JP2020194028A - 測定装置、画像形成装置及び測定方法 - Google Patents

測定装置、画像形成装置及び測定方法 Download PDF

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拓美 白熊
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Abstract

【課題】シート材の物性値を検出する際のシート材の姿勢を安定させるための押し当て部材を移動可能に設けた場合において、生産性を低下させないことを課題とする。【解決手段】測定装置は、ローラ対でシート材を搬送する搬送経路上に設けられた、検出面を通じてシート材の物性値を検出する検出部を有する物性値検出部と、シート材の面と直交する方向に移動可能に構成された、シート材を物性値検出部の検出面に押し当てる押し当て部材と、押し当て部材を移動させることにより、搬送経路上で停止させたシート材を物性値検出部の検出面に押し当てて、シート材の物性値を検出する制御を行う制御部と、を備える。また、制御部は、シート材を搬送経路上で停止させる前に、押し当て部材をシート材に近づく方向に移動させて、検出面の近傍に位置させる。【選択図】図7

Description

本発明は、測定装置、画像形成装置及び測定方法に関し、特に、シート材の物性値を検出する測定装置、当該測定装置を備える画像形成装置及びシート材の物性値を検出する測定方法に関する。
複数のローラ対でシート材などの記録媒体を搬送する搬送経路に、シート材の物性値を検出する検出部を設け、ローラ対で搬送されたシート材の種類や坪量などを判別する機能を備えた測定装置が知られている。そして、MFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像形成装置に上記測定装置を組み込み、判別したシート材の種類や坪量などに基づいて画像形成条件を設定することにより、シート材に応じた画像を形成することができる。
ローラ対によるシート材の搬送では、搬送経路上に配置された上流側のローラ対から下流側のローラ対へとシート材を受け渡していくことでシート材を搬送する。また、シート材の物性値の検出精度を向上させるためには、検出部とシート材の位置関係を一定にして、毎回同じ条件で検出を行うことが求められる。
このような検出部を備える装置に関して、例えば、下記特許文献1には、給紙トレイか
ら取り出されて原稿搬送路を搬送してくる原稿の紙先端を検知する紙先端検知手段と、該
紙先端検知手段を経て該原稿搬送路を搬送してくる該原稿の紙厚を検知する紙厚検知手段
と、該紙先端検知手段で検知した該原稿の紙先端と該紙厚検知手段で検知した該原稿の紙
厚の情報に基づいて該原稿搬送中の該原稿の重送を判断する原稿重送検知装置において、
該紙厚検知手段による該原稿の測定位置の直前に、該原稿搬送路を搬送してくる該原稿を
押える原稿押え部材を設ける構成が開示されている。
特開平7−172631号公報
ローラ対でシート材を搬送する搬送経路上で、シート材を検出部に押し当てながら搬送する場合、特に薄いシート材はこしが弱く、ローラ対から送り出されたシート材の姿勢を保てない(シート材の先端部が自重で垂れ下がる)ため、搬送経路上に障害物があると、シート材が障害物につっかかって破れてしまったり、紙詰まりなどの搬送ジャムが発生して生産性が低下してしまったりするという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、複数のローラ対でシート材を搬送する搬送経路上でシート材の物性値を検出する場合において、シート材の物性値を検出する際のシート材の姿勢を安定させるための押し当て部材を移動可能に設けて、シート材へのダメージ及び搬送ジャムの発生を抑制することができる測定装置、画像形成装置及び測定方法を提供することにある。また、押し当て部材を移動可能に設けた場合において、装置の生産性を低下させないことを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の測定装置は、ローラ対でシート材を搬送する搬送経路上に設けられた、検出面を通じてシート材の物性値を検出する検出部を有する物性値検出部と、シート材の面と直交する方向に移動可能に構成された、シート材を物性値検出部の検出面に押し当てる押し当て部材と、押し当て部材を移動させることにより、搬送経路上で停止させたシート材を物性値検出部の検出面に押し当てて、シート材の物性値を検出する制御を行う制御部と、を備える。また、制御部は、シート材を搬送経路上で停止させる前に、押し当て部材をシート材に近づく方向に移動させて、検出面の近傍に位置させる。
なお、上記の測定装置は本発明の一態様であり、本発明の一側面を反映した画像形成装置及び測定方法についても、本発明の一側面を反映した測定装置と同様の構成を有する。
本発明の測定装置、画像形成装置及び測定方法によれば、複数のローラ対でシート材を搬送する搬送経路上でシート材の物性値を検出する場合において、シート材の物性値を検出する際のシート材の姿勢を安定させるための押し当て部材を移動可能に設け、シート材へのダメージ及びジャムの発生を抑制することができる。また、押し当て部材を移動可能に設けた場合において、装置の生産性の低下を抑制できる。
