JP2003128052A - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JP2003128052A
JP2003128052A JP2001325411A JP2001325411A JP2003128052A JP 2003128052 A JP2003128052 A JP 2003128052A JP 2001325411 A JP2001325411 A JP 2001325411A JP 2001325411 A JP2001325411 A JP 2001325411A JP 2003128052 A JP2003128052 A JP 2003128052A
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packaging box
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JP2001325411A
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Takayuki Yagi
隆之 八木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の個々に包装した商品を集合して収納包
装する包装箱において、蓋部を開披分離した状態で収納
した商品を取り出すことなくそのまま陳列展示すること
ができ、また、分離した蓋部の処理を容易に行うことが
できる包装箱を提供する。 【解決手段】 商品を収納する本体部2′と、この本体
部2′を折り込みにより覆う蓋部3′とをその前面部4
と5において連続して形成し、本体部2′の後面部11
と、蓋部3′の上面部14の後端部間を接着テープTに
より止着するように成し、前面部4と5の連続部に切目
線20を形成し、本体部2′の後面部11に止着部を囲
繞して切目線21を形成する。収納した商品Aの陳列展
示時には、切目線20と21を切断することにより本体
部2′に対して蓋部3′を分離して取除き、本体部2′
内の商品Aを表出させる。また、分離した蓋部3′は自
然に扁平状に展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の個々に包装
した商品を集合して収納包装する包装箱に関し、店頭展
示用または陳列用として使用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から収納した個々の商品を搬送用の
包装箱から取出さずに、そのまま展示できるように構成
した商品集合包装箱は種々提案され、用いられている。
【0003】この商品集合包装箱としては、包装箱の胴
部全周に亘って開封用の平行な二条の切目線、いわゆる
ミシン目を刻設しておき、この切目線間を切取り、箱の
上半部を切離して、その下半部はそのままトレー部とし
て使用し、収納された内部の商品をそのまま展示するよ
うにしたものがある。
【0004】この商品集合包装箱の場合、二条の切目線
間を切取る際、途中で切断しにくくするために二条の切
目線間の内面側にナイロンテープ等を貼着していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成される従来の商品集合包装箱においては、包装箱の胴
部の全周に亘って二条の切目線を刻設するので、包装箱
の圧縮強度が劣化し、積重ね荷重により潰れ易くなり、
収納商品に損傷を与えるおそれがある。
【0006】また、切目線間の内面側に途中での切断を
防止する補強用のナイロンテープ等を貼着するので、部
品コスト及び組立費がかさみ包装箱全体としてコスト高
になり、また、集合包装箱は、原紙材としての段ボール
とナイロンテープ等の補強テープの復合材により形成さ
れることになるため環境面からも望ましくない。
【0007】そして、この集合包装箱は、分割されたト
レー部となる下半部の切断全周縁は切目線であるミシン
目により不規則な凹凸状になり、展示の際、美観が損わ
れる問題がある。
【0008】さらに、分割された上半部は、箱状で存在
するため展示作業場所においてかさ張り、作業の支障に
なり、また、処理する際、板状に分解しなければならず
手数を要する等の問題がある。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、包装商品を集合包装する包装箱をトレー部となる本
体部とこの本体部を覆う蓋部を一体に形成し、本体部と
蓋部の切り離しを簡単に行えると共に切り離した状態に
おいてトレー部となる本体部を美観を損なうことなく展
示でき、また、蓋部は簡単に板状に戻すことができて処
理の手数を省くことができるようにした包装箱を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による包装箱は、複数の個々に包装した商品を
集合して収納包装する包装箱であって、商品を収納する
本体部と、この本体部を折り込みにより覆う蓋部とを対
向する一対の部面においてのみ接続して成り、本体部と
蓋部との接続部に切取り部を形成して構成したものであ
る。
【0011】上記構成において、本体部と蓋部の接続部
面は前後部面であって、本体部と蓋部は前面側において
連続し、後面側において接合して成り、前面側の連続部
に切目線を形成すると共に後面側の接合部に、この接合
部を囲繞する切目線を形成した構成とすることができる
ものである。
【0012】また、本発明は、上記構成において、本体
部と蓋部の非接続部面は少なくとも端面部が互いに重ね
合される構成とすることができるものである。
【0013】また、上記構成において、本体部と蓋部の
互いの非接続部面は、蓋部側の非接続部面が本体部側の
非接続部面の外側に重ね合されるように構成できるもの
である。
【0014】このように構成する本発明の包装箱は、複
数の個々に包装した商品を集合して収納した本体部とこ
れを折り込みにより覆う蓋部とは対向する一方の部面に
おいてのみ接続されてこの接続部に切取り部を形成した
ことにより本体部に対して蓋部を簡単に切り離すことが
できて、このふ多結晶部の切離により商品を露出させ
て、本体部を商品トレー部としてそのまま陳列展示する
ことができ、また、分離後の蓋部は扁平状に展開されて
かさばらず、処理を容易に行うことができる。
【0015】また、本体部と蓋部は前後部面においての
み接続し、この前後面部の接続部に切目線を形成して分
離するようにすることにより、この切離しは収納商品の
配列方向に行われて商品ががたつくことはなく切離しを
安定して確実に行うことができる。
【0016】また、本体部と蓋部の非接続部面は少なく
とも端面部を互いに重ね合わすことにより、この非接続
部面方向の強度が増大し、商品を安定に保持でき、ま
た、蓋部側の非接続部面が本体部側の非接続部面の外側
に重ね合わすことにより、商品展示トレーにおいてトレ
ー部となる本体部は、搬送等において、汚損、変形が防
止されて、トレーとしての機能、体裁が損なわれること
がない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図14を参照して説明する。この実施の形態の包装箱
は、複数の個々に包装した商品を集合して収納包装する
もので展示用トレー部となる本体部と蓋部を一体構造と
したものである。
【0018】図1〜図9は本発明の実施の形態の一例を
示すもので、図1は、一例の包装箱を展開して示す包装
箱の展開紙板の平面図である。この図1において、符号
1は包装箱の展開紙板の全体を示し、この展開紙板1
は、段ボール原紙を裁断して形成したものであるが、単
層の原紙により形成してもよい。
【0019】この一例の展開紙1は、本体部形成面部2
と蓋部形成面部3とから成り、両形成面部2と3は包装
箱の前面部において連続して形成され、本体部形成面部
2の前面部4は蓋部形成面部3の前面部5より小の高さ
寸法に設定してある。
【0020】本体部形成面部2は、前面部4の両側端側
に折曲げ線4a,4bを介して両側面部6,7が連設さ
れており、下端側に折曲げ線4cを介して折返し面部8
が連設されている。両側面部6,7は、前縁部6a,7
aが前面部4の両側上端から後方へ傾斜して形成され、
包装箱の高さと同寸法の高さに形成されている。
【0021】この両側面部6,7の下端側に折曲げ線6
b,7bを介して下面部の半面部9,10が連設されて
おり、一方の側面部6の側端側には折曲げ線6cを介し
て後面部11が連接設され、他方の側面部7の側端側に
は折曲げ線7cを介して接合片部12が連設されてい
る。また、後面部11の下端側には折曲げ線11aを介
して折返し面部13が連設されている。
【0022】このように形成される本体部形成面部2に
連続して形成される蓋部形成面部3は、前面部5の上端
