JP5124631B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路上の媒体の種類や重送の有無を識別する媒体識別装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、この種の媒体識別装置は、複数のシート状の媒体である用紙を重ねて収容する収容部から分離しながら1枚づつ搬送して所定箇所に給送する給送装置に用いられている。例えば、複写機、プリンタ、印刷機などの画像形成装置の給紙装置、原稿搬送装置などの給送装置や、スキャナの原稿給送装置に用いられている。これらの給送装置での用紙の種類識別は、例えば、複写条件、プリント条件、印刷条件、原稿読み取り条件に関する最適条件が媒体の種類によって異なるため、最適条件設定のために行う。この種類識別の方法としては、ユーザの種類入力操作によって行う方法や用紙を検出して自動的に行う方法が知られている。また、これらの給送装置での重送(2枚以上の重なった状態で搬送すること)の識別は、次の理由で行う。例えば画像形成中に重送が発生すると、重なった用紙の搬送途中での分離により、転写用部材や定着用部材への巻き付きが発生する可能性が有る。これが発生するとマシンに多大なダメージを与えることが懸念される。仮に分離せずに排出されたとしても、画像形成後の用紙の束に対して、重送用紙の混入状態をユーザーが再確認しなければならず、余計な作業が発生する。特にステープル等の後処理後では手間が増える。このような不具合を回避するには、重送が発生したら直ちに画像形成等を停止するとともに重送発生をユーザに報知する必要がある。この停止や報知の制御のために重送有無の識別するのである。この識別の方法としては、反射光量や透過光量を用いるものが知られている。
このうち、上記ユーザの種類入力操作で用紙の種類を識別するものでは、「用紙情報の誤設定」や「使用用紙のトレイへの誤セット」等のユーザーの操作ミスが発生するおそれがある。この操作ミスが発生すると、マシンが認識している用紙設定と異なる用紙が使用されることになる結果、定着性低下や転写条件の違いによる画像品質の低下、用紙ジャムの発生等の様々な障害の発生が懸念される。特許文献1で提案の発明では、ユーザによる種類入力操作と、用紙の種類の自動識別とを併用しているので、この懸念は少ない。この他にも、様々な技術が提案されている。なお、上記ユーザの種類入力操作は公用されていおり、また特許文献2や3にも記載されている。
しかしながら、従来の提案は、紙種検出機能もしくは重送検出機能のそれぞれ個々の精度向上に関するものがほとんどであった。実際に用紙(媒体)を使用するシステムにおいては、紙種検出機能と重送検出機能とを有機的に連携させて機構の簡素化を図ることが望ましい。
本発明は、以上の背景の下なされたものであり、その目的とするところは、紙種検出機能と重送検出機能とを有機的に連携させて機構の簡素化を図ることができる媒体識別装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、媒体を収容する収容部と、前記収容部から媒体を繰り出す手段と、媒体識別装置とを備えた画像形成装置において、前記媒体識別装置は、搬送路上の媒体の厚み方向の透過光量を測定する様に配置された透過光量測定手段と、前記透過光量測定手段で測定した結果を記憶しておく測定値記憶手段と、あらかじめ設定されている使用する媒体に応じた透過光量の情報を記憶している媒体情報記憶手段とを備え、媒体が搬送されてくるタイミングで透過光量測定を行うと共に、前記透過光量測定手段で測定された透過光量と、前記媒体情報記憶手段にあらかじめ設定されている媒体に応じた透過光量又前記測定値記憶手段が記憶している透過光量との比較により、媒体の種類判別又は重送検出を行い、かつ、ある定められたタイミングに従って、前記種類判別と前記重送検出をそれぞれ選択的に実行可能であり、上記媒体の種類判別又は重送検出の実行対象である媒体に続いて連続して前記収容部から繰り出すべき後続の媒体の繰り出しタイミングを、変更可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記ある定められたタイミングが、最初の媒体が搬送されてくるタイミングであり、このタイミングでは媒体の種類判別を行うことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記ある定められたタイミングが、最初の搬送以降の媒体が搬送されてくるタイミングであり、このタイミングでは重送検出を行うことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の画像形成装置において、使用する媒体の種類をあらかじめ設定する為の媒体設定手段を備え、前記媒体設定手段で各媒体毎に割り当てられる透過光量の情報を、媒体情報記憶手段に対して任意に設定可能であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記ある定められたタイミングで行う種別判別を実際に行わせるか否かを設定するための操作手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1又は3の画像形成装置において、上記ある定められたタイミングで行う重送検出を実際に行わせるか否かを設定するための操作手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、上記搬送路には媒体をそれぞれ収容する複数の収容部から選択的に媒体が搬送される請求項1の画像形成装置において、上記測定値記憶手段を、複数の収容部それぞれに対応させて複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、上記搬送路には媒体をそれぞれ収容する複数の収容部から選択的に媒体が搬送される請求項1の画像形成装置において、上記媒体情報記憶手段を、複数の収容部それぞれに対応させて複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7の画像形成装置において、上記ある定められたタイミングで行う重送検出を実際に行わせるか否かを上記複数の収容部毎に設定するための操作手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項8の画像形成装置において、上記ある定められたタイミングで行う種類判別を実際に行わせるか否かを上記複数の収容部毎に設定するための操作手段を設けたことを特徴とするものである
