JP2914842B2 - 積層複合体 - Google Patents

積層複合体

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JP2914842B2
JP2914842B2 JP4650193A JP4650193A JP2914842B2 JP 2914842 B2 JP2914842 B2 JP 2914842B2 JP 4650193 A JP4650193 A JP 4650193A JP 4650193 A JP4650193 A JP 4650193A JP 2914842 B2 JP2914842 B2 JP 2914842B2
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resin foam
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眞男 小笠
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリオレフィン系樹脂
発泡体及び表皮材からなる積層複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系樹脂発泡体は、柔軟
性、断熱性に優れており、従来より、天井、ドア、イン
ストルメントパネル等の車両用内装材として用いられて
きた。これらの内装材は、主にポリオレフィン系樹脂発
泡体に、ポリ塩化ビニル樹脂シート、熱可塑性エラスト
マーシート、布状物、皮革等の表皮材が積層され、真空
成形、圧縮成形等により成形されるが、ポリオレフィン
系樹脂発泡体の伸びが表皮材の伸びより小さいとポリオ
レフィン系樹脂発泡体と表皮材との接着性が低下し、得
られる内装材の表面に膨れ、皺等が生じたり、表皮材が
剥離したりすることが多いという欠点があった。
【0003】上記欠点を解消するため、特開平1−22
2929号公報では、厚み方向における長さが厚み方向
に直交する方向における長さの10〜50%の気泡を内
包するように加熱圧縮されたポリオレフィン系樹脂発泡
体が提案されたが、表皮材との接着性は向上するもの
の、発泡体の成形性が低下して得られる内装材の表面に
膨れ、皺等が生じることが多いという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑み、ポリオレフィン系樹脂発泡体と表皮材との接着性
に優れ、且つ、成形性に優れた積層複合体を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明で使用されるポリ
オレフィン系樹脂発泡体の見かけ密度は、小さくなると
ポリオレフィン系樹脂発泡体の表層部分の強度が低下
し、大きくなるとポリオレフィン系樹脂発泡体の柔軟性
が低下するため、0.02〜0.2g/cm3 に限定さ
れる。
【0006】上記ポリオレフィン系樹脂発泡体の120
℃におけるキシレン抽出残分値は、小さくなるとポリオ
レフィン系樹脂発泡体の表層部分の強度が低下し、大き
くなるとポリオレフィン系樹脂発泡体の柔軟性が低下す
るため、20〜80重量%に限定される。
【0007】上記残分値は、ポリオレフィン系樹脂発泡
体を0.1g採取してその気泡を潰し、温度120℃の
キシレン50ml中で24時間保持した後、200メッ
シュの金網を透過させた残存物の乾燥重量(g)を量
り、次式(1)により計算される。 残分値(重量%)=(残存物の乾燥重量/0.1)×100 (1)
【0008】上記ポリオレフィン系樹脂発泡体の60〜
120℃における伸びは、小さくなると表皮材の伸びと
の差が大きくなり、得られる積層複合体の成形性が低下
して、該積層複合体を用いて得られる成形品の表面に、
膨れ、皺等が発生し易くなるため、350%以上に限定
される。
【0009】上記伸びは、JIS K 6767で規定
されている値である。即ち、全体の長さ120mm、中
央部分の長さ40mm、中央部分の幅10mm、両端部
分の幅25mm及び厚さ10mmのダンベル状1号形に
打ち抜かれた試験片を引張試験機にて速度500mm/
分で引張って切断し、予め中央部分に40mmの間隔で
付されてあった2本の標線の間の距離(L)を測定し、
次式(2)により計算される。 伸び(%)=〔(L−40)/40〕×100 (2) 〔式中、Lは切断時の標線間距離(mm)を示す。〕
【0010】上記ポリオレフィン系樹脂発泡体の伸びが
最大になる温度は、低くなっても高くなっても本発明の
積層複合体を用いて得られる成形品の表面に膨れ、皺等
が生じ易くなるため、75〜115℃に限定される。
【0011】上記ポリオレフィン系樹脂発泡体の伸びが
最大になる温度と表皮材の伸びが最大になる温度との差
は、大きくなると本発明の積層複合体を用いて得られる
成形品の表面に膨れ、皺等が生じ易くなるため、15℃
以内に限定される。
【0012】本発明で使用されるポリオレフィン系樹脂
発泡体は、ポリオレフィン系樹脂、架橋助剤及び熱分解
型発泡剤からなる発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物を
発泡させて得られる。
【0013】上記ポリオレフィン系樹脂としては、例え
ば、エチレン、プロピレン、ブテン等の単独重合体;エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等
のα−オレフィンからなる群より選ばれる2種以上のα
−オレフィンの共重合体;エチレンと、(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステル又は
酢酸ビニルとの共重合体等が挙げられ、ポリエチレン、
ポリプロピレン及びエチレン−プロピレン共重合体が好
適に用いられる。これらのポリオレフィン系樹脂は、単
独で用いられてもよいし併用されてもよい。
【0014】上記ポリエチレンのメルトインデックス
(MI)は、小さくなっても大きくなっても、得られる
発泡体の60〜120℃における伸びが低下するため、
2〜50g/10分が好ましく、より好ましくは3〜3
0g/10分である。
【0015】上記ポリプロピレンのメルトインデックス
(MI)は、小さくなっても大きくなっても、得られる
発泡体の60〜120℃における伸びが低下するため、
0.3〜12g/10分が好ましく、より好ましくは
0.5〜5g/10分である。また、上記ポリプロピレ
ンの曲げ弾性率は、小さくなっても大きくなっても、得
られる発泡体の60〜120℃における伸びが低下する
ため、6000〜12000kgf/cm2 が好まし
く、より好ましくは7000〜11000kgf/cm
2 である。
【0016】上記エチレン−プロピレン共重合体のエチ
レン成分含有率は、少なくなっても多くなっても、得ら
れる発泡体の60〜120℃における伸びが低下するた
め、1〜8重量%が好ましく、より好ましくは2〜6.
5重量%である。上記エチレン−プロピレン共重合体の
メルトインデックス(MI)は、小さくなっても大きく
なっても、得られる発泡体の60〜120℃における伸
びが低下するため、0.3〜12g/10分が好まし
く、より好ましくは0.5〜5g/10分である。
【0017】上記架橋助剤としては、例えば、ジビニル
ベンゼン、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート
等の多官能性モノマーなどが挙げられる。
【0018】上記熱分解型発泡剤としては、例えば、ア
ゾジカルボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、トルエンスルホ
ニルヒドラジド、4,4−オキシビス(ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド)等が挙げられる。
【0019】上記発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物に
は、得られるポリオレフィン系樹脂発泡体の特性を損な
わない範囲内で、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹
脂、フェノール系、リン系、アミン系、イオウ系等の酸
化防止剤、金属害防止剤、難燃剤、充填剤、帯電防止
剤、顔料などが添加されてもよい。
【0020】本発明で使用されるポリオレフィン系樹脂
発泡体の製造方法としては、例えば、下記の製造方法が
挙げられる。製造方法前記発泡性ポリオレフィン系樹脂
組成物の所定量を押出機に供給し、溶融混練して押出し
て発泡性ポリオレフィン系樹脂シートを得、得られた発
泡性ポリオレフィン系樹脂シートに電子線を所定量照射
し架橋させて発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを
得、得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを
発泡炉に供給して加熱発泡させる。
【0021】上記溶融混練するときの温度は、低くなっ
ても高くなっても得られる発泡体の60〜120℃にお
ける伸びが低下するため、170〜210℃が好まし
く、より好ましくは180〜200℃である。上記電子
線の照射量は、少なくなっても多くなっても得られる発
泡体の60〜120℃における伸びが低下するため、1
〜4Mradが好ましく、より好ましくは1.5〜3.
5Mradである。
【0022】上記発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シー
トを発泡炉にて発泡させるとき、発泡性ポリオレフィン
系樹脂架橋シートの進入速度は、遅くなると得られる発
泡体が熱変形し易くなり、速くなると得られる発泡体の
発泡が不十分となるため、0.5〜2.5m/秒が好ま
しく、得られる発泡体の巻取速度は、遅くなっても速く
なっても得られる発泡体の60〜120℃における伸び
が低下するため、上記進入速度に対して1〜5倍が好ま
しく、より好ましくは1.5〜4倍である。
【0023】本発明で使用される表皮材としては、従来
より公知の表皮材が使用可能であり、例えば、ポリ塩化
ビニル樹脂シート、熱可塑性エラストマーシート、布状
物、皮革等が挙げられる。上記表皮材は、ポリエステル
系等の接着剤により接着されたり、熱ラミネートされた
りしてポリオレフィン系樹脂発泡体に積層される。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例につき説明する。な
お、「部」とあるのは「重量部」を意味する。 実施例1 (1)ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造 エチレン−プロピレン共重合体(エチレン成分含有率
3.6重量%、メルトインデックス0.5g/10分)
60部、ポリエチレン(密度0.935g/cm 3 、メ
ルトインデックス7g/10分)40部、架橋助剤とし
てジビニルベンゼン2.0部、熱分解型発泡剤としてア
ゾジカルボンアミド13部、酸化防止剤として2,6−
ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.3部及びジラウリ
ルチオプロピオネート0.3部、金属害防止剤としてメ
チルベンゾトリアゾール0.5部を2軸押出機(池貝鉄
工社製、型式:PCM87)に供給し、温度190℃で
溶融混練して押し出し、厚さ1mmの発泡性ポリオレフ
ィン系樹脂シートを得た。得られた発泡性ポリオレフィ
ン系樹脂シートに、加速電圧500kVで電子線2.5
Mradを照射し架橋させて発泡性ポリオレフィン系樹
脂架橋シートを得、得られた発泡性ポリオレフィン系樹
脂架橋シートをオーブンに入れ、温度250℃で5分間
自由発泡させてポリオレフィン系樹脂発泡体を得た。
【0025】(2)積層複合体の製造 得られたポリオレフィン系樹脂発泡体の表面をコロナ放
電処理し、2液硬化型ポリエステル系接着剤〔ポリエス
テル(日立化成ポリマー社製、商品名:ハイボン)、イ
ソシアネート(住友バイエルウレタン社製、商品名:D
esmodurR)〕を用い、厚さ0.65mmの塩化
ビニル樹脂及びアクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合樹脂の混合樹脂シートと接着して積層複合体を
得た。
【0026】実施例2 実施例1と同様にしてポリオレフィン系樹脂発泡体を
得、得られたポリオレフィン系樹脂発泡体を厚さ0.6
5mmの塩化ビニル樹脂及びアクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合樹脂の混合樹脂シートと温度19
0℃に加熱したロールを用いて熱ラミネートして積層複
合体を得た。
【0027】実施例3〜6 表1に示した所定量(部)のエチレン−プロピレン共重
合体、ポリエチレン、表2に示した所定量(部)の架橋
助剤、アゾジカルボンアミド、酸化防止剤、メチルベン
ゾトリアゾールを用いて発泡性ポリオレフィン系樹脂シ
ートを得、得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂シート
に表3に示した所定量(Mrad)の電子線を照射して
発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを得、得られた
発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを用いて実施例
1と同様にしてポリオレフィン系樹脂発泡体を得、得ら
れたポリオレフィン系樹脂発泡体を用いて実施例1と同
様にして積層複合体を得た。
【0028】実施例7 エチレン−プロピレン共重合体の代わりにポリプロピレ
ン(ビカット軟化点118℃、曲げ弾性率7500kg
f/cm2 )を用いたこと以外は実施例1と同様にして
ポリオレフィン系樹脂発泡体を得、得られたポリオレフ
ィン系樹脂発泡体を用いて実施例1と同様にして積層複
合体を得た。
【0029】実施例8 表1に示した所定量(部)のエチレン−プロピレン共重
合体、ポリエチレン、表2に示した所定量(部)の架橋
助剤、アゾジカルボンアミド、酸化防止剤、メチルベン
ゾトリアゾールを用いて発泡性ポリオレフィン系樹脂シ
ートを得、得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂シート
に電子線を2.0Mrad照射したこと以外は実施例1
と同様にして発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを
得、得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを
縦型熱風発泡炉に供給し、炉内温度230℃、進入速度
1.4m/秒、巻取速度4.4m/秒で連続的に延伸し
て発泡させてポリオレフィン系樹脂発泡体を得、得られ
たポリオレフィン系樹脂発泡体を用いて実施例1と同様
にして積層複合体を得た。
【0030】比較例1及び2 表1に示した所定量(部)のエチレン−プロピレン共重
合体、ポリエチレン、表2に示した所定量(部)の架橋
助剤、アゾジカルボンアミド、酸化防止剤、メチルベン
ゾトリアゾールを用い、表3に示した所定量(Mra
d)の電子線を照射したこと以外は実施例1と同様にし
てポリオレフィン系樹脂発泡体を得、得られたポリオレ
フィン系樹脂発泡体を用いて実施例1と同様にして積層
複合体を得た。
【0031】比較例3 表1に示した所定量(部)のエチレン−プロピレン共重
合体、ポリエチレン、表2に示した所定量(部)の架橋
助剤、アゾジカルボンアミド、酸化防止剤、メチルベン
ゾトリアゾールを用い、発泡性ポリオレフィン系樹脂シ
ートを製造する際に温度175℃で単軸押出機を使用
し、電子線を3.0Mrad照射したこと以外は実施例
1と同様にしてポリオレフィン系樹脂発泡体を得、得ら
れたポリオレフィン系樹脂発泡体を用いて実施例1と同
様にして積層複合体を得た。
【0032】比較例4 表1に示した所定量(部)のエチレン−プロピレン共重
合体、ポリエチレン、表2に示した所定量(部)の架橋
助剤、アゾジカルボンアミド、酸化防止剤、メチルベン
ゾトリアゾールを用い、電子線を4.5Mrad照射し
たこと以外は比較例3と同様にしてポリオレフィン系樹
脂発泡体を得、得られたポリオレフィン系樹脂発泡体を
用いて実施例2と同様にして積層複合体を得た。
【0033】比較例5 実施例1と同様にして得られた発泡性ポリオレフィン系
樹脂シートに加速電圧500kVで電子線を4.0Mr
ad照射して発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを
得、得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂架橋シートを
縦型熱風発泡炉に供給し、炉内温度230℃、進入速度
1.4m/秒、巻取速度8.0m/秒で連続的に延伸し
て発泡させてポリオレフィン系樹脂発泡体を得、得られ
たポリオレフィン系樹脂発泡体を用いて実施例1と同様
にして積層複合体を得た。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】ポリオレフィン系樹脂発泡体の評価 上記実施例1〜8及び比較例1〜5で得られたポリオレ
フィン系樹脂発泡体について、見かけ密度(g/c
3 )、厚さ(mm)、120℃におけるキシレン抽出
残分値(重量%)を測定することにより評価し、得られ
た結果を表4に示した。
【0038】更に、上記ポリオレフィン系樹脂発泡体に
ついて、JIS K 6767に準拠して引張試験を実
施し、温度60℃、80℃、100℃及び120℃にお
ける伸び(%)並びに伸びが最大になる温度を測定し、
表皮材についても伸びが最大になる温度を測定し、ポリ
オレフィン系樹脂発泡体の伸びが最大になる温度との差
を計算して評価し、得られた結果を表5に示した。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】積層複合体の評価 上記実施例1〜8及び比較例1〜5で得られた積層複合
体を用い、外観を観察して評価した後、H/D値を測定
して積層複合体の強度及び柔軟性を評価し、得られた結
果を表6に示した。
【0042】上記外観の観察結果は、目視にて、膨れ、
へこみ、表面荒れ等が観察されない場合は○、1箇所で
も観察される場合は×として示した。
【0043】上記H/D値は、得られた積層複合体を遠
赤外線ヒーターで加熱し、積層複合体中のポリオレフィ
ン系樹脂発泡体の表層部分の温度を150〜160℃に
昇温し、直径100mmの円柱状メス型金型を用いて真
空成形し、得られた成形品の深さH(cm)及び直径D
(cm)を測定してその比H/Dを計算した。
【0044】
【表6】
【0045】
【発明の効果】本発明の積層複合体の構成は上述の通り
であるから、ポリオレフィン系樹脂発泡体と表皮材との
接着性に優れ、且つ、成形性に優れており、表面に膨
れ、皺等のない成形品が得られる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見かけ密度0.02〜0.2g/cm
    3 、120℃におけるキシレン抽出残分値20〜80重
    量%のポリオレフィン系樹脂発泡体及び表皮材からなる
    積層複合体であって、上記ポリオレフィン系樹脂発泡体
    の60〜120℃における伸び(JIS K 6767
    規定)が350%以上で、且つ、伸びが最大になる温度
    が75〜115℃であり、上記ポリオレフィン系樹脂発
    泡体の伸びが最大になる温度と表皮材の伸びが最大にな
    る温度との差が15℃以内であることを特徴とする積層
    複合体。
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