JPH09116705A - スキュー検出装置 - Google Patents
スキュー検出装置Info
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- JPH09116705A JPH09116705A JP7271275A JP27127595A JPH09116705A JP H09116705 A JPH09116705 A JP H09116705A JP 7271275 A JP7271275 A JP 7271275A JP 27127595 A JP27127595 A JP 27127595A JP H09116705 A JPH09116705 A JP H09116705A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原稿移動型の画像読み込み方式を採用した画
像読み取り装置において、画像読み込みの途中でスキュ
ー量が変化した場合に、これを検出することにより、歪
んだ画像が読み込まれたままの状態となることを防止可
能な画像読み取り装置のスキュー検出装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 原稿の搬送路上に、当該原稿の送り方向と交
差する方向に設けられた少なくとも2個の原稿検出手段
と、前記少なくとも一方の原稿検出手段が原稿を検出す
る検出時間の差を計測する計測手段と、前記計測手段に
より計測された時間の差に応じて、当該画像読み取り装
置が接続された装置を制御する制御手段とを有するよう
に構成した。
像読み取り装置において、画像読み込みの途中でスキュ
ー量が変化した場合に、これを検出することにより、歪
んだ画像が読み込まれたままの状態となることを防止可
能な画像読み取り装置のスキュー検出装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 原稿の搬送路上に、当該原稿の送り方向と交
差する方向に設けられた少なくとも2個の原稿検出手段
と、前記少なくとも一方の原稿検出手段が原稿を検出す
る検出時間の差を計測する計測手段と、前記計測手段に
より計測された時間の差に応じて、当該画像読み取り装
置が接続された装置を制御する制御手段とを有するよう
に構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真式複写機や
ファクシミリ等の画像形成装置や画像記憶装置に使用さ
れる画像読み取り装置のスキュー検出装置に関し、特に
画像読み込み中にスキュー量が変化してしまうような異
常な原稿送りを検出するスキュー検出装置に関するもの
である。
ファクシミリ等の画像形成装置や画像記憶装置に使用さ
れる画像読み取り装置のスキュー検出装置に関し、特に
画像読み込み中にスキュー量が変化してしまうような異
常な原稿送りを検出するスキュー検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真式複写機やファクシ
ミリ等の画像形成装置や画像記憶装置としては、原稿を
搬送しつつ当該原稿の画像を画像読み取り装置によって
読み取るように構成したものがある。このような画像読
み取り装置においては、原稿を搬送する際に、原稿の斜
め送り(以下、「スキュー」という)が発生すると、原
稿の画像を適正な状態で読み取ることができなくなるた
め、原稿のスキューは、非常に深刻な問題である。つま
り、上記電子写真式複写機等の画像形成装置では、原稿
のスキューが発生すると、複写された原稿の画像が斜め
になり見栄えが悪いばかりでなく、特に原稿のスキュー
量が大きいと画像の欠落が発生する虞れがある。また、
上記電子写真式複写機では、コピーを目視で確認できる
ため、画像の欠落が発生した場合には、再度コピーをと
ることができるが、画像を読み取って電子情報として記
憶するタイプの装置においては更に問題が大きい。すな
わち、原稿の画像を読み取って電子情報として記憶する
タイプの装置においては、コピーを目視で確認すること
ができないため、欠落した情報を読み込んだことに気が
つかいないと、二度と正しい情報を呼び出すことができ
なくなる。
ミリ等の画像形成装置や画像記憶装置としては、原稿を
搬送しつつ当該原稿の画像を画像読み取り装置によって
読み取るように構成したものがある。このような画像読
み取り装置においては、原稿を搬送する際に、原稿の斜
め送り(以下、「スキュー」という)が発生すると、原
稿の画像を適正な状態で読み取ることができなくなるた
め、原稿のスキューは、非常に深刻な問題である。つま
り、上記電子写真式複写機等の画像形成装置では、原稿
のスキューが発生すると、複写された原稿の画像が斜め
になり見栄えが悪いばかりでなく、特に原稿のスキュー
量が大きいと画像の欠落が発生する虞れがある。また、
上記電子写真式複写機では、コピーを目視で確認できる
ため、画像の欠落が発生した場合には、再度コピーをと
ることができるが、画像を読み取って電子情報として記
憶するタイプの装置においては更に問題が大きい。すな
わち、原稿の画像を読み取って電子情報として記憶する
タイプの装置においては、コピーを目視で確認すること
ができないため、欠落した情報を読み込んだことに気が
つかいないと、二度と正しい情報を呼び出すことができ
なくなる。
【0003】一般に、上記画像読み取り装置の原稿搬送
機構でスキューが発生する原因としては、原稿を搬送す
る複数の搬送ロール間で原稿の受渡しを行う際に、搬送
ロール間に生じる速度差や搬送力差、搬送ロールの磨耗
等によるサイズの違いに起因する搬送力のバランスの差
などが挙げられる。また、スキューが発生する原稿側の
原因としては、原稿の様々な状態、例えばカール、折
れ、しわ等が挙げられる。このように、原稿のスキュー
は種々の原因によって発生するため、スキューの発生を
完全に防止することは難しい。
機構でスキューが発生する原因としては、原稿を搬送す
る複数の搬送ロール間で原稿の受渡しを行う際に、搬送
ロール間に生じる速度差や搬送力差、搬送ロールの磨耗
等によるサイズの違いに起因する搬送力のバランスの差
などが挙げられる。また、スキューが発生する原稿側の
原因としては、原稿の様々な状態、例えばカール、折
れ、しわ等が挙げられる。このように、原稿のスキュー
は種々の原因によって発生するため、スキューの発生を
完全に防止することは難しい。
【0004】そこで、従来から上記画像読み取り装置に
おいては、例えば、特開平2−31558号公報等に開
示されているように、スキューを検出してこれを補正す
る技術が既に提案されている。
おいては、例えば、特開平2−31558号公報等に開
示されているように、スキューを検出してこれを補正す
る技術が既に提案されている。
【0005】この特開平2−31558号公報に係る画
像データの傾き補正方法は、搬送中の原稿の画像データ
の読み取りを行い、該読み取った画像データの傾きを補
正する画像データの傾き補正方法において、該原稿の搬
送方向と直角方向に所定間隔をおいた少なくとも2つの
原稿先端検出センサを設け、該2つの原稿先端検出セン
サによる先端検出時間の差により原稿ずれ量を検出し、
該原稿ずれ量を前記センサ間隔で除算することにより原
稿の傾き角度を演算し、この傾き角度を用いて画像編集
(イメージローテーション)等を施して画像データの傾
きを補正するように構成したものである。
像データの傾き補正方法は、搬送中の原稿の画像データ
の読み取りを行い、該読み取った画像データの傾きを補
正する画像データの傾き補正方法において、該原稿の搬
送方向と直角方向に所定間隔をおいた少なくとも2つの
原稿先端検出センサを設け、該2つの原稿先端検出セン
サによる先端検出時間の差により原稿ずれ量を検出し、
該原稿ずれ量を前記センサ間隔で除算することにより原
稿の傾き角度を演算し、この傾き角度を用いて画像編集
(イメージローテーション)等を施して画像データの傾
きを補正するように構成したものである。
【0006】一方、最近では、デジタル方式の複写機と
組み合わせて使用される画像読み取り装置として、原稿
移動型の画像読み込み(CVT:Constant Velocity
Transport)方式を採用したものが製品化されてきてい
る。すなわち、この原稿移動型の画像読み込み方式を採
用した画像読み取り装置は、静止した読み取り部の上を
原稿を移動させることにより画像を読み込むもので、従
来のように、静止した原稿を読み取り部を往復移動させ
て画像を読み込むものに比べ、比較的低速で高生産性が
上げられる、消費電力が少なくできる、原稿送り装置の
構成が簡単になる等のメリットがある。
組み合わせて使用される画像読み取り装置として、原稿
移動型の画像読み込み(CVT:Constant Velocity
Transport)方式を採用したものが製品化されてきてい
る。すなわち、この原稿移動型の画像読み込み方式を採
用した画像読み取り装置は、静止した読み取り部の上を
原稿を移動させることにより画像を読み込むもので、従
来のように、静止した原稿を読み取り部を往復移動させ
て画像を読み込むものに比べ、比較的低速で高生産性が
上げられる、消費電力が少なくできる、原稿送り装置の
構成が簡単になる等のメリットがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記のような原稿移動型の画像読み込み方式を
採用した画像読み取り装置においては、原稿のスキュー
の問題はさらに重要であり、例えば原稿の搬送途中でス
キュー量が変化すると、歪んだ画像が読み込まれてしま
うという問題点がある。この場合には、前述した特開平
2−31558号公報に提案されているように、イメー
ジローテーション等を施しても、補正することができな
くなってしまう。つまり、原稿の搬送途中でスキュー量
が変化した場合には、原稿の傾斜角度が不連続的または
連続的に変化するため、原稿の傾き角度を演算して、こ
の傾き角度を用いて画像編集(イメージローテーショ
ン)等を施しても、スキューした原稿の画像を補正する
ことができず、歪んだ画像が読み込まれてしまうことに
なる。しかも、上記原稿移動型の画像読み込み方式を採
用した画像読み取り装置を、原稿の画像を一時記憶して
から画像の複写や転送等を行う画像処理装置と組み合わ
せた装置の場合には、歪んだ画像が読み込まれたことに
すぐに気付かないことが多いため、歪んだ画像がそのま
ま転送されたり、コピーが全て終了してしばらく経過し
た後にコピー不良に気付き、再度コピーをとりなおすと
いう操作が必要となり、操作が繁雑となるという問題点
もあった。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記のような原稿移動型の画像読み込み方式を
採用した画像読み取り装置においては、原稿のスキュー
の問題はさらに重要であり、例えば原稿の搬送途中でス
キュー量が変化すると、歪んだ画像が読み込まれてしま
うという問題点がある。この場合には、前述した特開平
2−31558号公報に提案されているように、イメー
ジローテーション等を施しても、補正することができな
くなってしまう。つまり、原稿の搬送途中でスキュー量
が変化した場合には、原稿の傾斜角度が不連続的または
連続的に変化するため、原稿の傾き角度を演算して、こ
の傾き角度を用いて画像編集(イメージローテーショ
ン)等を施しても、スキューした原稿の画像を補正する
ことができず、歪んだ画像が読み込まれてしまうことに
なる。しかも、上記原稿移動型の画像読み込み方式を採
用した画像読み取り装置を、原稿の画像を一時記憶して
から画像の複写や転送等を行う画像処理装置と組み合わ
せた装置の場合には、歪んだ画像が読み込まれたことに
すぐに気付かないことが多いため、歪んだ画像がそのま
ま転送されたり、コピーが全て終了してしばらく経過し
た後にコピー不良に気付き、再度コピーをとりなおすと
いう操作が必要となり、操作が繁雑となるという問題点
もあった。
【0008】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、原稿移動型の画像読み込み方式を採用した画像
読み取り装置において、画像読み込みの途中でスキュー
量が変化した場合に、これを検出することにより、歪ん
だ画像が読み込まれたままの状態となることを防止可能
な画像読み取り装置のスキュー検出装置を提供すること
にある。
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、原稿移動型の画像読み込み方式を採用した画像
読み取り装置において、画像読み込みの途中でスキュー
量が変化した場合に、これを検出することにより、歪ん
だ画像が読み込まれたままの状態となることを防止可能
な画像読み取り装置のスキュー検出装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載のスキュー検出装置は、読み取り部に対して原稿を相
対的に移動させながら、原稿の画像情報を読み取る画像
読み取り装置において、上記原稿の搬送路上に、当該原
稿の送り方向と交差する方向に設けられた少なくとも2
個の原稿検出手段と、前記少なくとも一方の原稿検出手
段が原稿を検出する検出時間の差を計測する計測手段
と、前記計測手段により計測された時間の差に応じて、
当該画像読み取り装置が接続された装置を制御する制御
手段とを有するように構成されている。
載のスキュー検出装置は、読み取り部に対して原稿を相
対的に移動させながら、原稿の画像情報を読み取る画像
読み取り装置において、上記原稿の搬送路上に、当該原
