JP2915334B2 - 2周波データ信号のデコード装置 - Google Patents

2周波データ信号のデコード装置

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JP2915334B2
JP2915334B2 JP7310795A JP31079595A JP2915334B2 JP 2915334 B2 JP2915334 B2 JP 2915334B2 JP 7310795 A JP7310795 A JP 7310795A JP 31079595 A JP31079595 A JP 31079595A JP 2915334 B2 JP2915334 B2 JP 2915334B2
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    • G11B20/1419Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels code representation depending on a single bit, i.e. where a one is always represented by a first code symbol while a zero is always represented by a second code symbol to or from biphase level coding, i.e. to or from codes where a one is coded as a transition from a high to a low level during the middle of a bit cell and a zero is encoded as a transition from a low to a high level during the middle of a bit cell or vice versa, e.g. split phase code, Manchester code conversion to or from biphase space or mark coding, i.e. to or from codes where there is a transition at the beginning of every bit cell and a one has no second transition and a zero has a second transition one half of a bit period later or vice versa, e.g. double frequency code, FM code

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2周波データ信号をデコ
ードする装置に関し、詳細には劣化した2周波データ信
号を正確且つ効率よくデコードする装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】しばし
ば「2相」または「F/2F」データ信号とも呼ばれる
2周波データ信号はカード、パスブックおよび他のトー
クンに一般に見られる磁気ストライプのような磁気媒体
上のデータのエンコードに広く用いられる。磁気ストラ
イプを有するカードまたはパスブックは一般に磁気スト
ライプの読取を必要とする自動テラーマシンまたはポイ
ント・オブ・セール(POS)端末その他の端末で使用
される。磁気ストライプは一般にユーザーの銀行、口座
およびその他の資産データに関するデータを含む。
【0003】2周波データ信号は一般に一連の磁束反転
として磁気媒体上にエンコードされる。これら磁束反転
はクロック遷移とデータ遷移を与える。一つのストライ
プ上の2つのクロック遷移間の直線距離を「ビットセ
ル」と呼ぶ。ビットセルが中間データ遷移または磁束反
転を含まない場合にはこのビットセルに2進値「0」を
割振る。このビットセルがそのセル内でのクロック遷移
間に1つの磁束反転またはデータ遷移を含むときにはこ
のセルに2進値「1」を割振る。「1」のビットセルに
おけるデータ遷移は一般にそのビットセルの中間点また
はその近くに置かれる。
【0004】図1は2周波データ信号の一例を示す。
「0」ビットははじめと終りに夫々第1および第2の逆
極性の信号ピークを有する(すなわち1つのピーク‐ピ
ーク変位)ビットセルにより表わされ、そして「1」ビ
ットははじめと終りに同一極性の信号ピークを有しそし
てそれらの間に逆極性の信号ピークを有する(すなわち
2ピーク‐ピーク変位)ビットセルで表わすことが出来
る。従って、もしこの「0」ビットを周波数Fでエンコ
ードするとすると、「1」ビットは周波数2Fとなり、
このためこれらデータ信号についてF/2Fの表記が行
われる。
【0005】F/2Fデータ信号は一般にゼロ交差遷移
を識別するための磁気読取ヘッドおよびデコーダ回路を
用いて読取られる。そのようなデコーダの一例が米国特
許第4254441号明細書に示されており、磁気読取
ヘッドと、「0」ビットと「1」ビットの検出のために
振幅弁別およびゼロスロープ検出を用いるデコーダを開
示している。ゼロ交差遷移は信号が劣化するとノイズに
より不明瞭となる傾向があり、正確なデコードが困難と
なる。
【0006】F/2F信号のクロックは磁気ストライプ
と読取ヘッドの間の一定の相対動作速度によりきまるか
ら、一定速度のヘッドそしてまたはカードの移送を実現
するための努力がなされている。これについては例えば
米国特許第4593328号明細書にはカードがリーダ
ーを通り過ぎるときカードに摩擦的に係合してタイミン
グ情報を出すタイミングホイールが示されている。
【0007】2周波信号のデコードにおける主たる問題
はデコードされた信号が劣化するということである。磁
気媒体上の信号は時間が経過すると劣化することは知ら
れている。そのような劣化は磁束散逸プロセスにより磁
束の反転振幅を小さくする。劣化はまた漂遊磁界による
磁気媒体におけるスプリアス磁束反転または振動の形の
ノイズ信号の引き込みによっても生じる。更に、磁気媒
体自体は物理的にこすられるから、そのすべての区分が
けずり落されそして折れることもありうる。
【0008】磁気媒体にエンコードされた典型的なF/
2FデータはパリティビットとF/2Fデータの完全性
の評価に用いることの出来る水平方向レコードコード
(LRC)を含んでいる。この完全性検査をパスしない
カードおよび信号劣化により読取不能となったカードは
自動テラーマシンまたはPOS端末により拒絶される。
意図したトランザクションは完了せず、このカードの所
有者は新しいカードを得るようにすすめられる。
【0009】拒絶されたカードはカードの所持者および
カードの発行者にとって一つの問題である。拒絶された
カードは自動テラーマシンまたはPOSトランザクショ
ンにおいてそのカードを使用出来ないためにフラストレ
ーションの原因となる。カード所持者は新しいカードの
発行について発行者とコンタクトをとらねばならない。
拒絶されたカードはまた消費者は新しいカードを得るま
でそのカードを使用しないであろうから、発行者にとっ
ても問題である。拒絶されたカードは、カード所有者は
自動テラーマシンまたはPOS端末で拒絶されたカード
をしばしばそのような端末の責任にしようとするから、
自動テラーマシンおよびPOS端末の製造者にとっても
問題である。カード自体が事実上欠陥のあるものである
ときには自動テラーマシンまたはPOS端末についてし
ばしばサービスコールがなされる。 カードの発行者は
周期的にすべてのカードを交換することにより拒絶され
るカードの数を最少にすることを試みている。しかしな
がら、この交換プロセスはコストが極めて高くなる。更
に、すべてのカードが予定時間後に交換されるとき、そ
れらカードの内のいくつかは交換後に劣化しており、他
は劣化していないということが生じうる。従って周期的
な交換は満足すべき解決方法ではない。
【0010】磁気ストライプリーダーの技術においては
劣化された信号のデコードを向上するために信号デコー
ダを改善することにより拒絶されるカードの数を最少に
する試みもなされている。例えば前記の米国特許第42
54441号明細書には、「0」ビットと「1」ビット
を夫々読取るための異常に大きい読取アパーチャを有す
る読取ヘッドとアナログ振幅弁別およびゼロスロープ検
出回路を用いる2周波データの読取システムが示されて
いる。劣化したF/2F信号のデコードについての他の
試みは米国特許第4626670号明細書に示されてお
り、それではビットセル幅がビットセル幅を変化させる
ビットの拡散および他の劣化を動的に補償するためにト
ラッキングを受けるようになっている。この特許では現
在のビットセル幅は最近にデコードされたビットセル幅
(例えば最後の2ビットセルについて)の平均としてセ
ットされる。しかしながらこの技術は磁気媒体の折れ目
近辺に生じるビットセルの拡散の補償には不適当である
ことがわかる。
【0011】更に第1回目の読取が失敗であるとき第2
回以降の読取を行うことによりカード上の劣化したデー
タを読取る試みもなされている。しかしながら劣化した
カードについてのそれらの読取りの試みによりデータは
ますます劣化する。カードを複数回読取ることにより信
号劣化の問題は更に悪化する。更に、ノイズパルス、媒
体の折れまたはその他媒体の局部的部分における問題に
よりカード上の2周波データの一部のみが読取不能とな
ることがしばしば生じる。しかしながら、従来のリーダ
ーは読取不能部分の後で再び2周波信号の同期を回復す
ることは出来ず、それ故全体の信号が、僅か一部の劣化
でも読取不能となる。
【0012】それ故本発明の目的は2周波データ信号を
デコードする方法および装置を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は劣化した2周波データ
信号を正確且つ効率よくデコードする方法および装置を
提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は1回の読取操作により
劣化した2周波信号を正確且つ効率よくデコードする方
法および装置を提供することにある。
【0015】本発明の更に他の目的は劣化した領域があ
っても2周波信号を正確且つ効率よくデコードする方法
および装置を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は劣化した磁気ストライ
プを有するカードの最適な交換を行わせるための方法お
よび装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、データ信号を磁気読取ヘッドで読取るとき2周波デ
ータ信号のサンプルをくり返し的に得、そしてこれらサ
ンプルをそれらの間にデータ信号の値(振幅および極
性)を表わす一連のディジタル値に変換する。この2周
波信号をこれらディジタルサンプルが2周波データ信号
を正確に表わすように、充分高い周波数でサンプリング
する。後述する知能ディジタルフィルタがこれらディジ
タル値を処理して2周波データ信号をデコードする。
【0018】本発明によれば、2周波信号がサンプリン
グされてディジタル化されてしまうと、すべての処理
は、磁気ストライプの1回の読取を行うだけでよいよう
にこのディジタル化されたサンプルについてすべての処
理が行われる。時間がかかりしかも更に劣化を生じさせ
る複数回の読取りは不要となる。更に、デコーディング
はディジタルで行われるから、複雑正確なディジタル信
号処理技術を信号のデコーディングに使用しうる。
【0019】本発明によれば、サンプリングされディジ
タル化された2周波信号はサンプリングされた信号のピ
ークを検出しそして次にそれらピークの位置と振幅を分
析することで「1」および「0」ビットをデコードする
ことにより効率よくデコードされる。磁気媒体について
の代表的な2周波信号においては信号ピークはノイズ帯
域の外(上、下)にあり、ゼロ交差はノイズにより、よ
り容易に破壊されうることがなかった。従って、サンプ
リングされた信号のピークを検出することにより、より
正確なデコーディングが得られる。
【0020】本発明の一つの特徴によれば保護帯域外で
あるピークのみが検出される。保護帯域は正および負の
しきい値をつくりそして正のしきい値より上または負の
しきい値より下のピークのみを検出することでセットさ
れる。これらピークはディジタル化されたサンプルを分
析することにより検出されるから、このしきい値は最適
ピーク検出を得るために変えることが出来る。例えば、
これらしきい値(保護帯域)をまず考えられる最大信号
振幅の予定のパーセントのような非常に大きい値にセッ
トすることが出来る。ピークは、波形エンベロープが正
のしきい値より高いとき最大の正の振幅を有するディジ
タルサンプルをそしてエンベロープが負のしきい値より
低いとき最大の負の振幅をもつディジタルサンプルを識
別することにより識別される。この2周波信号は次に後
述するようにデコードされる。もしこれらビットセルの
内の任意のものが適正にデコード出来ないならば、しき
い値の大きさを例えば予定のパーセントだけ減少させて
保護帯域を狭くすることが出来る。ピークはこの狭くな
った保護帯域を用いて再び識別されそして2周波信号が
再びデコードされる。この保護帯域は最少許容帯域とな
るまで更に狭くすることが出来る。従って、可変保護帯
域がサンプリングされディジタル化された2周波データ