本発明の実施形態に係る測定装置を含む画像形成装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る測定装置を含む画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る測定装置の構造を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る測定装置の他の構造を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る測定装置の動作を示す模式図であり、用紙の両端が拘束されている場合を示している。 本発明の実施形態に係る測定装置の動作を示す模式図であり、用紙の両端が拘束されていない場合を示している。 本発明の実施形態に係るシャッター機構を備えた測定装置の構造を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るシャッター機構を備えた測定装置の構造を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る測定装置の動作を示すタイミングチャート図である。 本発明の実施形態に係る測定装置の動作を示すフローチャート図である(その1)。 本発明の実施形態に係る測定装置の動作を示すフローチャート図である(その2)。
以下、本発明の実施形態例(以下、「本例」という。)について、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図1は、本例の測定装置90を含む画像形成装置1の構成を示す模式図であり、図2は、測定装置90を含む画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本例の測定装置90は、画像形成を行うシート材の種類や坪量などを判別するための物性値を検出する装置である。検出した物性値は、画像形成を行う際のプロセス条件や定着条件、画像と用紙の位置を合わせるレジスト部のループ量など(これらを総称して画像形成条件と呼ぶ。)に反映されるため、上記測定装置90は、画像形成装置1に組み込まれることが好ましい。なお、本例では、測定装置90を画像形成装置1に組み込んだ構成について説明するが、測定装置を単体で構成してもよい。
図1及び図2(a)に示すように、本例の画像形成装置1は、制御部10、記憶部20、ネットワークI/F部30、表示操作部40、選択部41、画像読取部50、画像処理部60、給紙部70、画像形成部80、測定装置90、排紙部100などで構成される。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12やRAM(Random Access Memory)13等のメモリとで構成される。CPU11は、ROM12又は記憶部20から処理内容に応じたプログラムを読み出し、RAM13に展開して実行することにより、画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。
記憶部20は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、画像読取部50が読み取った画像データ、図示しないクライアント装置などから入力された画像データ、後述する物性値特定部が特定したシート材の物性値などを記憶する。
ネットワークI/F部30は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、画像形成装置1をLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続し、外部の情報機器(例えばクライアント装置)との間で各種データの送受信を行う。
表示操作部40は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示部上に、透明電極が格子状に配置された感圧式や静電容量式などの操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどで構成され、表示部及び操作部として機能する。表示部は、制御部10から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面の表示を行う。操作部は、ユーザによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。また、操作部は、ユーザが、物性値検出部91によるシート材110の物性値の検出を中断するか又は継続するかを選択できる選択部41の機能も有する。
画像読取部50は、コンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサの受光面上に結像させて原稿画像を読み取る。画像読取部50によって読み取られた画像(アナログ画像信号)は、画像処理部60において所定の画像処理が施される。
画像処理部60は、アナログデジタル(A/D)変換処理を行う回路及びデジタル画像処理を行う回路などで構成される。画像処理部60は、画像読取部50からのアナログ画像信号にA/D変換処理を施すことによりデジタル画像データを生成する。また、画像処理部60は、外部の情報機器(例えばクライアント装置)から取得した印刷ジョブを解析し、原稿の各ページをラスタライズしてデジタル画像データを生成する。そして、画像処理部60は、必要に応じて、画像データに対して、色変換処理、初期設定又はユーザ設定に応じた補正処理(シェーディング補正等)、及び圧縮処理等の画像処理を施し、画像処理後の画像データを画像形成部80に出力する。
給紙部70は、各種シート材(用紙)を収容する複数の給紙トレイと、シート材を搬送する複数のローラ対とを含む。給紙トレイに収容されている用紙は、最上部から一枚ずつ送出され、複数のローラ対により画像形成部80に搬送される。
画像形成部80は、図1及び図2(b)に示すように、異なる色成分Y、M、C、Kに対応して設けられた、露光装置81(81Y、81M、81C、81K)、現像装置82(82Y、82M、82C、82K)、感光体ドラム83(83Y、83M、83C、83K)、帯電装置84(84Y、84M、84C、84K)、クリーニング装置85(85Y、85M、85C、85K)、一次転写ローラ86(86Y、86M、86C、86K)、中間転写ユニット87、定着装置88、用紙を搬送する複数の搬送ローラ等を備えて構成される。なお、以下の説明では、必要に応じて、Y、M、C、Kを除いた符号を使用する。
各色成分Y、M、C、Kの感光体ドラム83は、アルミ材よりなる円筒状の金属基体の外周面上に、保護層としてのオーバーコート層を設けた有機感光体層(OPC)が形成された像担持体である。感光体ドラム83は、接地された状態で後述する中間転写ベルトに従動して図1における反時計方向に回転される。
各色成分Y、M、C、Kの帯電装置84は、スコロトロン式であって、その長手方向を感光体ドラム83の回転軸方向に沿わせた状態で、対応する感光体ドラム83に近接配設されており、トナーと同極性のコロナ放電によって、当該感光体ドラム83の表面に一様な電位を与える。
各色成分Y、M、C、Kの露光装置81は、例えばポリゴンミラーなどによって感光体ドラム83の回転軸と平行に走査を行い、一様に帯電された対応する感光体ドラム83の表面上に画像データに基づいて像露光を行うことにより静電潜像を形成させる。
各色成分Y、M、C、Kの現像装置82は、対応する色成分の小粒径のトナーと磁性体とからなる二成分現像剤を収容しており、トナーを感光体ドラム83の表面に搬送して、当該感光体ドラム83に担持された静電潜像をトナーにより顕像化する。
各色成分Y、M、C、Kの一次転写ローラ86は、中間転写ベルトを感光体ドラム83に圧接し、対応する感光体ドラム83に形成された各色トナー像を順次重ねて中間転写ベルトに一次転写する。
各色成分Y、M、C、Kのクリーニング装置85は、一次転写後に対応する感光体ドラム83上に残留した残留トナーを回収する。また、クリーニング装置85の感光体ドラム83の回転方向下流側には図示しない潤滑剤の塗布機構が隣接状態で設けられており、対応する感光体ドラム83の感光面に潤滑剤の塗布を行っている。
中間転写ユニット87は、被転写体となる無端状の中間転写ベルトと支持ローラと二次転写ローラと中間転写クリーニング部などを備え、複数の支持ローラに中間転写ベルトが張架されて構成される。一次転写ローラ86Y、86M、86C、86Kによって各色トナー像が一次転写された中間転写ベルトが、二次転写ローラによってシート材に圧接されると、シート材にトナー像が二次転写され、定着装置88に送られる。中間転写クリーニング部は、中間転写ベルトの表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有する。二次転写後に中間転写ベルトの表面に残存する転写残トナーは、ベルトクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
定着装置88は、熱源となる加熱ローラと定着ローラとこれらに掛け渡された定着ベルトと加圧ローラなどを備え、定着ベルトを介して定着ローラに加圧ローラが圧接されており、当該圧接部がニップ部を構成している。そして、加熱ローラで加熱された定着ベルトと各ローラとによりニップ部を通過するシート材を加熱加圧し、シート材に形成された未定着のトナー像を定着させる。
測定装置90は、給紙部70から画像形成部80(特に、レジスト部)に至る搬送経路
に配置され、シート材(用紙)の厚み、坪量(又は重量)、含水率(又は水分量)、剛度(又は剛性)、表面平滑度、光沢度、密度、白色度などの物性値を検出する物性値検出部と、シート材の面に直交する方向に移動可能に構成され、シート材を物性値検出部に押し当てる押し当て部材(必要に応じて対向板)と、搬送経路上のシート材の先端を検出するシート材先端検出部などで構成される。例えば、光学的に坪量を検知する場合は、用紙の表面側及び裏面側から光を照射し、用紙で反射した光及び用紙を透過した光を検出し、反射光、拡散光、透過光を処理することによって坪量を検出することができる。また、用紙の表面で反射した光の強度分布や波長を測定することによって、表面平滑度や光沢度、白色度など検知することができる。また、用紙の表裏に配置した電極で用紙の静電容量を測定することによって用紙の含水率を検知することができる。また、用紙搬送経路を屈曲させ、屈曲させた部分に圧電センサを設置して圧力を測定することにより、用紙の剛度を検知することができる。また、搬送ローラにエンコーダを設置して変位を測定することにより、用紙の厚みを検知することができ、用紙の坪量と厚みから用紙の密度を検知することもできる。この測定装置90の詳細な構造については後述する。
排紙部100は、複数の排紙トレイとシート材を搬送する複数のローラ対とを備え、画像形成部80によって画像が形成されたシート材は、複数のローラ対により排紙トレイに排紙される。
また、上記制御部10は、図2(c)に示すように、第1制御部14、第2制御部15、物性値特定部16などとして機能する。
