JP2914270B2 - 分割できる連結包装容器 - Google Patents
分割できる連結包装容器Info
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Description
管中においては2個の単位箱を連結して1個の包装容器
として使用し、問屋や販売店等においては連結した包装
容器を必要に応じて個々の単位箱に小分けすることがで
きるようにした分割のできる連結包装容器に関する。
実開昭56−88625号に開示されているような容器
が知られている。このものは複数の単位箱を並設しこれ
らを外装板を用いて固定することにより一体化した包装
容器を形成したもので、分割して使用するときは、外装
板に設けた分割手段、例えば、カットテープやジッパ等
を破断することにより個々の単位箱に分割できるように
するというものである。
を小売店の店内で販売する際に、商品を一つ一つ包装容
器から取出して展示棚に陳列する手間を省くために、包
装容器内に商品を収納したまま、その収納容器を背丈の
低いトレイ箱に形態を変化させて(以下これを本明細書
では「トレイ化」という。)展示販売を可能とすること
が求められている。即ち、包装容器の側板の上部と蓋を
取り外し、底板及び底板四周の側板下部のみからなるト
レイ箱に変化させることができる包装容器の需要が高く
なってきている。
いては、単位箱を連結した状態ではトレイ化することが
できないという問題点があった。
されている状態であっても、また、分割小分けされた状
態であっても容易にトレイ化することが可能な包装容器
を提供することを目的とする。
めに、本発明は、両側に内フラップを付設した一対の側
板を矩形底板2の相対する長辺に連設し、また外フラッ
プを前記矩形底板2の相対する短辺に連設し、その外フ
ラップを前記一対の側板間に折り曲げてなる前記内フラ
ップ上に接着して形成された、上部が開口した同一同形
の2個の単位箱 1,1を前記側板で相接するように集合
状態に並設し、その箱集合体の上面及び妻面を包み込む
ように蓋板31と一対の側板部32を連設してこれらを
ほぼコ字形に折り曲げた連結パネル30で覆い、かつそ
のパネルの下部に設けた連結片52が前記2個の単位箱
の外フラップ上に接着されていると共に、各単位箱の側
面接合線に対応する位置に連結片52にも達するように
切取ジッパ34を設けて各単位箱1を個々に分離できる
ようにした連結包装箱において、各単位箱の相接する2
枚の側板のそれぞれには、波形状もしくは連続山形状を
したミシン目状切取線を形成し、他方の側の一対の側板
と内フラップのそれぞれに対しては、箱下部を上下方向
に切断しうるカットテープを設けたことを特徴とする。
ぞれに、箱下部を上下方向に切断しうるカットテープを
設ける一方、波形状もしくは連続山形状のミシン目状切
取線を前記カットテープと交差する位置に形成すること
ができるものである。
的に説明する。図1において、符号1は単位箱の展開状
態を示したブランクであり、ブランク中央に設けた矩形
状底板と、前記底板の相対する長辺に連設した一対の側
板と、前記底板の相対する短辺に連設した外フラップ
と、前記一対の側板の両端に付設した内フラップとから
なる。符号2が底板を示す。側板は後記のようにカット
テープを挟んで、下部側板4、6と、上部側板3、5と
に区画されている。上部側板3、5には、罫線を介して
上部フラップ11、12が連設されている。また下部側
板4、6の両側には罫線を介して2枚の下部内フラップ
8、10が、上部側板3、5の両側には罫線を介して2
枚の上部内フラップ7、9がそれぞれ付設されている。
内フラップ7と下部内フラップ8との間には、箱を上下
に分離してトレイ化する手段である一連のカットテープ
16 が設けられている。このカットテープ16の両端部
には指掛け片14が夫々形成されている。また同様に、
上部側板5と下部側板6との間、及び上部内フラップ9
と下部内フラップ10間にもトレイ化する手段である一
連のカットテープ17をが設けられており、かつカット
テープ17の両端部には指掛け片15を設けている。
は、箱を上下に分離してトレイ化する手段である波形状
もしくは連続山形状をしたミシン目状切取線18を刻設
する。このミシン目状切取線18は、波形の頂部に設け
た5箇所のツナギ部分である接合部22と、波形の傾斜
部に設けた4箇所のツナギ部分である接合部23を有す
る。
ン目状切取線18の形成位置とは、図1に示されるよう
に互いに部分的に重なり合う位置に設けられているとと
もに、その切取線の両端部19,19は、側板の両端に
おいてカットテープ17と交差するように設けたL字型
切線21の端部20に連続している。
を包み込むように連結する1枚の連結パネルであり、図
2において上下一対の蓋板31と、各蓋板31の両端に
罫線36を介して夫々連設した一対の側板部32と、側
板部32の延長上に設けた一対の連結片52とからな
る。
上に接着されると共に、各単位箱の側面接合線に対応す
る位置に連結片52にも達するように一対の蓋板31と
一対の側板部32の中央には第1の単位箱分離手段であ
る切取ジッパ34を形成する。尚、切取ジッパ34の中
央には指掛け用の切欠33を設ける。
間に形成されている。この分離部40は中央分離部43
と、端部分離部41と、その間に設ける矩形の穴42か
ら成 り、端部分離部41にはジッパ線35を刻設する。
中央分離部43は、切取ジッパ34と中央連結部51の
中間に位置して第2の単位箱分離手段として機能する。
板2の両長辺を谷折し、上部側板3、5及び下部側板
4、6を立ち上げる。次に上部側板3、5及び下部側板
4、6の両側の罫線に沿って、上部内フラップ7、9と
下部内フラップ8、10を内側に折込む。さらに、底板
2の両短辺を谷折し、外フラップ13を下部内フラップ
8、10の外側に折込み、当該下部内フラップ8、10
に接着する。最後に、商品を単位箱内に収納した後、上
部フラップ11、12を内側に折込み、単位箱を完成す
る。
明する。2個の単位箱A、Bに商品を収納した後、図3
に示すように夫々の上部側板5及び下部側板6が互いに
接触するように集合状態に並置する。次に、連結パネル
30をコ字形に折り曲げ、箱集合体の上面及び妻面を包
み込むように蓋板31と一対の側板部32で覆い、かつ
そのパネルの下部に設けた連結片52を前記外フラップ
13上に接着する。また上部フラップ11、12及び上
部内フラップ7、9を夫々蓋板31と側板部32の各々
の裏面に点状に接着する。こうして、単位箱A、Bを連
結パネル30により一体に結合して本発明の分割できる
連結包装容器を完成する(図4参照)。尚、当該完成状
態において、側板部32下方の穴42から指掛け片1
4、15が露出する。
先ず単位箱A,Bを蓋付きの状態(封緘状態)のまま分
割小分けする場合には、蓋板31の切欠33を摘んで、
図4に示す矢印aの方向に切取ジッパ34を夫々破断す
ると共に中央分離部43及び中央連結部51を除去す
る。分割小分け後は、各単位箱の相接していた2枚の上
部側板5及び下部側板6がそれぞれ露出するのである
(図5参照 )。
する場合は、先ず指掛け片14、15を起点に、図5に
示す矢印b、cの方向に側板を夫々カットテープ16、
17に沿って破断する。カットテープ17と切線21及
び切線20は連通しているので、さらに、カットテープ
17の破断跡に指を掛け、上方に引き抜くように力を加
えると、切線20の端部に生じた亀裂が切線20の上部
に位置する切線19に連通する。次に、側板部32の下
端に指を掛け、図5に示す矢印dの方向に側板部32を
引き剥がす。側板部32が引き剥がされて行くと同時に
ジッパ線35も破断される。さらに、蓋板31及び他の
側板部32を順に引き剥がすことにより開封が完了する
(図7参照)。尚、この側板部32は上部内フラップ
7、9と、また、蓋板31は上部フラップ11、12と
点状接着されているため、比較的小さな力で引き剥がす
ことができる。
を切断するが、その際、上部側板5を上方に引き抜くよ
うに加えられた力は、ミシン目18の波形の頂部に設け
た5箇所の接合部22において、当該各接合部の延在方
向に対し略垂直に加わり、これを破断する。一方、波形
の傾斜部に設けた4箇所の接合部23においては、当該
力が各接合部の延在方向に対し引裂く方向に加わりこれ
を破断する。以上の操作によって、単位箱は開封されか
つ背丈の低いトレイ箱に形態を変化する(図6参照)。
尚、当該トレイは、底板2、底板2の四周の各2枚の下
部側板8、10、2枚の外フラップ13及び当該外フラ
ップの外側に接着された連結片52により構成されてい
る。
レイ化する場合は以下の操作による。最初に、単位箱
A、Bの各指掛け片15を摘んで、図4に示す矢印cの
方向に夫々カットテープ17で内フラップ9を破断する
と、当該カットテープ17による破断と同時に中央分離
部43が分離される。次に、単位箱A、Bの他方の指掛
け片14を摘んで、図4に示す矢印bまたはcの方向に
夫々カットテープ16に沿って内フラップ7と側板4と
を破断するのである。
隣り合った側板5,5に対し上方に引き抜くように力を
加えると切線20及び切線21が連通し、かつ波形状ミ
シン目18のツナギ部分(接合部22,23)を容易に
破断することができる。上記操作により、単位箱A、B
は、連結パネル30の中央連結部51及び連結片52に
よって2個連結した状態のままでトレイ箱として使用す
ることができる(図8参照)。
個の単位箱を集合状態に連結して輸送あるいは保管する
ことができ、問屋や販売店等においては連結した包装容
器を必要に応じて個々の単位箱に小分けすることができ
るのみならず、小分けした状態或いは連結した状態のい
ずれの状態であっても、その容器を背丈の低いトレイ箱
に形態を変化させて商品の展示陳列効果を高めることが
できる点で従来型に見られない実用上の効果を発揮する
ものである。
る。
である。
示した斜視図である。
示す斜視図である。
1を引き剥がした状態を示す斜視図である。
イ化した状態を示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 両側に内フラップを付設した一対の側板
を矩形底板(2)の相対する長辺に連設し、また外フラ
ップを前記矩形底板(2)の相対する短辺に連設し、そ
の外フラップを前記一対の側板間に折り曲げてなる前記
内フラップ上に接着して形成された、上部が開口した同
一同形の2個の単位箱(1)(1)を前記側板で相接す
るように集合状態に並設し、その箱集合体の上面及び妻
面を包み込むように蓋板(31)と一対の側板部(3
2)を連設してこれらをほぼコ字形に折り曲げた連結パ
ネル(30)で覆い、かつそのパネルの下部に設けた連
結片(52)が前記2個の単位箱の外フラップ上に接着
されていると共に、各単位箱の側面接合線に対応する位
置に連結片(52)にも達するように切取ジッパ(3
4)を設けて各単位箱(1)を個々に分離できるように
した連結包装箱において、 各単位箱の相接する2枚の側板のそれぞれには、波形状
もしくは連続山形状をしたミシン目状切取線を形成し、
他方の側の一対の側板と内フラップのそれぞれに対して
は、箱下部を上下方向に切断しうるカットテープを設け
たことを特徴とする分割のできる連結包装箱。 - 【請求項2】 各単位箱の相接する2枚の側板のそれぞ
れに、箱下部を上下方向に切断しうるカットテープを設
ける一方、波形状もしくは連続山形状のミシン目状切取
線を前記カットテープと交差する位置に形成した請求項
1に記載の分割のできる連結包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8023419A JP2914270B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 分割できる連結包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8023419A JP2914270B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 分割できる連結包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193924A JPH09193924A (ja) | 1997-07-29 |
JP2914270B2 true JP2914270B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12109991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8023419A Expired - Fee Related JP2914270B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 分割できる連結包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914270B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4646616B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2011-03-09 | 味の素株式会社 | 包装用箱 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58180116U (ja) * | 1982-05-24 | 1983-12-01 | 凸版段ボ−ル株式会社 | 包装用紙箱 |
JP2533051Y2 (ja) * | 1991-10-11 | 1997-04-16 | レンゴー株式会社 | 包装箱 |
JPH07205970A (ja) * | 1993-12-31 | 1995-08-08 | Shiseido Co Ltd | 段ボール箱のサイドジッパー部機構 |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP8023419A patent/JP2914270B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09193924A (ja) | 1997-07-29 |
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