JP2912114B2 - 印刷配線板の製造方法 - Google Patents

印刷配線板の製造方法

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JP2912114B2
JP2912114B2 JP9636993A JP9636993A JP2912114B2 JP 2912114 B2 JP2912114 B2 JP 2912114B2 JP 9636993 A JP9636993 A JP 9636993A JP 9636993 A JP9636993 A JP 9636993A JP 2912114 B2 JP2912114 B2 JP 2912114B2
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博美 谷口
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TOYAMA NIPPON DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷配線板の製造方法に
関し、特にソルダーレジスト並びにマーキング工程に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷配線板の製造方法は、所望の
ソルダーレジストを形成した後、次の工程において所望
のマーキングを形成する2つの工程からなる製造方法が
一般的である。はんだブリッジ防止の為に用いるソルダ
ーレジストは、位置精度と画像形成性に優れた感光性ソ
ルダーレジスト材料を用いた写真法を用いるのが主流で
ある。
【0003】又、部品実装位置の表示に用いるマーキン
グは、安価な熱硬化型マーキング材料を用いたスクリー
ン印刷法で行われるのが主流であるが、特に高い位置精
度と微細な画像を必要とする場合には一部で感光性液状
マーキング材料を用いた写真法を用いることもある。
【0004】従来の印刷配線板の製造におけるソルダー
レジストとスクリーン印刷法によるマーキング工程を図
2を参照して述べる。
【0005】まず、ソルダーレジスト工程の説明をす
る。
【0006】図2(a)に示す導体1aを形成した印刷
配線板1の両面に、図2(b)に示すようにポリエステ
ルフィルム層2と感光性ソルダーレジスト層3の2層構
造からなる材料を、真空下で熱圧着する。次に、所望の
ソルダーレジスト画像を有するマスクフィルム6を両面
に密着させて重ね合わせて、紫外線7で感光する。次
に、ポリエステルフィルム層2をはぎ取って、未感光部
のソルダーレジスト層10を炭酸ナトリウム水溶液で現
像して除去して、図2(d)に示すように所望のソルダ
ーレジスト12を形成する。
【0007】次に、マーキング工程の説明をする。ソル
ダーレジスト12が形成された印刷配線板1の片面に、
スクリーン印刷法を用いて熱硬化型マーキング材料を所
望の画像に印刷して塗布し、熱風循環炉で加熱して熱硬
化して、図2(e)に示すように所望のマーキング13
を形成する。両面にマーキングを形成する場合には、更
にもう一方の面についても同一の工程を繰り返して行
い、所望のマーキングを形成することもある。
【0008】従来のプリント配線板の製造における写真
法によるマーキング工程を図3を参照して述べる。図3
(a)に示すようにソルダーレジスト12を形成した印
刷配線板1の片面にスクリーン印刷法やスプレー法など
を用いて感光性液状マーキング材料を塗布して指触乾燥
し、次に、図3(b)に示すように所望のマーキング画
像を有するマスクフィルム8を密着させて重ね合わせて
紫外線7で感光する。次に、未感光部のマーキング層1
1を炭酸ナトリウム水溶液で現像して除去して、図3
(c)に示す所望のマーキング13を形成する。両面に
マーキングを形成する場合には、更にもう一方の面につ
いても同一の工程を繰り返して行い、所望のマーキング
を形成することもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷配線板にお
けるソルダーレジスト並びにマーキング工程には、以下
に述べる課題がある。
【0010】従来の印刷配線板の製造は、所望のソルダ
ーレジストを形成した後、次の工程において所望のマー
キングを形成する2つの工程からなる製造方法が一般的
である。はんだブリッジ防止のために用いるソルダーレ
ジストは、位置精度と画像形成性に優れた感光性ソルダ
ーレジストを用いた写真法を用いるのが主流である。
【0011】また、部品実装位置の表示に用いるマーキ
ングは、安価な熱硬化型マーキング材料を用いたスクリ
ーン印刷法で行われるのが主流であるが、特に高い位置
精度と微細な画像形成を必要とする場合には一部で感光
性液状マーキング材料を用いた写真法を用いることもあ
る。
【0012】ソルダーレジストとスクリーン印刷法によ
るマーキング工程と2つの工程からなる製造方法では、
製造にかかる時間が長く、また、工程が複雑であること
から、人件費が高く、生産設備にかかる経費も大きく、
製造のために占有するフロアーも広い必要があり、生産
性に劣っていた。
【0013】また、近年電子機器の高密度化が進むにと
もない、マーキングに於いても高い位置精度と微細な画
像を必要とする場合が増加しており、従来の安価なスク
リーン印刷法に替わって、高価な感光性液状マーキング
材料を用いた写真法に移行しつつある。この場合には、
材料費が高くなるのに加えて、指触乾燥や感光の為に用
いる生産設備が必要となり、これまで以上に生産設備に
かかる経費も増大し、製造の為に占有するフロアーも拡
大せざるを得なくなる。
【0014】本発明の目的は、従来の製造方法のうちの
ソルダーレジスト並びにマーキング工程の欠点を除去
し、著しい生産性とフロアー効率の向上による製造原価
を低減し、安価な印刷配線板の製造が可能となる印刷配
線板の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷配線板の製
造方法は、回路形成された印刷配線板の両面に、ポリエ
ステル,ポリプロピレン、ポリエチレン等の高分子フィ
ルム層と感光性ソルダーレジスト層と感光性マーキング
層の3層構造からなる材料を、真空下で熱圧着する工程
と、所望のソルダーレジスト画像を有するマスクフィル
ムを前記印刷配線板の両面に重ね合わせて感光する工程
と、所望のマーキング画像を有するマスクフィルムを
記印刷配線板の両面に重ね合わせて感光する工程と、
記感光性ソルダーレジスト層の未感光部と前記感光性マ
ーキング層の未感光部を現像して除去する工程とを有す
ることを特徴として構成される。
【0016】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を説明するために工程順に
示した印刷配線板の断面図である。
【0017】まず、図1(a)に示すように回路形成さ
れた印刷配線板1の両面に、図1(b)に示すように、
ポリエステルフィルム層2と感光性ソルダーレジスト層
3と感光性マーキング層4の3層構造からなる材料5
を、65mmHg以上の真空下で80〜110℃の温度
で熱圧着する。次に図1(c)に、所望のソルダーレジ
スト画像を有するマスクフィルム6を両面に密着させて
重ね合わせて、紫外線7で感光する。次に図1(d)に
示すように、所望のマーキング画像を有するマスクフィ
ルム8を両面に密着させて重ね合わせて、可視光線9で
感光する。次に、ポリエステルフィルムをはぎ取って、
未感光部のソルダーレジスト層10と未感光部の感光性
マーキング層11を温度25〜40℃の1wt%炭酸ナ
トリウム水溶液で現像して除去して、図1(e)に示す
ように所望のソルダーレジスト12と所望のマーキング
13を形成する。
【0018】ポリエステルフィルム層2と感光性ソルダ
ーレジスト層13と感光性マーキング層4の3層構造か
らなる材料5は、10〜40μmの厚みのポリエステル
フィルム2上に、420〜500nmに吸収のある感光
剤を有する感光性マーキング材料からなる12〜38μ
mの厚みの層4と、350〜380nmに吸収のある感
光剤を有する感光性ソルダーレジスト材料からなる38
〜75μmの厚みの層3を重ね合わせたものが用いられ
る。
【0019】また、ポリエステルフィルム層2と感光性
ソルダーレジスト3と感光性マーキング層4の3層構造
からなる材料5は、ポリエステルフィルム2に替えてポ
リプロピレン、ポリエチレン等の高分子フィルム材料を
用いることもできる。
【0020】また、ポリエステルフィルム層2と感光性
ソルダーレジスト層3と感光性マーキング層4の3層構
造からなる材料5は、350〜380nmに吸収のある
感光剤を有する感光性マーキング材料からなる12〜3
8μmの厚みの層4と、420〜500nmに吸収のあ
る感光剤を有する感光性ソルダーレジスト材料からなる
38〜75μmの厚みの層3の組み合わせで用いること
も可能である。この場合には、回路形成された印刷配線
板1の両面に、ポリエステルフィルム層2と感光性ソル
ダーレジスト層3と感光性マーキング層4の3層構造か
らなる材料5を、真空下で熱圧着した後、所望のソルダ
ーレジスト画像を有するマスクフィルム6を両面に密着
させて重ね合わせて可視光線9で感光し、次に所望のマ
ーキング画像を有するマスクフィルム8を両面に密着さ
せて重ね合わせて紫外線7で感光する。次に、ポリエス
テルフィルムをはぎ取って、未感光部の感光性ソルダー
レジスト層10と未感光部の感光性マーキング層11を
現像して除去するという工程をとる。
【0021】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、ソルダーレ
ジスト並びにマーキング工程が、単一の工程で製造する
ことが可能となるため、製造にかかる時間が短縮でき、
また、工程が単純化と共通化できることから、人件費が
低減でき、生産設備にかかる経費負担も小さく、製造の
ために占有するフロアーも半減できる。このような著し
い生産性の向上による製造原価の低減により、安価なプ
リント配線板の製造が可能となるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するために工程順に示
した印刷配線板の断面図である。
【図2】従来の熱硬化型マーキングインクによる印刷配
線板の製造方法を説明するために工程順に示した印刷配
線板の断面図である。
【図3】従来の写真法の感光性マーキングインクによる
印刷配線板の製造方法を説明するために工程順に示した
断面図である。
【符号の説明】
1 印刷配線板 1a 導体 2 ポリエステルフィルム層 3 感光性ソルダーレジスト層 4 感光性マーキング層 5 ポリエステルフィルム層と感光性ソルダーレジス
ト層と感光性マーキング層の3層構造からなる材料 6 所望のソルダーレジスト画像を有するマスクフィ
ルム 7 紫外線(350〜380nm) 8 所望のマーキング画像を有するマスクフィルム 9 可視光線 10 未感光部のソルダーレジスト層 11 未感光部のマーキング層 12 所望のソルダーレジスト 13 所望のマーキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/28,3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路形成された印刷配線板の両面に、ポ
    リエステル,ポリプロピレン、ポリエチレン等の高分子
    フィルム層と感光性ソルダーレジスト層と感光性マーキ
    ング層の3層構造からなる材料を、真空下で熱圧着する
    工程と、所望のソルダーレジスト画像を有するマスクフ
    ィルムを前記印刷配線板の両面に重ね合わせて感光する
    工程と、所望のマーキング画像を有するマスクフィルム
    を前記印刷配線板の両面重ね合わせて感光する工程
    と、前記感光性ソルダーレジスト層の未感光部と前記感
    光性マーキング層の未感光部を現像して除去する工程と
    を有することを特徴とするプリント配線板の製造方法。
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JP3902169B2 (ja) 2003-09-08 2007-04-04 日東電工株式会社 配線回路基板の製造方法および製造装置
JP5639697B1 (ja) * 2013-08-08 2014-12-10 東海神栄電子工業株式会社 識別文字・記号及び絵等の視認が可能な回路基板の製造方法

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