JP2000355085A - 積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体 - Google Patents
積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、耐熱性、機械的強度及び柔軟性に
優れているとともに、複雑な形状に成形可能な積層体を
提供する。 【解決手段】 本発明の積層体は、示差走査熱量分析に
よる融解吸熱ピークが140〜175℃、示差走査熱量
分析による融解吸熱量が100〜200μV.s/m
g、ゲル分率が25〜75重量%及び比重が0.03〜
0.2であるオレフィン系樹脂架橋発泡体の一面に、示
差走査熱量分析による融解吸熱ピークが140〜175
℃で且つ示差走査熱量分析による融解吸熱量が100〜
200μV.s/mgであるオレフィン系樹脂からなる
表面層を積層一体化してなることを特徴とする。
優れているとともに、複雑な形状に成形可能な積層体を
提供する。 【解決手段】 本発明の積層体は、示差走査熱量分析に
よる融解吸熱ピークが140〜175℃、示差走査熱量
分析による融解吸熱量が100〜200μV.s/m
g、ゲル分率が25〜75重量%及び比重が0.03〜
0.2であるオレフィン系樹脂架橋発泡体の一面に、示
差走査熱量分析による融解吸熱ピークが140〜175
℃で且つ示差走査熱量分析による融解吸熱量が100〜
200μV.s/mgであるオレフィン系樹脂からなる
表面層を積層一体化してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、機械的強
度及び柔軟性に優れているとともに、複雑な形状に成形
可能な積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体に関す
る。
度及び柔軟性に優れているとともに、複雑な形状に成形
可能な積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、オレフィン系樹脂発泡体は柔軟
性及び断熱性に優れていることから、従来から天井、ド
ア、インストルメントパネル等の車両内装材として広く
用いられてきた。
性及び断熱性に優れていることから、従来から天井、ド
ア、インストルメントパネル等の車両内装材として広く
用いられてきた。
【0003】このようなオレフィン系樹脂発泡体として
は、特公平2−38100号公報にプロピレン系樹脂を
主成分とするオレフィン系樹脂発泡体が開示されている
ものの柔軟性の点において不十分なものであった。
は、特公平2−38100号公報にプロピレン系樹脂を
主成分とするオレフィン系樹脂発泡体が開示されている
ものの柔軟性の点において不十分なものであった。
【0004】又、一般に優れた柔軟性を有するエチレン
系樹脂を主成分とするオレフィン系樹脂発泡体は、耐熱
性が不十分であり、複雑な形状に成形できないといった
問題があった。
系樹脂を主成分とするオレフィン系樹脂発泡体は、耐熱
性が不十分であり、複雑な形状に成形できないといった
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性、機
械的強度及び柔軟性に優れているとともに、複雑な形状
に成形可能な積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体を
提供する。
械的強度及び柔軟性に優れているとともに、複雑な形状
に成形可能な積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体を
提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のオレフ
ィン系樹脂架橋発泡体は、示差走査熱量分析による融解
吸熱ピークが140〜175℃、示差走査熱量分析によ
る融解吸熱量が100〜200μV.s/mg、ゲル分
率が25〜75重量%及び比重が0.03〜0.2であ
るオレフィン系樹脂架橋発泡体の一面に、示差走査熱量
分析による融解吸熱ピークが140〜175℃で且つ示
差走査熱量分析による融解吸熱量が100〜200μ
V.s/mgであるオレフィン系樹脂からなる表面層を
積層一体化してなることを特徴とする。
ィン系樹脂架橋発泡体は、示差走査熱量分析による融解
吸熱ピークが140〜175℃、示差走査熱量分析によ
る融解吸熱量が100〜200μV.s/mg、ゲル分
率が25〜75重量%及び比重が0.03〜0.2であ
るオレフィン系樹脂架橋発泡体の一面に、示差走査熱量
分析による融解吸熱ピークが140〜175℃で且つ示
差走査熱量分析による融解吸熱量が100〜200μ
V.s/mgであるオレフィン系樹脂からなる表面層を
積層一体化してなることを特徴とする。
【0007】上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の示差走
査熱量分析による融解吸熱ピークは、高いと、オレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が低下し、又、低いと、オ
レフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するので、1
40〜175℃に限定される。
査熱量分析による融解吸熱ピークは、高いと、オレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が低下し、又、低いと、オ
レフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するので、1
40〜175℃に限定される。
【0008】又、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の示
差走査熱量分析による融解吸熱量は、高いと、オレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の常温での柔軟性が低下し、又、低
いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下する
ので、100〜200μV.s/mgに限定される。
差走査熱量分析による融解吸熱量は、高いと、オレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の常温での柔軟性が低下し、又、低
いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下する
ので、100〜200μV.s/mgに限定される。
【0009】なお、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の
示差走査熱量分析による融解吸熱量は、以下の方法によ
って測定、算出される。先ず、試料を10mg用意し、
この試料を昇温速度20℃/分で10分間昇温し、−2
0℃/分で10乃至15分間維持した後、昇温速度5℃
/分で210℃まで昇温し、融解ピーク曲線を得る。
示差走査熱量分析による融解吸熱量は、以下の方法によ
って測定、算出される。先ず、試料を10mg用意し、
この試料を昇温速度20℃/分で10分間昇温し、−2
0℃/分で10乃至15分間維持した後、昇温速度5℃
/分で210℃まで昇温し、融解ピーク曲線を得る。
【0010】そして、この融解ピーク曲線と、該融解ピ
ーク曲線の融解開始温度部分と融解終了温度部分とを結
ぶ直線とによって囲まれた部分の面積、即ち、融解ピー
ク面積を算出し、この融解ピーク面積から融解吸熱量を
算出する。
ーク曲線の融解開始温度部分と融解終了温度部分とを結
ぶ直線とによって囲まれた部分の面積、即ち、融解ピー
ク面積を算出し、この融解ピーク面積から融解吸熱量を
算出する。
【0011】上記示差走査熱量分析による融解吸熱量の
具体的な測定方法としては、セイコー電子株式会社製T
G/DTA示差走査熱量計を用いることによって示差走
査熱量分析の融解ピーク曲線を測定して該融解ピーク曲
線から融解ピーク面積を算出し、この融解ピーク面積か
ら熱量値を得る方法が挙げられる。
具体的な測定方法としては、セイコー電子株式会社製T
G/DTA示差走査熱量計を用いることによって示差走
査熱量分析の融解ピーク曲線を測定して該融解ピーク曲
線から融解ピーク面積を算出し、この融解ピーク面積か
ら熱量値を得る方法が挙げられる。
【0012】又、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の比
重は、高いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が
低下し、又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の成
形性が低下し、成形時に気泡(セル)が破壊されるの
で、0.03〜0.2に限定される。
重は、高いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が
低下し、又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の成
形性が低下し、成形時に気泡(セル)が破壊されるの
で、0.03〜0.2に限定される。
【0013】加えて、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体
のゲル分率は、高いと、発泡性樹脂組成物の発泡性が低
下し、得られるオレフィン系樹脂架橋発泡体の表面性が
低下し、又、低いと、得られるオレフィン系樹脂架橋発
泡体の耐熱性及び耐圧性が低下して成形加熱時に気泡
(セル)が破壊されるので、25〜75重量%に限定さ
れ、ゲル分率が上記範囲内となるように後述する架橋剤
及び架橋助剤の添加量が調整される。
のゲル分率は、高いと、発泡性樹脂組成物の発泡性が低
下し、得られるオレフィン系樹脂架橋発泡体の表面性が
低下し、又、低いと、得られるオレフィン系樹脂架橋発
泡体の耐熱性及び耐圧性が低下して成形加熱時に気泡
(セル)が破壊されるので、25〜75重量%に限定さ
れ、ゲル分率が上記範囲内となるように後述する架橋剤
及び架橋助剤の添加量が調整される。
【0014】ここで、本発明においてゲル分率とは、オ
レフィン系樹脂架橋発泡体をAg秤量し、これを120
℃のキシレン中に24時間浸漬し、残差を200メッシ
ュの金網で濾過し、金網上の不溶解分を真空乾燥し、そ
の時の重量を測定し(Bg)、下記式により算出された
ものである。 ゲル分率(重量%)=100×B/A
レフィン系樹脂架橋発泡体をAg秤量し、これを120
℃のキシレン中に24時間浸漬し、残差を200メッシ
ュの金網で濾過し、金網上の不溶解分を真空乾燥し、そ
の時の重量を測定し(Bg)、下記式により算出された
ものである。 ゲル分率(重量%)=100×B/A
【0015】上記オレフィン系樹脂としては、得られる
オレフィン系樹脂架橋発泡体の示差走査熱量分析による
融解吸熱ピーク及び示差走査熱量分析による融解吸熱量
が上記範囲内となるように選択されれば、特に限定され
ず、例えば、ホモポリプロピレン、プロピレンを主成分
とする他のモノマーとの共重合体、エチレン−プロピレ
ン−ブテン三元共重合体等のプロピレン系樹脂を含有す
るオレフィン系熱可塑性エラストマーが挙げられ、オレ
フィン系熱可塑性エラストマーが好ましく、重合段階で
プロピレン系樹脂を混合させて得られるリアクタータイ
プのオレフィン系熱可塑性エラストマーが、得られるオ
レフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が向上することから
更に好ましい。
オレフィン系樹脂架橋発泡体の示差走査熱量分析による
融解吸熱ピーク及び示差走査熱量分析による融解吸熱量
が上記範囲内となるように選択されれば、特に限定され
ず、例えば、ホモポリプロピレン、プロピレンを主成分
とする他のモノマーとの共重合体、エチレン−プロピレ
ン−ブテン三元共重合体等のプロピレン系樹脂を含有す
るオレフィン系熱可塑性エラストマーが挙げられ、オレ
フィン系熱可塑性エラストマーが好ましく、重合段階で
プロピレン系樹脂を混合させて得られるリアクタータイ
プのオレフィン系熱可塑性エラストマーが、得られるオ
レフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が向上することから
更に好ましい。
【0016】上記プロピレンを主成分とする他のモノマ
ーとの共重合体としては、例えば、プロピレン−α−オ
レフィン共重合体が挙げられ、プロピレン−α−オレフ
ィン共重合体は、ブロック共重合体、ランダム共重合体
又はランダムブロック共重合体のいずれであってもよ
く、これらは、単独で用いられても併用されてもよい。
ーとの共重合体としては、例えば、プロピレン−α−オ
レフィン共重合体が挙げられ、プロピレン−α−オレフ
ィン共重合体は、ブロック共重合体、ランダム共重合体
又はランダムブロック共重合体のいずれであってもよ
く、これらは、単独で用いられても併用されてもよい。
【0017】なお、上記α−オレフィンとしては、例え
ば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オ
クテン等が挙げられ、プロピレン−α−オレフィン共重
合体中のα−オレフィンの含有量は、多いと、オレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の表面性が低下することがあり、
又、少ないと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性及
び伸びが低下して成形性が低下することがあるので、1
〜8重量%が好ましく、2〜5重量%がより好ましい。
ば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オ
クテン等が挙げられ、プロピレン−α−オレフィン共重
合体中のα−オレフィンの含有量は、多いと、オレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の表面性が低下することがあり、
又、少ないと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性及
び伸びが低下して成形性が低下することがあるので、1
〜8重量%が好ましく、2〜5重量%がより好ましい。
【0018】又、上記オレフィン系樹脂のメルトインデ
ックス(以下、「MI」という)は、大きいと、得られ
るオレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下すること
があり、又、小さいと、シート加工がし難く、綺麗な表
面を有するシートが得られないので、2〜20g/10
分が好ましく、3〜12g/10分が更に好ましい。な
お、本発明において、オレフィン系樹脂のMIは、JI
S K7210に準拠して測定されたものをいう。
ックス(以下、「MI」という)は、大きいと、得られ
るオレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下すること
があり、又、小さいと、シート加工がし難く、綺麗な表
面を有するシートが得られないので、2〜20g/10
分が好ましく、3〜12g/10分が更に好ましい。な
お、本発明において、オレフィン系樹脂のMIは、JI
S K7210に準拠して測定されたものをいう。
【0019】次に、オレフィン系樹脂架橋発泡体の製造
方法を説明する。オレフィン系樹脂架橋発泡体の製造方
法としては、任意の公知の発泡体の製造方法を用いるこ
とができる。
方法を説明する。オレフィン系樹脂架橋発泡体の製造方
法としては、任意の公知の発泡体の製造方法を用いるこ
とができる。
【0020】上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の製造方
法としては、例えば、上記オレフィン系樹脂と熱分解
型発泡剤とからなる発泡性樹脂組成物に、必要に応じて
架橋助剤を添加した上で、この発泡性樹脂組成物を押出
機に供給して溶融混練して発泡性樹脂成形体を押出し、
この得られた発泡性樹脂成形体に電離性放射線を所定量
照射して発泡性樹脂成形体に架橋構造を付与した後、こ
の架橋された発泡性樹脂成形体を上記熱分解型発泡剤の
分解温度以上に加熱してオレフィン系樹脂架橋発泡体を
製造する方法、上記オレフィン系樹脂と熱分解型発泡
剤とからなる発泡性樹脂組成物に、架橋剤及び必要に応
じて架橋助剤を添加した上で、この発泡性樹脂組成物を
押出機に供給して溶融混練して発泡性樹脂成形体を押出
し、この得られた発泡性樹脂成形体を押出しと同時に加
熱ロール等によって上記熱分解型発泡剤の分解温度以上
に加熱してオレフィン系樹脂架橋発泡体を製造する方法
等が挙げられる。
法としては、例えば、上記オレフィン系樹脂と熱分解
型発泡剤とからなる発泡性樹脂組成物に、必要に応じて
架橋助剤を添加した上で、この発泡性樹脂組成物を押出
機に供給して溶融混練して発泡性樹脂成形体を押出し、
この得られた発泡性樹脂成形体に電離性放射線を所定量
照射して発泡性樹脂成形体に架橋構造を付与した後、こ
の架橋された発泡性樹脂成形体を上記熱分解型発泡剤の
分解温度以上に加熱してオレフィン系樹脂架橋発泡体を
製造する方法、上記オレフィン系樹脂と熱分解型発泡
剤とからなる発泡性樹脂組成物に、架橋剤及び必要に応
じて架橋助剤を添加した上で、この発泡性樹脂組成物を
押出機に供給して溶融混練して発泡性樹脂成形体を押出
し、この得られた発泡性樹脂成形体を押出しと同時に加
熱ロール等によって上記熱分解型発泡剤の分解温度以上
に加熱してオレフィン系樹脂架橋発泡体を製造する方法
等が挙げられる。
【0021】上記熱分解型発泡剤としては、従来から発
泡体製造に用いられているものであれば特に限定され
ず、例えば、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、ヒドラゾジカルボンアミド、アゾ
ジカルボン酸バリウム塩、ニトロソグアニジン、p,p
, −オキシビスベンゼンスルホニルセミカルバジド、ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド、N,N, −ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、トルエンスルホニルヒドラジ
ド、4,4−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)、アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられる。
泡体製造に用いられているものであれば特に限定され
ず、例えば、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、ヒドラゾジカルボンアミド、アゾ
ジカルボン酸バリウム塩、ニトロソグアニジン、p,p
, −オキシビスベンゼンスルホニルセミカルバジド、ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド、N,N, −ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン、トルエンスルホニルヒドラジ
ド、4,4−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)、アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられる。
【0022】上記熱分解型発泡剤の添加量は適宜調節さ
れるが、多いと破泡することがあり、又、少ないと、発
泡しないことがあるので、上記オレフィン系樹脂100
重量部に対して、1〜50重量部が好ましく、1〜30
重量部が更に好ましい。
れるが、多いと破泡することがあり、又、少ないと、発
泡しないことがあるので、上記オレフィン系樹脂100
重量部に対して、1〜50重量部が好ましく、1〜30
重量部が更に好ましい。
【0023】上記架橋助剤としては、特に限定されず、
例えば、ジビニルベンゼン、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリ
レート、1,10−デカンジオールジメタクリレート、
トリメリット酸トリアリルエステル、トリアリルイソシ
アヌレート、エチルビニルベンゼン、ネオペンチルグリ
コールジメタクリレート、1,2,4−ベンゼントリカ
ルボン酸トリアリルエステル、1,6−ヘキサンジオー
ルジメタクリレート等が挙げられる。
例えば、ジビニルベンゼン、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリ
レート、1,10−デカンジオールジメタクリレート、
トリメリット酸トリアリルエステル、トリアリルイソシ
アヌレート、エチルビニルベンゼン、ネオペンチルグリ
コールジメタクリレート、1,2,4−ベンゼントリカ
