JP3003776U - 下水道管のコンクリートマンホール用継手 - Google Patents

下水道管のコンクリートマンホール用継手

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JP3003776U
JP3003776U JP1994001350U JP135094U JP3003776U JP 3003776 U JP3003776 U JP 3003776U JP 1994001350 U JP1994001350 U JP 1994001350U JP 135094 U JP135094 U JP 135094U JP 3003776 U JP3003776 U JP 3003776U
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pipe
concrete manhole
receiving socket
concrete
gap
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JP1994001350U
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則雄 大屋
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則雄 大屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1 コンクリートマンホールと下水道管の接続
に、可撓性と水密性を備え、恒久的な継手の開発。 2 緩やかな下水道管路縦断計画においても、コンクリ
ートマンホール部の接続管路底の標高設置が確実にでき
る継手の開発。 3 下水道管路工事の工期短縮を計れる継手の開発。 【構成】コンクリートマンホール(4)に受ソケット
(1)の管押えつば(7)の下側上端を管路縦断計画に
合せ接合し、受ソケットに管(2)を挿入し、管と受ソ
ケット周辺の間隙(3)に変動緩衝材に粘土を充填し、
管押えつば(7)と管先端の隙間周辺に丸形状のゴム
(6)を圧縮押込み継手を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
コンクリートマンホールと下水道管の接続部の継手。
【0002】
【従来の技術】
1 コンクリートマンホールと下水道管を、コンクリートでまき立てるかモルタ ルで間詰する方法ではA〜Eの特性がある。 A 不撓性なコンクリートマンホール部に下水道管を接合すると、固定され鋼 体となり可撓性の機能を持たなく、地震や少しの地盤変動等で管が破損され やすい継手構造となっている。 B 長年に亘る自然条件等変化により、管やコンクリートマンホールの少しの 変動や移動は避けられず、コンクリートマンホール壁部と管の接点部に大き な力が作用し、滑らかな管表面とセメント類で間詰してある堺面部に隙間が 生じ、水密性を失うようになる。 C 地震時の変動は避けられず、可撓性の機能がない継手構造ではコンクリー トマンホール壁部や管の接点部にひび割れ等隙間が発生し水密性を失う。 D 管を設置してからコンクリートマンホール壁部とを、型枠組立・打設やモ ルタルを間詰し硬化するまで埋め戻しができなく、施工期間が長くなる。 E 水密性を失うと汚水が地下に浸透したり地下水等が管路内に流れ込み、汚 水の導水機能に支障をきたすため、補修工事等に多大な経費が必要となる。 2 ゴム類の材料を用いた受ソケット方法ではF〜Iの特性がある。 F コンクリートマンホール壁部に、ゴム類のソケットを接着剤で接合しても 異質な素材は一体とならず、長年に亘る湿気や温度変化により水密性を失う 。 G 不撓性なコンクリートマンホール壁部に、弾力性のゴム類の材料とセメン ト類で間詰することとなり、地震時や長年に亘る変動等で壁部の接触部分に 隙間が発生し水密性を失う。 H 管路の縦断計画は非常に緩やかな勾配で施工する例が多く、コンクリート マンホール部の管底高においてもmm単位の施工管理が必要であるため、弾 力性のある材料での管底高固定の工事は非常に難しい。 I ゴム類の材料を用いた可撓性の継手は設置費用が高価となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
1 不撓性なコンクリートマンホール部と下水道管の接続を、可撓性の機能を持 たせた継手にする。 2 継手部に恒久的な水密性の機能を持たせる。 3 管路接続時、コンクリートマンホール部の管底高の標高を容易に固定できる ものにする。 4 継手設置に特殊な材料や技術労力を必要とせず安価にする。 5 継手の水密性を維持する補修を、コンクリートマンホール外側からしなくて もでるものとする。 6 下水道管路は生活道路下に埋設されるため工事期間を短縮できるものにする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
1 管路計画により削孔されたコンクリートマンホール(4)を定められた位置 と標高に設置固定する。 2 削孔されたコンクリートマンホール(4)に受ソケット(1)の装着つば( 8)部分をマンホール外側壁面に当て、接合モルタル(5)で接合する。 この時管押えつば(7)のソケット内側端を縦断計画管底標高に設定する。 3 受ソケット(1)へ管挿入前に、管押えつば(7)に近い辺の間隙(3)下 側に変動緩衝材として粘土板を敷、その上に管(2)を上から押え付けるよう に置き、その後上部に粘土板を緩衝材挿入口(11)から徐々に充填して、さ らに帯び状の粘土板を管周辺に回し押込むように充墳して、間隙(3)全体を 粘土で圧搾状態にする。圧搾状態にするには管外径に合せた弓状の板や、滑材 として水を用い、小槌などで打ちつけ、突き固める。 4 圧搾された緩衝材が押し戻されるのを防ぐ緩衝材返しつば(9)を付ける。 5 水流による粘土の吸出し防止とコンクリートマンホール内の空気による乾燥 防止として、管押えつば(7)と管(2)先端の隙間周辺に管径に合せた輪型 の丸形状のゴム(6)を圧縮押込む。 これは、水密性をより確実なものとする作用も得られる。 6 コンクリートマンホール(4)と受ソケット(1)の接合を強固なものとす るため受ソケットに粗雑面(10)を付け、モルタル(5)で接合する。
【0005】
【考案の作用及び効果】
1 下水道管とコンクリートマンホールの接続用継手に可撓性の機能を持たせる ため、間隙(3)に、土の粒子の密度による体積変化の性質を利用し、圧搾粘 土の土の粒子の密度変化による体積の増減で変動は緩衝される。 2 コンクリートマンホール内は常時水が流れるという施設であるため水分は飽 和状態であり、又コンクリートマンホール外側は地中の水分で乾燥すことは少 ないため、緩衝材の土の性質に変化はなく恒久的なものとなる。 3 圧搾状態の粘土層は、アースダム堤体のコア材などでも応用されており、透 水係数からみても遮水性があり水密性は得られる。 4 削孔されたコンクリートマンホール(4)に受ソケット(1)の装着つば (8)部分をマンホール外側壁面に当て、モルタル(5)で接合する時管押え つば(7)のソケット内側端を管路縦断計画管底高に設定でき、緩やかな管路 でも施工が確実にできる。 5 設置に特殊な材料や技術労力を必要とせず安価にできる。 6 管の変動で水密性を失ったとしても、コンクリートマンホール内から管押え つば(7)と管(2)先端の隙間周辺の輪型の丸形状のゴム(6)の更新や、 管の移動による離隔に合せゴムの径を変え、水密性を回復する補修ができる。 7 削孔されたコンクリートマンホール(4)に受ソケット(1)をモルタル (5)で先行接合し養生できるため、管接続後すぐに埋戻しができ、工事期間 の短縮が計れる。 8 削孔されたコンクリートマンホール(4)に受ソケット(1)をモルタル (5)で接合する時、管路勾配に合せマンホール壁と装着つば(8)の間の上 又は下にスペーサーを挟めば、受ソケットの勾配合せができる。 9 装着つば(8)がコンクリートマンホール内からモルタル(5)を間詰する 工程の型枠となり、受ソケット(1)の緻密なモルタル接合ができる。
【0006】
【実施例】
間隙(3)の変動緩衝材をポリウレタン樹脂として受ソケット(1)に工場で 装着し、管(2)を布設する時滑材を挿入面周辺に塗り管を押込んでコンクリー トマンホール(4)に接続しても、前記考案の作用及び効果の4〜9が得られる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の管中心部の縦断図
【図2】実施例の管中心部の横断図
【符号の説明】
1 受ソケット 2 管 3 間隙 4 コンク
リートマンホール 5 モルタル 6 丸形状のゴム 7 管押えつば
8 装着つば 9 緩衝材返しつば 10 粗雑面 11 緩衝材
挿入口 12 インバート底

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートマンホール(4)に受ソケッ
    ト(1)を接合し、受ソケットに管(2)を挿入し、そ
    の管と受ソケットと周辺間隙(3)に変動緩衝材を充填
    して、管押えつば(7)と管先端の隙間に丸形状のゴム
    (6)を圧縮押込み、管とコンクリートマンホールの接
    続に、可撓性と水密性の機能をもたせて構成されるコク
    リートマンホール用継手。
JP1994001350U 1994-01-17 1994-01-17 下水道管のコンクリートマンホール用継手 Expired - Lifetime JP3003776U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016098494A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 西川ゴム工業株式会社 マンホール用耐震継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016098494A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 西川ゴム工業株式会社 マンホール用耐震継手

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