第1制御部14は、ローラ対を駆動するモータ等を制御してシート材の搬送を停止し、後述する押し当て部材を用いてシート材を物性値検出部に押し当てて、シート材の物性値を検出する第1処理を制御する。また、第1制御部14は、後述するシャッター機構のシャッター部材の開く動作を制御する。また、シート材を介して押し当て部材に対向する対向板を備える場合は、第1制御部14は、シート材を押し当て部材と対向板とで挟み込み、対向板を物性値検出部に押し当てて、シート材の物性値を検出する。また、第1制御部14は、シート材の物性値を検出する際に、物性値検出部に対して搬送経路の上流側の第1ローラ対又は下流側の第2ローラ対の一方でシート材を保持した状態にする。例えば、第1ローラ対又は第2ローラ対の一方が、ローラ同士の間隔を調整可能に構成されている場合は、一方のローラ対のローラ同士の間隔を広げ、他方のローラ対でシート材を保持した状態にする。
また、シート材先端検出部93を備える場合は、第1制御部14は、シート材先端検出部93がシート材の先端を検出したら、所定時間が経過するまでに、押し当て部材の移動やシャッター部材の開放等の準備動作を完了させるようにする。
第2制御部15は、シート材の物性値検出後に、押し当て部材による押し当てを解除してシート材を物性値検出部から離間させ、シート材の搬送を開始する第2処理の制御を行う。また、第2制御部15は、後述するシャッター機構のシャッター部材の閉じる動作を制御する。
例えば、物性値特定部16は、上記の第1処理と第2処理とを繰り返し実施して検出した、シート材の面内の複数箇所の物性値に基づいて、シート材の物性値を特定する。その際、物性値特定部16は、第1処理と第2処理とを実施する度にカウンタのカウント値を加算し、カウント値が指定回数を超えたら物性値の検出を終了して、シート材の物性値を特定する。
上記第1制御部14、第2制御部15、物性値特定部16は、ハードウェアとして構成
してもよいし、制御部10を、第1制御部14、第2制御部15、物性値特定部16とし
て機能させるソフトウェア(測定制御プログラム)として構成し、当該測定制御プログラ
ムをCPU11に実行させる構成としてもよい。
なお、本例では、制御部10を第1制御部14,第2制御部15に分けて、第1処理と第2処理を繰り返す処理の例を説明したが、制御部を分けることなく1度の検出動作でシート材の物性値を特定するようにしてもよい。
なお、図1及び図2は、本実施例の画像形成装置1の一例であり、その構成や制御は適宜変更可能である。例えば、図1では、画像形成装置1の内部に測定装置90を設けたが、給紙部70が画像形成装置1から分離した給紙ユニットとして構成される場合は、測定装置90を、給紙ユニットと画像形成装置1との間に配置してもよい。また、測定装置90で検出した物性値をリアルタイムに画像形成に反映する必要がない場合は、測定装置90を単体で動作させてもよい。
次に、図3を用いて、測定装置90について説明する。
図3は、本例の測定装置90の構造を示す模式図である。
図3Aに示すように、測定装置90は、複数のローラ対94でシート材110を搬送する搬送経路上に配置された物性値検出部91と、シート材110を物性値検出部91に押し当てる押し当て部材92と、物性値検出部91よりも上流に設けられ、搬送されるシート材110の先端を検出するシート材先端検出部93などで構成される。また、物性値検出部91は、センサからなる検出部96を有しており、物性値検出部91の搬送されてきたシート材110と対向する側には、検出面97が形成されている。
物性値検出部91は、検出部96により、用紙の表面や裏面から照射した光の反射光、拡散光、透過光を測定したり、反射光の強度分布や波長を測定したり、用紙の表裏に配置した電極で用紙の静電容量を測定したり、屈曲した搬送経路に配置した圧電センサで圧力を測定したり、ローラに配置したエンコーダで変位を測定したりすることによって、シート材の坪量(又は重量)、含水率(又は水分量)、剛度(又は剛性)、表面平滑度、光沢度、密度、白色度などを検出する。
また、押し当て部材92は、シート材110の面(物性値検出部91の検出面97)に直交する方向に移動可能に構成され、例えば、図3Bに示すように、モータでカム98などを回転させることによって、押し当て部材92を物性値検出部91の検出面97の近傍に移動させ、さらに押し当て部材92を移動させることにより、停止したシート材110を物性値検出部91の検出面97に押し当てて圧着したり、押し当てを解除して離間させたりする。なお、押し当て部材92の形状や構造、サイズ、材料などは特に限定されず、シート材110を物性値検出部91に確実に押し当てることができればよい。
本例では、このように押し当て部材92を移動可能にすることで、経路上を搬送されてくるシート材へダメージを与えることを防ぐとともに、ジャムの発生を抑制することができる。
また、シート材先端検出部93は、シート材110の先端が所定の位置に到達したことを検出する。例えば、シート材110の搬送経路の上側及び下側に設けられた光源及び光センサなどで構成され、シート材110が光源から光センサに入射する光を遮り、光センサの出力がオフになることを検出することによって、シート材の先端が所定の位置に到達したことを検出できる。
図4は、本例の測定装置90の他の構造を示す模式図である。
図3では、シート材110が押し当て部材92と物性値検出部91との間に挟まれる構成としたが、図4Aに示すように、シート材110を介して押し当て部材92に対応する位置に対向板95を備え、シート材110が押し当て部材92と対向板95との間に挟まれる構成としてもよい。この場合、図4Bに示すように、対向板95には、物性値検出部91の検出面97にある物性値検出領域91a(例えば、表面で反射又は裏面から透過する光の経路)に開口部95aが形成される。
そして、上記測定装置90を用いてシート材110の物性値を検出する際、シート材先端検出部93がシート材110を検出してから所定時間経過後に、シート材110の搬送を一旦停止して、押し当て部材92と物性値検出部91との間(図4の構成の場合は、押し当て部材92と対向板95との間)にシート材110を挟み、シート材110を対向板95に押し当て圧着させた状態で物性値の検出を行う。
なお、検出終了後、押し当て部材92による圧着を解除してシート材110を物性値検出部91から離間させたのち、予め指定した距離だけシート材110を搬送し、再度、シート材110の搬送を一旦停止して、押し当て部材92と物性値検出部91との間にシート材110を挟み、シート材110を物性値検出部91に押し当てて第2回目の物性値の検出を行うようにして、物性値の検出を、シート材110の面内で複数回を実施することによって、シート材110の物性値を特定するようにしてもよい。
図5は、測定装置の動作を示す模式図であり、シート材の両端が拘束されている場合を示しており、図6は、測定装置の動作を示す模式図であり、シート材の両端が拘束されていない場合を示している。
図5に示すように、シート材110の両端がローラ対94で保持された(拘束された)状態で、押し当て部材92をシート材110に押し当てると、シート材110が搬送方向に張っている状態でシート材110が押し上げられるため、シート材110が破れるなどのダメージが発生する。
図6は、測定装置の動作を示す模式図であってシート材の両端を拘束しない場合を示しており、本例では、物性値検出部91に対してシート材110の上流側又は下流側の一方が保持されていない状態で押し当て部材92をシート材110に押し当て、シート材110が押し当て部材92に沿って変形するようにしてダメージの発生を抑制する。
図7は、シャッター機構を備えた測定装置90の構造を示す模式図である。
図7に示すように、測定装置90の物性値検出部91は、矩形状の筐体135の内部に収納されている。シャッター機構130は、筐体135側面の内側に取り付けられている。シャッター機構130は、小型のモータ132とウォームギヤ133との組み合わせにより構成され、平板状のシャッター部材131を回動させる。シャッター部材131は、筐体135のシート材110と対向する位置に形成された検出面97の開口97aを覆うように配置されており、シャッター機構130により、検出面97の開口97aを開閉するように回動する。
図7Aは、シャッター部材131により、検出面97の開口97aが閉じられている状態を示す。このように、シャッター部材131で検出面97の開口97aを閉じることにより、筐体135の内部に紙粉等が侵入して検出部96を汚すことを防ぐことができる。これにより、シート材110の物性値を正確に検出できる。
図7Bは、シャッター機構130により、シャッター部材131を回動させて、検出面97の開口97aを開いている状態を示す。このように、検出面97の開口97aを開くことで、検出部96は、開口97aを通じて、検出面97に対向するように停止したシート材110の物性値を検出することができる。
本例のように、モータ132とウォームギヤ133とを組み合わせることで、シャッター機構130を小さくして筐体135の内部に設置することができる。これにより、測定装置90を小型にすることができる。また、ウォームギヤ133の減速比を高くすることで、シャッター部材131を保持する力を大きくして、シャッター部材131の開閉動作を安定させることができる。
図8は、他のシャッター機構を備えた測定装置90の構造を示す模式図である。
図8に示すように、測定装置90の物性値検出部91は、矩形状の筐体135の内部に収納されている。シャッター部材131は、搬送経路上のシート材110と対向するように形成された検出面97の開口97aを覆うように配置されており、図示しないシャッター機構により、検出面97の開口97aを開閉するように駆動される。本例のシャッター部材131は、2枚の平板部材を互いに反対方向にスライド移動させることで開閉動作を行う。本例のシャッター機構130は、例えば、筐体135の外部に設置されたソレノイドによりシャッター部材131を移動させる。
図8Aは、シャッター部材131により、検出面97の開口97aが閉じられている状態を示す。このように、シャッター部材131で開口97aを閉じることにより、筐体135の内部に紙粉等が侵入して検出部96を汚すことを防ぐことができる。これにより、シート材110の物性値を正確に検出できる。
図8Bは、シャッター機構により、シャッター部材131がスライド移動して、検出面97の開口97aが空いている状態を示す。このように、検出面97の開口97aを開くことで、検出部96は、開口97aを通じて、検出面97に対向するように停止したシート材110の物性値を検出できる。
図9は、本例の測定装置90の測定動作を示すタイミングチャート図である。
図9に示すように、シート材先端検出部93がシート材110の先端(紙有)を検出した時刻T1を基準時刻として測定動作を開始する。
時刻T1になると、押し当て部材92を物性値検出部91の方向へ移動させる押し上げモータが起動する。同時に、シャッター部材131を開放させるシャッター機構130のシャッターモータが起動する。
時刻T2になると、シート材110を搬送している搬送ローラ対94を駆動する用紙搬送モータの速度が減速されて、シート材110の搬送速度が遅くなる。