信号の複数回のデコーディングを試みるために設けられ
る。
【0021】ピークが識別された後に、ピーク間の時間
を表わす変位が決定されそして“0”ビットと“1”ビ
ットの検出のためにビットセル幅に対し比較される。ビ
ットセル幅の予定の窓内に偶数回の変位が生じれば
“0”ビットが検出され、奇数回生じれば“1”ビット
が検出される。このビットセルの窓は有効ビットセルの
最大および最小幅である。これは一つのビットセル幅に
トレランスを加えまたは差引いたものと考えることが出
来る。
【0022】本発明によれば、1つのビットがデコード
されると、現在のビットセル幅はデコードされたビット
のビットセル幅がそれより広いときに予定量だけ増加さ
れ、狭いときには予定量だけ減少される。これはビット
セル幅のランニング平均を得る従来の技術と全く異な
る。このランニング平均は2周波データの誤読取を生じ
させうるが、本発明の増/減技術はデータの読取におい
てよりも高い精度を与えることがわかった。好適な実施
例では現在のビットセル幅は、より広いビットセルが見
い出されるとき1だけ増加し、狭いビットセルが見い出
されるとき1だけ減少する。
【0023】上記のビット検出プロセス中にはビットセ
ル幅の窓内に偶数および奇数の変位が見い出される場合
もありうる。これが生じたときは振幅テストも、この窓
内のどのピークの振幅がより大きいかを決定するために
行われる。振幅の小さいピークはビット識別については
捨てられる。
【0024】上記のビット検出プロセス中には最大許容
ビットセル窓内にピークがないこともありうる。この場
合には有効な“0”または“1”ビットが見い出される
までピークデータの走査を続ける。前に検出されたビッ
トと最近検出されたビット間の領域はバット領域(bad
area)として範囲を定められる。しきい値または保護帯
域に無関係にこのバッド領域内のすべてのピーク間の変
位を分析することによりこのバッド領域内のビットを検
出する試みがなされる。そのような識別されるビットは
「ポシブルエラー」を有するものとしてラベル付けされ
る。本発明によれば、2周波データ内にバッド領域が存
在してもその領域後のデータのデコーディングの妨げに
はならない。この特徴は、バッド領域が特定のトランザ
クションには必要でなくあるいはオプション的なもので
あるデータを含みうるから。カードを拒絶する必要がな
いために有利である。
【0025】ビットが検出されると、これらはバイトに
変換される。データは磁気ストライプに5ビットバイ
ト、7ビットバイトあるいは他の長さのバイトを用いて
エンコードしうることは当業者には明らかである。一般
に、各バイトは少くとも1個のパリティビットを含む。
本発明の他の特徴によれば、ビットをバイトに変換する
とき、パリティビットはバイト内のデコードされたビッ
トの精度をチェックするためばかりでなく、唯一の認識
不能なビットがあるときそのビットを修正するためにも
用いられる。バイトが組立てられてしまうと、水平方向
冗長度検査(LRC)が行われる。このLRCチェック
が成功すると、ポシブルエラーを有すると識別されたバ
イトはエラー無しとされる。他方、もしLRCチェック
が不成功であればポシブルエラーを有するとされたバイ
トはエラーとされる。従ってこのLRCテストはエラー
検出だけでなくエラー修正にも用いられる。すべてのバ
イトが組立てられると、それらは認識不能なバイトにつ
いてのインジケーションと共にホストコンピュータに送
られる。
【0026】本発明の他の特徴によれば、2周波信号デ
コードプロセス中、劣化した信号の多くのインジケーシ
ョンが得られる。例えば、検出された“0”ビットが1
より多い変位を有したとすればまたは検出された“1”
ビットが2より多い変位を有したとすれば、そのビット
が適正にデコードされても磁束の摂動があることのイン
ジケーションがある。より低いしきい値での第2回目の
データデコーディングが必要であれば、適正にデコード
されても劣化した信号があることのインジケーションが
ある。同様に、バイト領域を限定すべきであれば、適正
にデコードされても劣化した信号があることのインジケ
ーションが存在する。またもしパリティまたはLRCエ
ラー修正が必要であれば、適正にデコードされていても
劣化信号の存在のインジケーションがある。
【0027】いずれの場合でも、信号が適正にデコーダ
されていても「劣化信号」のインジケーションがホスト
コンピュータに与えられる。そのようなインジケーショ
ンを受けるとカードの交換が開始される。カードはそれ
が読取不能となる前、そしてそのカードの所有者に不便
が生じる前に交換しうる。カードの発行者はすべてのカ
ードの周期的交換を経ることなく劣化のこの第1のサイ
ンにおいて個々にカードを交換することが出来る。同様
の手順が、「口座番号」は適正にデコードされたが認識
されなかったカードの受け入れ時にホストにより開始し
うる。この場合、カードの交換はカードのユーザからの
申出を受ける前に直ちに開始しうる。
【0028】本発明の特徴の多くは別々にあいるは種々
の組合せで用いることが出来きることは当業者には明ら
かである。例えば、他の2周波データ信号デコーディン
グ技術を本発明のサンプリングされたディジタル化され
た2周波データ信号と共に用いて1回のフレキシブルで
効率のよいデコーディングを与えることが出来る。可変
の保護帯域は他のビットデコード技術と共に使用しるう
し、上記のサンプリング/ピーク検出技術とビット検出
技術はアナログ型の2周波信号デコーダと共に使用しう
る。ビット窓増減の技術は他のデコーディング法と共に
使用しうる。ホストは任意の信号デコーディグプロセス
中に劣化信号についての情報を受けることが出来る。パ
リティおよびLRCは他のデコーディング技術における
データの修正に使用しうる。しかしながら、上記の特徴
の組合せは2周波データの正確且つ効率のよいデコード
およびデータ劣化の早期の徴候の検出に使用しうるもの
であることは当業者には明らかである。
【0029】
【実施例】本発明をその一実施例を示す図面により以下
に詳述する。しかしながら、本発明は種々の異なる形で
具体化しうるものであり、従ってこの実施例に限定され
るものではなく、この実施例は開示を完全にしそして当
業者に本発明の範囲を明確にするためのものにすぎな
い。図面全体を通じて同じ参照数字は同じ要素を示して
いる。 F/2Fデコーディングシステム 図2において、本発明のF/2Fデコーディングシステ
ムのブロック図を説明する。F/2Fデコーディングシ
ステム10は信号ディジタイザと知能ディジタルフィル
タを含む。信号ディジタイザはアナログ‐ディジタル変
換器11、アナログ‐ディジタル変換器コントローラ1
2およびオプションとしてのマルチプレクサ13を含
む。コントローラ12はアナログ‐ディジタル変換器1
1を、磁気ストライプリーダ15の磁気ヘッド9と増幅
器8からのアナログ信号を周期的にサンプリングするよ
うに制御する。磁気媒体21に記録された信号は、各サ
ンプリング時点でのその振幅と極性を表わすディジタル
ワードスリトームに変換される。これらディジタルワー
ドは知能ディジタルフィルタによる後の使用のためにラ
ンダムアクセスメモリ16に記憶される。
【0030】アナログF/2F信号はディジタルワード
ストリームがアナログ波形を正確に表わすように充分高
い周波数でサンプリングしなければならないことは当業
者には明らかである。アナログ波形はしばしばノイズで
くずれるから、サンプリングしたこのノイズでくずれた
波形を表わすに充分高い周波数で行わなくてはらない。
好適な実施例ではF/2F波形はすなくとも10Fの周
波数でサンプリングされる。
【0031】多くの形態において、磁気ストライプデー
タはANSIスタンダード×4.16−1983および
ISOスタンダード3554、またはストライプ当り3
本までの磁気データトラックを含むことの出来るこれら
スタンダードの後のレベルを用いてエンコードされる。
これらトラックは磁気ストライプを有するカードの縁部
から順にトラック1(T1)、トラック2(T2)、ト
ラック3(T3)とされている。トラック1と3は高密
度トラック(210ビット/インチ)であり、トラック
2は低密度トラック(75ビット/インチ)である。イ
ンターナショナル・エア・トランスポーテーション・ア
ソシエーション(IATA)により開発されたトラック
1は航空券の発券または他のトランザクションを自動化
するため79個までのアルファベットデータ文字を含
む。アメリカン・バンカーズ・アソシエーション(AB
A)により開発されたトラック2は資産的なトランザク
ションに関係した、4個までの数値データ文字を含む。
スリフト(thrift)産業により開発されたトラック3は
各トランザクションにより更新される107個までの数
字を含む。
【0032】3トラックANSI/ISO記録システム
が本発明に使用される場合にはマルチプレクサ13は1
個のアナログ‐ディジタル変換器11により使用される
T1,T2,T3データをマルチプレクス処理するため
に用いられる。別々の読取ヘッド巻線9A−9Cと増幅
器8A−8Cが使用出来、別々のランダムアクセスメモ
リ16A,16B,16Cが夫々T1,T2,T3デー
タについて使用出来る。あるいは3個のアナログ‐ディ
ジタル変換器11を用いてマルチプレクサ13を省略す
ることが出来る。ANSI/ISOスタンダードに合致
しないF/2Fデータもデコードしうる。本発明の一つ
の特徴はANSI/ISOスタンダード並びにより緩い
スタンダードによるデコーディングも可能にするもので
ある。
【0033】図2において、本発明の知能ディジタルフ
ィルタは後述のようにサンプリングされて記憶されたデ
ータを処理しそしてそのデータをホストに与える。知能
ディジタルフィルタは一般に読取専用メモリ(ROM)
であるプログラムメモリ18に記憶されたプログラムを
用いて動作するマイクロプロセサ17を含み、その動作
の詳細を次に述べる。後述の中間データがランダムアク
セスメモリ(RAM)19に記憶される。マイクロプロ
セサ17はホストインターフェースライン20を介して
ホストコンピュータ(図示せず)に通信を行う。
【0034】このマイクロプロセサ(知能ディジタルフ
ィルタ)とホストとの間に双方向性の通信が行われる。
例えば、ホストは読取動作を開始させる。あるいは別の
カードセンス増幅器14が読取動作をトリガーしてもよ
い。カード読取動作が完了すると、ホストはF/2Fデ
ータ信号デコーダシステムからのデータ緩衝を受ける。
多数のパラメータがホストから知能ディジタルフィルタ
に与えられる。あるいはこれらパラメータは知能ディジ
タルフィルタ内でセットしうる。これらパラメータは次
の通りである。 電圧しきい値(V):電圧しきい値は生データ内のピー
クが有効ピークとして認識される前に越えねばならない
ディジタル値である。しきい値が低いとF/2Fデータ
に含まれるノイズピークの数の増加によりビットの同期
化が失われる機会が増加するから、この信号デコータは
まず高いしきい値を用いて信号をデコードする。完全に
良いデータが得られないならば第2のデコーディングが
中間のしきい値において行われる。それでもすべて良い
データが得られなければ以降のより低いしきい値がその
下限まで使用出来る。このプロセスを次に詳述する。 移送速度:移送速度はカードリーダの移送速度に等しい
値である。 ゼロビット変位Dz :ゼロビット変位はゼロビットの初
期幅すなわち一つのビットセルの仮定された幅またはF
/2F信号の周波数Fを限定する。後述するように、本
発明によればDz はサンプリングされディジタル化され
たF/2F信号の2つの逆極性のピークの位置の差がD
z の現在値に変位トレランスを加えたものより大のとき
に予定の値(例えば1)だけ増加する。DVOと呼ばれ
るこの変位トレランスはビットセル幅が変化しうる窓を
限定する。
【0035】初期ゼロビット変位Dz はホストにより与
えられあるいはサンプリング周波数と移送速度とから決
定しうる。“1”ビット変位は“0”ビット変位Dz の
半分である。“1”ビット変位トレランスDV1 は
“1”ビット変位のまわりに窓を限定するためにも使用
出来る。典型的なANSI/ISOスタンダードのカー
ドデコードにおいてコントローラ12は1サンプル/4
0マイクロ秒/トラックでエンコードされたF/2Fデ
ータをサンプリングするために変換器11を制御する。
従って、トラック1−3についてこの実施例におけるD
z 、DV0およびDV1 の代表的な値は次の通りであ
る。
【0036】 トラック1,3は15Fの周波数でサンプリングされ、
トラック2は42Fでサンプリングされることがわか
る。 トラック折れカウント:トラックの折れのカウントがホ
ストにより与えられる。本発明によれば、クロック信号
間の無効磁束遷移の回数がデコードプロセス中にカウン
トされる。この数が折れカウントに等しいとき、劣化し
たカードが検出されてホストにフラグされる。一般に、
トラック折れカウントは磁気媒体における第1摂動によ
りその媒体が、劣化しそしてホストにフラグされるもの
としてフラグされるように0である。従って、「ノイジ
ー(noisy)」カードはそのカードが処理されるべきとな
るかなり前に検出されフラグされる。このノイズの多い
カードはユーザに負担をかけることなく交換しうる。 F/2Fデコーダオペレーショナルオーバビュー 本発明のF/2Fデコーダの動作のオーバビューすなわ
ち総括を次に行う。一つのカードがカードリーダにそう
入されたことを示す読取信号の受信により、データ信号
が例えば40マイクロ秒/サンプルの速度でサンプリン
グされそしてディジタル化される。このディジタル化さ
れたデータは図2の「生(Raw )データテーブル」RA
M16に記憶される。各サンプルは読取信号についての
ゼロリファレンスラインを16進法80(×80)とし
て8ビットバイトで記憶される。正の磁束遷移について
の最大値はX“FF”であり、X“00”は負の磁束遷
移の最大値である。
【0037】マイクロプロセサ17はプログラムメモリ
18内の知能ディジタルフィルタプログラムの制御によ
りこらピークを最大振幅を有する列データに置き、その
間波形エンベロープはしきい値Vt の上または下であ
る。云い換えると、このデータは波形エンベロープが正
のしきい値Vt より上のとき最大の正の振幅を有する各
ピークおよびエンベロープが負のしきい値−Vt より下
のとき最大の負の振幅を有する各ピークを位置ぎめする
ために分析される。位置ぎめされたピークのアドレスが
「ピークテーブル」に保存される。例えば図3におい
て、ピーク22−29がこのピークテーブルに含まれる
ことになる。ピーク30と31は、データがしきい値の
上および下であるとき最大振幅のピークではないからし
きい値の上および下であってもこのピークテーブルには
含まれない。このピークテーブルはRAM19(図2)
に置かれそしてこれらピークに対応する列データテーブ
ル内のサンプルの2バイトアドレスを記憶する。
【0038】次に「ビットテーブル」がこのピークテー
ブルからつくられる。
【0039】2つの隣接するピークのアドレスの差すな
わち「変位」が、“0”ビットが見い出されたかどうか
を決定するために現在のゼロビット変位(Dz )に変位
変動トレランスDVOを加算または減算したものと比較
される。“0”ビットは一般に単一の変位からなる。
“1”ビットは一般に2個の連続する変位を加算したも
のからなる。しかしながら、1以上の変位の加算は
“0”ビットを構成しそして2以上の連続する変位は磁
気媒体の折れが磁束遷移を生じさせるならば“1”ビッ
トを構成する。ピークテーブルからのビットをデコード
するプロセスの詳細を次に述べる。
【0040】ビットを検索する際にビット窓より大きい
領域にピークがない場合にはこの領域はゼロビットが再
び生じるまでこのカードの「バッド(bad)」領域として
フラグを付される。このカードのバッド領域がビットセ
ル幅の整数倍であればこのバッド領域はフラグを付され
そしてこのバッド領域後にこのビットテーブル作成が続
く。このように本発明によれば、カード内のバッド領域
はそのカードが読取不能として拒絶されることを意味す
る。ビットセル同期化は失われず、ビットのデコーディ
ングはこのバッド領域後に続く。図4を参照され度い。
【0041】このカードが一つのバッド領域となると、
詳細ピークテーブルがオンビット境界として知られる2
つのピーク間の列データから作成される。この詳細ピー
クテーブルはすべてのピークを含み、すなわちしきい値
は用いられない。この詳細ピークテーブルを用いてノイ
ズからビットをデコードするためにビット検出アルゴリ
ズムが用いられる。このバッド領域内のデコードされた
すべてのビットは「ポシブル」“1”または“0”ビッ
トとしてマークされる。図5は詳細ピークテーブル内に
ポシブル1および0として識別されるデータを有するバ
ッド領域を例示している。
【0042】これらビットが決定されると、それらはト
ラックデータまたはバイトに変換される。可能性ある1
または“0”ビットが真の“1”または“0”ビットで
あるかどうかをきめる際にパリティおよび水平方向冗長
度コード(LRC)検査が用いられる。このポシブル
“1”または“0”ビットが真の“1”または“0”ビ
ットであればこれらはそのようにフラグを付される。特
に、単一ビットエラーは奇パリティを用いて修正しう
る。多ビットエラーはその文字をバッドとしてフラグさ
せる。
【0043】最後に、このバイトデータは、劣化したカ
ードが読取られたかどうかについてのインジケーション
と共にホストに送られる。1つのビットを決定するため
に2以上の変位が必要な場合にはこのカードは劣化され
たものとしてフラグを付される。例えば2つの摂動を含
むが“0”ビットとされる図6の第2および第3“0”
ビットを参照され度い。これらビットは正しく読取られ
たがこのカードは劣化されたものとしてフラグを付され
る。このカードはまた詳細ピークテーブルを作成しなけ
ればならない場合にも劣化したものとしてフラグを付さ
れる。他のパラメータが劣化したカードにフラグを付す
ために用いられてそれが読取不能となる前にその交換を
行うことが出来るようにすることが出来る。
【0044】本発明の他の特徴によれば、カードが認識
不能であるがその会計フィールドは損なわれていない場
合に、ホストは新しいカードを個々人に発行させるよう
にしうる。従って、ユーザがカードの発行者に接触する
必要なしに、口座番号が認識出来るとき新しいカードが
発行されることになる。ユーザの不便の主たる原因がこ
れで除かれる。 F/2Fデコードシステムの詳細動作 図7,8において、本発明のF/2Fデコードシステム
の動作を詳述する。図7,8の動作は、ハードウェアロ
ジックをつくることも出来るが、図2のマイクロプロセ
サ17において行われる、記憶されたプログラムにより
行うことが出来ることは当業者には明らかである。図
7,8において動作は読取コマンドが入るまで待機する
ことによりはじまる(ブロック50)。読取コマンドは
ホストから直接にあるいは磁気ストライプリーダ内のセ
ンサ(図2の14)からあるいはその他の手段から入
る。アナログ‐ディジタルコントローラ12(図2)は
F/2Fデータ信号をくり返しサンプリングしてディジ
タル化しそして例えば図2のRAM16内に置かれた生
データテーブル内にこのサンプルのディジタル値を置く
ようにアナログ‐ディジタル変換器11(図2)を制御
する。
【0045】図7,8において、生データテーブルがフ
ルである(ブロック51)場合には電圧しきい値Vt が
例えば期待されるF/2F信号電圧の最大ピーク振幅の
20%のような第1(最高)値にセットされる。この電
圧しきい値Vt は経験した最高ディジタルサンプルのパ
ーセンテージまたは最大可能振幅のパーセンテージとし
て計算してもよく、あるいは代表的なカードの期待振幅
にもとづき固定数にセットしてもよい。
【0046】このセットされたしきい値にもとづき、ピ
ークテーブルがブロック53で作成される。ピークテー
ブル作成の詳細は図9について後述する。一般にピーク
テーブルは生データテーブルをピークについて検索する
ことでつくられる。波形エンベロープが正のしきい値よ
り上のときは最大の正の振幅を有するディジタルサンプ
ルおよび波形エンベロープが負のしきい値より下のとき
最大の負の振幅を有するディジタルサンプルはピークテ
ーブル内で保存される2バイトアドレスを有する。電圧
しきい値Vt より小さい絶対値を有する振幅をもつピー
クはピークテーブルには保存されない。
【0047】ピークテーブルが作成された後に同期化ビ
ットについての検索がブロック54で行われる。同期化
ビットの検索の詳細は図11,12により説明する。一
般に少くとも2つの連続する“0”ビットについての検
索が行われる。はじめの“0”ビットのアドレス変位は
初期のDz ±DVOに等しくなければならない。すなわ
ち1つのビットセルについての初期窓内になくてはなら
ない。変位がこの範囲に入ると本発明によればその
“0”ビットアドレス変位は、新しいDz が現在のDz
より大きいとき“1”(または他の予定の量)だけ増加
し、新しいDz が現在のDz より小さければ“1”(ま
たは他の予定の量)だけ減少する。2つの連続する0ビ
ットが見い出されれば同期化が得られそしてビットが後
述するように残りのピークからつくられる。
【0048】上述の“0”ビット変位の増加および減少
は、例えば最後の2ビットセル幅の動的平均を維持する
従来の方法よりも正確なビットセル窓幅の維持方法を与
える。例えば、平均ビットセル幅が42であり、7個の
隣接するビットセル幅が42,42,56,30,4
2,42,42であり、“0”ビットトレランスが14
であるとすると、ビットセル幅30が従来は一つのビッ
トセルとして拒絶されることになる。すなわち、はじめ
の3個の数(42,42,56)の平均が46.666
となりこれは30より14以上大きくなるからである。
しかしながら、30は42±14幅以内であるから明ら
かにビットセルとして考えられるべきである。このビッ
トセル幅拡大現象は一つのビットセルを含む磁気媒体が
特定のエリアで損傷する場合に生じる。平均を越えるビ
ットセルに続くビットセルは一般に平均より小さい。し
かしながら、この大きいビットセル幅と小さいビットセ
ル幅の平均は平均ビットセル幅に一般に近いものであ
る。本発明によれば動的平均はビットセルの識別には用
いられない。本発明では現在のビットセルが大きいとき
記憶されたビットセル幅に“1”が加算され、逆に小さ
いとき“1”が減算される。この例では本発明によれば
ビットセルが56のとき記憶されたビットセル幅が42
から43に加算される。かくして30は43±14の範
囲に入りそして認識される。この30の値は再び記憶さ
れたビットセル幅を43から42に減少しうる。
【0049】更に図7,8において、ブロック55で2
つの同期化ビットが見い出されたかどうかの検査が行わ
れる。もし見い出されなかったなら、カードが読取不能
であることを示すエラーメッセージが送られる(ブロッ
ク67)。2個の同期化ビットがあればビットテーブル
がブロック56で作成される。ビットテーブルの作成の
詳細は図14,15について述べる。しかしながら一般
にビット認識はピーク変位とその振幅の関数である。同
期化ルーチン(ブロック54)についての検索で見い出
された第2の“0”ビットに続く夫々のピーク‐ピーク
アドレス変位はDz ±DVOと比較される。
【0050】しかしながら、2個の1/2Dz または1
個のDz 変位が見出されても“1”または“0”ビット
が見い出されたことにはならない。“1”または“0”
ビットが見い出されたと信じられるとき、Dz に最も近
い総合変位が見い出されるまで更に変化が加算される。
殆どの場合、この総合変位が奇数個の変位からなるなら
ば、“0”ビットが見い出されたことになる。逆に偶数
個の変位は“1”ビットを示す。このルールには例外が
ある。例えばトレランスを満たす“1”ビット(2変
位)が見出されそして第3の変位が総合変位を既知のビ
ット窓境界(Dz)に更に近いものとするものであるな
らば、第3変位の最終ピークがこの第3変位の第1ピー
クと比較される。最後のピークの振幅がはじめるピーク
のそれより小さければ第3の変位はそのビットの部分と
は考えられず、“1”ビットがビットテーブルに保存さ
れる。このときこの第3変位は次のビットの第1変位と
して用いられる。しかしながら、もし最後のピークの振
幅が第1ピークのそれより大きければ、第3変位はその
ビットの部分と考えられて“0”ビットがビットテーブ
ルに保存される。
【0051】総合アドレス変位がDz +DVOより大き
ければ、詳細ピークテーブルが作成されそしてノイズの
多いエリアにおけるビットのデコードを行う試みがなさ
れる。バッド領域内に見い出されるビットの数がその領
域に期待されるビットの数に等しくそしてビットがデコ
ードされる場合でもそれらデコードされたビットは後に
検査されるまで「ポシブルエラー」とラベルされたまま
である。
【0052】ビットテーブルの作成中、“0”ビット変
化に等しくなるのに2以上のアドレス変位が必要であり
あるいは“1”ビットについて3以上のアドレス変位が
必要であるときは、トラックの折れのカウントが増加す
る。もし、このカウントが好適にはゼロである予定のト
ラック折れカウントより大である(ブロック57)とす
ると、劣化トラック表示がホストに、カード劣化の第1
サインが生じたことおよびそのカードを交換すべきこと
を知らせる(ブロック58)。
【0053】ビットテーブルが作成された後にそれらビ
ットはブロック59においてバイトに変換される。ビッ
トからバイトへの変換の詳細は図21〜23について述
べる。しかしながら一般にこの操作はバイトを形成する
順序とは逆の順序で適正な数のビット(トラック2と3
については5個、トラック1については7個)を群化
し、各バイト内の無使用の高次ビットをゼロにセットす
ることによりビットテーブルからバイトを構成する。1
個のバッドビットを有する組立てられたバイトを読取る
ときにはこのバッドビットがまずゼロとして扱われる。
次に、奇パリティが満足されないならばそれはトグルさ
れそして“1”として扱われるのであり、そしてこれは
パリティを修正する。バッドパリティは、文字内の2以
上のビットがバッドであるとき戻りコードフィールドに
セットされる。1つのバイト内に2以上のバッドビット
があれば、2以上の複数のバッドビットの断定的な決定
はなしえないからビット修正は行われない。
【0054】トラックデータがバッドバイトを有してい
なければ(ブロック60)、そのデータはエラーメッセ
ージと共に(ブロック67)ホストに送られる(ブロッ
ク68)。しかしながらトラックデータがバッドバイト
を有していれば(ブロック60)、ブロック61におい
てしきい値が例えばブロック52で用いられたしきい値
の8%のような予定の量だけ低くされる。この電圧しき
い値限界となる(ブロック62)と、データは最少数の
バッドバイトでのデコードの試みからホストに送られる
(ブロック66)。そうでなければソフトウェアしきい
値が最低しきい値より小さいかあるいは等しいものとし
(ブロック63)、フラグが最終読取アテムプトを示す
べくセットされ(ブロック64)そしてそのソフトウェ
アしきい値が最小しきい値にセットされる。いずれにし
ても新しいピークテーブルがブロック53でつくられ、
このピークテーブルの処理はこの低いしきい値で行われ
る。このしきい値は最小しきい値となるまで連続的に低
くされる。 動作の詳細:ピークテーブル作成 図9についてピークテーブルの作成(図7のブロック5
3)の詳細を述べる。ピークテーブルの作成操作を述べ
た後に、特定の例を図10の波形を用いて説明する。ピ
ークテーブルはサンプリングされ変換されたF/2F信
号のディジタル値の順次リストを含む生データテーブル
からつくられる。
【0055】図9において、処理はピークテーブルのス
タートに対しポインタを初期化し(ブロック71)そし
て生データテーブルのスタートにポインタを初期化する
(ブロック72)ことではじまる。生データテーブルか
らの第1データ値が得られ(ブロック73)そして第1
データ値のアドレスがピークテーブルに保存される(ブ
ロック74)。生データテーブルポインタは増加され
(ブロック75)そして、生データテーブルのエンドと
なると(ブロック76)、処理は図7,8のブロック5
4にもどる(ブロック77)。
【0056】生データテーブルのエンドに達していない
とすると、生データテーブルからのデータ値が得られ
(ブロック78)そして処理中のこのデータ値が保護帯
の外(すなわちVt より大または−Vt より小)である
か内側(Vt より小で−Vt より大)であるかについて
の比較がブロック79で行われる。この決定は現時点の
データ値からゼロボルト基準でのデータ値を差引いたも
のの絶対値がしきい値のデータ値からゼロボルト基準で
のデータ値を差引いたものの絶対値より小さいかまたは
等しいかを決定することによりなすことが出来る。この
データポイントが保護帯の内側であれば、生データテー
ブルポインタは、保護帯内のデータ値がピークテーブル
に含まれないから、ブロック75で次の値に増加され
る。
【0057】他方、もしブロック79においてデータ値
が保護帯の外側であると決定されたならば、可能性ある
ピークが見い出されたかどうかを決定しなければならな
い。前述のようにこのシステムは、確実に1個のピーク
のみが2つの隣接するしきい値交差間に見い出されるよ
うにする。これは、ブロック80で現点のデータ値から
ゼロボルト基準でのデータ値を差引いたものの符号が現
ピークのデータ値からゼロボルト基準でのデータ値を差
引いたものの符号とは逆であるかどうかを決定すること
により行われる。符号が逆であれば、ピークテーブルポ
インタがブロック81で増加する。すなわち現点であっ
て前のピークではないものが真のピークであるからであ
る。最後に、ブロック82において、現点のデータ値か
らゼロボルト基準でのデータ値を差引いたものの絶対値
が現ピークのデータ値からゼロボルト基準のデータ値を
差引いたものより大きいかどうかについての比較がなさ
れる。大きくなければ生データテーブルポインタがブロ
ック75で増加する。しかしながらもし大きければ、ブ
ロック83において現ピークテーブルエントリが現点の
データ値のアドレスで置き換えられる。
【0058】要するに、図9に関連して説明した処理に
より、(1)保護帯の外側のピークのみ(すなわち正の
しきい値より大または負のしきい値より小)がピークテ
ーブルに含まれ、そして(2)隣接するしきい値交差間
に1個のピークのみが生じることになる。 例:ピークテーブル作成 図10において、図9の動作により(A)に示すサンプ
リングされディジタル化されたF/2Fデータ信号につ
いての生データテーブル((B)に示す)からのピーク
テーブル((C)に示す)の作成を説明する。すべての
振幅値は16進法でありX″で表記する。図10(A)
に示すようにゼロボルト基準はX“80”であり、電圧
しきい値はX“AO”とX“60”である。図10
(B)の生データテーブルは図10(A)の波形上のド
ットで示すサンプルの夫々の16進値を有するものとす
る。ポインタがピークテーブルおよび生データテーブル
のスタートに初期化(ブロック71−72)された後
に、生データテーブルからの第1データ値が得られ、す
なわちADDR101となり、これがピークテーブルに
保存される(ブロック74)。
【0059】生データテーブルポインタは次にアドレス
A(生データテーブル内の第2の値)にポイントするよ
うに増加され、そしてデータ値X“50”が得られる
(ブロック78)。ブロック79の比較が次に行われ
る。この比較は|X“50”−X“80”|≦X“AO”
−X“80”|または30≦20である。これは成立し
ないからブロック80の比較が行われる。符号は逆でな
いから、ブロック82の比較が行われる。ブロック82
の比較において|“50”−X“80”|>|X“60”
−X“80”|または30>20となり、従ってこの検
査は合格であり、現ピークテーブルエントリが現点のデ
ータ値のアドレスと入れ代わる。云い換えると、ピーク
テーブルの第1エントリがADDR101でなくADD
RAで置き換わる。同様のプロセスが102となるまで
以降のサンプルについて生じる。サンプル102はピー
クテーブルの第1アドレスとして前のサンプルに置き換
わる。
【0060】サンプル102にサンプルBが続く。サン
プルBについてはブロック79での検査結果は|X“2
0”−X“80”|≦X“AO”−X“80”|または6
0≦20である。これは不成立であるからブロック80
の検査が行われる。符号は逆でないからブロック82の
検査がなされる。結果は|X“20”−X“80”|>|
X“10”−X“80”|または60>70である。こ
れは不成立であるから生データテーブルポインタは増加
するが現アドレスはピークテーブル内のアドレスで置換
わらない。従って、サンプル102のアドレスはピーク
データテーブルに残りそしてサンプルBのアドレスと置
換わらない。
【0061】この動作は以降のサンプルについても行わ
れる。従ってサンプル103はブロック79の第1検査
が不合格となる(すなわちサンプル103は保護帯内で
ある)からピークとして含まれない。サンプル104も
振幅の小さいピークであるから含まれない。サンプル1
04についてはブロック79の第1検査結果は|X“5
0”−“80”<X“AO”−X“80”|または30
≦20である。この検査は不成立であり且つ符号が逆で
ないから、ブロック82の検査が行われる。この検査の
結果は|X“50”−X“80”|>|X“10”−X
“80”|または30>70である。この検査も不成立
であるからサンプル104のアドレスはピークテーブル
内に入らない。
【0062】この処理の結果、ピークテーブルにあるピ
ークは102,105,108,111,112,11
3,114,117,118,119および120だけ
であるように図10Aの波形の残りのものについて同様
の処理が続けられる。隣接するしきい値交差間の最大振
幅ピークのみが保持されそして保護帯内のピークは保持
されないことがわかる。 動作の詳細:同期化検索 図11,12により同期化検索(図7のブロック54)
においてなされる動作の詳細を述べる。まず動作を述べ
そして次に図13に示す特定の例を説明する。図11,
12の同期化動作の検索はサンプリングされディジタル
化されたF/2Fデータ内の2個の隣接する“0”ビッ
トについて行われる。ANSI/ISOまたは他のフォ
ーマットでエンコードされるF/2Fデータは一般に同
期化のための複数の“0”ビットではじまることは当業
者には明らかである。また、本発明によれば3以上の隣
接する“0”ビットを同期化のために用いることが出来
ることも当業者には理解しうるものである。
【0063】図11,12の動作において、2個の隣接
する“0”ビットが同期を得るためにデコードされる。
各“0”ビットは時間変位検査と振幅変位検査を行うこ
とによりデコードされる。時間変位検査は“0”につい
てのビット窓が(予め存在するビット窓)±(予定のト
レランス)すなわちDz ±DVO内に入るようにするも
のである。これら変位がこの窓内であるとすると、振幅
変位検査がその“0”振幅が正しいものにするために行
われる。この“0”ビットが識別された後に、Dz パラ
メータが本発明により±1だけ調整される。
【0064】図11,12において、同期化検索はピー
クテーブルポインタを第1エントリに対し初期化するこ
とではじまる(ブロック201)。もし2個の“0”ビ
ットがすでにあれば(ブロック202)、ビット境界に
ある現ピークテーブルポインタが「ビットテーブル作
成」動作(図7のブロック56)で用いるためにブロッ
ク203で保存されそして処理は図7のブロック55に
もどる(ブロック206)。
【0065】2個の“0”ビットがなければ、ポインタ
は次のピークテーブルエントリに移り(ブロック20
4)そしてブロック205でピークテーブルのエンドに
ついての検査が行われる。ピークテーブルのエンドとな
りそして“0”ビットがない場合には先頭の“0”ビッ
トがなく(ブロック207)そしてカードが読取不能で
あることを示す状態メッセージが送られる。
【0066】ピークテーブルのエンドになっていないな
らば、ブロック208において時間変位検査が総合変位
を(現ピークのアドレスPK(i))−(前のピークの
アドレスPK(i−1))に等しくセットすることによ
り行われる。次に現ピークと前のピークの間のこの総合
変位が“0”ビット変位窓、すなわちDz ±DVO内に
あるかどうかについての検査が行われる。窓内であれ
ば、ブロック220において一つの“0”ビットが識別
されるように振幅変位検査が行われる。この振幅変位検
査を次に詳述する。
【0067】現ピークと前のピークとの間の総合変位が
ゼロビット窓内になければ、ブロック211において総
合変位が最大許容ゼロビット変位、すなわちDv +DV
Oより大であるかどうかについての検査が行われる。も
し大きければ、“0”ビットが見い出されなかったもの
とし、そして見い出された同期化ビットの数がゼロにセ
ットされる(ブロック223)。しかしながら総合変位
が最大長さをまだ越えていないとすると、“0”ビット
位置検査が偶数のピークをさがすのであるから、ピーク
テーブルポインタが2回増加される(ブロック212)
【0068】ピークテーブルのエンドとなっていない
(ブロック213)とすると、現ピークと前の第2ピー
クの間の変位がブロック214で計算されて総合変位に
加えられる。現在摂動を有するビット(すなわちカウン
トを行わない一対のピーク)に注目しているので、ノイ
ジービットフラグがブロック216でセットされる。そ
のとき総合変位検査がブロック210でスタートする新
しい総合変位について行われる。
【0069】この総合変位検査から二つの結果が生じ
る。その一方の結果ではビットセル窓内に総合変位を有
する偶数のピークが見い出される。この場合に2個より
多いピークが見い出され(すなわちそれはノイジービッ
ト)るとすれば、振幅変位検査がゼロについての検査の
ために行われる。そうでなければ見い出された同期化ビ
ットの数が1にセットされそして第2の周期化ビットに
ついての検索がはじまる。特にブロック221において
総合変位が窓内に見い出された後に、2ピークより多い
ピークが総合変位窓内に見い出されたことを示すために
ノイジービットフラグがセットされたかどうかについて
の検査が行われる。2個以上のピークが見い出されない
(すなわちノイジービットフラグがセットされない)な
らば、同期化ビットの数が増加(ブロック227)され
て有効“0”ビットが見い出されたこと、すなわち変位
窓内の一対のピークが見い出されたことを示す。他方、
ノイジービットフラグが一対のピーク間に中間的ピーク
があるためにセットされたとすると、最終のピークが考
慮されるノイズピークより大きい振幅を有するかどうか
についての検査を行わなくてはならない。この振幅検査
はブロック220で行われる。
【0070】特にブロック222において前のピークの
振幅の絶対値が現ピークの振幅より小さいかどうかにつ
いての検査が行われる。もし小さければ現ピーク振幅が
前のピークより大きいのであるから前のピークはノイズ
ピークであったことおよび現ピークが実際のビットセル
幅を示すものであるものとする。従って、見い出された
同期化ビットの数が増加する(ブロック227)。他
方、現ピークの振幅が中間ピークより小さいならば有効
“0”ビットが見い出されたものとは仮定出来きず、そ
れ故同期化ビットの数はブロック223でゼロにセット
される。ノイジービットフラグがセットされて中間ピー
クがあったことが示される(ブロック224)と、ピー
クテーブルポインタがブロック225で2回減算され、
それ故“0”についての検査が中間ピークについてスタ
ートしうる。云い換えると、中間ピークは“0”ビット
の有効スタート点である。ノイジービットフラグがリセ
ットされ、ブロック202で“0”ビットについての検
索が再び行われる。
【0071】他方、有効な同期化ビット数が見い出され
そして同期化ビットの数がブロック227で増加される
と、ビットセル値Dz がブロック228において最近に
見い出されたビット窓を考慮すべく調整される。従っ
て、総合変位がDz より大(ブロック229)であれ
ば、Dz のディジタル値が予定量だけ増加される(ブロ
ック232)。好適にはDz のディジタル値は“1”だ
け減算される。他方、見い出された総合変位が現在の変
位置より小(ブロック230)であれば、Dz の値はブ
ロック231において好適には“1”である予定量だけ
減算される。この増加および減算技術は従来の平均化技
術と比較するとすぐれたものであることは当業者には明
らかである。 例:同期化検索 図13において同期化検索において行われる動作を
(B)の生データテーブルとピークテーブルを用いて
(A)の波形について示す。この例は第1ビットについ
て“0”の見い出しそれに続き第2ビットについて
“0”の見い出しの不成功、そして次に第2および第3
ビットについての2個の連続する“0”ビットの見い出
しを示す。
【0072】図13において、ピークテーブル内の第1
ピークがビット121であるとする(ブロック20
1)。ピークテーブルポインタが次のピークテーブルエ
ントリすなわちポイント124のアドレスに移される。
ポイント122と123はピークテーブルにはない。次
にブロック209において総合変位が(現ピークのアド
レス)−(前のピークのアドレス)すなわち(サンプル
124のアドレス)−(サンプル121のアドレス)に
セットされる。この例ではこのアドレス差が40である
とする。次に総合変位がビットセル窓内にあるかどうか
についての検査が行われる。この例では初期ビットセル
窓が42にセットされそしてDVOが±14にセットさ
れるものとする。従って、変位は窓内である。ノイジー
ビットフラグはセットされない(ブロック221)から
同期化ビット数はブロック227において1に増加され
る。
【0073】総合変位Dz (40)は前のセットDz
(42)より小さいから総合変位Dzは41に増加され
る。この第2ビットを次に検査する。ピークテーブルポ
インタは次のピークテーブルエントリすなわちサンプル
125のアドレスに移され(ブロック204)、そして
サンプル125と124のアドレス間の変位がブロック
209で計算される。この総合変位は25とする。ブロ
ック210において、25のこの変位が窓内であるかど
うかの検査すなわち41−14<25<41+14であ
るかどうかの検査が行われる。これは成り立たないから
そして窓の外であるからピークテーブルポインタはサン
プル127のアドレスに2回加算されそしてサンプル1
27と127の間の変位が決定される。この変位が15
とすると、ブロック215において総合変位に15が加
算されて25+15=40を得る。ノイジービットフラ
グがセットされる。次にブロック210において41−
14<40<41+14かどうかについて検査が行われ
る。これは成立するから処理はブロック221に移る。
ノイジービットフラグはセットされているから、サンプ
ル125の振幅がサンプル127より小さいかどうかに
ついての検査がブロック222でなされる。サンプル1
25の振幅は生データテーブルから20として得られ
る。同様にサンプル127の振幅は60である。従って
検査は|X“20”−X“80”|<|X“60”−X
“80”|が成立するかどうかについてなされる。これ
は成立しないから“0”ビットは見い出されず、同期化
ビットの数がブロック223でゼロにセットされる。ノ
イジービットフラグはセットされたからピークテーブル
ポインタはサンプル125まで減算され、そしてサンプ
ル125において再び“0”ビットをさがすプロセスが
スタートする。
【0074】処理はブロック204にもどる。ポインタ
は次のピークテーブルエントリすなわちアドレス126
に移される。総合変位は(アドレス126)−(この例
では5とするアドレス125)にセットされる。これは
明らかに窓の外(ブロック210)であるから、ピーク
テーブルポインタは2回加算され(ブロック212)で
サンプル130のアドレスを得る。サンプル128と1
29はピークテーブルに含まれない。アドレス130と
126の間の変位が計算されそして総合変位に加えられ
る。サンプル130と126の間の変位を50とする
と、総合変位に加えられて55となる。ノイジービット
フラグがセットされそしてブロック210においてこの
変位が窓内であるかどうかの計算が再び行われる。云い
換えると、41−14<55<41+14であるかどう
かの計算がさなれる。これは成立するから、そしてノイ
ジービットフラグがセットされ(ブロック221)てい
るから振幅検査がブロック220で行われる。サンプル
126のデータ値はサンプル130の値と比較される。
すなわち|X“90”−X“80”|<|X“CO”−X
“80”|が検査される。この関係は成立するから同期
化ビットが見い出されたものとし、同期化ビットの数が
ブロック27で増加される。55の総合変位Dz は41
である現在の変位より大きいから、この変位は1だけ増
加されて変位42を得る。
【0075】次のピークテーブルエントリ(すなわちサ
ンプル131)がブロック204でポイントされる。総
合変位はアドレス131と130の差にセットされるの
であり、これはこの例では15である。これは明らかに
ビットセル窓内にないのでピークテーブルポインタはア
ドレス133に2回加算されそしてアドレス133と1
31の間の30とする変位が15である総合変位に加え
られて45の総合変位を得る。ノイジービットフラグが
セットされて処理がブロック210にもどる。サンプル
133と130の間の総合変位がビットセル窓内にある
かどうかの比較がなされる。これは窓内であるから振幅
検査がブロック222で行われる。|X“70”−X
“80”|<|X“05”−X“80”|であるから、第
2“0”ビットがあるとされそして同期化ビットの数は
2にセットされる。このビット窓は総合変位Dz より広
いから、Dz は1だけ増加して43になる。
【0076】従って2個の隣接する“0”同期化ビット
があり、第2の“0”同期化ビットがピーク130から
133に伸び、第1同期化ビットがピーク125から1
30に伸びる。処理の完了により、ピークテーブルポイ
ンタはビットテーブルの作成のためにサンプル130と
なる。 動作の詳細:ビットテーブル作成 ビットテーブルの作成(図7のブロック56)の詳細を
図14,15について述べる。変位および振幅検査は図
11,12の同期化検索プロセスにおいて行われること
は前述した。同期化プロセスの検索とは対照的にビット
テーブルの作成中に“0”ビットと“1”ビットは共に
デコードされる。従って、変位および振幅検査は“0”
ビットと“1”ビットの両方について行われる。ビット
テーブル作成動作もトラックにバッド領域を限定するた
めの動作を含む。このバッド領域の限定を図17につい
て詳述する。ビットテーブル作成動作の一つの例を次に
述べる。
【0077】図14,15において、同期化検索ルーチ
ン(図11,12のブロック203)から保存されたピ
ークテーブルポインタはブロック250で回復される。
次にポインタがブロック251でビットテーブルのスタ
ートに対し初期化される。摂動カウントがブロック25
2でゼロにリセットされる。詳細ピークテーブルからビ
ットがデコードされていない(ブロック253)とする
と、バッド領域ポインタのスタートがブロック254で
PK(i)と呼ぶ現ピークのアドレスにセットされる。
バッド領域ポインタの初期化はバッド領域が現ピークに
続くことも続かないこともあるから、このポイントで行
われる。ポインタは次にブロック255でPK(i+
1)エントリに移される。ピークテーブルのエンドとな
ると(ブロック256)、処理はブロック256Aにも
どる。ピークテーブルのエンドになっていないとする
と、“0”ビットと“1”ビットについての変位検査が
ブロック257で行われる。この変位検査は、“1”に
ついての変位も行われることを除き同期化の検索に関連
して行われた(“0”)についての変位検査と同様であ
る。
【0078】“0”ビットと“1”ビットについての変
位検査(ブロック257)は次のように行われる。ま
ず、総合変位がブロック258で(現ピークのアドレ
ス)−(前のピークのアドレス)にセットされ、そして
“ビット”がブロック259でゼロにセットされる。次
にこの総合変位がゼロビット窓内にあるかどうか、すな
わち値Dz −DVOとDz +DVOの間であるかどうか
についての検査が行われる。窓内であれば、ピークテー
ブルポインタがブロック272で1だけ増加される。ピ
ークテーブルのエンドになっていなければ(ブロック2
73)、(ゼロビット窓の大きさ)−(総合変位)が
(ゼロビット窓の大きさ)−(総合変位)+(現ピーク
と前のピークとの間の変位)より小さいかどうかについ
ての検査が行われる。この検査はゼロビット変位が窓内
であるが1ビット変位が窓に近いことがありうるから行
う必要がある。
【0079】このテストにおいて小さくないときには
“0”ビットが実際に見い出されるようにブロック27
6において現ピークの大きさが前のピークの大きさより
大きいかどうかを決定するための振幅検査が行われる。
現ピークの振幅が前のピークの値より大であれば、
“1”ビットが見い出されたものとし、そして“ビッ
ト”がブロック277,278,279でトグルされ、
そしてこのビット値がブロック281で保存される。他
方、前のピークの振幅が現ピークの振幅より大であれば
(ブロック276での検査により)、ピークテーブルポ
インタがブロック280でそれをビット境界に維持する
ため減少され、そしてそのビットが保存される。
【0080】更に図14,15において総合変位が窓内
になければ(ブロック260)、ブロック261におい
て総合変位が最大可能ビットセルより大きいかどうかが
検査される。この変位が総合最大ビットセルより大であ
れば、この領域はブロック262でバッド領域として限
定される。バッド領域の限定の詳細は図17について述
べる。
【0081】ブロック261において総合変位が最大ビ
ット窓より大きくはないとすると、ピークテーブルポイ
ンタがブロック263で1だけ増加される。ピークテー
ブルが終っていないとすると(ブロック264)、(現
アドレス)−(前のアドレス)の変位が得られそして総
合変位に加えられる。“ビット”の値が次にブロック2
67,268,269でトグルされそして“1”ビット
について2変位より多数または“0”ビットについて1
変位より多数の変位があるとき(ブロック270)、ブ
ロック271において摂動カウントが増加される。この
摂動カウントはノイジービットがあること、すなわちビ
ットは適正にデコードされているがこのビットにノイズ
摂動があることを示すものであることは前述した。次に
変位検査が新しい総合変位についてブロック260で続
けられる。 例:ビットテーブル作成 図16について(B)の生データテーブルとピークテー
ブルにもとづく(A)の波形による「ビットデコード」
動作を説明する。この例では第2“0”ビットが同期化
検索(図11,12)において見い出され、同期化検索
のエンドでDzが44であり、第2“0”ビット境界の
エンド位置が341であるとしている。従ってビットデ
コードは位置341ではじまる。
【0082】ビット検出はサンプル341について次の
ようにはじまる。ピークテーブルポインタが“1”だけ
増加され(ブロック255)でポイント342となる。
総合変位は(ポンイト342のアドレス)−(この例で
は25であるポイント341のアドレス)にセットされ
る。“ビット”が“0”にセット(ブロック259)さ
れ、そしてこの総合変位が窓内であるかどうか、すなわ
ち44−14<25<44+14が成立するかどうかに
ついての検査が行われる(ブロック260)。これは成
立しないから、総合変位が58である最大ビット窓より
大であるかどうかの検査がブロック261で行われる。
これは大でないからピークテーブルポインタはブロック
263で増加されて343となる。ポイント343と3
42の間の15と仮定するこの変位が25である総合変
位に加えられて40を得る(ブロック266)。このビ
ットは“0”である(ブロック267)から、“ビッ
ト”が“1”にセットされる(ブロック262)、
“1”ビットについて2より多い変位はなされていない
から摂動カウントは増加しない(ブロック270)。
【0083】処理は次にブロック260にもどり、そこ
で40である新しい総合変位が30から58である窓内
にあるかどうかが決定される(ブロック260)。
【0084】ポイント343と341の間の新しい変位
がビット窓内であるかどうかの検査がなされる。40で
あるこの変位は30から58であるビット窓内であるか
ら(ブロック260)、ピークテーブルポインタは
“1”だけ増加しそしてブロック275で(ビットセル
の大きさ)−(総合変位)が(ビットセルの大きさ)−
(総合変位)+(現ピークと前のピークの間の変位)よ
り小さいかについての検査がブロック275で行われ
る。云いかえると、|X“44”−X“40”|<|“4
4”−(X“40”+(ADDR344−ADDR34
3)|かどうかについての検査が行われる。アドレス3
44と343の差は3であるから、これは4<1である
かどうかであり従ってこれは成立しない。
【0085】従って、ブロック276の振幅検査が行わ
れる。この検査は|X“20”−X“80”|>|X“A
O”−X“80”|または60>20が成立するかどう
かである。これは成立するから“ビット”は“0”にセ
ットされそしてこのビットが“0”ビットとして保存さ
れる。云いかえると、この処理の結果として位置341
から344の間に“0”ビットがあり、そして位置34
2と343がノイズ摂動であることが決定される。この
処理は位置344についての変位が343よりもビット
セル幅に近いから“0”ビットがありそして342−3
43の遷移は341から343までのビットセル幅に
“1”ビットがあるのではなく摂動であることを示す。
これは344と343は窓内であるか344の振幅が3
43より大きいからである。
【0086】位置344ではじまるビット窓でのビット
デコードを次に述べる。位置344においてポインタは
ブロック255で次のピークテーブルエントリ(34
5)に増加される。総合変位は変位31とするADDR
345−ADDR344にセットされる。“ビット”は
ブロック259で“0”にセットされる。この総合変位
はビット変位窓内である(ブロック260)から、ピー
クテーブルポンイタはブロック272で増加されそして
ブロック275で検査が行われる。この検査は|X“4
0”−X“31”|<|X“44”−(X“31”+(A
DDR346−ADDR345)|である。346と3
45の間の変位は10であるからこれは成立しない。そ
れ故ブロック276において346の振幅が345より
大であるかどうかの検査を行う。これは|“60”−X
“80”|>|X“CO”−X“80”|である。これは
成立しないから、ピークテーブルポインタはピーク34
5で減少しそして「ビット保存(Save Bit)」ルーチン
がそのビットを“0”として保存するために行われる。
従って、344−345の遷移は、位置345と346
がビット窓トレランス内にあっても345の振幅が34
6より大であるから“0”ビットである。新しいビット
境界が位置345となる。
【0087】345ではじまるビットの処理は次のよう
に行われる。総合変位がブロック258で10とするブ
ロック346と345間の差にセットされる。ブロック
259において“ビット”は“0”にセットされる。ブ
ロック260において総合変位が窓内にあるかについて
の検査が行われる。10は窓内でないからブロック26
1で10が最大窓より大であるかどうかの検査を行う。
そうでないから、ピークテーブルポインタはブロック2
63で増加されそして12とする346と347間の変
位がブロック266で10である前の変位に加算され
る。“ビット”は“0”であるから“ビット”はブロッ
ク268で“1”にセットされる。処理はブロック26
0にもどり、22である新しい変位が窓と比較される。
これは窓内でないからそして最大窓より大きくもない
(ブロック261)から、ピークテーブルポインタはブ
ロック263において5とするアドレス348−347
間の差を含むように再び増加される。これはブロック2
66で総合変位に加えられて27を得る。“ビット”は
ブロック269で“0”にセットされる。同じく、この
とき“0”ビットについて1より多い変位があるから、
摂動カウントがブロック271で増加される。
【0088】この総合変位はまだ窓の外である(ブロッ
ク260)。またこれは最大窓を越えない(ブロック2
61)から、ピークテーブルポインタはアドレス349
を含むように再び1回増加され、そしてこの変位が得ら
れて総合変位に加えられる。このとき総合変位はサンプ
ル349を含む。ブロック266でサンプル349と3
48の間の変位を13とし、ブロック266で総合変位
が27+13すなわち40となる。“ビット”はこのと
きブロック268で“1”にセットされる。また、
“1”ビットについてこのとき2より多い変位があるか
ら摂動カウントがブロック271で増加される。この検
査はブロック260で再び行われる。
【0089】しかしながらこのとき40の総合変位は3
0−58の窓内となり、処理はブロック272に移る。
ピークテーブルポインタは次のピーク(350)に増加
されそしてブロック275の検査が行われる。ここでの
検査は|X“44”−X“40”|<|X“44”−(X
“40”+(ADDR350−ADDR349))|が
成立するかどうかである。これは不成立であるからピー
クテーブルポインタはピーク349へと減算されそして
そのビットがビットテーブルに“1”として保存され
る。従って、ピーク345から349への遷移は“1”
遷移であり、ピーク346から347の遷移がノイズ摂
動であることがわかる。従って図13Bのビットテーブ
ルはこのとき“0”,“0”,“1”を含む。 動作の詳細:バッド領域の限定 図17を参照して図14,15について一般的に述べた
ブロック262におけるデータのバッド領域の限定のた
めに行われる動作を述べる。図14,15においてバッ
ド領域は隣接するピーク間の総合変位がビットセルの最
大長すなわちDz +Dv Oより大のときに限定されるも
のであることについては述べた。バッド領域はそのエン
ドにおいて同期化を再び得る際に図17の動作を用いて
限定される。再同期化のためにバッド領域内のビットセ
ルの数を得て、そしてそのエンドでビット決定を続行す
る。詳細ピークテーブルはバッド領域内のピークを見い
出すことでその領域について作成される。
【0090】詳細に述べると、図17において、詳細ピ
ークテーブルがすでにこの特定のバッド領域について作
成されていれば(ブロック301)、そのバッド領域内
のすべてのビットは「認識不能」としてフラグされてブ
ロック302でビットテーブルに保存される。ピークテ
ーブルポインタはそのときバッド領域のエンドにセット
されてブロック303で元のピークテーブルからのビッ
トのデコーディングを回復し、そして処理はブロック3
04にもどる。
【0091】他方、詳細ピークテーブルがまだ作成され
ていなければピークテーブルポインタはブロック305
で増加される。ピークテーブルのエンドにまだなってい
ないとする(ブロック306)と、(現ピークの変位ア
ドレス)−(前のピーク)が例えば通常の“0”ビット
トレランスの50%のような狭いトレランスで“0”ビ
ット変位Dz に等しいかどうかについての検査を行う。
これは、バッド領域のエンドでグッドデータがはじまる
ようにするために行われる。等しくないならばピークテ
ーブルポインタが再び加算(ブロック305)されそし
てこの検査が狭いトレランスをもって“0”ビット変位
に等しい変位が見つかるまで再び行われる。そのような
狭いトレランスのビット変位が見つかればバッド領域の
エンドがブロック308において今見い出された“0”
ビットのはじめのアドレスにセットされる。次にそのバ
ッド領域内のビットの数がブロック314において式
「{(バッド領域のエンド)−(バッド領域のスター
ト)}/Dz 」を用いて見い出される。
【0092】ブロック309での処理は見い出された剰
余を扱うものである。本発明によれば、“0”ビット幅
の3/8より大きい剰余はバッド領域に隣接する位置に
ある「ビットスプレッド(bit spreading)」現象故にも
う1個のビットがバッド領域に含まれるべきことを意味
するものであることが経験的にわかった。しかしながら
他の剰余も使用しうるものである。従って、剰余が3/
8Dz より大であれば、バッド領域内のビットの数はブ
ロック310において1だけ増加する。劣化トラック状
態メッセージがブロック311でフラグされる。次に詳
細ピークテーブルがブロック312において今見い出さ
れたバッド領域について作成される。詳細ピークテーブ
ルの作成の詳細を図18について述べる。詳細ピークテ
ーブルが作成された後に、ピークテーブルポインタはブ
ロック13において詳細ピークテーブルのスタートにセ
ットされ、そして処理は図14,15のブロック253
にもどる。 動作の詳細:詳細ピークテーブルの作成 詳細ピークテーブルの作成(図17のブロック312)
動作の詳細を図18について述べる。一般に、この動作
はしきい値あるいは保護帯には無関係に生データテーブ
ルを増加させ、そしてカーブの傾斜とデータ値とを見る
ことによりすべてのピークを検出する。
【0093】特に、処理はブロック315において生デ
ータテーブルポインタをバッド領域のスタートに初期化
し、ポインタを詳細ピークテーブルのスタートに初期化
しそしてバッド領域のスタートのアドレスを詳細ピーク
テーブル内の第1エントリとして保存することにより進
められる。詳細ピークテーブルポインタはこのとき増加
される。ブロック316において第1生データテーブル
値がゼロボルト基準の上であるかどうかについての検査
を行う。もし上であれば傾斜がブロック317において
まず負にセットされる。上でなければこの傾斜はまずブ
ロック318で正にセットされる。
【0094】生データテーブルポインタは次にブロック
319において次の生データポイントに増加され、そし
てバッド領域のエンドがブロック320に到っていない
ようにするための検査を行う。現データ値がこのときブ
ロック322に得られ、そして現データポイントの値が
前のデータポイントの値より大であるかどうかの比較を
行う(ブロック323)。この値が前のポイントより大
であれば負の傾斜とする。このカーブの傾斜が負であれ
ば(ブロック324)、ブロック327でこれがトグル
されて正の傾斜をつくり、そして詳細ピークテーブルが
次のエントリに増加される。他方、現データポイントの
値が前のデータポイントより小さければ(ブロック32
5)、このカーブの傾斜が正であるかどうかを決定する
ための検査を行い(ブロック326)、そして現詳細ピ
ークテーブルエントリがブロック328において現デー
タ値のアドレスにセットされる。このとき生データテー
ブルは再び増加される。
【0095】傾斜の大きさをくり返し検査することによ
り、バッド領域内のすべてのピークが保護帯の外である
かどうかには無関係に詳細ピークテーブル内で識別され
る。すべてのピークが識別されてしまうと処理は前述の
アルゴリズムを用いて詳細ピークテーブル内のビットの
識別へと続く。 例:詳細ピークテーブル作成 詳細ピークテーブルの作成を図19に示す。図19に示
すように、まずはじめにピーク407と420の間のバ
ッド領域が詳細ピークテーブルの作成に用いられる。図
15の処理の後の詳細ピークテーブルは位置407−4
20のアドレスを含むことになるがピークではない中間
位置は含まない。図19に示すようにピークの計算には
しきい値を用いない。 動作の詳細:ビット保存 図14,15の動作に続きピークテーブルまたは詳細ピ
ークテーブルを用いてデコードされているビットを保存
するための詳細な動作を図20について述べる。ブロッ
ク281における「ビット保存」動作はビットがデコー
ドされた後の図14,15の動作の最終のものであるこ
とは前述した。「ビット保存」動作はデコードされたビ
ットのビット窓にもとづきビット窓サイズを増または減
する。本発明によれば、ビット窓サイズは現ビットの総
合変位が現ビット窓より大のとき“1”だけ増加し、現
ビット窓より小さい総合変位により1だけ減少する。
「ビット保存」動作によっても、ビットが詳細ピークテ
ーブルからデコードされたとするとデコードされたビッ
トの数がバッド領域内のビットの数に等しくなるように
する。そうでなければバッド領域内のビットのすべてが
デコードされていても「認識不能」フラグで置き換えら
れる。
【0096】詳細には図20において、まずブロック4
30でビットが詳細ピークテーブルからデコードされつ
つあるかどうかについての決定がなされる。これらビッ
トが詳細ピークテーブルからではなくピークテーブルか
らデコードされつつあるとすれば、ブロック431にお
いてデコードされたビットが摂動を有するかどうかの検
査を行う。有していればそれ以上の処理は行われない。
このビットはビットテーブルに保存されそしてブロック
437においてグッドビットとしてフラグされる。
【0097】他方、デコードされたビットが摂動を有し
ていなければビット窓が本発明により調整される。従っ
て、ブロック432において、デコードされたビットが
“0”ビットであるかどうかの検査を行う。本発明によ
ればビット窓のサイズは“1”ビットについて調整され
ず摂動のない“0”ビットについてのみ調整される。従
ってブロック432において1つの“0”ビットがデコ
ードされたとすると、ブロック433においてこのデコ
ードされたビットの総合変位がDz の現在値より大であ
るかどうかの検査を行う。大であればブロック436に
おいてDz のディジタル値が“1”のような予定の量だ
け増加される。他方、総合変位がDz より小(ブロック
434)さいならDz のディジタル値がブロック435
におい“1”のような予定値だけ減少される。ビット窓
Dz が調整された後にビットはビットテーブル内に保存
されそしてブロック437において「グッド」としてフ
ラグされる。
【0098】ブロック430の動作にもどると、ビット
が詳細ピークテーブルからデコードされているとする
と、ブロック438において現ピークがバッド領域のエ
ンドであるかどうかの検査を行う。エンドでなければ、
次にデコードされたビットが摂動を有するかどうかをブ
ロック441で検査する。摂動がなければ、そのビット
はビットテーブルに保存されてブロック437において
「グッド」としてフラグされる。他方、摂動があればこ
のビットはブロック442で保存されるが、「ポシブル
エラー」を有するものとしてフラグされる。次に処理は
ブロック455に移る。
【0099】ブロック438にもどり、現ピークがバッ
ド領域のエンドであればブロック439において、詳細
ピークテーブルからデコードされたビットの数がバッド
領域について計算されたビットの数に等しいかどうかの
検査を行う。等しくなければバッド領域内のすべてのビ
ットがはじめに適正にデコードされているようにみえて
もブロック443において認識不能フラグと置き換えら
れる。デコードされたビットの数がバッド領域内のビッ
トの数に等しくなければ、同期化が回復不能に失われそ
してデコードされたビットがグッドビットとして扱われ
えないことは明らかである。従ってピークテーブルはブ
ロック444においてバッド領域のエンドにセットされ
そしてビットのデコーディングは元のピークテーブルか