側に折曲線5aを介して上面部14が連設されて、両側
端側に折曲線5b,5cを介してフラップ15,16が
連設されている。上面部14の両側端側に折曲げ線14
a,14bを介して両側面部17,18が連設されてい
る。また、両側面部17,18の後部側は傾斜縁部17
a,18aとして形成されている。
【0023】そして本体部形成面部2の前面部4と蓋部
形成面部3の前面部5との連続部に切目線20を形成
し、この切目線20の中央部に前面部5側に指掛部20
aを切目線により形成してある。また、後面部11の上
端部の中央部には凹状の切目線21を形成し、この切目
線21の中央部に指掛部21aを切目線により形成して
ある。
【0024】次に、以上のように形成される展開紙板1
により複数の個々に包装した商品を収納するための包装
箱を組立てる動作を図2〜図7を参照して説明する。こ
の包装箱の組立ては展開紙板1を各折曲げ線から図1に
おいて、いわゆる山折り状に折曲げることにより組立て
るものである。
【0025】先ず、図2に示すように、本体部形成面部
2において、前面部4に対して両側面部6,7を、この
両側面部6,7に対して後面部11、接合片部12をそ
れぞれ各折曲げ線4a,4b,6c,7cから山折りに
直角に折曲げて接合片部12を後面部11の側端部内面
側に接着剤又は止具により接合固定し、平面視四辺形の
枠状に形成する。
【0026】このように本体部形成面部2を枠状に形成
した状態で蓋部形成面部3において、本体部側の前面部
4と連続する前面部5に対して両側端側に連設されたフ
ラップ15,16を折曲線5b,5cから内側へ折曲げ
ると共に上端側に連設された上面部14を折曲げ線5a
から外側へ折曲げる。この状態で上面部14に対して両
側端側に連設された両側面部17,18を折曲線14
a,14bから内面側(図2において上方)へほぼ直角
に折曲げると共に後端側に連設されているフラップ19
を折曲げ線14cから内面側へほぼ直角に折曲げること
により、枠状の蓋部3′が形成される。
【0027】次に、前面部4と後面部11の下端側に連
設されている折返し面部8と13を折曲げ線4cと11
aから内側へ折返し、この状態で両側面部6と7の下端
側に連設されている下面部の半面部9と10を折曲げ線
6bと7bから内方へ直角に折曲げて半面部9と10を
互いに突き合せ、その突合せ部間を図3に示すように接
着テープTにより前面部4と後面部11にかけて貼着す
ることにより止着する。これにより箱状の本体部2′が
形成される。
【0028】このように、本体部2′と蓋部3′を連続
して形成した状態で図4に示すように、箱状の本体部
2′に個々に包装した商品、すなわち個装商品Aを集合
して収納する。この後、蓋部3′の上面部14を前面部
5に対して折曲げ線5aから垂直方向へ折返して両側面
部17,18の前面縁部を本体部2′の両側面部6,7
の内側に対応させる。
【0029】この状態で蓋部3′の上面部14を本体部
2′側へ押圧し、図5に示すように、折曲げ線5aから
内方へ折返して両側面部17,18を本体部2′内に、
両側面部6,7の内面に沿して差し込むと共にフラップ
19も後面部11の上端部内面側に差し込むことによ
り、両側面部6,7及ぶフラップ19が外側に開くこと
なく、本体部2の開口部は蓋部3′により閉蓋される。
そして、図6に示すように本体部2′の後面部11の上
端部、すなわち、凹状の切目線21の内側部分と蓋部
3′の上面部14の後端部とにかけて接着テープTを貼
着して止着することにより蓋部3′は本体部2′に対し
て固定されて図7に示す個装商品Aを集合収納した包装
箱1′が完成される。
【0030】以上のように形成される包装箱1′を開披
して、本体部2′と蓋部3′とを分離し、収納した個装
商品Aを展示するには、図8に示すように、前面側、す
なわち本体部2′の前面部4と蓋3′の前面部5との連
続部に形成した切目線20の中央部の指掛部20aと、
本体部2′の後面部11に形成した切目線21の中央部
の指掛部21aをそれぞれ押し開き、この開口した指掛
部20a,21aに指を掛けて蓋部3′を持ち上げるよ
うにそれぞれの切目線20,21を引き裂くと蓋部3′
は本体部2′に対して分離する。この際、本体部2′の
後面部11の一部分、すなわち、切目線21の内側部分
は接着テープTにより蓋部3′側に接着したまま分離さ
れる。
【0031】この蓋部3′の分離により、本体部2′は
前面側から上面側にかけて開放、すなわち、前面部4の
上端側から両側面部6,7の傾斜前縁部6a,7aを介
して後面部11の上端側にかけて大きく開放され個装商
品Aは、本体部2′に収納されたままの状態で表出し、
本体部2′が展示トレー部となってこのまま陳列展示す
ることができる。一方、本体部2′から分離し、不要と
なった蓋部3′は接着部分はなく、従って分離後、図9
に示すように自然に展開し、扁平板状になってかさばる
ことなく処理することができる。
【0032】以上のようにこの実施の形態の一例の包装
箱1′は開披することにより、本体部2′が収納した個
装商品Aの展示トレー部となり、商品の陳列展示を直ち
に行うことができる。そして、展示トレー部となる本体
部2′は、蓋部3′と切目部は前面部4と後面部11の
一部に残るだけで全周縁に対して少なく、美観が損なわ
れることなく、展示トレー部としての機能と体裁を十分
備えたものとなる。
【0033】一方、本体部2′から分離した蓋部3′
は、分離することにより手を加えることなく自然に展開
されて扁平板状になるため、からばらず、展示作業の支
障になることなく、また、リサイクル等の処分を容易に
行える。
【0034】また、この一例の包装箱1′は個装商品A
の集合収納状態では両側面部が二重構造となるので、強
度が増大し、個装商品Aを確実に保護できて輸送等の搬
送を安全に行うことができる。
【0035】また、この一例の包装箱1′において、蓋
部3′の両側面部17,18を本体部2′の両側面部
6,7の外側面に重ね合することにより、本体部2′の
両側面部6,7は輸送等の搬送において、汚損、損傷等
が防止されて、本体部2′を展示トレー部として使用す
る際の美観をさらに確実に保持できることになる。な
お、この場合は蓋部3′の両側面部17,18は本体部
2′側に接着テープ等により止着する。
【0036】図10〜図12は、本発明の実施の形態の
他例の包装箱を示すもので、この他例は、前述した一例
の包装箱において蓋部を二分割構造としたものである。
なお、本体部2′は一例の包装箱1′と同様に構成され
るので同一符号を付して説明は省略する。
【0037】すなわち、この他例の包装箱は、本体部
2′に対して蓋部3″を前半蓋部31″と後半蓋部
2 ″の二分割構造としたもので前半蓋部31 ″は、本
体部2′の前面部4に連続する前面部5に折曲げ線5a
を介して前半上面部141 を連設してこの前半上面部1
1 の両側端側に折曲げ線14a1 ,14b1 を介して
前半両側面部171 ,181 を連設すると共に後端側に
折曲げ線14c1 を介して前半フラップ191 を連設し
て形成されている。
【0038】一方、後半蓋部32 ″の後半上面部142
は本体部2′の後面部11に上端側に折曲線11bを介
して連設し、この後半上面部142 の両側端側に折曲線
14a2 ,14b2 を介してフラップ状の後半両側面部
172 ,182 を連設すると共に前端側に折曲げ線14
2 を介して後半フラップ192 を連設してある。
【0039】このように形成されるこの他例の蓋部3″
は、前述のように組立てられた本体部2′の前面部4に
連続する前面部5に対して折曲線5aから前半上面部1
1を内側へ直角に折曲げ、この前半上面部141 に対
して前面両側面部171 ,181 を折曲げ線14a1
14b1 から内方へ直角に折曲げると共に前半フラップ
191 を折曲げ線14c1 から内方へ直角に折曲げて前
半蓋部31 ″を組立てる。一方、本体部2′の後面部1
1に連続される後半上面部142 に対して後半両側面部
172 ,182 を折曲げ線14a2 ,14b2 から内方
へ直角に折曲げると共に前端側の後半フラップ192
折曲げ線14c2 から内方へ直角に折曲げて後半蓋部3
2 ″を組立てる。
【0040】この状態で本体部2′に前述のように個装
商品Aを集合収納した後、前半蓋部31 ″を本体部2′
の前半開口部に、前半両側面部171 ,181 を本体部
2′側の両側面部6,7の内側に沿って差込んで嵌合し
閉蓋する。一方、後半蓋部3 2 ″を本体部2′の後半開
口部に、後半上面部142 を本体部2′の後面部11に
対して折曲げ線11bから内方へ水平方向に折曲げて、
後半両側面部172 ,182 を本体部2′側の両側面部
6,7の内側に沿って差込んで嵌合し閉蓋する。この状
態で前後半蓋部31 ″と32 ″のフラップ191 と19