稿の送り方向と交差する方向に設けられた少なくとも2
個の原稿検出手段と、前記少なくとも一方の原稿検出手
段が原稿を検出する検出時間の差を計測する計測手段
と、前記計測手段により計測された時間の差に応じて、
当該画像読み取り装置が接続された装置を制御する制御
手段とを有するように構成されている。
【0010】また、この発明の請求項2に記載のスキュ
ー検出装置は、前記計測手段により計測された時間の差
が一定値を越えた場合に、当該画像読み取り装置が接続
された装置に対して警告を行うように構成されている。
ー検出装置は、前記計測手段により計測された時間の差
が一定値を越えた場合に、当該画像読み取り装置が接続
された装置に対して警告を行うように構成されている。
【0011】さらに、この発明の請求項3に記載のスキ
ュー検出装置は、前記計測手段により計測された時間の
差が一定値以内であり、かつ当該計測手段により計測さ
れた時間が、予め設定された基準値よりも大きい場合に
は、前記計測手段により計測された時間よりスキューの
傾きを求め、画像編集手段によりその傾きに応じた角度
分だけ画像情報を回転させ、当該画像読み取り装置が接
続された装置に画像情報を出力するように構成されてい
る。
ュー検出装置は、前記計測手段により計測された時間の
差が一定値以内であり、かつ当該計測手段により計測さ
れた時間が、予め設定された基準値よりも大きい場合に
は、前記計測手段により計測された時間よりスキューの
傾きを求め、画像編集手段によりその傾きに応じた角度
分だけ画像情報を回転させ、当該画像読み取り装置が接
続された装置に画像情報を出力するように構成されてい
る。
【0012】また、この発明の請求項4に記載のスキュ
ー検出装置は、前記原稿検出手段の1つが原稿サイズ検
出手段であり、当該原稿サイズ検出手段により検出され
た原稿サイズと、前記計測手段により計測された時間の
差に基づいて、スキューの傾きを求めるように構成され
ている。
ー検出装置は、前記原稿検出手段の1つが原稿サイズ検
出手段であり、当該原稿サイズ検出手段により検出され
た原稿サイズと、前記計測手段により計測された時間の
差に基づいて、スキューの傾きを求めるように構成され
ている。
【0013】
【作用】この発明の請求項1に記載のスキュー検出装置
においては、原稿の搬送路上に、当該原稿の送り方向と
交差する方向に設けられた少なくとも2個の原稿検出手
段と、前記少なくとも一方の原稿検出手段が原稿を検出
する検出時間の差を計測する計測手段と、前記計測手段
により計測された時間の差に応じて、当該画像読み取り
装置が接続された装置を制御する制御手段とを有するよ
うに構成されているので、少なくとも2個の原稿検出手
段によって原稿の先端及び後端等を検出するとともに、
少なくとも一方の原稿検出手段が原稿を検出する検出時
間の差を計測手段によって検出し、前記計測手段により
計測された時間の差に応じて、原稿のスキュー量が原稿
の画像の読み取り中に変化したか否かを制御手段によっ
て判別し、原稿のスキュー量が読み取り中に変化した場
合には、制御手段によって当該画像読み取り装置が接続
された装置を制御することにより、歪んだ画像が読み込
まれたままの状態となることを防止するようになってい
る。
においては、原稿の搬送路上に、当該原稿の送り方向と
交差する方向に設けられた少なくとも2個の原稿検出手
段と、前記少なくとも一方の原稿検出手段が原稿を検出
する検出時間の差を計測する計測手段と、前記計測手段
により計測された時間の差に応じて、当該画像読み取り
装置が接続された装置を制御する制御手段とを有するよ
うに構成されているので、少なくとも2個の原稿検出手
段によって原稿の先端及び後端等を検出するとともに、
少なくとも一方の原稿検出手段が原稿を検出する検出時
間の差を計測手段によって検出し、前記計測手段により
計測された時間の差に応じて、原稿のスキュー量が原稿
の画像の読み取り中に変化したか否かを制御手段によっ
て判別し、原稿のスキュー量が読み取り中に変化した場
合には、制御手段によって当該画像読み取り装置が接続
された装置を制御することにより、歪んだ画像が読み込
まれたままの状態となることを防止するようになってい
る。
【0014】また、この発明の請求項2に記載のスキュ
ー検出装置においては、前記計測手段により計測された
時間の差が一定値を越えた場合に、当該画像読み取り装
置が接続された装置に対して警告を行うように構成され
ているので、原稿のスキュー量が読み取り中に変化した
場合には、警告を行うことにより、歪んだ画像が読み込
まれたままの状態となることを確実に防止することがで
きるようになっている。
ー検出装置においては、前記計測手段により計測された
時間の差が一定値を越えた場合に、当該画像読み取り装
置が接続された装置に対して警告を行うように構成され
ているので、原稿のスキュー量が読み取り中に変化した
場合には、警告を行うことにより、歪んだ画像が読み込
まれたままの状態となることを確実に防止することがで
きるようになっている。
【0015】さらに、この発明の請求項3に記載のスキ
ュー検出装置においては、前記計測手段により計測され
た時間の差が一定値以内であり、かつ当該計測手段によ
り計測された時間が、予め設定された基準値よりも大き
い場合には、前記計測手段により計測された時間よりス
キューの傾きを求め、画像編集手段によりその傾きに応
じた角度分だけ画像情報を回転させ、当該画像読み取り
装置が接続された装置に画像情報を出力するように構成
されているので、原稿のスキュー量が読み取り中に変化
せず、しかもスキュー量が一定値以内の場合には、画像
編集手段によりスキューの傾きに応じた角度分だけ画像
情報を回転させて画像情報を出力することにより、原稿
のスキューが発生してもこれを補正して、適正な状態で
原稿の画像を読み取ることが可能となる。
ュー検出装置においては、前記計測手段により計測され
た時間の差が一定値以内であり、かつ当該計測手段によ
り計測された時間が、予め設定された基準値よりも大き
い場合には、前記計測手段により計測された時間よりス
キューの傾きを求め、画像編集手段によりその傾きに応
じた角度分だけ画像情報を回転させ、当該画像読み取り
装置が接続された装置に画像情報を出力するように構成
されているので、原稿のスキュー量が読み取り中に変化
せず、しかもスキュー量が一定値以内の場合には、画像
編集手段によりスキューの傾きに応じた角度分だけ画像
情報を回転させて画像情報を出力することにより、原稿
のスキューが発生してもこれを補正して、適正な状態で
原稿の画像を読み取ることが可能となる。
【0016】また、この発明の請求項4に記載のスキュ
ー検出装置においては、前記原稿検出手段の1つが原稿
サイズ検出手段であり、当該原稿サイズ検出手段により
検出された原稿サイズと、前記計測手段により計測され
た時間の差に基づいて、スキューの傾きを求めるように
構成されているので、原稿サイズ検出手段の検出情報
と、他方の原稿検出手段によって原稿の先端及び後端等
を検出する検出時間の差とに基づいて、原稿のスキュー
量が原稿の画像の読み取り中に変化したか否かを制御手
段によって判別することができ、原稿のスキュー量が読
み取り中に変化した場合には、歪んだ画像が読み込まれ
たままの状態となることを防止することができる。
ー検出装置においては、前記原稿検出手段の1つが原稿
サイズ検出手段であり、当該原稿サイズ検出手段により
検出された原稿サイズと、前記計測手段により計測され
た時間の差に基づいて、スキューの傾きを求めるように
構成されているので、原稿サイズ検出手段の検出情報
と、他方の原稿検出手段によって原稿の先端及び後端等
を検出する検出時間の差とに基づいて、原稿のスキュー
量が原稿の画像の読み取り中に変化したか否かを制御手
段によって判別することができ、原稿のスキュー量が読
み取り中に変化した場合には、歪んだ画像が読み込まれ
たままの状態となることを防止することができる。
【0017】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0018】図1及び図2はこの発明に係るスキュー検
出装置を適用した画像読み取り装置の一実施例を示す概
略断面図及び概略平面図である。
出装置を適用した画像読み取り装置の一実施例を示す概
略断面図及び概略平面図である。
【0019】図において、1は原稿トレイ2上にセット
された複数枚の原稿を示すものであり、この原稿1は、
給紙ベルト3及び分離ロール4によって1枚ずつ分離さ
れた状態で、搬送ロール5に送られる。その後、上記原
稿1は、搬送ロール5によってプラテンガラス7へ送ら
れるが、この部分にはプラテンガラス7より一定の間隔
が確保できるようにバックプラテン8が配置されてお
り、原稿1の動きを規制している。さらに、原稿1は、
読み取り手段6によって画像が読み取られた後、排出ロ
ール9によって排出原稿受け10に排出され、これを繰
り返し一連の原稿1の読み取り動作が終了する。このと
き、上記搬送ロール5と排出ロール9の搬送速度は、倍
率に応じた一定速度にコントロールされている。また、
ブック物や大判原稿等の原稿送り機構で扱うことのでき
ない原稿は、マニュアルプラテン12上にセットするこ
とにより、読み取り手段6が移動してきて原稿の画像を
読み取るようになっている。
された複数枚の原稿を示すものであり、この原稿1は、
給紙ベルト3及び分離ロール4によって1枚ずつ分離さ
れた状態で、搬送ロール5に送られる。その後、上記原
稿1は、搬送ロール5によってプラテンガラス7へ送ら
れるが、この部分にはプラテンガラス7より一定の間隔
が確保できるようにバックプラテン8が配置されてお
り、原稿1の動きを規制している。さらに、原稿1は、
読み取り手段6によって画像が読み取られた後、排出ロ
ール9によって排出原稿受け10に排出され、これを繰
り返し一連の原稿1の読み取り動作が終了する。このと
き、上記搬送ロール5と排出ロール9の搬送速度は、倍
率に応じた一定速度にコントロールされている。また、
ブック物や大判原稿等の原稿送り機構で扱うことのでき
ない原稿は、マニュアルプラテン12上にセットするこ
とにより、読み取り手段6が移動してきて原稿の画像を
読み取るようになっている。
【0020】ところで、この実施例では、原稿の搬送路
上に、当該原稿の送り方向と交差する方向に設けられた
少なくとも2個の原稿検出手段と、前記少なくとも一方
の原稿検出手段が原稿を検出する検出時間の差を計測す
る計測手段と、前記計測手段により計測された時間の差
に応じて、当該画像読み取り装置が接続された装置を制
御する制御手段とを有するように構成されている。
上に、当該原稿の送り方向と交差する方向に設けられた
少なくとも2個の原稿検出手段と、前記少なくとも一方
の原稿検出手段が原稿を検出する検出時間の差を計測す
る計測手段と、前記計測手段により計測された時間の差
に応じて、当該画像読み取り装置が接続された装置を制
御する制御手段とを有するように構成されている。
【0021】すなわち、この実施例では、図1及び図2
に示すように、上記搬送ロール5とバックプラテン8と
の間に、原稿1の送り方向と直交する方向に所定の間隔
をおいて2個のスキュー検知センサ11、11が配置さ
れている。これらのスキュー検知センサ11、11とし
ては、例えば、光学的に原稿1の先端及び後端を検知す
る反射型の光センサが用いられる。なお、スキュー検知
センサ11、11としては、CCD等を用いるようにし
ても良い。また、上記スキュー検知センサ11、11
は、最小サイズの原稿1の幅よりも狭い所定の間隔を隔
てて、幅方向の中央部を基準に配置されている。上記ス
キュー検知センサ11、11からの信号は、図3に示す
ように、計測手段と制御手段とを兼ねるCPU12に入
力され、このCPU12では、2個のスキュー検知セン
サ11、11が原稿の先端を検出する検出時間の差を計
測するとともに、2個のスキュー検知センサ11、11
が原稿1の後端を検出する検出時間の差を計測する。ま
た、上記CPU12は、原稿の先端を検出する検出時間
の差と、原稿1の後端を検出する検出時間の差に応じ
て、当該画像読み取り装置が接続された画像形成装置1
3を制御するように構成されている。
に示すように、上記搬送ロール5とバックプラテン8と
の間に、原稿1の送り方向と直交する方向に所定の間隔
をおいて2個のスキュー検知センサ11、11が配置さ
れている。これらのスキュー検知センサ11、11とし
ては、例えば、光学的に原稿1の先端及び後端を検知す
る反射型の光センサが用いられる。なお、スキュー検知
センサ11、11としては、CCD等を用いるようにし
ても良い。また、上記スキュー検知センサ11、11
は、最小サイズの原稿1の幅よりも狭い所定の間隔を隔
てて、幅方向の中央部を基準に配置されている。上記ス
キュー検知センサ11、11からの信号は、図3に示す
ように、計測手段と制御手段とを兼ねるCPU12に入
力され、このCPU12では、2個のスキュー検知セン
サ11、11が原稿の先端を検出する検出時間の差を計
測するとともに、2個のスキュー検知センサ11、11
が原稿1の後端を検出する検出時間の差を計測する。ま
た、上記CPU12は、原稿の先端を検出する検出時間
の差と、原稿1の後端を検出する検出時間の差に応じ
て、当該画像読み取り装置が接続された画像形成装置1
3を制御するように構成されている。
【0022】以上の構成において、この実施例に係る原
稿読み取り装置では、次のようにして、原稿移動型の画
像読み込み方式を採用した画像読み取り装置において、
画像読み込みの途中でスキュー量が変化した場合に、こ
れを検出することにより、歪んだ画像が読み込まれたま
