JP2554404Y2 - 段ボール箱の開梱機構 - Google Patents

段ボール箱の開梱機構

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JP2554404Y2
JP2554404Y2 JP1992026585U JP2658592U JP2554404Y2 JP 2554404 Y2 JP2554404 Y2 JP 2554404Y2 JP 1992026585 U JP1992026585 U JP 1992026585U JP 2658592 U JP2658592 U JP 2658592U JP 2554404 Y2 JP2554404 Y2 JP 2554404Y2
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JP
Japan
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cut
band
cutout
cardboard box
lines
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JP1992026585U
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JPH0577023U (ja
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哲郎 栗野
雅芳 菅原
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New Oji Paper Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として缶ビール、缶
コーラ等の液体飲料や食品、その他紙やプラスチック製
の小箱に収容された商品を複数個まとめて輸送、保管す
るための段ボール箱に関するものであって、輸送後にお
いてはこの箱の天面をワンタッチで、しかも綺麗に開封
できるようにした段ボール箱に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】缶ビールや缶ジュースあるい
は缶コーヒーは、ラップラウンド方式またはセットアッ
プ方式の包装箱に詰め込まれた状態で輸送、保管または
荷扱いされるとともに、小売り店等では、店員等が包装
箱から商品を出して店頭に陳列するために並べたり、自
動販売機に装填して販売に供せられている。上記従来の
包装箱には、開封を容易にする為、開封部分にカットラ
インが設けられ、開梱時、店員等が包装箱を手早く開封
できるようにされていた。上記カットラインとしては、
ミシン目、ジッパー、ハーフカット線から成るカットラ
インが知られている。段ボール箱に設けるカットライン
はミシン目であることが多い。いずれも開封部分に2本
の平行で、かつ近接する切線a,aを設けて、天面ある
いは壁面などの開封部を、相当幅で帯状に引き裂いて開
梱するように構成されていた(図4参照)。
【0003】ところが上記帯状引裂部を切り裂き開封す
るとき、図5に図解するように、平行2本の切線a,a
に沿うように切取り口cからカットラインを切り始める
と、帯bには内側に向かう引っ張り分力が働くので、切
線を外れた内側位置で破断され易く、帯bは次第に細く
なる。そして切線をはずれた部分はシートの肉厚が大き
く、強度も高いためしばしば帯bが途中でちぎれて開梱
の目的を達することができない不都合があった。
【0004】本考案はこのような問題点を回避するた
め、天面あるいは壁面などの開封部を、相当幅で帯状に
引き裂いて開梱する際に、前記帯が途中で切れることな
く、ワンタッチで、しかも綺麗に開封できる段ボール箱
を提供することを意図したものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案は、箱の壁面を
構成する側板に帯状切裂部を設けた段ボール箱におい
て、前記帯状切裂部を2本の、前酊側板全長に亘って傾
斜するテーパ付きカットライン(21)(21)で構成
すると共に、両カットラインの中央部に切取り口(2
3)を設け、該切取り口が位置するカットライン間の間
隔を最大にし、切り取り終端に位置するカットライン間
の間隔を最小となるように、前記両カットライ ン間の間
隔Lが切り取り始端から切り取り終端に向かって漸減す
るように形成されていることを特徴とする。また、本考
案は天板、底板及び2枚の側板並びに連接片を一方向に
設け、かつ前記天板、底板及び2枚の側板の箇端縁部に
は比較的短寸の内フラップと外フラップとを突出させ、
更に前記2枚の側板のうちの少なくとも一方と、その両
端縁部に設けた内フラップとに跨って帯状切裂部を設け
る段ボール箱において、前記帯状切裂部を2本の、前記
側板全長に亘って傾斜するテーパ付きカットライン(2
1)(21)で構成すると共に、両カットラインの中央
部に切取り口(23)を設け、該切取り口が位置するカ
ットライン間の間隔を最大にし、切り取り終端に位置す
るカットライン間の間隔を最小となるように、前記両カ
ットライン間の間隔Lが切り取り始端から切り取り終端
に向かって漸減するように形成されていることを特徴と
する段ボール箱の開梱機構である。
【0006】
【作用】箱を開梱する際、切り取り始端となる切り取り
口(23)を指でつまんで帯状切裂部を引っ張ると、切
り取った帯には内側に向かう引っ張り分力が働く。換言
すると、カットラインが形成されている方向に引っ張り
分力が働くために該カットラインに沿って帯状引裂部を
綺麗にかつ手早く切り裂くことができ、しかも帯部が途
中で切れることなく、段ボール箱が容易に開封できる。
【0007】
【実施例】次に本考案を図面に基づいて具体的に説明す
る。図1はこの考案の一実施例を一部切り欠いて示した
斜視図、図2は同じく開封時の一例を示した斜視図、図
3は同上展開図である。
【0008】図3において、符号10は本考案の段ボー
ル箱を構成するためのシート・ブランクを示し、符号1
1〜14は同上ブランクに一方向に区画連接した外壁板
である。個別の機能からすると、それぞれ天板11、側
板12、14、底板13、及び連接片15を構成してい
る。連接片15は外壁板11〜14を角筒状に接続する
ためのものである。符号16と18は前記天板11また
は底板13の両端縁に連接した比較的短寸の外フラッ
プ、同じく17と19は側板12と14の両端縁に連接
した内フラップである。
【0009】ところで本考案にあっては、前記側板12
