JP2932497B2 - 車輌用内装材 - Google Patents

車輌用内装材

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体を用いた
車輌用内装材に関する。
〔従来の技術とその課題〕
ポリオレフィン系樹脂発泡体、特にポリプロピレン系
樹脂発泡体は、耐熱性および成形性が他の樹脂発泡体よ
り優れている。そのため、ポリプロピレン系樹脂発泡体
は、例えばインストルメントパネル、ドアトリム、天井
等の車輌用内装部品のパッド材として広く利用されてい
る。
しかし、ポリプロピレン系樹脂発泡体は、柔軟性が乏
しい。また、この発泡体は、擦るとカサカサした音を生
じ、質感が劣る。さらに、この発泡体は、ポリ塩化ビニ
ルシート等の表皮材との接着性が悪いという問題点があ
る。
そこで、ポリプロピレン系樹脂発泡体の特徴を生かし
つつ、前記問題点を解決したパッド材の開発が強く要望
されていた。
本発明の目的は、柔軟性と成形安定性とが改善された
車輌用内装材を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体は、ポ
リプロピレン樹脂95〜70重量部とポリエチレン樹脂5〜
30重量部とを含む架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体であ
る。
前記ポリプロピレン樹脂には、エチレンおよび/また
はブテンが、1重量%から15重量%の範囲で共重合され
ている。また、前記ポリエチレン樹脂には、酢酸ビニル
を含む単量体成分が、30重量%を超え90重量%以下の範
囲で共重合されている。
また本発明の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体は、ゲ
ル分率が15〜70%であり、見掛け密度が0.025〜0.200g/
ccである。
本発明に用いられるポリプロピレン樹脂は、エチレン
−プロピレン共重合体、ブテン−プロピレン共重合体、
またはエチレン−ブテン−プロピレン共重合体である。
このポリプロピレン樹脂において、エチレンおよび/ま
たはブテンは、1重量%〜15重量%、望ましくは2重量
%〜6重量%共重合されている。なお、エチレンやブテ
ンの共重合率が大きくなると、ポリプロピレン樹脂の融
点が低下し、またゴム的な性質が強くなるため取扱いが
困難となる。
前記ポリプロピレン樹脂は、ランダム共重合体、ブロ
ック共重合体の何れの共重合体でも良いが、ランダム共
重合体を用いるのが望ましい。ランダム共重合体を用い
た場合、ランダム係数は0.9以下であることが望まし
い。ランダム係数が0.9より大きいと安定した発泡体が
得られにくい場合がある。ここで、ランダム係数とは、
室温で測定した共重合体のIRスペクトルにおいて、エチ
レン成分に起因する720cm-1および731cm-1の特性吸収の
吸光度比(A720/A731)によって示される値である。ラ
ンダム係数が小さいほど、エチレンが共重合体中にラン
ダムに分布していることを示す。
ポリプロピレン樹脂がランダム重合体である場合に
は、メルトインデックスが0.5〜35、さらに0.5〜15を示
すものが望ましい。前記メルトインデックスは、ASTMD1
238−62Tによって、230℃で10分間測定した場合の値で
ある。
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、酢酸ビニル
とエチレンとの共重合体または酢酸ビニルを含む単量体
成分とエチレンとの共重合体である。
前記酢酸ビニルを含む単量体成分に含まれる酢酸ビニ
ル以外の単量体としては、αオレフィンや1価または2
価の脂肪族不飽和カルボン酸およびその誘導体からなる
群から選ばれた単量体を例示することができる。前記単
量体は、1種のみならず2種以上が用いられてもよい。
なお、1価または2価の脂肪族不飽和カルボン酸および
その誘導体からなる群から選ばれた単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート,エチル
アクリレート等のアルキルアクリレート、メチルメタク
リレート,エチルメタクリレート等のアルキルメタクリ
レート、無水マレイン酸等の単量体が例示できる。
エチレンと共重合される酢酸ビニル等の単量体成分
は、エチレンに対して30重量%より多く、90重量%以
下、より望ましくは40〜80重量%の範囲で共重合され
る。単量体成分が30重量%以下の場合には、ポリプロピ
レン樹脂に対してポリエチレン樹脂を多量に混合する必
要があるため、発泡体の成形加工性が低下する。一方、
単量体成分が90重量%より多い場合には、ポリエチレン
樹脂としての特性が損われることになる。
また、本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、メル
トインデックスが0.5〜40、さらに3〜15であることが
望ましい。前記メルトインデックスは、ASTMD1238−62T
によって、190℃で10分間測定した場合の値である。
前記ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂とは、ポ
リプロピレン樹脂を95〜70重量部、ポリエチレン樹脂を
5〜30重量部の割合で混合して用いられる。ポリプロピ
レン樹脂が95重量部より多い場合、即ちポリエチレン樹
脂が5重量部より少ない場合には、ポリプロピレン樹脂
がポリエチレン樹脂で改質されず、発泡体の柔軟性,接
着性が改善されない。一方、ポリプロピレン樹脂が70重
量部より少ない場合、即ちポリエチレン樹脂が30重量部
より多い場合には、発泡体の耐熱性,成形性が低下す
る。
ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂との混合樹脂
には、所望により、エチレン−プロピレンランダム共重
合体,ポリブチレンその他のα−オレフィンの単独重合
体または共重合体,塩素化ポリエチレン等の熱可塑性樹
脂、滑剤,酸化防止剤,紫外線吸収剤,着色剤,帯電防
止剤,難燃剤,タルク,炭酸カルシウム等の増量剤や造
核剤その他の無機物を添加してもよい。なお、これらの
添加剤は、本発明に係る発泡体の特性値を損なわない範
囲において添加される。
前述のポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂とを含
む発泡体のゲル分率は、15〜70%、望ましくは25〜65%
である。ゲル分率が15%よりも小さい場合には、発泡体
の耐熱性が低く、成型時に表面荒れが生じやすい。一方
で、ゲル分率が70%より大きい場合には、発泡体の伸度
が低下して成型性が悪化する。なお、ゲル分率は、発泡
体試料0.1gを130℃のテトラリンに3時間浸漬した後に
残った不溶物の重量%で示される。
本発明の発泡体の見掛け密度は、0.025〜0.200g/cc、
望ましくは0.033〜0.100g/ccである。見掛け密度が0.02
5g/ccより小さい場合には、成形加工時の発泡体の応力
が小さくなり、発泡体が成形破壊を起し易い。逆に、0.
200より大きい場合には、発泡体の緩衝性が小さくな
る。
発泡体の見掛け密度は下記の式によって求めることが
できる。
次に、本発明に係る架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体
の製造方法を説明する。
まず、ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂とを前
述の混合割合に混合する。所望により、この樹脂混合物
に第3成分である熱可塑性樹脂と無機物等の添加剤とを
含めて混合する。混合は、例えばヘンシェルミキサーに
よる混合、バンバリミキサーによる混合、ミキシングロ
ールによる混合等、周知の方法によって行うことができ
る。
次に、前記樹脂混合物に発泡剤を添加する。発泡剤と
しては、例えばアゾジカルボンアミド,ジニトロソペン
タメチレンテトラミン,ニトロフラゾン等の熱分解型発
泡剤があげられるが、特性面、価格面から見てアゾジカ
ルボンアミドを用いるのが望ましい。
発泡剤が添加された樹脂混合物を、発泡剤の分解温度
以下で所望の形状、例えばシート状に成型する。所望の
形状に成型された樹脂混合物は、電離性放射線架橋法ま
たは化学架橋法等の任意の方法を用いて架橋される。こ
のとき、ゲル分率が15〜70%、望ましくは25〜65%にな
るように架橋する。
電離性放射線架橋法の場合には、高エネルギー線とし
て、α線,β線,γ線,X線,電子線,中性子線等を用い
ることができる。例えば、高エネルギー電子線照射器を
用いる場合には、1〜50Mradの線量の電子線を照射する
ことにより前述の樹脂混合物を架橋する。この場合、樹
脂混合物に、例えばジビニルベンゼン、ジアリルフタレ
ート、ヒドロキノンジメタアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート等の架橋助剤を添加しても
よい。架橋助剤は、樹脂混合物に対して通常0.5〜10重
量%が添加される。なお、樹脂混合物にベンゾフェノン
等の紫外線増感剤を添加し、紫外線を照射することによ
って架橋することもできる。
化学架橋法の場合には、ジクミルパーオキサイド、ジ
ターシャリブチルオキサイド等の有機過酸化物による架
橋法が用いられる。また、前記有機過酸化物とともに、
ビニルトリメトキシシラン等のビニルシランを混練して
グラフト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋
するシラン架橋法等を用いることもできる。
このようにして得られた架橋成型品を熱風雰囲気中ま
たはソルト浴上で加熱し、成型品内部に含有された発泡
剤を急激に分解することによって発泡させる。なお、発
泡倍率は、通常5〜40倍、望ましくは10〜35倍である。
また、発泡体の見掛け密度は、0.025〜0.200g/cc、望ま
しくは0.033〜0.100g/ccである。
本発明の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体は、塩化ビ
ニルシート等の表皮材を積層した状態で、所望の形状に
一体成型させることにより、車輌用内装部材、各種のパ
ッキン、粘着テープベース、マット基材、断熱材、クッ
ション材等に使用することができる。
******* また、本発明の車輌用内装材は、上述の架橋ポリオレ
フィン系樹脂発泡体を用いた内装材である。
この車輌用内装材は、基材層と、基材層に積層された
第1の発明に係る架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体と、
この架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の表面に積層され
た表皮材とを備えている。
本発明に用いられる基材層としては、例えばポリプロ
ピレンシート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン(ABS)樹脂シート、ABS樹脂成形品、木質繊維ボー
ド、段ボール等が例示できる。
本発明に用いられる架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体
とは、第1の発明に係る架橋ポリオレフィン系樹脂発泡
体である。この架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体として
は、発泡倍率が、望ましくは10〜35倍、より望ましくは
15〜30倍のものが用いられる。発泡倍率があまり小さす
ぎると、発泡体の特徴である柔軟性、クッション性が不
十分であり、利用価値が少なくなる。逆に、発泡倍率が
余りに大きすぎると、機械的強度の低下が著しく、成形
性が低下する。
本発明に用いられる表皮材とは、ポリ塩化ビニルシー
ト、ポリ塩化ビニル/ABS樹脂混合シート、熱可塑性樹脂
エラストマ、織物、編み物、不織布等をいう。
本発明の車輌用内装材は、第1図に示すように、基材
層1の表面に、ポリオレフィン系樹脂発泡体2が接着剤
層4Aを介して積層されている。また、ポリオレフィン系
樹脂発泡体2の上面には、接着剤層4Bを介して表皮材3
が積層されている。なお、接着剤層4A,4Bには、ポリエ
ステル系2液型等の溶剤型、変性ポリオレフィン等のエ
マルジョン型の接着剤が用いられる。
本発明の車輌用内装材は、真空成形等の周知の方法を
用いて所望の形状に成形され、例えばダッシュボード、
ドアトリム、成形天井、シートバック、リアクォーター
トリム、センターピラーパッド等に用いられる。
〔発明の効果〕
第1の発明では、ポリプロピレン樹脂にポリエチレン
樹脂を混合した樹脂混合物を用いているから、柔軟性と
接着性が改善され、しかもポリプロピレン樹脂の特性を
有する発泡体を得ることができる。
また、第2の発明では第1の発明に係る架橋ポリオレ
フィン系樹脂発泡体を用いているから、成形安定性およ
び柔軟性が改善された車輌用内装材を得ることができ
る。
〔実施例〕
実施例1〜3 エチレンが5重量%共重合しているポリプロピレン樹
脂(PP)と、酢酸ビニル(VA)が60重量%共重合してい
るポリエチレン樹脂(PE)とを、第1表に示す割合で混
合した。得られた樹脂混合物に、発泡剤としてアゾジカ
ルボンアミドを10重量%、架橋助剤としてジビニルベン
ゼンを3重量%およびフェノール系と燐系の安定剤をそ
れぞれ0.3重量%添加して、ヘンシェルミキサーで均一
に混合した。これを、ベント式押出機でTダイ法によっ
て厚み2mmのシート状に成形した。そして、得られた樹
脂成形物に電離性放射線を照射して、樹脂を架橋させ
た。その後、この樹脂成形物を230℃に加熱して発泡剤
を分解させ、発泡体を得た。得られた発泡体について、
評価試験を行なった。
比較例1 プロピレンの単重合体からなるポリプロピレン樹脂70
重量部と、酢酸ビニルが60重量%共重合しているポリエ
チレン樹脂30重量部とを用いて、実施例1〜3と同じ方
法で発泡体を得た。得られた発泡体について、評価試験
を行なった。
比較例2 エチレンが20重量%共重合しているポリプロピレン樹
脂70重量部と、酢酸ビニルが60重量%共重合しているポ
リエチレン樹脂30重量部とを用いて、実施例1〜3と同
じ方法で発泡体を得た。得らた発泡体について、評価試
験を行なった。
比較例3 ポリエチエン樹脂を用いず、エチレンが5重量%共重
合しているポリプロピレン樹脂だけを用いて、実施例1
〜3と同じ方法で発泡体を得た。得られた発泡体につい
て、評価試験を行なった。
比較例4 エチレンが5重量%共重合してあるポリプロピレン樹
脂50重量部と、酢酸ビニルが60重量%共重合してあるポ
リエチレン樹脂50重量部との混合物を、実施例1〜3と
同様の方法で発泡させて発泡体を得た。得られた発泡体
について評価試験を行なった。
比較例5,6 実施例1と同じ樹脂混合物を用いてゲル分率が13%お
よび72%の発泡体を得た。得られた発泡体について評価
試験を行なった。
比較例7,8 実施例1と同じ樹脂混合物を用いて見掛け密度が0.02
4g/ccおよび0.210g/ccの発泡体を得た。得られた発泡体
について評価試験を行なった。
実施例4〜6 エチレンが4重量%共重合しているポリプロピレン樹
脂80重量部と、酢酸ビニルが第1表に示されている割合
で共重合しているポリエチレン樹脂20重量部とを混合し
た。得られた樹脂混合物に、発泡剤としてアソジカルボ
ンアミド15.5重量%、架橋助剤としてエチレングリコー
ルジメタアクリレート2重量%およびフェノール系と燐
系の安定剤をそれぞれ0.3重量%添加して、ヘンシェル
ミキサーを用いて均一に混合した。これを、ベント式押
出機でTダイ法により厚み1.5mmのシート状に成形し
た。そして、得られた樹脂成形物に電離性放射線を照射
して、樹脂を架橋した。その後、この樹脂成形物を230
℃に加熱して発泡剤を分解し、発泡体を得た。得られた
発泡体について評価試験を行なった。
比較例9,10 エチレンが4重量%共重合しているポリプロピレン樹
脂80重量部と、酢酸ビニルが第1表に示す割合で共重合
されたポリエチレン樹脂20重量部とを混合した樹脂を用
いて、実施例4〜6と同じ方法で発泡体を得た。得られ
た発泡体について評価試験を行なった。
実施例1〜6および比較例1〜10に関して行なった評
価試験の結果を第1表に示す。
なお、評価方法は次の通りである。
25%圧縮硬さ 発泡体を25%圧縮し、そのときの応力を測定した。測
定には、圧縮試験機を用いた。
クッション性 評価基準は次の通りである。
◎:良好 ○:実用可能 ×:不良 剥離強度 発泡体の表面に、ポリエステル系の接着剤を75g/m2
割合で塗布した後、100℃の温度で焼付けを行った。こ
の発泡体の接着剤層に、100℃に加熱した軟質ポリ塩化
ビニルシートを貼り合わせた。得られた積層材につい
て、オートグラフを用いて180度剥離試験を行った。
材質破壊状態 剥離強度の測定に用いた積層体について、軟質ポリ塩
化ビニルシートを剥離した後の発泡体表面の破壊面積を
調べた。
成形性 剥離強度の測定に用いた積層体と同様の積層体を175
℃に加熱し、直径50mm,深さ30mmのカップ状型を用いて
真空成形を行った。成形後の積層体について、軟質ポリ
塩化ビニルシートと発泡体との接着状態を調べた。評価
基準は次の通りである。
◎:表皮材と発泡体とが剥離していない状態 △:角部分で表皮材が一部剥離した状態 ×:発泡体の全面に表皮材との剥離がある状態 耐寒性 剥離強度の測定に用いた積層体と同様の積層体につい
て、−20℃の雰囲気中で落球衝撃試験を行なった。評価
基準は次の通りである。
◎:変化なし ○:若干ひび割れ △:ひび割れ ×:破壊 寸法変化率 剥離強度の測定に用いた積層体と同様の積層体につい
て、120℃の雰囲気中に1時間放置した後の寸法変化を
測定した。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2の発明に係る車輌用内装材の縦断面部分図
である。 1……基材層、2……架橋ポリオレフィン系樹脂、3…
…表皮材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−65009(JP,A) 特開 昭60−65007(JP,A) 特開 昭60−34930(JP,A) 特開 昭61−238830(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 9/00 - 9/42 B60R 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材層と、前記基材層に積層された発泡体
    層と、前記発泡体層の表面に積層された表皮材層とを備
    えた車輌用内装材であって、 前記発泡体層は、エチレン及び/またはブテンが2〜6
    %の範囲でかつランダム係数0.9以下でランダム共重合
    されているポリプロピレン樹脂95〜70重量部と、酢酸ビ
    ニルを含む単量体成分が35〜85重量%の範囲で共重合さ
    れているポリエチレン樹脂5〜30重量部とを含み、ゲル
    分率が15〜70%であり、見かけ密度が0.025〜0.200g/cc
    である架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体からなり、 前記表皮材層は、ポリ塩化ビニル系樹脂シートまたは熱
    可塑性エラストマ樹脂シートからなる、 車輌用内装材。
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