まの状態となることを防止するようになっている。
稿読み取り装置では、次のようにして、原稿移動型の画
像読み込み方式を採用した画像読み取り装置において、
画像読み込みの途中でスキュー量が変化した場合に、こ
れを検出することにより、歪んだ画像が読み込まれたま
まの状態となることを防止するようになっている。
【0023】すなわち、上記実施例に係る原稿読み取り
装置では、図1及び図2に示すように、原稿トレイ2上
にセットされた原稿1を、給紙ベルト3と分離ロール
4、更には搬送ロール5及び排出ロール9によって一定
の速度で搬送する間に、当該原稿1の画像が読み取り手
段6によって読み取られる。その際、上記原稿1の先端
及び後端は、搬送ロール5とバックプラテン8との間の
配置された2個のスキュー検知センサ11、11によっ
て検出される。
装置では、図1及び図2に示すように、原稿トレイ2上
にセットされた原稿1を、給紙ベルト3と分離ロール
4、更には搬送ロール5及び排出ロール9によって一定
の速度で搬送する間に、当該原稿1の画像が読み取り手
段6によって読み取られる。その際、上記原稿1の先端
及び後端は、搬送ロール5とバックプラテン8との間の
配置された2個のスキュー検知センサ11、11によっ
て検出される。
【0024】ところで、正常な動作すなわち、図4に示
すように、スキューの発生しない状態でのスキュー検知
センサ11、11の信号レベルは、図5に示すように、
原稿1の先端を検知したときに2つのスキュー検知セン
サ11、11が同時にON状態となるとともに、原稿1
の後端を検知したときに2つのスキュー検知センサ1
1、11が同時にOFF状態となる。
すように、スキューの発生しない状態でのスキュー検知
センサ11、11の信号レベルは、図5に示すように、
原稿1の先端を検知したときに2つのスキュー検知セン
サ11、11が同時にON状態となるとともに、原稿1
の後端を検知したときに2つのスキュー検知センサ1
1、11が同時にOFF状態となる。
【0025】これに対して、図6に示すように、原稿1
にスキューが発生すると、スキュー検知センサ11、1
1の出力信号には、図7に示すように、原稿1の先端を
検知して2つのスキュー検知センサ11、11がON状
態となるタイミングがスキュー量に応じた時間T1 だけ
ずれるとともに、原稿1の後端を検知して2つのスキュ
ー検知センサ11、11がOFF状態となるタイミング
もスキュー量に応じた時間T2 だけずれることになる。
にスキューが発生すると、スキュー検知センサ11、1
1の出力信号には、図7に示すように、原稿1の先端を
検知して2つのスキュー検知センサ11、11がON状
態となるタイミングがスキュー量に応じた時間T1 だけ
ずれるとともに、原稿1の後端を検知して2つのスキュ
ー検知センサ11、11がOFF状態となるタイミング
もスキュー量に応じた時間T2 だけずれることになる。
【0026】CPU12では、図8のステップ1及び2
に示すように、2つのスキュー検知センサ11、11に
よって原稿1の先端及び後端を検知し、これら2つのス
キュー検知センサ11、11が原稿1の先端を検知する
タイミングのずれT1 と原稿1の搬送速度V1 から、ス
キュー量S1 =V1 ×T1 又は時間差T1 そのものが演
算により求められる。次いで、CPU12では、2つの
スキュー検知センサ11、11が原稿1の後端を検知す
るタイミングのずれT2 と原稿1の搬送速度V 1 から、
スキュー量S2 =V1 ×T2 又は時間差T2 そのものが
演算により求められる。
に示すように、2つのスキュー検知センサ11、11に
よって原稿1の先端及び後端を検知し、これら2つのス
キュー検知センサ11、11が原稿1の先端を検知する
タイミングのずれT1 と原稿1の搬送速度V1 から、ス
キュー量S1 =V1 ×T1 又は時間差T1 そのものが演
算により求められる。次いで、CPU12では、2つの
スキュー検知センサ11、11が原稿1の後端を検知す
るタイミングのずれT2 と原稿1の搬送速度V 1 から、
スキュー量S2 =V1 ×T2 又は時間差T2 そのものが
演算により求められる。
【0027】次に、上記CPU12は、図8のステップ
3に示すように、原稿1の先端のスキュー量S1 と原稿
1の後端のスキュー量S2 が等しいか否かが判別され、
原稿1の先端のスキュー量S1 と原稿1の後端のスキュ
ー量S2 が等しい場合、即ちS1 =S2 である場合に
は、スキュー量が画像読み込み中に変化しなかったこと
になる。なお、実際には、原稿1の先端のスキュー量S
1 と原稿1の後端のスキュー量S2 が物理的に完全に等
しくなることはあり得ないが、ここでは、スキュー量S
1 とスキュー量S2 との差(S1 −S2 )が許容値(例
えば、0.5〜1.0mm)の範囲内にあれば、S1 =
S2 と見なすこととする。そして、上記原稿1の先端及
び後端のスキュー量S1 、S2 (S1 =S2 )が、予め
定められた基準値以内であれば(ステップ4)、原稿1
の画像の読み取り動作に何も問題はなく、画像形成装置
13において通常の複写動作等を続行する(ステップ
5、6)。
3に示すように、原稿1の先端のスキュー量S1 と原稿
1の後端のスキュー量S2 が等しいか否かが判別され、
原稿1の先端のスキュー量S1 と原稿1の後端のスキュ
ー量S2 が等しい場合、即ちS1 =S2 である場合に
は、スキュー量が画像読み込み中に変化しなかったこと
になる。なお、実際には、原稿1の先端のスキュー量S
1 と原稿1の後端のスキュー量S2 が物理的に完全に等
しくなることはあり得ないが、ここでは、スキュー量S
1 とスキュー量S2 との差(S1 −S2 )が許容値(例
えば、0.5〜1.0mm)の範囲内にあれば、S1 =
S2 と見なすこととする。そして、上記原稿1の先端及
び後端のスキュー量S1 、S2 (S1 =S2 )が、予め
定められた基準値以内であれば(ステップ4)、原稿1
の画像の読み取り動作に何も問題はなく、画像形成装置
13において通常の複写動作等を続行する(ステップ
5、6)。
【0028】ただし、上記原稿1の先端及び後端のスキ
ュー量S1 、S2 が互いに等しい(S1 =S2 )が、ス
キュー量S1 そのものが予め定められた基準値(例え
ば、1.5〜2.0mm)を越えている場合には(ステ
ップ4)、読み取られた画像が歪んではいないが、許容
できる範囲以上にスキューした画像が読み込まれている
ことになるため、イメージローテーション等の画像処理
を施し(ステップ7)、この処理を施すことにより正常
な読み取り画像が得られることになる。すなわち、上記
CPU12は、読み取り手段読み取られた画像情報に対
して、スキュー量S1 =S2 に等しい量だけ、画像情報
をスキュー方向と反対方向に回転させるイメージローテ
ーションの画像処理を施し、スキューした画像情報を補
正した後に、画像形成装置13において通常の複写動作
等を続行するようになっている(ステップ5、6)。
ュー量S1 、S2 が互いに等しい(S1 =S2 )が、ス
キュー量S1 そのものが予め定められた基準値(例え
ば、1.5〜2.0mm)を越えている場合には(ステ
ップ4)、読み取られた画像が歪んではいないが、許容
できる範囲以上にスキューした画像が読み込まれている
ことになるため、イメージローテーション等の画像処理
を施し(ステップ7)、この処理を施すことにより正常
な読み取り画像が得られることになる。すなわち、上記
CPU12は、読み取り手段読み取られた画像情報に対
して、スキュー量S1 =S2 に等しい量だけ、画像情報
をスキュー方向と反対方向に回転させるイメージローテ
ーションの画像処理を施し、スキューした画像情報を補
正した後に、画像形成装置13において通常の複写動作
等を続行するようになっている(ステップ5、6)。
【0029】一方、上記原稿1の先端のスキュー量S1
と原稿1の後端のスキュー量S2 が等しくない場合、即
ちS1 =S2 もしくはT1 =T2 でなかった場合(S1
とS 2 との差(S1 −S2 )もしくはT1 とT2 との差
(T1 −T2 )が許容値以上の場合)は、図9に示すよ
うに、スキュー量が画像読み込み中に変化したことを示
し、歪んだ画像が読み込まれてしまったことになる。そ
こで、CPU12は、画像形成装置13に信号を送り、
複写動作等を停止して、「読み取り中に歪みが発生しま
した。」等の警告メッセージを出してオペレータに異常
を知らせるように構成されている(ステップ8、9)。
と原稿1の後端のスキュー量S2 が等しくない場合、即
ちS1 =S2 もしくはT1 =T2 でなかった場合(S1
とS 2 との差(S1 −S2 )もしくはT1 とT2 との差
(T1 −T2 )が許容値以上の場合)は、図9に示すよ
うに、スキュー量が画像読み込み中に変化したことを示
し、歪んだ画像が読み込まれてしまったことになる。そ
こで、CPU12は、画像形成装置13に信号を送り、
複写動作等を停止して、「読み取り中に歪みが発生しま
した。」等の警告メッセージを出してオペレータに異常
を知らせるように構成されている(ステップ8、9)。
【0030】このように、上記実施例では、原稿1の搬
送路上に、当該原稿1の送り方向と直交する方向に設け
られた2個の原稿検出センサ11、11と、前記2個の
原稿検出センサ11、11が原稿1の先端及び後端を検
出する検出時間の差を計測する計測手段としてのCPU
12と、前記CPU12により計測された時間の差に応
じて、当該画像読み取り装置が接続された装置を制御す
る制御手段をも兼ねるるCPU12とを有するように構
成されているので、2個の原稿検出センサ11、11に
よって原稿1の先端及び後端等を検出するとともに、2
個の原稿検出センサ11、11が原稿1の先端及び後端
を検出する検出時間の差をCPU12によって検出し、
前記CPU12により計測された時間の差に応じて、原
稿1のスキュー量が原稿1の画像の読み取り中に変化し
たか否かをCPU12によって判別し、原稿1のスキュ
ー量が読み取り中に変化した場合には、CPU12によ
って当該画像読み取り装置が接続された画像形成装置に
警告を発することにより、歪んだ画像が読み込まれたま
まの状態となることを防止することができるようになっ
ている。
送路上に、当該原稿1の送り方向と直交する方向に設け
られた2個の原稿検出センサ11、11と、前記2個の
原稿検出センサ11、11が原稿1の先端及び後端を検
出する検出時間の差を計測する計測手段としてのCPU
12と、前記CPU12により計測された時間の差に応
じて、当該画像読み取り装置が接続された装置を制御す
る制御手段をも兼ねるるCPU12とを有するように構
成されているので、2個の原稿検出センサ11、11に
よって原稿1の先端及び後端等を検出するとともに、2
個の原稿検出センサ11、11が原稿1の先端及び後端
を検出する検出時間の差をCPU12によって検出し、
前記CPU12により計測された時間の差に応じて、原
稿1のスキュー量が原稿1の画像の読み取り中に変化し
たか否かをCPU12によって判別し、原稿1のスキュ
ー量が読み取り中に変化した場合には、CPU12によ
って当該画像読み取り装置が接続された画像形成装置に
警告を発することにより、歪んだ画像が読み込まれたま
まの状態となることを防止することができるようになっ
ている。
【0031】実施例2 図10はこの発明の実施例2を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例では、原稿検出手段の1つが原稿サイズ検出
手段であり、当該原稿サイズ検出手段により検出された
原稿サイズと、前記計測手段により計測された時間の差
に基づいて、スキューの傾きを求めるように構成されて
いる。
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例では、原稿検出手段の1つが原稿サイズ検出
手段であり、当該原稿サイズ検出手段により検出された
原稿サイズと、前記計測手段により計測された時間の差
に基づいて、スキューの傾きを求めるように構成されて
いる。
【0032】すなわち、この実施例では、図10に示す
ように、原稿トレイ2に原稿サイズ検出手段20が設け
られており、この原稿サイズ検出手段20によって原稿
1のサイズを検出し、当該原稿1の搬送方向に沿った長
さが求められるようになっている。その際、上記原稿サ
イズ検出手段20は、原稿1が定型サイズであれば、A
4サイズあるいはB5サイズというように、原稿1の定
型サイズを判別するだけで、原稿1の搬送方向に沿った
長さを求めることができる。また、上記搬送ロール5と
バックプラテン8との間には、1つのスキュー検知セン
サ11が配置されている。このスキュー検知センサ11
としては、例えば、光学的に原稿1の先端及び後端を検
知する反射型の光センサが用いられる。また、上記スキ
ュー検知センサ11からの信号は、図3に示すように、
計測手段と制御手段とを兼ねるCPU12に入力され、
このCPU12では、原稿サイズ検出手段20とスキュ
ー検知センサ11が原稿1の先端及び後端を検出する検
出時間の差に基づいて、原稿1のスキュー量を求めるよ
うに構成されている。
ように、原稿トレイ2に原稿サイズ検出手段20が設け
られており、この原稿サイズ検出手段20によって原稿
1のサイズを検出し、当該原稿1の搬送方向に沿った長
さが求められるようになっている。その際、上記原稿サ
イズ検出手段20は、原稿1が定型サイズであれば、A
4サイズあるいはB5サイズというように、原稿1の定
型サイズを判別するだけで、原稿1の搬送方向に沿った
長さを求めることができる。また、上記搬送ロール5と
バックプラテン8との間には、1つのスキュー検知セン
サ11が配置されている。このスキュー検知センサ11
としては、例えば、光学的に原稿1の先端及び後端を検
知する反射型の光センサが用いられる。また、上記スキ
ュー検知センサ11からの信号は、図3に示すように、
計測手段と制御手段とを兼ねるCPU12に入力され、
このCPU12では、原稿サイズ検出手段20とスキュ
ー検知センサ11が原稿1の先端及び後端を検出する検
出時間の差に基づいて、原稿1のスキュー量を求めるよ
うに構成されている。
【0033】以上の構成において、この実施例に係る原
稿読み取り装置では、原稿トレイ2上にセットされた原
稿1を、給紙ベルト3と分離ロール4、更には搬送ロー
ル5及び排出ロール9によって一定の速度で搬送する間
に、当該原稿1の画像が読み取り手段6によって読み取
られる。その際、上記原稿トレイ2にセットされた原稿
1のサイズは、原稿サイズ検出手段20によって検出さ
れるとともに、原稿1の先端及び後端は、搬送ロール5
とバックプラテン8との間の配置された1個のスキュー
検知センサ11によって検出される。
稿読み取り装置では、原稿トレイ2上にセットされた原
稿1を、給紙ベルト3と分離ロール4、更には搬送ロー
ル5及び排出ロール9によって一定の速度で搬送する間
に、当該原稿1の画像が読み取り手段6によって読み取
られる。その際、上記原稿トレイ2にセットされた原稿
1のサイズは、原稿サイズ検出手段20によって検出さ
れるとともに、原稿1の先端及び後端は、搬送ロール5
とバックプラテン8との間の配置された1個のスキュー
検知センサ11によって検出される。
【0034】ところで、正常な動作すなわち、図4に示
すように、スキューの発生していない状態でのスキュー
検知センサ11の信号レベルは、図11に示すように、
原稿1の先端を検知したときにスキュー検知センサ11
がON状態となるとともに、原稿1の後端を検知したと
きにスキュー検知センサ11がOFF状態となる。その
際、上記スキュー検知センサ11がON状態となってい
る時間T3 と原稿1の搬送速度V1 から、原稿1の搬送
方向に沿った長さL=V1 ×T3 又は時間差T 3 そのも
のが演算により求められる。そして、スキューの発生し
ていない状態での原稿1の搬送方向に沿った長さLは、
原稿サイズ検出手段20によって検出された原稿1のサ
イズと等しいはずである。したがって、CPU12は、
演算により求められた原稿1の搬送方向に沿った長さL
が、原稿サイズ検出手段20によって検出された原稿1
のサイズと等しいか否かを判別する。その結果、上記原
稿1にスキューが発生していない場合は、原稿1の画像
の読み取り動作に何も問題はなく、画像形成装置13に
おいて通常の複写動作等を続行する。
すように、スキューの発生していない状態でのスキュー
検知センサ11の信号レベルは、図11に示すように、
原稿1の先端を検知したときにスキュー検知センサ11
がON状態となるとともに、原稿1の後端を検知したと
きにスキュー検知センサ11がOFF状態となる。その
際、上記スキュー検知センサ11がON状態となってい
る時間T3 と原稿1の搬送速度V1 から、原稿1の搬送
方向に沿った長さL=V1 ×T3 又は時間差T 3 そのも
のが演算により求められる。そして、スキューの発生し
ていない状態での原稿1の搬送方向に沿った長さLは、
原稿サイズ検出手段20によって検出された原稿1のサ
イズと等しいはずである。したがって、CPU12は、
演算により求められた原稿1の搬送方向に沿った長さL
が、原稿サイズ検出手段20によって検出された原稿1
のサイズと等しいか否かを判別する。その結果、上記原
稿1にスキューが発生していない場合は、原稿1の画像
の読み取り動作に何も問題はなく、画像形成装置13に
おいて通常の複写動作等を続行する。
【0035】次に、CPU12は、原稿1のサイズ及び
搬送速度から予想される原稿1の先端がスキュー検知セ
ンサ11によって検出されるタイミングと、スキュー検
知センサ11によって実際に原稿1の先端が検出される
タイミングとが等しいか否かを判別して、原稿1の先端
にスキューが発生しているか否か及びスキュー量S1が
検出される。また、上述したように、CPU12は、ス
キュー検知センサ11が原稿1の先端及び後端を検出す
る時間T3 から、原稿1の後端にスキューが発生してい
るか否か及びスキュー量S2 が検出される。そして、上
記原稿1の先端のスキュー量S1 と原稿1の後端のスキ
ュー量S2 が等しくない場合、即ちS1=S2 もしくは
T1 =T2 でなかった場合(S1 とS2 との差(S1 −
S2 )もしくはT1 とT2 との差(T1 −T2 )が許容
値以上の場合)は、図12に示すように、スキュー量が
画像読み込み中に変化したことを示し、歪んだ画像が読
み込まれてしまったことになる。そこで、CPU12
は、前記実施例と同様に、画像形成装置13に信号を送
り、複写動作等を停止して、「読み取り中に歪みが発生
しました。」等の警告メッセージを出してオペレータに
異常を知らせるように構成されている。
搬送速度から予想される原稿1の先端がスキュー検知セ
ンサ11によって検出されるタイミングと、スキュー検
知センサ11によって実際に原稿1の先端が検出される
タイミングとが等しいか否かを判別して、原稿1の先端
にスキューが発生しているか否か及びスキュー量S1が
検出される。また、上述したように、CPU12は、ス
キュー検知センサ11が原稿1の先端及び後端を検出す
る時間T3 から、原稿1の後端にスキューが発生してい
るか否か及びスキュー量S2 が検出される。そして、上
記原稿1の先端のスキュー量S1 と原稿1の後端のスキ
ュー量S2 が等しくない場合、即ちS1=S2 もしくは
T1 =T2 でなかった場合(S1 とS2 との差(S1 −
S2 )もしくはT1 とT2 との差(T1 −T2 )が許容
値以上の場合)は、図12に示すように、スキュー量が
画像読み込み中に変化したことを示し、歪んだ画像が読
み込まれてしまったことになる。そこで、CPU12
は、前記実施例と同様に、画像形成装置13に信号を送
り、複写動作等を停止して、「読み取り中に歪みが発生
しました。」等の警告メッセージを出してオペレータに
異常を知らせるように構成されている。
【0036】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
様であるので、その説明を省略する。
様であるので、その説明を省略する。
【0037】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、原
稿移動型の画像読み込み方式を採用した画像読み取り装
置において、画像読み込みの途中でスキュー量が変化し
た場合に、これを検出することにより、歪んだ画像が読
み込まれたままの状態となることを防止することが可能
な画像読み取り装置のスキュー検出装置を提供すること
ができる。
稿移動型の画像読み込み方式を採用した画像読み取り装
置において、画像読み込みの途中でスキュー量が変化し
た場合に、これを検出することにより、歪んだ画像が読
み込まれたままの状態となることを防止することが可能
な画像読み取り装置のスキュー検出装置を提供すること
ができる。
【図1】 図1はこの発明に係るスキュー検出装置を適
用した原稿読み取り装置の一実施例を示す概略断面図で
ある。
用した原稿読み取り装置の一実施例を示す概略断面図で
ある。
【図2】 図2はこの発明に係るスキュー検出装置を適
用した原稿読み取り装置の一実施例を示す概略平面図で
ある。
用した原稿読み取り装置の一実施例を示す概略平面図で
ある。
【図3】 図3は制御部を示すブロック図である。
【図4】 図4はスキューの発生していない原稿の搬送
状態を示す模式図である。
状態を示す模式図である。
【図5】 図5はスキュー検知センサの検知信号を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図6】 図6はスキューの発生している原稿の搬送状
態を示す模式図である。
態を示す模式図である。
【図7】 図7はスキュー検知センサの検知信号を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図8】 図8はこの実施例に係るスキュー検出装置を
適用した原稿読み取り装置の動作を示すフローチャート
である。
適用した原稿読み取り装置の動作を示すフローチャート
である。
【図9】 図9はスキュー量が途中で変化している原稿
の搬送状態を示す模式図である。
の搬送状態を示す模式図である。
【図10】 図10はこの発明の実施例2に係るスキュ
ー検出装置を適用した原稿読み取り装置を示す概略平面
図である。
ー検出装置を適用した原稿読み取り装置を示す概略平面
図である。
【図11】 図11はスキュー検知センサの検知信号を
示すタイミングチャートである。
示すタイミングチャートである。
【図12】 図12はスキュー検知センサの検知信号を
示すタイミングチャートである。
示すタイミングチャートである。
1 原稿、2 原稿トレイ、3 給紙ベルト、4 分離
ロール、5 搬送ロール、6 読み取り手段、7 プラ
テンガラス、8 バックプラテン、9 搬出ロール、1
0 排出原稿受け、11 スキュー検知センサ、12
マニュアルプラテン。
ロール、5 搬送ロール、6 読み取り手段、7 プラ
テンガラス、8 バックプラテン、9 搬出ロール、1
0 排出原稿受け、11 スキュー検知センサ、12
マニュアルプラテン。
Claims (4)
- 【請求項1】 読み取り部に対して原稿を相対的に移動
させながら、原稿の画像情報を読み取る画像読み取り装
置において、上記原稿の搬送路上に、当該原稿の送り方
向と交差する方向に設けられた少なくとも2個の原稿検
出手段と、前記少なくとも一方の原稿検出手段が原稿を
検出する検出時間の差を計測する計測手段と、前記計測
手段により計測された時間の差に応じて、当該画像読み
取り装置が接続された装置を制御する制御手段とを有す
ることを特徴とするスキュー検出装置。 - 【請求項2】 前記計測手段により計測された時間の差
が一定値を越えた場合に、当該画像読み取り装置が接続
された装置に対して警告を行うことを特徴とする請求項
1に記載のスキュー検出装置。 - 【請求項3】 前記計測手段により計測された時間の差
が一定値以内であり、かつ当該計測手段により計測され
た時間が、予め設定された基準値よりも大きい場合に
は、前記計測手段により計測された時間よりスキューの
傾きを求め、画像編集手段によりその傾きに応じた角度
分だけ画像情報を回転させ、当該画像読み取り装置が接
続された装置に画像情報を出力することを特徴とする請
求項1に記載のスキュー検出装置。 - 【請求項4】 前記原稿検出手段の1つが原稿サイズ検
出手段であり、当該原稿サイズ検出手段により検出され
た原稿サイズと、前記計測手段により計測された時間の
差に基づいて、スキューの傾きを求めることを特徴とす
る請求項3に記載のスキュー検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7271275A JPH09116705A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | スキュー検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7271275A JPH09116705A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | スキュー検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09116705A true JPH09116705A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17497816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7271275A Pending JPH09116705A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | スキュー検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09116705A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007243441A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Canon Inc | 画像読取装置、当該装置の制御方法及び制御プログラム |
JP2013051608A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像読取装置及び画像形成装置 |
JP2019193050A (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | セイコーエプソン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP7271275A patent/JPH09116705A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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