JPH0848324A - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JPH0848324A
JPH0848324A JP6203043A JP20304394A JPH0848324A JP H0848324 A JPH0848324 A JP H0848324A JP 6203043 A JP6203043 A JP 6203043A JP 20304394 A JP20304394 A JP 20304394A JP H0848324 A JPH0848324 A JP H0848324A
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Shintaro Tamaya
真太郎 玉谷
Yoshinobu Sakauchi
栄伸 坂内
Haruo Kohitsu
晴雄 小櫃
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装箱において、高さ方向圧縮強度を向上
し、陳列用開口が切欠形成されている側板の破損や胴膨
れを防止し、塵埃の侵入を防止し、開封性も向上するこ
と。 【構成】 箱本体20に蓋体40を被着してなる包装箱
10において、蓋体40はその蓋板41の全周に蓋フラ
ップ42、43が連設して立設され、蓋体40の箱本体
20への被覆状態で、箱本体20の陳列用開口33が設
けられている側板22に対応する蓋フラップ42は該側
板25の全面を覆い、他の蓋フラップ43は他の側板2
4の一部のみを覆うように構成され、また蓋フラップ4
2の側縁には補強舌片44が連設され、蓋フラップ42
と補強舌片44とは箱本体20の高さ方向全長に延びて
設けられるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗剤や食品等が充填さ
れたボトルやスタンディングパウチ等を梱包する包装箱
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、包装箱として、実開平2-90222 公
報に記載の如くのものがある。この従来の包装箱1は、
図9に示す如く、箱本体2と蓋体3とから構成される。
箱本体2は、底板4の全周に側板5が連設して立設さ
れ、上部が開口して形成される。また、蓋体3は、蓋板
6の全周に蓋フラップ7が連設され、この蓋フラップ7
が箱本体2に接着されて蓋板6が上記開口を覆うように
形成される。そして、箱本体2は、底板4のコーナ部で
側板5が交差する箇所に、箱本体2の高さ方向全長に延
びる補強柱8を備えるとともに、一部の側板5に陳列用
開口9を備えることとしている。
【0003】上記包装箱1において、蓋体3を箱本体2
に被着する際には、蓋フラップ7を側板5に接着する。
そして、包装箱1の開封時には、蓋フラップ7と側板5
の接着を剥し、かつ蓋板6に設けてあるミシン目6Aを
切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には、下記
〜の問題点がある。 包装箱1の保管段階等で包装箱1を多段積みすると
き、包装箱1が座屈することのないように、包装箱1の
高さ方向圧縮強度を向上する必要がある。
【0005】包装箱1の輸送段階等で包装箱1が落下
衝撃を受ける場合にも、箱本体の陳列用開口が切欠形成
されている側板の破損を防止する必要がある。
【0006】包装箱1の蓋体3を取外した陳列段階等
で、箱本体の陳列用開口が切欠形成されている側板が内
容物の圧力により胴膨れを生じたり破損することを防止
する必要がある。
【0007】包装箱1の蓋体3を取外す開封時に、蓋
板6のミシン目6Aを切断し、蓋板6及び蓋フラップ7
を箱本体2回りから剥取る必要があって煩雑であり、開
封性を向上する必要がある。尚、箱本体2に対する蓋体
3の被着構造がこの開封性を向上し得るものである場合
にも、包装箱1の保管段階等では箱本体2と蓋体3との
隙間から包装箱1内に塵埃が侵入することのないように
蓋体3を被着するものでなければならない。
【0008】本発明は、包装箱において、高さ方向圧縮
強度を向上し、陳列用開口が切欠形成されている側板の
破損や胴膨れを防止し、塵埃の侵入を防止し、開封性も
向上することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、底板の全周に側板が連設して立設され、上部が開口
して形成された箱本体と、蓋板の外縁に蓋フラップが連
設され、この蓋板が上記箱本体の開口を覆う蓋体とを有
し、上記箱本体には、底板のコーナ部で側板が交差する
箇所に該箱本体の高さ方向全長に延びる補強柱が形成さ
れた包装箱において、上記箱本体はその一部の側板に陳
列用開口が設けられ、この陳列用開口を備えた側板の開
口側縁部を凹状とし、該箱本体の陳列用開口が設けられ
ていない側板にはその開口側の端縁に内折りフラップが
連設され、該箱本体への上記蓋体の被覆状態で、該内折
りフラップが該蓋体の蓋板に密着可能とされ、上記蓋体
はその蓋板の全周に蓋フラップが連設して立設され、該
蓋体の上記箱本体への被覆状態で、該箱本体の陳列用開
口が設けられている側板に対応する蓋フラップは該側板
の全面を覆い、他の蓋フラップは他の側板の一部のみを
覆うように構成され、また該箱本体の陳列用開口が設け
られている側板に対応する蓋フラップの側縁には他の側
板を覆う補強舌片が連設され、上記蓋体に設けられる上
記蓋フラップのうちで、上記箱本体の陳列用開口が設け
られている側板に対応する蓋フラップと、上記補強舌片
とは、該箱本体の高さ方向全長に延びて設けられるよう
にしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記箱本体の陳列用開口を備
えた側板が、多重構造に構成されたものである。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記蓋体の箱本体への
被着状態で、該蓋体の補強舌片が該箱本体の側板に接着
されてなるものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、〜の作
用がある。 (a) 箱本体に補強柱が高さ方向全長に渡り形成される
こと、(b) 箱本体の陳列用開口が設けられている側板に
対応する蓋フラップと、この蓋フラップに(L型をなし
て)交差するように連設された補強舌片とが、箱本体の
高さ方向全長に渡り形成されることにより、包装箱の高
さ方向圧縮強度を向上できる。従って、包装箱の保管段
階等で包装箱を多段積みする場合にも、包装箱の座骨を
生じない。
【0013】蓋体の蓋フラップと補強舌片とが蓋板回
りで立上がって箱状をなし、蓋体の構造強度を大として
いる。この蓋体が箱本体に被着されると、箱本体の側板
は箱状蓋体によって周囲を囲まれ、落下衝撃からそれら
の側板の破損を防止する。従って、包装箱が輸送段階等
で落下衝撃を受けても、箱本体の陳列用開口が切欠形成
されている側板の破損を防止できる。
【0014】陳列用開口を構成した側板の開口側縁部
を凹状としたので、包装箱内容物からこの側板に荷重が
作用したとき、荷重作用点と、上記側板が補強柱に接着
される接着箇所の剥離開始点との距離が大きくなる。こ
の結果、剥離開始点に作用する荷重が小さくなり、この
側板の胴膨れや破損を防止できる。
【0015】蓋体が前述の如くに箱状をなしているか
ら、包装箱の開封時には、この箱状の蓋体を箱本体回り
から抜き取る如くに取外し容易であり、開封性が良い。
【0016】尚、箱本体の側板に内折りフラップが連設
され、蓋体を箱本体に被着した状態で、上記内折りフラ
ップがその弾性反発力により蓋板に密着されるので、箱
本体と蓋体との隙間を上記内折りフラップが閉塞する。
このため、包装箱の内部への塵埃の侵入を好適に防止で
きる。
【0017】請求項2に記載の本発明によれば、の作
用がある。 陳列用開口を備えた側板が多重構造に構造されて強度
が向上したので、包装箱の内容物からこの側板に荷重が
作用しても、側板の胴膨れ現象を防止できるとともに、
剥離も防止できる。
【0018】請求項3に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 蓋体の補強舌片は、箱本体の陳列用開口が設けられて
いる側板に対応する蓋フラップの側傍で箱本体に接着さ
れるため、この蓋フラップが開く方向に横ずれすること
なく、該蓋フラップに内容物の圧力が作用しても、該蓋
フラップが箱本体回りから外れて開くことを防止する。
従って、包装箱が輸送段階等で落下衝撃を受けても、箱
本体の陳列用開口が切欠形成されている側板の破損を防
止できる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す分解斜視
図、図2は第1実施例の包装箱を示す斜視図、図3は箱
本体の展開図、図4は蓋体の展開図、図5は包装箱の第
2実施例を示す分解斜視図、図6は第2実施例の包装箱
を示す斜視図、図7は蓋体の展開図、図8は包装箱の第
3実施例を示す斜視図、図9は従来例を示す斜視図であ
る。
【0020】(第1実施例)(図1〜図4) 図1、図2に示すように、包装箱10は、箱本体20の
上面開口を蓋体40が覆い、この蓋体40が箱本体20
に糊等の接着剤により固着されて構成される。これらの
箱本体20及び蓋体40は、図3、図4に示すダンボー
ルシート等の厚板素材を用いて形成される。
【0021】図3に示す展開状態の箱本体20は、矩形
状の底板23の四辺(全周)にそれぞれ一対の側板24
及び25が、それぞれ対向して連設して構成される。側
板24は、箱本体21の高さ寸法Lに、側板25は、箱
本体の高さ寸法Lより短い寸法M1 にそれぞれ設定され
る。更に、この側板25のそれぞれには、一対のスリッ
ト25Aが離間して設けられ、これらのスリット25A
間に罫線25Bが形成される。側板25は、スリット2
5A及び罫線25Bに囲まれたサブ部分25Cと、他の
部分としてのメイン部分25Dとに区分される。
【0022】更に、上記側板24には、その両側縁に袖
片26、補強片27及び接合片28が順次連設される。
また、側板24には、その端縁(開口端縁)に内折りフ
ラップ29が連設される。尚、符号30は手掛け穴であ
る。
【0023】さて、図1に示すように、箱本体20を組
み立てるには、まず図3の袖片26を内側に折り曲げ、
引き続き補強片27及び接合片28を順次折り曲げ、接
合片28を側板24に接着して三角柱形状の補強柱31
を形成する。次に、内折りフラップ29を内側に折り曲
げた後、側板24及び25を内側に直角に折り曲げて立
設させる。側板25の両側を補強柱31の袖片26に、
糊等の接着剤Aを用いて接着して、上部開口の箱本体2
0を組み立てる。
【0024】箱本体20の組立状態で、4本の補強柱3
1は、底板23の四隅部で、側板24及び25が交差す
る位置に、箱本体20の高さ方向全長(寸法Lの高さ)
に設定される。また、箱本体20の組立状態で、内折り
フラップ29は、側板24の開口端部に内側に折り曲げ
られて構成される。更に、側板24の寸法Lより小さい
寸法M1 の側板25は、サブ部分25Cを内折りしてメ
イン部分25Dの裏側に接着し、側板25の一部が二重
構造に構成されるとともに、この側板25の上縁部に凹
部32が形成される。こうして、側板25のメイン部分
25Dが補強柱31の袖片26に接着されて、側板25
の上方に、この側板25及び補強柱31に囲まれて陳列
用開口33が形成される。
【0025】また、箱本体20の接合片28には、組立
状態で手掛け穴30に対応する位置に切欠34が形成さ
れて、組立時に接合片28が、側板24において手掛け
穴30近傍に接着可能とされる。このようにして組み立
てられた箱本体20内に、洗剤や食品が充填されたスタ
ンディングパウチが収納される。
【0026】蓋体40は、図4に示すように、蓋板41
の対向する両側縁に蓋フラップ42が連設され、蓋板4
1の他の対向する両側縁に補助蓋フラップ43が連設さ
れ、蓋フラップ42の両側縁に補強舌片44が連設され
たものである。補強舌片44は、蓋板41の長手方向寸
法をNとしたとき、補強舌片44の幅WがW≦N/2に形
成される。従って、蓋体40の組立状態で、対向する2
枚の補強舌片44が突き合わせ状態で内折りされる。
【0027】即ち、蓋体40にあっては、蓋板41の四
辺(全周)に蓋フラップ42、43が連接して立設さ
れ、蓋体40の箱本体20への被着状態で、箱本体20
の陳列用開口33が設けられている側板25に対応する
蓋フラップ42は該側板25の全面を覆い、他の補助蓋
フラップ43は他の側板24の一部のみを覆う。そし
て、箱本体20の陳列用開口33が設けられている側板
25の側縁に連接された補強舌片44は、他の側板24
を覆う(この補強舌片44は側板24に接着されるもの
であっても良い)。更に、上述の蓋フラップ42と補強
舌片44とは、箱本体20の高さ方向全長(寸法Lの高
さ)に延びて設けられる。
【0028】更に、この補強舌片44には、図1、図
2、図4に示すように切欠部45が形成される。この切
欠部45は、蓋板41から離反する方向で寸法Yの位置
に形成されて、包装箱10の組立状態で、箱本体20の
手掛け穴30に対応する。また、上記補助蓋フラップ4
3の寸法Xは、上記寸法Yと略同一に設定されて、蓋体
40の組立状態で、突き合わせ状態の対向する 2枚の補
強舌片44の外面に接着剤Kを用いて接着される。この
とき、補助蓋フラップ43が補強舌片44の切欠部45
を覆い隠すことがなく接着される。
【0029】このように、補強舌片44を内折りし、そ
の外面に補助蓋フラップ43を内折りして接着剤Kにて
接着することにより、被せ蓋構造の蓋体40が構成され
る。この組立状態の蓋体40を、スタンディングパウチ
が収納された箱本体20に被せ、蓋板41によって箱本
体20の開口を覆い、蓋体40の両補強舌片43の外面
下部と箱本体20の底板23外面とを接着テープ46
(図2)にて接着する。この包装箱10の組立状態で
は、箱本体21の内折りフラップ29は、内折れされた
状態で蓋体40の蓋板41に当接し、蓋板41を持ち上
げる弾性反発力Fを生じて蓋板41に密着する。包装箱
10の開封は、この接着テープ46をカッタ等で切断し
た後、蓋体40を箱本体20回りから抜き取ることによ
り容易に実施される。
【0030】以下、本実施例の作用について説明する。 (a) 箱本体20に補強柱31が高さ方向全長に渡り形
成されること、(b) 箱本体20の陳列用開口33が設け
られている側板25に対応する蓋フラップ42と、この
蓋フラップ42に(L型をなして)交差するように連設
された補強舌片44とが、箱本体20の高さ方向全長に
渡り形成されることにより、包装箱10の高さ方向圧縮
強度を向上できる。従って、包装箱10の保管段階等で
包装箱10を多段積みする場合にも、包装箱10の座骨
を生じない。
【0031】蓋体40の蓋フラップ42、43と補強
舌片44とが蓋板41回りで立上がって箱状をなし、蓋
体40の構造強度を大としている。この蓋体40が箱本
体20に被着されると、箱本体20の側板24、25は
箱状蓋体40によって周囲を囲まれ、落下衝撃からそれ
らの側板の破損を防止する。従って、包装箱10が輸送
段階等で落下衝撃を受けても、箱本体20の陳列用開口
33が切欠形成されている側板25の破損を防止でき
る。
【0032】陳列用開口33を構成した側板25の開
口側縁部を凹状としたので、包装箱内容物からこの側板
25に荷重が作用したとき、荷重作用点と、上記側板2
5が補強柱31に接着される接着箇所の剥離開始点との
距離が大きくなる。この結果、剥離開始点に作用する荷
重が小さくなり、この側板25の胴膨れや破損を防止で
きる。
【0033】蓋体40が前述の如くに箱状をなしてい
るから、包装箱10の開封時には、この箱状の蓋体40
を箱本体20回りから抜き取る如くに取外し容易であ
り、開封性が良い。
【0034】尚、箱本体20の側板24に内折りフラッ
プ29が連設され、蓋体40を箱本体20に被着した状
態で、上記内折りフラップ29がその弾性反発力により
蓋板41に密着されるので、箱本体20と蓋体40との
隙間を上記内折りフラップ29が閉塞する。このため、
包装箱10の内部への塵埃の侵入を好適に防止できる。
【0035】陳列用開口33を備えた側板25が2重
構造に構造されて強度が向上したので、包装箱10の内
容物からこの側板25に荷重が作用しても、側板25の
胴膨れ現象を防止できるとともに、剥離も防止できる。
【0036】(第2実施例)(図5〜図7) 包装箱50は前述の包装箱10と同様に、箱本体20と
蓋体60とからなる。箱本体20は、包装箱10におけ
るものと全く同じである。蓋体60が包装箱10の蓋体
40と実質的に異なる点は、箱本体20の陳列用開口3
3が設けられている側板25の側縁に連接さえる補強舌
片61を狭幅状としたことにある。蓋体60の組立状態
で、対向する2枚の補強舌片61は(箱本体20の手掛
け穴30を挟むように)互いに離隔して相対する状態に
内折りされ、この2枚の補強舌片61の外面に補助蓋フ
ラップ43が接着剤にて接着される。
【0037】また、包装箱50は、箱本体20にスタン
ディングパウチを収納し、この箱本体20に蓋体60を
被した後、補強舌片61の下部接着片62を接着剤によ
り箱本体20に接着して組立てられる。
【0038】このとき、包装箱50は、蓋体61におけ
る接着片62の直上にミシン目からなる引裂線63を備
えている。包装箱50の開封に際し、接着片62の一端
把持部62A(図7)を把持してこの接着片62を横向
に引き剥すと引裂線63が引き裂かれて、蓋体60が箱
本体20回りから抜き取り可能となる。
【0039】第2実施例によれば、第1実施例における
作用〜に加え、下記の作用がある。 蓋体60の補強舌片61は、箱本体20の陳列用開口
33が設けられている側板25に対応する蓋フラップ4
2の側傍で箱本体20に接着されるため、この蓋フラッ
プ42が開く方向に横ずれすることなく、該蓋フラップ
42に内容物の圧力が作用しても、該蓋フラップ42が
箱本体20回りから外れて開くことを防止する。従っ
て、包装箱50が輸送段階等で落下衝撃を受けても、箱
本体20の陳列用開口33が切欠形成されている側板2
5の破損を防止できる。
【0040】(第3実施例)(図8) 包装箱70が上述の包装箱50と異なる点は、蓋体60
において補強舌片61に設けた接着片62の開封引き離
し構造のみにある。即ち、包装箱70では、補強舌片6
1における接着片62の、側板25との境界角部に斜め