2 は前後方向に当接される。
【0041】このように本体部2′の開口部を前半蓋部
1 ″と32 ″により閉蓋した状態で前後半蓋部31
と32 ″の接合部に接着テープTを貼着して止着するこ
とにより、前後半蓋部31 ′,32 ′は一体化して蓋部
3″となり、本体部2′に対して固定されて図11に示
す個装商品を集合収納した包装箱1″が完成する。
【0042】以上のように構成されるこの他例の包装箱
1″も前述した一例の包装箱1′と同様に開披できて、
反対部2′はそのまま収納した個装商品のトレー部とし
て使用されるものである。そして、この他例の包装箱
1″は、蓋部3″を前半蓋部3 1 ″と後半蓋部32 ″に
分割してそれぞれ本体部2′の前面部4と後面部11に
連続した構成としたことにより、包装箱の組立てにおい
て、本体部2′に個装商品Aを集合して収納する際は前
後半蓋部31 ″と32 ″を前後に開放した状態で行うの
で蓋部3″は本体部2′に対して前後にバランス良く安
定して開放され、個装商品Aの収納を円滑にかつ容易に
行えることになる。なお、この他例の包装箱1″におい
ても蓋部3″の両側面部17,18は本体部2′の両側
面部6,7の外側に対応する構造とすることができるも
のである。
【0043】また、包装箱の変形例としては、前述した
一例と逆の構成、すなわち、蓋部を本体部の後面部に連
続して形成する構成とすることもできる。
【0044】これは、図13及び図14に示すように蓋
部41の上面部42を本体部32の後面部36に折曲げ
線36aを介して連続して形成し、この上面部42と折
曲げ線43aを介して連続する前面部43の下端縁部を
本体部32の前面部33の内側に差込むか、両前面部3
3,43の端縁を突き合せて接合する構成とし、本体部
32に個装商品Aを集合収納した後、蓋部41を閉蓋し
て前面部43の下部を本体部32の前面部33に接合さ
せてこの接合部に接着テープTを貼着して止着すること
により蓋部41は本体部32に固定されて包装箱31が
構成される。
【0045】この包装箱31においても本体部32の後
面部36に蓋部33の上面部42との連続部に対応して
切目線21を形成して指掛部21aを形成し、この切目
線21から引き裂き状に分離できるようにしてあり、ま
た前面部33と43とは止着する接着テープTを切断す
ることにより分離する。これにより、蓋部41は本体部
32に対して開披分離できて、この開披後は扁平板状に
戻り、本体部32は商品トレー部としてそのまま使用で
きる。なお、この変形例の包装箱31においても蓋部4
1の両側面部44,45は、本体部32の両側面部3
4,35の外側に対応する構造とすることができるもの
である。図13において符号37は本体部32の底面部
である。
【0046】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態の各例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ものである。
【0047】例えば、本体部の両側面部の形状は任意に
変更できるもので、前述した実施の形態の各例において
は、前縁部を傾斜縁として形成しているが、これを垂直
縁と形成してもよく、また、この両側面部を前面部と同
じ高さに形成してもよく、また、後面部も前面部と同じ
高さに形成する場合は、蓋部には上面部の後端部に連続
して後面部を形成し、この後面部の下端部を本体部の後
面部に突き合すか、又は重ね合せて接着テープにより止
着することになる。
【0048】また、各例の包装箱は、平面視形状が前後
方向に長い長方形状に形成したが、正方形状等の形状に
形成することができるものである。
【0049】そして、本発明の包装箱は、紙板材に限る
ことなく、樹脂板材等の折曲げ可能な板材により形成で
きるものである。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明に係る包装箱は、複
数の個々に包装した商品を集合して収納する本体部とこ
れを折り込みにより覆う蓋部とは対向する一対の部面に
おいてのみ接続し、この接続部に切取り部を形成して構
成したことにより、この一対の部面の切取り部を切り開
くことにより、蓋部を簡単に分離できて、この蓋部の分
離により商品を露出させて本体部をトレー部としてその
まま陳列開示でき、また、トレー部となる本体部は対向
する一対の面部の縁部のみに凹凸状の切り口が表われる
だけで美観をほとんど損なうことがなく、商品の陳列展
示を普通のトレーと同様に行うことができる。
【0051】また、分離後の蓋部は扁平板状に展開され
てかさばらず、処理を容易に行うことができる。
【0052】また、本体部と蓋部は、前後部面において
のみ接続し、この前後面部の接続部に切目線を形成して
切離すようにすることにより、この切離しは、収納商品
の配列方向に行われて商品ががたつくことなく、切離し
を安定して確実に行うことができる。
【0053】また、本体部と蓋部の非接続部面は少なく
とも端面部を互いに重ね合すことにより、この非接続部
面方向の強度が増大し、商品を安全に保持でき、また、
蓋部側の非接続部面が本体部側の非接続部面の外側に重
ね合すことにより、商品展示においてトレー部となる本
体部は搬送等において汚損、変形が防止されてトレーと
しての機能、体裁が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一例の包装箱を組立てる展開紙板
の内面側平面図である。
【図2】図1に示す紙板により一例の包装箱を組立てる
過程を示す斜視図である。
【図3】図2に示す過程の次段の下面部に接着テープを
貼着する過程を示す一部分の斜視図である。
【図4】組立てられる一例の包装箱の本体部に商品を収
納する過程を示す斜視図である。
【図5】図4に示す過程の次段の蓋部を閉蓋する過程を
示す後面側斜視図である。
【図6】図5に示す過程の次段の閉蓋した蓋部を接着テ
ープにより止着する過程を示す一部分の斜視図である。
【図7】一例の包装箱の完成した状態の斜視図である。
【図8】図7に示す包装箱において本体部に対して蓋部
を分離開披した状態の斜視図である。
【図9】図8に示す包装箱の状態において分離後の蓋部
の斜視図である。
【図10】他例の包装箱の組立て過程を示す斜視図であ
る。
【図11】他例の包装箱の完成した状態の斜視図であ
る。
【図12】図11に示す包装箱の一部の後面側斜視図で
ある。
【図13】変形例の包装箱の組立ての過程を示す斜視図
である。
【図14】変形例の包装箱の完成した状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥展開紙板、1′‥‥包装箱、2‥‥本体部形成面
部、2′‥‥本体部、3‥‥蓋部形成面部、3′‥‥蓋
部、4‥‥前面部、5‥‥前面部、6,7‥‥側面部、
11‥‥後面部、14‥‥上面部、17,18‥‥側面
部、20‥‥切目線、20a‥‥指掛部、21‥‥切目
線、21a‥‥指掛部、A‥‥商品、T‥‥接着テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の個々に包装した商品を集合して収
    納包装する包装箱であって、 上記商品を収納する本体部と、この本体部を折り込みに
    より覆う蓋部とを対向する一対の部面においてのみ接続
    して成り、 上記本体部と上記蓋部との接続部に切取り部を形成した
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の包装箱において、 上記本体部と上記蓋部の接続部面は前後部面であって、
    上記本体部と上記蓋部は前面側において連続し、後面側
    において接合しており、上記前面側の連続部に切目線を
    形成すると共に後面側の接続部に、この接続部を囲繞す
    る切目線を形成したことを特徴とする包装箱。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の包装箱において、 上記本体部と上記蓋部の非接続部面は少なくとも端面部
    が互いに重ね合されるようにしたことを特徴とする包装
    箱。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の包装箱において、 上記本体部と上記蓋部の互いの非接触部面は、上記蓋部
    側の非接続面部が上記本体部側の非接続部面の外側に重
    ね合されるようにしたことを特徴とする包装箱。
JP2001325411A 2001-10-23 2001-10-23 包装箱 Pending JP2003128052A (ja)

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