JP2911306B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JP2911306B2 JP2911306B2 JP4181871A JP18187192A JP2911306B2 JP 2911306 B2 JP2911306 B2 JP 2911306B2 JP 4181871 A JP4181871 A JP 4181871A JP 18187192 A JP18187192 A JP 18187192A JP 2911306 B2 JP2911306 B2 JP 2911306B2
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- heat
- heat exchanger
- indoor
- room
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、深夜電力などを利用し
て被調和室の室内壁などに蓄熱しておくことのできる空
気調和装置に関する。
て被調和室の室内壁などに蓄熱しておくことのできる空
気調和装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、圧縮機と室外熱交換器とが内蔵
された室外ユニットに、室内熱交換器とファンとが内蔵
された室内ユニットをつないだ空気調和装置は知られて
いる。
された室外ユニットに、室内熱交換器とファンとが内蔵
された室内ユニットをつないだ空気調和装置は知られて
いる。
【０００３】この種のものでは、被調和室の部屋数に応
じて室外ユニットに複数台の室内ユニットをつないで行
けるという利点がある。しかし、これらは単に空調要求
に従って駆動されるだけで、例えば、割安な深夜電力な
どを利用して夜間に蓄熱することなどできないという欠
点がある。
じて室外ユニットに複数台の室内ユニットをつないで行
けるという利点がある。しかし、これらは単に空調要求
に従って駆動されるだけで、例えば、割安な深夜電力な
どを利用して夜間に蓄熱することなどできないという欠
点がある。
【０００４】これを解消するために、従来、蓄熱サイク
ルを設け、夏期の昼間の電力ピーク時にはここに蓄熱さ
れた熱を冷房サイクルに取り込んで、被調和室内を冷房
する装置が提案されている（例えば、特公昭６０−１５
４３号）。
ルを設け、夏期の昼間の電力ピーク時にはここに蓄熱さ
れた熱を冷房サイクルに取り込んで、被調和室内を冷房
する装置が提案されている（例えば、特公昭６０−１５
４３号）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、あくまでも蓄熱サイクルに蓄熱された熱を昼
間の電力ピーク時に冷房サイクルに取り込んで被調和室
内を冷房するだけなので、そこに蓄熱された熱を利用し
て昼間に限らず、夜間の冷暖房をも同時に行うことなど
できないという問題がある。
構成では、あくまでも蓄熱サイクルに蓄熱された熱を昼
間の電力ピーク時に冷房サイクルに取り込んで被調和室
内を冷房するだけなので、そこに蓄熱された熱を利用し
て昼間に限らず、夜間の冷暖房をも同時に行うことなど
できないという問題がある。
【０００６】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、単に蓄熱するだけでな
く、その蓄熱された熱を、昼間に限らず夜間にも空調に
利用することのできる空気調和装置を提供することにあ
る。
技術が有する問題点を解消し、単に蓄熱するだけでな
く、その蓄熱された熱を、昼間に限らず夜間にも空調に
利用することのできる空気調和装置を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、室内熱交換器が内蔵された複数台の室内
ユニットを備え、夫々の室内熱交換器と並列に蓄熱式熱
交換器をつなぐと共に、この蓄熱式熱交換器を室内ユニ
ットが設置された夫々の被調和室の室内壁に設け、夜間
に圧縮機を駆動した時には被調和室の使用頻度に応じて
冷媒を夫々蓄熱式熱交換器に分流させる制御器を設けた
ことを特徴とするものである。
に、本発明は、室内熱交換器が内蔵された複数台の室内
ユニットを備え、夫々の室内熱交換器と並列に蓄熱式熱
交換器をつなぐと共に、この蓄熱式熱交換器を室内ユニ
ットが設置された夫々の被調和室の室内壁に設け、夜間
に圧縮機を駆動した時には被調和室の使用頻度に応じて
冷媒を夫々蓄熱式熱交換器に分流させる制御器を設けた
ことを特徴とするものである。
【０００８】
【０００９】
【作用】本発明によれば、夜間の電力を利用して蓄熱式
熱交換器に蓄熱された熱は被調和室の室内壁などに与え
られ、そこに蓄熱されるので、その熱によって夜間にお
いても被調和室内は空調されるし、昼間もその熱が残存
する限りにおいて被調和室内は空調されるので、昼間の
空調に要する運転時間を少なくできる。また、蓄熱量を
調整する制御器を設けておけば、使用頻度の高い被調和
室の室内壁により多くの熱を蓄熱させることができるの
で、蓄熱量を調整しない場合に比べて、その被調和室に
おける昼間の空調に要する運転時間を少なくできる。
熱交換器に蓄熱された熱は被調和室の室内壁などに与え
られ、そこに蓄熱されるので、その熱によって夜間にお
いても被調和室内は空調されるし、昼間もその熱が残存
する限りにおいて被調和室内は空調されるので、昼間の
空調に要する運転時間を少なくできる。また、蓄熱量を
調整する制御器を設けておけば、使用頻度の高い被調和
室の室内壁により多くの熱を蓄熱させることができるの
で、蓄熱量を調整しない場合に比べて、その被調和室に
おける昼間の空調に要する運転時間を少なくできる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明による空気調和装置の一実施例
を図面を参照して説明する。
を図面を参照して説明する。
【００１１】図１において、１は室外ユニットを示して
いる。この室外ユニット１には、圧縮機３と、四方弁５
と、室外熱交換器７と、電動式膨脹弁９とが内蔵されて
いる。
いる。この室外ユニット１には、圧縮機３と、四方弁５
と、室外熱交換器７と、電動式膨脹弁９とが内蔵されて
いる。
【００１２】室外ユニット１には、２つの室内ユニット
１１1 、１１2 がつながれ、これら室内ユニット１
１1 、１１2 には、室内熱交換器１３1 、１３2 とファ
ン１５1、１５2 とが内蔵されている。また、室外ユニ
ット１には、夫々の室内熱交換器１３1 、１３2 と並列
にいわゆる蓄熱式熱交換器２１1 、２１2 がつながれ、
この蓄熱式熱交換器２１1 、２１2 は、例えば、水など
を封入した容器内に冷媒管を通した構成になっている。
１１1 、１１2 がつながれ、これら室内ユニット１
１1 、１１2 には、室内熱交換器１３1 、１３2 とファ
ン１５1、１５2 とが内蔵されている。また、室外ユニ
ット１には、夫々の室内熱交換器１３1 、１３2 と並列
にいわゆる蓄熱式熱交換器２１1 、２１2 がつながれ、
この蓄熱式熱交換器２１1 、２１2 は、例えば、水など
を封入した容器内に冷媒管を通した構成になっている。
【００１３】各熱交換器１３，２１には、開閉弁Ｓ
Ｖ1 、ＳＶ2 、ＳＶ3 、ＳＶ4 が夫々設けられ、開閉弁
ＳＶ2 、ＳＶ4 は、夜間電力を受けて作動する制御器２
３につながれると共に、開閉弁ＳＶ1 、ＳＶ3 は、昼間
電力を受けて作動する制御器２５につながれている。
Ｖ1 、ＳＶ2 、ＳＶ3 、ＳＶ4 が夫々設けられ、開閉弁
ＳＶ2 、ＳＶ4 は、夜間電力を受けて作動する制御器２
３につながれると共に、開閉弁ＳＶ1 、ＳＶ3 は、昼間
電力を受けて作動する制御器２５につながれている。
【００１４】図４を参照して、建屋１００には２階に２
室が、１階に２室が設けられ、この１階の２室のうちの
Ａ室は、使用頻度の高い居間を示し、またＢ室は使用頻
度の低い子供部屋を示している。
室が、１階に２室が設けられ、この１階の２室のうちの
Ａ室は、使用頻度の高い居間を示し、またＢ室は使用頻
度の低い子供部屋を示している。
【００１５】そして、図１に示す空気調和装置のうちの
室内ユニット１１1 、１１2 は１階の２室Ａ，Ｂの上部
空間に設けられ、蓄熱式熱交換器２１1 、２１2 は、１
階の２室Ａ，Ｂの室内壁Ｃに埋設（あるいは壁掛け）さ
れている。
室内ユニット１１1 、１１2 は１階の２室Ａ，Ｂの上部
空間に設けられ、蓄熱式熱交換器２１1 、２１2 は、１
階の２室Ａ，Ｂの室内壁Ｃに埋設（あるいは壁掛け）さ
れている。
【００１６】次に、この実施例の作用を説明する。
【００１７】図２は夜間における蓄熱運転時の冷媒の流
れを示し、そのうちの実線矢印は暖房運転時の流れを示
し、また点線矢印は冷房運転時の流れを示す。
れを示し、そのうちの実線矢印は暖房運転時の流れを示
し、また点線矢印は冷房運転時の流れを示す。
【００１８】蓄熱運転時には、運転は制御器２３のコン
トロール下におかれ、開閉弁ＳＶ1、ＳＶ3 は閉じたま
ゝで、開閉弁ＳＶ2 、ＳＶ4 の開度が開閉制御される。
即ち、夜間にあっては、圧縮機３からの冷媒は、蓄熱式
熱交換器２１1 、２１2 に流され、冷媒の保有する熱ま
たは冷熱はそこに蓄熱される。なお、熱交換器２１1、
２１2 に蓄熱するには長時間を要するが、長時間が経過
した後には、１階の２室Ａ，Ｂの室内壁Ｃは加熱または
冷却されるので、夜間にあってはそれ以後その輻射熱に
より適度に空調される。
トロール下におかれ、開閉弁ＳＶ1、ＳＶ3 は閉じたま
ゝで、開閉弁ＳＶ2 、ＳＶ4 の開度が開閉制御される。
即ち、夜間にあっては、圧縮機３からの冷媒は、蓄熱式
熱交換器２１1 、２１2 に流され、冷媒の保有する熱ま
たは冷熱はそこに蓄熱される。なお、熱交換器２１1、
２１2 に蓄熱するには長時間を要するが、長時間が経過
した後には、１階の２室Ａ，Ｂの室内壁Ｃは加熱または
冷却されるので、夜間にあってはそれ以後その輻射熱に
より適度に空調される。
【００１９】図３は昼間における冷房、暖房運転時の冷
媒の流れを示し、そのうちの実線矢印は暖房運転時の流
れを示し、また点線矢印は冷房運転時の流れを示す。
媒の流れを示し、そのうちの実線矢印は暖房運転時の流
れを示し、また点線矢印は冷房運転時の流れを示す。
【００２０】昼間の運転時には、運転は制御器２５のコ
ントロール下におかれ、開閉弁ＳＶ2 、ＳＶ4 は閉じた
まゝで、開閉弁ＳＶ1 、ＳＶ3 の開度が開閉制御され
る。即ち、昼間にあっては、圧縮機３からの冷媒は、室
内熱交換器１３1 、１３2 に流され、冷媒の保有する熱
または冷熱は２室Ａ，Ｂの空調に利用される。
ントロール下におかれ、開閉弁ＳＶ2 、ＳＶ4 は閉じた
まゝで、開閉弁ＳＶ1 、ＳＶ3 の開度が開閉制御され
る。即ち、昼間にあっては、圧縮機３からの冷媒は、室
内熱交換器１３1 、１３2 に流され、冷媒の保有する熱
または冷熱は２室Ａ，Ｂの空調に利用される。
【００２１】しかして、この実施例によれば、割安な深
夜電力を利用して、夜間に２室Ａ，Ｂの室内壁Ｃに蓄熱
された熱は、昼間の運転時に未だ残存するので、その熱
が残存するかぎり昼間の空調に要する運転時間を少なく
することができる。
夜電力を利用して、夜間に２室Ａ，Ｂの室内壁Ｃに蓄熱
された熱は、昼間の運転時に未だ残存するので、その熱
が残存するかぎり昼間の空調に要する運転時間を少なく
することができる。
【００２２】図５は他の実施例を示す。
【００２３】これによると、１階の２室Ａ，Ｂの使用頻
度に着目して、より使用頻度の高い居間Ａに夜間に多く
の熱を蓄熱させる構成である。
度に着目して、より使用頻度の高い居間Ａに夜間に多く
の熱を蓄熱させる構成である。
【００２４】具体的には、夜間の開閉弁ＳＶ2 、ＳＶ4
の開度に差を持たせる。即ち、居間Ａの蓄熱式熱交換器
２１1 につながる開閉弁ＳＶ2 の弁開度を、子供部屋Ｂ
の蓄熱式熱交換器２１2 につながる開閉弁ＳＶ4 の弁開
度よりも大きくして、居間Ａの室内壁Ｃへの蓄熱量を増
大させる。この場合の制御は、もちろん制御器２３のコ
ントロール下におかれる。これによれば、かなりの熱が
使用頻度の高い居間Ａに蓄熱されるので、蓄熱量を調整
しない場合に比べて、昼間の居間Ａの空調に要する運転
時間を少なくすることができる。
の開度に差を持たせる。即ち、居間Ａの蓄熱式熱交換器
２１1 につながる開閉弁ＳＶ2 の弁開度を、子供部屋Ｂ
の蓄熱式熱交換器２１2 につながる開閉弁ＳＶ4 の弁開
度よりも大きくして、居間Ａの室内壁Ｃへの蓄熱量を増
大させる。この場合の制御は、もちろん制御器２３のコ
ントロール下におかれる。これによれば、かなりの熱が
使用頻度の高い居間Ａに蓄熱されるので、蓄熱量を調整
しない場合に比べて、昼間の居間Ａの空調に要する運転
時間を少なくすることができる。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、夜間の電力を利用して蓄熱式熱交換器に蓄熱
された熱は被調和室の室内壁などに与えられ、そこに蓄
熱される。従って、その熱によって夜間においても被調
和室内は空調されると共に、昼間もその熱が残存する限
りにおいて被調和室内は空調されるので、昼間の空調に
要する運転時間を少なくすることができる。
によれば、夜間の電力を利用して蓄熱式熱交換器に蓄熱
された熱は被調和室の室内壁などに与えられ、そこに蓄
熱される。従って、その熱によって夜間においても被調
和室内は空調されると共に、昼間もその熱が残存する限
りにおいて被調和室内は空調されるので、昼間の空調に
要する運転時間を少なくすることができる。
【図１】本発明による空気調和装置の一実施例を示す回
路図である。
路図である。
【図２】図１で示した空気調和装置の夜間運転時の冷媒
の流れを示す回路図である。
の流れを示す回路図である。
【図３】図１で示した空気調和装置の昼間運転時の冷媒
の流れを示す回路図である。
の流れを示す回路図である。
【図４】図１で示した空気調和装置の建屋内の熱交換器
の配置図である。
の配置図である。
【図５】本発明の他の実施例を示す空気調和装置の開閉
弁の開度を現わす説明図である。
弁の開度を現わす説明図である。
１ 室外ユニット ３ 圧縮機 ５ 四方弁 ７ 室外熱交換器 ９ 電動式膨脹弁 １１1 、１１2 室内ユニット １３1 、１３2 室内熱交換器 １５1 、１５2 ファン ２１1 、２１2 蓄熱式熱交換器 ＳＶ1 、ＳＶ2 、ＳＶ3 、ＳＶ4 開閉弁 ２３，２５ 制御器 １００ 建屋 Ａ 使用頻度の高い居間 Ｂ 使用頻度の低い子供部屋 Ｃ 室内壁
Claims (1)
- 【請求項１】 圧縮機と室外熱交換器とが内蔵された室
外ユニットに、室内熱交換器が夫々内蔵された複数台の
室内ユニットをつないだ空気調和装置において、夫々の
室内熱交換器と並列に蓄熱式熱交換器をつなぐと共に、
この蓄熱式熱交換器を前記室内ユニットが設置された夫
々の被調和室の室内壁に設け、夜間に前記圧縮機を駆動
した時には前記被調和室の使用頻度に応じて冷媒を夫々
蓄熱式熱交換器に分流させる制御器を設けたことを特徴
とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4181871A JP2911306B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4181871A JP2911306B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH062978A JPH062978A (ja) | 1994-01-11 |
| JP2911306B2 true JP2911306B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=16108311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4181871A Expired - Fee Related JP2911306B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2911306B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6415709B2 (ja) * | 2015-05-25 | 2018-10-31 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置及び室内機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0636435Y2 (ja) * | 1988-09-12 | 1994-09-21 | 前田建設工業株式会社 | 外壁貫通型個別空調機による夜間電力利用蓄熱システム |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP4181871A patent/JP2911306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH062978A (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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