JP2915968B2 - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JP2915968B2 JP16348190A JP16348190A JP2915968B2 JP 2915968 B2 JP2915968 B2 JP 2915968B2 JP 16348190 A JP16348190 A JP 16348190A JP 16348190 A JP16348190 A JP 16348190A JP 2915968 B2 JP2915968 B2 JP 2915968B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、用紙、OPHシート、封筒等のシート(以
下、被記録媒体という)への記録を行なう複写機、レー
ザービームプリンタ、ファクシミリ等のシート給送装置
に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、例えば、第4図に示す電子写真記録手段を用い
たレーザービームプリンタ等の記録装置においては、給
紙カセット(給紙部)1内に記載された被記録媒体2
が、感光体である感光ドラム3を通過して排紙ローラ対
5によって排紙トレイ(排紙部)6上に排出されるまで
の被記録媒体2の搬送経路(パス)は略直線的に形成さ
れている。従って、レジストローラ7、感光ドラム3、
転写ローラ9、搬送ベルト10、定着器11、排紙ローラ対
5等の各構成要素は、その直線的な搬送経路に沿って配
置されている。ところで、このように、被記録媒体2の
搬送経路を直線的に形成するのは、給紙カセット1から
給送された被記録媒体2が感光ドラム3を通過して排紙
トレイ6上に排出されるまでの搬送過程でジャム等のト
ラブルが生じ難くして、被記録媒体2の搬送信頼性を向
上させることにある。
けれども、このように、被記録媒体2の搬送経路を直
線的に形成する場合には、どうしても、給紙部(給紙カ
セット1)と排紙部(排紙トレイ6)を装置本体12の外
に配置せねばならず、このため、その給紙部と排紙部が
記録装置の実質的な装置スペースを大きくしてしまう問
題があった。
このようなことから、昨今の記録装置においては、第
5図(a)、第5図(b)に示すように、給紙カセット
1から送給される被記録媒体2の搬送経路を、給紙カセ
ット1から給送された被記録媒体2を反転搬送するU字
形(第5図(a))やS字形(第5図(b))に形成し
て、記録装置の実質的な設置スペースが小さくなるよう
にしている。例えば、搬送経路をU字形にした第5図
(a)の場合には、給紙部(給紙カセット1)が装置本
体12内に配置されることから、その分、記録装置の実質
的な設置スペースが小さくなる。また、搬送経路をS字
形にした第5図(b)の場合には、給紙部(給紙カセッ
ト1)と排紙部(排紙トレイ部13)との双方が装置本体
12内に配置されることから、その分、記録装置の実質的
な設置スペースが小さくなる、 しかし、上記のように、被記録媒体2の搬送経路をU
字形にしたり、S字形にしたりする場合には、装置本体
12の、搬送方向となる長さ寸法(A寸法)が大きくなっ
てしまう傾向にある。
このように、装置本体12の長さ寸法が大きくなること
は、装置本体12自体の設置スペースが大きくなってしま
うことを意味する。
この問題を解決するために第1の方策として、被記録
媒体2を折り曲げて反転させる等価的な円弧の半径を小
さくすることが考えられるが、この方策の場合、カール
等の被記録媒体2の安定反転搬送という面から限界があ
った。
また、第2の方策として、給紙部(給紙カセット1)
内の被記録媒体2の先端から第1の搬送ローラ対8まで
の距離Bを短縮させることが考えられるが、従来の給紙
部に備えられている被記録媒体2の給紙手段と分離手段
を用いた場合には距離Bを短縮することは到底できな
い。
第6図(a)、第6図(b)、第6図(c)は、従来
の記録装置の給紙部に備えられている代表的な給紙手段