ルボン酸トリアリルエステル、1,6−ヘキサンジオー
ルジメタクリレート等が挙げられる。
【0024】上記架橋助剤の添加量は適宜調整される
が、多いと、発泡性樹脂成形体の架橋が進み過ぎ発泡を
阻害することがあり、又、少ないと、添加した効果が得
られないので、上記オレフィン系樹脂100重量部に対
して、0.5〜30重量部が好ましく、2.0〜15重
量部がより好ましい。
が、多いと、発泡性樹脂成形体の架橋が進み過ぎ発泡を
阻害することがあり、又、少ないと、添加した効果が得
られないので、上記オレフィン系樹脂100重量部に対
して、0.5〜30重量部が好ましく、2.0〜15重
量部がより好ましい。
【0025】上記架橋剤としては、特に限定されず、例
えば、イソブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン−3、1,3−ビス(t−ブチルパー
オキシイソプロピル)ベンゼン、t−ブチルクミルパー
オキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、シクロヘキサンパーオキサ
イド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘ
キサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2−ビス(t
−ブチルパーオキシ)オクタン、n−ブチル−4,4−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ベルレート、ベンゾイル
パーオキサイド、クミルパーオキシネオデカネート、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルオパーオキ
シ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート、t−ブチルパーオキシアリルカーボネート、
t−ブチルパーオキシアセテート、2,2−ビス(t−
ブチルパーオキシ)ブタン、ジ−t−ブチルパーオキシ
イソフタレート、t−ブチルパーオキシマレイン酸等が
挙げられる。
えば、イソブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン−3、1,3−ビス(t−ブチルパー
オキシイソプロピル)ベンゼン、t−ブチルクミルパー
オキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、シクロヘキサンパーオキサ
イド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘ
キサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2−ビス(t
−ブチルパーオキシ)オクタン、n−ブチル−4,4−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ベルレート、ベンゾイル
パーオキサイド、クミルパーオキシネオデカネート、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルオパーオキ
シ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート、t−ブチルパーオキシアリルカーボネート、
t−ブチルパーオキシアセテート、2,2−ビス(t−
ブチルパーオキシ)ブタン、ジ−t−ブチルパーオキシ
イソフタレート、t−ブチルパーオキシマレイン酸等が
挙げられる。
【0026】上記架橋剤の添加量は、多いと、架橋密度
が高くなりすぎて発泡しないことがあり、又、少ない
と、架橋密度が不足し発泡に必要な剪断粘度が得られな
いことがあるので、上記オレフィン系樹脂100重量部
に対して、0.1〜10重量部が好ましい。
が高くなりすぎて発泡しないことがあり、又、少ない
と、架橋密度が不足し発泡に必要な剪断粘度が得られな
いことがあるので、上記オレフィン系樹脂100重量部
に対して、0.1〜10重量部が好ましい。
【0027】上記電離性放射線としては、従来から発泡
性樹脂成形体の架橋に用いられているものであれば、特
に限定されず、例えば、α線、β線、ガンマ線、電子線
等が挙げられる。
性樹脂成形体の架橋に用いられているものであれば、特
に限定されず、例えば、α線、β線、ガンマ線、電子線
等が挙げられる。
【0028】なお、上記発泡性樹脂組成物には、発泡性
を阻害しない範囲で、上記架橋助剤の他に、2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール等のフェノール系、リン
系、アミン系、ジラウリルチオジプロピオネート等のイ
オウ系等の酸化防止剤;メチルベンゾトリアゾール等の
金属害防止剤、リン系、チッソ系、ハロゲン系、アンチ
モン系及びこれらを混合してなる難燃剤、充填剤、帯電
防止剤、顔料等が添加されてもよい。
を阻害しない範囲で、上記架橋助剤の他に、2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール等のフェノール系、リン
系、アミン系、ジラウリルチオジプロピオネート等のイ
オウ系等の酸化防止剤;メチルベンゾトリアゾール等の
金属害防止剤、リン系、チッソ系、ハロゲン系、アンチ
モン系及びこれらを混合してなる難燃剤、充填剤、帯電
防止剤、顔料等が添加されてもよい。
【0029】更に、上記の如くして製造されたオレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の一面には、示差走査熱量分析によ
る融解吸熱ピークが140〜175℃で且つ示差走査熱
量分析による融解吸熱量が100〜200μV.s/m
gであるオレフィン系樹脂からなる表面層が積層一体化
され、このように所定の表面層を積層一体化することに
よって、積層シートに優れた耐熱性及び成形性を付与す
ることができる。
ン系樹脂架橋発泡体の一面には、示差走査熱量分析によ
る融解吸熱ピークが140〜175℃で且つ示差走査熱
量分析による融解吸熱量が100〜200μV.s/m
gであるオレフィン系樹脂からなる表面層が積層一体化
され、このように所定の表面層を積層一体化することに
よって、積層シートに優れた耐熱性及び成形性を付与す
ることができる。
【0030】上記表面層を構成するオレフィン系樹脂
は、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体を構成するオレフ
ィン系樹脂と同様のものが用いられる。そして、表面層
を構成するオレフィン系樹脂の示差走査熱量分析による
融解吸熱ピークは、高いと、結晶性が高くなり、常温付
近において破断し、又、低いと、高温に対する結晶が少
なく耐熱性が低下するので、140〜175℃に限定さ
れる。
は、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体を構成するオレフ
ィン系樹脂と同様のものが用いられる。そして、表面層
を構成するオレフィン系樹脂の示差走査熱量分析による
融解吸熱ピークは、高いと、結晶性が高くなり、常温付
近において破断し、又、低いと、高温に対する結晶が少
なく耐熱性が低下するので、140〜175℃に限定さ
れる。
【0031】又、表面層を構成するオレフィン系樹脂の
示差走査熱量分析による融解吸熱量は、高いと、常温強
度が大きくなり発泡体の破断強度を越える結果、シート
の断絶が生じ、又、低いと、結晶量が少なく耐熱性が低
下し、発泡体まで熱が伝わり気泡(セル)破壊が生じる
ので、100〜200μV.s/mgが好ましい。
示差走査熱量分析による融解吸熱量は、高いと、常温強
度が大きくなり発泡体の破断強度を越える結果、シート
の断絶が生じ、又、低いと、結晶量が少なく耐熱性が低
下し、発泡体まで熱が伝わり気泡(セル)破壊が生じる
ので、100〜200μV.s/mgが好ましい。
【0032】表面層の厚みは、厚いと、発泡体よりも強
度が高くなり破断することがあり、又、薄いと、耐熱性
が不足して発泡体の気泡(セル)が潰れることがあるの
で、0.1〜1.0mmが好ましい。
度が高くなり破断することがあり、又、薄いと、耐熱性
が不足して発泡体の気泡(セル)が潰れることがあるの
で、0.1〜1.0mmが好ましい。
【0033】上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の一面に
表面層を積層一体化させる方法としては従来から用いら
れている方法を採用することができ、例えば、オレフ
ィン系樹脂架橋発泡体の一面に表面層を構成するオレフ
ィン系樹脂シートを熱ラミネート又は接着剤によって積
層一体化する方法、オレフィン系樹脂架橋発泡体の一
面に表面層を構成するオレフィン系樹脂シートを溶融押
出した後、両面から加圧、一体化する方法等が挙げられ
る。
表面層を積層一体化させる方法としては従来から用いら
れている方法を採用することができ、例えば、オレフ
ィン系樹脂架橋発泡体の一面に表面層を構成するオレフ
ィン系樹脂シートを熱ラミネート又は接着剤によって積
層一体化する方法、オレフィン系樹脂架橋発泡体の一
面に表面層を構成するオレフィン系樹脂シートを溶融押
出した後、両面から加圧、一体化する方法等が挙げられ
る。
【0034】更に、上記積層体の一面に表皮材を積層一
体化させてもよく、このような表皮材としては、例え
ば、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系等の合
成繊維やセルロース等の天然繊維から得られる不織布や
編布、ポリ塩化ビニル、熱可塑性エラストマー等の合成
樹脂シート等が挙げられ、上記表皮材の上記積層体の一
面への積層一体化の方法は従来から用いられている方法
が採用される。
体化させてもよく、このような表皮材としては、例え
ば、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系等の合
成繊維やセルロース等の天然繊維から得られる不織布や
編布、ポリ塩化ビニル、熱可塑性エラストマー等の合成
樹脂シート等が挙げられ、上記表皮材の上記積層体の一
面への積層一体化の方法は従来から用いられている方法
が採用される。
【0035】請求項2に記載のオレフィン系樹脂架橋発
泡体は、示差走査熱量分析による融解吸熱量が170〜
300μV.s/mg、示差走査熱量分析による140
℃以上の融解吸熱量が150〜290μV.s/mg、
ゲル分率が50〜75重量%及び比重が0.04〜0.
2であることを特徴とする。なお、請求項1と同様の部
分についてはその説明を省略し、異なっている部分につ
いてのみ以下に説明する。
泡体は、示差走査熱量分析による融解吸熱量が170〜
300μV.s/mg、示差走査熱量分析による140
℃以上の融解吸熱量が150〜290μV.s/mg、
ゲル分率が50〜75重量%及び比重が0.04〜0.
2であることを特徴とする。なお、請求項1と同様の部
分についてはその説明を省略し、異なっている部分につ
いてのみ以下に説明する。
【0036】上記オレフィン系樹脂架橋発泡体に用いら
れるオレフィン系樹脂は、請求項1で用いられるのと同
様のオレフィン系樹脂が用いられるが、上記オレフィン
系樹脂架橋発泡体の示差走査熱量分析による融解吸熱量
が上記所定範囲内となるように選択される。
れるオレフィン系樹脂は、請求項1で用いられるのと同
様のオレフィン系樹脂が用いられるが、上記オレフィン
系樹脂架橋発泡体の示差走査熱量分析による融解吸熱量
が上記所定範囲内となるように選択される。
【0037】上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の示差走
査熱量分析による融解吸熱量は、高いと、オレフィン系
樹脂架橋発泡体の常温での柔軟性が低下し、又、低い
と、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するの
で、170〜300μV.s/mgに限定される。
査熱量分析による融解吸熱量は、高いと、オレフィン系
樹脂架橋発泡体の常温での柔軟性が低下し、又、低い
と、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するの
で、170〜300μV.s/mgに限定される。
【0038】又、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の示
差走査熱量分析による140℃以上の融解吸熱量は、高
いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が低下し、
又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性や成
形性が不足し、例えば、スタンピング成形時において厚
みが薄くなり表面に凹凸が発生するので、150〜29
0μV.s/mgに限定される。
差走査熱量分析による140℃以上の融解吸熱量は、高
いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が低下し、
又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性や成
形性が不足し、例えば、スタンピング成形時において厚
みが薄くなり表面に凹凸が発生するので、150〜29
0μV.s/mgに限定される。
【0039】なお、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の
示差走査熱量分析による融解吸熱量の測定、算出方法
は、請求項1と同様の方法が用いられる。又、上記示差
走査熱量分析による140℃以上の融解吸熱量とは、上
記示差走査熱量分析の融解ピーク面積に対する140℃
以上部分の融解ピーク面積の百分率を算出し、上記示差
走査熱量分析の融解ピーク面積から得られる熱量値に上
記算出した百分率を掛けて得られるものをいう。
示差走査熱量分析による融解吸熱量の測定、算出方法
は、請求項1と同様の方法が用いられる。又、上記示差
走査熱量分析による140℃以上の融解吸熱量とは、上
記示差走査熱量分析の融解ピーク面積に対する140℃
以上部分の融解ピーク面積の百分率を算出し、上記示差
走査熱量分析の融解ピーク面積から得られる熱量値に上
記算出した百分率を掛けて得られるものをいう。
【0040】上記示差走査熱量分析の融解ピーク面積に
対する140℃以上部分の融解ピーク面積の具体的な算
出方法の一例としては、示差走査熱量分析の融解ピーク
曲線を紙にコピーし、該融解ピーク曲線と、該融解ピー
ク曲線の融解開始温度部分と融解終了温度部分とを結ぶ
直線とによって囲まれた部分を切り取り、その切り取っ
た紙の重さを測定する一方、上記切り取った紙のうちの
140℃以上部分の紙の重さを測定し、140℃以上部
分の紙の重さを切り取った紙全体の重さで除すことによ
って算出することができる。
対する140℃以上部分の融解ピーク面積の具体的な算
出方法の一例としては、示差走査熱量分析の融解ピーク
曲線を紙にコピーし、該融解ピーク曲線と、該融解ピー
ク曲線の融解開始温度部分と融解終了温度部分とを結ぶ
直線とによって囲まれた部分を切り取り、その切り取っ
た紙の重さを測定する一方、上記切り取った紙のうちの
140℃以上部分の紙の重さを測定し、140℃以上部
分の紙の重さを切り取った紙全体の重さで除すことによ
って算出することができる。
【0041】更に、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の
ゲル分率は、高いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の表
面性が低下し、又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡
体の耐熱性が低下するので、50〜75重量%に限定さ
れる。
ゲル分率は、高いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の表
面性が低下し、又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡
体の耐熱性が低下するので、50〜75重量%に限定さ
れる。
【0042】又、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の比
重は、高いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が
低下し、又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐
熱性及び成形性が低下するので、0.04〜0.2に限
定される。
重は、高いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の柔軟性が
低下し、又、低いと、オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐
熱性及び成形性が低下するので、0.04〜0.2に限
定される。
【0043】請求項3に記載のオレフィン系樹脂架橋発
泡体は、常温における25%圧縮強度が0.5〜1.2
kg/cm2 、120℃における100%引っ張り強度
が1.6〜3.0kg/cm2 、160℃における10
0%引っ張り強度が0.4〜1.0kg/cm2 及び比
重が0.04〜0.2であることを特徴とする。なお、
上記請求項1に記載のオレフィン系樹脂架橋発泡体と同
様の部分についてはその説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ以下に説明する。
泡体は、常温における25%圧縮強度が0.5〜1.2
kg/cm2 、120℃における100%引っ張り強度
が1.6〜3.0kg/cm2 、160℃における10
0%引っ張り強度が0.4〜1.0kg/cm2 及び比
重が0.04〜0.2であることを特徴とする。なお、
上記請求項1に記載のオレフィン系樹脂架橋発泡体と同
様の部分についてはその説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ以下に説明する。
【0044】上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の常温に
おける25%圧縮強度は、高いと、柔軟性が低下し、
又、低いと、結晶成分が少なく、120℃及び160℃
における100%引っ張り強度が低下するとともに耐熱
性が低下するので、0.5〜1.2kg/cm2 に限定
される。
おける25%圧縮強度は、高いと、柔軟性が低下し、
又、低いと、結晶成分が少なく、120℃及び160℃
における100%引っ張り強度が低下するとともに耐熱
性が低下するので、0.5〜1.2kg/cm2 に限定
される。
【0045】更に、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の
120℃における100%引っ張り強度は、高いと、圧
縮強度が低下し、又、低いと、耐熱性が低下し、成形後
の厚みが薄くなり触感が堅くなるので、1.6〜3.0
kg/cm2 に限定される。
120℃における100%引っ張り強度は、高いと、圧
縮強度が低下し、又、低いと、耐熱性が低下し、成形後
の厚みが薄くなり触感が堅くなるので、1.6〜3.0
kg/cm2 に限定される。
【0046】加えて、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体
の160℃における100%引っ張り強度は、高いと、
圧縮強度が低下し、又、低いと、耐熱性が低下するの
で、0.4〜1.0kg/cm2 に限定される。
の160℃における100%引っ張り強度は、高いと、
圧縮強度が低下し、又、低いと、耐熱性が低下するの
で、0.4〜1.0kg/cm2 に限定される。
【0047】上記を物性を満たすオレフィン系樹脂架橋
発泡体を得るためのオレフィン系樹脂としては、請求項
1に記載のオレフィン系樹脂架橋発泡体を構成するオレ
