JP2673277B2 - 構造物に対する管路の地層変動吸收継手機構 - Google Patents

構造物に対する管路の地層変動吸收継手機構

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JP2673277B2
JP2673277B2 JP8130629A JP13062996A JP2673277B2 JP 2673277 B2 JP2673277 B2 JP 2673277B2 JP 8130629 A JP8130629 A JP 8130629A JP 13062996 A JP13062996 A JP 13062996A JP 2673277 B2 JP2673277 B2 JP 2673277B2
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祐司 野田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は構造物に対する管路
の地層変動吸收継手機構に係り、マンホール、水槽、開
渠、暗渠、タンクなどの構造物と埋設管等の管路の接續
部に関する継手機構において地盤沈下や隆起などの地層
変動を適切に吸收せしめ、埋設接續管などの管路部体や
構造物接續部などを損壊することのない継手機構を提供
しようとするものである。 【0002】 【従来の技術】マンホールなどの構造物に対し埋設本管
等の管路を接續する機構としてはマンホールなどの構造
物側壁に形成された連結口に管端を挿入しコンクリート
などの充填目地材により管端と構造物側壁との間の空隙
を充填し水密に閉塞するものである。例えばマンホール
を埋設し、これに埋設本管を接續する場合には、矢板壁
によってマンホール埋設域を囲繞すると共に該埋設域を
掘削し、この矢板壁内掘削堅坑にマンホールを設定し、
次いで推進管などで土層内に設定された埋設本管の先端
部をマンホール側壁に形成された接續口に挿入し上記の
ような先端部の周面と接續口内との間隙にモルタル、コ
ンクリートなどを充填し、その後掘削堅坑内を埋戻し、
そうした後に矢板壁を形成する各矢板に振動を与えなが
ら抜取るような工法を採用するのが一般的である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し上記のような従来
のものにおいては施工後の沈下ないし隆起によって接續
された管路部体ないし構造物接續部を破壊する可能性が
高い。即ち前記したようなマンホールなどの埋設に当っ
ては上述のように矢板壁内の如きを掘削した掘削域に設
定し埋戻すことが多いが、埋戻し域においては沈下など
が発生し易く、特に近時においてこのような工事に関し
不可欠的な資材となっている矢板壁を、埋戻し後に振動
条件下で抜取るならば施工直後においてマンホール等の
埋設構造物が沈下する。又各部における大型土木工事の
影響や長期に亘る地盤変動などによってもそれなりの沈
下、隆起が発生し、そうした沈下等の変動で、構造物に
接續された管路や構造物接續口を中心とした部分に損壊
を来す。 【0004】勿論このような管路等の損壊を避けるよう
に構造物に近接した位置における管路中に夫々沈下等の
変動吸收継手を設けることが考えられるが、この場合に
おいては上記した沈下ないし隆起によって管路の一部に
勾配変動が発生し、流体の流動に支障を来し、特に下水
配管の如きにおいては固形汚物などの停滞による閉塞を
発生することとなる大きな不利がある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解決することについて検討を重
ね、筒状パッキングを用いると共に剛体による特定の筒
形リング材を採用して好ましい強度と安定性をもった地
層変動吸収継手機構を得ることに成功したものであっ
て、以下の如くである。 【0006】埋設構造物に対し管路端部を接續するため
のものであって、前記構造物に管路より大径とされた接
續口を形成し、該接續口内に管路端部を挿入せしめ、前
記接續口と管路端部との間に基端側をラッパ状に拡径さ
せ、先端側をリップ状挿入口としたゴム質または軟質合
成樹脂一体成形の筒状パッキングを介装し、前記基端側
に構造物の接續口内面と略平行した剛体による筒形リン
グ材を接着し、該筒形リング材と上記接續口との間に充
填凝結材を形成し、上記筒状パッキングのリップ状挿入
口を管路に対し締着したことを特徴とする構造物に対す
る管路の地層変動吸収継手機構。 【0007】 【発明の実施の形態】前記したような本発明によるもの
の具体的な実施態様の全般的な構成関係は、マンホール
の場合において図1に示す如くであり、マンホールのよ
うな構造物10の側壁に形成された接續口101に別に
図2と図3に仔細を示すようなゴムまたは軟質合成樹脂
材による基端側をラッパ状に拡径させた筒状パッキング
1を設け、該パッキング1の先端側に形成されたリップ
状挿入口12に管路8を挿入し、リップ状挿入口12に
はバンド状締結材4を施して図4または図5に示すよう
に締着する。又パッキング1の基端部には金属質または
硬質合成樹脂材で成形された筒状支持リング20を環設
し、該支持リング20を前記接續口101に收容せし
め、支持リング2の内外にモルタルまたはコンクリート
その他の充填凝結材3を充填固結して固定する。 【0008】上記したようなリップ状挿入口12の内面
には環状の突条11を形成して前記バンド状締結材4に
よる締着シールを完成する。締結材4による緊締部は図
3に示すように凹溝13を形成して締結材4が所定位置
で締着されるようにすることが好ましく、又筒状支持リ
ング20はこの図2、図3の実施態様の場合において構
造物10における接續口101部分の厚さに略相当した
幅を有していて充填凝結材3の密実な充填を容易ならし
めるように成っている。即ち筒状支持リング20は図3
において明らかにされているように円形筒状であって充
填凝結材3の装入に当って適当な強度を有しており、ま
たフラットな周面をなしていて接續口101との間にお
いてコンクリートやモルタルのような充填凝結材3を円
滑に受入れ、密実で強固な充填層を平易に形成し得る。 【0009】上記したような筒状パッキング1の基端部
ないしラッパ状に拡径された中間部は図2に仔細が示さ
れているようにそれなりの厚みをもったものとすること
が好ましく、リップ状挿入口12を形成する先端部につ
いては適宜に薄層として前記凹溝13部分に連續する。
このリップ状挿入口12については好ましくは適用すべ
き管路部体8に即応させたものとするが、場合によって
はリップ状挿入口12を拡径して挿入することができ
る。 【0010】前記した筒状支持リング20はパッキング
1の外周端に対して接着される。この接着は接着剤でも
よければ、焼付けによってもよい。この図2、図3に示
すものが平坦面の構造物10に用いられる状態は図4の
如くであり、又彎曲面をなした構造物に採用される状態
は図5の如くである。即ち図4の場合は構造物10の厚
さに略合致した支持リング20が採用されるが、図5の
場合においては構造物10の厚さより幅広くされた支持
リング20を採用するもので、何れの場合においても接
續口11と支持リング20の外面との間に密実な充填凝
結材3を形成することができる。 【0011】締結材4としてこの実施態様の場合バンド
状のものを示したが、場合によっては線状材などを用い
多数回に亘って捲回し、全体としてバンド状締結材を用
いた場合と同様に仕上げてよいことは明らかである。図
1に示すマンホールとしての構造物10は全体が土層1
00中に埋設されているが、タンク、水槽のような構造
物の場合はその一部である大気中の接續口101と支持
リング20の外面との間に密実な充填凝結材3を形成し
得ることは上述したところと同様である。 【0012】 【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
ゴム質または軟質合成樹脂材による挿入形式の筒状パッ
キングの基端側に金属または硬質樹脂材製などである同
じく筒状の支持リングを取付けたものであるからこの筒
状支持リングによりコンクリートまたは金属や合成樹脂
などを適宜に用いて形成された各種構造物に対して的確
に取付けることができ、しかもこのような筒状パッキン
グの先端側にリップ状挿入口を形成して管路端部を適切
に挿着しこれをバンド状締結材その他の締着手段で的確
な気密状態に接續せしめ、このようにして接續された構
造物または管路が地層の沈下または隆起により変動して
も筒状支持リング側を拡径した筒状パッキングにより管
路がその全周方向において構造物接續口に対して充分に
離隔して支持接續されたものであるから前記変動による
両部体間の変位を適切に吸收しその何れに対しても無理
な応力を与えることがなく損壊や亀裂発生などを生ぜし
めることがないものであって長期に亘って安定した連結
支持関係を維持し、勾配を採った管路構成中においても
固形汚物等の停滞閉塞する凹入部を形成するようなこと
がないものであるから工業的にその効果の大きい発明で
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による地層変動吸収継手機構の施工例に
ついての全般的関係を示した部分切欠側面図である。 【図2】その本発明継手機構のパッキングおよび筒状支
持リングについての断面図である。 【図3】その部分切欠側面図および部分的正面図を併せ
て示した説明図である。 【図4】本発明継手機構の構造物平坦面に対する取付状
態の部分切欠側面図である。 【図5】その構造物彎曲面に対する適用状態の部分切欠
平面図と部分切欠側面図とを併せて示した説明図であ
る。 【符号の説明】 1 パッキング 2 筒形リング材 3 充填凝結材 4 締結材 8 管路 10 構造物 11 環状の突条 12 リップ状挿入口 13 凹溝 20 支持リング 100 土層 101 接續口

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.埋設構造物に対し管路端部を接續するためのもので
    あって、前記構造物に管路より大径とされた接續口を形
    成し、該接續口内に管路端部を挿入せしめ、前記接續口
    と管路端部との間に基端側をラッパ状に拡径させ、先端
    側をリップ状挿入口としたゴム質または軟質合成樹脂一
    体成形の筒状パッキングを介装し、前記基端側に構造物
    の接續口内面と略平行した剛体による筒形リング材を接
    着し、該筒形リング材と上記接續口との間に充填凝結材
    を形成し、上記筒状パッキングのリップ状挿入口を管路
    に対し締着したことを特徴とする構造物に対する管路の
    地層変動吸収継手機構。
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