と14とその両端縁に連接した内フラップ17、19の
上に、次のような構成の帯状切裂部20を設ける。すな
わち帯状切裂部20を側板12と14の全長に亘って傾
斜する2本の、近接して並行するテーパ付きカットライ
ン21、21で構成すると共に、前記2本のカットライ
ンの間隔Lを帯状切裂部の切り取り始端から切り取り
端に向かって漸減するように形成する。ちなみに符号2
3が両カットライン21、21間に設ける切り取り始端
を形成する切取り口であり、ほぼI型をしている。図示
実施例の切取り口は、前記カットライン21、21で構
成されている帯状切裂部のほぼ中央部にカットラインに
対して直角する方向に形成されている。また符号24
は、外フラップ16のコーナ部に形成させた45度のカ
ットラインである。
【0010】なお、前記カットラインとしては段ボール
の表裏を貫通するように設けるミシン目、ジッパー、あ
るいは段ボールの肉厚のほぼ半分まで切り込んで成るハ
ーフカット線のいずれかによって形成されている。
【0011】上記ブランク10を用いてラップラウンド
方式で段ボール箱を組み立てる場合は、まず展開形状の
段ボールブランク10の底板13上に缶ビールなどの商
品を整列させた状態で所定個数載置する。次に両側板1
2,14を底板13に対し直角に立ち上げ、ついで天板
11を集積した商品の上に包み込むようにして折り曲
げ、連接片15とホットメルト接続して角筒状に連繋し
た後、内外のフラップ16,17,18,19を順次内
側に向け折り曲げ、角筒体の開口面を閉塞する。この場
合、外フラップ16に設けたカットライン24の外側の
部分を、内フラップ19上にホットメルトで点付けして
おくのが良い。
【0012】このようにして組み立てた箱内から缶ビー
ル等の商品を取り出す場合は、側面に設けた切取り口2
3を摘んで、帯状引裂部20を切り裂き開封する。この
とき、切取り始端を引っ張り、カットライン21を切り
始めると、切取った帯には内側に向かう引っ張り分力が
働くが、前記カットラインはその間隔Lが帯状切裂部の
切り取り始端から切り取り終端に向かって漸減するよう
に形成されているため、カットラインが形成されている
方向に引っ張り分力が働くために該カットラインに沿っ
て帯状引裂部を綺麗にかつ手早く切り裂くことができ、
しかも帯部が途中で切れることがない。そして外フラッ
プ16に設けたカットライン24を切り破り、連接片1
5の部分をヒンジ部として天板11を上方に開くと、図
2に示すようにワンタッチで段ボール箱の天面を片開き
式に開封できる。
【0013】なお上記片開きの天板を閉じて再封したと
きは、保管中の商品を小出しに取り出すときに便利であ
り、保管中の商品の汚損を避け、内部に埃などが入るの
を防ぐことができる。
【0014】段ボール箱に商品を入れたまま店頭に陳列
する場合は、下部トレイと天蓋部とに分離させる。この
ときは、両側板に設けた切取り口23を摘んで、帯状引
裂部20を切り裂き開封するか(図1参照)、あるいは
天板11と連接片15のホットメルト貼着部分を剥すこ
とにより開封してもよい。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、切り取り
始端となる切取り口を指でつまんで帯状切裂部を引っ張
ると、切り取った帯には内側に向かう引っ張り分力が働
く。換言すると、カットラインが形成されている方向に
引っ張り分力が働くために該カットラインに沿って帯状
引裂部を綺麗にかつ手早く切り裂くことができ、しかも
帯部が途中で切れることなく、段ボール箱が容易に開封
できる。従って従来のものに較べ開梱作業が格段に容易
になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を一部切り欠いて示した斜
視図である。
【図2】同じく開封時の一例を示した斜視図である。
【図3】同上展開図である。
【図4】従来のカットラインの態様を示した説明図であ
る。
【図5】図4のカットラインの開封時の挙動を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 シート・ブランク 11 天板 12 側板 13 底板 14 側板 15 連接片 16 外フラップ 17 内フラップ 18 外フラップ 19 内フラップ 20 帯状切裂部 21 テーパ付きカットライン 23 切取り口 24 カットライン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱の壁面を構成する側板に帯状切裂部を
    殺けた段ボール箱において、前記帯状切裂部を2本の、
    前記側板全長に亘って傾斜するテーパ付きカットライン
    (21)(21)で構成すると共に、箇カットラインの
    中央部に切取り口(23)を設け、該切取り口が位置す
    るカットライン間の間隔を最大にし、切り取り終端に位
    置するカットライン間の間隔を最小となるように、前記
    両カットライン間の間隔Lが切り取り始端から切り取り
    終端に向かって漸減するように形成されていることを特
    徴とする段ボール箱の開梱機構。
  2. 【請求項2】天板、底板及び2枚の側板並びに連接片を
    一方向に設け、かつ前記天板、底板及び2枚の側板の両
    端縁部には比較的短寸の内フラップと外フラップとを突
    出させ、更に前記2枚の側板のうちの少なくとも一方
    と、その両端縁部に設けた内フラップとに跨って帯状切
    裂部を設ける段ボール箱において、前記帯状切裂部を2
    本の、前記側板全長に亘って傾斜するテーパ付きカット
    ライン(21)(21)で構成すると共に、両カットラ
    インの中央部に切取り口(23)を設け、該切取り口が
    位置するカットライン間の間隔を最大にし、切り取り終
    端に位置するカットライン間の間隔を最小となるよう
    に、前記両カットライン間の間隔Lが切り取り始端から
    切り取り終端に向かって漸減するように形成されている
    ことを特徴とする段ボール箱の開梱機構。
JP1992026585U 1992-03-31 1992-03-31 段ボール箱の開梱機構 Expired - Lifetime JP2554404Y2 (ja)

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JPH0577023U JPH0577023U (ja) 1993-10-19
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