JP2006131348A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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康純 田場
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Abstract

【課題】 シートがカールした場合でも、シートの先端位置を正確に検知することができると共に、シートを安定して搬送することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 搬送ローラ7に圧接して従動回転する従動ローラ8を回転自在に保持する非回転軸11に、シートPの先端を検知する先端検知手段を構成すると共に、シート搬送方向と逆方向に付勢され、搬送されるシートPに当接した後、シートPにより押圧されて付勢力に抗しながら回動する当接部材10を回転可能に支持することにより、当接部材10の回動端が搬送ローラ7と従動ローラ8とのニップ部A近傍に配置するようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートの先端を検知する先端検知手段の構成に関する。
従来のプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置においては、シートを画像形成部に搬送するシート搬送装置を備えており、このようなシート搬送装置としては画像形成部に搬送されるシートの先端を検知することにより、画像を形成するタイミングを計る先端検知手段を備えたものがある(特許文献1参照)。
図13は、このようなシート搬送装置の先端検知手段の構成を説明する図であり、図13において、107は不図示の駆動源から駆動伝達されて回転する搬送ローラ、108は搬送ローラ107に対向して配置され、ニップAを形成して従動回転するピンチローラである。
また、110はシートPの先端位置を検知するフラグであり、搬送ローラ107とピンチローラ108とのニップAより下流に配置されている。なお、このフラグ110は、不図示のバネによってシート搬送方向と反対方向に回動するように付勢されている。
また、113はフラグ110と共に先端検知手段を構成するフォトセンサであり、このフォトセンサ113は、図13に示す位置にフラグ110があるとき、フラグ110の一端部に形成された遮光部110aにより遮光されるようになっている。
ここで、このような先端検知手段を備えた従来のシート搬送装置において、給紙ローラ105により送り出された後、分離パッド106と給紙ローラ105によって分離搬送されたシートPがフラグ110に当接し、フラグ110がバネの付勢方向と逆方向に回動すると、フラグ110による遮光が解除され、これによりフォトセンサ113はシートPの先端位置を検知したことを示す信号を出力する。そして、不図示の制御部は、この信号に基づき画像データを出力するタイミングを計ったり、またシートのサイズの検知を行うようにしている。
特開平08−225188号公報
しかしながら、このような先端検知手段を備えた従来のシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置において、シートがカールしている場合、シートの先端検知のタイミングずれる場合がある。
例えば、開封直後の場合、シートPはカールしておらず、ニップAを通過した後も、姿勢がほぼ直進状態であり、設計値通りのタイミングでシート先端位置を正確に検知することができ、シート上の書き出し位置が狙い値とずれることなく画像を形成することができる。また、図14のように、カールしていないシートP1が通過中のフラグ110の遮光部110aは、フォトインタラプタ113のセンサ部113aから十分離れており、これによりセンサ部113aは余裕を持って透過状態になれる。
一方、低湿度環境などに放置された場合、シートPはカールする場合があり、この場合、図15のようにカールしたシートP2は、ニップAを通過した後、フラグ先端をかすめるように通過するので、カールの状態によってはフラグ110の動きが不安定になり、この結果、設計値通りのタイミングでシート先端位置を検知することができず、シート上の書き出し位置が狙い値とずれる不具合が生じることがある。
また、シートP2が通過中のフラグ110の遮光部110aは、フォトインタラプタ113のセンサ部113aから十分に離れることができず、このためセンサ部113aが余裕を持って透過状態になれず、シートP2の通過途中にフラグ110の遮光部110aがフォトインタラプタ113のセンサ部113aを遮光状態にする場合がある。そして、このようにシートP2の通過途中にセンサ部113aが遮光状態となると、画像形成装置の給紙から排紙に至る一連のプロセスにタイミングのズレが生じ、ジャムに至る場合がある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートがカールした場合でも、シートの先端位置を正確に検知することができると共に、シートを安定して搬送することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、搬送ローラと、前記搬送ローラに対向して配置され、前記搬送ローラに圧接して従動回転する従動ローラとによりシートを搬送するシート搬送装置において、前記従動ローラを回転自在に保持する非回転軸と、前記搬送ローラと前記従動ローラとのニップ部を通過するシートをガイドし、かつ前記非回転軸に位置決め支持されたガイド部材と、搬送されるシートに当接した後、前記シートにより押圧されて回動する当接部材及び前記当接部材の回動に基づいて前記シートを検知する検知手段を有する先端検知手段と、を備え、前記当接部材を前記非回転軸に回転可能に支持し、該当接部材の回動端が前記ニップ部近傍に配置されるようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、搬送ローラに圧接して従動回転する従動ローラを回転自在に保持する非回転軸に、先端検知手段を構成すると共に、搬送されるシートに当接した後、シートにより押圧されて回動する当接部材を回転可能に支持し、当接部材の回動端が搬送ローラと従動ローラとのニップ部近傍に配置されるようにすることにより、シートがカールした場合でも、シートの先端位置を正確に検知することができる。また、当接部材の挙動を安定させることができ、これによりシートを安定して搬送することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。このレーザビームプリンタ100は、画像形成部40と、この画像形成部40に記録紙等のシートPを給紙する給紙部50と、シートPにトナー画像を転写する転写部51と、転写部51にて転写されたトナー画像をシートPに定着させる定着部16等を備えている。
ここで、画像形成部40は、像担持体である感光体ドラム1a、現像スリーブ1c、帯電ローラ1b、トナー容器1d等を備えたプロセスカートリッジ1と、感光体ドラム1aの表面を露光して感光体ドラム1a上に静電潜像を形成する露光手段であるレーザスキャナ2とを備えたものである。なお、レーザスキャナ2は、不図示のレーザ発光部と、回転するポリゴンミラー2aと、折り返しミラー2b等を備えている。
また、給紙部50はシートPを積載する給紙トレイ4と、給紙トレイ4上のシートPを1枚ずつ給紙する給紙ローラ5と、給紙ローラ5に圧接する分離部材である分離パッド6とを備えている。なお、この分離パッド6は、その表面の摩擦係数、接触角度、形状は1回の給紙毎に最上層のシート1枚のみを送るように設定されている。
また、転写部51は、感光体ドラム1aと、感光体ドラム1aに圧接して転写ニップを形成すると共に、この転写ニップをシートPが通過する際、感光体ドラム1a上のトナー画像をシートPに転写する転写手段である転写ローラ3により構成されている。また定着部16は、加熱ローラ16aと、この加熱ローラ16aに圧接する加圧ローラ16bとにより構成されている。
次に、このように構成されたレーザビームプリンタ100における画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム1aは矢印方向に回転し、図示しない高圧電源から給電される帯電ローラ1bによって所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。そして、このように表面が帯電された後の感光体ドラム1aに対し、レーザスキャナ2の不図示のレーザ発光部から後述するタイミングで画像情報に基づいてレーザ光が発光され、このレーザ光がポリゴンミラー2a及び折り返しミラー2bを経て照射され、これにより感光体ドラム1a上には静電潜像が形成される。
次に、この静電潜像は、現像スリーブ1cの回転に伴い適度の帯電を受けたトナー容器1d内のトナーが感光体ドラム1a上に供給されて静電潜像に付着することにより、現像されてトナー画像として可視化される。
一方、このようなトナー像形成動作に並行して給紙トレイ4に積載収納されているシートPが、給紙ローラ5により送り出された後、分離パッド6と給紙ローラ5によって分離搬送され、更にこの後、駆動回転している搬送ローラ7と搬送ローラ7に従動回転しているピンチローラ8の搬送ニップAを通過し、感光ドラム1aと転写ローラ3のニップCである転写部51に搬送される。そして、この転写部51にて感光体ドラム上に形成されたトナー像が転写ローラ3によりシートP上の所定位置に転写される。