時刻T3になると、シャッターモータの減速が始まり、シャッター部材131の開放を完了させた状態で速度0(停止)になる。なお、シャッター部材131の開放動作は、押し当て部材92が検出面97近傍へ移動する前及びシート材110が停止する前に完了する。
時刻T4になると、押し上げモータの減速が始まり、押し当て部材92を検出面97の近傍に移動させた後、さらに移動して、シート材110を物性値検出部91の検出面97に押し当てた(圧着)状態で停止する(時刻T6)。なお、本例では、押し当て部材92が停止する時刻T6は、用紙搬送モータの駆動が停止(シート材が停止)する時刻T5よりも後になるように設定されている。これにより、押し当て部材92は、停止した状態のシート材110を、物性値検出部91の検出面97に圧着することができる。
時刻T5になると、用紙搬送モータが停止し、シート材110が物性値検出部91の検出面97に対向した状態で停止する。このとき、シャッター部材131は開放された状態であり、また、押し当て部材92は、物性値検出部91の検出面97の近傍に位置する状態である。
時刻T6になると、押し当て部材92によりシート材110を検出面97に圧着させた状態で、物性値検出部91の検出部96によるシート材110の物性値の読み取りが開始される。
時刻T7になると、物性値検出部91によるシート材110の物性値の読み取りが終了し、押し上げモータが再起動して、押し当て部材92を検出面97から離間させる方向へ移動させて、シート材110の圧着が解除される。シート材110の圧着が解除されると同時に、シャッターモータが再起動して、シャッター部材131を閉じる方向に移動させる。
時刻T8になると、用紙搬送モータが再起動し、停止していたシート材110を用紙搬送経路の下流側へ搬送する。このとき、シャッター部材131を閉じた状態にしておくことで、シート材110の搬送により生じる紙粉等が物性値検出部91に付着することを防止できる。
なお、時刻T2及び時刻T5は、シート材110の大きさに応じて適宜設定されるものである。
次に、図10及び図11を用いて、上記測定装置90を用いたシート材110の物性値の測定方法について説明する。
図10及び図11は、本例の測定装置の測定動作を示すフローチャート図である。CPU11は、ROM12又は記憶部20に記憶した測定制御プログラムをRAM13に展開して実行することにより、図10及び図11のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、シート材先端検出部93は、給紙部70から搬送されるシート材110を監視し(S101)、シート材先端検出部93がシート材110の先端を検出したら(S101のYes)、制御部10は、基準時刻T1からタイマーによる経過時間のカウントを開始する(S102)。
次に、制御部10は、タイマーのカウント時間が、シャッター部材131の開放動作を開始するシャッター起動時刻Taを超えたかを判断し(S103)、カウント時間が時刻Taを超えた場合(S103のYes)には、シャッター部材131の開放動作を開始する(S104)。なお、本例の時刻Taは基準時刻T1に設定されており、シート材先端検出部93がシート材110の先端を検出したと同時に、シャッター部材131の開放動作を開始する。
次に、制御部10は、タイマーのカウント時間が、押し当て部材92の移動を開始する押し当てモータ起動時刻Tbを超えたかを判断し(S105)、カウント時間が押し当て起動時刻Tbを超えた場合(S105のYes)には、物性値検出部91の検出面97方向(シート材110の面に直交する方向)へ押し当て部材92の移動を開始する(S106)。なお、本例の時刻Tbは基準時刻T1に設定されており、シート材先端検出部93がシート材110の先端を検出したと同時に、押し当て部材92の移動を開始する。
次に、制御部10は、タイマーのカウント時間が、搬送ローラ対94を駆動する用紙搬送モータの減速を開始する減速開始時刻T2を超えたかを判断し(S107)、カウント時間が時刻T2を超えた場合(S107のYes)には、用紙搬送モータの減速を開始する(S108)。
次に、制御部10は、タイマーのカウント時間が、シャッター部材131を開放させるシャッターモータの減速を開始する減速開始時刻T3を超えたかを判断し(S109)、カウント時間が時刻T3を超えた場合(S109のYes)には、シャッターモータの減速を開始する(S110)。
次に、制御部10は、タイマーのカウント時間が、押し当て部材92を移動させる押し上げモータの減速を開始する減速開始時刻T4を超えたかを判断し(S111)、カウント時間が時刻T4を超えた場合(S111のYes)には、押し上げモータの減速を開始する(S112)。
制御部10は、シート材110の搬送を物性値検出部91の検出面97に対向する位置で停止する(S113)。
次に、シート材110の搬送を停止した状態で、制御部10は、押し当て部材92を物性値検出部91の検知面97の方向へさらに移動させて(S114)、停止した状態のシート材110を物性値検出部91の検知面97へ押し当てて圧着させる。本例では、シート材110の搬送が停止するまでに、押し当て部材92を物性値検出部91の検出面97の近傍に移動させておくことで、シート材110の搬送を停止させた直後に、押し当て部材92でシート材110を物性値検出部91へ押し当てることができる。これにより、シート材110の搬送を停止させてすぐにシート材110の物性値の検出を開始することができるので、タイムロスがなくなり測定装置90の生産性を向上させることができる。
そして、制御部10は、シート材110の物性値検出部91への押し当てが完了したかを判断し(S115)、押し当てが完了したら(S115のYes)、物性値検出部91を動作させて、シート材110の物性値の検出を開始する(S116)。
本例では、シート材110の搬送を停止させるまでに、シャッター部材131の開放動作を完了させる。なお、シート材110の搬送を停止させるタイミングと、シャッター部材131の開放動作を完了させるタイミングとを一致させることにより、シャッター部材131を閉じる時間を長くすることで、シート材110の搬送により生じる紙粉等が物性値検出部91に付着することを効果的に防止できる。
また、本例では、シート材110の搬送を停止させる際に、準備動作として、シャッター機構のシャッター部材は開放された状態にあり、且つ、押し当て部材92の位置は物性値検出部91の検知面97、すなわち、停止させたシート材110の近傍に位置する状態にある。なお、これらの準備動作が完了しているかは、特別な監視センサを設けて判断してもよい。また、基準時刻T1から所定の時間が経過した場合には、準備動作が完了したものと判断して、物性値検出部91による物性値の検出を開始するようにしてもよい。
そして、物性値の検出が完了したかを判断し(S117)、物性値の検出が完了したら(S117のYes)、制御部10は、検出値を記憶部20などに記憶させる(S118)。
次に、制御部10は、押し上げモータを起動して、押し当て部材92を物性値検出部91と反対の方向に移動させて、押し当て部材92による押し当てを解除する(S119)。これにより、シート材110が物性値検出部91の検出面97から離間する。
そして、押し当ての解除が完了したかを判断し(S120)、押し当ての解除が完了した直後(S116のYes)、制御部10は、シャッターモータを起動して、シャッター部材131を閉じる動作を開始する(S121)。本例では、シート材110が物性値検出部91から離間した直後にシャッター部材131を閉じることで、物性値検出部91の内部に埃等が侵入することを効果的に防止できる。
次に、タイマーのカウント時間が、用紙搬送モータを再起動させる再起動開始時刻T8を超えたかを判断し(S122)、カウント時間が時刻T8を超えた場合(S122のYes)には、用紙搬送モータを再起動させて、搬送ローラ対94を駆動して搬送を再開し(S123)、シート材110を、物性値検出部91に対向する位置から用紙搬送経路の下流側へ搬送する。
制御部10は、検出値からシート材110の物性値を特定し(S124)、シート材110を画像形成部80に搬送する(S125)。そして、特定した物性値を画像形成部80に通知して、シート材110の物性値に応じた画像形成条件で画像形成を実施させる。
本例では、S116における物性値の検出動作は、搬送経路上で隣り合うシート材の間隔調整を行うために、シート材の搬送を一時停止するシート間調整時間の間に行う。レジストローラ等に当接してシート材にループがある状態で検出動作を行った場合には、正確な物性値を得ることができない可能性があるが、本例のように、シート材にループが形成されないシート間調整時間の間に物性値の検出を行うことで、シート材110の物性値の検出を精度よく行うことができる。
同様の理由により、物性値検出部91の搬送経路上の設置場所は、例えば、シート材にループを生じさせるレジストローラのような部材から離れた場所に設置するのが望ましい。
さらに、S117において、物性値検出部91による物性値の検出時間(T7−T6)が、シート間調整時間よりも長い場合には、ユーザが、選択部41を通じて、物性値検出部91による物性値の検出を中断させるか又は継続させるかを選択できるようにしてもよい。
また、S106等において、シャッター機構130によるシャッター部材131の開閉動作が行われない場合には、シャッター機構130に異常が発生していることを通知するようにしてもよい。同様に、S104等において、決められた時間内に、押し当て部材92の移動が完了しないような場合には、押し当て部材92を移動させる機構に故障が発生していることを通知するようにしてもよい。
以上、本例に係る測定装置90について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
本例では、押し当て部材92を移動させる機構としてカムを用いているが、これに限定することなく、例えばソレノイド等を用いた機構であってもよい。
本例では、シート材110が物性値検出部91から離間した直後にシャッター部材131を閉じているが、シャッター部材131を閉じる動作は、シート材110が物性値検出部91の検出面97から離間した後であればよい。
1・・・画像形成装置
10・・・制御部
11・・・CPU
12・・・ROM
13・・・RAM
14・・・第1制御部
15・・・第2制御部
16・・・物性値特定部
20・・・記憶部
30・・・ネットワークI/F部
40・・・表示操作部
41・・・選択部
50・・・画像読取部
60・・・画像処理部
70・・・給紙部
80・・・画像形成部
81、81Y、81M、81C、81K・・・露光装置
82、82Y、82M、82C、82K・・・現像装置
83、83Y、83M、83C、83K・・・感光体ドラム
84、84Y、84M、84C、84K・・・帯電装置
85、85Y、85M、85C、85K・・・クリーニング装置
86、86Y、86M、86C、86K・・・一次転写ローラ
87・・・中間転写ユニット
88・・・定着装置
90・・・測定装置
91・・・物性値検出部
91a・・・物性値検出領域
92・・・押し当て部材
