JP2911124B2 - 設定値可能範囲の比較結果を表示する射出成形機 - Google Patents
設定値可能範囲の比較結果を表示する射出成形機Info
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/766—Measuring, controlling or regulating the setting or resetting of moulding conditions, e.g. before starting a cycle
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は射出成形機に関し、特に、数値制御装置(以
下NC装置という)によって制御される射出成形機におけ
る各種設定値の設定誤りを検出し表示する射出成形機に
関する。
下NC装置という)によって制御される射出成形機におけ
る各種設定値の設定誤りを検出し表示する射出成形機に
関する。
従来の技術 射出成形機においては、成形しようとする成形品に応
じて多量の各種設定値を設定しなければならない。例え
ば、クランプ装置(型締装置)の型閉じ速度や型開し速
度の切換位置,射出速度の切換位置,計量時におけるス
クリューの回転速度の切換位置,エジェクト装置におけ
るエジェクト前進位置,後退位置等を設定する必要があ
る。
じて多量の各種設定値を設定しなければならない。例え
ば、クランプ装置(型締装置)の型閉じ速度や型開し速
度の切換位置,射出速度の切換位置,計量時におけるス
クリューの回転速度の切換位置,エジェクト装置におけ
るエジェクト前進位置,後退位置等を設定する必要があ
る。
数値制御装置(以下、NC装置という)で制御される射
出成形機においては、CRT表示装置のCRT画面を利用し手
動データ入力装置のキーボードから各種設定値を記憶装
置内に設定し、この記憶装置内に記憶された各種設定
値、及びユーザが作成したNCプログラムに従って、NC装
置は射出成形動作を制御する構成になっている。この各
種設定値を設定または変更する際、例えば、クランプ装
置による型閉じ,型開き速度の切換位置,射出装置によ
る射出速度の切換位置,エジェクタ装置におけるエジェ
クタ前進位置,後退位置等の各種設定値が入力された
際、その設定値と相互に関係する他の設定値とを比較し
て、設定可能範囲内に正しく設定されたか否か判断し、
正しく設定されていなければ入力データを設定値として
記憶することなくアラームを出し、オペレータに再設定
を促す射出成形機は特開昭62−170317号公報で公知であ
る。
出成形機においては、CRT表示装置のCRT画面を利用し手
動データ入力装置のキーボードから各種設定値を記憶装
置内に設定し、この記憶装置内に記憶された各種設定
値、及びユーザが作成したNCプログラムに従って、NC装
置は射出成形動作を制御する構成になっている。この各
種設定値を設定または変更する際、例えば、クランプ装
置による型閉じ,型開き速度の切換位置,射出装置によ
る射出速度の切換位置,エジェクタ装置におけるエジェ
クタ前進位置,後退位置等の各種設定値が入力された
際、その設定値と相互に関係する他の設定値とを比較し
て、設定可能範囲内に正しく設定されたか否か判断し、
正しく設定されていなければ入力データを設定値として
記憶することなくアラームを出し、オペレータに再設定
を促す射出成形機は特開昭62−170317号公報で公知であ
る。
発明が解決しようとする課題 上記特開昭62−170317号公報に記載されたものは、設
定値として入力したデータが設定可能範囲外であるアラ
ームを出すものであるが、アラームが出力されても、ど
のような理由で設定可能範囲外としてアラームが出力さ
れたのか、オペレータには直ちには把握できなく、再設
定に不便である。
定値として入力したデータが設定可能範囲外であるアラ
ームを出すものであるが、アラームが出力されても、ど
のような理由で設定可能範囲外としてアラームが出力さ
れたのか、オペレータには直ちには把握できなく、再設
定に不便である。
そこで、本発明の目的は、上記従来の技術を改善し、
設定可能範囲外の設定値が入力されたとき、その入力デ
ータが設定可能範囲外である理由を表示し、再設定を容
易にさせた射出成形機を提供することにある。
設定可能範囲外の設定値が入力されたとき、その入力デ
ータが設定可能範囲外である理由を表示し、再設定を容
易にさせた射出成形機を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明は、射出成形機を制御する制御装置に、成形条
件の各項目の設定値を入力する入力手段と、成形条件の
各項目の設定値を記憶する第1の記憶手段と、位置に関
する各設定値が設定可能範囲外と判断されたときの理由
を記憶する第2の記憶手段と、上記入力手段で入力され
た位置に関する各項目に対する入力データと当該項目に
相互に関係する上記第1の記憶手段に記憶された位置に
関する設定値とを比較し設定可能範囲であれば上記第1
の記憶手段に入力データを当該項目の設定値として記憶
させる判別手段と、上記判別手段で設定可能範囲外と判
別されると上記第2の記憶手段より対応する設定可能範
囲外の理由を読出し表示する表示手段とを設けることに
よって、上記課題を解決した。
件の各項目の設定値を入力する入力手段と、成形条件の
各項目の設定値を記憶する第1の記憶手段と、位置に関
する各設定値が設定可能範囲外と判断されたときの理由
を記憶する第2の記憶手段と、上記入力手段で入力され
た位置に関する各項目に対する入力データと当該項目に
相互に関係する上記第1の記憶手段に記憶された位置に
関する設定値とを比較し設定可能範囲であれば上記第1
の記憶手段に入力データを当該項目の設定値として記憶
させる判別手段と、上記判別手段で設定可能範囲外と判
別されると上記第2の記憶手段より対応する設定可能範
囲外の理由を読出し表示する表示手段とを設けることに
よって、上記課題を解決した。
作 用 上記入力手段より成形条件の各項目の設定値が入力さ
れると、上記判別手段は入力された該項目と相互に関係
する成形条件の項目の設定値を上記第1の記憶手段より
読出して比較し、入力されたデータがこれら成形条件の
設定値との相互関係で設定可能範囲内であれば、該入力
データを当該設定項目の設定値として上記第1の記憶手
段に入力設定する。一方、入力データが設定可能範囲外
であると、第2の記憶手段より対応する設定範囲外の理
由を読出し表示装置でその理由を表示する。
れると、上記判別手段は入力された該項目と相互に関係
する成形条件の項目の設定値を上記第1の記憶手段より
読出して比較し、入力されたデータがこれら成形条件の
設定値との相互関係で設定可能範囲内であれば、該入力
データを当該設定項目の設定値として上記第1の記憶手
段に入力設定する。一方、入力データが設定可能範囲外
であると、第2の記憶手段より対応する設定範囲外の理
由を読出し表示装置でその理由を表示する。
実施例 第1図は本発明の一実施例の射出成形機における制御
装置としてのNC装置の要部ブロック図で、NC装置1はNC
用のマイクロプロセッサ(以下、CPUという)2と、プ
ログラマブル・マシン・コントローラ(以下、PMCとい
う)用のCPU3を有しており、PC用CPU3には射出成形機の
シーケンスプログラム及び後述の各種設定値の設定範囲
外の理由を記憶したROM5(このROM5で、本実施例は、本
発明の第2の記憶手段を構成している)、及び、データ
の記憶演算等に利用されるRAM6が接続され、NC用CPU2に
は射出成形機を全体的に制御する制御プログラムを記憶
したROM7,データの一時記憶,演算等に利用されるRAM8
及びサーボインタフェイス9を介して、射出用,クラン
プ用,スクリュー回転用,エジェクタ用の各軸のサーボ
モータを駆動制御するサーボ回路10〜13が接続され、該
サーボ回路10〜13には各軸のサーボモータ及び各サーボ
モータの回転位置を検出する検出器が接続され、また、
出力回路16から出力されるトルクリミッタ値を受信し
(第1図中では接続関係を省略)、サーボモータの位
置,速度,トルクを制御している。また、14はCMOSメモ
リやバブルメモリで構成される不揮発性の共有RAMで、
射出成形機の各動作を制御するNCプログラムや後述の各
種設定値等を記憶するものであり、本発明の第1の記憶
手段を構成している。17はCRT表示装置付手動データ入
力装置(以下、CRT/MDIという)で、本発明の入力装
置,表示装置を構成している。該CRT/MDI17は、インタ
ーフェイス18を介してバスアービタコントローラ(以
下、BACという)4に接続され、該BAC4にはNC用CPU2及
びPMC用CPU3,共有RAM14,入力回路15,出力回路16の各バ
スが接続され、該BAC4によって使用するバスを制御する
ようになっている。入力回路15には射出成形機に取付け
られた各種センサが接続され出力回路16には各種アクチ
ュエイタが接続されている。以上の構成は、従来のNC装
置で制御される射出成形機のNC装置の構成と変るところ
はない。
装置としてのNC装置の要部ブロック図で、NC装置1はNC
用のマイクロプロセッサ(以下、CPUという)2と、プ
ログラマブル・マシン・コントローラ(以下、PMCとい
う)用のCPU3を有しており、PC用CPU3には射出成形機の
シーケンスプログラム及び後述の各種設定値の設定範囲
外の理由を記憶したROM5(このROM5で、本実施例は、本
発明の第2の記憶手段を構成している)、及び、データ
の記憶演算等に利用されるRAM6が接続され、NC用CPU2に
は射出成形機を全体的に制御する制御プログラムを記憶
したROM7,データの一時記憶,演算等に利用されるRAM8
及びサーボインタフェイス9を介して、射出用,クラン
プ用,スクリュー回転用,エジェクタ用の各軸のサーボ
モータを駆動制御するサーボ回路10〜13が接続され、該
サーボ回路10〜13には各軸のサーボモータ及び各サーボ
モータの回転位置を検出する検出器が接続され、また、
出力回路16から出力されるトルクリミッタ値を受信し
(第1図中では接続関係を省略)、サーボモータの位
置,速度,トルクを制御している。また、14はCMOSメモ
リやバブルメモリで構成される不揮発性の共有RAMで、
射出成形機の各動作を制御するNCプログラムや後述の各
種設定値等を記憶するものであり、本発明の第1の記憶
手段を構成している。17はCRT表示装置付手動データ入
力装置(以下、CRT/MDIという)で、本発明の入力装
置,表示装置を構成している。該CRT/MDI17は、インタ
ーフェイス18を介してバスアービタコントローラ(以
下、BACという)4に接続され、該BAC4にはNC用CPU2及
びPMC用CPU3,共有RAM14,入力回路15,出力回路16の各バ
スが接続され、該BAC4によって使用するバスを制御する
ようになっている。入力回路15には射出成形機に取付け
られた各種センサが接続され出力回路16には各種アクチ
ュエイタが接続されている。以上の構成は、従来のNC装
置で制御される射出成形機のNC装置の構成と変るところ
はない。
以上の構成において、成形条件の各種設定値を設定ま
たは変更する際には、CRT/MDI17のCRT画面を成形条件設
定画面にしてカーソルによって成形条件を選択し、キー
ボードより選択した成形条件の設定値を入力し、共有RA
M14内に記憶させることによって各成形条件の設定値を
設定することになるが、各種設定値の条件は下記のよう
に設定する必要がある。
たは変更する際には、CRT/MDI17のCRT画面を成形条件設
定画面にしてカーソルによって成形条件を選択し、キー
ボードより選択した成形条件の設定値を入力し、共有RA
M14内に記憶させることによって各成形条件の設定値を
設定することになるが、各種設定値の条件は下記のよう
に設定する必要がある。
(i) 型開き動作の設定 型開き動作の設定については第2図に示すように、ク
ランプ装置(型締機構)のトグルリンクが伸びきった位
置のロックアップ位置LCK(=0),加速開始位置FST,
減速開始位置SLW,型開き完了位置OPN及びクランク装置
が有する最大ストロークCmaxとの関係を Cmax≧OPN≧SLW≧FST≧LCK=0 ……(1) なる関係に設定されなければ、型開き動作は誤動作を起
こすこととなる。
ランプ装置(型締機構)のトグルリンクが伸びきった位
置のロックアップ位置LCK(=0),加速開始位置FST,
減速開始位置SLW,型開き完了位置OPN及びクランク装置
が有する最大ストロークCmaxとの関係を Cmax≧OPN≧SLW≧FST≧LCK=0 ……(1) なる関係に設定されなければ、型開き動作は誤動作を起
こすこととなる。
(ii) 型閉じ動作の設定 この場合、型開き完了位置OPNから高速で金型保護開
始位置MPRまでプ可動ラテンを移動させ、金型保護開始
位置MPRから金型タッチ位置TCHまでは低速で可動プラテ
ンを移動させ、金型タッチ位置TCHからはトグル機構が
ロックアップするロックアップ位置LCK、すなわちクラ
ンプ位置が「0」まで移動させる(通常ロックアップ位
置LCKが原点となる)。そのため、これらの設定値は第
3図に示すように Cmax≧OPN≧MPR≧TCH≧LCK=0 ……(2) と設定されねばならない。
始位置MPRまでプ可動ラテンを移動させ、金型保護開始
位置MPRから金型タッチ位置TCHまでは低速で可動プラテ
ンを移動させ、金型タッチ位置TCHからはトグル機構が
ロックアップするロックアップ位置LCK、すなわちクラ
ンプ位置が「0」まで移動させる(通常ロックアップ位
置LCKが原点となる)。そのため、これらの設定値は第
3図に示すように Cmax≧OPN≧MPR≧TCH≧LCK=0 ……(2) と設定されねばならない。
(iii) エジェクト開始位置及びエアエジェクト開始
位置の設定 エジェクト及びエアエジェクトは、クランプ機構が型
開きを完了するまでに開始されねばならないので、これ
らの開始位置EJE,AEJは第4図,第5図に示すように、 Cmax≧OPN≧EJE≧LCK=0 ……(3) Cmax≧OPN≧AEJ≧LCK=0 ……(4) とならねばならない。
位置の設定 エジェクト及びエアエジェクトは、クランプ機構が型
開きを完了するまでに開始されねばならないので、これ
らの開始位置EJE,AEJは第4図,第5図に示すように、 Cmax≧OPN≧EJE≧LCK=0 ……(3) Cmax≧OPN≧AEJ≧LCK=0 ……(4) とならねばならない。
(iv) 射出速度及び射出速度制御から保圧制御への切
換位置設定 通常射出速度は数段にわたって切換えられ、射出速度
の最終段においては射出速度制御から保圧制御へ切換え
られる。この場合においても、射出速度が第1段から第
2段、第2段から第3段へ……と順次切換えられ、保圧
への切換までこれらの切換位置は第6図に示すように、
次の不等式が成立しなければ、スクリューが後退すると
いう誤動作を起こすことが生じるので次式の不等式を満
足するように設定しなければならない。なお、この射出
軸の場合はスクリューの加熱シリンダ先端位置Sminが原
点にとってあり、Smaxは射出軸が有する最大のスクリュ
ーストローク、SBKは設定されるスクリューバック位
置、IV1〜IV N−1は1段からN段までの射出速度切換
位置,TRPは射出速度制御から保圧制御への切換位置であ
る。
換位置設定 通常射出速度は数段にわたって切換えられ、射出速度
の最終段においては射出速度制御から保圧制御へ切換え
られる。この場合においても、射出速度が第1段から第
2段、第2段から第3段へ……と順次切換えられ、保圧
への切換までこれらの切換位置は第6図に示すように、
次の不等式が成立しなければ、スクリューが後退すると
いう誤動作を起こすことが生じるので次式の不等式を満
足するように設定しなければならない。なお、この射出
軸の場合はスクリューの加熱シリンダ先端位置Sminが原
点にとってあり、Smaxは射出軸が有する最大のスクリュ
ーストローク、SBKは設定されるスクリューバック位
置、IV1〜IV N−1は1段からN段までの射出速度切換
位置,TRPは射出速度制御から保圧制御への切換位置であ
る。
0=Smin≦TRP≦IV N−1……≦IV1≦SBK≦Smax ……(5) (v) スクリュー回転速度切換位置の設定 計量時においてもスクリューの位置に応じスクリュー
回転数を数段にわたって切換えるが、この場合において
も第7図に示すように、各段の切換位置は次の不等式が
成立するように設定せねばならない。なお、EX1〜EX N
−1は計量各段の切換位置を示す。
回転数を数段にわたって切換えるが、この場合において
も第7図に示すように、各段の切換位置は次の不等式が
成立するように設定せねばならない。なお、EX1〜EX N
−1は計量各段の切換位置を示す。
0=Smin≦EX1……≦EXn−1≦SBK≦Smax ……(6) (vi) エジェクト装置におけるエジェクト前進位置,
後退位置の設定 エジェクト前進位置EFW,後退位置ERV、及び、エジェ
クト装置が有するストロークEmax,エジェクト後退限Emi
n=0との関係は第8図に示すように次式が成立しなけ
ればならない。
後退位置の設定 エジェクト前進位置EFW,後退位置ERV、及び、エジェ
クト装置が有するストロークEmax,エジェクト後退限Emi
n=0との関係は第8図に示すように次式が成立しなけ
ればならない。
Emin=0≦ERV≦EFW≦Emax ……(7) なお、上記クランプストロークCmax,スクリュースト
ロークSmax,エジェクタストロークEmaxは、射出成形機
の構成が決まれば固有値として決まるものであり、射出
成形機をメーカーが出荷する時、予め共有RAM中に設定
されている。また、ロックアップ位置LCK,スクリュー先
端位置Smin,エジェクト後退限Eminも予め「0」と設定
されている。
ロークSmax,エジェクタストロークEmaxは、射出成形機
の構成が決まれば固有値として決まるものであり、射出
成形機をメーカーが出荷する時、予め共有RAM中に設定
されている。また、ロックアップ位置LCK,スクリュー先
端位置Smin,エジェクト後退限Eminも予め「0」と設定
されている。
そして、ROM5中には各種設定値が入力され、その入力
データが設定可能範囲外であったとき、CRT画面に表示
するメッセージ、即ち、下記の設定可能範囲外の理由メ
ッセージM.1〜M.23を記憶させておく。
データが設定可能範囲外であったとき、CRT画面に表示
するメッセージ、即ち、下記の設定可能範囲外の理由メ
ッセージM.1〜M.23を記憶させておく。
M.1:設定可能範囲を越えています。
M.2:金型保護開始位置より小さ過ぎます。
M.3:減速開始位置より小さ過ぎます。
M.4:エジェクト開始位置より小さ過ぎます。
M.5:エアエジェクト開始位置より小さ過ぎます。
M.6:型開き完了位置より大き過ぎます。
M.7:金型タッチ位置より小さ過ぎます。
M.8:金型保護開始位置より大き過ぎます。
M.9:減速開始位置より大き過ぎます。
M.10:加速開始位置より小さ過ぎます。
M.11:エジェクタ後退位置より小さ過ぎます。
M.12:エジェクタ前進位置より大き過ぎます。
M.13:計量切換点(i+1)より大き過ぎます。
M.14:計量切換点(i−1)より小さ過ぎます。
M.15:スクリューバック位置より大き過ぎます。
M.16:計量切換点(N−2)より小さ過ぎます。
M.17:計量切換点(N−1)より小さ過ぎます。
M.18:射出切換位置1より小さ過ぎます。
M.19:射出切換位置(N−1)より大き過ぎます。
M.20:射出切換位置(N−2)より大き過ぎます。
M.21:切換位置より小さ過ぎます。
M.22:射出切換位置(i−1)より大き過ぎます。
M.23:射出切換位置(i+1)より小さ過ぎます。
そこで、MDI/CRT17のCRT画面に各種条件設定画面を選
択表示させ、キーボードより各種データを設定すると
き、PC用CPU3はこれら設定値xを読出し、上記第(1)
〜(7)式の条件を満足しているか否か判断する。その
動作処理を、以下、フローチャートと共に説明する。
択表示させ、キーボードより各種データを設定すると
き、PC用CPU3はこれら設定値xを読出し、上記第(1)
〜(7)式の条件を満足しているか否か判断する。その
動作処理を、以下、フローチャートと共に説明する。
(a) クランプ条件設定 まず、MDI/CRT17のCRT画面にクランプ条件設定画面を
選択すると、PMC用CPU3は第9図の処理を開始する。オ
ペレータはカーソルを各設定項目位置に移動させてデー
タをキーボードより入力する。PC用CPU3は設定されたカ
ーソル位置が型開き完了位置OPNか、金型保護開始位置M
PRか、金型タッチ位置TCHか、加速開始位置FSTか、減速
開始位置SLWか判断する(ステップS1)。カーソル位置
が型開き完了位置OPNであると(最初に成形条件を設定
するときには、各成形条件の設定値には「0」が設定さ
れているので、数値の大きい成形条件より設定する)、
入力されたデータxがクランプ装置が有する最大のクラ
ンプストロークCmaxより小さいか否か判断し(ステップ
S2)、大きいときはROM5より設定可能範囲外の理由メッ
セージM.1を読出し、CRT画面に該メッセージM.1「設定
可能範囲を越えています。」を表示する(ステップS
8)。小さい場合には次に入力データxが金型保護開始
位置MPRより大きいか否か判断し(ステップS3)、小さ
ければ同様にメッセージM.2を表示し(ステップS9)、
大きければ次に減速開始位置SLWより入力データxは大
きいか否か判断し(ステップS4)、小さければメッセー
ジM.3を表示し(ステップS10)、大きければ次に入力デ
ータxとエジェクト開始位置EJEより大きいか否か判断
し(ステップS5)、小さければメッセージM.4を表示し
(ステップS11)、大きければ入力データxはエアエジ
ェクト開始位置AEJより大きいか否か判断し(ステップS
6)、小さければメッセージM.5を表示し(ステップS1
2)、大きければ入力データxをCRT画面の型開き完了位
置OPNに表示すると共に共有RAM14に記憶させる。すなわ
ち、型開き完了位置OPNが関係するのは第(1)式,第
(2)式,第(3)式,第(4)式における次の条件で
ある。
選択すると、PMC用CPU3は第9図の処理を開始する。オ
ペレータはカーソルを各設定項目位置に移動させてデー
タをキーボードより入力する。PC用CPU3は設定されたカ
ーソル位置が型開き完了位置OPNか、金型保護開始位置M
PRか、金型タッチ位置TCHか、加速開始位置FSTか、減速
開始位置SLWか判断する(ステップS1)。カーソル位置
が型開き完了位置OPNであると(最初に成形条件を設定
するときには、各成形条件の設定値には「0」が設定さ
れているので、数値の大きい成形条件より設定する)、
入力されたデータxがクランプ装置が有する最大のクラ
ンプストロークCmaxより小さいか否か判断し(ステップ
S2)、大きいときはROM5より設定可能範囲外の理由メッ
セージM.1を読出し、CRT画面に該メッセージM.1「設定
可能範囲を越えています。」を表示する(ステップS
8)。小さい場合には次に入力データxが金型保護開始
位置MPRより大きいか否か判断し(ステップS3)、小さ
ければ同様にメッセージM.2を表示し(ステップS9)、
大きければ次に減速開始位置SLWより入力データxは大
きいか否か判断し(ステップS4)、小さければメッセー
ジM.3を表示し(ステップS10)、大きければ次に入力デ
ータxとエジェクト開始位置EJEより大きいか否か判断
し(ステップS5)、小さければメッセージM.4を表示し
(ステップS11)、大きければ入力データxはエアエジ
ェクト開始位置AEJより大きいか否か判断し(ステップS
6)、小さければメッセージM.5を表示し(ステップS1
2)、大きければ入力データxをCRT画面の型開き完了位
置OPNに表示すると共に共有RAM14に記憶させる。すなわ
ち、型開き完了位置OPNが関係するのは第(1)式,第
(2)式,第(3)式,第(4)式における次の条件で
ある。
Cmax≧OPN≧SLW ……(8) Cmax≧OPN≧MPR ……(9) Cmax≧OPN≧EJE ……(10) Cmax≧OPN≧AEJ ……(11) そこで、上記第(8)式はステップS2とステップS4
で、第(9)式はステップS2,S3で判断し、第(10)式
はステップS2,S5で、第(11)式はステップS2,S6で判断
し、これらの条件第(8)〜(11)式を満足していると
き、入力データxは正しく設定されているとして設定記
憶するものである。
で、第(9)式はステップS2,S3で判断し、第(10)式
はステップS2,S5で、第(11)式はステップS2,S6で判断
し、これらの条件第(8)〜(11)式を満足していると
き、入力データxは正しく設定されているとして設定記
憶するものである。
次に、カーソル位置が金型保護開始位置MPRである
と、金型保護開始位置MPRが関係するのは第(2)式の
みであるから、入力データxが型開き完了位置OPNより
小さくて金型タッチ位置TCHより大きいかステップS13,S
14で判断し、満足していればCRTの金型保護開始位置MPR
位置に表示すると共に共有RAM14に記憶させる(ステッ
プS15)。また、型開き完了位置OPNより大きければメッ
セージM.6を、金型タッチ位置TCHより小さければメッセ
ージM.7を表示する(ステップS16,17)。
と、金型保護開始位置MPRが関係するのは第(2)式の
みであるから、入力データxが型開き完了位置OPNより
小さくて金型タッチ位置TCHより大きいかステップS13,S
14で判断し、満足していればCRTの金型保護開始位置MPR
位置に表示すると共に共有RAM14に記憶させる(ステッ
プS15)。また、型開き完了位置OPNより大きければメッ
セージM.6を、金型タッチ位置TCHより小さければメッセ
ージM.7を表示する(ステップS16,17)。
次に、カーソル位置が金型タッチ位置TCHであると、
金型タッチ位置TCHは第(2)式のみ関係しているか
ら、入力データxが金型保護開始位置MPRより小さくロ
ックアップ位置LOK=0より大きいとき、前述同様、表
示及び共有RAM14に記憶させる(ステップS18〜S20)。
また、金型保護開始位置MPRより大きいときにはメッセ
ージM.8を、ロックアップ位置LOK=0より小さいときは
メッセージM.1をCRT画面に表示する(ステップS21,S2
2)。
金型タッチ位置TCHは第(2)式のみ関係しているか
ら、入力データxが金型保護開始位置MPRより小さくロ
ックアップ位置LOK=0より大きいとき、前述同様、表
示及び共有RAM14に記憶させる(ステップS18〜S20)。
また、金型保護開始位置MPRより大きいときにはメッセ
ージM.8を、ロックアップ位置LOK=0より小さいときは
メッセージM.1をCRT画面に表示する(ステップS21,S2
2)。
また、カーソル位置が減速開始位置SLWであれば入力
データxが型開き完了位置OPNより小さく、加速開始位
置FSTより大きいとき(ステップS28,S29)、入力データ
xを表示すると共に共有RAM14に設定記憶し(ステップS
30)、型開き完了位置OPNより大きいときはメッセージ
M.6を、加速開始位置FSTより小さいときはメッセージM.
10をCRT画面に表示する。
データxが型開き完了位置OPNより小さく、加速開始位
置FSTより大きいとき(ステップS28,S29)、入力データ
xを表示すると共に共有RAM14に設定記憶し(ステップS
30)、型開き完了位置OPNより大きいときはメッセージ
M.6を、加速開始位置FSTより小さいときはメッセージM.
10をCRT画面に表示する。
次に、カーソル位置が加速開始位置FSTであれば、入
力データxが減速開始位置SLWより小さくロックアップ
位置LCK=0より大きいとき(ステップS23,S24)、入力
データxを加速開始位置FSTとして表示すると共に共有R
AM14に設定記憶し、減速開始位置SLWより大きいときは
メッセージM.9を、ロックアップ位置LCKより小さいとき
はメッセージM.1をCRT画面に表示する。
力データxが減速開始位置SLWより小さくロックアップ
位置LCK=0より大きいとき(ステップS23,S24)、入力
データxを加速開始位置FSTとして表示すると共に共有R
AM14に設定記憶し、減速開始位置SLWより大きいときは
メッセージM.9を、ロックアップ位置LCKより小さいとき
はメッセージM.1をCRT画面に表示する。
以上のようにして、型開き,型閉じ動作に関係するク
ランプの設定条件及びクランプの動作と関係するエジェ
クト開始位置,エアエジェクト開始位置との関係が確認
され、正しく設定されればCRT画面に表示し、入力デー
タは設定値として記憶される。
ランプの設定条件及びクランプの動作と関係するエジェ
クト開始位置,エアエジェクト開始位置との関係が確認
され、正しく設定されればCRT画面に表示し、入力デー
タは設定値として記憶される。
(b) エジェクト条件設定 エジェクトに関係する設定値は第(3)式,第(4)
式,第(7)式より次の関係を満足せねばならない。
式,第(7)式より次の関係を満足せねばならない。
OPN≧EJE≧LCK=0 ……(12) OPN≧AEJ≧LCK=0 ……(13) Emax≧EFW≧ERV≧Emin=0 ……(7) そこで、第10図に示すように、カーソル位置がエジェ
クト開始位置EJEであると、上記第(12)図式に入力デ
ータxが満足しているか否かステップS41,S42で判断
し、満足していればステップS43で入力データxを表示
すると共に共有RAM14に記憶させる。また、カーソル位
置がエアエジェクト開始位置AEJであれば、上記第(1
3)式を満足しているか否かステップS46,S47で判断し、
満足していれば入力データxを表示すると共に共有RAM1
4に記憶させる(ステップS48)。エジェクト開始位置EJ
Eまたはエアエジェクト開始位置AFJが型開き完了位置OP
Nより大きいときはメッセージM.6を、ロックアップ完了
位置LCKより小さいときはメッセージM.1をCRT画面に表
示する(ステップS44,S45,S49,S50)。また、カーソル
位置がエジェクト前進位置EFWであれば、上記第(7)
式における Emax≧EFW≧ERV の関係式を入力データxが満足するか否かステップS51,
S52で判断し、満足していれば入力データxを表示する
と共に共有RAM14に記憶させる(ステップS53)。また、
カーソル位置がエジェクト後退位置ERVであれば、上記
第(7)式における EFW≧ERV≧Emin=0 の関係を満足しているか否かステップS56,S57で判断
し、満足していれば入力データxを表示し共有RAM14に
記憶させる(ステップS58)。そして、上記各処理にお
いて満足していなければ設定可能範囲外として、対応す
るメッセージM.1,M.11,M.12をCRT画面に表示し(ステッ
プS54,S55,S59,S60)、入力データは設定記憶されるこ
とはない。
クト開始位置EJEであると、上記第(12)図式に入力デ
ータxが満足しているか否かステップS41,S42で判断
し、満足していればステップS43で入力データxを表示
すると共に共有RAM14に記憶させる。また、カーソル位
置がエアエジェクト開始位置AEJであれば、上記第(1
3)式を満足しているか否かステップS46,S47で判断し、
満足していれば入力データxを表示すると共に共有RAM1
4に記憶させる(ステップS48)。エジェクト開始位置EJ
Eまたはエアエジェクト開始位置AFJが型開き完了位置OP
Nより大きいときはメッセージM.6を、ロックアップ完了
位置LCKより小さいときはメッセージM.1をCRT画面に表
示する(ステップS44,S45,S49,S50)。また、カーソル
位置がエジェクト前進位置EFWであれば、上記第(7)
式における Emax≧EFW≧ERV の関係式を入力データxが満足するか否かステップS51,
S52で判断し、満足していれば入力データxを表示する
と共に共有RAM14に記憶させる(ステップS53)。また、
カーソル位置がエジェクト後退位置ERVであれば、上記
第(7)式における EFW≧ERV≧Emin=0 の関係を満足しているか否かステップS56,S57で判断
し、満足していれば入力データxを表示し共有RAM14に
記憶させる(ステップS58)。そして、上記各処理にお
いて満足していなければ設定可能範囲外として、対応す
るメッセージM.1,M.11,M.12をCRT画面に表示し(ステッ
プS54,S55,S59,S60)、入力データは設定記憶されるこ
とはない。
(c) 計量切換位置の設定 計量切換位置の設定は、第7図及び第(6)式の関係
を満足せねばならない。
を満足せねばならない。
このときの処理は第11図に示すように、カーソル位置
がスクリューバック位置SBKであれば、入力データxが
スクリューのストロークSmaxより小さく、最終段への切
換位置ENX N−1より大きく、かつ、第1段から第2段
への射出速度切換位置である第1段目の切換位置IV1よ
り大きいか否か判断し(ステップS71〜S73)、満足して
いれば入力データxを表示し共有RAM14に設定入力す
る。
がスクリューバック位置SBKであれば、入力データxが
スクリューのストロークSmaxより小さく、最終段への切
換位置ENX N−1より大きく、かつ、第1段から第2段
への射出速度切換位置である第1段目の切換位置IV1よ
り大きいか否か判断し(ステップS71〜S73)、満足して
いれば入力データxを表示し共有RAM14に設定入力す
る。
なお、上記処理において、入力データxが上記各条件
を満足していなければ設定可能範囲外の対応する理由を
ROM5より読出し、CRT画面に表示し(ステップS75,S76,S
77)、入力データxは表示も共有RAM14への入力設定も
されない。
を満足していなければ設定可能範囲外の対応する理由を
ROM5より読出し、CRT画面に表示し(ステップS75,S76,S
77)、入力データxは表示も共有RAM14への入力設定も
されない。
また、カーソル位置が計量切換位置であると、切換位
置が何段目の切換位置か否か判断し(ステップS78)、
カーソル位置が最終段への切換位置EΧ N−1(i=N
−1)であると(初めは数値の大きい方の設定値の方か
ら設定する)、入力データxが、スクリューバック位置
SBKより小さく前段の切換位置EΧ N−2より大きいか
判断し(ステップS79,S80)、満足していれば切換位置
EΧ N−1として表示し共有RAM14に記憶させる(ステ
ップS85)。また、スクリューバック位置SBKより大きい
とき、前段の切換位置EX N−2より小さいときはCRT画
にメッセージM.15,M.16,をそれぞれ表示し、再設定を促
す(ステップS81,S82)。切換位置EX iが第2段目EX2か
ら最終段への切換位置EX N−2であると(i=2〜N−
2)、入力データxが当該段のEΧ iの次段の切換位置
EΧ i+1より小さくて前段の切換位置EΧ i−1より
大きいか否か判断し(ステップS83,S84)、満足してい
れば、入力データxを計量位置段目の切換iとして表示
すると共に共有RAM14に記憶させる(ステップS85)。ま
た、次段の切換位置EΧ i+1より大きいとき、前段の
切換位置EΧ i−1より小さいときはそれぞれメッセー
ジM.13,M.14を表示する(ステップS86,S87)。
置が何段目の切換位置か否か判断し(ステップS78)、
カーソル位置が最終段への切換位置EΧ N−1(i=N
−1)であると(初めは数値の大きい方の設定値の方か
ら設定する)、入力データxが、スクリューバック位置
SBKより小さく前段の切換位置EΧ N−2より大きいか
判断し(ステップS79,S80)、満足していれば切換位置
EΧ N−1として表示し共有RAM14に記憶させる(ステ
ップS85)。また、スクリューバック位置SBKより大きい
とき、前段の切換位置EX N−2より小さいときはCRT画
にメッセージM.15,M.16,をそれぞれ表示し、再設定を促
す(ステップS81,S82)。切換位置EX iが第2段目EX2か
ら最終段への切換位置EX N−2であると(i=2〜N−
2)、入力データxが当該段のEΧ iの次段の切換位置
EΧ i+1より小さくて前段の切換位置EΧ i−1より
大きいか否か判断し(ステップS83,S84)、満足してい
れば、入力データxを計量位置段目の切換iとして表示
すると共に共有RAM14に記憶させる(ステップS85)。ま
た、次段の切換位置EΧ i+1より大きいとき、前段の
切換位置EΧ i−1より小さいときはそれぞれメッセー
ジM.13,M.14を表示する(ステップS86,S87)。
カーソル位置が、1段目(i=1)の切換位置EΧ1
であると入力データxが次段の切換位置EΧ2より小さ
いか、また、スクリュー先端位置Smin=0より大きいか
否か判断し(ステップS88,S89)、満足していれば入力
データxを計量1段目のデータとして表示すると共に共
有RAM14に設定入力する。また、2段目切換位置EX2より
大きいとき、スクリュー先端位置Sminより小さいときは
CRT画面にメッセージM.13またはM.1を夫々表示する(ス
テップS90,S91)。
であると入力データxが次段の切換位置EΧ2より小さ
いか、また、スクリュー先端位置Smin=0より大きいか
否か判断し(ステップS88,S89)、満足していれば入力
データxを計量1段目のデータとして表示すると共に共
有RAM14に設定入力する。また、2段目切換位置EX2より
大きいとき、スクリュー先端位置Sminより小さいときは
CRT画面にメッセージM.13またはM.1を夫々表示する(ス
テップS90,S91)。
(d) 射出速度切換位置の設定 射出速度切換位置の設定に関しては、第6図に示すよ
うに第(5)式の関係を満足せねばならない。
うに第(5)式の関係を満足せねばならない。
そこで、第12図に示すように、カーソル位置がスクリ
ューバック位置SBKであれば(ステップS100)、第11図
のステップS71〜S77と同一の処理を行い、入力データx
がスクリューバック位置SBKの設定可能範囲内か否か判
断し、範囲内であれば設定し、範囲外であれば対応する
メッセージM.1,M.18,M.17を表示する(ステップS101〜S
107)。
ューバック位置SBKであれば(ステップS100)、第11図
のステップS71〜S77と同一の処理を行い、入力データx
がスクリューバック位置SBKの設定可能範囲内か否か判
断し、範囲内であれば設定し、範囲外であれば対応する
メッセージM.1,M.18,M.17を表示する(ステップS101〜S
107)。
また、カーソル位置が射出速度切換位置IV iであると
(ステップS100)、何段目の切換位置か否か判断し(ス
テップS108)、第1段目(IV1)であれば、入力データ
xがスクリユーバック位置SBKより小さいか否か、ま
た、第2段目の切換位置IV2より大きいか否かステップS
109,S110で判断し、満足していれば入力データxを表示
し共有RAM14に記憶させる(ステップS115)。そして、
スクリュー位置が2段目〜N−2段目の切換位置IV2〜I
V N−2であれば、入力データxが前段の切換位置IV i
−1より小さいか、また、後段の切換位置IV i+1より
大きいか否か判断し(ステップS113,S114)、満足して
いれば入力データxを表示すると共に共有RAM14に記憶
させる(ステップS54)。また、スクリュー位置が射出
速度制御への最後段の切換位置IV N−1であれば、入力
データxが前段の切換位置IV N−2より小さくて、保圧
への切換位置TRPより大きいか判断し(ステップS118,S1
19)、満足していれば前述同様、入力データxを表示す
ると共に共有RAM14に設定入力する(ステップS115)。
(ステップS100)、何段目の切換位置か否か判断し(ス
テップS108)、第1段目(IV1)であれば、入力データ
xがスクリユーバック位置SBKより小さいか否か、ま
た、第2段目の切換位置IV2より大きいか否かステップS
109,S110で判断し、満足していれば入力データxを表示
し共有RAM14に記憶させる(ステップS115)。そして、
スクリュー位置が2段目〜N−2段目の切換位置IV2〜I
V N−2であれば、入力データxが前段の切換位置IV i
−1より小さいか、また、後段の切換位置IV i+1より
大きいか否か判断し(ステップS113,S114)、満足して
いれば入力データxを表示すると共に共有RAM14に記憶
させる(ステップS54)。また、スクリュー位置が射出
速度制御への最後段の切換位置IV N−1であれば、入力
データxが前段の切換位置IV N−2より小さくて、保圧
への切換位置TRPより大きいか判断し(ステップS118,S1
19)、満足していれば前述同様、入力データxを表示す
ると共に共有RAM14に設定入力する(ステップS115)。
なお、ステップS109,S110,S113,S114,S116,S117で入
力データxが当該設定項目の設定可能範囲外と判断され
ると、対応する設定可能範囲外の理由をROM6より読出
し、CRT画面に表示する(ステップS111,S112,S116,S11
7,S120,S121)。
力データxが当該設定項目の設定可能範囲外と判断され
ると、対応する設定可能範囲外の理由をROM6より読出
し、CRT画面に表示する(ステップS111,S112,S116,S11
7,S120,S121)。
最後に、カーソル位置が射出速度制御から保圧制御へ
の切換位置TPRであると(ステップS100)、入力データ
x最終段への射出速度切換位置IV N−1より小さいか、
そして、スクリューの先端位置Smin=0より大きいか否
か判断し、満足していれば前述同様表示すると共に不揮
発性RAM6に記憶させる(ステップS122〜S124)。また、
入力データxが最終段への射出速度切換位置IV N−1よ
り大きいときには、メッセージM.19「射出切換位置(N
−1)より大き過ぎます。」をROM6より読出し、CRT画
面に表示し、スクリュー先端位置Sminより小さいときに
はメッセージM.1「設定可能範囲を越えています。」を
表示し(ステップS125,S126)、データの設定は行われ
ない。
の切換位置TPRであると(ステップS100)、入力データ
x最終段への射出速度切換位置IV N−1より小さいか、
そして、スクリューの先端位置Smin=0より大きいか否
か判断し、満足していれば前述同様表示すると共に不揮
発性RAM6に記憶させる(ステップS122〜S124)。また、
入力データxが最終段への射出速度切換位置IV N−1よ
り大きいときには、メッセージM.19「射出切換位置(N
−1)より大き過ぎます。」をROM6より読出し、CRT画
面に表示し、スクリュー先端位置Sminより小さいときに
はメッセージM.1「設定可能範囲を越えています。」を
表示し(ステップS125,S126)、データの設定は行われ
ない。
以上のようにして、成形条件の各設定値は設定入力さ
れるから、誤った設定値が入力されることがなく、か
つ、入力した設定値としてのデータが設定可能範囲外で
あると、その理由をCRT画面に表示するので、再設定が
容易となる。
れるから、誤った設定値が入力されることがなく、か
つ、入力した設定値としてのデータが設定可能範囲外で
あると、その理由をCRT画面に表示するので、再設定が
容易となる。
発明の効果 以上述べたように、成形条件を設定するとき、該設定
しようとする設定項目に関連するデータと比較され、正
しく設定値が入力されているときのみ設定値を入力設定
できるようにしたから、誰でも簡単に成形条件の各種設
定値を設定することができる。
しようとする設定項目に関連するデータと比較され、正
しく設定値が入力されているときのみ設定値を入力設定
できるようにしたから、誰でも簡単に成形条件の各種設
定値を設定することができる。
しかも、設定可能範囲外の設定値が入力されたとき
は、その入力データがどのような理由で設定できないか
を表示するので、オペレータはその表示メッセージを見
て、適切な入力データを再入力することができるので、
成形条件の設定作業が容易で、かつ、効率的に行うこと
ができる。
は、その入力データがどのような理由で設定できないか
を表示するので、オペレータはその表示メッセージを見
て、適切な入力データを再入力することができるので、
成形条件の設定作業が容易で、かつ、効率的に行うこと
ができる。
第1図は本発明の一実施例の射出成形機の制御装置の要
部ブロック図、 第2図はクランプ位置における型開き動作の各種設定値
の関係を示す説明図、 第3図はクランプ位置における型閉じ動作の各種設定値
の関係を示す説明図、 第4図はクランプ位置におけるエジェクト開始位置の関
係を示す説明図、 第5図はクランプ位置におけるエアエジェクト開始位置
の関係を示す説明図、 第6図は射出速度切換位置の説明図、 第7図は計量切換位置の説明図、 第8図はエジェクトの前進,後退位置の説明図、 第9図はクランプ動作に関係する各種設定値の入力処理
フローチャート、 第10図はエジェクト動作に関係する各種設定値の入力処
理フローチャート、 第11図は計量切換位置の入力処理フローチャート、 第12図は射出速度切換位置設定の入力処理フローチャー
トである。 1……数値制御装置、 4……バスアービタコントローラ。
部ブロック図、 第2図はクランプ位置における型開き動作の各種設定値
の関係を示す説明図、 第3図はクランプ位置における型閉じ動作の各種設定値
の関係を示す説明図、 第4図はクランプ位置におけるエジェクト開始位置の関
係を示す説明図、 第5図はクランプ位置におけるエアエジェクト開始位置
の関係を示す説明図、 第6図は射出速度切換位置の説明図、 第7図は計量切換位置の説明図、 第8図はエジェクトの前進,後退位置の説明図、 第9図はクランプ動作に関係する各種設定値の入力処理
フローチャート、 第10図はエジェクト動作に関係する各種設定値の入力処
理フローチャート、 第11図は計量切換位置の入力処理フローチャート、 第12図は射出速度切換位置設定の入力処理フローチャー
トである。 1……数値制御装置、 4……バスアービタコントローラ。
フロントページの続き (72)発明者 井上 幸三 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (56)参考文献 特開 昭62−170317(JP,A) 特開 昭63−194921(JP,A) 特開 昭60−161127(JP,A) 特開 昭57−147713(JP,A) 特開 昭62−281014(JP,A) 特開 昭62−259721(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】射出成形機を制御する制御装置に、成形条
件の各項目の設定値を入力する入力手段と、成形条件の
各項目の設定値を記憶する第1の記憶手段と、位置に関
する各設定値が設定可能範囲外と判断されたときの理由
を記憶する第2の記憶手段と、上記入力手段で入力され
た位置に関する各項目に対する入力データと当該項目に
相互に関係する上記第1の記憶手段に記憶された位置に
関する設定値とを比較し設定可能範囲内であれば上記第
1の記憶手段に入力データを当該項目の設定値として記
憶させる判別手段と、上記判別手段で設定可能範囲外と
判別されると上記第2の記憶手段より対応する設定可能
範囲外の理由を読出し表示する表示手段とを備えたこと
を特徴とする設定値可能範囲の比較結果を表示する射出
成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63214787A JP2911124B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 設定値可能範囲の比較結果を表示する射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63214787A JP2911124B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 設定値可能範囲の比較結果を表示する射出成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0263712A JPH0263712A (ja) | 1990-03-05 |
JP2911124B2 true JP2911124B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=16661528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63214787A Expired - Fee Related JP2911124B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 設定値可能範囲の比較結果を表示する射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911124B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161127A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 射出成形機における異常警報装置 |
JPS62170317A (ja) * | 1986-01-24 | 1987-07-27 | Fanuc Ltd | 射出成形機の各種設定値誤り検出装置 |
JPS63194921A (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-12 | Fanuc Ltd | アラ−ムの種類に応じてアラ−ム表示の色を変える射出成形機 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP63214787A patent/JP2911124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0263712A (ja) | 1990-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |