(S111)。
一方、制御部51が、上記データテーブルDTに原稿MSのサイズ自動判定がオンで記憶されていると判断した場合(S104「オン」)、第2検出部56は、画像メモリー49内の画像データによって示される読取領域Rの画像から白紙領域を検出する(S105)。
制御部51は、S105において第2検出部56により白紙領域が検出されていると判断した場合(S106「有」)、原稿MSのサイズは、主走査方向幅が短い方の任意のサイズT2であると判定する(S107)。
また、制御部51は、S105において第2検出部56により白紙領域が検出されていないと判断した場合(S106「無」)、原稿MSのサイズは、主走査方向幅が長い方の任意のサイズT1であると判定する(S111)。
なお、制御部51は、S107及びS111において原稿のサイズが当該複数のサイズのいずれであるかを判定した場合、まずは当該判定結果を表示部42に表示させ、操作部44にユーザーから当該判定結果を承認する承認指示が入力された場合に、当該判定を確定するようにしてもよい。
このように、制御部51が原稿MSのサイズを判定すると、制御部51は、この判定した原稿MSのサイズと同じサイズの記録紙Pが収容されている給紙カセット71,72及び手差しトレイ9のいずれかから、記録紙を画像形成部12に供給させる。例えば、給紙カセット71には定型サイズレターサイズの記録紙P、給紙カセット72には任意のサイズT1の記録紙P、手差しトレイ9には任意のサイズT2の記録紙Pが収容されている。画像形成部12は、原稿MSの画像を、供給される記録紙Pに記録する。なお、画像処理部54は、上記白紙領域が検出されている場合は、読取領域Rの画像から上記白紙領域の画像を除去し、制御部51は、当該読取領域Rから白紙領域の画像が除去されてなる原稿MSの画像を画像形成部12に記録させる。
以上、本実施形態では、定型サイズを副走査方向長さのみに基づき判定し、また、任意サイズT1,T2を副走査方向長さ及び上記白紙領域の有無に基づき判定する。これにより、原稿搬送部20に混載された定型サイズ及び不定型サイズの原稿MSについて、原稿MSのサイズが定型サイズの場合は勿論、原稿MSが不定型の任意のサイズの原稿であっても、原稿のサイズを判定することが可能になる。
尚、上記実施形態では、第1検出部55は、画像メモリー49に記憶されている画像データが示す画像に基いて、原稿MSの副走査方向長さを検出しているが、上記のように原稿搬送部20により原稿MSを副走査方向Xに搬送しつつ、読取部30により原稿MSの画像を読取る場合は、原稿MSの搬送経路に設けられた光学式センサー(図示せず)により原稿MSの先端及び後端を検出し、第1検出部55が、原稿MSの先端及び後端の検出時点と原稿MSの搬送速度に基づき原稿MSの副走査方向長さを検出するものとしてもよい。
また、上記実施形態では、データテーブルDTには、記憶される任意サイズが2つであるものとしているが、3つ以上の任意サイズを記憶するものとしても構わない(但し、副走査方向長さは共通とする)。3つ以上の上記任意サイズがデータテーブルDTに記憶されている場合には、制御部51は、第2検出部56により白紙領域が有ると検出された場合、当該3つ以上のサイズのうち、主走査方向幅が最も大きいサイズを、原稿のサイズとして判定する。
また、図1乃至図7を用いて説明した上記実施形態及び変形例の構成及び処理は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
10 画像形成装置
11 画像読取装置
12 画像形成部
41 制御ユニット
42 表示部
44 操作部
45 タッチパネル
48 記憶部
49 画像メモリー
51 制御部
52 表示制御部
54 画像処理部
55 第1検出部
56 第2検出部

Claims (7)

  1. 原稿を含む予め定められた読取領域を読取る読取部と、
    前記読取部による読取で得られた原稿画像に基づいて、前記原稿についてその搬送方向である副走査方向における長さを検出する第1検出部と、
    前記読取部により読取られた前記読取領域の画像から、主走査方向において画像が存在しない白紙領域を検出する第2検出部と、
    予め設定された複数のサイズのうちに、異なる主走査方向幅を有して、前記第1検出部により検出された前記原稿の副走査方向長さを共通して有する複数のサイズがある場合に、前記第2検出部により検出された前記白紙領域の有無に基づき、前記原稿のサイズが当該複数のサイズのいずれであるかを判定する制御部と、を備える画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記第2検出部により前記白紙領域が有ると検出された場合、前記複数のサイズのうち、主走査方向幅が最も大きいサイズを、前記原稿のサイズとして判定する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記複数のサイズについて、共通する副走査方向長さと、それぞれに異なる主走査方向幅を設定する指示が入力される操作部を備え、
    前記制御部は、前記第2検出部により検出された前記白紙領域の有無に基づき、前記操作部に入力された指示が示す主走査方向幅のいずれかを、前記原稿についての主走査方向幅と判定することで、前記原稿のサイズが当該複数のサイズのいずれであるかを判定する請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 表示部を更に備え、
    前記制御部は、前記原稿のサイズが当該複数のサイズのいずれであるかを示す判定結果を前記表示部に表示させ、前記操作部にユーザーから承認指示が入力された場合に、当該判定を確定する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記第2検出部により検出された前記白紙領域に基づく前記原稿のサイズの判定をオンオフする指示が入力される操作部を備え、
    前記制御部は、前記操作部に前記原稿のサイズの判定をオフにする指示が入力されたとき、前記第2検出部により検出される前記白紙領域の有無にかかわらず、前記複数のサイズのうち、主走査方向幅が最も大きいサイズを、前記原稿のサイズとして判定する請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記第2検出部は、前記読取領域の主走査方向において端部となる同一位置に、前記第1検出部によって検出された副走査方向長さに亘ってある、画像が存在しない領域を白紙領域として検出する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置により読取られた原稿の画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備えた画像形成装置。
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