と分離手段を示したものである。第6図(a)は爪分離
方式を示し、第6図(b)はデュプロ方式を示し、第6
図(c)はリタード方式を示している。
第6図(a)に示す爪分離方式においては、半月状の
給紙ローラ15が矢印方向に回転駆動すると、押し上げば
ね(コイルスプリング)16によって押し上げられている
中板17上に積載された最上部の被記録媒体2が、給紙ロ
ーラ15によって給紙方向に搬送される。これにより、被
記録媒体2はループをつくる分離爪19によって1枚ずつ
分離される。しかし、この方式の場合、分離爪19と第1
の搬送ローラ対8との距離Bを十分にとらないと、分離
爪19による被記録媒体2のループが開放された際に、被
記録媒体2が安定して第1の搬送ローラ対8の上ローラ
20と下ローラ21との間に侵入しないことになる。従っ
て、この方式で距離Bを短縮することは難しい。
第6図(b)に示す摩擦分離方式においては、円形状
の給紙ローラ15が矢印方向に回転駆動すると、押し上げ
ばね16によって押し上げられている中板17上に記載され
た最上部の被記録媒体2が、給紙ローラ15によって給紙
方向に搬送される。これにより、被記録媒体2は給紙ロ
ーラ15下の搬送ガイド22に設けられた分離パッド23の摩
擦力により1回ずつ分離される。しかし、この方式の場
合、大型の給紙ローラ15と分離パッド23が、給紙部(給
紙カセット1)内に積載された被記録媒体2の先端と第
1の搬送ローラ対8との間に位置するため、同じく距離
Bを短縮することは難しい。
第6図(c)に示すリタード方式においては、給紙部
(給紙カセット1)内に積載された被記録媒体2の先端
と第1の搬送ローラとの間に、正回転駆動するフィード
ローラ25と、これに所定圧で接触している正逆回転駆動
可能なリタードローラ26とが設置される。レタードロー
ラ26は、軸27を支点として回動可能なL字形の支持部材
29の一端にトルクリミッタ30を介して回転可能に取り付
けられていて、支持部材29の他端と装置本体12との間に
介装した加圧ばね(コイルスプリング)31によって、常
にフィードローラ25と所定圧で接触するように付勢され
ている。しかして、半月状の給紙ローラ15が矢印方向に
回転すると、給紙カセット1内に積載された被記録媒体
2が給紙ローラ15によって給紙方向に搬送される。この
とき。リタードローラ26はフィードローラ25と同じに正
回転駆動している。給紙ローラ15によって搬送された被
記録媒体2はフィードローラ25とリタードローラ26との
間に導かれる。このとき、給紙ローラ15が図示のように
複数枚の被記録媒体2を重なった状態で搬送した場合、
リタードローラ26の負荷が変わり、リタードローラ26は
トルクリミッタ30によって逆回転駆動する。このリター
ドローラ26の逆回転駆動によって最上部の被記録媒体2
以外はフィードローラ25とリタードローラ26との間への
侵入を阻止され、最上部の被記録媒体2のみがフィード
ローラ25で分離される。しかし、この方式の場合、搬送
方向にスペースをとるフィードローラ25とリタードロー
ラ26が、給紙部内の被記録媒体2の先端と第1の搬送ロ
ーラ対8との間に位置するため、同じく距離Bを短縮す
ることは難しい。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたも
ので、給紙部に積載された被記録媒体の先端と第1の搬
送ローラ対との間に距離を短縮して、装置本体の小型化
が図れるようにしたシート搬送装置を提供することを目
的とするのである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、給紙部に積載されたシートを1枚ずつ分離
して給送するシート給送装置において、前記給紙部に積
載されたシートに接触、離間可能に設けられ、前記シー
トに接触して該シートを給送方向に対し略直交する方向
に搬送する分離搬送ローラと、前記分離搬送ローラによ
り搬送されたシートを1枚ずつ分離する分離爪とを備え
た分離搬送手段と、前記分離搬送手段により分離搬送さ
れたシートを受け入れるために離間可能に設けられ、前
記受け入れたシートに接触して該シートを給送方向に搬
送する分離後搬送手段と、前記分離搬送ローラと同期回
転し、前記分離後搬送手段のシートに対する接触、離間
を制御するカムと、を有し、前記分離搬送手段によりシ
ートが分離搬送されるときに前記分離後搬送手段は前記
カムによって該シートを受け入れるよう離間し、前記分
離後搬送手段がシートに接触して給送方向に搬送すると
き前記分離搬送ローラは該分離後搬送手段によるシート
搬送を妨げないようにシートから離間するように構成さ
れていることを特徴とする。
また本発明は、前記分離後搬送手段は圧接、離間可能
な一対のコロを有すると共に、前記分離搬送ローラは切
欠き部を有し、前記一対のコロは前記分離搬送ローラに
よってシートが分離搬送されるとき該シートを受け入れ
るよう離間し、前記分離搬送ローラは、前記一対のコロ
によりシートを給送方向に搬送するとき前記切欠き部分
がシートに対向する状態となることによりシートから離
間することを特徴とする。
(ホ) 作用 以上の構成に基づき、分離搬送手段は、給紙部に積載
されたシートに分離搬送ローラを接触させてシートを給
送方向に対し略直交する方向に搬送すると共に、分離爪
によりシートを1枚ずつ分離して搬送する。また、分里
後搬送手段は、シートが分離搬送されるときカムにより
シートを受け入れるよう離間した後、シートに接触して
シートを給送方向に搬送する。なお、このとき分離搬送
ローラは、分離後搬送手段のシート搬送の妨げとならな
いようシートから離間する。
(ヘ) 実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明が適用された記録装置(レーザービー
ムプリンタ)の全体構成を示したものである。
本記録装置においては、給紙部である給紙カセット32
から給送された被記録媒体33が排紙部である排紙トレイ
35上に排出されるまでの搬送経路をU字形に形成するこ
とにより、給紙部を装置本体36内に配置して、記録装置
の実質的な設置スペースを小さくしている。
給紙カセット32と排紙トレイ35を結ぶ搬送経路には、
第1搬送ローラ対37、第2搬送ローラ対39、感光ドラム
40、転写ローラ41、搬送ベルト42、定着器43、排紙ロー
ラ対45等が順次配設されている。そして、給紙カセット
32から給送された被記録媒体33は、第1搬送ローラ対3
7、第2搬送ローラ対39によって感光ドラム40に導かれ
る。ここで被記録媒体33上に感光ドラム40のトナー像が
転写ローラ41によって転写される。次いで被記録媒体33
は矢印A方向に搬送する。搬送ベルト42によって定着器
43に送られ、ここで転写された未着のトナー像が加勢、
加圧されて永久像として定着される。定着器43を通過し
た被記録媒体33は排紙ローラ対45によって排紙トレイ35
上に排出される。
上記第2搬送ローラ対39は、第1搬送ローラ対37が被
記録媒体33を搬送するとき、回転停止していてこの被記
録媒体33の斜行を矯正するレジストローラである。この
レジストローラは、感光ドラム41の外周面に画像の書き
込みが開始されるのとタイミングを合わせて回転駆動
し、第1搬送ローラ対37によって搬送された被記録媒体
33を感光ドラム41へと導く。
感光ドラム41は、支軸46を中心に所定の周速度で矢印
方向に回転駆動する電子写真感光体であり、そのドラム
基体の外周面には、有機あるいは無機の光導電体層を主
体とする感光体を具備している。
このような感光ドラム41は、その回転過程において帯
電ローラ47により正又は負の所定電位の均一帯電を受け
る。そして、露光部49において、その外周面上にレーザ
ースキャナ50によるレーザービーム走査露光Lで原稿画
像情報の走査書き込みを受ける。これによって、感光ド
ラム41の外周面上には、静電潜像が順次形成されて行
く。なお、レーザースキャナ50から出力されたレーザー
