JP2911166B2 - 記録再生用磁気ヘッド - Google Patents
記録再生用磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JP2911166B2 JP2911166B2 JP7571790A JP7571790A JP2911166B2 JP 2911166 B2 JP2911166 B2 JP 2911166B2 JP 7571790 A JP7571790 A JP 7571790A JP 7571790 A JP7571790 A JP 7571790A JP 2911166 B2 JP2911166 B2 JP 2911166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- gap
- core
- reproduction
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パーソナルコンピュータ等の外部記憶装置
として利用されるフロッピーディスク装置の構成部品と
して使用される磁気ヘッドに関するものである。
として利用されるフロッピーディスク装置の構成部品と
して使用される磁気ヘッドに関するものである。
パーソナルコンピュータ等の外部記憶装置として利用
されるフロッピーディスク装置（FDD）は、近年のコン
ピュータ、例えば携帯型コンピュータあるいはワードプ
ロセッサ等の普及にともなって、大容量化が進められ、
フロッピーディスクの周方向への高記録密度化（高線記
録密度化）のみならず、径方向への高記録密度化（高ト
ラック密度化）が行われている。このような高トラック
密度（例えば540TPI）ではトラック間隔が小さいため、
135TPI程度の低トラック密度で一般に使用されている、
記録再生ギャップ２の下流側に消去ギャップ４を配す
る、第４図のようないわゆるトンネルイレーズヘッドを
用いるには、消去ギャップ幅Ｗを約10ミクロン以下にし
なければならず、実際上それは不可能である。そこで、
そのような高トラック密度のFDDでは記録再生ギャップ
２のみで、消去ギャップ４を持たない第５図のような単
一ギャップヘッドが用いられている。
されるフロッピーディスク装置（FDD）は、近年のコン
ピュータ、例えば携帯型コンピュータあるいはワードプ
ロセッサ等の普及にともなって、大容量化が進められ、
フロッピーディスクの周方向への高記録密度化（高線記
録密度化）のみならず、径方向への高記録密度化（高ト
ラック密度化）が行われている。このような高トラック
密度（例えば540TPI）ではトラック間隔が小さいため、
135TPI程度の低トラック密度で一般に使用されている、
記録再生ギャップ２の下流側に消去ギャップ４を配す
る、第４図のようないわゆるトンネルイレーズヘッドを
用いるには、消去ギャップ幅Ｗを約10ミクロン以下にし
なければならず、実際上それは不可能である。そこで、
そのような高トラック密度のFDDでは記録再生ギャップ
２のみで、消去ギャップ４を持たない第５図のような単
一ギャップヘッドが用いられている。
しかしながら、このような単一ギャップヘッドでは、
第６図に示すように既存の記録８からずれた位置に新し
い記録10が重ね書きされると、位置ずれＳだけ消し残り
14が生じ、これが再生時にノイズとなりSN比を悪化させ
てしまうという課題があった。
第６図に示すように既存の記録８からずれた位置に新し
い記録10が重ね書きされると、位置ずれＳだけ消し残り
14が生じ、これが再生時にノイズとなりSN比を悪化させ
てしまうという課題があった。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであり、数ミ
クロン程度の位置ずれがあっても、消し残りが生ぜず、
SN比の良い再生ができる単一ギャップの記録再生用磁気
ヘッドを提供することを目的としたものである。
クロン程度の位置ずれがあっても、消し残りが生ぜず、
SN比の良い再生ができる単一ギャップの記録再生用磁気
ヘッドを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明は第１図に示すよ
うに記録再生ギャップ部の上流側コア16および下流側コ
ア18の少なくとも一方の側面に、前記コアより飽和磁束
密度が低い膜（低飽和磁束密度膜20）を被着した。
うに記録再生ギャップ部の上流側コア16および下流側コ
ア18の少なくとも一方の側面に、前記コアより飽和磁束
密度が低い膜（低飽和磁束密度膜20）を被着した。
上記手段によれば、記録時にギャップ端部22の方がギ
ャップ内部24より早く磁気飽和するため、ギャップ側面
に第２図のような漏れ磁束26が多く生じ、ギャップの両
端の外側部分の消去を行うことができ、位置ずれがあっ
た場合でも消し残りが生じない。この側面の漏れ磁束26
は膜厚ｔと印加電流によって制御することができ、所定
の幅の消去を行うことが可能である。また、実際に再生
時の出力に寄与する記録は本来のギャップ部のみでなさ
れる。
ャップ内部24より早く磁気飽和するため、ギャップ側面
に第２図のような漏れ磁束26が多く生じ、ギャップの両
端の外側部分の消去を行うことができ、位置ずれがあっ
た場合でも消し残りが生じない。この側面の漏れ磁束26
は膜厚ｔと印加電流によって制御することができ、所定
の幅の消去を行うことが可能である。また、実際に再生
時の出力に寄与する記録は本来のギャップ部のみでなさ
れる。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図（ａ）、（ｂ）は本考案に係る記録再生用磁気
ヘッドの実施例である。第１図（ａ）は本発明による第
１の実施例を示しており、バルクタイプヘッドの上流側
コア16の側面に低磁束密度膜20を被着した例である。第
１図（ｂ）はバルクタイプヘッドの上流側コア16と下流
側コア18の双方に低磁束密度膜20を被着した例である。
ヘッドの実施例である。第１図（ａ）は本発明による第
１の実施例を示しており、バルクタイプヘッドの上流側
コア16の側面に低磁束密度膜20を被着した例である。第
１図（ｂ）はバルクタイプヘッドの上流側コア16と下流
側コア18の双方に低磁束密度膜20を被着した例である。
なお、図には示さなかったが、下流側コア18のみの側
面に低磁束密度膜20を被着しても良い。
面に低磁束密度膜20を被着しても良い。
第１図ではバルクタイプヘッドにおける実施例を示し
たが、上流側コア16と下流側コア18の対向面に金属膜を
配したいわゆるMIG（メタルインギャップ）ヘッドにお
いても本発明を用いることができる。また、第１図では
ギャップ部の端部全体に低磁束密度膜20を被着した例を
示したが、ギャップ端部の側面のみに低磁束密度膜を被
着するだけでも良い。
たが、上流側コア16と下流側コア18の対向面に金属膜を
配したいわゆるMIG（メタルインギャップ）ヘッドにお
いても本発明を用いることができる。また、第１図では
ギャップ部の端部全体に低磁束密度膜20を被着した例を
示したが、ギャップ端部の側面のみに低磁束密度膜を被
着するだけでも良い。
第３図（ａ）〜（ｆ）は第１図（ａ）に示した実施例
の製造工程の例である。まず第３図（ａ）に示すように
フェライト製の上流側コアバー32にトラック溝34を入れ
た後、第３図（ｂ）に示すようにスパッタリングにより
低飽和磁束密度膜20としてCo−Mo−Zr合金膜を形成す
る。次に第３図（ｃ）に示すようにフェライト板36を突
合せ、ガラス38で接合およびトラック溝を埋める。次い
でフェライト板36を、第３図（ｄ）に示すように上流側
コアバー32のギャップ部のフェライトが現れるまでラッ
ピングにより削り落とす。さらに第３図（ｅ）に示すよ
うに、この上流側コアバー32を別に形成された下流側コ
アバー40に突合せて、ガラス接合する。その後、接合し
たコアブロック41を一点鎖線42により示す箇所で切断
し、第３図（ｆ）に示すコアチップ44を得る。
の製造工程の例である。まず第３図（ａ）に示すように
フェライト製の上流側コアバー32にトラック溝34を入れ
た後、第３図（ｂ）に示すようにスパッタリングにより
低飽和磁束密度膜20としてCo−Mo−Zr合金膜を形成す
る。次に第３図（ｃ）に示すようにフェライト板36を突
合せ、ガラス38で接合およびトラック溝を埋める。次い
でフェライト板36を、第３図（ｄ）に示すように上流側
コアバー32のギャップ部のフェライトが現れるまでラッ
ピングにより削り落とす。さらに第３図（ｅ）に示すよ
うに、この上流側コアバー32を別に形成された下流側コ
アバー40に突合せて、ガラス接合する。その後、接合し
たコアブロック41を一点鎖線42により示す箇所で切断
し、第３図（ｆ）に示すコアチップ44を得る。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、記録
時にヘッド位置が正規のトラック位置よりずれていて
も、旧データの消し残りを生じないようにでき、SN比の
良い再生を行うことができるという効果がある。
時にヘッド位置が正規のトラック位置よりずれていて
も、旧データの消し残りを生じないようにでき、SN比の
良い再生を行うことができるという効果がある。
第１図（ａ）、（ｂ）は本発明による記録再生用磁気ヘ
ッドの一実施例におけるギャップ部の拡大図、第２図は
本発明の作用の説明図、第３図は第１図（ａ）に示した
実施例に対する製造工程の例、第４図はトンネルイレー
ズヘッドのギャップ部の拡大図、第５図は従来の単一ギ
ャップヘッドのギャップ部拡大図、第６図は従来ヘッド
の説明図である。 16……上流側コア、 18……下流側コア、 20……低飽和磁束密度膜。
ッドの一実施例におけるギャップ部の拡大図、第２図は
本発明の作用の説明図、第３図は第１図（ａ）に示した
実施例に対する製造工程の例、第４図はトンネルイレー
ズヘッドのギャップ部の拡大図、第５図は従来の単一ギ
ャップヘッドのギャップ部拡大図、第６図は従来ヘッド
の説明図である。 16……上流側コア、 18……下流側コア、 20……低飽和磁束密度膜。
Claims (1)
- 【請求項１】単一磁気ギャップにより記録再生を行う磁
気ヘッドにおいて、そのギャップ部の上流側コアおよび
下流側コアの少なくとも一方の側面に、前記コアより飽
和磁束密度が低い膜を被着したことを特徴とする記録再
生用磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7571790A JP2911166B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 記録再生用磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7571790A JP2911166B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 記録再生用磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03276407A JPH03276407A (ja) | 1991-12-06 |
| JP2911166B2 true JP2911166B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=13584286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7571790A Expired - Fee Related JP2911166B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 記録再生用磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2911166B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP7571790A patent/JP2911166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03276407A (ja) | 1991-12-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2635550B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPH0415521B2 (ja) | ||
| JP2911166B2 (ja) | 記録再生用磁気ヘッド | |
| JPH04143911A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JP2001319302A (ja) | 情報記録装置 | |
| JPH0467308A (ja) | 磁気ヘッド | |
| US6396659B1 (en) | Magnetic head assembly for a flexible disk drive having grooves formed in the core of the erase head which most closely adjoins the pair of cores forming the write/read head | |
| JPH0279205A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JP2809542B2 (ja) | 磁気ヘッド装置 | |
| JPH0210509A (ja) | 垂直磁気記録用薄膜磁気ヘッド | |
| JPH02134718A (ja) | 磁気ヘッドスライダ組み立て体 | |
| JPS61243909A (ja) | 磁気ヘツド | |
| JPH0618044B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPS60197912A (ja) | 磁気ヘツド | |
| JPH02110803A (ja) | 記録方法 | |
| JPS61160811A (ja) | フロツピ−デイスク用磁気ヘツド | |
| JPS59165217A (ja) | 複合型磁気ヘツド | |
| JPH01229412A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPS5945626A (ja) | 垂直磁化記録再生ヘツド | |
| JPS6028013A (ja) | 磁気ヘツド | |
| JPH06195632A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPS62219213A (ja) | 複合磁気ヘツド | |
| JPH0194514A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH06162419A (ja) | 磁気記録方法 | |
| JPH0276109A (ja) | 磁気ヘッド |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |