JP2915359B2 - 育苗ポット - Google Patents
育苗ポットInfo
- Publication number
- JP2915359B2 JP2915359B2 JP8241273A JP24127396A JP2915359B2 JP 2915359 B2 JP2915359 B2 JP 2915359B2 JP 8241273 A JP8241273 A JP 8241273A JP 24127396 A JP24127396 A JP 24127396A JP 2915359 B2 JP2915359 B2 JP 2915359B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pot
- bag
- seedling raising
- holes
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
育苗する育苗ポットに関する。
で、上面が開口した筒状に形成され、かつ、底面に水抜
き穴が形成されている。
育苗ポットにあっては、ポリプロピレン製で肉厚が大き
いから高価で、重量が大であるという問題があった。ま
た、肉厚が大で強いことから、根が張りにくい上に、通
水性が悪いから根腐れが生じて丈夫な苗を生育すること
ができないという問題があった。本発明はかかる従来の
問題点を解決するためになされたものであって、その目
的とするところは、軽量で、コストが安く、しかも通水
性に優れて根が十分に張った健苗を生育させることがで
きる育苗ポットを提供することにある。
の手段として、本発明の請求項1記載の育苗ポットで
は、上面を開口し、底面を閉鎖した袋体からなるポット
であって、袋体が、全面に気泡によって生じた略楕円状
の多数の穴を有する発泡プラスチックフィルムにより形
成され、かつ、該穴の長手方向が袋体の垂直方向と平行
となるように配列されている構成を採用した。
体の上部に把手部を形成した構成を採用した。
泡プラスチックフィルムが生分解性プラスチックフィル
ムである構成を採用した。
の素材として、全面に気泡によって生じた略楕円状の多
数の穴を有する発泡プラスチックフィルムを用いている
ので、育苗ポットを安価に製造することができるし、ま
た、従来のものに比べて軽量に製造することができる。
また、本発明にあっては、気泡によって生じた略楕円状
の多数の穴が散水の水抜き穴として袋体の全面に形成さ
れているので、袋体の全面で水を切ることができて水切
り性が良好になり、苗の根腐れを防止することができ
る。また、根は袋体の全面に形成した穴を通過して外部
に張り出すことができるから、根が十分に張った健苗を
生育させることができる。また、本発明にあっては、穴
の長手方向が袋体の垂直方向と平行になるように配列さ
れて縦方向に強いから、苗をポットのまま土に植えてお
いて、その後、植え替えるときも、ポットのまま抜き取
ることができて作業性が向上するし、また、植え替え時
に移植ゴテを使用しなくてもよいから移植時の根の損傷
も防止することができる。また、袋体の上部に把手部を
形成すると、種苗箱からの取り出しや持ち運び等が容易
になる。特に、移植時には把手部を持って引き抜くこと
ができるから、作業性が向上する。また、発泡プラスチ
ックフィルムとして生分解性プラスチックを使用する
と、ポットのまま埋め殺しを行うことができるので、作
業性が向上する。また、本発明にあっては、略楕円状の
多数の穴の長手方向を袋体の垂直方向と平行に配列させ
て、袋体を水平方向に引っ張ると略楕円状の各穴が横方
向に開かれて変形して伸びるように形成しているので、
内部に培養土を十分に入れることができる。
実施例について説明する。
す正面図である。本実施例の育苗ポットAは、ポリエチ
レンを発泡させて筒状のフィルムに成形した袋体1で形
成されたもので、この袋体1には、図2に示すように、
発泡に伴う気泡によって生じた大小さまざまな形の穴2
が全面に亘って虫食い状に形成され、かつ、発泡によっ
てその表面が凹凸状に形成されている。この各穴2は、
袋体1を製造する際の成形方向となる筒の中心線方向が
長くなる略楕円状に形成されている。したがって、略楕
円状の各穴2は、該穴2の長手方向がポットAの垂直方
向と平行に配列された状態となっている。そして、袋体
1の直径は扁平状態において形成すべき育苗ポットAの
幅方向の長さと同一長さに形成されると共に、両側には
マチ部3,3が形成され、かつ、その上下端が熱溶着に
より閉鎖されると共に、一端中央部が、マチ部3,3に
かかるように略U字状に切欠されることにより、上端中
央部に略U字状の開口部4が形成されると共に、上縁及
び底縁に熱溶着部5,5が設けられている。尚、袋体1
の上端両側部には、開口部4が略U字状に形成されてい
ることに伴って把手部6,6が形成されている。
は、図3に示すように、ポットA内に培養土aを入れ、
その中に種を蒔き、それを種苗箱7内に並べ、発芽させ
て育苗するものである。この場合、ポットAが全面に気
泡によって生じた略楕円状の多数の穴2を有する袋体1
により形成され、散水しても全体から水が抜けるので、
根腐れを防止することができる上に、根がポットAの隙
間から張り出すことができるので、健全な苗bの栽培を
行うことができる。また、ポットAは、その袋体1の穴
2の長手方向が袋体1の垂直方向と平行となるように配
列され、縦方向に強いので、種苗箱7からの取り出しを
スム−ズに行うことができるし、また、土にポットAの
まま植えておき、将来植え替える時も、把手部6,6を
持って引っ張るだけで引き抜くことができるので、移植
ゴテを使ったときのように根を痛めることがない。ま
た、ポットAは、横方向に伸縮性を持たせているので、
培養土aの収容が容易である。また、ポットAが前記の
ように構成されているので、従来の育苗ポットAに比べ
て軽量になり、自然環境に負担が少なく、しかも安価に
製造することができる。
例で、この育苗ポットBは袋体1にマチ部3を形成して
いないことと袋体1の上部に熱溶着部5を形成していな
い点が前記実施例と相違するだけでそれ以外の点は同じ
であるから、同一構成部分には同じ符号をつけてその説
明を省略する。この育苗ポットBは、袋体1の上部に熱
溶着部5を形成していないので、開口部4を広くするこ
とができて、培養土aの収容や苗bの取り出しを容易に
行うことができる。
本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
クフィルムとしてはポリエチレンフィルムを使用した
が、ポリプロピレン等の他のフィルムであってもよい。
尚、本発明のフィルムにはシ−ト状厚みを有するものを
含む。
把手部6,6を形成したが、把手部6,6は形成しなく
てもよい。
分解性プラスチックフィルムを使用すると埋め殺しがで
きて作業性が向上する。
構成したので、散水しても全体から水が抜けるので、根
腐れを防止することができる上に、根がポットの隙間か
ら張り出すことができるので、健全な苗の栽培を行うこ
とができる。また、ポットは、その発泡ポリエチレンフ
ィルムの穴の長手方向が袋体の垂直方向と平行となるよ
うに配列され、縦方向に強いので、種苗箱からの取り出
しをスム−ズに行うことができるし、また、土にポット
Aのまま植えておき、将来植え替える時も、把手部を持
って引っ張るだけで引き抜くことができるので、移植ゴ
テを使ったときのように根を痛めることがない。また。
ポットは、横方向に伸縮性を持たせているので、培養土
の収容が容易である。また、ポットが前記のように構成
されているので、従来の育苗ポットに比べて軽量にな
り、自然環境に負担が少なく、しかも安価に製造するこ
とができる。また、上端部に把手部を形成すると、種苗
箱からの取り出しや移動、あるいは、ポットのまま植え
た際の移植作業を効率よく行うことができる。また、発
泡プラスチックフィルムとして、生分解性プラスチック
を使用すると、埋め殺しを行うことができて作業性が向
上する。
る。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 上面を開口し、底面を閉鎖した袋体から
なるポットであって、袋体が、全面に気泡によって生じ
た略楕円状の多数の穴を有する発泡プラスチックフィル
ムにより形成され、かつ、該穴の長手方向が袋体の垂直
方向と平行となるように配列されていることを特徴とす
る育苗ポット。 - 【請求項2】 袋体の上部に把手部を形成したことを特
徴とする請求項1記載の育苗ポット。 - 【請求項3】 発泡プラスチックフィルムが生分解性プ
ラスチックフィルムである請求項2または請求項3記載
の育苗ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241273A JP2915359B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 育苗ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8241273A JP2915359B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 育苗ポット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1066456A JPH1066456A (ja) | 1998-03-10 |
JP2915359B2 true JP2915359B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17071813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8241273A Expired - Fee Related JP2915359B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 育苗ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2915359B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP8241273A patent/JP2915359B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1066456A (ja) | 1998-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3739522A (en) | Horticultural cell system and method of manufacture | |
JP3173159U (ja) | 簡易栽培用具 | |
JP4977832B2 (ja) | 山の芋の栽培方法 | |
US20100242359A1 (en) | Hanging planter for growing upside down plants from seeds | |
JP2915359B2 (ja) | 育苗ポット | |
KR102137565B1 (ko) | 작물 재배 또는 육묘용 포트 어셈블리 | |
KR20150088003A (ko) | 게비온형 녹화구조물 | |
JP3796578B2 (ja) | 植物栽培容器、植物栽培方法 | |
JPH1118563A (ja) | 長芋等の栽培箱と、それを使用する長芋等の栽培方法 | |
JP4063809B2 (ja) | 園芸用簡易鉢 | |
JP3097999U (ja) | 育苗ポット | |
JP2001199493A (ja) | 植物運搬用容器および植物栽培方法 | |
JP6473861B1 (ja) | プランター | |
KR200254406Y1 (ko) | 작물 재배용 포트 | |
JP3080218U (ja) | 植木鉢類に収容される底石等の収容袋装置 | |
JP2000262151A (ja) | 植木鉢・プランター | |
JPH0582250U (ja) | 育苗用筒 | |
JP3072181U (ja) | 苺定植袋 | |
JP3120362U (ja) | 自然薯用栽培容器 | |
JP2020005611A (ja) | パプリカ育苗ポット用カバー、パプリカ栽培具 | |
JP4026997B2 (ja) | 育苗装置及び育苗方法 | |
JP2563249Y2 (ja) | 育苗用筒 | |
JPH1189443A (ja) | 育苗器 | |
IL168825A (en) | Opaque container with cover for growing plants | |
JPH0276523A (ja) | 果樹類の栽培用コンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416 Year of fee payment: 15 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |