JP2915813B2 - 推進管の接続構造 - Google Patents

推進管の接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下水管、上水管、ケーブ
ル保護管等地中に埋設された管を、軸方向に推進しつつ
順次接続する推進工法による敷設に適した、推進管の接
続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の推進工法に用いる推進管の接続に
は、2本の管の端面を突き合わせて接着固定すると共
に、その外側に短管状のカラーを接着・被覆して、強度
の保持と完成後(周りの地山から管内へ)の漏水の防止
を図る手段がとられてきたが、これには施工中にカラー
部分が地山との抵抗によって破損するおそれがあり、ま
た接続時の作業性が悪かった。そこで近年、図4に示す
ように、2本の管a、bの前後の接続端部に溝cを設
け、この溝cの周りにパッキン部材dを介して短管状の
カラーeを、その外周面が管の外周面とほぼ同一面にな
るように嵌め込んだ接続構造が提案された(実開平2-4
1781号公報)。これは2本の管a、bとカラーeとを個
別に準備しなければならないので、コストが高く、保管
に場所をとり、接続の際の施工性にも劣っていた。さら
に、カラーを用いずに2本の管の接続端部の内外面にね
じを切って互いに接続したものも提案された(実開平4-
124391号公報)が、接続面が粗くて漏水を起こすほか、
施工の際に品番等の表示面を上に向けにくいという欠点
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は推進工法による推進管の敷設に際し、施工が容易
で完成後の漏水のおそれのない推進管の接続構造を提供
するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、管を軸方向に
推進しつつ順次接続する推進工法による敷設に適した推
進管の接続構造であって、第1の管の端部内面に第1の
段差を設けると共に、第2の管の第1の管を接続する端
部外面に第1の管の端部に対応する第2の段差を設け、
第2の段差の外側壁面に接する外周面に環状のパッキン
部材を装着し、第1の管と第2の管の外周面同一平面
してなることを特徴とするものであり、さらには第1
の管と第2の管との接合面に接着剤層を有すること、環
状のパッキン部材が、外周面に複数の鰭状突起を有し、
鰭状突起の間に水膨張性材料からなる止水材を保有する
こと、または第1の管の第1の段差の内面に、環状のパ
ッキン部材の厚さに対応する第3の段差を設けると共
に、第2の段差の外周面に溝設け、第3の段差と溝と
の間に環状のパッキン部材装着ることを好適と
するものである。
【0005】以下、本発明を例示した図1〜図3に基づ
いて詳細に説明する。図1(a)は2本の推進管の接続
部分における部分縦断面図、図1(b)および(c)は
それぞれ接続する各推進管についての部分縦断面図であ
る。図1において、1は第1の管、2は第2の管、3は
第1の管の端部内面に設けられた第1の段差、4は第2
の管の(第1の管を接続する)端部外面に設けられた第
2の段差で、第1の管の(第1の段差を設けた)端部に
対応している。5は環状のパッキン部材で、第2の管2
の第2の段差4の外周面、好ましくはここに形成された
溝6内に設けられている。7は第1の管1の第1の段差
3の内面にパッキン部材5の厚さに対応して設けられた
第3の段差である。
【0006】このように本発明の推進管の接続構造は、
2本の管1、2の端部同士を接続する際に用いられ、各
推進管には、例えば、繊維強化プラスチック管、繊維強
化プラスチック複合管、ヒューム管、塩化ビニル管等が
挙げられる。また、第1の管の外側端面と内側壁面は、
それぞれ第2の管の外側壁面と内側端面に接続する際、
平面で均一に当接することが好ましい。これにより第1
の管と第2の管を別々に回転させたり推進したりすると
き、均一の力で行うことができ、さらに得られた接続構
造は隙間が発生しないので、水漏れを減少させることが
できる。第1の管と第2の管の外周面は同一面上にある
ことが必要で、これにより推進する際に、外周面以外で
余分な力を受けないで済む。
【0007】第1の管1と第2の管2との接続は、第2
の管2にパッキン部材5を装着した後、第2の管2を矢
印方向から第1の管1の端部に向けて押圧・挿入すれば
よく、その際、接続強度を向上させるために、第2の管
2の第2の段差4および/またはパッキン部材5の外周
面に接着剤を塗布し、第1の管1の第1の段差3および
/または第3の段差7の内周面との間に接着剤層8を形
成してもよい。ここで用いられるパッキン部材として
は、JIS K 6353に準拠したSBRなどの合成ゴムが好適
である。また接着剤としては、例えば「シンエツBVボ
ンド」として市販されている、ニトリルゴムにフィラー
を添加したものがよく、これによれば接続構造に可撓
性、耐水性、水密性を付与し、作業性を向上させること
ができる。
【0008】図2は図1の接続部分における異なる態様
を示す部分縦断面図で、第2の管2の第2の段差4の外
側壁面9に接する外周面に、溝6を設けた上で、断面長
方形の環状パッキン部材52を装着した場合である。
場合接続強度を向上させるために、第2の管2の第2
の段差4および/またはパッキン部材5の外周面に接着
剤を塗布し、第1の管1の第1の段差3および/または
第3の段差7の内周面との間に接着剤層8を形成しても
よい。
【0009】図3(a)および(b)は異なる態様のパ
ッキン部材53を用いた管の接続前後の状態で示す部分縦
断面図である。パッキン部材53としては、図3(a)に
示されるような、外周に複数の鰭状突起11を有し、この
鰭状突起11間に水膨張性材料からなる止水材12を保有さ
せたものでもよい。このパッキン部材53を第2の管2に
装着して第1の管1と接続すると、図3(b)に示すよ
うに、鰭状突起11が軸方向に倒れ、止水材12を保護する
ようになり、止水材12の無駄が減少する。ここに用いら
れる止水材12としては、ゴムとウレタン発泡剤を混合し
た水膨潤ゴム:アデカウルトラシール(旭電化社製、商
品名)、水膨張性ゴム等が用いられる。
【0010】
【作用】2本の管の接続は、第2の管2にパッキン部材
5を装着した後、第2の管2を矢印方向から第1の管1
の端部に向けて押圧・挿入すればよく、その際、接続強
度を向上させるために、第2の管2の第2の段差4およ
び/またはパッキン部材5の外周面に接着剤を塗布し、
第1の管1の第1の段差3および/または第3の段差7
の内周面との間に接着剤層8を形成してもよい。
【0011】
【実施例】次に、本発明の推進管の接続構造について実
施例により説明する。外径 216mm、内径 200mm、長さ2
mの塩化ビニル樹脂製管を、両端から内側への10cm幅に
ついて、一端は外周面を深さ5mm、他端は内周面を深さ
5mm、それぞれ旋盤で加工し、図1(b)に示されるよ
うな第1の段差と、図1(c)に示されるような第2の
段差とを、それぞれ両端に有する推進管を作製した。次
に、第2の段差の外側壁面に接する外周面に溝を設けた
上で、断面長方形状の環状パッキング部材を装着した。
また第2の段差の外周面と環状パッキング部材上に、B
Vボンド(三菱樹脂社製)を塗布し、必要に応じて第2
の段差の内周面にも塗布した。これに図1(a)に示し
たような推進管をエンビライナー工法の推進機により矢
印方向に次々と接続して全長50mにしたが何の問題も生
じなかった。
【0012】
【発明の効果】本発明の推進管の接続構造は、 1)内外面に段差を設けた2本の管を接続するだけのた
め、継手等を必要とせず、施工性が高く、かつ価格が安
い; 2)一方の管の段差の外周面に環状のパッキン部材が装
着されているため、水密性がよい; 3)合成樹脂からなる推進管の場合は、管の外周面また
は内周面を切削するだけで製作できるので安価である; 4)接続した2本の管の外周面が同一平面なので、推進
時の抵抗がない; 5)2本の管が同心円状に接続されるので、管を回転さ
せて位置合わせするのが容易である; 6)管の接続に接着剤を使用したものでは可撓性があ
り、施工後の沈下や伸縮を吸収できる; 等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明による2本の推進管の接続
部分における縦断面図、図1(b)および(c)はそれ
ぞれ接続する各推進管についての部分縦断面図である。
【図2】本発明による推進管の接続構造の異なる態様を
示す部分縦断面図である。
【図3】(a)および(b)はそれぞれ本発明で用いら
れる異なる態様のパッキン部材について2本の管の接続
前後の状態で示す部分縦断面図である。
【図4】従来の接続構造を示す、要部の部分縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1‥第1の管、 2‥第2の管、
3‥第1の段差、 4‥第2の段差、 5、52、53‥パッキン部材、
6‥溝、 7‥第3の段差、 8‥接着剤層、
9‥外側壁面、 10‥内側端面、 11‥鰭状突起、
12‥止水材、 a、b‥管、 c‥溝、
d‥パッキン部材、 e‥カラー。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管を軸方向に推進しつつ順次接続する推進
    工法による敷設に適した推進管の接続構造であって、第
    1の管の端部内面に第1の段差を設けると共に、第2の
    管の第1の管を接続する端部外面に第1の管の端部に対
    応する第2の段差を設け、第2の段差の外側壁面に接す
    外周面に環状のパッキン部材を装着し、第1の管と第
    2の管の外周面同一平面としてなることを特徴とする
    推進管の接続構造。
  2. 【請求項2】第1の管と第2の管との接合面に接着剤層
    を有する請求項1記載の推進管の接続構造。
  3. 【請求項3】環状のパッキン部材が、外周面に複数の鰭
    状突起を有し、鰭状突起の間に水膨張性材料からなる止
    水材を保有する請求項1記載の推進管の接続構造。
  4. 【請求項4】第1の管の第1の段差の内面に、環状のパ
    ッキン部材の厚さに対応する第3の段差を設けると共
    に、第2の段差の外周面に溝設け、第3の段差と溝と
    の間に環状のパッキン部材装着る請求項1記載
    の推進管の接続構造。
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