JP2913160B2 - 開梱用剥離具 - Google Patents

開梱用剥離具

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JP2913160B2
JP2913160B2 JP8297671A JP29767196A JP2913160B2 JP 2913160 B2 JP2913160 B2 JP 2913160B2 JP 8297671 A JP8297671 A JP 8297671A JP 29767196 A JP29767196 A JP 29767196A JP 2913160 B2 JP2913160 B2 JP 2913160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内フラップと外フラ
ップとを糊付けした箱体の内フラップと外フラップとの
間に挿入され、内フラップから外フラップを剥離する開
梱用剥離具に関する。
【0002】
【従来の技術】箱体の一般的な梱包状態としては、外フ
ラップと内フラップとを糊付けし、且つ外フラップ同士
の突き合わせ部にテープを貼着している。本出願人は、
内フラップから外フラップを剥離する三角形状で且つ板
状の剥離装置でもって外フラップ同士の突き合わせ部を
垂直状態に立設した剥離具の表側面で押圧し、下側の外
フラップの一部を箱体内へ押し込み、テープを破って突
き合わせ部に隙間を形成し、次に剥離具を元の垂直状態
に起こして剥離具の裏側面を箱体内へ押し込んでいない
上側の外フラップの内表面に剥離具の裏側面を押し当
て、次に剥離具を突き合わせ部のラインと直交する方向
へ上側の外フラップの内表面に沿って奥へ上昇させ、次
に上昇させた剥離具を突き合わせ部のラインに沿って横
方向へ移動させ、外フラップの突き合わせ部のテープを
破りながら内フラップと外フラップとの隙間に挿入し、
糊付けされた外フラップを内フラップから剥離し、箱体
を開梱する箱体開梱装置を開発した。しかし、従来の剥
離具は、板状で且つ三角形状であるので、剥離具の先端
が尖った状態で且つ先端周縁が角ばった状態となり、剥
離具を上側の外フラップの内表面に押し当てたまま外フ
ラップの突き合わせ部のラインとの直交方向へ上昇させ
るときや、外フラップの突き合わせ部のラインに沿って
横へ移動させるときに、剥離具の先端が外フラップの内
表面や内フラップに突きささって剥離具の動きが円滑と
ならないという問題点がある。又、従来の剥離具の構成
では、剥離具の先端がテープに突きささる突きささり方
が不十分で、テープの切断を十分に行えないという問題
点がある。これら上記した問題点により、剥離具の円滑
な移動が図れず内フラップから外フラップを剥離する作
業の作業効率の向上が図れないものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、内・外
フラップに突きささることなくスムーズな移動が出来、
且つテープを容易に且つ確実に破ることが出来、内フラ
ップから外フラップを剥離する剥離作業を迅速且つ確実
に行え、作業性の向上を図る開梱用剥離具を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 外フラップと内フラップとが糊付けされた箱体の
外フラップと内フラップとの隙間に挿入して内フラップ
から外フラップを剥離する開梱用剥離具であって、剥離
具本体を板状で且つ先端部の外形形状を先細りとし、し
かも剥離具本体の一方の側辺を傾斜させ、前記先端部の
先端辺を平坦にし、前記先端部の表側面を陥凹し、前記
先端部の裏側面を前記陥凹部の先端周縁まで滑らかに弯
曲させ、前記先端部に刃先が表側に向いた爪を形成し、
更にエッジ先端が剥離具本体の表側面と剥離具本体の裏
側面との内側に位置するエッジを剥離具本体の傾斜辺に
設けたことを特徴とする開梱用剥離具 2) 剥離具本体の他方の側辺で陥凹部を開放して爪の
開放口側終端を陥凹部から切り立つようにした前記1)
記載の開梱用剥離具 3) 先端部の先端辺と傾斜辺との境部分及び該先端辺
と他方の側辺との境部分との正面から見た外形を滑らか
に弯曲させた前記1)又は2)いずれか記載の開梱用剥
離具にある。
【0005】
【作用】本発明の剥離具は、剥離具の先端を箱体の外フ
ラップの突き合わせ部の付近に合わせ、剥離具の先端を
箱体内へ押し込むようにして傾動し、一方の外フラップ
の一部を箱体内へ倒し込む。本発明の剥離具の先端部は
先細りであるので、外フラップの先端に押圧力が集中
し、高い押圧力が得られる。又この高い押圧力で先端に
設ける爪が外フラップ同士の突き合わせ部に貼着したテ
ープに突きささり易く、テープを簡単に破り、外フラッ
プの突き合わせ部に隙間を形成する。次に箱体内へ押し
込まれた剥離具を剥離具の裏面が箱体内へ倒し込まれな
かった他方の外フラップの内表面に当るまで起こし、剥
離具を外フラップの突き合わせ部のラインと直交方向と
なる箱体内へ外フラップの内表面に沿って進入させる。
剥離具の先端部の裏側面は滑らかに弯曲させているので
剥離具は外フラップに突きささることなく外フラップの
内表面に沿って移動していく。次に、剥離具を外フラッ
プの内表面に当てたまま外フラップの突き合わせ部のラ
インに沿って移動させ、内フラップと外フラップとの隙
間に剥離具を挿入しそのまま箱体の外へ貫通させる。外
フラップの突き合わせ部に貼着したテープは移動中に剥
離具の傾斜辺で破られていくので、外フラップは剥離具
でもって内フラップから剥離される。同様にして、糊付
けされた外フラップを内フラップから剥離して箱体を開
梱する。
【0006】更に本発明では、傾斜辺にエッジ先端が表
側面と裏側面の間(内側)にあるエッジを設けているの
で、外フラップの内表面に沿って移動させる場合に、内
・外フラップを傷つけることなくスムーズに移動出来、
且つ内フラップと外フラップとの隙間に挿入する場合も
内・外フラップを傷つけることなくスムーズに挿入出来
る。請求項記載の剥離具は、剥離具の先端に陥凹部か
ら切り立った爪の終端を形成しているので、爪をテープ
に突きさし易く、テープの破り力が向上する。請求項
記載の剥離具は、傾斜辺及び他方の側辺との境となる先
端辺の部分を滑らかに弯曲させているので、外フラップ
の突き合わせ部のラインと直交する方向へ移動させる場
合に剥離具を箱体内へ進入させ易くなり、スムーズな移
動となる。
【0007】
【発明の実施の形態】剥離具の先端部に形成する爪は、
陥凹部を開放して剥離具の先端部に爪の終端を設けるこ
とが、外フラップの突き合わせ部に貼着されたテープの
切断力が向上し望ましいが、陥凹部を開放せず爪の終端
を陥凹部から切り立たせない場合もある。剥離具の素材
としては、一般的にある程度の強度を持ち刃先部分の耐
摩耗性に優れ且つ錆に対して強いSUSを用いる場合
と、焼入れ綱を用いる場合とがある。又長期使用により
剥離具の表面にこびりついた糊を簡単に取りのぞくため
剥離具の表面をテフロンコーティングすることが望まし
い。剥離具の傾斜辺にはエッジを設けることが望まし
い。正面から見た剥離具の先端辺の角は丸く弯曲させる
ことが望ましい。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は箱体開梱装置に装置される本実施例の1対の
剥離具本体を示す正面図、図2は本実施例の一方の剥離
具本体の正面図、図3は本実施例の一方の剥離具本体の
左側面図、図4は本実施例の一方の剥離具本体の背面
図、図5は本実施例の一方の剥離具本体の平面図、図6
は図2でのA−A断面図、図7は図2でのB−B断面
図、図8は図2でのC−C断面図、図9は本実施例の剥
離具本体を装置した箱体開梱装置を示す概略図、図10
は本実施例の剥離具本体による外フラップの剥離状態を
示す流れ図、図11は本実施例の剥離具による外フラッ
プ同士の突き合わせ部の剥離具本体による外フラップの
押圧状態を示す説明図、図12は本実施例の外フラップ
の剥離具本体による外フラップの突き合わせ部に隙間を
形成した状態を示す説明図、図13は本実施例の剥離具
本体を箱体内へ進入させた状態を示す説明図、図14は
本実施例の剥離具本体での外フラップの剥離状態を示す
説明図である。
【0009】;本実施例(図1〜14)参照 図中1は箱体開梱装置、2は内フラップ4と外フラップ
3とが糊付けされた箱体、3は箱体2の外フラップ、4
は箱体2の内フラップ、5は箱体2の対向する1対の外
フラップ3の突き合わせ部、6は同突き合わせ部5に貼
着したテープ、7は箱体2を搬送するローラーコンベ
ア、9は昇降自在な押圧プレート10で箱体2の上面を
押圧して箱体2を保持する箱体保持装置、10は同箱体
保持装置9の押圧プレート、11は同押圧プレート10
を昇降させるエアーシリンダー、13は外フラップ3を
内フラップ4から剥離するSUSを素材とし且つテフロ
ンコーティングした先細りで板状の剥離具、15はロー
ラーコンベア7をはさんで対向するローラーコンベアの
付近にそれぞれ配置した1対の剥離具13を前後方向へ
揺動させる剥離具揺動装置、16は上下移動台20に設
けた剥離具13を支持する揺動アーム、16aは同揺動
アーム16の支点、17は同揺動アーム16を前後方向
へ傾動させるエアーシリンダー、19は1対の剥離具1
3を上下方向へ移動させる第1移動装置、20は同第1
移動装置19の上下移動台、21は同上下移動台20を
上下方向へ案内するガイド、22は上下移動台20を上
下へ移動させる第1エアーシリンダー、23は同第1エ
アーシリンダー22の上方に直列に設けられ上下移動台
20を上下へ移動させる第2エアーシリンダー、25は
1対の剥離具13を左右方向へ移動させる第2移動装
置、26は前後移動台35の上面に設けた左右方向へ延
びるリニアレール、27は同リニアレール26に沿って
移動する1対の左右移動台、28は一方の左右移動台2
7に設けた第1ラック、29は他方の左右移動台27に
設けた第2ラック、30は平行状態の第1ラック28と
第2ラック29との間に設け且つ第1・2ラック28,
29に噛合させたピニオン、31は一方の左右移動台2
7を移動させるエアーシリンダー、33は1対の剥離具
13を前後方向へ移動させる前後移動装置、34は前後
方向へ延びる2本のリニアレール、35は同リニアレー
ル34に沿って移動する前後移動台、37は剥離具13
の側辺となる傾斜する傾斜辺、37aは剥離具13の他
方の側辺、38は剥離具13の傾斜辺に形成したエッ
ジ、39はローラーコンベア7側となる剥離具13の表
側面、40は剥離具13の裏側面、41は剥離具13の
先端付近の表側面39を陥凹した陥凹部、42は剥離具
13の傾斜辺37と対向する他方の側辺37aで開放さ
れる陥凹部41の開放口、43は剥離具13の陥凹部4
1により先端に形成される刃先が表側面に向く爪、43
aは陥凹部41が開放された開放口42側に陥凹部41
から切り立った状態に形成された爪43の終端、44は
剥離具13の裏側面40の先端周縁を滑らかに弯曲させ
て形成した弯曲面、44aは剥離具13の先端辺と傾斜
辺37及び先端辺と他方の側辺37aとの境部分の角を
滑らかに弯曲させた曲部、45は取付孔、46は箱体2
の糊付け部分、47は箱体2内に収容される物品、48
は剥離具の先端の先端辺である。
【0010】図1〜14に示す本実施例の剥離具13を
装置した箱体開梱装置1では、ローラーコンベア7で箱
体2を剥離具13の前方位置まで搬送して止め、箱体保
持装置9の押圧プレート10を降下させて箱体2の上面
を押圧し、箱体2を箱体保持装置9で保持する(図10
(b)参照)。箱体2が箱体保持装置9の押圧プレート1
0で保持されると、前後移動装置33の前後移動台35
をリニアレール34に沿って前進することにより、1対
の剥離具13が箱体2の外フラップ3の位置まで前進す
る(図10(c)参照)。尚、このとき、剥離具13は内
フラップ4が外フラップ3に重なっている位置より内側
(中央側)に位置するように位置決めされている。1対
の剥離具13が外フラップ3の位置まで前進すると、1
対の剥離具13を剥離具揺動装置15で箱体2方向へ大
きく(約21°)揺動させ、箱体2の外フラップ3の突
き合わせ部5を1対の剥離具13で押圧しながら外フラ
ップ3の突き合わせ部5の上をシールしているテープ6
を破ると共に下方の外フラップ3を1対の剥離具13で
箱体2内へ倒し込み、外フラップ3の突き合わせ部5に
隙間を形成する。このとき、1対の剥離具13は外フラ
ップ3を箱体2内へ倒し込ませると共に、箱体内に収容
した下側の1段目から3段目までの物品47を押し込ん
でいくので、1対の剥離具13が物品47を傷つけるこ
とがない。
【0011】前記した箱体2方向へ剥離具13を傾動さ
せる場合は、剥離具13の先端の爪43を箱体2内へ倒
し込まない上側の外フラップ3の外表面に当てて、剥離
具13を箱体2方向へ傾動させる。剥離具13の傾動と
共に剥離具13の先端が外フラップ3の突き合わせ部5
に到達するまで上側の外フラップ3の外表面に沿って移
動していくが、剥離具13の先端部に形成した爪43の
終端43aが外フラップ3の突き合わせ部5に到達した
場合に外フラップ3の突き合わせ部5に突きささるよう
にして外フラップ3の突き合わせ部5に貼着されたテー
プ6の一部を破りながら下方の外フラップ3を箱体2内
へ倒し込んで、外フラップ3の突き合わせ部5に隙間を
形成する。
【0012】その後、剥離具揺動装置15を作動させて
箱体2側へ傾動させた1対の剥離具13を元の略垂直状
態に戻す。このとき、剥離具13の先端部の裏側面40
を倒し込まなかった上側の外フラップ3の内表面に密着
した状態とする(図10(f)参照)。次に、1対の剥離
具13を第1移動装置19でもって上昇させ、外フラッ
プ3の突き合わせ部5に形成された隙間から箱体2内へ
1対の剥離具13を挿入する。外フラップ3の内表面に
当る剥離具13の裏側面40の先端周縁は滑らかな弯曲
面44としているので、剥離具13の上昇で剥離具13
が外フラップ3にくい込むことなく、外フラップ3に沿
ってスムーズに移動出来る。又、剥離具13の先端部の
角は滑らかに弯曲させた曲部44aとしているので、内
・外フラップ3,4にくい込むことはなく剥離具13は
スムーズに移動出来る。次に、1対の剥離具13を第2
移動装置25でもって左右方向へ互いが離れ合うように
移動させ、剥離具13を外フラップ3と内フラップ4と
の間に挿入させると共にその間を通過させながら箱体2
の外へ貫通させ、剥離具13で外フラップ3を内フラッ
プ4の糊付け部分46から剥離し、箱体2を開梱してい
く。
【0013】剥離具13は傾斜辺37を先頭にして外フ
ラップ3と内フラップ4との間へ移動させていくので、
剥離具13の左右方向への移動が大きな抵抗を受けずに
スムーズに移動していくことが出来る。又剥離具13の
傾斜辺37にはエッジ38を設けていて、剥離具13を
第2移動装置25で左右方向へ移動させていく場合に、
テープ6を切断しながら移動していく。更にこのエッジ
38はエッジ先端が表側面39と裏側面40との内側に
位置しているので、エッジ38が内・外フラップ3,4
に切れ込むことがなく、剥離具13は内フラップ4と外
フラップ3との隙間をスムーズに通過することが出来、
内・外フラップ3、4を傷つけることなく外フラップ3
を剥離することが出来る。剥離具13の先端部の爪43
は、剥離具13の先端部の表側面39を陥凹させること
で先端に爪43を形成しているので、爪43は剥離具1
3の表側面39から突出しておらず、箱体2へ挿入され
た剥離具13が移動する際に、内フラップ4に切れ込む
ことなくスムーズに移動する。上側の外フラップ3を剥
離した後、剥離具13は図10(a)に示す起動開始位置
に復帰し、又剥離具13の起動開始位置への復帰後は箱
体保持装置9の押圧プレート10が上昇し、箱体2は箱
体保持装置9から開放され、ローラーコンベア7によっ
て下側の外フラップ3を内フラップ4から剥離するため
の次の工程へ搬送され、前記同様にして下側の外フラッ
プ3が剥離され、箱体2の開梱を行う。
【0014】上記本実施例おける各部について説明する
と、箱体保持装置9は、押圧プレート10とエアーシリ
ンダー11とで構成され、エアーシリンダー11の作動
によって押圧プレート10が昇降する。剥離具13のエ
ッジ38は鋭利さをもたない程度に丸くしていて、又剥
離具13は、剥離具揺動装置15の揺動アーム16の先
端に取付けている。第1移動装置19は上下移動台2
0、上下移動台20を上下方向へ案内する垂直に立設し
たガイド21、上下移動台20を昇降する直列に設けら
れた第1・2のエアーシリンダー22,23、左右移動
台27に立設された2本のガイド等で構成されていて、
第1・2のエアーシリンダー22,23を作動させるこ
とで上下移動台20をガイド21に沿って上下に移動す
ることにより、剥離具揺動装置15と共に剥離具13を
上下動させていく。剥離具13を左右方向へ移動させる
第2移動装置25は、前後移動台35の上面に設けた左
右方向へ延びるリニアレール34に沿って1対の左右移
動台27を移動自在に設け、一方の左右移動台27に第
1ラック28を設け、他方の左右移動台27に第2ラッ
ク29を設け、この第1ラック28と第2ラック29と
を上下に平行に配置してその間にピニオン30を第1・
第2ラック28,29に噛合させて設け、エアーシリン
ダー31で一方の左右移動台27を移動させることで、
一方の左右移動台27の第1ラック28の駆動をピニオ
ン30を介して他方の左右移動台27の第2ラック29
に伝達し、1対の左右移動台27を相対方向へ移動させ
ていく。前後移動装置33は、前後移動台35、前後方
向へ延びる2本のリニアレール34等で構成され、前後
移動台35がリニアレール34に沿って移動すること
で、剥離具13を前後方向へ移動させる。剥離具揺動装
置15は、支点16aを中心に前後へ揺動する揺動アー
ム16、直列に配置された2個のエアーシリンダー17
等で構成され、エアーシリンダー17によって揺動アー
ム16を支点16aを中心に前後へ揺動させて剥離具1
3を前後へ傾動させる。
【0015】
【発明の効果】本発明の剥離具は、先端に爪を形成して
いるので外フラップの突き合わせ部に貼着されるテープ
の破り力が大幅に向上し、テープを容易に且つ確実に破
ることが出来る。又、剥離具の先端部の裏側面は滑らか
に弯曲しているので剥離具の移動中に先端が外フラップ
に突きささりにくい構成であるこのため剥離具の円滑
な移動が図れ内フラップから外フラップを剥離する剥離
作業が大幅に向上するものとなった。更に剥離具の傾斜
辺にエッジ先端が内側にあるエッジを設けているので
外フラップの突き合わせ部のラインに沿って剥離具を移
動させる場合に内・外フラップに突きささりにくく且つ
内フラップと外フラップとの間に大変挿入し易くなり、
剥離具の移動をより円滑に出来る。本発明の剥離具の先
端部に設ける陥凹部を、他方の側辺で開放して陥凹部よ
り切り立った状態となる爪の終端を形成していれば、こ
の切り立った突出状態となる爪の終端の突きささりでテ
ープの破り力の向上が図れテープを確実に破断出来、内
フラップから外フラップを剥離する剥離作業の効率を大
幅に向上出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】箱体開梱装置に装置される本実施例の1対の剥
離具を示す正面図である。
【図2】本実施例の一方の剥離具の正面図である。
【図3】本実施例の一方の剥離具の左側面図である。
【図4】本実施例の一方の剥離具の背面図である。
【図5】本実施例の一方の剥離具の平面図である。
【図6】図2でのA−A断面図である。
【図7】図2でのB−B断面図である。
【図8】図2でのC−C断面図である。
【図9】本実施例の剥離具を装置した箱体開梱装置を示
す概略図である。
【図10】本実施例の剥離具による外フラップの剥離状
態を示す流れ図である。
【図11】本実施例の剥離具による外フラップ同士の突
き合わせ部の押圧状態を示す説明図である。
【図12】本実施例の外フラップの突き合わせ部に隙間
を形成した状態を示す説明図である。
【図13】本実施例の剥離具を箱体内へ進入させた状態
を示す説明図である。
【図14】本実施例での外フラップの剥離状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 箱体開梱装置 2 箱体 3 外フラップ 4 内フラップ 5 突き合わせ部 6 テープ 7 ローラーコンベア 8 欠番 9 箱体保持装置 10 押圧プレート 11 エアーシリンダー 12 欠番 13 剥離具 14 欠番 15 剥離具揺動装置 16 揺動アーム 16a 支点 17 エアーシリンダー 18 欠番 19 第1移動装置 20 上下移動台 21 ガイド 22 第1エアーシリンダー 23 第2エアーシリンダー 24 欠番 25 第2移動装置 26 リニアレール 27 左右移動台 28 第1ラック 29 第2ラック 30 ピニオン 31 エアーシリンダー 32 欠番 33 前後移動装置 34 リニアレール 35 前後移動台 36 欠番 37 傾斜辺 37a 他方の側辺 38 エッジ 39 表側面 40 裏側面 41 陥凹部 42 開放口 43 爪 43a 終端 44 弯曲面 44a 曲部 45 取付孔 46 糊付け部分 47 物品 48 先端辺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−11513(JP,U) 特公 平7−110663(JP,B2) 実公 平6−50333(JP,Y2) 実公 平7−51458(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 69/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外フラップと内フラップとが糊付けされ
    た箱体の外フラップと内フラップとの隙間に挿入して内
    フラップから外フラップを剥離する開梱用剥離具であっ
    て、 剥離具本体を板状で且つ先端部の外形形状を先細りと
    し、しかも剥離具本体の一方の側辺を傾斜させ、前記先
    端部の先端辺を平坦にし、前記先端部の表側面を陥凹
    し、前記先端部の裏側面を前記陥凹部の先端周縁まで滑
    らかに弯曲させ、前記先端部に刃先が表側に向いた爪を
    形成し、更にエッジ先端が剥離具本体の表側面と剥離具
    本体の裏側面との内側に位置するエッジを剥離具本体の
    傾斜辺に設けたことを特徴とする開梱用剥離具。
  2. 【請求項2】 剥離具本体の他方の側辺で陥凹部を開放
    して爪の開放口側終端を陥凹部から切り立つようにした
    請求項1記載の開梱用剥離具。
  3. 【請求項3】 先端部の先端辺と傾斜辺との境部分及び
    該先端辺と他方の側辺との境部分との正面から見た外形
    を滑らかに弯曲させた請求項1又は2いずれか記載の開
    梱用剥離具。
JP8297671A 1996-10-17 1996-10-17 開梱用剥離具 Expired - Fee Related JP2913160B2 (ja)

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