た、請求項1の発明は、請求項1〜10の何れかの画像形成装置において、上記媒体の種類判別及び重送検出それぞで、所定の基準に従って正常か異常かを判断し、異常と判断した場合に、画像形成動作の少なくとも一部を停止する制御手段を設け、上記繰り出しタイミングを、上記実行対象である媒体について正常又は異常と判断する時点以降であるタイミングと、このタイミングよりも早い所定のタイミングとの間で変更可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項1の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記正常又は異常と判断する時点以降であるタイミングが、正常と判断したタイミングであり、異常と判断した場合には、上記繰り出しを行わないことを特徴とするものである。
また、請求項1の発明は、請求項1又は1の画像形成装置において、請求項20の変更を行うかどうかを選択する選択手段を設け、変更しないことが選択されている場合には、上記早い所定のタイミングを上記繰り出しタイミングとすることを特徴とするものである
請求項1乃至13の発明によれば、媒体種類の識別と、重送の検出とで、検出手段を兼用できる。この結果、機構の簡素化によるコストダウンを図ることができるという効果がある。
実施形態に係る複写装置の概略構成図。 同複写装置の部分拡大図。 同複写装置の電送部のブロック図。 同複写装置の制御のフローチャート。 他の実施形態に係る複写装置の電送部のブロック図。 同複写装置の制御のフローチャート。 同複写装置の制御のフローチャート。 更に他の実施形態に係る複写装置の説明図。 同複写装置の他の説明図。 同複写装置の制御のフローチャート。 (a)は更に他の実施形態に係る複写装置の説明図。(b)は同複写装置の他の説明図。
〔実施形態1〕
以下、本発明を画像形成装置としての複写装置の給紙装置に適用した実施形態について説明する。まず、図1を用いてこの複写装置の概略について説明する。この画像形成装置は、原稿を走査して読み取り、デジタル化して用紙に複写する、いわゆるデジタルカラー複写機としての機能を有している。また、この画像形成装置は、原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能も有している。
図1において、カラー画像形成装置の略中央に画像形成部1が設けられている。この画像形成部1の下方には、多段状の給紙部2が配置されている。この給紙部2の各段には、記録媒体である普通紙や、OHPシート、第2原図などのシート束を積載した給紙装置としての給紙トレイ21が配設されている。格段の給紙トレイ21は個別に本体に達して脱着可能であり、かつ、本体側にはこの脱着を検知するセンサが設けられている。この給紙部2は、必要に応じて別の給紙装置22を増設することができるように構成されている。画像形成部1の図中右側には開閉可能な手差しトレイ120も設けられている。図示のように上部が本体から離れるように移動して開いた状態で、このトレイ120上にシート束を積載可能である。トレイ120上のシート有無を検知するセンサも設けられている。上記画像形成部1の上方には、原稿を読取る読取部3が配設されている。また、画像形成部1の左側には、画像が形成されたシートを排紙収納するための排紙収納部4が配設されている。
上記画像形成部1には、4色のトナー像を個別に形成するための各色の作像部6が、無端状の中間転写ベルト5の外周面に対向するように並列に配置されている。各作像部6は、ドラム状の感光体61を備えている。各感光体61の周囲には、感光体61の表面に帯電処理を行う帯電装置62、画像情報を感光体表面にレーザ光で照射する露光装置7が配置されている。また、感光体61の表面に露光されて形成された静電潜像を可視化するための現像装置63、及び、感光体6上の残留トナーを除去回収するクリーニング装置64が配置されている。
上記読み取り部3には、コンタクトガラス31上に載置された原稿(不図示)の読み取り走査を行うための、原稿照明用光源とミラーよりなる読み取り走行体32、33が往復移動自在に配設されている。この読み取り走行体32、33により走査された画像情報は、レンズ34の後方に設置されているCCD35に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。画像処理された信号に基づいて、上記露光装置7内のレーザダイオードLD(不図示)の発光により、感光体61の表面に静電潜像が形成される。LDからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体61に至る。読み取り部3の上方には、原稿を自動的にコンタクトガラス31上に搬送するための自動原稿搬送装置36が取り付けられている。
上記中間転写ベルト5の周囲には、中間転写ベルト5上に形成されたフルカラートナー像を上記シートに転写するための転写装置51が配置されている。また、この転写装置51によりフルカラートナー像がシートに転写された後の、中間転写ベルト5表面に残留しているトナーを除去回収するための中間転写クリーニング装置52が配置されている。
次に、この画像形成装置の作像プロセスについて説明する。図1において、上記各作像部6では、周知の電子写真プロセスにより、中間転写ベルト5の回転に合せて、各感光体61上に所定のタイミングで4色のトナー像が形成される。まず、イエロー作像部(Y)では、左端の感光体上に形成されたイエロートナー像が中間転写ベルト5に転写される。マゼンタ作像部(M)では、次の感光体上に形成されたマゼンタトナー像がイエロートナー像の上に重ね合わされて中間転写ベルト5に転写される。シアン(C)の作像部では、更に次の感光体上に形成されたシアントナー像がマゼンタトナー像の上に重ね合わされて中間転写ベルト5に転写される。ブラック(K)の作像部では、右端の感光体上に形成されたブラックトナー像がシアントナー像の上に重ね合わされて中間転写ベルト5に転写される。このように、各感光体上に形成された4色のトナー像が順次重ね合わされて転写されることにより、中間転写ベルト5にフルカラートナー像が形成される。
一方、上記中間転写ベルト5上へのフルカラートナー像の画像形成動作に平行して、上記給紙部2の選択された給紙トレイ21からシートが順次1枚ずつ分離給紙される。すなわち、図示の給紙部2においては、給紙トレイ21に回動可能に支持された底板24上にシート束が積載されている。この底板24の回動によりシート束の最上位のシートがピックアップローラ25に当接可能な位置まで上昇する。この最上位のシートは、ピックアップローラ25の回転により給紙されて、リバースローラ27により1枚に分離される。そして、1枚に分離された最上位のシートは、給紙ローラ26の回転により、給紙トレイ21から送り出されて、その搬送経路下流側に配置されているレジストローラ23へと搬送される。