ら再開される。
【0100】他方、ピークテーブルからデコードされた
ビットの数がバッド領域内のビットの数に等しい(ブロ
ック439)ならば、ピークテーブルポインタはバッド
領域のエンドにリセットされてデコーディングがブロッ
ク440において元のピークテーブルから再開しうる。
デコードされたビットが摂動を含まないとすれば(ブロ
ック444)、それはビットテーブルに保存されて「グ
ッド」としてフラグされる。摂動を有するならば、ブロ
ック442においてビットテーブルに保存されるが「ポ
シブルエラー」を有するものとしてフラグされる。従っ
て「ビット保存」処理のエンドにおいてすべてのビット
は「グッド」、「認識不能」または「ポッシブルエラ
ー」としてフラグされることになる。 動作の詳細:ビットからバイトへの変換 図7のブロック59に続いてのビットテーブルからのビ
ットをバイトへの変換の動作を詳細を図21〜23につ
いて述べる。この場合、すべてのビットがビットテーブ
ル作成動作(図7のブロック56)の結果「グッド」、
「ポシブルエラー」または「認識不能」とフラグされて
いるものとする。図21〜23についての「ビットから
バイトへの変換動作」は「ポシブルエラー」ビットまた
は「認識不能」ビットの内のいくつかまたはすべてを修
正するためにパリティとLRC(水平方向冗長度検査)
を用いる。これは、ビットを単にエラーを有するものと
してフラグするだけであって「ポッシブルエラー」また
は「認識不能」ビットの自己修正能力を用いない従来の
パリティまたはLRCの使用とは著しく異なる。
【0101】図21〜23において動作はビットテーブ
ルのスタートにポイントを行い、バイトテーブルのスタ
ートにポイントを行い、トラックデータの長さを“0”
に初期化し、そして走行LRCを“0”に初期化する
(夫々ブロック451−454)ことによりはじまる。
「カウント」変数は読取られている特定のトラックにつ
いて1バイト当りのビットの数に初期化される。
【0102】データフィールドの開始と同期化フィール
ドのエンドを認識する「メッセージスタート」(SO
M)文字を見い出すための処理がはじまる。SOMの見
い出し処理の詳細を図19について述べる。SOM文字
がなければ(ブロック457)、処理はブロック458
にもどる。他方SOMがあったなら、バッドビットの数
がブロック459でゼロにセットされ、そしてこのトラ
ックについての最大文字数を越えない(ブロック46
0)とするとこれらビットがバイトに変換される。
【0103】ビットはバイトテーブルポインタを増加さ
せ(ブロック461)、バイトを“0”に初期化し(ブ
ロック462)、ビットテーブルから1つのビットを得
(ブロック463)、ビットテーブルポインタを増加さ
せ(ブロック464)、そしてそのビットが「認識不
能」とフラグされているかどうかを検査する(ブロック
465)ことによりバイトに変換される。「認識不能」
とフラグされていればバッドビットの数が増加され(ブ
ロック466)、そしてエラー修正のためにこのバッド
ビットは“0”ビットであるとする(ブロック46
7)。次にこのビットはバイトの最も右の位置に置かれ
(ブロック468)、そしてこのバイトが1位置だけ右
に回転される(ブロック469)。次に「カウント」ビ
ットが連鎖されていないとすると(ブロック470)、
次のビットがビットテーブルから得られ(ブロック46
3)、そしてこの処理が行われる。従って、ビットは1
バイト(トラック2と3につていは5ビット、トラック
1については7ビットを含む)が形成されるまで適正な
シーケンスでリーディング“0”ビットを埋込みつつ記
憶される。
【0104】ビットテーブルポインタがビットテーブル
内の最後にデコードされたビットを越えないとする(ブ
ロック471)と、バイト位置はブロック473で右に
回転されそして、ブロック474でこのバイト内に「認
識不能」ビットがあるかどうかの検査を行う。それがな
ければパリティはグッドであるかどうかの検査を行う
(ブロック475)。あれば、バッドパリティ状態がセ
ットされそしてこのバイトはバッドとしてフラグされる
(夫々ブロック476,477)。
【0105】ブロック474においてバイト内に認識不
能ビットがあれば、ブロック478において、そのバイ
トに1個を越えるバッドビットがあるかどうかの検査を
行う。もしあればパリティ状態はバッドにセットされ
(ブロック476)としてそのバイトはバッドとしてフ
ラグされる。しかしながら本発明によれば、バッドビッ
トの数が“1”より大でなければ、この単一ビットのエ
ラーはブロック494で自己修正され、パリティが再び
奇となる。次にブロック479においてそのバイト内の
任意のビットのフラグが「ポッシブルエラー」であるか
どうかの検査を行う。そうであればそのバイトはブロッ
ク480においてLRC文字での検査のためにポッシブ
ルエラーを有するものとしてフラグされる。このバイト
は次にバイトテーブルに保存される。トラックデータ長
さはブロック482において増加され、そしてLRC文
字がこのバイトをブロック483において走行LRCで
排他論理和をとることにより形成される。ブロック48
4において、「メッセージエンド」EOM文字がすでに
組立てられたかどうかの検査を行う。まだであればブロ
ック485においてこれがEOM文字であるかどうかの
検査を行う。これがEOMでなければ処理は次のバイト
の組立てに移る。これがEOMであればブロック86に
おいてEOM文字が組立てられたことを示すフラグがセ
ットされる。
【0106】次に処理は「LRC」文字が組立てられる
まで上記のごとくに続けられる。トラック内の任意の文
字が「バッド」としてフラグされたかどうかの検査をブ
ロック487で行う。もしそのようなものがなければL
RC検査がブロック488で行われる。このLRCが有
効であるとすると、ブロック490においてすべてのポ
シブルエラーフラグは、ポシブルエラーを有するものと
してフラグされたバイトから除かれ、そしてこのデータ
は完全に「グッド」とみなされる。他方、LRC検査が
有効でないとすると、ブロック489において「ポシブ
ルエラー」としてフラグされたバイトは「バッド」に変
えられ、そしてバッドLRC状態がブロック471にお
いて変えられる。他方、トラックデータ内の任意の文字
がバッドとしてフラグされたならばブロック492にお
いてこの読取において見い出されたバッドバイトの数が
図7,8の処理により保存される。バッドLRC状態が
ブロック491でセットされそして処理はブロック49
3にもどる。 動作の詳細:SOM見い出し メッセージスタート(SOM)文字を見い出す動作(図
21〜23のブロック456)の詳細を図19について
述べる。この処理はデコード動作をバイト同期化にす
る。云いかえると、この処理はSOM文字が見い出され
るまですべてのリーディング“0”ビットを検査する。
SOMが見い出されるとバイト同期化が成立しそしてバ
イトが図21〜23の「ビットからバイトへの変換」動
作によりデコードされたビットからつくられる。
【0107】図24,25において、SOMはまずブロ
ック530においてそのSOMについて適正な数のビッ
トを組合せ、認識不能ビットを0として扱いそしてそれ
ら認識不能ビットの数を維持することにより見い出され
る。特に、バイトレジスタが“0”に初期化され(ブロ
ック501)そしてバッドビットの数が“0”にセット
される(ブロック502)。ブロック503においてビ
ットテーブルから1つのビットが得られそしてビットテ
ーブルポインタがブロック504で増加される。ブロッ
ク505においてそのビットが「認識不能」ビットであ
るかどうかを検査する。もし不能であれば「バッドビッ
ト」カウンタがブロック506で増加され、このバッド
ビットがブロック507において、後のポッシブルエラ
ー修正のために“0”ビットとして扱われる。
【0108】他方、このビットが認識不能ビットでない
(ブロック505)ならば、そのビットはブロック50
8において最も右のビット位置へと論理和をとられ、そ
してそのバイトはブロック509で右に1位置回転され
る。カウントビットが連鎖されていないとすれば(ブロ
ック510)、ビット数がカウントに等しくなるまでビ
ットの獲得が続けられる。SOMについてのビットの数
はトラックT2,T3,T1について例えば5と7の間
で変化しうるものである。
【0109】1つのSOMについて適正な数のビットが
ブロック510で得られたならば、ビットテーブルポイ
ンタがビットテーブル内の最後にデコードされたビット
を通過したかどうかの検査を行う(ブロック511)。
通過したならばSOMは見い出されず、状態はブロック
512においてそのようにセットされ、そして処理はブ
ロック514にもどる。他方、通過していなければその
バイトはブロック513で右に(8−(カウント))位
置だけ回転されて最も右の位置を“0”ビットで埋め
る。ここで適正なバイトが組立てられたのであり、そし
てこれはSOM文字に対する等価性について検査され
る。
【0110】ブロック516においてバイトがSOM文
字に等しいかどうかの検査を行う。等しくなければその
バイト内に1個の認識不能ビットがあるかどうかの検査
を行い(ブロック517)、そしてあればそのバッドビ
ットはブロック519で“1”ビットに変えられそして
再びそのバイトがSOM文字と等しいかどうかの検査を
行う(ブロック520)。等しくなければビットテーブ
ルポインタは((カウント)−1)回もどされて新しい
文字がブロック530で組立てられる。他方、ブロック
516または520の検査でSOMとバイトが等しいと
なったなら、「ポッシブルエラー」とフラグされたビッ
トについての検査をブロック516で行う。そのような
ビットがあればそのバイトはポッシブルエラーを有する
ものとしてフラグされ、そしてバイトテーブルに保存さ
れる。SOMが見出されたのであるからトラックデータ
長はブロック525で増加されるのであり、そしてSO
Mが走行LRCで排他論理和をとられる。そこでバイト
同期化が得られたから処理はブロック527にもどる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2周波データ信号波形の一例を示す図。
【図2】本発明による2周波信号データシステムの全体
のブロック図。
【図3】保護帯外のピークを有する、本発明による2周
波データ信号波形を示す図。
【図4】本発明による、バッド領域を有する2周波デー
タ信号波形を示す図。
【図5】本発明による、バッド領域内にデコードされた
ビットを有する2周波データ信号波形を示す図。
【図6】本発明による、摂動を有するデコードされたビ
ットを含む2周波データ信号波形を示す図。
【図7】本発明の2周波データ信号デコードシステムの
全体動作を示す図の一部。
【図8】本発明の2周波データ信号デコードシステムの
全体動作を示す図の一部。
【図9】本発明による、ピークテーブルを作成するため
の動作を示す図。
【図10】図9の動作についてのサンプル波形とテーブ
ル構成を示す図。
【図11】本発明による、同期化検索のための動作を示
す図の一部。
【図12】本発明による、同期化検索のための動作を示
す図の一部。
【図13】図11,12の動作のためのサンプル波形と
テーブル構成を示す図。
【図14】本発明による、ビットテーブル作成のための
動作を示す図の一部。
【図15】本発明による、ビットテーブル作成のための
動作を示す図の一部。
【図16】図14,15の動作についてのサンプル波形
とテーブル構成を示す図である。
【図17】本発明による、バッド領域を限定するための
動作を示す図である。
【図18】本発明による、詳細ピークテーブルを作成す
る動作を示す図。
【図19】図18の動作についてのサンプル波形。
【図20】本発明による、ビット保存のための動作を示
す図。
【図21】本発明による、ビットをバイトに変換する動
作を示す図の一部。
【図22】本発明による、ビットをバイトに変換する動
作を示す図の一部。
【図23】本発明による、ビットをバイトに変換する動
作を示す図の一部。
【図24】本発明による、メッセージスタート文字を見
い出すための動作を示す図の一部。
【図25】本発明による、メッセージスタート文字を見
い出すための動作を示す図の一部。
【符号の説明】
8 増幅器 9 読取ヘッド 10 F/2Fデコードシステム 11 アナログ‐ディジタル変換器 12 アナログ‐ディジタル変換器コントローラ 13 マルチプレクサ 14 センス増幅器 15 磁気ストライプ読取装置 16 ランダムアクセスメモリ 19 ランダムアクセスメモリ 17 マイクロプロセサ 18 プログラムメモリ 20 ホストインターフェースライン
フロントページの続き (72)発明者 マーク、ダグラス、マリク アメリカ合衆国ノースカロライナ州、シ ャーロット、コルチェスター、プレイ ス、6207 (72)発明者 ロジャー、ルイス、ポステュマス アメリカ合衆国ノースカロライナ州、シ ャーロット、サドルビュー、コート、 7932 (56)参考文献 特開 昭61−202380(JP,A) 特開 昭63−285483(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/10 G06K 7/08

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ信号媒体にエンコードされたデータ
    信号をデコードするための装置であって、: 上記データ信号媒体上の上記データ信号を読取る手段; この読取手段に応答し、上記データ信号媒体上のデータ
    信号をデコードする手段; このデコード手段に応答し、上記データ信号が無エラー
    で上記デコード手段によりデコードされていてもこの信
    号が劣化されることを決定する手段; この決定手段に応答し、劣化したデータ信号指示を発生
    する手段; を有し、 前記データ信号媒体は磁気データ信号媒体を含み、前記
    決定手段は過度の磁束遷移が上記磁気データ信号媒体上
    にあることを決定する手段を含み、 前記データ信号は前記磁気データ信号媒体上で複数のビ
    ットセルとしてエンコードされる2周波データ信号を含
    み、第1データ値が中間磁束遷移を有しないビットセル
    で表わされそして第2データ値が1つの磁束遷移を有す
    るビットセルにより表わされており、前記決定手段は上
    記第2データ値を有するビットセル内に1個より多い磁
    束遷移が生じたことを決定する手段を含む前記装置。
  2. 【請求項2】前記決定手段は更に前記第2データ値を有
    する一つのビットセル内に予定の保護帯外の1個より多
    い磁束遷移が生じたことを決定する手段を含む請求項1
    の装置。
  3. 【請求項3】前記決定手段は更に、前記第2データ値を
    有する予定の数のビットセル内に1回より多い磁束遷移
    が生じたことを決定する手段を含む、請求項1の装置。
  4. 【請求項4】ホストコンピュータを更に含み、前記劣化
    信号発生手段がこのホストコンピュータに接続する請求
    項1の装置。
  5. 【請求項5】前記ホストコンピュータは前記劣化信号指
    示に応じて前記データ信号媒体の交換を開始させる手段
    を含む請求項4の装置。
  6. 【請求項6】データ信号媒体にエンコードされたデータ
    信号をデコードするための装置であって、: 上記データ信号媒体上の上記データ信号を読取る手段; この読取手段に応答し、上記データ信号媒体上のデータ
    信号をデコードする手段; このデコード手段に応答し、上記データ信号が無エラー
    で上記デコード手段によりデコードされていてもこの信
    号が劣化されることを決定する手段; この決定手段に応答し、劣化したデータ信号指示を発生
    する手段とを有し、 前記データ信号媒体は磁気データ信号媒体を含み、前記
    決定手段は過度の磁束遷移が上記磁気データ信号媒体上
    にあることを決定する手段を含み、 前記データ信号は前記磁気データ信号媒体上で複数のビ
    ットセルとしてエンコードされる2周波データ信号を含
    み、第1データ値が中間磁束遷移を有しないビットセル
    で表わされそして第2データ値が1つの磁束遷移を有す
    るビットセルで表わされ、そして前記決定手段は上記第
    1データ値を有するビットセル内に少くとも1個の磁束
    遷移が生じたことを決定する手段を含む前記装置。
  7. 【請求項7】前記決定手段は更に、前記第1データ値を
    有する一つのビットセル内に、予定の保護帯外の少くと
    も1個の磁束遷移が生じたことを決定する手段を含む、
    請求項6の装置。
  8. 【請求項8】前記決定手段は更に、前記第1データ値を
    有する予定数のビットセル内に少くとも1回の磁束遷移
    が生じたことを決定するための手段を含む、請求項6の
    装置。
  9. 【請求項9】データ信号媒体にエンコードされたデータ
    信号をデコードするための装置であって、: 上記データ信号媒体上の上記データ信号を読取る手段; この読取手段に応答し、上記データ信号媒体上のデータ
    信号をデコードする手段; このデコード手段に応答し、上記データ信号が無エラー
    で上記デコード手段によりデコードされていてもこの信
    号が劣化されることを決定する手段; この決定手段に応答し、劣化したデータ信号指示を発生
    する手段; とを有し、前記データ信号は第1周波数の信号を有する
    ビットセルにより表わされる第1データ値とこの第1周
    波数の2倍である第2周波数を有するビットセルにより
    表わされる第2データ値を有し、複数のビットセルとし
    てエンコードされる2周波データ信号を含み、そして前
    記デコード手段は上記2周波データ信号のサンプルを得
    る手段; このサンプルを得る手段に接続し、この2周波データ信
    号のサンプルをディジタル値に変換する手段; この変換手段に接続し、上記ディジタル値を処理して上
    記2周波データ信号をデコードする手段; を含む前記装置。
  10. 【請求項10】前記処理手段は下記要件を含む、請求項
    9の装置: 前記第1および第2データ値のどれがエンコードされる
    かを決定するために第1ビットセルをデコードする手
    段; この第1ビットセルデコード手段に応答して上記第1ビ
    ットセルの幅を決定する手段; この決定手段に応答し、予定のビットセル幅に対し上記
    第1ビットセルの幅を比較する手段; この決定手段に応答し、上記第1ビットセルの幅が上記
    予定のビットセル幅を越えるとき第1の予定量だけ上記
    予定のビットセル幅を増加しそして上記第1ビットセル
    の幅が上記予定のビットセル幅より小さいとき第2の予
    定量だけ上記予定のビットセル幅を減少して、変更され
    た予定のビットセル幅を発生する手段; この増減手段に応答し、上記第1および第2データ値の
    どちらをエンコードするかを上記変更された予定のビッ
    トセル幅を用いて決定するために第2ビットセルをデコ
    ードする手段。
  11. 【請求項11】前記処理手段は下記要件を含む、請求項
    9の装置: 前記第1および第2データ値の一方を有する第1ビット
    セルをデコードするために前記ディジタル値を走査する
    第1手段; この第1手段に応答して上記第1および第2データ値の
    一方を有する第2ビットセルをデコードするために上記
    第1ビットセルの後で上記ディジタル値を走査する第2
    手段; これら第1および第2手段に応答し、上記第1および第
    2ビットセルが連続しないとき上記第1および第2ビッ
    トセル間の上記ディジタル値がバッド領域であることを
    示すための第3手段。
  12. 【請求項12】前記処理手段は下記要件を含む、請求項
    9の装置: 予定の保護帯外の前記ディジタル値のピークを検出する
    手段; このピーク検出手段に応答し、上記予定の保護帯外の上
    記ディジタル値の検出されたピークにもとづき前記2周
    波データ信号をデコードする手段; このデコード手段に応答し、上記2周波データ信号が適
    正にデコードされたかどうかを決定する手段; この決定手段に応答し、上記2周波データ信号が適正に
    デコードされなかったとき上記予定の保護帯を減少さ
    せ、この減少した予定の保護帯を上記ピーク検出手段に
    与えるための手段。
  13. 【請求項13】前記複数のビットセルは一つのビットセ
    ル幅を有しており、そして前記処理手段は下記要件を含
    むごとくなった請求項9の装置: 前記ディジタル値のピークを検出する手段; このピーク検出手段に応答し、検出されたピーク間の変
    位を決定する手段; この変位決定手段に応答し、上記ビットセル幅に対し検
    出されたピーク間の決定された変位を比較して前記第1
    および第2データ値を検出する手段。
  14. 【請求項14】データ信号媒体にエンコードされたデー
    タ信号をデコードするための装置であって、: 上記データ信号媒体上の上記データ信号を読取る手段; この読取手段に応答し、上記データ信号媒体上のデータ
    信号をデコードする手段; このデコード手段に応答し、上記データ信号が無エラー
    で上記デコード手段によりデコードされていてもこの信
    号が劣化されることを決定する手段; この決定手段に応答し、劣化したデータ信号指示を発生
    する手段; とを含み、ここで前記データ信号は資産トランザクショ
    ン信号であり、前記データ信号媒体は資産トランザクシ
    ョン媒体であり、前記資産トランザクション信号は口座
    番号と他の資産トランザクション情報を含み、前記デコ
    ード装置はさらに、; 上記口座番号と上記他の資産トランザクション情報を発
    生するために上記資産トランザクション媒体上の上記資
    産トランザクションデータ信号をデコードする手段; このデコード手段に接続し、上記口座番号と上記他の資
    産トランザクション情報を受けるホストコンピュータ; 前記でコード手段に応答して、前記2周波データ信号が
    誤ってデーコードされたかどうかを判断する手段; 前記判断手段に応答して、前記2周波データ信号が誤っ
    てデコードされた場合にはあらかじめ定められた保護帯
    を減らす手段; を有する前記装置。
  15. 【請求項15】前記ホストコンピュータは更に前記他の
    資産トランザクション情報のないとき前記デコード手段
    からの前記口座番号により前記資産トランザクション媒
    体の交換を開始させるための手段を含む請求項14の装
    置。
  16. 【請求項16】前記資産トランザクション媒体は磁気ス
    トライプを有する資産トランザクションカードを含む請
    求項14の装置。
  17. 【請求項17】前記デコード手段は自動テラーマシンを
    含む請求項14の装置。
  18. 【請求項18】前記デコード手段はポイントオフセール
    端末を含む請求項14の装置。
  19. 【請求項19】前記資産トランザクションデータ信号は
    複数のビットセルとしてエンコードされた2周波データ
    信号を含み、第1データ値が第1周波数の信号を含むビ
    ットセルにより表わされ、第2データ値が第1周波数の
    2倍の周波数を有する第2周波数を有するビットセルに
    より表わされるようになっており、前記デコード手段は
    下記要件を含む請求項14の装置: 上記2周波データ信号のサンプルを得る手段; このサンプルを得る手段に接続し、上記2周波データ信
    号の得られたサンプルをディジタル値に変換するための
    手段; この変換手段に接続して上記ディジタル値を処理しそれ
    により上記2周波データ信号をデコードして前記口座番
    号と前記他の資産トランザクション情報を発生する手
    段。
  20. 【請求項20】前記処理手段は下記要件を含む、請求項
    19の装置: 前記第1および第2データ値のどちらをエンコードする
    かを決定するために第1ビットセルをデコードする手
    段; この第1ビットセルデコード手段に応答し、上記第1ビ
    ットセルの幅を決定する手段; この決定手段に応答し、予定のビットセル幅に対し上記
    第1ビットセルの幅を比較する手段; この決定手段に応答し、上記第1ビットセルの幅が上記
    予定のビットセル幅を越えるとき第1予定量だけ上記予
    定のビットセル幅を増加し、第1ビットセル幅が上記予
    定のビットセル幅より小さいとき第2予定量だけ上記予
    定のビットセル幅を減少し、それにより変更された予定
    のビットセル幅を発生する手段; この増減手段に応答し、上記第1および第2データ値を
    どちらをエンコードするから、上記変更された予定のビ
    ットセル幅を用いて決定するために第2ビットセルをデ
    コードする手段。
  21. 【請求項21】前記処理手段は下記要件を含む、請求項
    19の装置: 前記第1および第2データ値の一方を有する第1ビット
    セルをデコードするために前記ディジタル値を走査する
    第1手段; この第1手段に応答し、上記第1および第2データ値の
    一方を有する第2ビットセルをデコードするために上記
    第1ビットセル後に上記ディジタル値を走査する第2手
    段; 上記第1および第2手段に応答し、上記第1および第2
    ビットセル間の上記ディジタル値が、上記第1および第
    2ビットセルが連続しないときバッド領域であることを
    示す第3手段。
  22. 【請求項22】前記処理手段は下記要件を含む、請求項
    19の装置: 予定の保護帯外の前記ディジタル値のピークを検出する
    手段; このピーク検出手段に応答し、上記予定の保護帯外の上
    記ディジタル値の検出されたピークにもとづき前記2周
    波データ信号をデコードする手段; このデコード手段に応答し、上記2周波データ信号が適
    正にデコードされたかどうかを決定する手段; この決定手段に応答し上記2周波データ信号が適正にデ
    コードされなかったなら上記予定の保護帯を減少し、上
    記ピーク検出手段にこの減少された予定の保護帯を与え
    るための手段。
  23. 【請求項23】前記複数のビットセルは一つのビットセ
    ル幅を有し、そして前記処理手段は下記要件を含む、請
    求項19の装置: 前記ディジタル値のピークを検出する手段; このピーク検出手段に応答し、検出されたピーク間の変
    位を決定する手段; この決定手段に応答し、上記ビットセル幅に対し検出さ
    れたピーク間の決定された変位を比較して前記第1およ
    び第2データ値を検出する手段。
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