次に、このようにトナー画像が転写されたシートPは、定着部16に設けられた加熱ローラ16a及び加圧ローラ16bにより構成される定着ニップに搬送され、ここで未定着トナー像が加熱・加圧されてシート表面に定着される。なお、このようにしてトナー像が定着された後のシートPは、排紙ローラ対17,18により排紙トレイ19上に排出される。また、転写されずに感光体ドラム1a上に残った転写残トナーはクリーニングブレード1eにより廃トナー容器1fに収納される。そして、表面をクリーニングされた感光体ドラム1aは繰り返し次の画像形成プロセスに入る。
ところで、図2及び図3は、転写部51の上流に設けられた搬送ローラ7及び搬送ローラ7に対向して配置され、搬送ローラ7に圧接して従動回転する従動ローラであるピンチローラ8を備えたシート搬送装置の構成を説明する図であり、ピンチローラ8は非回転軸であるピンチローラ軸11に回転自在に保持されている。
ここで、このピンチローラ軸11は軸受け20を介して搬送ステー14に、回転不能に、かつシートPの厚さ方向に移動可能に支持されている。なお、このピンチローラ軸11の両端部11aの形状は回転止めを目的としたダブルDカットになっている。
また、このピンチローラ軸11には、シートPの幅方向の中央部をガイドするガイド部材であるシートガイド9が支持されている。そして、このシートガイド9と搬送ステー14との間には搬送バネ21が取り付けられており、この搬送バネ21、シートガイド9及びピンチローラ軸11を介してピンチローラ8は、不図示の駆動源から駆動を伝達され回転する搬送ローラ7に押圧され、ニップ部を形成して従動回転するようになっている。
なお、図3を裏側からみた図4に示すように、シートガイド9にはリブ9cが設けられており、このリブ9cをピンチローラ軸11に形成された凹部11bに勘合させることにより、ピンチローラ軸11に対するシートガイド9の位置決めを行っている。
さらに、このピンチローラ軸11には、後述するフォトインタラプタ13と共にシートPの先端を検知する先端検知手段を構成する当接部材であるフラグ10が回動自在に保持されており、このフラグ10は付勢手段であるフラグバネ12によりシート搬送方向と逆方向に付勢されている。また、図2や図3に示すように、フラグ10の先端は搬送ローラ7とピンチローラ8とのニップ部よりも搬送ローラ7の回動中心側に突出している。
なお、このフラグバネ12の付勢力は、搬送されるシートPによりフラグ10が押圧された際、付勢力に抗しながらシートPにより搬送方向側に回動することができる大きさに設定されている。また、このフラグ10は、シートPを検知していない間は、シートガイド9に形成されたストッパ部である突き当て部9aに突き当たった状態で静止している。
一方、搬送ステー14は、フラグ10と共に先端検知手段を構成し、かつ不図示の発光部と、発光部から光を受光するセンサ部13aとを備えた検知手段であるフォトインタラプタ13を保持しており、また、図2において符号14aで示す部分でフラグバネ12の一端を固定し、図3において符号14bで示す部分にて搬送バネ21の一端を固定している。
次に、このような構成のシート搬送装置におけるシート先端位置検知動作について説明する。
既述したように、給紙ローラ5により送り出された後、分離パッド6と給紙ローラ5によって分離搬送されたシートPがフラグ10に当接するまでは、図2に示すようにフラグ10の一方の端部に設けられた遮光部10aがフォトインタラプタ13の発光部からの光を完全に遮光している状態にある。
そして、この後、図2の位置にあるシートPが直進すると、図5に示すようにシートPがフラグ10を回動させながら搬送ローラ7とピンチローラ8との搬送ニップAに突入し、これによりフラグ10の遮光部10aがフォトインタラプタ13の発光部からの光を遮光する位置から外れ、センサ部13aが発光部からの光を受光し始める。この時の、シートPの位置が先端検知位置である。
そして、このときフォトインタラプタ13(のセンサ部13a)からの検知信号に基づいて不図示の制御部はレーザスキャナ2の露光動作を制御し、このように検知されたシートPの先端位置とレーザスキャナ2の発光タイミングを同期させる。
ここで、このように先端が検知された瞬間のシートPの位置と転写ニップCとの距離、及び感光ドラム1aの露光ポイントD(図1参照)と転写ニップCの周長は、所定の値に設定されているので、図5の状態になってからある所定時間後にレーザスキャナ2を作動させることにより、シートP上に画像を、所望する先端書き出し位置から形成(転写)して行くことができる。
ところで、既述したように本実施の形態においては、ピンチローラ軸11にフラグ10を保持させるようにしており、このように構成することにより、フラグ10を搬送ニップA近傍に配置することができる。そして、このようにフラグ10を搬送ニップA近傍に配置することにより、シートがカールしていた場合でも、シートのカールは搬送ニップA近傍では、ほぼ消滅するので、フラグ10のシート先端検知位置のズレは発生せず、これによりシートP上の書き出し位置のズレも生じない。
なお、このようにシートPの先端検知を行った後、図6に示すようにシートPの先端が搬送ニップAを通過すると、フラグ10は搬送ニップA近傍に配置され、かつ非回転軸であるピンチローラ軸11に支持されているので、シートPがフラグ10上を通過する間、フォトインタラプタ13のセンサ部13aとフラグ10の遮光部10aとの距離Xは大きく振れることなく安定して保たれる。
この結果、通紙中にフラグ10の遮光部10aがフォトインタラプタ13の発光部からの光を遮光することはなく、給紙から排紙に至る一連のプロセスにタイミングのズレがない安定したシート搬送が可能となる。
また、既述したようにフラグ10の、シートPが通過していない時の待機位置はフラグバネ12の付勢力により、シートガイド9に形成された突き当て部9aにより位置決めされているので、フラグ10の待機位置のバラツキを最小にすることができる。そして、このように構成することにより、フラグ10の待機位置に係る部品を最少にすることができ、この結果、シート先端がフラグ10に接触する際のフラグ10の位置精度が向上し、安定した先端位置検知が可能となる。
このように、フラグ10をピンチローラ軸11に支持し、搬送ニップ近傍に配置することにより、カールしたシートでも安定した先端位置検知が可能となり、シートPの先端位置を正確に検知することができる。また、フラグ10の挙動が安定するので、フラグ10とフォトインタラプタセンサ13との遮光・透過の関係を安定することが可能となり、安定したシートPの搬送が可能となる。
また、フラグ10をピンチローラ軸11に支持させることで、搬送装置全体の小型化を図ることが可能である。また、フラグ上をシートが通過していない間のフラグ10をシートガイド9に設けられた突き当て部9aにより位置決めすることで、シート先端がフラグ10に接触する際のフラグ10の位置の管理が容易になり、安定した先端位置検知及びシートの搬送が可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7は本実施の形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図、図8は図7の斜視図である。なお、図7及び図8において、図2及び図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
本実施の形態においては、図7及び図8に示すように、フォトインタラプタ13をシートガイド9に配置している。
そして、このようにフォトインタラプタ13をシートガイド9に配置した場合、例えば、搬送されるシートが厚紙の場合、厚紙P3が、図9に示すようにフラグ10を押圧しながら搬送ニップAに突入すると、既述した第1の実施の形態と同様にしてフォトインタラプタ13のセンサ部13aにより厚紙P3の先端が検知されるが、この際、ピンチローラ8、ピンチローラ軸11及びピンチローラ軸11に支持されているシートガイド9が矢印B方向へ厚紙P3の厚み分だけシフトし、これに伴いフォトインタラプタ13もシートガイド9上に配置されているので、厚紙P3の厚み分、矢印B方向にシフトする。
ここで、このようにフォトインタラプタ13をピンチローラ軸11に取り付けられたシートガイド9に配置し、シートPが厚紙P3の場合には、シートガイド9と共にフォトインタラプタ13が厚紙P3の厚み分だけ上昇するようにすることにより、ピンチローラ軸11に取り付けられているフラグ10とフォトインタラプタ13の互いの相対位置を一定に保つことができる。
つまり、フォトインタラプタ13をシートガイド9に配置することにより、搬送するシートPの厚さに関わらず、フォトインタラプタ13のセンサ部13aとフラグ10の遮光部10aとの距離Xは一定のままであり、この結果、シートP上の画像書き出し位置がシートPの厚さに関わらず変化の無い、メディアフレキシビリティの高い安定したシート搬送が可能となる。
次に第3の実施の形態について説明する。
図10は本実施の形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図である。なお、図10において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
本実施の形態においては、図10に示すように、フラグ10を付勢するフラグバネ12の一端をシートガイド9の、符号9bで示す部分にて固定している。
ここで、このようにフラグ10を付勢するフラグバネ12の一端をシートガイド9に固定した場合、フラグ10とシートガイド9は、共にピンチローラ軸11によって支持されているので、フラグバネ12による付勢力のバラツキを最小にすることができる。つまり、フラグバネ12に係る部品を最少にしているので、図10に示す符号9bに示す部分と、ピンチローラ軸11との間の水平距離Yのバラツキを抑えられる。
そして、このように水平距離Yのバラツキを抑えることにより、シートPが搬送ニップAを通過中、フラグ10を介してシートPに与える圧のバラツキを最小にすることが可能となる。さらに、このようにフラグバネ12の一端をシートガイド9に固定配置することにより、フラグ10の圧管理が容易になり、安定したシートPの搬送が可能になる。
次に第4の実施の形態について説明する。
図11は本実施の形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図、図12は図11の斜視図である。なお、図11及び図12において、図2及び図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
ここで、本実施の形態に係るシート搬送装置では、既述した第1実施の形態と同様、フラグ10をピンチローラ軸11に支持し、搬送ニップ近傍に配置しており、これによりカールしたシートPでも安定した先端位置検知が可能となり、かつ安定したシート搬送が可能となる。
また、フォトインタラプタ13は、既述した第2の実施の形態と同様、シートガイド9に配置しており、これにより搬送するシートPの厚さに関わらず、メディアフレキシビリティの高い安定したシート搬送が可能となる。さらに、フラグバネ12は、既述した第3の実施の形態と同様、一端をシートガイド9に固定しており、これによりフラグ10の圧管理が容易になり、安定したシートPの搬送が可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。 上記シート搬送装置の構成を説明する図。 上記シート搬送装置の斜視図。 上記シート搬送装置を裏側から見た図。 上記シート搬送装置のシート先端位置検知動作を説明する第1の図。 上記シート搬送装置のシート先端位置検知動作を説明する第2の図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図。 上記シート搬送装置の斜視図。 上記シート搬送装置のシート先端位置検知動作を説明する図。 本発明の第3の実施の形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図。 本発明の第4の実施の形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図。 上記シート搬送装置の斜視図。 従来のシート搬送装置の構成を説明する図。 上記シート搬送装置のシート先端位置検知動作を説明する図。 上記シート搬送装置の不具合を説明する図。
符号の説明
1a 感光体ドラム
2 レーザスキャナ
7 搬送ローラ
8 ピンチローラ
9 シートガイド
9a 突き当て部
10 フラグ
11 ピンチローラ軸
12 フラグバネ
13 フォトインタラプタ
40 画像形成部
100 レーザビームプリンタ
A 搬送ニップ
P シート

Claims (6)

  1. 搬送ローラと、前記搬送ローラに対向して配置され、前記搬送ローラに圧接して従動回転する従動ローラとによりシートを搬送するシート搬送装置において、
    前記従動ローラを回転自在に保持する非回転軸と、
    前記搬送ローラと前記従動ローラとのニップ部を通過するシートをガイドし、かつ前記非回転軸に位置決め支持されたガイド部材と、
    搬送されるシートに当接した後、前記シートにより押圧されて回動する当接部材及び前記当接部材の回動に基づいて前記シートを検知する検知手段を有する先端検知手段と、
    を備え、
    前記当接部材を前記非回転軸に回転可能に支持し、該当接部材の回動端が前記ニップ部近傍に配置されるようにしたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記当接部材をシート搬送方向と逆方向に付勢する付勢手段を有し、
    前記検知手段及び前記付勢手段の少なくとも一方を前記ガイド部材に配置したことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記当接部材をシート搬送方向と逆方向に付勢する付勢手段を有し、
    前記当接部材を、前記シートと当接しないときには前記付勢手段の付勢力によって前記ガイド部材に設けられたストッパ部に突き当てることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  4. 前記非回転軸はシートの厚さ方向に移動可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 像担持体を備えた画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記先端検知手段からの信号に基づいて前記画像形成部の像担持体に対する露光動作を開始することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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