JP2909016B2 - ケーブル中継器 - Google Patents

ケーブル中継器

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JP2909016B2
JP2909016B2 JP35228095A JP35228095A JP2909016B2 JP 2909016 B2 JP2909016 B2 JP 2909016B2 JP 35228095 A JP35228095 A JP 35228095A JP 35228095 A JP35228095 A JP 35228095A JP 2909016 B2 JP2909016 B2 JP 2909016B2
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和美 田續
栄次 田中
弘之 田邊
訓史 中田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波伝送路を屋
外から屋内に引き込むための断面扁平のフラット同軸ケ
ーブルと、断面円形の丸型同軸ケーブルとを接続する中
継器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外に設置されているアンテナ等
からの高周波信号を同軸ケーブルにより屋内に引き込む
には、壁面等に同軸ケーブルの挿通のための挿通孔を開
けることにより対応していた。しかし、壁面への穴開け
はやっかいであると共に、家の美観を損ねることになる
ため、窓を利用して高周波伝送路を屋外から屋内に引き
込む方法が提案されている。この方法は、フラットケー
ブルあるいはシートケーブルと呼ばれる断面扁平なフラ
ット同軸ケーブルを用い、このフラットケーブルを窓枠
に沿わせることにより屋外から屋内に高周波伝送路を引
き込むようにする方法である。なお、この方法によれば
屋外に設置されているアンテナ等に接続されている丸型
同軸ケーブルと、屋外から屋内に高周波伝送路を引き込
むためのフラット同軸ケーブルとを接続する中継器が必
要となる。
【0003】この中継器として、従来、種々のものが提
案されており、その一例を上げると、ケーブル同士の接
続部分にプリント基板を用いるようにした例がある。こ
の例によると、プリント基板上には接続金具やケーブル
固定用金具が半田付けにより装着される。そして、この
プリント基板を中継器ケース内に収納することにより中
継器が構成される。さらに、中継器ケースには中継器を
木ねじ等により取り付けるための取付孔が形成された鍔
部が形成されている。
【0004】また、他の中継器の例として、中継器ケー
スの内部構造体にケーブルの接続金具やケーブル固定金
具を個別に取り付け、これらの金具によりケーブル同士
を接続するものがある。この場合、中継器ケース自体の
固定は背面に別途設けた万年筆のクリップと同様の作用
を有するクリップ金具により窓枠に取り付けられたり、
クリップ金具を取り外して壁面に木ねじ、あるいは両面
接着テープ等により固定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アンテナ等からの高周
波信号が伝搬される丸型同軸ケーブルは、その径が大き
くなると剛性を増してくるようになるため、丸型同軸ケ
ーブルが接続される中継器内部における丸型同軸ケーブ
ルの固定はそれなりに強固である必要がある。また、最
近では衛星放送受信のため屋外に設置される周波数変換
器や増幅器に供給される電源を、同軸ケーブル上の高周
波信号に重畳できるようにする必要がある。しかしなが
ら、プリント基板に半田付けにより装着されたケーブル
固定金具によりケーブルを固定するようにすると、常時
プリント基板およびプリント基板に形成されている回路
パターンにストレスが加わることになる。すなわち、こ
の中継器においては、プリント基板が破損したり、回路
パターンが破断される恐れがあると云う問題点が生じ
る。
【0006】また、上記した他の中継器の例において
は、このような問題点はないが、ケーブルの接続金具や
ケーブル固定金具が個別に取り付けられているため、部
品点数が多くなり組み立て工数が増したり、アース回路
が分断されて高周波特性が劣化すると云う問題点があっ