上述のようにして分離搬送されたシートは、上記レジストローラ23のニップに突き当たることにより搬送が一時止められて待機される。レジストローラ23は、上記中間転写ベルト5上に形成されたフルカラートナー像と、上記シートの先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回転を開始するように制御される。このレジストローラ23の回転により、待機されているシートが再び給紙される。これにより、このシートの所定位置に、上記転写装置51により、中間転写ベルト5上に形成されたフルカラートナー像が転写される。
このようにしてフルカラートナー像が転写されたシートは、その搬送経路の下流側の定着部8に送り込まれる。この定着部8は、上記転写装置51により転写されたフルカラートナー像をシート上に定着する。フルカラートナー像が定着されたシートは、排紙ローラ41により上記排紙収納部4に排紙収納される。
ここで、上記シートの両面に画像形成を行う際は、分岐部91にてシートを分岐し、両面装置9を経由させることにより、シートの表裏を反転させる。この表裏が反転されたシートは、上記レジストローラ23のニップに突き当たることで、そのスキューが補正された後、上述の片面への画像形成時と同様にして裏面への画像形成が行われる。
次に、この実施形態における特徴部である媒体識別装置について説明する。図2はこの媒体識別装置の機械的な要素の設置形態の一例を示すものである。21は給紙トレイ、23はレジストローラ、24は底板、25はピックアップローラ、26は給紙ローラ、27はリバースローラ、110は発光手段、111は受光手段、114は用紙である。給紙トレイ21下流搬送路上に、透過光量測定手段を構成する発光手段110及び受光手段111を備えており、給紙トレイ21の底板24に載置された用紙束115の最上位シートから順に繰り出し搬送されてくる用紙の透過光量を1回毎に測定する。なお、設置の箇所については、給紙部から画像形成部までの搬送路上であれば、特に問わないが、複数の搬送経路を有する装置であれば、それらが集結するレジストローラ近傍にひとつ設けることがコスト上望ましい。
上記発光手段110は、ある所定の光量を出力する。上記受光手段111は、発光手段110から出力された光量を検出する。発光手段110と受光手段111とは識別対象となる用紙114を挟む様に配置され、その用紙の厚み方向の透過光量を測定できるようになっている。本実施形態では、発光手段110、受光手段111それぞれに対応した制御部を備えており、搬送されてくる媒体の透過光量を測定し、その光量レベルから媒体の種類を判別したり、重ね送り等の媒体の状態を検出したりする。
図3は複写装置内の主な制御ユニットを図示している。
エンジン制御部101は、画像制御部1、給紙部2、定着部8といった複写装置の主要部の動作の基本制御を主に行っている。コントローラ制御部102には、外部のホストコンピュータ103、表示部104、入力部105等が接続されていて、動作に必要な外部情報を入手及び管理すると共に、エンジン制御部101に必要な情報を提供し、システム全体の動きを管理している。なお、表示部104は操作パネルのディスプレイを用いて構成できる。上記入力部105は同じく操作パネルに設けた操作ボタンで構成できるのに加え、又は、これに代え、上記ディスプレイをタッチパネルで構成した場合には、これも入力部105の一部又は全部として使用できる。
そして、上記媒体識別装置の各種情報管理のための記憶部(媒体情報記憶手段や測定値記憶手段)及び各種判定手段(演算部)はエンジン制御部101、コントローラ部102、給紙部2に含まれる制御部の何れか一つにあるいは二以上の記憶部や演算部に構成する。使用する用紙の種類を予め設定するための媒体設定手段は、上記入力部105と、これからの入力を受け付けながら、媒体情報記憶手段としてのメモリ部に設定内容を記憶させるための所定のメモリ部に記録されている制御プログラムと、このプログラムを実行させる演算手段とで構成できる。表示部104に一定の表示をしながら、この設定操作をガイダンスするような制御プログラムにする場合には、さらに、表示部104も構成要素となる。このような媒体設定手段の具体的な構成としては、前述の従来公用の技術、特許文献2や3に開示の技術などを用いることができる。この媒体設定手段を構成する制御プログラムやそれを実行する演算部も、エンジン制御部101、コントローラ部102、給紙部2に含まれる制御部の何れか一つにあるいは二以上の記憶部や演算部に構成する。
図4は、媒体識別の制御のフローチャートである。
先ず、上記媒体設定手段により使用する用紙種類を選択(設定)する(S2)。それにより、上記媒体情報記憶手段に予め記憶されている各媒体毎の透過光量テーブル(例えば表1の内容のテーブル)より、その選択された用紙種類に応じた範囲値情報(R1〜R4)が呼び出され、媒体種類判別用の比較値(範囲値)Rzとして設定される(S2)。ここで、Rzを範囲値としている理由は、例えば普通紙といっても、市場には多種多様の普通紙レベルの媒体が存在し、測定される透過光量がある範囲に入っていれば「普通紙」とみなすことにより、情報量の多さとその管理の煩雑さを回避するためである。
そして、媒体情報の設定が行われると、次に比較値Yをリセットする(S3)。この比較値Yは、前回測定した媒体の透過光量を保存しているもので、重送の判定に用いる比較パラメータである。次に、任意のタイミングで媒体の搬送が開始されると(S4)、所定のタイミングで透過光量の測定を行い、その値は測定値Xとしてメモリーに一時保管される(S5)。これまでが、透過光量測定までの一連の流れである。
次に、搬送されてくる媒体が1枚目であるか否かを判定を行う。この判定により「媒体種類判別」「重送判断」のどちらを行うかを判断する。これは、S6に示すように、比較値Yに値がセットされているか否かで判断を行う。通常一枚目であれば、搬送開始前の準備で、媒体情報が設定(S2)された時、それに合わせてY値のリセット(S3)を行うことで(比較値Y= NULL)最初の1枚目とみなす事ができ、この場合は媒体種類判定の対象となるので、S7のルーチンに移行する。
なお、用紙の不足(ペーパーエンド等)による補充や、用紙の再セットが発生したとみなされる場合は、次に補充されるべき用紙が同一レベルの用紙であるかどうかが判らない。すなわち、給紙部2の格段の給紙トレイ21や手差しトレイ120のうち、この補充や再セットが発生したとみられる場合、具体的には、給紙トレイ21の脱着を検知したタイミングや手差しトレイ120で紙無しを検知し、かつその後に紙有りを検知したタイミングでは、収容されている用紙が交換され別の種類のものになった可能性がある。よって、これらの場合にもY値のリセットを行うことが望ましい。また、装置本体の電源が遮断されたタイミングあるいは遮断後にオンされたタイミングも、電源遮断中に上記トレイ21,120について用紙の交換がされた可能性があるタイミングであり、このタイミングでもY値のリセットを行うことが望ましい。このようなリセットを行う制御や上記S3のプログラム及びこれを実行する演算部で、リセット手段が構成される。
そして、S7において、測定値Xと範囲値情報Rzの比較を行い、XがRzの範囲内であれば、測定された用紙と用紙設定が合致していると判断し、測定値Xを比較値Yにセットし(S11)、搬送動作を継続する。S7においてXがRzの範囲外となった時は、用紙違いと判断して、搬送動作を中止し、「設定違い」もしくは「用紙のセット違い」が発生した旨を警告する(S13)。
なお、S11でセットする比較値Yが、測定値記憶手段に記憶される測定の結果に相当し、この比較値Yを格納するメモリ部が、測定値記憶手段に相当する。
S12において継続して搬送が行われると判断した時は、再びS4に戻り、次の用紙の透過光量の測定を行う(S5)。そして、S6の判定においては、前用紙の測定値である比較値Yがセットされているので、2枚目(2回目)の測定とみなし、重送判定のフローに移行する(S9)。ここでは、比較値Y(前用紙)と後測定値X(後続用紙)の比較を行う。通常、重送(重ね送り)が発生した場合の透過光量は、2枚重ねであれば、1枚時のそれより、理論上で約半分以下に減衰する。これを利用して、重送を検出する。比較値Yは1枚時の測定値バラツキを考慮して、ある範囲を持つ値を用いている。例えば、前用紙の測定値がXである場合、比較値Y=X±30%程度に設定することにより1枚⇒1枚時の誤検知を確実に防止している。そして、測定値Xが比較値Yより大幅に異なる(低下)場合は、重送していると判断し(S9でY、S10)、搬送動作を中止し、重ね送りが発生した旨を警告する(S13)。以降、繰り返し。この繰り返しの間、S5とS11のステップも繰り返すことになるので、測定値記憶手段による記憶は、上記透過光量測定手段で用紙を測定する毎に記憶内容を書き換えながら行われることになる。
そして、S12において正常に一連の搬送動作が終了した場合には、それ以降、用紙設定を変更しない場合や、用紙を変更しない場合は、Y値をリセットしないことにより制御の簡素化を図っている。
通常、複写装置等の用紙トレイでは、1度の補充である程度多量の用紙を収納できることから、1枚目の紙種検出さえ行えば、途中で何度もの印刷動作(正常終了)が繰り返されても、用紙種類の設定の変更や、用紙の入れ替え等が発生しなければ、2枚目以降は重送検出のみ行うことで十分にシステムとして成り立つ。
以上の制御フローにより、1枚目(1回目)の測定と判断した時は用紙種類検知、2枚目(2回目)以降の測定と判断した時は重送検知、というモード判断が可能となる。
以上の媒体識別の制御とは別に、本実施形態の複写装置では、複写に使用する用紙の種類に応じて画像形成条件を切り換える制御を行っている。具体的には、定着装置として少なくとも熱を利用する場合の熱量の切り換え(ランプ光量や定着での用紙搬送速度によって可変)、転写で使用する転写電界強度の切り換え、用紙搬送速度や用紙間隔の切り換え(定着での熱量切り換えにも関係する)を行っている。これに代え、あるいは加え、他の画像形成条件を切り換えるようにすることもできる。この切り換え制御のための使用する用紙種類の認識には、上記S2の設定結果を用いることができる。給紙部2には多段のトレイ21があり、手差しトレイ120もあることから、各トレイ毎に、設定されている用紙の種類を記憶するメモリを用意しておき、使用が選択されたトレイについて、そこに収容れさている用紙の種類をこのメモリから読み出し、それに最適に画像形成条件に切り換える。この切り替えのため、用紙の種類毎の最適な画像形成条件をテーブルの形式等でメモリに記憶しておく。
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、最初に搬送されてくる用紙に対しては用紙種類を識別し、それ以降に搬送されてくる用紙に対しては重ね送り(重送)を検出することで、検出手段を兼用でき、それにより機構の簡素化によるコストダウンを図ることができる。
また、前用紙の測定値が存在するか否かにより、用紙種類の判別モードと重ね送り検出モードを選択(モード判定)することで、制御の簡素化を実現し、システムとしての信頼性向上を図ることができる。
なお、上記実施形態は複写装置の給紙装置に適用した例であるが、複写装置の自動原稿搬送装置36における原稿の給紙装置に適用することもできる。また、プリンタや印刷機、あるいは、スキャナにも適用できる。
〔実施形態2〕
次に他の実施形態について説明する。この実施形態に係る複写装置は、前述の実施形態に係る複写装置に次の改良を加えたものである。複写装置の概略構成は図1及び図2と同様である。また図5は電装部のブロック図、図6と図7は同複写装置の制御のフローチャートである。
(1)まず、この複写装置は、媒体識別モード(種類識別、重送検出)を個別でON/OFF設定可能としている。市場には多種多様の媒体が存在する為、例えばその中で識別不可能な用紙をやむをえず搬送させたいというニーズも発生する。よって、ユーザーが任意に検出の可否を選択することでシステムの使い勝手(自由度)を向上させるものである。具体的には、図6にS19、S20で示す設定手段(紙種判別ON/OFF設定手段、重送検出ON/OFF設定手段)を設けている(ON:する、OFF:しない)。この双方の組み合わせにより、表2の組み合わせの如く動作モードA〜Dを決定する(図6中のS18)。なお、この図6のフローチャートに合わせて示す上記S19、S20やその他の各種設定手段(S17の透過率情報設定手段、S25の裏紙設定手段)は、ユーザが操作する操作パネルの押下ボタン、及び、又は入力手段を兼ねたタッチパネル式の表示パネルを用いて構成できる。S15の開始もこのような操作手段による開始指令を受けて行われる。図示しないS21の給紙口設定のための入力手段も同様である。また表2中には「裏面設定」のあり/なしについての状況も併記している。これについては後述する。
(2)また、少なくとも二以上の媒体収納部を備え、その収納部毎に個別で管理される媒体情報記憶手段を備えている。表3に示す如く、給紙口1:Rz1にはOHPを設定、給紙口2:Rz2には厚紙を設定・・・等システムとして複数種の媒体管理ができる。このような二上の媒体収容部は、図1に示す手差しトレイ120や複写装置本体内の給紙トレイ、さらに、給紙部2の多段のトレイ21が相当する。この給紙部2は、複写装置本体と一体に構成してもよいし、別体(オプション等)で装着される大容量媒体給送装置として構成してもよい。図5は、後者の構成を採用した場合の電装部のブロック図である。ここの給紙部1〜nそれぞれは、図2中のピックアップローラ25、給紙ローラ26、及びリバースローラ27からなる媒体給送手段を備えている。これらからなる図5中の媒体給送装置117を図5の中給紙制御部119が制御し、媒体の給送及び搬送制御を行う。なお、上記実施形態1の複写装置について上述した各トレイ毎に設定されている用紙の種類を記憶するメモリで上記媒体情報記憶手段に構成できる。
(3)また、例えば表4に示すように、収納部毎に測定値Xが格納される比較値(Y1〜Yn)を管理している。これらにより、異給紙口からの交互給送が行われた際も、確実に紙種識別が可能となる。この比較値の記憶手段も、上記各トレイ毎に比較値を記憶するメモリで構成できる。
(4)また、各媒体毎の透過光量テーブル(実施形態1の例えば表1の内容のテーブル)として表5に示すように「その他:R5」を備えている。市場に存在する多種多様の媒体に対応するためである。また、「その他」以外にも複数のカテゴリー備え、且つ、任意に透過率範囲の設定できることが望ましい。この「その他:R5」についての透過光量設定も、図6のS17の透過光量設定手段によって設定する。
(5)また、種類検出される対象(媒体)が「裏紙」であったり、裏面印刷の対象となる「片面印字済み」である場合は、媒体識別(種類判別、重送検出)を行わないようにしている。これは、透過率の測定位置が画像部となってしまった場合には、不適当な透過率が測定され、正常な媒体識別が行えない(誤検知)ことが懸念されるからである。前述の表2は、各給紙口1〜nについて「裏紙」設定のあり/なしを仮に示している。裏紙の設定は前述のように操作手段で各給紙口後におこないメモリに記憶される。
次に図6及び図7を用いて媒体識別手段の動作フローの一例を説明する。図中、前述の実施形態1の動作フロー例(図4)と同様のステップについては同じステップ符号を付している。ここでは、主に図4のフロート異なる点について説明する。まず、前述の図6の制御で、検知条件の設定(S16)として、媒体情報の設定(S2)、動作モードの設定(S18)が行われている。媒体情報の設定は、透過率設定手段(S17)において、各給紙口毎に設定可能となっている。
動作モードの設定は、紙種判別のON/OFF(S19)、重送検出のON/OFF(S20)、裏紙設定あり/なし(S25)のそれぞれの組み合わせで決定される(ON:する、OFF:しない)。動作モードは表2の組み合わせによりA、B、C、Dの4つの動作モード決定する。また、裏紙設定ありの場合は、強制的に動作モードDに設定されるようになっている。例えば、表2に示すように、給紙口3では動作モードCが対象となるが、裏紙設定「あり」なので、この場合はS16にて強制的に動作モードDが適用される。
図7において、判別/検出の基本的な流れは、図4のフローと同じであるが、各動作モード(A,B,C,D)に従って分岐条件を設けている。また、給紙口の設定(S21)と、給紙口の再セット動作があったか否かで比較値Yのリセットする条件(S26)を追加している。S26では給紙口に用紙等が補給された場合にはY値をリセットして、種類判別のルーチンを開放する。
<動作モードA> ⇒ 種類判別:する/重送検出:する
このモードは図4のフロー図と同様の基本動作フローとなる。最初の1枚目であれば紙種判別(S7)を行い、それ以降の媒体は重送検出(S9)のルーチンに入る。最初の1枚目でない場合、つまり、前ジョブの結果として予め比較値Yがセットされている場合には、S6の条件により重送検出のルーチンに直接入る。
<動作モードB> ⇒ 種類判別:する/重送検出:しない
このモードでは、最初の1枚目であれば紙種判別(S7)を行い、それ以降の用紙であればS24の判定に従い、重送検出(S9)を行わずS11へ移行する。最初の1枚目でない場合、つまり、前ジョブの結果として予め比較値Yがセットされている場合でも、S24の判定によりS6をスルーして重送検出(S6)は行わないルーチンに入る。
<動作モードC> ⇒ 種類判別:しない/重送検出:する
このモードでは、最初の1枚目であっても、S23の条件に従って、種類判別(S7)は行わない。それ以降の媒体は重送検出(S9)のルーチンに入る。最初の1枚目でない場合、つまり、前ジョブの結果として予め比較値Yがセットされている場合には、S6の条件により重送検出のルーチンに直接入る。
<動作モードD> ⇒ 種類判別:しない/重送検出:しない
このモードでは、最初の1枚目であっても、それ以降の媒体であっても、S22の条件に従って種類判別及び重送検出は行わない。
また、片面印字済み用紙で懸念される誤検知を回避する為に、S25に示す裏紙設定手段(あり/なし)により、収納部に収納した媒体が裏面(片面印刷済みの用紙)であるか否かを設定することにより、「あり」の場合は、強制的に「媒体識別しない」⇒ 動作モードDを設定するようにする(S16)。
また、複写機等の画像形成装置における両面印刷プロセス(片面と両面の印刷を1枚ずつ交互に行うインターリーフ制御が主流)では、同様の理由で裏面印刷の対象となる媒体は、S27の条件にしたがって、種類判別の対象から外す。この場合は、未印刷と片面印刷済みの用紙が同じ経路を通る場合が対象とななり、図2に示したレジストローラ23近傍(媒体の搬送経路が集結する箇所)に媒体識別装置を設けた場合がその一例に該当する。
(1)本実施形態は、搬送路上の媒体の厚み方向の透過光量を測定する様に配置された透過光量測定手段と、前記透過光量測定手段で測定した結果を記憶しておく測定値記憶手段と、あらかじめ設定されている使用する媒体に応じた透過光量の情報を記憶している媒体情報記憶手段とを備え、媒体が搬送されてくるタイミングで透過光量測定を行うと共に、前記透過光量測定手段により測定された透過光量と、前記媒体情報記憶手段にあらかじめ設定されている媒体固有の透過光量もしくは前記測定値記憶手段が記憶している透過光量との比較により、媒体の種類判別もしくは重送検出の媒体識別を行い、かつ、ある定められたタイミングに従って、前記種類判別と前記重送検出をそれぞれ選択的に実行可能である(この点は実施形態1も同様)。このように、ひとつの透過光量測定手段を用いて、選択的に媒体識別(種類判別、重送検出)を行うことにより、測定手段(検出手段)の兼用を図り、機構の簡素化によるコストダウンを図ることができる。
また、上記(1)の「ある定められたタイミング」である、最初の媒体が搬送されてくるタイミングでは、媒体の種類判別を行い、また、「ある定められたタイミング」であるそれ以降に搬送されてくる媒体に対しては重送検出を行う(この点は実施形態1も同様)。よって、制御の簡素化による信頼性の向上が可能となる。
また、上記(1)に加え、使用する媒体の種類をあらかじめ設定する為の媒体設定手段を備え、前記媒体設定手段で各媒体毎に割り当てられる透過光量の情報を、媒体情報記憶手段に対して任意に設定可能である(この点は実施形態1も同様)。よって、使用する媒体の種類により、それに対応する透過率情報を任意に設定できることで、多種多様の媒体の取り扱いを実現できる。
また、上記(1)に加え、種類判別において、検出/非検出を任意に設定可能とし、また、重送検出において、検出/非検出を任意に設定可能とした。このように媒体識別(種類判別、重送検出)の実行可否を個別にON/OFF可能(選択)とすることにより、検出不可能な媒体への対応や、ユーザーの使用状況に応じた使い勝手(自由度)を向上させることが可能となる。
また、上記(1)に加え、少なくとも二以上の媒体収納部を備え、収納される媒体の透過光量情報を、前記媒体収納部毎に記憶可能な媒体情報記憶手段を備えている。さらに、搬送されてくる媒体毎の透過光量測定値を、前記媒体収納部毎に記憶可能とする測定値記憶手段を備えている(以上の点は実施形態1も同様)。さらに、種類判別の検出/非検出を各収納部毎で任意に設定可能とした。さらに、重送検出の検出/非検出を各収納部毎で任意に設定可能とした。このように、収納部毎にそれぞれに対応した媒体情報記憶手段、及び測定値記憶手段を備えることにより、異収納部からのランダムな交互搬送にも対応することが可能となる。また、収納部毎で媒体識別(種類判別、重送検出)の実行可否を個別にON/OFF可能(選択)とすることで、検出不可能な媒体への対応や、ユーザーの使用状況に応じた使い勝手(自由度)を向上させることが可能となる媒体識別装置及び媒体給送装置を提供できる。例えば、画像形成装置に本体内もしくはオプションで設けられる大容量の媒体給送装置等に適用できる。
また、上記(1)に加え、上記「ある定められたタイミング」である、どちらか一方の面が印刷済みの媒体が搬送されてくるタイミングには、媒体の種類検出及び重送検出を行わない。よって、「裏紙設定手段」もしくは「裏面印刷判定手段」を設けることにより、識別対象となる媒体が、片面印字済み用紙であるか否かを判別し、それら媒体に対しては、媒体識別(種類判別、重送検出)を行わないことで、不適当な透過率が測定されることを防止することができる。これにより、制御の効率化(簡素化)による信頼性向上を図ることが出来る。
〔実施形態3〕
次に更に他の実施形態について説明する。この実施形態に係る複写装置は、前述の実施形態2に係る複写装置に次の改良を加えたものである。複写装置の概略構成は図1及び図2と同様である。また図5を用いて説明した電装部や図6及び図7を用いて説明した制御も同様である。異なる点は、上記媒体の種類判別又は重送検出の実行対象である媒体に続いて連続して前記収容部から繰り出す後続の媒体の繰り出しタイミングを、変更可能に構成した点である。
図8は通常の連続搬送(連続給送)状態における用紙(媒体)の間隔を示す。給紙トレイ21上から順次繰り出される用紙114,114a、給紙トレイ21上の114b(用紙長さLp)は、一定の間隔δを保って搬送路上に繰り出され、画像形成部へ導かれる。ここで、給紙トレイから透過光量測定手段110,111(測定部)までの距離が長い場合には、先頭の用紙114が透過光量測定手段110,111に到達した時には、既に後続の用紙114aは搬送路上に搬送されている。この状態で媒体識別で異常を検出する(図7のS8,S10)とマシンを止める動作となる(図7のS13)。この場合、一旦繰り出されは用紙114aは残紙として処理される。後続の用紙114aに転写される画像が、図1に示す中間転写ベルト5上に既に転写されている場合には、無駄なトナー消費が発生し、中間転写クリーニング装置52の耐久性低下をも招く。
そこで、本実施形態では媒体識別の対象となる先頭用紙とそれに後続する用紙の間隔を広げることで、上記の問題を回避する。図9に後続の用紙の間隔を広げた場合の用紙間隔の一例を示す。種類判別又は重送検出の実行対象である用紙とこれ続いて連続して繰り出すべき用紙との間隔をある所定量広げることで、先頭の用紙114が測定部に到達した時点でも、後続の用紙が搬送路上に存在しない状態となる。仮に先行する用紙114が異常判定となった場合でも、無駄となる用紙(中央の破線)は発生しない。そこで、種類判別又は重送検出の実行対象である用紙に続く後続の用紙の繰り出しタイミングを、通常の連続搬送おけるタイミングと変更可能に構成する。また、図1の画像形成部1全体の露光・現像・転写などのタイミングも、先行する用紙114と後続用紙114aのそれぞれに対応する画像の間隔が予め一定量だけ開くように、この後続の媒体の繰り出しタイミングに応じて変更する。図1の中間転写ベルトを使用した作像プロセスでは、例えば、後続用紙114aの給送開始と同時にこの用紙114aに対応する画像の転写を開始するように各種タイミングを変更すれば、無駄なトナー消費やクリーニング負担を軽減できる。
このようなタイミングの変更が有効となる画像形成装置の条件は、給紙トレイ21と透過光量測定手段110,111の位置関係(配置距離)に関する。図8に示すように、設置間隔L、用紙長さLp、用紙間隔δ、とすると、L>(Lp+δ)の条件が有効となる条件である。透過光量測定手段110,111が図1に示すレジストローラ23近傍(ローラの上流側の近傍)に配置され、かつ画像形成装置の下方側に複数の用紙収納部を備えている場合には、これらの用紙収納部から給紙される用紙についてはある程度長い搬送路を搬送することになるので、非常に有効となる。
種類判別又は重送検出の実行対象である用紙に続く後続の用紙の繰り出しタイミングは、上記実行対象である媒体について正常又は異常と判断する時点以降となるタイミングである。このようなタイミングは、複数ある用紙給紙部毎にあらかじめ決まるので、用紙給紙部毎に予めタイミングを設定しておきことができる。また、実際に正常又は異常と判断した結果を受けて、正常と判断したときに後続の用紙を繰り出し、異常と判断した場合には、上記繰り出しを行わないような制御にしてもよい。さらに、種類判別と重送検知の二つのうち、何れか一方についてのみ、その対象となる用紙に後続する用紙の繰り出しタイミング変更をおこなっていもよい。例えば、種類判別についてのみ行う。
ここで、上記実施形態1や2の画像形成装置と同様に、いわゆる「1枚目」の用紙についてのみ種類判別を行い、2枚目以降の用紙については重送検知を行い、2枚目以降の用紙について上述の繰り出しタイミングの変更を行う場合、先頭用紙(1枚目)と後続用紙の給送間隔を空けることで、プリント初期の生産性の低下が発生する事は避けられない(初期の連続生産性が確保できない)。これは、設置間隔Lが長くなればなるほど顕著となる、そこで、生産性を重視する場合に備えて、紙間を空ける動作を行なうか否かをユーザーが任意に選択できるモード選択手段(給送間隔延長モードのON/OFF選択)を設けることが望ましい。これにより、生産性重視のユーザーは、このモードをOFFにしておけば、最初の段階から通常の連続給送時と同じ用紙間隔δを保って用紙が給送される為、生産性が低下しないモードとなる。このようなモード選択の選択部は通常のオペレータの操作部と、この操作部からの信号を用いて画像形成部1等の各部のシーケンス制御を行う制御部とで構成できる。
図10は本実施形態の給送動作制御の一例のフローチャートである。
給送間隔を空けるモードとして、給送間隔延長モード設定手段S28において、その実行可否を選択しておく。プリント動作のスタートS29後、給送間隔延長モード設定手段S30の判定に基づき、前記設定がONになっていれば、給送紙間延長モードが適用され、S31において最初の1枚目のみの給送を開始する。前記設定がOFFの場合には、S34において通常の給送間隔により給送が終了するまで(S35)連続給送が行なわれる。
給送間隔延長モード(ON)の場合には、先行する最初の1枚目における媒体識別(紙種検出/重送検出)が完了(S32)し、且つ、識別結果が正常の判定であるか否か(S33)、により次動作を決定する。S33において識別結果が正常であれば、S34に従って次給送を継続する。それ以降は通常の媒体間隔で給送する(S35)。識別結果が異常であれば、S36へジャンプして給送動作を終了する。
この制御によれば、先頭用紙の媒体識別が完了し、且つ、正常と判断されなければ、後続の用紙を給送しないので、異常判定となった場合でも、後続用紙114aは給紙トレイ5上に留める。このように、先行して給送される媒体識別の対象となる用紙と、それに後続して給送される媒体の間隔を通常の連続搬送よりも広く空けることで、媒体識別の異常が検出されてマシンが停止した時でも、マシン内に残留する無駄な媒体を無くすことができる。これにより、省資源対応や、残紙処理等の煩わしさを解消できる。また、中間転写ベルト上の余分な画像も無くすことで、トナー消費量の削減や、クリーニング機構の耐久性向上につながる。また、先行して給送される媒体識別の対象となる媒体が正常であると判断した時点で、次媒体の給送を許可/実行することで、簡単な制御で確実に行なうことが可能になる。さらに、媒体間隔を空ける動作(初期の生産性が低下)に対して、それを実行するか否かをユーザーが任意に選択できる選択手段を設けたことにより、初期の生産性低下させたくない場合は、通常の給送モードを適用できることを可能とした。
なお、上記実施形態2で説明したように、媒体判別や重送検知を行うかどうかについて表2に示す各種モードかある。よって、以上の後続の用紙の繰り出しタイミングの変更制御は、先行する用紙について媒体判別や重送検知を行う場合にのみ実行すればよい。
また、以上の続行する用紙についてのクリ代タイミングの変更制御は実施形態1の装置にも適用できる。
〔実施形態4〕
次に更に他の実施形態について説明する。この実施形態に係る複写装置は、前述の各実施形態に係る複写装置の何れに次の改良を加えるたものである。以下、改良点についてのみ説明する。
例えば、図1に示すように本体画像形成部に対してほぼ水平に媒体が搬送される手差しトレイ120からの搬送経路と、ほぼ垂直に媒体が搬送される媒体給送装置121からの搬送経路から構成されており、搬送経路合流するレジスト部に透過光量測定手段110,111を備えている場合、次の不具合が発生するおそれがある。すなわち、図11(a)や(b)に拡大して示すように、搬送されてくる媒体は、レジスト部にてレジストローラ23にその先端を突き当てて、たわみを形成する。そして、画像との位置を合わせるために、媒体をたわんだ状態で一旦停止させ、画像形成部への送り出しのタイミングを図る。このレジストローラ23に先端が突き当たるより前の時期には用紙軌道が安定しない。先端が突き当たった後であってもたわみの量が刻々変化しつつある期間は透過光量測定手段110,111に対する位置関係が刻々変化する。このような時期に透過光量測定手段110,111による測定を行うと測定誤差がおおきくなつてしまうという不具合である。
そこで、本実施形態では、たわみ形成完了時点(一旦停止状態)で透過光量の測定を行なう。これにより、媒体の姿勢を安定化させ、透過率の測定精度向上を図る。
また、図11(b)に示すように、媒体種によっては、ほぼ水平に搬送されてくる経路と垂直で搬送されてくる経路では、同じ媒体であっても、たわみ形態(傾向)が異なる場合がある。これはたわみの形成がしづらい厚手の媒体に顕著に現れる傾向である。そこで、あらかじめ設定されている媒体情報の情報テーブルを、レジスト部手前で合流する複数の搬送経路のそれぞれに対して設定可能とすることで、同じ媒体を違う搬送路で搬送してくる場合にも、媒体識別の検出精度を確保する。
以下、具体的に説明する。図11(a)において、搬送されてくる媒体の先端は、停止しているレジストローラ23にその先端を突き当て、たわみを形成した状態で一旦停止状態に入る。この時、たわみの姿勢(量)はレジスト前の上ガイド板130により一定姿勢に規制される。このタイミングで、透過光量の測定を行なう。透過光量測定手段110、111を上ガイド板130で規制される位置に設けているので、測定手段と媒体との距離を一定に保つことができ、測定精度が向上する。また、媒体が停止した状態で測定を行なうことで、測定時のバラツキを押さえることができ、さらなる測定精度の向上が可能となる。
