JP2597881B2 - 樹脂漏れ検出装置 - Google Patents

樹脂漏れ検出装置

Info

Publication number
JP2597881B2
JP2597881B2 JP63111626A JP11162688A JP2597881B2 JP 2597881 B2 JP2597881 B2 JP 2597881B2 JP 63111626 A JP63111626 A JP 63111626A JP 11162688 A JP11162688 A JP 11162688A JP 2597881 B2 JP2597881 B2 JP 2597881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
resin
screw
holding
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63111626A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01281912A (ja
Inventor
善治 稲葉
英雄 内藤
賢男 上口
哲明 根子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP63111626A priority Critical patent/JP2597881B2/ja
Publication of JPH01281912A publication Critical patent/JPH01281912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597881B2 publication Critical patent/JP2597881B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/52Non-return devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/77Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、射出成形機の樹脂漏れ検出装置に関する。
従来の技術 射出成形機では、射出・保圧工程において射出圧,保
圧の反力によって溶融樹脂の一部がスクリューの溝に沿
って逆流するのを防止するため、スクリュー先端部に逆
流防止弁が装着されている。
しかし、この逆流防止弁も長年の使用で摩耗や損傷を
生じるなどして樹脂の逆流を生じ易くなり、その逆流量
が著しく増大した場合には保圧工程におけるクッション
量が不足または欠如し、スクリューの駆動力が金型キャ
ビティ内の樹脂に正確に伝達されなくなるために、十分
な保圧圧力を確保するのが困難となり成形不良を生じ
る。
このような事態を回避するためには逆流防止弁の摩耗
や損傷状態を確認しておく必要があるが、シリンダー内
のスクリューに装着された逆流防止弁を点検するのは容
易でなく、通常、逆流防止弁の摩耗や損傷状態の確認は
樹脂漏れ検出装置によって行われることとなる。
従来の樹脂漏れ検出装置は、たとえば、特開昭62−39
16号公報に示されるように、樹脂の充填完了時から圧力
保持完了時に至る間(以下、保圧工程という)のスクリ
ューの移動量を検出し該移動量が設定値を超えた場合に
樹脂漏れが許容限度を超えたものと判断して警告を発す
るものであった。
発明が解決しようとする課題 ところが、上記従来技術においては保圧時間や保圧圧
力が考慮されていないため、同一の逆流防止弁であって
も、保圧時間の長い場合や保圧圧力が大きい場合には逆
流する樹脂の絶対量が増加するためにスクリューの移動
量が大きくなって樹脂漏れが許容限度を超えていると判
断され、逆流防止弁が正常であるにもかかわらず、逆流
防止弁が不良であると判断されることがある。また、保
圧時間が短い場合や保圧圧力が小さい場合にはスクリュ
ーの移動量が小さくなって逆流防止弁が不良で樹脂漏れ
が多いにもかかわらず、樹脂漏れが許容限度内にあると
判断されるため、逆流防止弁の摩耗や損傷状態を適切に
判断することは困難であった。
そこで、本発明の目的は、保圧時間の長短や保圧圧力
の大小に関わりなく逆流防止弁の摩耗や損傷状態を適切
に判断できる樹脂漏れ検出装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、射出樹脂逆流を
奉仕する逆流防止弁と射出・保圧工程における樹脂圧を
検出する樹脂圧検出手段とを備えた射出成形機におい
て、上記樹脂圧検出手段によって検出される樹脂圧と設
定充填完了圧力とを比較して保圧工程の開始を確認する
保圧工程確認手段と、スクリュー前進速度を検出するス
クリュー前進速度検出手段と、保圧圧力に対応させてス
クリュー前進速度の許容最大値を設定し記憶する許容最
大値記憶手段と、保圧工程確認手段で保圧工程の開始が
確認された後、スクリュー前進速度検出手段が、現保圧
工程の保圧圧力に対応して上記許容最大値記憶手段に記
憶されたスクリュー前進速度の許容最大値を超えるスク
リュー前進速度を検出すると逆流防止弁の樹脂漏れが許
容限度を超えたものと判別して樹脂漏れに関する警告メ
ッセージを表示する樹脂漏れ判別・表示手段とを設け
た。
作 用 樹脂圧検出手段によって検出される樹脂圧が設定充填
完了圧力に達すると保圧工程確認手段によって保圧工程
の開始が確認される。その後、樹脂漏れ判別・表示手段
はスクリュー前進速度検出手段によって検出されるスク
リュー前進速度と現保圧工程の保圧圧力に対応して上記
許容最大値記憶手段に記憶されたスクリュー前進速度の
許容最大値とを比較し、スクリュー前進速度が上記許容
最大値を超えると、逆流防止弁の樹脂漏れが許容限度を
超えたものと判別して樹脂漏れに関する警告メッセージ
を表示する。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図は本発明の一実施例における電動式射出成形機
および該射出成形機の制御系要部を示す図で、符号1は
スクリュー、符号2はスクリュー1を軸方向に駆動する
射出用のサーボモータである。射出用のサーボモータ2
にはパルスコーダ3が装着され、スクリュー1にはスク
リュー軸方向に作用する反力によって樹脂圧を検出する
圧力センサ4が設けられて樹脂圧検出手段の一部を構成
している。また、スクリュー1の先端部には射出された
溶融樹脂の逆流を防止する逆流防止弁が装着されている
が、逆流防止弁に関しては構成・作用ともに公知である
から説明を省略する。
また、符号100は射出形機を制御する数値制御装置
(以下、NC装置という)で、該NC装置100はNC用のマイ
クロプロセッサ(以下、CPUという)108とプログラマブ
ルマシンコントローラ(以下、PMCという)用のCPU110
を有しており、PMC用CPU110には射出成形機のシーケン
ス動作を制御するシーケンスプログラムや後述する樹脂
漏れ検出処理のプログラム等を記憶したROM113とデータ
の一時記憶等に用いられるRAM106が接続されている。NC
用CPU108には射出成形機を全体的に制御する管理プログ
ラムを記憶したROM111及び射出用,クランプ用,スクリ
ュー回転用,エジェクタ用等の各軸のサーボモータを駆
動制御するサーボ回路101がサーボインターフェイス107
を介して接続されている。なお、第1図では射出用のサ
ーボモータ2、該サーボモータ2のサーボ回路101のみ
図示している。また、103はバブルメモリやCMOSメモリ
で構成される不揮発性の共有RAMで、射出成形機の各動
作を制御するNCプログラム等を記憶するメモリ部と各種
設定値,パラメータ,マクロ変数を記憶する設定メモリ
部とを有し、該設定メモリ部には射出用サーボモータ2
の能力に応じて出力可能な保圧圧力の範囲を複数に分割
し、各々の保圧圧力の範囲とこれに対応するスクリュー
前進速度の許容最大値とを記憶したテーブルTB(第3図
参照)、即ち、許容最大値記憶手段が設けられている。
109はバスアービタコントローラ(以下、BACという)
で、該BAC109にはNC用CPU108及びPMC用CPU110,共有RAM1
03,入力回路104,出力回路105の各バスが接続され、該BA
C109によって使用するバスを制御するようになってい
る。また、114はオペレータパネルコントローラ112を介
してBAC109に接続されたCRT表示装置付手動データ入力
装置(以下、CRT/MDIという)であり、ソフトキーやテ
ンキー等の各種操作キーを操作することにより様々な指
令及び設定データの入力ができるようになっている。な
お、102はNC用CPU108にバス接続されたRAMでデータの一
時記憶等に利用されるものである。
第1図では、射出成形機の射出軸に関するもの、即ち
スクリュー1を駆動して射出させるための射出用サーボ
モータ2、射出用サーボモータ2に取付けられ、該サー
ボモータの回転を検出しスクリュー位置を検出するパル
スコーダ3を示しており、他の型締軸,スクリュー回転
軸,エジェクタ軸等は省略している。そのため、NC装置
100内のサーボ回路101も射出用サーボモータ用のものだ
けを示し、他の軸のサーボ回路は省略している。そし
て、該サーボ回路101は、射出用サーボモータ2に接続
され、又、パルスコーダ3の出力もサーボ回路101に入
力されている。又、出力回路105からサーボ回路101に
は、射出用サーボモータ2の出力トルクを制御するため
のトルクリミット値が出力されるようになっている。
また、スクリュー1に設けられた圧力センサ4はA/D
変換器115を介して入力回路104に接続されている。
以上のような構成において、NC装置100は、共有RAM10
3に格納された射出成形機の各動作を制御するNCプログ
ラム及び上記設定メモリ部に記憶された各種成形条件等
のパラメータやROM113に格納されているシーケンスプロ
グラムにより、PMC用CPU110がシーケンス制御を行いな
がら、NC用CPU108が射出成形機の各軸のサーボ回路101
へサーボインターフェイス107を介してパルス分配し、
射出成形機を制御するものである。
以下、樹脂漏れ検出処理を示すフローチャート(第2
図)と共に本実施例の樹脂漏れ検出動作について説明す
る。なお、この処理はPMC用CPU110が所定の処理周期毎
に実行するものである。
まず、共有RAM103の設定メモリ部に各種成形条件等を
設定して射出成形機の射出成形動作を開始させ、型締工
程が終了して射出が開始されると、この樹脂漏れ検出処
理のタスクより上位のタスク処理によって射出開始フラ
グFsがセットされる。
PMC用CPU110は一処理周期における樹脂漏れ検出処理
において、まず、射出開始フラグFsがセットされている
か否か、即ち、射出工程が開始されているか否かを判別
し(ステップS11)、既に射出が開始されていれば、次
に、設定された充填完了圧力Pf以上に検出樹脂圧Paがな
るとセットされる保圧開始フラグFpがセットされている
か否かを判別する(ステップS12)。
保圧開始フラグFpがセットされていなければ、次に、
圧力センサ4によって検出されたA/D変換器115を介して
入力回路104に入力されるスクリュー1の反力、即ち、
現在樹脂圧Paと共有RAM103の設定メモリ部に設定記憶さ
れた充填完了圧力Pfとを読出して比較するが(ステップ
S13)、現在樹脂圧Paが設定充填完了圧力Pfに満たなけ
れば、射出工程の実行中であると判別し、この処理周期
における樹脂漏れ検出処理を終了する。
射出動作が開始された後、PMC用CPU110は処理周期毎
に上記ステップS1〜ステップS13に至る判別処理を繰返
し実行することとなるが、現在樹脂圧Paが設定充填完了
圧力Pfに達したことが判別されると(ステップS13)、
保圧開始フラグFpをセットして保圧工程が開始されたこ
とを記憶する(ステップS14)。
このようにして保圧工程の開始を確認した後、PMC用C
PU110は、現保圧工程の保圧圧力に対応するスクリュー
前進速度の許容最大値を、許容最大値記憶手段となるテ
ーブルTBから検索するための処理(ステップS15〜ステ
ップS19)を開始する。
PMC用CPU110は、まず、テーブル検索カウンタiに0
をセットし(ステップS15)、該カウンタiの値に1を
加えて更新し(ステップS16)、カウンタiの値が、保
圧圧力範囲とスクリュー前進速度の許容最大値とを対応
させて記憶したテーブルTBの最終レコード値nを超えて
いるか否かを判別し(ステップS17)、カウンタiの値
が最終レコード値nを超えていなければ、次に、テーブ
ルTBの第i番目のレコードに記憶された保圧圧力範囲の
下限値PHi-1と上限値PHiとを読出して、現在樹脂圧P
a、即ち、現保圧工程の保圧圧力がこの保圧圧力範囲に
含まれているか否かを判別する(ステップS18,ステップ
S19)。
現在樹脂圧PaがテーブルTBの第i番目のレコードに記
憶された保圧圧力範囲に含まれていなければステップS1
6に移行してテーブル検索カウンタiの値に1を加えて
更新し、該カウンタiの値がテーブルTBの最終レコード
値nを超えているか否かを判別した後(ステップS1
7)、更新されたカウンタiの値に基づいてテーブルTB
の第i番目のレコードに記憶された保圧圧力範囲を読出
して、前回と同様に現在樹脂圧Paが第i番目のレコード
の保圧圧力範囲に含まれているか否かを判別し(ステッ
プS18,ステップS19)、現在樹脂圧Paがこの保圧圧力範
囲に含まれていなければ、再度ステップS16に移行す
る。
このようにしてステップS16〜ステップS19に至るルー
プ状の処理を繰返す間に、現在樹脂圧Paを含む保圧圧力
範囲、即ち、PHi-1≦Pa<PHiとのなる保圧圧力範囲が
検出されると、ステップS20に移行し第i番目のレコー
ドのスクリュー前進速度の許容最大値Vmi、即ち、現在
樹脂圧Paを含む保圧圧力範囲に対応して記憶されたスク
リュー前進速度の許容最大値を読込み、スクリュー1の
現在の前進速度Vaと比較するが、スクリュー1の現在の
前進速度Vaがスクリュー前進速度の許容最大値Vmiに達
していなければ、スクリュー1の先端部に装着された逆
流防止弁に生ずる樹脂漏れは許容限度内にあるものと判
別し、この処理周期における樹脂漏れ検出処理を終了す
る。一方、ステップS20においてスクリュー1の現在の
前進速度Vaがスクリュー前進速度の許容最大値Vmiを超
えていると判別された場合は、逆流防止弁の樹脂漏れが
許容限度を超えたものであると判別し、CRT/MDI114の表
示画面上に樹脂漏れに関する警告メッセージ、たとえ
ば、「樹脂漏れが許容限度を超えました」などと表示し
て(ステップS21)、この処理周期における樹脂漏れ検
出処理を終了する。
また、保圧開始フラグFpがセットされてから、即ち、
保圧工程が開始されてからの各処理周期毎の樹脂漏れ検
出処理においては、ステップS11,ステップS12,ステップ
S15〜ステップS20の処理が繰返し実行され、ステップS2
0の判別処理によって逆流防止弁の樹脂漏れ状態が常時
監視されることとなるが、保圧圧力に対応するスクリュ
ー前進速度の許容最大値をテーブルTBから検索するため
の処理(ステップS15〜ステップS19)が各処理周期毎に
実行されるので、タイマー制御などによって保圧圧力を
多段設定した場合であっても、常に、現保圧工程の保圧
圧力に対応するスクリュー前進速度の許容最大値とスク
リュー1の現在の前進速度とが比較されるようになる。
このようにして処理周期毎の樹脂漏れ検出処理が実行
される間に保圧が完了し、射出開始フラグFsがリセット
されると、PMC用CPU110は保圧終了直後の処理周期にお
いて射出開始フラグFsがリセットされたことを判別し
(ステップS11)、保圧開始フラグFpをリセットし初期
状態に復帰する(ステップS22)。
なお、本実施例においては、上記樹脂漏れ検出処理の
ステップS20においてスクリュー1の現在の前進速度Va
を検出するため、射出用サーボモータ2に装着されたパ
ルスコーダ2からサーボ回路101を介して入力されるパ
ルスの数を計数し、スクリュー位置を記憶する共有RAM1
03内に設けた現在値レジスタの今周期と前周期の値の差
を処理周期時間で除し、スクリュー1の移動速度として
求めている。
また、サーボモータ2の軸にタコゼネレータを取付
け、該タコゼネレータの出力をA/D変換し、入力回路104
に入力し、このタコゼネレータの出力によって現在の移
動速度を検出するようにしてもよい。
本実施例によれば、射出開始後の現在樹脂圧Paと設定
保圧圧力Pfとを比較して現在樹脂圧Paが設定保圧圧力Pf
に達した後、スクリュー1の現在の前進速度Vaと現射出
工程の保圧圧力、即ち、現在樹脂圧Paに対応するスクリ
ュー前進速度の許容最大値Vmiとを比較して樹脂漏れが
許容限度内にあるか否かを判別するようにしているの
で、金型キャビティ内に樹脂が充填される以前の射出工
程におけるスクリュー1の高速前進速度が検出されるよ
うなことはなく、射出から保圧への切替えをスクリュー
1の位置によって設定し、かつ、この設定位置に誤差が
あった場合でも樹脂漏れに関する判別結果に誤りが生じ
ることはない。(スクリュー位置によって射出から保圧
への切替えを設定した場合、該切替え位置において金型
キャビティ内に樹脂が充填されていないと、スクリュー
1が高速で前進する場合があり、単に保圧開始信号の入
力によってスクリューの前進速度を検出して現保圧工程
の保圧圧力に対応するスクリュー前進速度の許容最大値
と比較するのは好ましくない。) 以上に述べたように、本実施例においては樹脂漏れが
許容限度を超えたか否か判別するに当たり、保圧工程に
おけるスクリュー1の前進速度Vaと該保圧工程における
保圧圧力に対応したスクリュー前進速度の許容最大値Vm
iとを比較して行うようにしているので、従来のように
保圧時間の長短や保圧圧力の大小に影響されることな
く、逆流防止弁の摩耗や損傷状態を適切に判別すること
ができる。
なお、本実施例では、現在樹脂圧とテーブルTBの保圧
圧力範囲とを比較して現在樹脂圧に対応するスクリュー
前進速度の許容最大値を選択するようにしたが、現在樹
脂圧の代わりに保圧各段の設定保圧圧力に基づいてスク
リュー前進速度の許容最大値テーブルに設定記憶してお
き、各段毎に当段の前進速度許容最大値を読出し、現在
のスクリュー前進速度と比較するようにしてもよい。
発明の効果 本発明においては、保圧工程におけるスクリュー前進
速度と保圧圧力に応じたスクリュー前進速度の許容最大
値とを比較することにより単位時間当たりの樹脂漏れ量
と樹脂漏れの際に作用している樹脂圧力とを考慮して逆
流防止弁の摩耗や損傷状態を判別するようにしているの
で、保圧時間の長短や保圧圧力の大小が上記判別結果に
影響を与えることはなく、逆流防止弁の摩耗や損傷状態
を的確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電動式射出成形機と
該射出成形機の制御系要部を示す図、第2図は同実施例
においてPMC用CPUが行う樹脂漏れ検出処理を示すフロー
チャート、第3図は同実施例のテーブルTBを概念的に示
す図である。 1……スクリュー、2……射出用サーボモータ、3……
パルスコーダ、4……圧力センサ、100……数値制御装
置、101……サーボ回路、102,106……RAM、103……共有
RAM、104……入力回路、105……出力回路、107……サー
ボインターフェース、108……数値制御用マイクロプロ
セッサ、109……バスアービタコントローラ、110……プ
ログラマブルマシンコントローラ、111,113……ROM、11
4……CRT表示装置付き手動データ入力装置。
フロントページの続き (72)発明者 根子 哲明 東京都日野市旭が丘3丁目5番地1 フ ァナック株式会社商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 平1−168421(JP,A) 特開 昭62−3916(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出樹脂の逆流を防止する逆流防止弁と射
    出・保圧工程における樹脂圧を検出する樹脂圧検出手段
    とを備えた射出成形機において、上記樹脂圧検出手段に
    よって検出される樹脂圧と設定充填完了圧力とを比較し
    て保圧工程の開始を確認する保圧工程確認手段と、スク
    リュー前進速度を検出するスクリュー前進速度検出手段
    と、保圧圧力に対応させてスクリューが前進速度の許容
    最大値を設定し記憶する許容最大値記憶手段と、保圧工
    程確認手段で保圧工程の開始が確認された後、スクリュ
    ー前進速度検出手段が、現保圧工程の保圧圧力に対応し
    て上記許容最大値記憶手段に記憶されたスクリュー前進
    速度の許容最大値を超えるスクリュー前進速度を検出す
    ると逆流防止弁の樹脂漏れが許容限度を超えたものと判
    別して樹脂漏れに関する警告メッセージを表示する樹脂
    漏れ判別・表示手段とを設けたことを特徴とする樹脂漏
    れ検出装置。
JP63111626A 1988-05-10 1988-05-10 樹脂漏れ検出装置 Expired - Fee Related JP2597881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63111626A JP2597881B2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 樹脂漏れ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63111626A JP2597881B2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 樹脂漏れ検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01281912A JPH01281912A (ja) 1989-11-13
JP2597881B2 true JP2597881B2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=14566087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63111626A Expired - Fee Related JP2597881B2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 樹脂漏れ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597881B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712634B2 (ja) * 1987-12-25 1995-02-15 ファナック株式会社 射出装置の異常検出装置
DE4102971A1 (de) * 1991-02-01 1992-08-13 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum spritzgiessen von formteilen aus kunststoff
JP4216318B2 (ja) 2007-06-05 2009-01-28 ファナック株式会社 射出成形機
JP4199284B1 (ja) 2007-06-05 2008-12-17 ファナック株式会社 射出成形機
JP2009226683A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fanuc Ltd 異常検出装置を備えたプリプラ式射出成形機
JP5702878B2 (ja) * 2013-06-05 2015-04-15 ファナック株式会社 射出成形機の圧力制御装置
JP2015033793A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 東洋機械金属株式会社 射出成形機
JP6517728B2 (ja) 2016-05-12 2019-05-22 ファナック株式会社 射出成形機の逆流防止弁の摩耗量推定装置および摩耗量推定方法
JP6659647B2 (ja) 2017-09-29 2020-03-04 ファナック株式会社 数値制御システム及び逆流防止弁状態検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01281912A (ja) 1989-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0674984B1 (en) Method of controlling plasticization in injection molding machine
US4755123A (en) Metering system of injection molding machine
JP2608784B2 (ja) 電動式射出成形機
JP2597881B2 (ja) 樹脂漏れ検出装置
KR970002297B1 (ko) 전동식 사출성형기의 배압제어방법 및 그의 장치
US4826418A (en) Injection molding machine capable of starting and stopping by remote-control
JP2650070B2 (ja) 射出圧力制御における圧力波形設定方法及び射出成形機
JP2649992B2 (ja) キャビティ内樹脂位置モニタ方法
JPH07112711B2 (ja) デジタルサ−ボによる射出成形機制御方式
JPH02147222A (ja) 型締異常検出方式
US5002708A (en) Drive system abnormality detecting method and apparatus of an injection-molding machine
JP2772587B2 (ja) 電動射出成形機の金型保護制御方法及び装置
US4842801A (en) Method of controlling switching from pressure holding to metering and kneading
JPH0617049B2 (ja) 射出成形機の動作状態表示方法およびその装置
JP3467360B2 (ja) 射出成形機
JP2544654B2 (ja) 電動式射出成形機の射出制御方式
JP2606762B2 (ja) 射出成形機のスクリュ起動方法
JP2707109B2 (ja) 射出成形機の射出モニタ装置
JP2696238B2 (ja) 射出成形機のモニタ装置
JP2632434B2 (ja) 射出成形機の樹脂パージ方法
JP2668428B2 (ja) パージ終了検出方法
JP2641057B2 (ja) 射出成形機の保圧切換方式
JPH085102B2 (ja) スクリュー保護方法
JP2764359B2 (ja) 射出成形機におけるゲートシール完了検知方法及び装置
JPH0752210A (ja) 射出成形機の射出制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees