JP6144958B2 - 可とう継手、可とう継手構造及び可とう継手の組立方法 - Google Patents

可とう継手、可とう継手構造及び可とう継手の組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、ヒューム管やボックスカルバート等の管路材をマンホール等の構造躯体に接続する際に用いる可とう継手、可とう継手構造及び可とう継手の組立方法に関するものである。
従来から、ヒューム管やボックスカルバート等の管路材をマンホール等の構造躯体に接続する際に用いる可とう継手としては、種々のものが知られている(特許文献1〜3)。
特許文献1の可とう継手は、筒状の金属製カラーと、筒状のゴムバンドと、ゴムバンドを締め付けるための2つの締め付けバンドとを備えている。金属製カラーは、マンホールの側壁を貫通する孔部内面に固定され、この状態で孔部からマンホール外へ突出している。ゴムバンドは、金属製カラーのマンホール外へ突出した部分に外嵌されるとともに、管路材の接続側にも外嵌される。ゴムバンドは、一方の締め付けバントによって金属製カラーに締め付けられ、他方のゴムバンドによって管路材にも締め付けられる。
特許文献2の可とう継手は、躯体に取り付けられる躯体側剛性管と、管路材に取り付けられる管側剛性管と、両剛性管の間に配置される筒状可とう体と、結束バンド及び拡張バントとを備えている。結束バンドは、筒状可とう体を管側剛性管に締め付けるためのものである。また、拡張バンドは、筒状可とう体に拡張力を与えて拡張させて躯体側剛性管の内周面に密着させるためのものである。
特許文献3の可とう継手は、管路材が角筒状の場合に、可とう体を金属枠及びボルトで管路材に締結する構成となっている。
特開2002−332651号公報 特開2005−344413号公報 特開2004−270338号公報
特許文献1では締め付けバンド、特許文献2では結束バンド及び拡張バンドを用いて止水性を確保している。
しかしながら、特許文献1、2のようなバンドを用いた場合、施工現場において工具等を用いて締め付け作業や拡張作業を行わなければならないが、締め付け位置や作業空間等、それら作業を確実に行うのは困難なことが考えられる。
また、バンドを締め付ける場合、管路材がヒューム管等の円形断面を有するものであれば全周に亘って均等な締め付け力を作用させることができるが、管路材がボックスカルバート等の多角形断面を有するものだと、管路材の角部にのみ強い締め付け力が作用して各辺に対応する平面部分では締め付け力が弱くなる。よって、止水性に劣るものとなる。この問題は拡張バンドを用いる場合も同様である。
そこで、角形の管路材の場合に、特許文献3のように金属枠及びボルトを用いて可とう体を管路材に締結することが考えられるが、施工現場での作業が煩雑なものとなってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、管路材の断面が円形であっても角形であっても止水性を確保でき、しかも、施工現場での作業を確実に、かつ、容易にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、筒状可とう体を熱可塑性エラストマー系防水材料からなるものとし、筒状可とう体の一端側を躯体側剛性管の内周側に設けた樹脂に接着し、筒状可とう体の他端側を管側剛性管の外周側に設けた樹脂に接着するようにした。
第1の発明は、管路材と構造躯体とを接続する際に用いる可とう継手であって、
熱可塑性エラストマー系防水材料からなる筒状可とう体と、
上記構造躯体に形成された孔部側に挿入される躯体側剛性管と、
上記管路材の外面側に取り付けられる管側剛性管とを備え、
上記躯体側剛性管の内周側及び上記管側剛性管の外周面は、上記熱可塑性エラストマー系防水材料に接着する樹脂で被覆され、
上記筒状可とう体の一端側が上記躯体側剛性管の内周側の樹脂に接着され、
上記筒状可とう体の他端側が上記管側剛性管の外周側の樹脂に接着され、
上記躯体側剛性管は、周方向に分割された第1躯体側剛性管分割体及び第2躯体側剛性管分割体を少なくとも備え、
上記第1躯体側剛性管分割体及び上記第2躯体側剛性管分割体は、上記筒状可とう体が接着される側とは反対側において結合され、
上記第1躯体側剛性管分割体及び上記第2躯体側剛性管分割体における上記筒状可とう体が接着される側の面が連続しており、
上記躯体側剛性管の外周面と上記構造躯体の孔部との間、及び上記管側剛性管の内周面と上記管路材との間には、止水性を有する充填材が充填されていることを特徴とする。
この構成によれば、躯体側剛性管と構造躯体の孔部との間、及び管側剛性管と管路材との間の水密性が充填材によって得られる。また、筒状可とう体の一端側が躯体側剛性管の内周側の樹脂に接着され、筒状可とう体の他端側が管側剛性管の外周側の樹脂に接着されることで、筒状可とう体の中心線方向両側の水密性が得られる。
この状態で、例えば地震等が起こると、管路材が構造躯体に対して中心線方向に変位することがあり、このときに筒状可とう体の一端側と他端側との間の中間部分が変形することで、止水性を維持したまま、管路材の変位が許容される。
また、施工時には、筒状可とう体を躯体側剛性管の樹脂及び管側剛性管の樹脂に接着することで水密性を確保するようにしているので、金属枠やボルトを用いる特許文献3のものに比べて作業性が良好であり、また、作業が確実に行える。
また、筒状可とう体を躯体側剛性管の樹脂及び管側剛性管の樹脂に接着するようにしているので、管路材の断面形状によらず、止水性を確保することが可能になる。
また、躯体側剛性管を2つ以上の分割体に分割することで、大口径管路材に対応できる躯体側剛性管を施工現場へ搬入する際の作業性が良好になる。そして、第1躯体側剛性管分割体及び第2躯体側剛性分割体材を、筒状可とう体が接着される側とは反対側で結合し、筒状可とう体が接着される側の面を連続させたので、躯体側剛性管と筒状可とう体との間の水密性を確保することが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記筒状可とう体における上記管側剛性管に接着される他端側は、上記筒状可とう体における上記躯体側剛性管に接着される一端側に比べて小径となるように形成され、
上記筒状可とう体は、上記他端側が上記一端側の内方に位置するように折り返されて断面U字状の可とう部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、筒状可とう体の他端側を一端側の内方に位置するように折り返して可とう部を形成しているので、通常時における筒状可とう体の全長を短くしながら、可とう部の変形によって大きな変位量にも追従することが可能になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記管側剛性管は、周方向に分割された第1管側剛性管分割体及び第2管側剛性管分割体を少なくとも備え、
上記第1管側剛性管分割体及び上記第2管側剛性管分割体は、上記筒状可とう体が接着される側とは反対側において結合され、
上記第1管側剛性管分割体及び上記第2管側剛性管分割体における上記筒状可とう体が接着される側の面が連続していることを特徴とする
この構成によれば、管側剛性管を2つ以上の分割体に分割することで、大口径管路材に対応できる管側剛性管を施工現場へ搬入する際の作業性が良好になる。そして、第1管側剛性管分割体及び第2管側剛性分割体材を、筒状可とう体が接着される側とは反対側で結合し、筒状可とう体が接着される側の面を連続させたので、管側剛性管と筒状可とう体との間の水密性を確保することが可能になる。
の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記管路材の中心線が上記構造躯体の側壁面に対して傾斜する状態で該管路材が該構造躯体に接続され、
上記躯体側剛性管、上記管側剛性管及び上記筒状可とう体は、各々の中心線が上記管路材の中心線と略一致するように描かれた展開図に基づき、板材乃至シート材を使用して成形されていることを特徴とする。
この構成によれば、管路材が傾斜している場合に、その傾斜に対応するように躯体側剛性管、管側剛性管及び筒状可とう体を成形して可とう継手を構成することが可能になる。
の発明は、第1からのいずれか1つの発明において、
上記躯体側剛性管、上記管側剛性管及び上記筒状可とう体は、上記管路材の断面が角形用のものであり、
上記躯体側剛性管及び上記管側剛性管の角部は湾曲形状を有していることを特徴とする。
の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、
上記躯体側剛性管の上記構造躯体側及び上記管側剛性管の上記管路材側には、水膨張性シール材又はコンクリートとの接着性を有するシール材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、躯体側剛性管と構造躯体の孔部との間、及び管側剛性管と管路材との間の水密性がより一層高まる
第1の発明によれば、熱可塑性エラストマー系防水材料からなる筒状可とう体の一端側を躯体側剛性管の内周側の樹脂に接着し、他端側を管側剛性管の外周側の樹脂に接着し、さらに、躯体側剛性管と構造躯体の孔部との間、及び管側剛性管と管路材との間に充填材を充填するようにしたので、管路材の断面が円形であっても角形であっても止水性を確保でき、しかも、施工現場での作業を確実に、かつ、容易に行うことができる。
また、躯体側剛性管を複数の分割体に分割したので、施工現場へ搬入する際の作業性を良好にできる。そして、第1躯体側剛性管分割体及び第2躯体側剛性分割体材を、筒状可とう体が接着される側とは反対側で結合し、筒状可とう体が接着される側の面を連続させたので、躯体側剛性管と筒状可とう体との間の水密性を確保することができる。
第2の発明によれば、筒状可とう体の他端側を一端側に比べて小径にし、他端側を一端側の内方に位置するように折り返して断面U字状の可とう部を形成しているので、通常時の筒状可とう体の全長を短くしながら、大きな変位量にも追従させることができる
の発明によれば、管側剛性管を複数の分割体に分割したので、施工現場へ搬入する際の作業性を良好にできる。そして、第1管側剛性管分割体及び第2管側剛性分割体材を、筒状可とう体が接着される側とは反対側で結合し、筒状可とう体が接着される側の面を連続させたので、管側剛性管と筒状可とう体との間の水密性を確保することができる。
の発明によれば、管路材が傾斜している場合に、その傾斜に対応するように躯体側剛性管、管側剛性管及び筒状可とう体を成形して可とう継手を構成することができる。
の発明によれば、可とう体を躯体側剛性管及び管側剛性管に容易に接着できるとともに、水道ができにくくなる。
の発明によれば、躯体側剛性管の構造躯体側及び管側剛性管の管路材側に、水膨張性シール材又はコンクリートとの接着性を有するシール材を設けたので、充填材と構造躯体の孔部内面との間、及び充填材と管路材の外周面との間の水密性をより一層高めることができる
実施形態1に係る可とう継手及び可とう継手構造を示す断面図である。 可とう継手の分解斜視図である。 (a)は筒状可とう体の展開図であり、(b)は筒状可とう体を構成するシート材の端面図であり、(c)は接合テープの平面図であり、(d)は接合テープの端面図である。 管路材が変位した場合の図1相当図である。 実施形態2に係る可とう継手及び可とう継手構造を示す断面図である。 実施形態2に係る図4相当図である。 実施形態2に係る図2相当図である。 実施形態2に係る図3相当図である。 実施形態2に係る筒状可とう体を製造要領を示す斜視図である。 実施形態2の変形例1に係る図2相当図である。 実施形態2の変形例2に係る図2相当図である。 実施形態2の変形例3に係る図2相当図である。 実施形態2の変形例3に係る図3相当図である。 実施形態2の変形例4に係る図3相当図である。 実施形態2の変形例5に係る図3相当図である。 実施形態3に係る可とう継手及び可とう継手構造を示す断面図である。 実施形態3に係る図2相当図である。 実施形態3に係る図3相当図である。 実施形態3に係る図9相当図である。 実施形態3に係る図4相当図である。 実施形態3の変形例1に係る図2相当図である。 実施形態3の変形例2に係る図3相当図である。 実施形態3の変形例3に係る図3相当図である。 実施形態3の変形例4に係る図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る可とう継手1を用いて管路材100と構造躯体200とを接続した場合の断面図である。
管路材100は、本実施形態1では円形断面を有するコンクリート製の円管材であるが、これに限定されるものではなく、種々の形状、材質からなるものであってもよい。また、管路材100は大口径である。
構造躯体200は、建築構造物の本体としての角型マンホールである。建築構造物としては、角型マンホール以外にも、水槽、土中構造物、地下設備等が包含される。
構造躯体200の側壁部201には、管路材100の端部が挿入されて接続される孔部202が形成されている。孔部202は、既設の構造躯体200の場合には、削孔機によって形成される孔部であってもよい。孔部202の内径は、可とう継手1を孔部202内に収容することができる程度の大きさに設定されている。
図2に示すように、可とう継手1は、熱可塑性エラストマー系防水材料からなる筒状可とう体10と、構造躯体200に形成された孔部202に挿入される躯体側剛性管20と、管路材100の外面に取り付けられる管側剛性管30とを備えており、構造躯体200の孔部202と管路材100との間の水密性を確保した上で、管路材100の構造躯体200に対する変位を許容することができるように構成されている。躯体側剛性管20及び管側剛性管30は、筒状可とう体10よりも剛性を有しており、変形しにくくなっている。
筒状可とう体10を構成する熱可塑性エラストマー系防水材料は、各種のものを用いることができるが、好ましくは、軟質塩化ビニル、塩化ビニル樹脂系エラストマー、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー等からなる群より選ばれる材質のものである。また、図3に示すように、筒状可とう体10を構成する熱可塑性エラストマー系防水材料はシート状のものであり、厚み方向中間部には補強繊維A2が埋め込まれている。尚、補強繊維A2は省略してもよい。
筒状可とう体10は、中心線方向一側(図2の右側)と他側(図2の左側)とで径が異なっており、一側部分が大径部11とされ、他側部分が小径部12とされている。大径部11の外径は、躯体側剛性管20の内径と略等しく設定されている。大径部11の端部側が躯体側剛性管20の内面に接着されるようになっている。また、小径部12の内径は、管側剛性管30の外径と略等しく設定されている。小径部12の端部側が管側剛性管30の外面に接着されるようになっている。接着部分を斜線にて示す。
図3は、筒状可とう体10の展開図である。筒状可とう体10は、帯状に裁断したシート材Aと、複数の接合テープB(図2、図3(c)、(d)に示す)とで構成されている。シート材Aのうち、小径部12となる部位には、複数の細長い三角形状の欠損部A1がシート材Aの長手方向(筒状可とう体10の周方向)に所定の間隔をあけて設けられている。これら欠損部A1を閉じるようにシート材Aを変形させ、欠損部A1の周縁部を接合テープBで貼り合わせて開かないようにすることで、シート材Aを環状にしたときにその中心線方向一側と他側とで周長差を生じさせて大径部11と小径部12とを形成する。
シート材Aの長手方向両端部は、シート材Aを環状にしたときに突き合わせて接合テープBで離れないようにしておく。また、この突合せ部にも切欠き状の欠損部ができるようになっており、上記欠損部A1と同様に接合テープBで貼り合わせて開かないようにする。尚、欠損部A1の数は任意に設定することができ、欠損部A1を多く設けるほど筒状可とう体10をなめらかに成形できるので好ましい。
接合テープBは、筒状可とう体10の内周面に貼る。これにより、筒状可とう体10の外周面は、凹凸のない面となるので、後述する躯体側剛性管20との接着の際に水道をなくすことができる。管側剛性管30と筒状可とう体10との接着面には、接合テープBによる段差ができるが、この段差をシール材等で埋めて水道をなくすようにする。
躯体側剛性管20は、管路材100の断面と略相似な断面を有する円管材である。躯体側剛性管20の幅は、構造躯体200の側壁部201の厚み寸法よりも短く設定されており、設置状態で躯体側剛性管20全体が構造躯体200の孔部202内に収容可能となっている。
躯体側剛性管20は、基材21と、基材21の内周面に積層された樹脂材22とを有している。基材21の材質としては、例えばステンレス鋼、アルミニウム合金、防錆メッキ鋼、防錆被覆鋼材、硬質塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、PET等の硬質プラスチック、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)等の繊維補強プラスチック等からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることができる。これら材料は腐食しにくいので望ましいが、これらに限定されるものではなく、他の材質であってもよい。また、樹脂材22の材質としては、筒状可とう体10の材質と同様なものを挙げることができる。
躯体側剛性管20は、少なくとも筒状可とう体10との接着面に樹脂材22の層が設けられていればよいが、基材21の全面に樹脂材22の層を設けておくことで、防錆の面で有効である。
躯体側剛性管20の樹脂材22と、筒状可とう体10とを同じ熱可塑性エラストマーとするのが好ましい。例えば、躯体側剛性管20の樹脂材22と筒状可とう体10とを軟質の塩化ビニル樹脂とすることで、熱融着、溶着、接着剤等により互いを強固に接着することができる。熱可塑性エラストマーが軟質の塩化ビニル樹脂の場合、テトラヒドロフランによる溶剤溶着でも強固な接着を行うことができる。熱融着する場合及び溶剤溶着する場合では、同質又は同等の材料が好ましく、この場合には十分に強固な接着とすることができるとともに、耐久性にも優れる。
躯体側剛性管20の外周面には、帯状の外周シール材23が設けられている。外周シール材23は、躯体側剛性管20の外周面において幅方向(中心線方向)中間部に位置しており、躯体側剛性管20の全周に亘って連続している。外周シール材23は、従来周知のブチルゴム系シール材のようなコンクリートとの接着性を有するもの又は水を吸収して膨潤する水膨潤性シール材が好ましい。
特に、水膨潤性シール材は、構造躯体200の孔部202を形成する削孔面に設けること、及び管路材100の外周面に設けることができ、これにより水密性をより一層向上させることが可能になる。
管側剛性管30は、円管状の基材31と、基材31の外周面に積層された樹脂材32とを有している。基材31及び樹脂材32は、それぞれ、躯体側剛性管20の基材21及び樹脂材22と同様である。
管側剛性管30の内周面には、躯体側剛性管20の外周シール材23と同様な帯状の内周シール材33が設けられている。
また、図1に示すように、躯体側剛性管20の外周面と構造躯体200の孔部202との間には止水性を有する外周側充填材40が充填され、管側剛性管30の内周面と管路材100との間にも同様な内周側充填材41が充填されている。外周側充填材40は、躯体側剛性管20の外周面と構造躯体200の孔部202との隙間を埋め、この隙間から水が漏れないようにするためのものである。内周側充填材41は、管側剛性管30の内周面と管路材100との隙間を埋め、この隙間から水が漏れないようにするためのものである。
外周側充填材40及び内周側充填材41は、特に限定されないが、例えば無収縮モルタルや水性エポキシ等を用いることができるが、ウレタン系やシリコン系の不定形シーリング材も使用可能であり、これらを併用してもよい。
不定形シーリング材は、特に限定されないが、例えばウレタン系、シリコン系、変成シリコン系、エポキシ系、アクリル系、ブチルゴム系、チオコール系等の不定形のコーキング材、シール材等からなる群より撰ばれる材質のものを用いることができる。
次に、上記のように構成された可とう継手1を使用して管路材100を構造躯体200に接続する要領について説明する。
まず、可塑性エラストマー系防水材料からなるシート材Aを加工して筒状可とう体10を得る。また、躯体側剛性管20と、管側剛性管30も用意する。熱可塑性エラストマー系防水材料に接着する樹脂材22で基材21をあらかじめ被覆した素材を用いて躯体側剛性管20を得てもよいし、基材21の成形後に樹脂材22の層を設けてもよい。また、同様に、熱可塑性エラストマー系防水材料に接着する樹脂材32で基材31を被覆した素材を用いて管側剛性管30を得る。
以上が、熱可塑性エラストマー系防水材料からなる筒状可とう体10と、構造躯体200に形成された孔部202に挿入される躯体側剛性管20と、管路材100の外面に取り付けられる管側剛性管30とを用意するとともに、躯体側剛性管20の内周側及び管側剛性管30の外周面を、熱可塑性エラストマー系防水材料に接着する樹脂で被覆する工程である。
次いで、管路材100の接続側端部の外周面に、コンクリートとの接着性を有するシール材や水膨潤性シール材からなるシール材42を全周に亘って設ける。また、構造躯体200の孔部202の内周面にも同様にシール材43を設ける。
躯体側剛性管20の樹脂材22に筒状可とう体10を接着し、また、管側剛性管30の樹脂材32に筒状可とう体10を接着する。これが、筒状可とう体10の一端側を躯体側剛性管20の内周側の樹脂に接着する工程と、筒状可とう体10の他端側を管側剛性管30の外周側の樹脂に接着する工程である。
すなわち、筒状可とう体10の大径部11を躯体側剛性管20に挿入し、大径部11の端部側を、躯体側剛性管20における構造躯体200外側部分に対し全周に亘って接着する。また、管側剛性管30を筒状可とう体10の内側に挿入し、小径部12の端部側を、管側剛性管30における構造躯体200内側部分に対し全周に亘って接着する。筒状可とう体10を躯体側剛性管20及び管側剛性管30に接着する際、接着作業を容易にするために、躯体側剛性管20と管側剛性管30とを中心線方向にずらしている。この実施形態では、躯体側剛性管20の方が管側剛性管30よりも構造躯体200外側に位置している。
管路材100の接続側の外周面と、管側剛性管30の内周面との間には、内周側充填材41を充填し、また、構造躯体200の孔部202の内周面と、躯体側剛性管20の外周面との間には、外周側充填材40を充填する。これが、躯体側剛性管20の外周面と構造躯体200の孔部202との間、及び管側剛性管30の内周面と管路材100との間に、止水性を有する充填材を充填する工程である。
また、構造躯体200の側壁部201の外側には、土砂の流入を防止するための外側緩衝部材45を設ける。また、構造躯体200の側壁部201の内側には、可とう継手1の位置決めのための内側緩衝部材46を設ける。これら緩衝部材45,46は、例えば、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等で構成することができる。緩衝部材45,46の形状は、環状に連続した形状である。
さらに、内側緩衝部材46よりも構造躯体200内側には、化粧モルタル47を設ける。
以上の方法が本発明に係る可とう継手1の組み立て方法である。そして、管路材100と、構造躯体200と、可とう継手1とで可とう継手構造が得られる。
この実施形態1では、躯体側剛性管20と構造躯体200の孔部202との間、及び管側剛性管30と管路材100との間の水密性が充填材40,41によって得られる。また、筒状可とう体10が躯体側剛性管20の内周側の樹脂材22に接着され、筒状可とう体10が管側剛性管30の外周側の樹脂材32に接着されることで、筒状可とう体10の中心線方向両側の水密性が得られる。
この状態で、例えば地震等が起こると、図4に示すように、管路材100が構造躯体200の孔部202から抜ける方向に変位し、このときに筒状可とう体10の可とう部13が変形することで、止水性を維持したまま管路材100の変位が許容される。
また、施工時には、筒状可とう体10を躯体側剛性管20の樹脂材22及び管側剛性管30の樹脂材32に接着することで水密性を確保するようにしているので、金属枠やボルトを用いる場合に比べて作業性が良好であり、また、作業が確実に行える。
また、筒状可とう体10を躯体側剛性管20の樹脂材22及び管側剛性管30の樹脂材32に接着するようにしているので、管路材100の断面形状によらず、止水性を確保することが可能になる。
以上説明したように、この実施形態1によれば、管路材100の断面形状によらず止水性を確保でき、しかも、施工現場でも工場でも作業を、確実に、かつ、容易にすることができる。
(実施形態2)
図5〜図7は、本発明の実施形態2に係る可とう継手1を示すものである。この実施形態2では、躯体側剛性管20、管側剛性管30が分割構造となっており、また、筒状可とう体10の形状が実施形態1のものと異なっている。以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
筒状可とう体10は、図9(a)に示す形状から(b)に示す形状となるように、小径部12が大径部11の内方に位置するように折り返されている。この折り返しによって筒状可とう体10には、断面U字状の可とう部13が形成される。このとき、筒状可とう体10の接合テープBが小径部12の内周面に位置しないように、かつ、大径部11の外周面に位置しないように折り返す。これにより、躯体側剛性管20及び管側剛性管30との接着の際に水道をなくすことができるが、筒状可とう体10の一部である欠損部のシート接合部や、剛性管20,30の接合部に対してはシール材等で細かな水道をなくす処理を行うのが好ましい。筒状可とう体10の展開図は図8に示す。
図7に示すように、躯体側剛性管20は、周方向に分割された第1躯体側剛性管分割体25及び第2躯体側剛性管分割体26を備えている。第1躯体側剛性管分割体25は円弧状に形成されており、両端部には、筒状可とう体10が接着される側とは反対側(躯体側剛性管20の外側)へ突出するフランジ25a,25aが形成されている。第2躯体側剛性管分割体26も円弧状に形成されており、両端部には、筒状可とう体10が接着される側とは反対側(躯体側剛性管20の外側)へ突出するフランジ26a,26aが形成されている。
第1躯体側剛性管分割体25のフランジ25a,25aは、第2躯体側剛性管分割体26のフランジ26a,26aとそれぞれ当接した状態で締結部材27によって締結されている。つまり、第1躯体側剛性管分割体25及び第2躯体側剛性管分割体26は、筒状可とう体10が接着される側とは反対側において結合されている。これにより、第1躯体側剛性管分割体25及び第2躯体側剛性管分割体26における筒状可とう体10が接着される側の面が連続することになる。外周シール材23は、第1躯体側剛性管分割体25及び第2躯体側剛性管分割体26の外面と、各フランジ25a,26aの側面に亘って設けられている。
管側剛性管30は、周方向に分割された第1管側剛性管分割体35及び第2管側剛性管分割体36を備えている。第1管側剛性管分割体35は円弧状に形成されており、両端部には、筒状可とう体10が接着される側とは反対側(管側剛性管30の内側)へ突出するフランジ35a,35aが形成されている。第2管側剛性管分割体36も円弧状に形成されており、両端部には、筒状可とう体10が接着される側とは反対側(管側剛性管30の内側)へ突出するフランジ36a,36aが形成されている。第1管側剛性管分割体35のフランジ35a,35aは、第2管側剛性管分割体36のフランジ36a,36aとそれぞれ当接した状態で締結部材37によって締結されている。つまり、第1管側剛性管分割体35及び第2管側剛性管分割体36は、筒状可とう体10が接着される側とは反対側において結合されている。これにより、第1管側剛性管分割体35及び第2管側剛性管分割体36における筒状可とう体10が接着される側の面が連続することになる。内周シール材33は、第1管側剛性管分割体35及び第2管側剛性管分割体36の外面と、各フランジ35a,36aの側面に設けられている。
この実施形態2の場合も実施形態1と同様な作用効果を奏することができる。
尚、図10に示す変形例1のように、躯体側剛性管20の第1躯体側剛性管分割体25のフランジ25a,25a及び第2躯体側剛性管分割体26のフランジ26a,26aを省略し、連結板28によって結合してもよい。この連結板28は、躯体側剛性管20の外側に配置され、締結部材29によって第1躯体側剛性管分割体25及び第2躯体側剛性管分割体26に締結される。
また、管側剛性管30の第1管側剛性管分割体35のフランジ35a,35a及び第2管側剛性管分割体36のフランジ36a,36aを省略し、連結板38によって結合してもよい。この連結板38は、管側剛性管30の内側に配置され、締結部材39によって第1管側剛性管分割体35及び第2管側剛性管分割体36に締結される。
また、図11に示す変形例2のように、筒状可とう体10を折り返すことなく構成してもよい。図2に示す場合と同様なシール材等による水道をなくす処理を行う必要がある。
また、図12に示す変形例3のように、管路材100が上方に傾斜した状態(傾斜角θ1)で構造躯体200に接続される場合には、管路材100の中心線が構造躯体200の側壁部201外面に対して傾斜する状態となる。この場合、筒状可とう体10、躯体側剛性管20及び管側剛性管30は、板材やシート材を使用して、各々の中心線が管路材100の中心線と略一致するように描かれた展開図に基づいて成形する。つまり、図13に示すように、筒状可とう体10となるシート材Aを波形に成形し、シート材Aの両端部を繋ぎ、筒状にする。
図14は、変形例4に係る筒状可とう体10の展開図である。この変形例4では、管路材100が水平方向に延び、かつ、平面視でその管路材100の中心線が構造躯体200の側壁部201外面に対し傾斜している場合のシート材Aの展開形状を示す。
図15は、変形例5に係る筒状可とう体10の展開図である。この変形例5では、管路材100が上方に傾斜するとともに、平面視でその管路材100の中心線が構造躯体200の側壁部201外面に対し傾斜している場合のシート材Aの展開形状を示す。
(実施形態3)
図16は、本発明の実施形態3に係る可とう継手1を示すものである。この実施形態3は、管路材100が四角形断面を有する場合の可とう継手1である。実施形態3の基本構造は実施形態2と同じであるため、以下、実施形態2と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
管路材100は、例えばボックスカルバートである。管路材100の断面が四角形であるので、この管路材100が接続される構造躯体200の孔部202の断面も四角形となっている。
図17に示すように、筒状可とう体10の断面は四角形である。筒状可とう体10の展開図は図18に示すようになり、このシート材Aを使用して図19に示すように折り返して筒状可とう体10を得る。また、躯体側剛性管20及び管側剛性管30の断面も四角形である。また、躯体側剛性管20は、第1〜第4躯体側剛性管分割体51〜54で構成されている。第1〜第4躯体側剛性管分割体51〜54には、それぞれフランジ51a,52a,53a,54aが設けられている。また、管側剛性管30は、第1〜第4管側剛性管分割体61〜64で構成されている。第1〜第4管側剛性管分割体61〜64には、それぞれフランジ61a,62a,63a,64aが設けられている。
実施形態3では、筒状可とう体10、躯体側剛性管20及び管側剛性管30の断面を、管路材100の断面に対応するように四角形としたので、高いシール性を得ることができる。また、筒状可とう体10を躯体側剛性管20の内周側の樹脂材22に接着するとともに、管側剛性管30の外周側の樹脂材32に接着するようにしたので、結束バンド等を用いる場合に比べて、全周に亘って止水性を高めることができる。
この実施形態3の場合も、図20に示すように管路材100が変位した際に実施形態1と同様な作用効果を奏することができる。
また、図21に示す変形例1のように、管路材100が傾斜した状態(傾斜角θ2)で構造躯体200に接続される場合には、管路材100の中心線が構造躯体200の側壁部201外面に対して傾斜する状態となる。この場合、筒状可とう体10、躯体側剛性管20及び管側剛性管30は、各々の中心線が管路材100の中心線と略一致するように成形する。図22に示すように、シート材Aを屈曲した形状に成形した後、シート材Aの両端部を繋いで筒状にし、筒状可とう体10を得る。また、この変形例1では、躯体側剛性管20は、第1〜第8躯体側剛性管分割体71〜78で構成されている。第1〜第8躯体側剛性管分割体71〜78には、それぞれフランジ71a,72a,73a,74a,75a,76a,77a,78aが設けられている。また、管側剛性管30は、第1〜第8管側剛性管分割体81〜88で構成されている。第1〜第8管側剛性管分割体81〜88には、それぞれフランジ81a,82a,83a,84a,85a,86a,87a,88aが設けられている。
図23は、変形例3に係る筒状可とう体10の展開図である。この変形例3では、管路材100が水平方向に延び、かつ、平面視でその管路材100の中心線が構造躯体200の側壁部201外面に対し傾斜している場合のシート材Aの展開形状を示す。
図24は、変形例4に係る筒状可とう体10の展開図である。この変形例4では、管路材100が上方に傾斜するとともに、平面視でその管路材100の中心線が構造躯体200の側壁部201外面に対し傾斜している場合のシート材Aの展開形状を示す。
本発明は、円筒マンホールに管路材100を接続する場合にも適用することができる。
また、本発明は、新設工事に限らず、既設管路躯体接続部の耐震改修工事にも適用することができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、例えば、マンホールと管路材とを接続する場合に使用することができる。
1 可とう継手
10 筒状可とう体
20 躯体側剛性管
21 基材
22 樹脂材
23 外周シール材
25 第1躯体側剛性管分割体
26 第2躯体側剛性管分割体
30 管側剛性管
31 基材
32 樹脂材
33 内周シール材
35 第1管側剛性管分割体
36 第2管側剛性管分割体
40 外周側充填材
41 内周側充填材
42,43 シール材
45,46 緩衝材
47 化粧モルタル
100 管路材
200 構造躯体
201 側壁部
202 孔部

Claims (6)

  1. 管路材と構造躯体とを接続する際に用いる可とう継手であって、
    熱可塑性エラストマー系防水材料からなる筒状可とう体と、
    上記構造躯体に形成された孔部側に挿入される躯体側剛性管と、
    上記管路材の外面側に取り付けられる管側剛性管とを備え、
    上記躯体側剛性管の内周側及び上記管側剛性管の外周面は、上記熱可塑性エラストマー系防水材料に接着する樹脂で被覆され、
    上記筒状可とう体の一端側が上記躯体側剛性管の内周側の樹脂に接着され、
    上記筒状可とう体の他端側が上記管側剛性管の外周側の樹脂に接着され、
    上記躯体側剛性管は、周方向に分割された第1躯体側剛性管分割体及び第2躯体側剛性管分割体を少なくとも備え、
    上記第1躯体側剛性管分割体及び上記第2躯体側剛性管分割体は、上記筒状可とう体が接着される側とは反対側において結合され、
    上記第1躯体側剛性管分割体及び上記第2躯体側剛性管分割体における上記筒状可とう体が接着される側の面が連続しており、
    上記躯体側剛性管の外周面と上記構造躯体の孔部との間、及び上記管側剛性管の内周面と上記管路材との間には、止水性を有する充填材が充填されていることを特徴とする可とう継手。
  2. 請求項1に記載の可とう継手において、
    上記筒状可とう体における上記管側剛性管に接着される他端側は、上記筒状可とう体における上記躯体側剛性管に接着される一端側に比べて小径となるように形成され、
    上記筒状可とう体は、上記他端側が上記一端側の内方に位置するように折り返されて断面U字状の可とう部を有していることを特徴とする可とう継手。
  3. 請求項1または2に記載の可とう継手において、
    上記管側剛性管は、周方向に分割された第1管側剛性管分割体及び第2管側剛性管分割体を少なくとも備え、
    上記第1管側剛性管分割体及び上記第2管側剛性管分割体は、上記筒状可とう体が接着される側とは反対側において結合され、
    上記第1管側剛性管分割体及び上記第2管側剛性管分割体における上記筒状可とう体が接着される側の面が連続していることを特徴とする可とう継手。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の可とう継手において、
    上記管路材の中心線が上記構造躯体の側壁面に対して傾斜する状態で該管路材が該構造躯体に接続され、
    上記躯体側剛性管、上記管側剛性管及び上記筒状可とう体は、各々の中心線が上記管路材の中心線と略一致するように描かれた展開図に基づき、板材乃至シート材を使用して成形されていることを特徴とする可とう継手。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の可とう継手において、
    上記躯体側剛性管、上記管側剛性管及び上記筒状可とう体は、上記管路材の断面が角形用のものであり、
    上記躯体側剛性管及び上記管側剛性管の角部は湾曲形状を有していることを特徴とする可とう継手。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の可とう継手において、
    上記躯体側剛性管の上記構造躯体側及び上記管側剛性管の上記管路材側には、水膨張性シール材又はコンクリートとの接着性を有するシール材が設けられていることを特徴とする可とう継手。
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