図11(a)に示すように、普通紙レベルの薄手媒体Aでは、図中右手からほぼ水平に搬送されてくる場合(手差しトレイから)と、下方からほぼ垂直に搬送されてくる場合(給送装置)に、たわみの形態がほぼ同じ形態となるように各ガイド形状が設けられている。この時、上ガイド板130に規制された薄手媒体Aと測定手段110の位置関係は同一となり、異なる搬送経路でも測定結果は同じになる。しかしながら、媒体の腰(紙の腰)がある程度強くなる厚手媒体Bでは、図1(b)に示すようにたわみ形状が下方からの搬送と同様に保てない状態が発生する。下方からの搬送はレジストローラ23に対して予め湾曲させながら搬送されてくるためにたわみを形成しやすい。一方、水平搬送の場合はほぼストレートでレジストローラ23に対して突っ込んでくるため、たわみ難い。この状態では、同じ媒体Bでも測定値が異なってしまう。これにより、予め設定されている透過率情報のテーブルを、共通で使用する場合は、誤検知が発生する可能性がある。よって、表6に示すように、搬送路(媒体収納部)毎に透過光量情報テーブルを備える。これにより、上記誤検知を回避し、媒体認識精度を確保できる。なお、以上の改良点は上記実施形態1乃至3に係る画像形成装置に限らず、光を用いた測定を行う画像形成装置一般に適用可能である。
1 画像形成部
2 給紙部
3 読取部
4 排紙収納部
5 中間転写ベルト
6 作像部
7 露光装置
8 定着部
20 シート
21 給紙トレイ
22 給紙装置
23 レジストローラ
25 ピックアップローラ
26 給紙ローラ
27 リバースローラ
51 転写装置
52 中間転写クリーニング装置
61 感光体
62 帯電装置
63 現像装置
64 クリーニング装置
101 エンジン制御部
102 コントローラ制御部
104 表示部
105 入力部
110 発光手段
111 受光手段
114 用紙
115 シート束
120 手差しトレイ
特開2003−29581号公報 特開2002−311753号公報 特開2003−101720号公報

Claims (13)

  1. 媒体を収容する収容部と、前記収容部から媒体を繰り出す手段と、媒体識別装置とを備えた画像形成装置において、
    前記媒体識別装置は、搬送路上の媒体の厚み方向の透過光量を測定する様に配置された透過光量測定手段と、前記透過光量測定手段で測定した結果を記憶しておく測定値記憶手段と、あらかじめ設定されている使用する媒体に応じた透過光量の情報を記憶している媒体情報記憶手段とを備え、媒体が搬送されてくるタイミングで透過光量測定を行うと共に、前記透過光量測定手段で測定された透過光量と、前記媒体情報記憶手段にあらかじめ設定されている媒体に応じた透過光量又前記測定値記憶手段が記憶している透過光量との比較により、媒体の種類判別又は重送検出を行い、かつ、ある定められたタイミングに従って、前記種類判別と前記重送検出をそれぞれ選択的に実行可能であり、
    上記媒体の種類判別又は重送検出の実行対象である媒体に続いて連続して前記収容部から繰り出すべき後続の媒体の繰り出しタイミングを、変更可能に構成したことを特徴とする画像形成装置
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記ある定められたタイミングが、最初の媒体が搬送されてくるタイミングであり、このタイミングでは媒体の種類判別を行うことを特徴とする画像形成装置
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記ある定められたタイミングが、最初の搬送以降の媒体が搬送されてくるタイミングであり、このタイミングでは重送検出を行うことを特徴とする画像形成装置
  4. 請求項1の画像形成装置において、
    使用する媒体の種類をあらかじめ設定する為の媒体設定手段を備え、前記媒体設定手段で各媒体毎に割り当てられる透過光量の情報を、媒体情報記憶手段に対して任意に設定可能であることを特徴とする画像形成装置
  5. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記ある定められたタイミングで行う種別判別を実際に行わせるか否かを設定するための操作手段を設けたことを特徴とする画像形成装置
  6. 請求項1又は3の画像形成装置において、
    上記ある定められたタイミングで行う重送検出を実際に行わせるか否かを設定するための操作手段を設けたことを特徴とする画像形成装置
  7. 上記搬送路には媒体をそれぞれ収容する複数の収容部から選択的に媒体が搬送される請求項1の画像形成装置において、
    上記測定値記憶手段を、複数の収容部それぞれに対応させて複数設けたことを特徴とする画像形成装置
  8. 上記搬送路には媒体をそれぞれ収容する複数の収容部から選択的に媒体が搬送される請求項1の画像形成装置において、
    上記媒体情報記憶手段を、複数の収容部それぞれに対応させて複数設けたことを特徴とする画像形成装置
  9. 請求項7の画像形成装置において、
    上記ある定められたタイミングで行う重送検出を実際に行わせるか否かを上記複数の収容部毎に設定するための操作手段を設けたことを特徴とする画像形成装置
  10. 請求項8の画像形成装置において、
    上記ある定められたタイミングで行う種類判別を実際に行わせるか否かを上記複数の収容部毎に設定するための操作手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 求項1〜10の何れかの画像形成装置において、
    上記媒体の種類判別及び重送検出それぞで、所定の基準に従って正常か異常かを判断し、異常と判断した場合に、画像形成動作の少なくとも一部を停止する制御手段を設け、
    上記繰り出しタイミングを、上記実行対象である媒体について正常又は異常と判断する時点以降であるタイミングと、このタイミングよりも早い所定のタイミングとの間で変更可能に構成したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1の画像形成装置において、
    上記正常又は異常と判断する時点以降であるタイミングが、正常と判断したタイミングであり、異常と判断した場合には、上記繰り出しを行わないことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1又は1の画像形成装置において、
    請求項の変更を行うかどうかを選択する選択手段を設け、変更しないことが選択されている場合には、上記早い所定のタイミングを上記繰り出しタイミングとすることを特徴とする画像形成装置
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