JPH0441064Y2 - - Google Patents

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JPH0441064Y2
JPH0441064Y2 JP7986887U JP7986887U JPH0441064Y2 JP H0441064 Y2 JPH0441064 Y2 JP H0441064Y2 JP 7986887 U JP7986887 U JP 7986887U JP 7986887 U JP7986887 U JP 7986887U JP H0441064 Y2 JPH0441064 Y2 JP H0441064Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この本考案は、積圧に対する耐圧強度が高く、
また輸送保管効率に優れ、しかも荷役時に引掛り
を生じたり、或いは内容物が胴貼り部で損傷を受
けることがないようにしたラツプラウンド型段ボ
ール箱に関する。 [従来の技術] 一般に段ボール製の外装容器は、例えば第9図
に符号fで示すように、容器本体を構成するパネ
ルの端縁に容器本体接続用のボデイフラツプ(胴
フラツプ)部を連設した展開形態になつている。
このボデイフラツプfは容器を組立てる際に、本
体を構成する4枚のパネルを四角筒状につなぐ部
材となるものであつて、この接続部材を第8a〜
8b図に示すとおり容器の外面もしくは内面に接
着したり、或いはステツチ止めして容器本体が組
立てられている。 このように、ボデイフラツプfは段ボール製容
器を組立てるうえで不可欠の部材であるが、この
ボデイフラツプfを容器の外面または内面に固着
した場合、それにより容器の外側または内側に出
つぱりが生ずる。 [考案が解決しようとする問題点] 前記の出つぱりは、その高さ(厚さ)で約3〜
8mmで、その絶体値はそれ程大きなものではな
い。しかしながら、この出つぱりは容器の輸送保
管時に、次のようなトラブルの原因となつてい
る。すなわち、第8a図に示すようにボデイフラ
ツプfによるジヨイント部を容器の外側面に設け
た場合は、かかる容器を集積して貯蔵、保管また
は輸送したときにボデイフラツプの厚さ分tだけ
外法寸法wが大きくなるため、それが累積した場
合、積載効率を低下させる欠点がある。 またハンドリングに際しては、ボデイフラツプ
による出つぱりに引掛り易いため、作業性を悪化
させるという問題がある。そればかりでなく、前
記の出つぱりは容器の美粧性にも悪影響を与えて
いたのである。 他方、ボデイフラツプfによるジヨイント部を
容器の内側面に設けた第8b図の事例では、内法
寸法にロスが出るだけでなく、内容品が傷つきや
すい物品であると、出つぱりにより生ずる段差部
のエツジによつて内容品が損傷を受けやすい。ま
た第8c図に示すように前記ジヨイント部を天面
側にもつてきた場合には、ボデイフラツプの厚さ
t分が容器の左右の高さ寸法を異ならせ、容器を
積み重ねたときに傾きを生じさせて、荷崩れの原
因となつていた。 ところで瓶、缶などをまとめて収納する外装容
器は圧縮強度が特に要求されるが、段ボール容器
の対面圧縮強度は、基本的には容器の4側面を構
成する4枚の直立したパネルの強さにより決定さ
れる。しかし、第9図に示すようなボデイフラツ
プfを有するラツプラウンド容器の耐圧強さを考
察すると、実際には垂直方向の積圧荷重によりボ
デイフラツプfをつけたパネル面Pが内側に押し
曲げられ、ついには第9図に示すように断面厚さ
の変わる境界面X−Xで素材強度よりはるかに低
いレベルで破壊してしまう現象が生じていた。そ
れは容器に積圧荷重が加わるとボデイフラツプを
つけたパネル面Pに曲げモーメントがかかり、内
側のパネルが横方向に撓み易くなるためであると
考えられる。 一方、第8c図に示した容器にあつては、容器
の左右の高さが異なる結果累積圧荷重がかかる
と、その荷重は容器の4側面のパネルにバランス
よくかからず、左右2点に集中してかかり、中ほ
どが浮いてしまう弊があつた。そのため、容器内
に収納した物品は、前記の片寄つた荷重のため
に、左右の物品が特にダメージを受けやすいとい
う問題があつたのである。 ここにおいて、本考案は前記のような問題点を
すべて解決し得るように意図したものである。 [問題点を解決するための手段] すなわち、前記のような各種トラブルの原因が
ボデイフラツプの出つぱりによるものであること
に鑑み、鋭意研究の結果、ボデイフラツプをすべ
てなくして、このボデイフラツプの代りに天板と
側板とのジヨイント部をテープ貼りすることによ
り、前記の問題点をすべて払拭することに成功し
たものである。すなわち、本考案は箱本体を底
板、天板および少なくとも2枚の側板を介して断
面角筒状に形成させたラツプラウンド型段ボール
箱において、天面と側面とが交差する稜線の外側
に、前記天板と側板とを連繋するためのテープを
貼りつけると共に、該テープの内側には前記稜線
と一致するように開封条を固定し、かつ該開封条
の一端を露出させたことを特徴とする。 [実施例] 第1〜第6図は、本考案の一実施例を示すラツ
プラウンド形式の段ボール箱1を示したものであ
る。第5図はその展開図であつて符号11は底
板、12は底板の長手方向の両側に配設した側
板、13は側板の端縁から延長させた天板、14
および15は前記底板、側板ならびに天板の上下
両端縁に形成させた折込用フラツプである。また
天板13の面には一例としてミシン目または半切
線の切離し容易なカツトライン18,18を上下
対称的に形成させている。 第6図は前記天板と側板とを連繋するために、
その外面に接着するテープ16を示すものであ
り、一例としてクラフト紙で基材が構成されてい
る。このテープの片面中央位置には長手方向に沿
い、開封条17が図示のようにホツトメルト系接
着剤等で固定され、それ以外の部分には粘着剤1
9が塗布されている。 上記のような展開図形の段ボールパネルを用い
て、前記の側板12,12ならびに天板13を順
次折込んで断面4角筒状に組立て、胴部を形成し
た上で、前記テープ16を天板と側板とが交差す
る稜線の上に第1図のように貼着する。すなわち
テープの内側に固着した開封条17と前記の稜線
とが一致するように箱体の天面ならびに側面に貼
りつける。その場合、開封条はその一端を撮みと
して利用できるように、テープ端よりはみ出るよ
うにして露出させておくようにする。 前記の開封条は天然繊維または合成繊維からな
る撚り糸で構成することを可とするが、これに限
るものでなく、例えばプラスチツク製の細幅テー
プ等を用いることができる。 なお、左右両側板12,12の両端縁に形成し
た折込フラツプ15,15はこれを内側に折込ん
だ上で、その外側に天地両面部から延長した折込
フラツプ14,14を折畳み接着すると、第1図
に示す箱体1が完成される。 上記のように構成された本考案によれば、箱本
体を構成する4枚のパネルを4角筒状につなぐジ
ヨイント部材となるボデイフラツプを全くなくし
て、天板と側板とをクラフトテープ貼りとしたか
ら、ジヨイント部分の厚さが著しく減少する。そ
の結果、かかる箱体を集積して輸送、保管したと
きにジヨイント部の厚さが積載効率を低下させる
ことがなく、またハンドリングのときにボデイフ
ラツプの出つぱりに引掛ることがないので、箱体
の取り扱いが容易になり、また包装された製品の
美観も向上する。 そのうえ、本考案によれば、スタツキング時の
積載荷重が箱体の天面にかかつたときは、その荷
重は容器4周の側壁にバランスよく分散され、ボ
デイフラツプをつけた面に従来品(第9図参照)
のように座屈を生ずることがない。けだし、本考
案のボデイフラツプをつけた側面には、箱体の耐
圧強さに悪影響を及ぼす曲げモーメントが発生す
ることがないからである。従つて、ボデイフラツ
プをつけた面に応力が集中することなく、4周の
直立したパネルに平均に積載荷重がかかるから、
箱体の耐圧強度が向上するものである。 A段両面段ボールを用いて形成した第1図に示
したような本考案品と従来品のそれぞれについ
て、容器の強度特性試験を行なつたところ、下記
のような結果が得られた。
【表】 上記試験結果より明白なように、本考案品と従
来品の包装強度を比較すると、両者間の差は天地
方向の面圧縮強度を除いて、ほとんど見られない
が、上記結果に見られるごとく、天地面圧縮強度
は約12%アツプを示した。 ところで、前記の実施例は天板13の面にカツ
トライン18を施したものであるから、開封に際
しては、テープを剥さずにまず開封条17を引張
つて第3図のようにクラフトテープ16を上下に
切離す。次いで、天板13をつまみ上げることに
よりカツトライン18を切り裂くと、この箱体は
第4a図に示すように極めて簡単な作業で体裁良
くトツプオープンして内部の品物を取出すことが
できる。 なお、第4b図に示すように、外フラツプ14
と内フラツプ15とを弱めに接着しておけば、開
封用ジツパーを必要とせずに、外フラツプごと天
面を全面オープンすることが可能な容器が得られ
る。 [考案の効果] 以上詳述したように、本考案は段ボール製ラツ
プラウンド容器において、従来の発想では不可欠
部材とされていたボデイフラツプを全くなくし
て、天面と側面とが交差する稜線の外側に、天板
と側板とを連繋するためにテープを貼りつけると
共に、該テープの内側には前記稜線と一致するよ
うに開封条を固定し、かつ該開封条の一端を露出
させてなるものである。従つて、本考案によれ
ば、流通荷役ハンドリングの際の各種トラブルの
原因であつたボデイフラツプの出つぱりがなくな
り、積載効率、作業性及び美粧性が向上し、また
出つぱりによつて内容物が損傷を受けることもな
い。そればかりか、本考案によれば積圧によりボ
デイフラツプの合せ面に生じやすい座屈現象を未
然に防いで、容器の耐圧強度を向上させることが
できる。 更にまた、ボデイフラツプは全く不要となるか
ら、包装資材が節約される点で、コストダウンが
図れる等優れた実用上の効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図はラツプラウンド型段ボール箱に適用し
た本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の−線の拡大断面図、第3図は開封途中の
状態を示す箱体の一部の斜視図、第4a〜4b図
は開封後の状態を示す斜視図、第5図は段ボール
箱体を示す展開図、第6図はテープと開封条の平
面図、第7図は従来容器の展開図、第8a〜8c
図は従来容器の断面図、第9図は従来容器に積圧
を加えたとき座屈を生じるパネル面の挙動説明図
である。 1……ラツプラウンド型箱、11……底板、1
2……側板、13……天板、14,15……折込
フラツプ、16……テープ、17……開封条、1
8……カツトライン、19……粘着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 箱本体を底板、天板および少なくとも2枚の
    側板を介して断面角筒状に形成させたラツプラ
    ウンド段ボール箱において、天面と側面とが交
    差する稜線の外側に、前記天板と側板とを連繋
    するためのテープを貼りつけると共に、該テー
    プの内側には、前記稜線と一致するように開封
    条を固定し、かつ該開封条の一端を露出させた
    ことを特徴とするラツプラウンド型箱。 2 テープ基材をクラフト紙で構成させた実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のラツプラウンド
    型箱。 3 クラフトテープの片面中央位置にホツトメル
    ト系接着剤で開封条を固定した実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のラツプラウンド型箱。
JP7986887U 1987-05-28 1987-05-28 Expired JPH0441064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7986887U JPH0441064Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7986887U JPH0441064Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28

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Publication Number Publication Date
JPS63190031U JPS63190031U (ja) 1988-12-07
JPH0441064Y2 true JPH0441064Y2 (ja) 1992-09-28

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ID=30930143

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JP7986887U Expired JPH0441064Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2552342Y2 (ja) * 1991-08-30 1997-10-29 王子製紙株式会社 胴部接続用フラップを改良したダンボ−ル容器
JP5407587B2 (ja) * 2009-06-26 2014-02-05 カシオ電子工業株式会社 梱包箱

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JPS63190031U (ja) 1988-12-07

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