下向きの切込からなる引裂線71を備えた。包装箱70
の開口に際し、接着片62の下端を把持してこの接着片
62を上向きに引き剥すと引裂線71が引き裂かれて、
蓋体60が箱本体20回りから抜き取り可能となる。
【0041】第3実施例においても、第2実施例におけ
る作用〜と同一の作用がある。以上、本発明の実施
例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこ
の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれ
る。例えば、上記第1〜第3実施例においては、補強柱
31が袖片26、補強片27及び接合片28からなる三
角柱であるものを述べたが、図1の2点鎖線に示すよう
に、補強片27を袖片26に接着し、接合片28を側板
24に接着して断面L字形状の補強柱80としても良
い。このL字柱の補強柱80を側板24の両側に設けて
も良く、また側板24の片側にL字柱の補強柱80を設
け、他の片側に三角柱の補強柱31を設けても良い。ま
た、上記第1〜3実施例では、側板25がメイン部分2
5D及びサブ部分25Cにより二重構造に構成されたも
のを述べたが、三重以上の多重構造に構成されたもので
も良い。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、包装箱に
おいて、高さ方向圧縮強度を向上し、陳列用開口が切欠
形成されている側板の破損や胴膨れを防止し、塵埃の侵
入を防止し、開封性も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図2は第1実施例の包装箱を示す斜視図であ
る。
【図3】図3は箱本体の展開図である。
【図4】図4は蓋体の展開図である。
【図5】図5は包装箱の第2実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図6】図6は第2実施例の包装箱を示す斜視図であ
る。
【図7】図7は蓋体の展開図である。
【図8】図8は包装箱の第3実施例を示す斜視図であ
る。
【図9】図9は従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、50、70 包装箱 20 箱本体 23 底板 24、25 側板 29 内折りフラップ 31 補強柱 32 凹部 33 陳列用開口 40、60 蓋体 41 蓋板 42、43 蓋フラップ 44、61 補強舌片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の全周に側板が連設して立設され、
    上部が開口して形成された箱本体と、 蓋板の外縁に蓋フラップが連設され、この蓋板が上記箱
    本体の開口を覆う蓋体とを有し、 上記箱本体には、底板のコーナ部で側板が交差する箇所
    に該箱本体の高さ方向全長に延びる補強柱が形成された
    包装箱において、 上記箱本体はその一部の側板に陳列用開口が設けられ、
    この陳列用開口を備えた側板の開口側縁部を凹状とし、
    該箱本体の陳列用開口が設けられていない側板にはその
    開口側の端縁に内折りフラップが連設され、該箱本体へ
    の上記蓋体の被覆状態で、該内折りフラップが該蓋体の
    蓋板に密着可能とされ、 上記蓋体はその蓋板の全周に蓋フラップが連設して立設
    され、該蓋体の上記箱本体への被覆状態で、該箱本体の
    陳列用開口が設けられている側板に対応する蓋フラップ
    は該側板の全面を覆い、他の蓋フラップは他の側板の一
    部のみを覆うように構成され、また該箱本体の陳列用開
    口が設けられている側板に対応する蓋フラップの側縁に
    は他の側板を覆う補強舌片が連設され、 上記蓋体に設けられる上記蓋フラップのうちで、上記箱
    本体の陳列用開口が設けられている側板に対応する蓋フ
    ラップと、上記補強舌片とは、該箱本体の高さ方向全長
    に延びて設けられることを特徴とする包装箱。
  2. 【請求項2】 前記箱本体の陳列用開口を備えた側板
    が、多重構造に構成された請求項1記載の包装箱。
  3. 【請求項3】 前記蓋体の箱本体への被着状態で、該蓋
    体の補強舌片が該箱本体の側板に接着されてなる請求項
    1又は2記載の包装箱。
JP6203043A 1994-08-05 1994-08-05 包装箱 Expired - Lifetime JP2973827B2 (ja)

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