JP4298540B2 - ガラス貼付アンテナ - Google Patents

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本発明は、家屋のガラス窓に取り付け可能なガラス貼付アンテナに関する。
従来、建物用窓ガラスに設けられるガラスアンテナが知られている(特許文献1参照)。このガラスアンテナの一構成例を図23に示す。
図23に示すように、窓ガラス101の一面に横長の長方形状とされたループアンテナ102を給電点103と共にスクリーン印刷し、焼成して形成する。このようにしてループアンテナ102が形成された窓ガラス101をサッシ104に嵌め込み、このサッシ104を支持枠に装着する。次いで、サッシ104にサドル105により固着された同軸ケーブル106を給電点103に接続し、同軸ケーブル106の他端をテレビ受信機等に接続する。
特開平5−110326号公報
従来のガラスアンテナは、窓ガラスにアンテナをスクリーン印刷し焼成していることから、アンテナの制作が複雑になり高コストになるという問題点があった。また、同軸ケーブルを給電点に接続する作業および同軸ケーブルをサドルを用いてサッシに固定する作業が必要であり、アンテナを設置する作業が繁雑になるという問題点があった。
そこで、本発明は簡易な構成で繁雑な作業をすることなく簡単に窓ガラスに取り付けることのできるガラス貼付アンテナを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のガラス貼付アンテナは、ガラス板上に固着可能なアンテナエレメント部の一端に吸着するホット用マグネットと、窓枠に吸着するアース用マグネットとが、同軸ケーブルが導出されている給電部に備えられていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、ガラス板上に固着可能なアンテナエレメント部の一端に吸着するホット用マグネットと、窓枠に吸着するアース用マグネットとが、同軸ケーブルが導出されている給電部に備えられていることから、ガラス板上にアンテナエレメント部を固着して窓枠にアース用マグネットを吸着させることにより、アンテナエレメント部の一端がホット用マグネットに吸着され簡単にアンテナを設置することができるようになる。
また、給電ケーブルのアース部および中心導体に強磁性体のパイプを嵌着すると、アース部がアース用マグネットに吸着されると共に、中心導体がホット用マグネットに吸着されて電気的かつ機械的に接続されるため、給電部に同軸ケーブルを簡易に接続することができるようになる。
簡易な構成で繁雑な作業をすることなく簡単に窓ガラスに取り付けることのできるガラス貼付アンテナを提供するという目的を、同軸ケーブルが導出されている給電部に、ガラス板上に固着可能なアンテナエレメント部の一端に吸着するホット用マグネットと、窓枠に吸着するアース用マグネットとを備えることにより実現した。
本発明の実施例1のガラス貼付アンテナが建物用のガラス窓に設置されている態様を図1に示す。
この図に示す本発明の実施例1のガラス貼付アンテナ1は、ガラス窓のサッシ2に嵌め込まれている窓ガラス3上に固着されているアンテナエレメント部10と、アンテナエレメント部10にマグネットにより電気的および機械的に吸着されている給電部20とから構成されている。給電部20はサッシ2にマグネットにより吸着されて固着されるが、サッシ2がマグネットが吸着しない素材とされていた場合には図示するように強磁性体からなるアース板30がサッシ2に貼着等により設けられるようになる。給電部20は、サッシ2あるいはアース板30に吸着するアース用マグネットと、アンテナエレメント部10におけるエレメントの一端に吸着可能なホット用マグネットとを備えている。アンテナエレメント部10は、窓ガラス3上に貼着あるいは脱着可能に固着されている。給電部20から導出された給電ケーブル22の先端にはコネクタ28が設けられており、TVモニター31などに接続される。弱電界地域においては給電ケーブル22にブースタ40を設けることができる。また、ガラス貼付アンテナ1はアンテナエレメント部10が水平になるように設置されているが、図1に破線で示すようにアンテナエレメント部10が垂直になるように設置することもできる。
本発明の実施例1のガラス貼付アンテナ1におけるアンテナエレメント部10の構成を図2ないし図4に示す。図2はアンテナエレメント部10の構成を示す正面図であり、図3はアンテナエレメント部10の構成を示す平面図であり、図4はアンテナエレメント部10の構成を示す側面図である。
これらの図に示すように、アンテナエレメント部10はエレメントが内蔵されている細長い直方体状のアンテナケース部11を備えており、アンテナケース部11の下面には窓ガラス3にアンテナエレメント部10を脱着可能に固着できる一対の吸盤13が設けられている。アンテナケース部11の短辺を有する一側面からはエレメントの一端に取り付けられているエレメント用マグネット12が突出しており、このエレメント用マグネット12には挿入部12aが突出して形成されている。このエレメント用マグネット12は、給電部20におけるホット用マグネットに吸着可能とされている。
図5はアンテナエレメント部10の他の構成を示す正面図であり、このアンテナエレメント部10においては一対の吸盤13に替えて両面テープ14がアンテナケース部11の下面に設けられている。この両面テープ14により、アンテナエレメント部10は窓ガラス3上に固着される。
なお、アンテナエレメント部10は地上波テレビ受信用アンテナ、FMラジオ受信用アンテナおよびXMラジオ,SIRIUS,MSB等のSDARS(Satellite Digital Audio Radio Service:衛星デジタルラジオサービス)用アンテナとして動作するように設計されている。この場合のアンテナエレメント部10のアンテナ形式は、1/4波長ホイップアンテナ、1/2波長ダイポールアンテナ、1/4波長折り曲げホイップアンテナ等とされる。
本発明の実施例1のガラス貼付アンテナ1におけるアンテナエレメント部10における詳細構成を図6(a)(b)(c)(d)に示す。
図6(a)に示すようにエレメント15aは誘電体基板15b上に一端が突出するよう形成される。誘電体基板15bはポリイミドやPET(polyethylene terephthalate)等からなるフィルムとすることができ、この場合はエレメント15aが形成された誘電体基板15bからなるフィルムアンテナとなる。また、誘電体基板15bはテフロン基板としてもよい。このように誘電体基板15b上に形成されたエレメント15aの誘電体基板15bから突出している端部を図6(b)に示すようにエレメント用マグネット12に溝として形成されている嵌挿部12bに挿入してハンダ付け等により電気的かつ機械的に接続する。この場合、エレメント用マグネット12の全表面にはニッケルメッキ等の導電性処理が施されている。これにより、図6(c)に示すようにエレメント15aとエレメント用マグネット12とが接続され、アンテナケース部11に収納されて図2ないし図5に示す構成のアンテナエレメント部10となる。
なお、エレメント用マグネット12をマグネットに替えて強磁性体で構成しても良く、また、エレメント15aを図6(d)に示すように銅や鉄等の金属板で構成したエレメント15a’としても良い。
次に、給電部20の構成を図7ないし図10に示す。図7は給電部20の構成を示す正面図であり、図8は給電部20の構成を示す側面図であり、図9は給電部20の構成を示す背面図であり、図10は給電部20の構成を示す底面図である。
これらの図に示すように、給電部20はアース用マグネット25が固着されている絶縁材からなるベース部24を直方体状の給電ケース部21に収納して構成されている。この給電ケース部21からは給電ケーブル22が導出されている。給電ケース部21の背面からはベース部24に固着されている断面コ字状のアース用マグネット25が若干突出するようにされている。また、給電ケース部21の一側面にはエレメント用マグネット12に吸着可能なホット用マグネット23が覗ける開口が設けられている。
このような構成の給電部20の内部構造を図11に示し、給電ケーブル22の構成を図12に示す。
図11に示すように、絶縁性の矩形の板状のベース部24には、その外周部に沿うよう断面コ字状のアース用マグネット25が固着されていると共に、ほぼ中央部に直方体状のホット用マグネット23が固着されている。給電部20から導出されている給電ケーブル22の先端部には図12に示すように芯線パイプ26およびアースパイプ27が装着されている。すなわち、図12に示すように給電ケーブル22の外被22dが除去されて露出された編組線22c上には強磁性体製のアースパイプ27が嵌着され、編組線22cおよび絶縁部22bを除去して露出した芯線22aには強磁性体製の芯線パイプ26が嵌着される。このような構成の給電ケーブル22をホット用マグネット23およびアース用マグネット25が固着されているベース部24上に載置すると、それだけで給電ケーブル22が給電部20に固着されることになる。
すなわち、給電ケーブル22におけるアースパイプ27がアース用マグネット25に形成されている凹部に吸着され、芯線パイプ26がホット用マグネット23に吸着されて給電ケーブル22が給電部20に固着される。この場合、ホット用マグネット23およびアース用マグネット25の全表面にはニッケルメッキ等の導電性処理が施されており、給電ケーブル22の芯線22aが芯線パイプ26を介してホット用マグネット23に電気的に接続され、編組線22cがアースパイプ27を介してアース用マグネット25に電気的に接続される。このように、給電部20に給電ケーブル22を簡単に固着することができる。
さらに、この給電部20の給電ケース21に設けられている開口からアンテナエレメント部10のエレメント用マグネット12を挿入してホット用マグネット23に吸着させることにより、アンテナエレメント部10と給電部20との電気的接続が行われる。吸着された際には、エレメント用マグネット12から突出している挿入部12aがホット用マグネット23に形成されている装着孔23a内に挿入されて装着されるようになる。これにより、エレメント15aがエレメント用マグネット12,ホット用マグネット23を介して給電ケーブル22の芯線22aに電気的に接続される。また、この際には給電部20がサッシ2あるいはアース板30上に吸着されるので、給電ケーブル22の編組線22cがサッシ2あるいはアース板30に接続されて、アンテナエレメント部10のアースとして機能するようになる。
図13(a)(b)(c)にアース板30の構成を示す。図13(a)はアース板30の構成を示す正面図であり、図13(b)はアース板30の構成を示す底面図であり、図13(a)cアース板30の構成を示す側面図である。
これらの図に示すように、細長い長方形状とされているアース板30は強磁性体製とされて、背面に両面テープ30aが設けられている。この両面テープ30aは絶縁テープでも導電性テープでも良い。アース板30の長辺の長さは、使用周波数帯域の中心周波数の波長をλとした際に約λ/4以上とされ、アース板の短辺の長さは約λ/60以上とされる。なお、アース板30を、真鍮板等の金属板や樹脂板の表面にニッケルメッキを施して作成するようにしても良い。
本発明の実施例2のガラス貼付アンテナが建物用のガラス窓に設置されている態様を図14に示す。
この図に示す本発明の実施例2のガラス貼付アンテナ5においては、アンテナエレメント部50が屈曲可能な中継エレメント54を備え、中継エレメント54を介してアンテナエレメント部50が給電部20に接続されている。このように、アンテナエレメント部50の構成が実施例1と異なっており、以下にアンテナエレメント部50の構成を説明し、他の構成の説明は省略する。なお、ガラス貼付アンテナ5はアンテナエレメント部50が水平になるように設置されているが、図14に破線で示すようにアンテナエレメント部50が垂直になるように設置することもできる。
本発明の実施例2のガラス貼付アンテナ5におけるアンテナエレメント部50の構成を図15ないし図17に示す。図15はアンテナエレメント部50の構成を示す正面図であり、図16はアンテナエレメント部50の構成を示す平面図であり、図17はアンテナエレメント部50の構成を示す側面図である。
これらの図に示すように、アンテナエレメント部50はエレメントが内蔵されている細長い直方体状のアンテナケース部51を備えており、アンテナケース部51の下面には窓ガラス3にアンテナエレメント部50を脱着可能に固着できる一対の吸盤53が設けられている。アンテナケース部51の短辺を有する一側面からは屈曲可能な所定長さの中継エレメント54がエレメントの一端から導出されており、この中継エレメント54の先端にエレメント用マグネット52が取り付けられている。このエレメント用マグネット52には挿入部52aが突出して形成されている。このエレメント用マグネット52は、給電部20におけるホット用マグネット23に吸着可能とされている。なお、エレメント用マグネット52をマグネットに替えて強磁性体で構成しても良い。
図18はアンテナエレメント部50の他の構成を示す正面図であり、このアンテナエレメント部50においては一対の吸盤53に替えて両面テープ55がアンテナケース部51の下面に設けられている。この両面テープ55により、アンテナエレメント部50は窓ガラス3上に固着される。
このように、アンテナエレメント部50に中継エレメント54が設けられているのは、窓ガラス3とサッシ2との間に一般に段差が生じており、この段差は窓ガラスの厚さや仕様によりガラス窓の種類毎に異なっている可能性があるからである。そこで、本発明の実施例2のガラス貼付アンテナ5においては、窓ガラス3とサッシ2との間に段差があった際に、中継エレメント54を屈曲させることにより段差の高さにかかわらず段差を吸収できるようにしている。
本発明の実施例2のガラス貼付アンテナ5におけるアンテナエレメント部50における詳細構成を図19に示す。
図19に示すようにエレメント56aは誘電体基板56b上に形成される。誘電体基板56bはポリイミドやPET等からなるフィルムとすることができ、この場合はエレメント56aが形成された誘電体基板56bからなるフィルムアンテナとなる。また、誘電体基板56bはテフロン基板としてもよい。このように誘電体基板15b上に形成されているエレメント56aに、中継エレメント54の一端がハンダ付け等により接続される。中継エレメント54は単線やより線等の軟銅線を外皮で覆った構成とされており、中継エレメント54の他端はエレメント用マグネット52の一面に突出して形成されている嵌挿部52bに挿入されてハンダ付け等により接続される。この場合、エレメント用マグネット52の全表面にはニッケルメッキ等の導電性処理が施されている。これにより、エレメント56aとエレメント用マグネット52とが中継エレメント54を介して接続され、アンテナケース部51に収納されて図15ないし図17に示すアンテナエレメント部50となる。なお、嵌挿部52bに接続されている中継エレメント54の部分を保護チューブ52cで覆うようにしても良い。
エレメント56aの他の構成例を図20に示す。図20に示すエレメント56a’は、単線やより線等の軟銅線を外皮で覆った構成とされており、中継エレメント54をも兼ねている。すなわち、エレメント56a’はアンテナケース部51内に固着され、その端部はアンテナケース部51から中継エレメント54として導出される。この先端がエレメント用マグネット52の一面に突出して形成されている嵌挿部52bに挿入されてハンダ付け等により接続される。これにより、エレメント56a’は中継エレメント54を兼ねることができる。
また、エレメント56aのさらに他の構成例を図21に示す。図21に示すエレメント56a”は、フィルム、銅板、リン青銅板等のフレキシブル素材により構成されており、中継エレメント54をも兼ねている。すなわち、エレメント56a”はアンテナケース部51内に固着され、その端部はアンテナケース部51から中継エレメント54として導出される。この先端がエレメント用マグネット52の一面に突出して形成されている嵌挿部52bに挿入されてハンダ付け等により接続される。これにより、エレメント56a”は中継エレメント54を兼ねることができる。
このように構成された本発明の実施例2のガラス貼付アンテナが建物用のガラス窓に設置されている態様の側面図を図22に示す。ただし、図22においてはサッシ2と窓ガラス3は断面で示されている。
図22に示すように、窓ガラス3とサッシ2との間には段差が生じており、一段低くなっている窓ガラス3上にアンテナエレメント部50が吸盤53により固着されている。サッシ2の一面にはアース板30が固着されており、アース板30に給電部20が吸着されて固着されている。アンテナエレメント部50から導出されている中継エレメント54は屈曲されて段差を乗り越え、その先端に設けられているエレメント用マグネット52が給電部20のホット用マグネット23に吸着されている。このように、サッシ2と窓ガラス3との間の段差を中継エレメント54により吸収することができ、本発明の実施例2のガラス貼付アンテナはガラス窓に段差があっても段差の高さによらず簡単に設置することができるようになる。
以上の説明では建物の窓ガラス用のガラス貼付アンテナとして説明したが、これに限ることはなく車輌のガラス窓に用いるガラス貼付アンテナに適用することができる。
本発明の実施例1のガラス貼付アンテナが建物用のガラス窓に設置されている態様を示す図である。 本発明の実施例1のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の構成を示す正面図である。 本発明の実施例1のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の構成を示す平面図である。 本発明の実施例1のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の構成を示す側面図である。 本発明の実施例1のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の他の構成を示す正面図である。 本発明の実施例1のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部における詳細構成を示す図である。 本発明のガラス貼付アンテナにおける給電部の構成を示す正面図である。 本発明のガラス貼付アンテナにおける給電部の構成を示す側面図である。 本発明のガラス貼付アンテナにおける給電部の構成を示す背面図である。 本発明のガラス貼付アンテナにおける給電部の構成を示す底面図である。 本発明のガラス貼付アンテナにおける給電部の内部構造を示す図である。 本発明のガラス貼付アンテナにおける給電ケーブルの構成を示す図である。 