ビーム走査露光Lは、露光部49において反射ミラー51で
偏向されて感光ドラム41の外周面に照射される。
そして、静電潜像が形成された感光ドラム41の外周面
には、現像装置52内のトナー(顕画材)53が供給され
て、静電潜像はトナー像として顕像化される。このトナ
ー像は、感光ドラム41と転写ローラ41との間を通過する
被記録媒体33上に転写ローラ41により順次転写されてい
く。この転写ローラ41によるトナー像の被記録媒体33へ
の転写は、転写ローラ41によってトナー像の荷電極性と
逆電極性の帯電がなされることにより行なわれる。転写
ローラ41によりトナー像が転写された被記録媒体33は、
転写ローラ41の下流側に配置され分離除電針(転写ロー
ラ41とは逆極性の電位が印加されている)55による除電
を受けて感光ドラム41面からの分離がなされる。なお、
トナー像の転写を終えた感光ドラム41面は、クリーニン
グ装置56により残りの付着トナー53が払拭され、次の潜
像形成に備えられる。
次に本発明部分である給紙部としての給紙カセット32
について説明する。
第2図(a)、第2図(b)は給紙カセット32の縦断
面図、平面図を示したものである。
給紙カセット32には、押し上げばね(コイルスプリン
グ)57により常に押し上げられた状態で被記録媒体33を
積載している中板59と、下搬送コロ60を有した搬送コロ
板61と、給紙方向Bに対し直交する方向Cに中板59上に
積載された被記録媒体33を搬送する分離搬送ローラ62
と、分離搬送ローラ62で搬送された被記録媒体33にルー
プをつくり、そのループを給紙方向Bに対し直交する方
向Cに開放して1枚ずつ分離させる分離手段である分離
爪63と、第1搬送ローラ対37が備えられている。なお、
この分離爪63と、分離搬送ローラ62とで分離搬送手段を
構成している。
中板59は、支点66を中心に上下方向に揺動可能とされ
ていて、被記録媒体給送時、押し上げばね57の押し上げ
力によって、積載されている被記録媒体33と分離搬送ロ
ーラ62との間に所定の接触圧を与えるようになってい
る。
搬送コロ板61は、押し上げばね(コイルスプリング)
67によって常に押し上げられていて、その下搬送コロ60
を、装置本体36側に対応設置された上搬送コロ69に所定
圧で接触させている。この搬送コロ板61は、支点70を中
心に上下に揺動可能になっている。下搬送コロ60は、搬
送コロ板61に対し、斜送角度θをもって回転可能に取り
付けられている。また、上搬送コロ69は斜送角度をもた
ずに装置本体36側に回転可能に取り付けられている。こ
の上搬送コロ69には、図示しないメインモータからの回
転力が伝えられており、上搬送コロ69はその回転力によ
って矢印a方向に回転駆動する。搬送コロ板61に取り付
けられた下搬送コロ60と、装置本体36側に取り付けられ
た上搬送コロ69とで、分離後湾送手段を構成している。
分離搬送ローラ62は、切欠き部を有しており、第2図
(c)に示すように半月状をなしている。そして、この
分離搬送ローラ62は、装置本体36側からの駆動軸71から
の回転力をギアボックス72を介して受けることにより回
転駆動する。駆動軸71にはメインモータの回転力が伝え
られている。この駆動軸71上には、分離搬送ローラ62が
回転駆動する際に、この回転に同期回転して、搬送コロ
板61を押し上げばね67に抗して押し下げ、下搬送コロ60
を上搬送コロ69から離間させ、両者の圧接状態を解除す
るための半月状のカム73が取り付けられている。駆動転
71およびカム73は矢印b方向(第2図(a))に回転駆
動し、分離搬送ローラ62は矢印d方向(第2図(c))
に回転駆動する。なお、カム73と搬送コロ板61との間に
は、両者の間に一定の隙間を保つためのストッパ75が設
置されている。
第1搬送ローラ対37には、メインモータの回転力が伝
えられ、これによって第1搬送ローラ対37は回転駆動す
る。
上記構成にある給紙カセット32は次のようにして中板
59上に積載された被記録媒体33の給送を行なう。
すなわち、装置本体36全体の制御を行なうコントロー
ラ(図示せず)から給紙開始信号が出力されると、給紙
クラッチ(図示せず)がONされる。これによって、既に
回転駆動しているメインモータの回転力が駆動軸71、ギ
アボックス72を介して分離搬送ローラ62に伝えられる。
分離搬送ローラ62はこれにより回転駆動する。そして、
分離搬送ローラ62はその回転駆動に伴って中板59を押し
上げばね57に抗して押し下げると共に、中板59上に積層
された被記録媒体33を給紙方向Bに直交する方向Cに搬
送する。このようにして分離搬送ローラ62で被記録媒体
33が搬送され始めると、被記録媒体33には分離爪63によ
り適当なループが作られて被記録媒体33は1枚ずつ分離
される。分離された被記録媒体33はその先端が給紙カセ
ット32の基準面76に突き当たるまで搬送される。この過
程において、分離搬送ローラ62の回転が進むと、中板59
は徐々に押し上げばね57の押し上げ力で上動しで、初期
の位置つまり、分離搬送ローラ62により押し下げられる
前の位置に復帰する。
一方、分離搬送ローラ62に駆動軸71からの回転力が伝
えられるとき、駆動軸71に取り付けられたカム73も同時
に回転を始め、このカム73の回転駆動で搬送コロ板61が
押し上げばね67に抗して押し下げられる。これによっ
て、搬送コロ板61に取り付けられた下搬送コロ60が装置
本体36側に取り付けられた上搬送コロ69から離間し、両
者の接合状態が解除される。そして、この離間状態にあ
る下搬送コロ60と上搬送コロ69との間に、分離搬送ロー
ラ62で搬送された被記録媒体33が侵入する。そして、カ
ム73の回転が進むと、搬送コロ板61は押し上げばね67の
押し上げ力で上動し、これにより下搬送コロ60が上搬送
コロ69に接合する。このとき、上搬送コロ69はメインモ
ータの回転力で矢印a方向に回転駆動しているので、被
記録媒体33は上搬送コロ69によって給紙方向Aに搬送さ
れる。次いで、被記録媒体33は第1搬送ローラ対37およ
び第2搬送ローラ対39により感光ドラム40へと搬送され
る。
第3図は上記給送動作において、分離搬送ローラ62と
連動する中板59と、カム73と連動する搬送コロ板61のそ
れぞれの動きを表わしたタイミングチャートである。
駆動軸71が回転駆動すると、分離搬送ローラ62とカム
73はこれに連動して回転駆動する。これによって、中板
59と搬送コロ板61は押し下げられる。そして、分離搬送
ローラ62とカム73の回転が進むと、まず中板59が上動
し、その後、△t時間遅れて搬送コロ板61が上動する。
この時間差△tは、分離搬送ローラ62で搬送された被記
録媒体33の先端が基準面76に突き当たり、離間している
下搬送コロ60と上搬送コロ69との間に侵入するのに必要
な時間である。従って、この△t時間後において搬送コ
ロ板61が上動したときに、接合する下搬送コロ60と上搬
送コロ69との間に被記録体33が介在することになり、こ
の被記録媒体33は上搬送コロ69により給紙方向Bに搬送
されるのである。また、このとき分離搬送ローラ62は、
被記録媒体33の搬送を妨げないよう切欠き部分がシート
に対向する状態となって被記録媒体33から離間している
(第3図参照)。
なお、本実施例においては、給紙部と排紙部とを結ぶ
被記録媒体33の搬送経路をU字形とした場合について述
べたが、搬送経路をS字形にした場合にも同様にして適
用することが可能である。
また、本実施例では、搬送コロ板61を給紙カセット32
内に設置した場合を示したが、搬送コロ板61は装置本体
36側に設置することも可能である。そして、その搬送コ
ロ板61に設けた下搬送コロ60は中板59に設けることも可
能である。
更に、本実施例は電子写真記録手段を採用した記録装
置に適用した場合を示したが、その他、例えば熱記録手
段、インクジェット記録手段等を採用した記録装置にも
同様にして適用することができる。加えて、第4図に示
すような直線的な搬送経路を持つ記録装置においても実
施可能なことは明白である。
(ト) 発明の効果 以上説明したように本発明によれば、分離搬送手段に
より給送方向に対し略直交する方向にシートが分離搬送
されるとき分離後搬送手段はシートを受け入れるよう離
間し、この後分離後搬送手段がシートを給送方向に搬送
するとき分離搬送ローラはシート搬送の妨げとならない
ようシートから離間するので、シートを給送方向に対し
略直交する方向に搬送する距離を、分離爪によりシート
を分離するために必要な最小距離とすることができる。
これにより、装置本体の給送方向に対し直交する方向
(シートの幅方向)の長さを短くすることができ、装置
本体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用された記録装置(レー
ザービームプリンタ)の全体構成を示す縦断正面図、第
2図(a)は同記録装置に備えられた給紙カセットの縦
断正面図、第2図(b)は同給紙カセットの平面図、第
2図(c)は同給紙カセットに備えられた分離搬送ロー
ラの側面図、第3図は同給紙カセットに備えられた中板
と搬送コロ板の動きを表わしたタイミングチャート、第
4図は搬送経路を直線状にした従来の記録装置の全体構
成を示す縦断正面図、第5図(a)は搬送経路をU字形
とした従来の記録装置の全体構成を示す縦断正面図、第
5図(b)は搬送経路をS字形とした従来の記録装置の
全体構成を示す縦断正面図、第6図(a)は従来の爪分
離方式による被記録媒体の分離方法を示す縦断正面図、
第6図(b)は従来の摩擦分離方式による被記録媒体の
分離方法を示す縦断正面図、第6図(c)は従来のリタ
ード方式による被記録媒体の分離方法を示す縦断正面図
である。 32……給紙カセット(給紙部)、 33……被記録媒体、40……感光ドラム(感光体)、60…
…下搬送コロ(分離後搬送手段)、62……分離搬送ロー
ラ(分離搬送手段)、63……分離爪、69……上搬送コロ
(分離後搬送手段)、B……給紙方向、C……給紙方向
に直交する方向。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙部に積載されたシートを1枚ずつ分離
    して給送するシート送給装置において、 前記給紙部に積載されたシートに接触、離間可能に設け
    られ、前記シートに接触して該シートを給送方向に対し
    略直交する方向に搬送する分離搬送ローラと、前記分離
    搬送ローラにより搬送されたシートを1枚ずつ分離する
    分離爪とを備えた分離搬送手段と、 前記分離搬送手段により分離搬送されたシートを受け入
    れるために離間可能に設けられ、前記受け入れたシート
    に接触して該シートを給送方向に搬送する分離後搬送手
    段と、 前記分離搬送ローラと同期回転し、前記分離後搬送手段
    のシートに対する接触、離間を制御するカムと、 を有し、 前記分離搬送手段によりシートが分離搬送されるときに
    前記分離後搬送手段は前記カムによって該シートを受け
    入れるよう離間し、前記分離後搬送手段がシートに接触
    して給送方向に搬送するとき前記分離搬送ローラは該分
    離後搬送手段によるシート搬送を妨げないようにシート
    から離間するよう構成されていることを特徴とするシー
    ト給送装置。
  2. 【請求項2】前記分離後搬送手段は圧接、離間可能な一
    対のコロを有すると共に、前記分離搬送ローラは切欠き
    部分を有し、前記一対のコロは前記分離搬送ローラによ
    ってシートが分離搬送されるとき該シートを受け入れる
    よう離間し、前記分離搬送ローラは、前記一対のコロに
    よりシートを給送方向に搬送するとき前記切欠き部分が
    シートに対向する状態となることによりシートから離間
    することを特徴とする請求項1記載のシート送給装置。
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