93・・・シート材先端検出部
94・・・ローラ対
95・・・対向板
95a・・・開口部
96・・・検出部(センサ)
97・・・検出面
97a・・・開口
98・・・カム
100・・・排紙部
110・・・シート材
130・・・シャッター機構
131・・・シャッター部材
132・・・モータ
133・・・ウォームギヤ

Claims (11)

  1. ローラ対でシート材を搬送する搬送経路上に設けられた、検出面を通じて前記シート材の物性値を検出する検出部を有する物性値検出部と、
    前記シート材の面に直交する方向に移動可能に構成された、前記シート材を前記物性値検出部の検出面に押し当てる押し当て部材と、
    前記押し当て部材を移動させることにより、前記搬送経路上で停止させた前記シート材を前記物性値検出部の検出面に押し当てて、前記シート材の物性値を検出する制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記シート材を搬送経路上で停止させる前に、前記押し当て部材を前記シート材に近づく方向に移動させて、前記検出面の近傍に位置させる
    測定装置。
  2. 前記物性値検出部は、
    前記検出面を覆う開閉可能なシャッター部材を有するシャッター機構を備え、
    前記制御部は、前記シート材の搬送を停止させる際に、前記シャッター機構のシャッター部材を開いた状態にする
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記制御部は、前記シャッター部材を開いた状態で、前記検出面の近傍に位置させた押し当て部材を前記停止させたシート材に近づく方向に移動させて、前記シート材を前記検出面に押し当てて圧着させる
    請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記制御部は、前記シート材の物性値検出後に、前記押し当て部材を前記シート材から離れる方向に移動させて、前記シート材を前記検出面から離した状態で、前記シート材の搬送を再開させる
    請求項2に記載の測定装置。
  5. 前記制御部は、前記シート材の搬送を再開する際に、前記シャッター部材を閉じた状態にする
    請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記搬送経路上の前記シート材の先端を検出するシート材先端検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記シート材先端検出部が前記シート材の先端を検出した時間に基づいて、前記押し当て部材の移動及びシャッター部材の開閉を制御する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の測定装置。
  7. 前記物性値検出部は、前記搬送経路上のシート材の厚み、坪量、表面の平滑度のいずれかを検出する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の測定装置。
  8. 前記物性値検出部は、前記シート材を搬送する際のシート間調整時間の間に、前記シート材の物性値を検出する
    請求項1に記載の測定装置。
  9. 前記物性値検出部による前記シート材の物性値を検出する時間が、前記シート間調整時間よりも長い場合において、前記物性値検出部による前記シート材の物性値の検出を中断するか又は継続するかを選択できる選択部と、を備えた、
    請求項8に記載の測定装置。
  10. シート材に画像を形成する画像形成部と、前記シート材の物性値を測定する測定装置を備えた画像形成装置であって、
    前記測定装置は、
    ローラ対でシート材を搬送する搬送経路上に設けられた、検出面を通じて前記シート材の物性値を検出する検出部を有する物性値検出部と、
    前記シート材の面に直交する方向に移動可能に構成された、前記シート材を前記物性値検出部の検出面に押し当てる押し当て部材と、
    前記押し当て部材を移動させることにより、前記搬送経路上で停止させた前記シート材を前記物性値検出部の検出面に押し当てて、前記シート材の物性値を検出する制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記シート材を搬送経路上で停止させる前に、前記押し当て部材を前記シート材に近づく方向に移動させて、前記検出面の近傍に位置させる
    画像形成装置。
  11. ローラ対でシート材を搬送する搬送経路上に、検出面を通じて前記シート材の物性値を検出する検出部を有する物性値検出部と、前記シート材の面に直交する方向に移動可能に構成され、前記シート材を前記物性値検出部に押し当てる押し当て部材と、前記検出面を覆う開閉可能なシャッター部材を有するシャッター機構と、を備える測定装置における測定方法であって、
    前記シート材の搬送を停止させる前に、前記押し当て部材を前記シート材に近づく方向に移動させて、前記検出面の近傍に位置させるステップと、
    前記シート材の搬送を停止させる前に、前記シャッター部材のシャッターを開いた状態にするステップと、
    前記シート材の搬送を停止させるステップと、
    前記検出面の近傍に停止させた位置させた押し当て部材により、前記停止させたシート材を前記物性値検出部に押し当てて前記シート材の物性値を検出するステップと、を備えた
    測定方法。
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