フィン系樹脂と同様のものを用いることができるが、下
記に示したように、異なる種類の樹脂を混合して用いる
のが好ましい。
発泡体を得るためのオレフィン系樹脂としては、請求項
1に記載のオレフィン系樹脂架橋発泡体を構成するオレ
フィン系樹脂と同様のものを用いることができるが、下
記に示したように、異なる種類の樹脂を混合して用いる
のが好ましい。
【0048】即ち、示差走査熱量分析によるピーク温度
が140℃以上で且つ曲げ弾性率が300〜2000k
g/cm2 であるオレフィン系熱可塑性エラストマー
と、示差走査熱量分析によるピーク温度が160℃以上
で且つ曲げ弾性率が15000〜25000kg/cm
2 であるホモポリプロピレン又はプロピレンを主成分と
する他のモノマーとの共重合体とを混合して用いるのが
好ましい。
が140℃以上で且つ曲げ弾性率が300〜2000k
g/cm2 であるオレフィン系熱可塑性エラストマー
と、示差走査熱量分析によるピーク温度が160℃以上
で且つ曲げ弾性率が15000〜25000kg/cm
2 であるホモポリプロピレン又はプロピレンを主成分と
する他のモノマーとの共重合体とを混合して用いるのが
好ましい。
【0049】上記オレフィン系熱可塑性エラストマーと
しては、請求項1に記載のオレフィン系樹脂架橋発泡体
と同様のものが用いられ、重合段階でプロピレン系樹脂
を混合させて得られるリアクタータイプのオレフィン系
熱可塑性エラストマーが、得られるオレフィン系樹脂架
橋発泡体の耐熱性が向上することから好ましい。
しては、請求項1に記載のオレフィン系樹脂架橋発泡体
と同様のものが用いられ、重合段階でプロピレン系樹脂
を混合させて得られるリアクタータイプのオレフィン系
熱可塑性エラストマーが、得られるオレフィン系樹脂架
橋発泡体の耐熱性が向上することから好ましい。
【0050】上記オレフィン系熱可塑性エラストマーの
示差走査熱量分析によるピーク温度は、低いと、得られ
るオレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するの
で、140℃以上が好ましい。
示差走査熱量分析によるピーク温度は、低いと、得られ
るオレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するの
で、140℃以上が好ましい。
【0051】又、上記オレフィン系熱可塑性エラストマ
ーの曲げ弾性率は、高いと得られるオレフィン系樹脂架
橋発泡体の柔軟性が低下し、低いと、得られるオレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するので、300〜
2000kg/cm2 が好ましい。
ーの曲げ弾性率は、高いと得られるオレフィン系樹脂架
橋発泡体の柔軟性が低下し、低いと、得られるオレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するので、300〜
2000kg/cm2 が好ましい。
【0052】上記ホモポリプロピレン又はプロピレンを
主成分とする他のモノマーとの共重合体も請求項1に記
載のオレフィン系樹脂架橋発泡体と同様のものが用いら
れるが、得られるオレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性
が向上することから、ホモポリプロピレンが好ましい。
主成分とする他のモノマーとの共重合体も請求項1に記
載のオレフィン系樹脂架橋発泡体と同様のものが用いら
れるが、得られるオレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性
が向上することから、ホモポリプロピレンが好ましい。
【0053】上記ホモポリプロピレン又はプロピレンを
主成分とする他のモノマーとの共重合体の示差走査熱量
分析によるピーク温度は、低いと、得られるオレフィン
系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するので、160℃以
上が好ましい。
主成分とする他のモノマーとの共重合体の示差走査熱量
分析によるピーク温度は、低いと、得られるオレフィン
系樹脂架橋発泡体の耐熱性が低下するので、160℃以
上が好ましい。
【0054】又、上記ホモポリプロピレン又はプロピレ
ンを主成分とする他のモノマーとの共重合体の曲げ弾性
率は、高くても低くても、得られるオレフィン系樹脂架
橋発泡体の耐熱性が低下するので、15000〜250
00kg/cm2 が好ましい。
ンを主成分とする他のモノマーとの共重合体の曲げ弾性
率は、高くても低くても、得られるオレフィン系樹脂架
橋発泡体の耐熱性が低下するので、15000〜250
00kg/cm2 が好ましい。
【0055】そして、上記示差走査熱量分析によるピー
ク温度が140℃以上で且つ曲げ弾性率が300〜20
00kg/cm2 であるオレフィン系熱可塑性エラスト
マーと、示差走査熱量分析によるピーク温度が160℃
以上で且つ曲げ弾性率が15000〜25000kg/
cm2 であるホモポリプロピレン又はプロピレンを主成
分とする他のモノマーとの共重合体とを混合してなる樹
脂組成物の曲げ弾性率は、高いと、圧縮強度が大きくな
り、柔軟性が低下し、又、低いと、結晶性が低くなり、
耐熱性が低下するので、2500〜6000kg/cm
2 が好ましい。
ク温度が140℃以上で且つ曲げ弾性率が300〜20
00kg/cm2 であるオレフィン系熱可塑性エラスト
マーと、示差走査熱量分析によるピーク温度が160℃
以上で且つ曲げ弾性率が15000〜25000kg/
cm2 であるホモポリプロピレン又はプロピレンを主成
分とする他のモノマーとの共重合体とを混合してなる樹
脂組成物の曲げ弾性率は、高いと、圧縮強度が大きくな
り、柔軟性が低下し、又、低いと、結晶性が低くなり、
耐熱性が低下するので、2500〜6000kg/cm
2 が好ましい。
【0056】上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の比重
は、低いと、120℃及び160℃における100%引
っ張り強度が低下するとともに耐熱性が低下し、又、高
いと、圧縮強度が低下するとともに柔軟性が低下するの
で、0.04〜0.2に限定される。
は、低いと、120℃及び160℃における100%引
っ張り強度が低下するとともに耐熱性が低下し、又、高
いと、圧縮強度が低下するとともに柔軟性が低下するの
で、0.04〜0.2に限定される。
【0057】
【作用】請求項1に記載の積層体は、示差走査熱量分析
による融解吸熱ピークが140〜175℃、示差走査熱
量分析による融解吸熱量が100〜200μV.s/m
g、ゲル分率が25〜75重量%及び比重が0.03〜
0.2であるオレフィン系樹脂架橋発泡体を基材として
用いている。
による融解吸熱ピークが140〜175℃、示差走査熱
量分析による融解吸熱量が100〜200μV.s/m
g、ゲル分率が25〜75重量%及び比重が0.03〜
0.2であるオレフィン系樹脂架橋発泡体を基材として
用いている。
【0058】このように、オレフィン系樹脂架橋発泡体
の示差走査熱量分析による融解吸熱量を所定範囲内に限
定することによって、常温における結晶量を減少させて
柔軟性を向上させており、更に、示差走査熱量分析によ
る融解吸熱ピークを所定範囲内に限定するとともにゲル
分率を所定範囲内とすることによって耐熱性を向上させ
ている。
の示差走査熱量分析による融解吸熱量を所定範囲内に限
定することによって、常温における結晶量を減少させて
柔軟性を向上させており、更に、示差走査熱量分析によ
る融解吸熱ピークを所定範囲内に限定するとともにゲル
分率を所定範囲内とすることによって耐熱性を向上させ
ている。
【0059】加えて、上記積層体では上記オレフィン系
樹脂架橋発泡体の一面に示差走査熱量分析による融解吸
熱ピークが140〜175℃で且つ示差走査熱量分析に
よる融解吸熱量が100〜200μV.s/mgである
オレフィン系樹脂からなる表面層を積層一体化してい
る。
樹脂架橋発泡体の一面に示差走査熱量分析による融解吸
熱ピークが140〜175℃で且つ示差走査熱量分析に
よる融解吸熱量が100〜200μV.s/mgである
オレフィン系樹脂からなる表面層を積層一体化してい
る。
【0060】このように、示差走査熱量分析による融解
吸熱ピーク及び融解吸熱量が所定範囲内にあるオレフィ
ン系樹脂からなる表皮層を積層一体化することによっ
て、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性を更に向
上させている。従って、上記積層体は優れた耐熱性及び
柔軟性を有するとともに、美麗で且つ複雑な形状を含め
た所望形状の成形品を得ることができる優れた成形性を
有する。
吸熱ピーク及び融解吸熱量が所定範囲内にあるオレフィ
ン系樹脂からなる表皮層を積層一体化することによっ
て、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の耐熱性を更に向
上させている。従って、上記積層体は優れた耐熱性及び
柔軟性を有するとともに、美麗で且つ複雑な形状を含め
た所望形状の成形品を得ることができる優れた成形性を
有する。
【0061】請求項2に記載のオレフィン系樹脂架橋発
泡体は、オレフィン系樹脂の示差走査熱量分析による融
解吸熱量を170〜300μV.s/mgに限定するこ
とによって常温における結晶量を少なくして柔軟性を向
上させているとともに、示差走査熱量分析による140
℃以上の融解吸熱量を150〜290μV.s/mgに
限定することによって高温でも耐えられる結晶成分を多
くしゲル分率を50〜75重量%に限定することによっ
て高温下での圧縮、伸びを向上させている。
泡体は、オレフィン系樹脂の示差走査熱量分析による融
解吸熱量を170〜300μV.s/mgに限定するこ
とによって常温における結晶量を少なくして柔軟性を向
上させているとともに、示差走査熱量分析による140
℃以上の融解吸熱量を150〜290μV.s/mgに
限定することによって高温でも耐えられる結晶成分を多
くしゲル分率を50〜75重量%に限定することによっ
て高温下での圧縮、伸びを向上させている。
【0062】請求項3に記載のオレフィン系樹脂架橋発
泡体は、常温における25%圧縮強度が0.5〜1.2
kg/cm2 、120℃における100%引っ張り強度
が1.6〜3.0kg/cm2 、160℃における10
0%引っ張り強度が0.4〜1.0kg/cm2 及び比
重が0.04〜0.2であり、耐熱性、柔軟性及び成形
性に優れている。
泡体は、常温における25%圧縮強度が0.5〜1.2
kg/cm2 、120℃における100%引っ張り強度
が1.6〜3.0kg/cm2 、160℃における10
0%引っ張り強度が0.4〜1.0kg/cm2 及び比
重が0.04〜0.2であり、耐熱性、柔軟性及び成形
性に優れている。
【0063】
【実施例】(実施例1)示差走査熱量分析による融解吸
熱ピークが143℃、示差走査熱量分析による融解吸熱
量が186μV.s/mg、MIが3.0g/10分で
あるリアクタータイプのオレフィン系熱可塑性エラスト
マー100重量部、アゾジカルボンアミド7重量部、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート1.0重量
部、1,10−デカンジオールジメタクリレート2.5
重量部、有効量の2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ールを、二軸押出機にてアゾジカルボンアミドの分解温
度未満の温度にて溶融混練した後、厚さ1.0mmの発
泡性樹脂シートを連続的に押出した。
熱ピークが143℃、示差走査熱量分析による融解吸熱
量が186μV.s/mg、MIが3.0g/10分で
あるリアクタータイプのオレフィン系熱可塑性エラスト
マー100重量部、アゾジカルボンアミド7重量部、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート1.0重量
部、1,10−デカンジオールジメタクリレート2.5
重量部、有効量の2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ールを、二軸押出機にてアゾジカルボンアミドの分解温
度未満の温度にて溶融混練した後、厚さ1.0mmの発
泡性樹脂シートを連続的に押出した。
【0064】得られた発泡性樹脂シートの一面に加速電
圧が800kVの電子線を1.2Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
圧が800kVの電子線を1.2Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
【0065】なお、得られたオレフィン系樹脂架橋発泡
シートの厚みは2mm、比重は0.07、ゲル分率は4
5重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークは1
42℃、示差走査熱量分析による融解吸熱量は165μ
V.s/mg、JIS K6767に準拠して測定した
常温における25%圧縮強度は0.5kg/cm2 であ
った。
シートの厚みは2mm、比重は0.07、ゲル分率は4
5重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークは1
42℃、示差走査熱量分析による融解吸熱量は165μ
V.s/mg、JIS K6767に準拠して測定した
常温における25%圧縮強度は0.5kg/cm2 であ
った。
【0066】上記オレフィン系樹脂架橋発泡シートの一
面に、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークが143
℃、示差走査熱量分析による融解吸熱量が186μV.
s/mg、MIが3.0g/10分であるリアクタータ
イプのオレフィン系熱可塑性エラストマーからなるオレ
フィン系樹脂シートを溶融、押出しラミネートすること
によって、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の一面に厚
さ0.3mmの表面層を積層一体化して積層体を得た。
面に、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークが143
℃、示差走査熱量分析による融解吸熱量が186μV.
s/mg、MIが3.0g/10分であるリアクタータ
イプのオレフィン系熱可塑性エラストマーからなるオレ
フィン系樹脂シートを溶融、押出しラミネートすること
によって、上記オレフィン系樹脂架橋発泡体の一面に厚
さ0.3mmの表面層を積層一体化して積層体を得た。
【0067】得られた積層体の20℃における伸び率及
び引っ張り強さ並びにスタンピング成形性を下記に示し
た方法で測定し、その結果を表1に示した。
び引っ張り強さ並びにスタンピング成形性を下記に示し
た方法で測定し、その結果を表1に示した。
【0068】(20℃における伸び率)JIS K67
67に準拠して測定した。
67に準拠して測定した。
【0069】(20℃における引っ張り強さ)JIS
K6767に準拠して測定した。
K6767に準拠して測定した。
【0070】(スタンピング成形性)積層体を150m
m×150mmの平面正方形状に成形した上で表面層を
上にした水平状態に載置する。しかる後、上記積層体の
表面層上に、MIが12g/10分で且つ温度が210
℃のプロピレン系樹脂を20g供給し、直ちに、20℃
に保持した油圧プレスを用いて圧力50kgf/cm2
で6秒間上方から下方に向かって押圧し、続いて、圧力
10kgf/cm2 で50秒間押圧するとともに油圧プ
レス内に通水することによって上記積層体を冷却した上
で油圧プレスを上方に変位させることによって上記積層
体への圧力を開放した。そして、上記オレフィン系樹脂
架橋発泡体の厚みをルーペにて測定した。
m×150mmの平面正方形状に成形した上で表面層を
上にした水平状態に載置する。しかる後、上記積層体の
表面層上に、MIが12g/10分で且つ温度が210
℃のプロピレン系樹脂を20g供給し、直ちに、20℃
に保持した油圧プレスを用いて圧力50kgf/cm2
で6秒間上方から下方に向かって押圧し、続いて、圧力
10kgf/cm2 で50秒間押圧するとともに油圧プ
レス内に通水することによって上記積層体を冷却した上
で油圧プレスを上方に変位させることによって上記積層
体への圧力を開放した。そして、上記オレフィン系樹脂
架橋発泡体の厚みをルーペにて測定した。
【0071】(比較例1)示差走査熱量分析による融解
吸熱ピークが143℃、示差走査熱量分析による融解吸
熱量が186μV.s/mg、MIが0.45g/10
分であるリアクタータイプのオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー100重量部、アゾジカルボンアミド4重量
部、トリメチロールプロパントリメタクリレート1.0
重量部、1,10−デカンジオールジメタクリレート
2.5重量部、有効量の2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾールを、二軸押出機にてアゾジカルボンアミドの
分解温度未満の温度にて溶融混練した後、厚さ1.7m
mの発泡性樹脂シートを連続的に押出した。
吸熱ピークが143℃、示差走査熱量分析による融解吸
熱量が186μV.s/mg、MIが0.45g/10
分であるリアクタータイプのオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー100重量部、アゾジカルボンアミド4重量
部、トリメチロールプロパントリメタクリレート1.0
重量部、1,10−デカンジオールジメタクリレート
2.5重量部、有効量の2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾールを、二軸押出機にてアゾジカルボンアミドの
分解温度未満の温度にて溶融混練した後、厚さ1.7m
mの発泡性樹脂シートを連続的に押出した。
【0072】得られた発泡性樹脂シートの一面に加速電
圧が800kVの電子線を2.0Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
圧が800kVの電子線を2.0Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
【0073】なお、得られたオレフィン系樹脂架橋発泡
シートの厚みは3mm、比重は0.1、ゲル分率は55
重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークは14
2℃、示差走査熱量分析による融解吸熱量は165μ
V.s/mg、JIS K6767に準拠して測定した
常温における25%圧縮強度は0.8kg/cm2 であ
った。
シートの厚みは3mm、比重は0.1、ゲル分率は55
重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークは14
2℃、示差走査熱量分析による融解吸熱量は165μ
V.s/mg、JIS K6767に準拠して測定した
常温における25%圧縮強度は0.8kg/cm2 であ
った。
【0074】得られたオレフィン系樹脂架橋発泡体の2
0℃における伸び率及び引っ張り強さ並びにスタンピン
グ成形性を実施例1と同様の方法で測定し、その結果を
表1に示した。
0℃における伸び率及び引っ張り強さ並びにスタンピン
グ成形性を実施例1と同様の方法で測定し、その結果を
表1に示した。
【0075】
【表1】
【0076】(実施例2)示差走査熱量分析による融解
吸熱量が186μV.s/mg、示差走査熱量分析によ
る140℃以上の融解吸熱量が76μV.s/mg、M
Iが3.0g/10分であるオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー80重量部、示差走査熱量分析による融解吸熱
量が746μV.s/mg、示差走査熱量分析による1
40℃以上の融解吸熱量が702μV.s/mg、MI
が15.0g/10分であるホモポリプロピレン20重
量部、アゾジカルボンアミド7重量部、トリメチロール
プロパントリメタクリレート1.0重量部、1,10−
デカンジオールジメタクリレート2.5重量部、有効量
の2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールを、二軸押
出機にてアゾジカルボンアミドの分解温度未満の温度に
て溶融混練した後、厚さ1.55mmの発泡性樹脂シー
トを連続的に押出した。
吸熱量が186μV.s/mg、示差走査熱量分析によ
る140℃以上の融解吸熱量が76μV.s/mg、M
Iが3.0g/10分であるオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー80重量部、示差走査熱量分析による融解吸熱
量が746μV.s/mg、示差走査熱量分析による1
40℃以上の融解吸熱量が702μV.s/mg、MI
が15.0g/10分であるホモポリプロピレン20重
量部、アゾジカルボンアミド7重量部、トリメチロール
プロパントリメタクリレート1.0重量部、1,10−
デカンジオールジメタクリレート2.5重量部、有効量
の2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールを、二軸押
出機にてアゾジカルボンアミドの分解温度未満の温度に
て溶融混練した後、厚さ1.55mmの発泡性樹脂シー
トを連続的に押出した。
【0077】得られた発泡性樹脂シートの一面に加速電
圧が800kVの電子線を2.0Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
圧が800kVの電子線を2.0Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
【0078】なお、得られたオレフィン系樹脂架橋発泡
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は5
5重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱量は260
μV.s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上
の融解吸熱量は180μV.s/mg、JIS K67
67に準拠して測定した常温における25%圧縮強度は
1.2kg/cm2 であった。
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は5
5重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱量は260
μV.s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上
の融解吸熱量は180μV.s/mg、JIS K67
67に準拠して測定した常温における25%圧縮強度は
1.2kg/cm2 であった。
【0079】得られたオレフィン系樹脂架橋発泡体の2
0℃における伸び率及び引っ張り強さを実施例1と同様
の方法で、並びに、120℃及び160℃における10
0%引っ張り強度を下記に示した方法で測定し、その結
果を表2に示した。
0℃における伸び率及び引っ張り強さを実施例1と同様
の方法で、並びに、120℃及び160℃における10
0%引っ張り強度を下記に示した方法で測定し、その結
果を表2に示した。
【0080】(120℃及び160℃における100%
引っ張り強度)恒温ボックスに5分間放置したこと、1
00%伸長した時の引っ張り強度を測定したこと以外
は、JIS K6767に準拠して測定した。
引っ張り強度)恒温ボックスに5分間放置したこと、1
00%伸長した時の引っ張り強度を測定したこと以外
は、JIS K6767に準拠して測定した。
【0081】(比較例2)オレフィン系熱可塑性エラス
トマー80重量部とホモポリプロピレン20重量部の代
わりに、示差走査熱量分析による融解吸熱量が186μ
V.s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上の
融解吸熱量が76μV.s/mg、MIが3.0g/1
0分であるオレフィン系熱可塑性エラストマー70重量
部、示差走査熱量分析による融解吸熱量が487μV.
s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上の融解
吸熱量が311μV.s/mg、MIが5.0g/10
分であるエチレン含有量が3.6重量%のエチレン−プ
ロピレンランダム共重合体30重量部を用いたこと以外
は実施例2と同様にしてオレフィン系樹脂架橋発泡体を
得た。
トマー80重量部とホモポリプロピレン20重量部の代
わりに、示差走査熱量分析による融解吸熱量が186μ
V.s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上の
融解吸熱量が76μV.s/mg、MIが3.0g/1
0分であるオレフィン系熱可塑性エラストマー70重量
部、示差走査熱量分析による融解吸熱量が487μV.
s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上の融解
吸熱量が311μV.s/mg、MIが5.0g/10
分であるエチレン含有量が3.6重量%のエチレン−プ
ロピレンランダム共重合体30重量部を用いたこと以外
は実施例2と同様にしてオレフィン系樹脂架橋発泡体を
得た。
【0082】得られたオレフィン系樹脂架橋発泡シート
の厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は60重量
%、示差走査熱量分析による融解吸熱量は267μV.
s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上の融解
吸熱量は110μV.s/mg、JIS K6767に
準拠して測定した常温における25%圧縮強度は1.2
kg/cm2 であった。
の厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は60重量
%、示差走査熱量分析による融解吸熱量は267μV.
s/mg、示差走査熱量分析による140℃以上の融解
吸熱量は110μV.s/mg、JIS K6767に
準拠して測定した常温における25%圧縮強度は1.2
kg/cm2 であった。
【0083】得られたオレフィン系樹脂架橋発泡体の2
0℃における伸び率及び引っ張り強さを実施例1と同様
の方法で、並びに、120℃及び160℃における10
0%引っ張り強度を実施例2と同様の方法で測定し、そ
の結果を表2に示した。
0℃における伸び率及び引っ張り強さを実施例1と同様
の方法で、並びに、120℃及び160℃における10
0%引っ張り強度を実施例2と同様の方法で測定し、そ
の結果を表2に示した。
【0084】
【表2】
【0085】(実施例3)示差走査熱量分析による融解
吸熱ピークが144℃、曲げ弾性率が900kg/cm
2 、MIが3.0g/10分、密度が0.88g/cm
3 であるオレフィン系熱可塑性エラストマー80重量
%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークが169
℃、曲げ弾性率が22100kg/cm2 、MIが12
g/10分であるホモポリプロピレン20重量%からな
る樹脂組成物100重量部、アゾジカルボンアミド7重
量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート1.
0重量部、1,10−デカンジオールジメタクリレート
2.5重量部、有効量の2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾールを、二軸押出機にてアゾジカルボンアミドの
分解温度未満の温度にて溶融混練した後、厚さ1.55
mmの発泡性樹脂シートを連続的に押出した。上記樹脂
組成物の曲げ弾性率は5100kg/cm2 であった。
吸熱ピークが144℃、曲げ弾性率が900kg/cm
2 、MIが3.0g/10分、密度が0.88g/cm
3 であるオレフィン系熱可塑性エラストマー80重量
%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピークが169
℃、曲げ弾性率が22100kg/cm2 、MIが12
g/10分であるホモポリプロピレン20重量%からな
る樹脂組成物100重量部、アゾジカルボンアミド7重
量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート1.
0重量部、1,10−デカンジオールジメタクリレート
2.5重量部、有効量の2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾールを、二軸押出機にてアゾジカルボンアミドの
分解温度未満の温度にて溶融混練した後、厚さ1.55
mmの発泡性樹脂シートを連続的に押出した。上記樹脂
組成物の曲げ弾性率は5100kg/cm2 であった。
【0086】得られた発泡性樹脂シートの一面に加速電
圧が800kVの電子線を2.0Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
圧が800kVの電子線を2.0Mrad照射して架橋
した後、熱風及び赤外線ヒーターによって260℃に保
持された縦型発泡炉に、発泡性樹脂シートを連続的に供
給し、発泡性樹脂シートを発泡させてオレフィン系樹脂
架橋発泡シートを得た。
【0087】なお、得られたオレフィン系樹脂架橋発泡
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は5
5重量%であった。
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は5
5重量%であった。
【0088】得られたオレフィン系樹脂架橋発泡体の常
温における25%圧縮強度をJISK6767に準拠
し、120℃及び160℃における100%引っ張り強
度を実施例2と同様の方法で、スタンピング成形性を実
施例1と同様の方法で測定し、その結果を表3に示し
た。
温における25%圧縮強度をJISK6767に準拠
し、120℃及び160℃における100%引っ張り強
度を実施例2と同様の方法で、スタンピング成形性を実
施例1と同様の方法で測定し、その結果を表3に示し
た。
【0089】(実施例4)樹脂組成物として、示差走査
熱量分析による融解吸熱ピークが165℃、曲げ弾性率
が1400kg/cm2 、MIが1.5g/10分、密
度が0.88g/cm3 であるオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー90重量%、示差走査熱量分析による融解吸
熱ピークが169℃、曲げ弾性率が22100kg/c
m2 、MIが12g/10分であるホモポリプロピレン
10重量%からなる樹脂組成物を用いたこと以外は実施
例3と同様にしてオレフィン系樹脂架橋発泡体を得た。
なお、上記樹脂組成物の曲げ弾性率は3500kg/c
m2 であった。
熱量分析による融解吸熱ピークが165℃、曲げ弾性率
が1400kg/cm2 、MIが1.5g/10分、密
度が0.88g/cm3 であるオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー90重量%、示差走査熱量分析による融解吸
熱ピークが169℃、曲げ弾性率が22100kg/c
m2 、MIが12g/10分であるホモポリプロピレン
10重量%からなる樹脂組成物を用いたこと以外は実施
例3と同様にしてオレフィン系樹脂架橋発泡体を得た。
なお、上記樹脂組成物の曲げ弾性率は3500kg/c
m2 であった。
【0090】なお、得られたオレフィン系樹脂架橋発泡
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は5
8重量%であった。
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は5
8重量%であった。
【0091】得られたオレフィン系樹脂架橋発泡体の常
温における25%圧縮強度をJISK6767に準拠
し、120℃及び160℃における100%引っ張り強
度を実施例2と同様の方法で、スタンピング成形性を実
施例1と同様の方法で測定し、その結果を表3に示し
た。
温における25%圧縮強度をJISK6767に準拠
し、120℃及び160℃における100%引っ張り強
度を実施例2と同様の方法で、スタンピング成形性を実
施例1と同様の方法で測定し、その結果を表3に示し
た。
【0092】(比較例3)樹脂組成物として、示差走査
熱量分析による融解吸熱ピークが144℃、曲げ弾性率
が900kg/cm2 、MIが3g/10分、密度が
0.88g/cm3であるオレフィン系熱可塑性エラス
トマー70重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピ
ークが150℃、曲げ弾性率が10000kg/c
m2 、MIが0.5g/10分,密度が0.9g/cm
3 であるエチレン−プロピレンランダム共重合体30重
量%からなる樹脂組成物を用いたこと以外は実施例3と
同様にしてオレフィン系樹脂架橋発泡体を得た。なお、
上記樹脂組成物の曲げ弾性率は3700kg/cm2 で
あった。
熱量分析による融解吸熱ピークが144℃、曲げ弾性率
が900kg/cm2 、MIが3g/10分、密度が
0.88g/cm3であるオレフィン系熱可塑性エラス
トマー70重量%、示差走査熱量分析による融解吸熱ピ
ークが150℃、曲げ弾性率が10000kg/c
m2 、MIが0.5g/10分,密度が0.9g/cm
3 であるエチレン−プロピレンランダム共重合体30重
量%からなる樹脂組成物を用いたこと以外は実施例3と
同様にしてオレフィン系樹脂架橋発泡体を得た。なお、
上記樹脂組成物の曲げ弾性率は3700kg/cm2 で
あった。
【0093】なお、得られたオレフィン系樹脂架橋発泡
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は6
0重量%であった。
シートの厚みは3mm、比重は0.07、ゲル分率は6
0重量%であった。
【0094】得られたオレフィン系樹脂架橋発泡体の常
温における25%圧縮強度をJISK6767に準拠
し、120℃及び160℃における100%引っ張り強
度を実施例2と同様の方法で、スタンピング成形性を実
施例1と同様の方法で測定し、その結果を表3に示し
た。
温における25%圧縮強度をJISK6767に準拠
し、120℃及び160℃における100%引っ張り強
度を実施例2と同様の方法で、スタンピング成形性を実
施例1と同様の方法で測定し、その結果を表3に示し
た。
【0095】
【表3】
【0096】
【発明の効果】本発明の積層体及びオレフィン系樹脂架
橋発泡体は、上記の如き構成を有するので、耐熱性、機
械的強度及び柔軟性に優れているとともに、複雑な形状
に成形可能であり、自動車の内装材等の複雑な形状を有
する美麗な成形品を所望形状で得ることができるととも
に、得られた成形品も熱安定性に優れている。
橋発泡体は、上記の如き構成を有するので、耐熱性、機
械的強度及び柔軟性に優れているとともに、複雑な形状
に成形可能であり、自動車の内装材等の複雑な形状を有
する美麗な成形品を所望形状で得ることができるととも
に、得られた成形品も熱安定性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F074 AA16 AB02 AB03 BA13 BB25 CA22 CC06X CC22X CE02 CE46 CE86 DA02 DA04 DA08 DA35 4F100 AK03A AK03B AL09 BA02 CA01 DJ01A EH232 EJ021 EJ05A EJ421 GB33 JA20A JA20B JJ02 JK01 JK17 YY00A YY00B
Claims (3)
- 【請求項1】 示差走査熱量分析による融解吸熱ピーク
が140〜175℃、示差走査熱量分析による融解吸熱
量が100〜200μV.s/mg、ゲル分率が25〜
75重量%及び比重が0.03〜0.2であるオレフィ
ン系樹脂架橋発泡体の一面に、示差走査熱量分析による
融解吸熱ピークが140〜175℃で且つ示差走査熱量
分析による融解吸熱量が100〜200μV.s/mg
であるオレフィン系樹脂からなる表面層を積層一体化し
てなることを特徴とする積層体。 - 【請求項2】 示差走査熱量分析による融解吸熱量が1
70〜300μV.s/mg、示差走査熱量分析による
140℃以上の融解吸熱量が150〜290μV.s/
mg、ゲル分率が50〜75重量%及び比重が0.04
〜0.2であることを特徴とするオレフィン系樹脂架橋
発泡体。 - 【請求項3】 常温における25%圧縮強度が0.5〜
1.2kg/cm2、120℃における100%引っ張
り強度が1.6〜3.0kg/cm2 、160℃におけ
る100%引っ張り強度が0.4〜1.0kg/cm2
及び比重が0.04〜0.2であることを特徴とするオ
レフィン系樹脂架橋発泡体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16847999A JP2000355085A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16847999A JP2000355085A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000355085A true JP2000355085A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15868869
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16847999A Withdrawn JP2000355085A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 積層体及びオレフィン系樹脂架橋発泡体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000355085A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004078832A1 (ja) * | 2001-09-14 | 2004-09-16 | Sekisui Chemical Co.,Ltd. | ポリオレフィン系樹脂架橋発泡シート及び成形品 |
CN104347447A (zh) * | 2014-09-15 | 2015-02-11 | 阿特斯(中国)投资有限公司 | 一种eva交联率的测试方法 |
WO2018162135A1 (de) * | 2017-03-10 | 2018-09-13 | Benecke-Kaliko Ag | Rückstellfähige polyolefin-schaumlaminate |
JP2020032599A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | 積水化学工業株式会社 | 発泡複合シート |
JP2020084148A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 株式会社ジェイエスピー | 発泡粒子成形体及び発泡粒子成形体の製造方法 |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP16847999A patent/JP2000355085A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
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