JP2909302B2 - 自動印字装置におけるロール紙挿入構造 - Google Patents

自動印字装置におけるロール紙挿入構造

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JP2909302B2
JP2909302B2 JP4092105A JP9210592A JP2909302B2 JP 2909302 B2 JP2909302 B2 JP 2909302B2 JP 4092105 A JP4092105 A JP 4092105A JP 9210592 A JP9210592 A JP 9210592A JP 2909302 B2 JP2909302 B2 JP 2909302B2
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秀夫 浦田
幸一 金原
弘 加治屋
保 小川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動印字装置における
ロール紙挿入構造に関し、詳しくは自動発券装置などに
おいて、ロール紙の補給操作が簡単に行える改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高速道路などにける通行券、あるいは領
収書などの自動発券装置として、内蔵したロール紙を一
定長さ分づつ引き出し、これに所定の文字表示を印字し
たのちカッターにて切断して取り出し口へ送出するよう
に構成した自動発券装置が広く使用されている。
【0003】これら自動発券装置においてロール紙は消
耗品であるので適宜補給する必要がありそのための構造
として、従来の自動発券装置は図4に示すようにロール
紙Rを軸周囲回転可能に支持する受容部A1、該ロール
紙Rから一定長さの用紙を引き出す駆動ロールA2、引
き出されたロール紙R1を切断するカッタ部A3を備え
た基枠本体Aと、前記引き出されたロール紙上に印字を
行うヘッドB1を備えた可動基枠Bとを、例えばヒンジ
Cなどで開閉可能に係合し、二点鎖線で示すように可動
基枠Bを開くことによりロール紙Rの交換を行えるよう
にされている。なお、図中Dは装置全体の蓋体を示す。
【0004】
【従来の技術の問題点】しかしながら、上記構成の場
合、ロール紙Rを印字可能にセットするにはロール紙R
を適当な長さ引き出し、これを駆動ロールA2を通して
カッタ部A3まで引き通す必要があるが、この隙間は非
常に狭い上、ロール紙Rが薄く腰が無いことと相まって
かなり面倒な作業となり、用紙切れが混雑時などに生じ
た場合、ロール紙交換に手間がかかりすぎ渋滞の原因と
なる欠点があった。
【0005】
【発明が解決使用とする課題】この発明は上記問題点に
鑑み、ロール紙の補給及び印字のための用紙セットがワ
ンタッチ的に行え、また構造も簡単な自動印字装置にお
けるロール紙挿入構造を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の自動印
字装置におけるロール紙挿入構造は、ロール紙を軸周囲
回転可能に支持する受容部、該ロール紙から一定長さの
用紙を引き出す駆動ロー、引き出されたロール紙を自
動的に切断する自動用紙カッターを備えた基枠本体と、
前記引き出されたロール紙上に印字を行う印字ヘッドを
備えた自動印字装置において、基枠本体と可動基枠との
接合界面における外表面に余長紙切断カッターが設けら
れ、通常印字状態における前記ロール紙の発券口への経
路と、ロール紙をセットする際に引き出したロール紙が
位置する前記余長紙切断カッターから駆動ローラへの経
路との分岐点から前記余長紙切断カッターへ至る余長分
だけ前記ロール紙の駆動ローラに逆回転指令を与える指
令回路とを設けてなることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1はこ
の発明の実施例の断面図、図2は実施例の要部拡大断面
図、図3は実施例の要部拡大斜視図である。
【0008】この発明の自動印字装置におけるロール紙
挿入構造は、ロール紙Rを軸周囲回転可能に支持する受
容部1、該ロール紙から一定長さの用紙を引き出す駆動
ロー2、引き出されたロール紙R1をカッターガイド
3Aへ送り、さらに回転刃3B及び固定刃3Cとで切断
する自動用紙カッター3を備えた基枠本体4と、この基
枠本体4に対し例えばヒンジ5などで開閉可能に係合さ
れた可動基枠7と、引き出されたロール紙R1上に印字
を行うヘッド6を備えた自動印字装置において、図2に
拡大して示すように、基枠本体4と可動基枠7との接合
界面Sに、余長紙切断手動カッター8が設けられ、通常
印字動作時の状態にて用紙が搬送されるロール紙受容部
1〜駆動ローラ2〜自動用紙カッター3〜発券口10に
至る経路 P1と、ロール紙をセットする際に引き出した
ロール紙の余長端が位置するロール紙受容部1〜駆動ロ
ーラ2・印字ヘッド6間〜可動基枠7下角部〜余長紙切
断手動カッター8に至る経路P2との分岐点Qから余長
紙切断手動カッター8までの長さ分だけロール紙R1の
駆動ロー2に逆回転指令を与える指令回路9とを設け
て構成されている。
【0009】上記実施例において、余長紙切断手動カッ
ター8は基枠本体4側、可動基枠7側のいずれに設けて
も良く、実施例の場合は可動基枠側に設けた場合を示
す。なお、11は装置全体の蓋体を示す。
【0010】
【作用】この発明において、ロール紙Rの補給の必要が
生じた場合図1に二点鎖線で示すように可動基枠7を開
け、ロール紙受容部1を開放する。次いでロール紙Rを
補給し、その端部を引きして基枠外表面の余長紙切断手
動カッター8まで引き出す。そうしておいて可動基枠7
を閉じれば、図3に示すようにロール紙R1は駆動ロー
2から余長紙切断手動カッター8までの間に延在する
こととなる。
【0011】余長紙切断手動カッター8でロール紙R1
を切断し、指令回路9を作動させれば、駆動ロー2は
逆回転し経路P1,P2の分岐点Qまでロール紙R1は
引き戻され分岐点Qに端部を一致させて停止する。
【0012】次いで付属の発券試験回路(図示省略)な
どを駆動させ正規の状態に紙送りを行えば、ロール紙R
1はカッターガイド3Aに案内されて自動的に印字ヘッ
ド6方向への経路P1へ送られ、用紙が自動的にセット
されるのである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動印
字装置におけるロール紙挿入構造によれば、ロール紙を
受容部に補給後は狭い用紙ガイドロール間やカッター間
に通す手間をかけることなく、単に基枠本体と可動基枠
との間にロール紙を挟んで閉じるだけで、以後は駆動ロ
ーラ2の逆回転正回転駆動のみでロール紙が正規の経路
に自動的にセットされ、セット作業が非常に簡略化され
るのである。またこの発明の装置の実施に際しても、従
来の自動発券装置などに余長紙切断手動カッター8と逆
点指令回路9を設けるだけで良いので、実施も容易であ
るなど種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例の断面図である。
【図2】 実施例の要部拡大断面図である。
【図3】 実施例の要部拡大斜視図である。
【図4】 従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ロール紙受容部 2 駆動ローラ 3 自動用紙カッター 4 基枠本体 5 ヒンジ 6 印字ヘッド 7 可動基枠 8 余長紙切断手動カッター 9 逆転指令回路 10 発券口 R ロール紙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−169740(JP,A) 実開 昭54−123482(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 11/42 B41J 11/66 B41J 15/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙を軸周囲回転可能に支持する受
    容部、該ロール紙から一定長さの用紙を引き出す駆動ロ
    、引き出されたロール紙を自動的に切断する自動用
    紙カッターを備えた基枠本体と、前記引き出されたロー
    ル紙上に印字を行う印字ヘッドを備えた自動印字装置に
    おいて、基枠本体と可動基枠との接合界面における外表
    面に余長紙切断カッターが設けられ、通常印字状態にお
    ける前記ロール紙の発券口への経路と、ロール紙をセッ
    トする際に引き出したロール紙が位置する前記余長紙切
    断カッターから駆動ローラへの経路との分岐点から前記
    余長紙切断カッターへ至る余長分だけ前記ロール紙の駆
    動ローラに逆回転指令を与える指令回路とを設けてなる
    ことを特徴とする自動印字装置におけるロール紙挿入構
    造。
JP4092105A 1992-03-17 1992-03-17 自動印字装置におけるロール紙挿入構造 Expired - Fee Related JP2909302B2 (ja)

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JPH05261985A JPH05261985A (ja) 1993-10-12
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