た。さらに、この中継器においてはフラットケーブルの
芯線が接続される部分が露出されているため、切断事故
を防止するためにこの部分を覆う部品が必要になると云
う問題点もあった。
【0007】さらにまた、中継器ケースの取り付け方法
についてみると、プリント基板を用いる中継器において
は、壁面に木ねじを用いる手段のみにより取り付けられ
るものである。すると、取り付け場所の条件、あるいは
使用者の意向によっては壁面への木ねじ使用が禁止され
ている場合もあり、中継器を取り付けることができない
恐れがあると云う問題点があった。また、上記した他の
中継器の例においては、クリップ金具によりサッシ等の
窓枠に中継器を取り付けることができるが、サッシは一
般にアルミニウムにより形成されているため、クリップ
金具により傷が付き易いと共に、クリップ金具の方向が
一方向であるため中継器の取り付け方向に制約があり、
取り付け方向の自在性に欠けると云う問題点があった。
【0008】そこで、本発明はプリント基板を用いない
と共に部品点数が少なくでき、組立の簡単なケーブル中
継器を提供することを目的としている。また、本発明は
取り付け方法の自由度が高いと共に、取り付け方向を自
在に選択することのできるケーブル中継器を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のケーブル中継器は、断面円形の丸型同軸ケ
ーブルと、断面扁平のフラット同軸ケーブルとを接続す
る中継器において、上記丸型同軸ケーブルの外導体と、
上記フラット同軸ケーブルの外導体とが、略同一平面状
で接続固定される一体成型されたアース金具と、該アー
ス金具の切り欠かれた略中央部分に取り付けられ、上記
丸型同軸ケーブルの芯線と、上記フラット同軸ケーブル
の芯線とが接続されるホット端子の装着された絶縁性の
端子台と、上記フラット同軸ケーブルを接続固定してい
る上記アース金具の一端部分が圧入されるフラット同軸
ケーブル挿入孔と、上記アース金具の他端の縁が係合す
る立設された係合ツメ部が形成されているケースとを備
えている。
【0010】この場合、上記ケーブル中継器に、上記ケ
ースの背面側に該ケースの背面と所定間隔をもって対向
するよう一体成型された板状のクリップ板であって、上
記ケースの背面の略中央部分と上記クリップ板との中央
部分のみが連接されているクリップ板が設けられてい
る。さらに、上記ケーブル中継器において、上記フラッ
ト同軸ケーブルを接続固定している上記アース金具の一
端部分に一対の羽部が形成されており、該一対の羽部に
は、折曲時に上記フラットケーブルのシース部を圧接す
る圧着突部が形成され、該圧着突部に対向する面には、
該圧着突部を受け入れる孔部が形成されている。
【0011】さらにまた、上記ケーブル中継器におい
て、上記ホット端子の幅が狭小とされて、該ホット端子
と上記アース金具間の距離を保つようにしている。さら
にまた、上記ケーブル中継において、上記端子台が、上
記ホット端子と上記フラット同軸ケーブルの芯線とが接
続される部分を覆う形状とされている。
【0012】このようなケーブル中継器においては、ア
ース金具を基板として同軸ケーブル同士の一体的実装を
行うことができ、ユニット化することが可能となる。ま
た、クリップ板をケースの背面に中央部分のみを連接さ
せるようにして、所定間隔離隔して設けるようにしたの
で、木ネジ等を使用しなくてもケーブル中継器をワンタ
ッチで装着することができるようになる。この場合、取
付方向は自由に選択することができる。さらに、フラッ
ト同軸ケーブルを圧着突起により波状にカシメることが
できるので、確実にアース金具にフラット同軸ケーブル
を固定することができる。このため、フラットケーブル
に外力が加わっても、フラット同軸ケーブルの芯線には
ストレスが残らず、芯線の切断を防止することができ
る。
【0013】さらにまた、ホット金具とアース金具との
距離が保たれているので、リターンロスを最小限度に抑
えることができる。さらにまた、ホット端子とフラット
同軸ケーブルとの接続部分を覆うように端子台が形成さ
れているので、フラット同軸ケーブルの切断事故を防止
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のケーブル中継器の実施の
形態の構成の分解斜視図を図1に、そのケース1の正面
図を図2に、ケース1にアース金具10を取り付ける方
法を図3に示す。これらの図に示すように、本発明のケ
ーブル中継器は、合成樹脂性のケース1と、このケース
に水密に嵌合される合成樹脂性の蓋6とからなり、ケー
ス1内は空間とされて、金属製のアース金具10と、こ
のアース金具10に装着される絶縁性の端子台20が収
納される。また、ケース1の側面の一側には断面円形の
丸型同軸ケーブル40が挿通される丸型同軸ケーブル挿
入孔2が形成された円筒状部8が突出するよう一体成型
されており、対向する他側には断面扁平のフラット同軸
ケーブル30が挿通されるフラット同軸ケーブル挿入孔
3が形成された扁平部9が突出するよう一体成型されて
いる。
【0015】さらに、ケース1の側面には蓋取り付け部
4が一体成型されており、この蓋取付部4に蓋6に一体
成型されている取付部7が嵌合されて枢支されている。
さらにまた、ケース1の背面には四角板状のクリップ板
5が一体成型されている。さらにまた、ケース1内には
アース金具10の縁部が係合されるツメ部7が1対立設
されていると共に、ケース1を壁面等に取り付けるため
の木ネジ挿入孔61−1,61−2が形成されている。
【0016】アース金具10の一端部には丸型同軸ケー
ブル40を固定する丸型同軸ケーブル固定部11が形成
されており、この丸型同軸ケーブル固定部11に丸型同
軸ケーブル40の被覆を取り外した外導体41を載置
し、その上からケーブルバンド16で押え、ケーブルバ
ンド16をケーブル固定ビス17でケース1に螺着する
ことにより、丸型同軸ケーブル40をアース金具10に
固定している。この時、丸型同軸ケーブル40の外導体
41とアース金具10とが電気的に接続されるようにな
る。また、アース金具10の他端部には一対の羽部13
−1,13−2が形成されており、各々の羽部13−
1,13−2には一対の圧着突部14が形成されている
と共に、羽部13−1,13−2が折り曲げられた時に
羽部13−1,13−2と対向するアース金具10の面
に細長い突起部15が形成されている。
【0017】フラット同軸ケーブル30は、アース金具
10の他端部に配置して、一対の羽部13−1,13−
2を折曲するようカシメることにより、フラット同軸ケ
ーブル30がアース金具10に固定されている。この
時、フラット同軸ケーブル30は圧着突部14と突起部
15により圧接されて波状に変形するようになる。これ
により、フラット同軸ケーブル40は強固にアース金具
10に固定されることになる。なお、圧着突部14に対
向するアース金具10の面には圧着突部14を受け入れ
る孔部が形成されている。ここで、フラット同軸ケーブ
ル30は図12に示すように、フレキシブルな上部シー
ス34と下部シース35と、上部シース34と下部シー
ス35との間に挟持された細い同軸ケーブルとドレイン
ワイヤー36とから構成されている。
【0018】この同軸ケーブルは、図12(c)に示す
ように絶縁体33の中央に配置された芯線32と、絶縁
体33の上に形成された外導体31とから構成されてい
る。なお、ドレインワイヤー36は同軸ケーブルの機械
的な強度を向上するために挿入されているものである。
このようなフラット同軸ケーブル30をアース金具10
に固定する時に、ドレインワイヤー36と共に、外導体
31の編線を折り返して、フラット同軸ケーブル30の
裏側とアース金具10間に挟持されるようにして、一対
の羽部13−1,13−2をカシメることにより、フラ
ット同軸ケーブル30の外導体31とアース金具10と
を電気的に接続している。
【0019】また、アース金具10の略中央部は切りか
かれており、この部分の両側に端子台ツメ受部12が形
成されている。この端子台ツメ受部12には絶縁性の合
成樹脂により一体成型されている端子台20の両側下端
部に形成された端子台ツメ部21が係合される。これに
より、端子台20をアース金具10に固定することがで
きる。この端子台20には幅が狭小とされたホット端子
22が装着され、このホット端子22と芯線固定ビス2
3の間に、丸型同軸ケーブル40の芯線42が挟持され
ることにより電気的に接続される。また、アース金具1
0の丸型同軸ケーブル固定部11には切り起こし片が形
成されて、丸型同軸ケーブル40の外導体41に食い込
むこことにより、確実に固定すると共に、電気的に接続
している。
【0020】次に、図2のA−A’断面図である図3を
参照しながらアース金具10をケース1内に収納固定す
る方法について説明する。アース金具10をケース1内
に収納固定するには、まず、フラット同軸ケーブル30
をフラット同軸ケーブル挿入孔3に外側から挿入する。
そして、ケース1内部に延伸したフラット同軸ケーブル
30を前述したようにアース金具10に固定する。する
と、図6に示すようにアース金具10のフラット同軸ケ
ーブル固定部18における羽部13−1,13−2の先
端に形成された係合部17が突出するようになる。そこ
で、この突出している係合部17を図3に示すように、
フラット同軸ケーブル挿入孔3内に内部側から挿入して
いく。すると、フラット同軸ケーブル挿入孔3がテーパ
状に形成されていることから、係合部17はフラット同
軸ケーブル挿入孔3に圧接されるようになる。そして、
図6に示す係合部17の反対側の縁部である一対のツメ
受部19−1,19−2をケース1に立設された一対の
ツメ部7に係合する。これにより、アース金具10をケ
ース1に固定することができる。
【0021】次いで、丸型同軸ケーブル挿入孔2に丸型
同軸ケーブル40を挿通して、その外導体41をケーブ
ルバンド16およびケーブル固定ビス17によりアース
金具10に固定し、その芯線42をホット端子22と芯
線固定ビス23との間に挟持して固定する。次いで、蓋
6をケース1に嵌着することにより本発明のケーブル中
継器が組み立てられる。以上説明したように、本発明の
ケーブル中継器においては、アース端子10が丸型同軸
ケーブル40の外導体41とフラット同軸ケーブル30
の外導体31を一体化するよう接続しているため、その
電気特性を良好なものとすることができる。
【0022】次に、図2のB−B’断面図を図4に示す
が、ケース1の背面に一体成型されているクリップ板5
は背面と所定間隔離隔するよう形成されている。このク
リップ板5は後述するが、窓枠のサッシを挟持すること
によりケーブル中継器をサッシに固定するためのもので
ある。このため、クリップ板5の中央部とケース1の背
面の中央部のみとが連接されて、クリップ板5の周辺部
に弾性を有させるようにしている。さらに、この弾性を
向上するために、クリップ板5の両側にサッシ挟持リブ
が形成されている。このサッシ挟持リブは、図3に示す
ように中央部の背が高く、周辺に向かって低くなる形状
とされて、サッシに挿入し易くされていると共に、その
挟持力を向上している。また、ケーブル中継器はケース
1の底面に形成されている木ネジ挿入孔61に木ネジを
挿入して壁面等にねじ込むことにより、壁面にケーブル
中継器を取り付けることができる。
【0023】また、ケーブル中継器の背面図を図5に示
すが、木ネジ挿入孔61はクリップ板5にも形成されて
いる。次に、図7にアース金具10の詳細構造を示す。
図7(a)は正面図であり、同図(b)は裏面図であ
る。これらの図に示すように、羽部13−1,13−2
には細長い突起部15に対応する部分が切りかかれて、
フラット同軸ケーブル30を強固に固定できるようにさ
れている。
【0024】また、端子台20の中央部分に装着される
ホット端子22の幅は狭小とされている。さらに、アー
ス金具10の略中央部に形成された端子台嵌入用切欠1
0−1は大きく切りかかれており、アース金具10とホ
ット端子22との物理的距離が大きくとれるようにされ
ている。これにより、ケーブル中継器の電気的特性を向
上することができる。さらにまた、ホット端子22の芯
線接続端子22−1とフラット同軸ケーブル30の芯線
32との接続部分を端子台20が覆うように形成されて
いるので、丸型同軸ケーブル40の取り付け時における
フラット同軸ケーブル30の芯線32の切断事故を防止
することができる。
【0025】次に、本発明のケーブル中継器の反射損失
特性を図8および図9に示す。図8には、丸型同軸ケー
ブル40の外導体41のアースと、フラット同軸ケーブ
ル30の外導体31のアースとを分離した手段でアース
するようにした従来のケーブル中継器の反射損失特性を
破線で示し、丸型同軸ケーブル40の外導体41のアー
スと、フラット同軸ケーブル30の外導体31のアース
とを一体化した本発明のケーブル中継器の反射損失特性
を実線で示している。図8に示すように、本発明のケー
ブル中継器は、アースとを一体化したことにより約7d
B反射損失が改善されている。また、図9には従来のケ
ーブル中継器の反射損失特性を破線で示し、アース金具
10とホット端子22との物理的距離を大きくとった本
発明のケーブル中継器の反射損失特性を実線で示してい
る。図8に示すように、本発明のケーブル中継器は、物
理的距離を大きくとったことにより約3dB反射損失が
改善されている。すなわち、本発明のケーブル中継器の
反射損失特性は、従来のケーブル中継器に比して約10
dB反射損失を改善することができる。
【0026】次に、以上のように構成されたケーブル中
継器の使用方法を図10および図11を参照しながら説
明する。なお、図10(b)は取り付けられた斜視図で
あり、同図(b)はその断面図である。屋外に設置され
ているBS・CSアンテナやUHF・VHF・FMアン
テナ等に接続された丸型同軸ケーブル40が本発明のケ
ーブル中継器50に接続されている。このケーブル中継
器50から引き出されたフラット同軸ケーブル30は窓
枠のサッシ100に沿わせて屋内に引き込まれる。そし
て、フラット同軸ケーブル30は屋内に設置されるケー
ブル中継器50に接続される。このケーブル中継器50
から引き出された丸型同軸ケーブル40はテレビジョン
TVに接続される。なお、屋内に設置されているケーブ
ル中継器50は、この例では木ネジ60により板壁に固
定されている。
【0027】図11(a)に示すように、ケーブル中継
器はサッシ100に挟み込むことができる。この時、上
述したようにクリップ板5の端部は上下に弾性をもって
開くようになり、この部分にサッシ100を挟み込んで
ケーブル中継器を取り付けることができる。なお、上述
したがサッシ挟持リブ5−1は中央部が高く周辺に向か
って低くされて、クリップ板5の保持力が強固になるよ
うにされている。このようにしてサッシ100にケーブ
ル中継器50と取り付けた状態を同図(b)に示してい
る。また、クリップ板5には方向がないため、取付の自
由度を高めることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、アース金具を基板として同軸ケーブル同士の一体的
実装を行うことができ、ユニット化することが可能とな
る。この場合、アースを一体的とすることができるた
め、電気的特性を向上することができる。また、クリッ
プ板をケースの背面に所定間隔離隔して設けるようにし
たので、木ネジ等を使用しなくてもケーブル中継器をワ
ンタッチで装着することができると共に、取り付けの自
由度を高めることができる。さらに、フラット同軸ケー
ブルを圧着突部により波状にカシメることができるの
で、確実にアース金具にフラット同軸ケーブルを固定す
ることができる。このため、フラット同軸ケーブルに外
力が加わっても、フラット同軸ケーブルの芯線にはスト
レスが残らず、芯線の切断を防止することができる。
【0029】さらにまた、ホット端子とアース金具との
距離が保たれているので、リターンロスを最小限度に抑
えることができる。さらにまた、ホット端子とフラット
同軸ケーブルとの接続部分を覆うように端子台が形成さ
れているので、フラット同軸ケーブルの切断事故を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル中継器の実施の形態の構成を
示す分解斜視図である。
【図2】本発明のケーブル中継器のケースの上面図を示
す図である。
【図3】本発明のケーブル中継器のアース金具をケース
に取り付ける方法を説明するための図である。
【図4】図2のB−B’断面図である。
【図5】本発明のケーブル中継器の背面図である。
【図6】本発明のケーブル中継器のアース金具の構成を
示す図である。
【図7】本発明のケーブル中継器のアース金具の詳細構
成を示す図である。
【図8】本発明のケーブル中継器の第1の反射損失特性
を示す図である。
【図9】本発明のケーブル中継器の第2の反射損失特性
を示す図である。
【図10】本発明のケーブル中継器を使用する方法を示
す図である。
【図11】本発明のケーブル中継器をサッシに取り付け
る方法を説明するための図である。
【図12】 フラット同軸ケーブルの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 2 丸型同軸ケーブル挿入孔 3 フラット同軸ケーブル挿入孔 4 蓋取付部 5 クリップ板 6 蓋 7 取付部 8 円筒状部 9 扁平部 10 アース金具 11 丸型同軸ケーブル固定部 12 端子台ツメ受部 13−1,13−2 羽部 14 圧着突部 15 突起部 16 ケーブルバンド 17 ケーブル固定ビス 18 フラットケーブル固定部 19−1,19−2 ツメ受部 20 端子台 21 端子台ツメ部 22−1,22−2 芯線接続端子 22 ホット端子 23 芯線固定ビス 30 フラット同軸ケーブル 31 外導体 32 芯線 33 絶縁体 34 上部シース 35 下部シース 36 ドレインワイヤー 40 丸型同軸ケーブル 41 外導体 42 芯線 50 中継器 60 木ネジ 61−1,61−2 木ネジ挿入孔 100 サッシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 訓史 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本ア ンテナ株式会社蕨工場内 (56)参考文献 実開 昭63−171973(JP,U) 実開 平1−74640(JP,U) 実開 平6−5043(JP,U) 実開 平6−31213(JP,U) 実開 昭54−61289(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 9/05 H01R 9/16 H01R 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形の丸型同軸ケーブルと、断面
    扁平のフラット同軸ケーブルとを接続する中継器におい
    て、 上記丸型同軸ケーブルの外導体と、上記フラット同軸ケ
    ーブルの外導体とが、略同一平面状で接続固定される一
    体成型されたアース金具と、 該アース金具の切り欠かれた略中央部分に取り付けら
    れ、上記丸型同軸ケーブルの芯線と、上記フラット同軸
    ケーブルの芯線とが接続されるホット端子の装着された
    絶縁性の端子台と、 上記フラット同軸ケーブルを接続固定している上記アー
    ス金具の一端部分が圧入されるフラット同軸ケーブル挿
    入孔と、上記アース金具の他端の縁が係合する立設され
    た係合ツメ部が形成されているケースとを備えることを
    特徴とするケーブル中継器。
  2. 【請求項2】 上記ケースの背面側に該ケースの背面
    と所定間隔をもって対向するよう一体成型された板状の
    クリップ板であって、上記ケースの背面の略中央部分と
    上記クリップ板との中央部分のみが連接されていること
    を特徴とする請求項1記載のケーブル中継器。
  3. 【請求項3】 上記フラット同軸ケーブルを接続固定
    している上記アース金具の一端部分に一対の羽部が形成
    されており、該一対の羽部には、折曲時に上記フラット
    ケーブルのシース部を圧接する圧着突部が形成され、該
    圧着突部に対向する面には、該圧着突部を受け入れる孔
    部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のケ
    ーブル中継器。
  4. 【請求項4】 上記ホット端子の幅が狭小とされて、
    該ホット端子と上記アース金具間の距離を保つようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のケーブル中継器。
  5. 【請求項5】 上記端子台が、上記ホット端子と上記
    フラット同軸ケーブルの芯線とが接続される部分を覆う
    形状とされていることを特徴とする請求項1記載のケー
    ブル中継器。
JP35228095A 1995-12-28 1995-12-28 ケーブル中継器 Expired - Fee Related JP2909016B2 (ja)

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