本発明のガラス貼付アンテナにおけるアース板の構成を示す図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナが建物用のガラス窓に設置されている態様を示す図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の構成を示す正面図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の構成を示す平面図である。 本発明の実施例1のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の構成を示す側面図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部の他の構成を示す正面図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部における詳細構成を示す図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部におけるエレメントの他の構成例を示す図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナにおけるアンテナエレメント部におけるエレメントのさらに他の構成例を示す図である。 本発明の実施例2のガラス貼付アンテナが建物用のガラス窓に設置されている態様の側面図を示す図である。 従来の建物用窓ガラスに設けられるガラスアンテナの構成を示す図である。
符号の説明
1 ガラス貼付アンテナ、2 サッシ、3 窓ガラス、5 ガラス貼付アンテナ、10 アンテナエレメント部、11 アンテナケース部、12 エレメント用マグネット、12a 挿入部、12b 嵌挿部、13 吸盤、14 両面テープ、15a,15a’ エレメント、15b 誘電体基板、20 給電部、21 給電ケース部、22 給電ケーブル、22a 芯線、22b 絶縁部、22c 編組線、22d 外被、23 ホット用マグネット、23a 装着孔、24 ベース部、25 アース用マグネット、26 芯線パイプ、27 アースパイプ、28 コネクタ、30 アース板、30a 両面テープ、31 TVモニター、40 ブースタ、50 アンテナエレメント部、51 アンテナケース部、52 エレメント用マグネット、52a 挿入部、52b 嵌挿部、52c 保護チューブ、53 吸盤、54 中継エレメント、55 両面テープ、56a,56a’,56a” エレメント、56b 誘電体基板、101 窓ガラス、102 ループアンテナ、103 給電点、104 サッシ、105 サドル、106 同軸ケーブル

Claims (6)

  1. ガラス窓におけるガラス板上に固着可能なアンテナエレメント部と、
    前記ガラス窓における前記ガラス板を保持する窓枠に固着可能な給電部とを備え、
    前記給電部は、前記アンテナエレメント部のアースとなる前記窓枠に吸着するアース用マグネットと、前記アンテナエレメント部におけるエレメントの一端に吸着するホット用マグネットとを備え、前記給電部から導出されている給電ケーブルのアース部が前記アース用マグネットに接続されていると共に、前記給電ケーブルの中心導体が前記ホット用マグネットに接続されていることを特徴とするガラス貼付アンテナ。
  2. 前記アース用マグネットが吸着可能なアース板を前記窓枠上に固着し、該アース板上に前記アース用マグネットが吸着されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のガラス貼付アンテナ。
  3. 前記エレメントの一端にエレメント用吸着部が装着されており、該エレメント用吸着部が前記ホット用マグネットに吸着されることを特徴とする請求項1記載のガラス貼付アンテナ。
  4. 前記給電ケーブルの前記アース部および前記中心導体に強磁性体のパイプが嵌着されて、前記アース部が前記アース用マグネットに吸着されると共に、前記中心導体が前記ホット用マグネットに吸着されて電気的かつ機械的に前記給電部に接続されることを特徴とする請求項1に記載のガラス貼付アンテナ。
  5. 前記アンテナエレメント部がケースに収納されており、該ケースを前記ガラス板に脱着可能に固着する吸盤が、前記ケースの一面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のガラス貼付アンテナ。
  6. 前記エレメントの一端と前記エレメント用吸着部との間が屈曲可能な中継エレメントで接続されていることを特徴とする請求項3記載のガラス貼付アンテナ。
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