JP3680667B2 - テレビコンセント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビコンセントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放送信号を受信するテレビジョン受像器やビデオ機器を着脱可能に接続するために壁等の施工面に施工されるテレビコンセントが提供されている。この種のテレビコンセントとしては、図15および図16に示すように、後面(図15の上面)が開放された合成樹脂製のカバー120に覆着される導電性の入力端子枠112を備え、入力端子枠112に対して起伏自在に設けた押さえ体114によって入力側の信号線となる同軸ケーブルを保持し、カバー120の前面側に露出する同軸コネクタ130に対して、テレビジョン受像器などに接続される出力側の信号線に接続された同軸接続器(同軸接栓)を着脱可能に接続する構成が知られている。カバー120の内部には同軸コネクタ130の内側導体132と入力側の信号線の中心導体を保持する接触ばね134とを連続一体に形成した導電部材が配置され、接触ばね134は合成樹脂成形品である端子カバー116により覆われている。さらに、同軸コネクタ130の外側導体131は板金により円筒状に形成され、外側導体131に突設された接続片131aが入力端子枠112に接続されている。
【0003】
接触ばね134は図の上方(つまり、入力端子枠112に直交する方向)から導入される同軸ケーブルの中心導体が保持可能となるように形成されており、押さえ体114は入力端子枠112に沿わせた形で同軸ケーブルを保持するように形成されている。したがって、図15および図16に示す従来構成では、同軸ケーブルの中心導体の接続位置と、同軸ケーブルを押さえ体114で保持する位置との間で中心導体が曲がることになる。同様の構成としては端子カバー116を設けていない図17のような構造もある。
【0004】
上述したテレビコンセントに対して、図18に示すように、入力側の信号線となる同軸ケーブルの中心導体を曲げないようにした構成が考えられる。この構成では、入力端子枠112に沿って配線される中心導体を保持できるように接触ばね134が形成されている。
【0005】
上述した従来の構成例では、カバー120において同軸コネクタ130が露出する面の裏面側において入力側の信号線となる同軸ケーブルを保持する構成を採用しているが、図19のように、同軸コネクタ130が露出する面と入力側の信号線を接続する面とが直交する構成もある。図19に示す構成例では、カバー120によって前シールド枠111を保持し、前シールド枠111に後シールド枠115を組み合わせることによって筐体110を構成してある。また、前シールド枠111の側面には入力側の信号線となる同軸ケーブルを保持する押さえ板117が取り付けられており、カバー120の側面にはねじ付きの端子118が露出する。筐体110の内部には同軸コネクタ130と端子118とを接続するためのプリント基板119が収納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来構成では、同軸ケーブルの外側導体と中心導体とにそれぞれ接続される部材間が、カバー120の内部において十分に絶縁されているとは言えず、カバー120の内部において同軸ケーブルの外側導体と中心導体とが電気的に接触する可能性がある。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、同軸ケーブルの外側導体と中心導体とが内部において電気的に接触する可能性をより低減したテレビコンセントを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、入力側の信号線をばね力によって保持する接触ばねと、導電材料により形成され出力側の信号線が接続される出力端子を設けた出力端子枠と、絶縁材料により形成され接触ばねと出力端子枠との間に配置されるセパレータとを器体に備え、前記出力端子が内側導体を外側導体で囲繞した形状であり、前記外側導体内において前記内側導体と前記外側導体とを絶縁する内部絶縁体が前記セパレータと同時一体成形されているものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記内側導体が前記接触ばねから延長され、前記外側導体が前記出力端子枠と連続一体であって筒状に形成されているものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、導電材料により形成され入力側の信号線を保持する機能を有した入力端子枠と、絶縁材料により形成され前記接触ばねと入力端子枠との間に配置される端子カバーとを備えるものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記端子カバーに脚部が突設され、脚部が前記出力端子枠と前記セパレータとの少なくとも一方に固定されるものである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記セパレータに前記脚部が嵌合する連結溝が形成されているものである。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、導電材料により形成され入力側の信号線を保持する機能を有した入力端子枠を備え、前記入力端子枠と前記セパレータとが凹凸係合されるものである。
【0014】
請求項7の発明は、請求項3の発明において、前記端子カバーにおいて接触ばねに入力側の信号線を接続する際に接触ばねが移動する側に、前記接触ばねと前記入力端子枠との間に位置する垂れ壁を延設しているものである。
【0015】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記セパレータが前記接触ばねの要所を支持する支持リブを備えるものである。
【0016】
請求項9の発明は、請求項3の発明において、前記端子カバーの内周面において接触ばねへの入力側の信号線の導入方向の移動を規制するように接触ばねに当接する段差部が形成されているものである。
【0017】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記出力端子枠に前記出力端子がかしめ固定され、前記セパレータにおける前記出力端子枠との対向面に、出力端子枠と出力端子とのかしめ部分を避ける凹部を形成しているものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本実施形態は、図1ないし図3に示すように、導電材料である板金により形成された出力端子枠11および入力端子枠12を結合して形成される筐体10を備え、この筐体10は器体としての合成樹脂成形品のカバー20に収納される。
【0023】
出力端子枠11は、長方形状の主片11aの長手方向の両側縁に、それぞれ主片11aに略直交する側片11bを設けたコ字状に導電性の板金によって形成されている。主片11aの短手方向の両側縁には、側片11bと同じ向きに各一対の接触片11cが設けられ、各側片11bの先端縁には各一対の組立片11dが延長されている。主片11aの中央部には出力端子としての同軸コネクタ30が結合される。
【0024】
同軸コネクタ30は、円筒状に形成され外周面にねじ部31aを有する外側導体31と、外側導体31の中心線に沿って配置される内側導体32と、外側導体31と内側導体32との間を絶縁する内部絶縁体33とからなり、外側導体31の軸方向の一端部が出力端子枠11の主片11aに結合される。外側導体31の軸方向の一端部には主片11aの中央部に形成した取付孔11eの周縁に当接する外鍔31bが形成され、外鍔31bには、取付孔11eに係合して外側導体31の出力端子枠11に対する回り止めを行うボス部31cと、取付孔11eの内周縁に挿入される一対の挿入片31dとが形成されている。一方、取付孔11eは矩形の長手方向の両側縁を外側に膨らむ弧状とした小判状に形成され、短手方向の両側縁に切欠11fが形成されている。外側導体31に設けたボス部31cは、取付孔11eの短手方向の両側縁および切欠11fに係合可能な断面形状を有し、挿入片31dは取付孔11eの長手方向の両側縁の弧状部分に沿って湾曲した断面形状を有している。出力端子枠11と外側導体31とは溶接やかしめにより固着される。また、外側導体31は円筒状であるから中心孔31eが形成されている。
【0025】
外側導体31とともに同軸コネクタ30を構成する内側導体32は、入力側の信号線となる同軸ケーブルの中心導体を保持する接触ばね34と連続一体に形成されている。内側導体32は、図2に示すように、互いに対向する一対の受け片32aの一端部の側縁間を連結片32bを介して連結した形状に導電性の板金により形成され、両受け片32aの間にF型接栓の中心コンタクトを保持する。両受け片32aは中間部において互いの距離をもっとも小さくするように曲成されており、F型接栓の中心コンタクトを両受け片32aの間に挿入する際に中心コンタクトが両受け片32aの間に入りやすく、かつ両受け片32aから中心コンタクトに対して十分な接触圧が作用するようにしてある。
【0026】
連結片32bはF型接栓の中心コンタクトが挿入される方向に延長され、連結片32bの先端縁からは連結片32bに直交しかつ出力端子枠11の主片11aに平行に第1接続片35aが延長される。さらに、第1接続片35aの先端縁からは第1接続片35aおよび出力端子枠11の主片11aに直交する第2接続片35bが主片11aに沿って延長される。第2接続片35bの先端部からは第2接続片35bの面内で主片11aに直交する連結片34aが延長される。つまり、第1接続片35aおよび第2接続片35bが内側導体32と接触ばね34との間の信号経路になる。連結片34aは接触ばね34を構成する一対の受け片34bの端縁間を連結する。ここに、受け片34bと連結片34aとの間には段差が形成されている。
【0027】
接触ばね34の受け片34bは、内側導体32の受け片32aと同様に、互いに対向するように配置され、中間部において互いの距離をもっとも小さくするように曲成されている。ただし、接触ばね34はF型接栓の中心コンタクトではなく同軸ケーブルの中心導体を挟持する。また、内側導体32へのF型接栓の中心コンタクトの挿入方向と、接触ばね34への同軸ケーブルの中心導体の挿入方向とは直交している。
【0028】
外側導体31と内側導体32とを絶縁する内部絶縁体33は絶縁材料である合成樹脂成型品により形成される。内部絶縁体33は円筒形であって、出力端子枠11の主片11aにほぼ重複する板状のセパレータ13と同時一体に成形されている。つまり、内部絶縁体33はセパレータ13の厚み方向の一面に突設されている。セパレータ13には内部絶縁体33の中心孔に連通する挿入孔13aが形成されており、挿入孔13aを通して内側導体32が内部絶縁体33に挿入される。第1接続片35a、第2接続片35bは、セパレータ13の厚み方向において内部絶縁体33が突出する面とは反対側の面に沿って配置され、セパレータ13には第1接続片35aおよび第2接続片35bを支持する支持リブ13b,13cが突設されている。さらに、セパレータ13には第2接続片35bの配置部位に沿って絶縁リブ13dが突設され、後述するように入力端子枠12を出力端子枠11に結合したときに、第2接続片35bと入力端子枠12との間に絶縁リブ13dが介在するようにしてある。しかして、セパレータ13は出力端子枠11と接触ばね34との間に配置されることになる。
【0029】
セパレータ13の長手方向の両端縁にはそれぞれ連結溝13eが形成され、セパレータ13の短手方向の両端縁にはそれぞれ位置決め突片13fが突設される。さらに、セパレータ13の四隅には出力端子枠11に設けた接触片11cに係止されることによって、出力端子枠11とセパレータ13とを位置決めする位置決め切欠13gが形成されている。
【0030】
ところで、上述のように、出力端子枠11には入力端子枠12が結合される。入力端子枠12は長方形状の主片12aの短手方向の両側縁に、それぞれ主片12aに略直交する側片12bを設けたコ字状に導電性の板金によって形成されている。入力端子枠12の主片12aの長手方向の寸法は出力端子枠11の長手方向の寸法よりも長く、入力端子枠12の主片12aには出力端子枠11に設けた組立片11dが挿通される組立孔12cが形成されている。組立孔12cは切り起こし片12dを残して形成され、組立片11dを組立孔12cに挿通し、組立片11dを切り起こし片12dに重ねて折曲することにより、入力端子枠12が出力端子枠11にかしめ固定されるようにしてある。入力端子枠12が出力端子枠11に結合された状態では、出力端子枠11に設けた接触片11cが入力端子枠12の側片12bに圧接することにより、出力端子枠11と入力端子枠12とが同電位になるように電気的に接続される。ここに、出力端子枠11と入力端子枠12との電気的接続状態を安定させかつ機械的結合強度を高めるために、接触片11cには側片12bに圧接するダボ11gが打ち出されている。
【0031】
側片12bの先端縁には、セパレータ13に設けた位置決め突片13fが係合する位置決め凹部12eが形成され、位置決め突片13fと位置決め凹部12eとが係合することによってセパレータ13に対する入力端子枠12の位置決めがなされる。さらに、入力端子枠12の主片12aの長手方向の両端縁には筐体10がカバー20に収納されたときにカバー20に対する位置決めを行う固定突片12fが突設され、側片12bには筐体10がカバー20に収納されたときにカバー20に係止される抜止片12gが切り起こしによって形成されている。
【0032】
ところで、入力端子枠12は入力側の信号線となる同軸ケーブルを機械的に保持するとともに、同軸ケーブルの外側導体を電気的に接続する機能を有する。すなわち、入力端子枠12には同軸ケーブルを主片12aとの間で挟持する押さえ体14が取り付けられる。さらに詳しく説明すると、主片12aにおいて接触ばね34に対応する部位には開口窓12hが設けられ、開口窓12hの両側縁には開口窓12hの開口面に直交する形でそれぞれ軸受片12iが突設される。軸受片12iは出力端子枠11から離れる向きに突設されている。押さえ体14は入力端子枠12に対して起伏自在となるように軸受片12iに軸支される。つまり、押さえ体14は同軸ケーブルを主片12aとの間で挟持する押さえ部14aから突出する略平行な一対のアーム14bを有するとともに、各アーム14bの先端部に互いに離れる向きに軸部14dを有し、軸部14dが軸受片12iに設けた軸孔12jに挿入されることによって、入力端子枠12に対して起伏自在となっている。
【0033】
押さえ部14aの一方の側縁には固定ねじ15が挿通されるねじ受け部14cが形成される。固定ねじ15は主片12aに螺合して押さえ体14を入力端子枠12に対して固定する。また、固定ねじ15の脚部は中間部に鍔を有しており、鍔よりも先端側にのみねじ部が形成されている。しかして、固定ねじ15を緩めて押さえ部14aを主片12aから離した状態で同軸ケーブルを押さえ部14aと主片12aとの間に導入した後、固定ねじ15を締め付ければ、同軸ケーブルが押さえ部14aと主片12aとの間に挟持される。ここで、同軸ケーブルの外側導体を露出させ、この露出部位を押さえ部14aと主片12aとの間に挟持することで、同軸ケーブルの外側導体を入力端子枠12に電気的に接続することができる。固定ねじ15を締め付けた状態では、固定ねじ15の先端部はセパレータ13に設けた貫通孔13hに挿入される。このようにセパレータ13に貫通孔13hを設けて固定ねじ15の先端部が挿入されるようにしているから、固定ねじ15においてねじ部を形成する部分の長さ寸法を大きくとることができ、結果的に固定ねじ15を緩めたときに、主片12から押さえ部14aまでの距離を比較的大きくとることが可能になり、同軸ケーブルを導入しやすくなる。しかも、同軸ケーブルは入力端子枠12の主片12aに沿って配置されるから、固定ねじ15を入力端子枠12に対して緩めるだけで同軸ケーブルの接続が可能になり、固定ねじ15を入力端子枠12から外してしまう場合よりも結線作業が短時間で行えることになる。
【0034】
上述した開口窓12hには接触ばね34を覆う端子台16aが挿入される。端子台16aは合成樹脂成形品である端子カバー16の一部を構成しており、セパレータ13に結合される端子カバー本体16bと連続一体に形成されている。端子カバー本体16bはセパレータ13に跨るコ字状に形成され、中央片に端子台16aが突設される。また、端子カバー本体16bの各脚片の先端面には各一対の脚部16cが突設される。各脚片に設けた各一対の脚部16cのうちの各一方はセパレータ13に設けた連結溝13eに嵌合し、各他方の脚部16cの側面はセパレータ13の周縁に当接する。この構成によって、端子カバー16はセパレータ13に固定される。端子カバー本体16bにはセパレータ13との対向面に押さえ脚16gが突設され、押さえ脚16gはセパレータ13に載置されている第1接続片35aをセパレータ13との間に挟持することによって、第1接続片35aの浮き上がりを防止する。
【0035】
端子台16aには押さえ体14の押さえ部14a側の側面に楕円状に開放された導入孔16dが形成され、導入孔16dを形成した側面の裏側となる側面には矩形状の露出孔16eが形成されている。導入孔16dは端子台16aに内蔵された接触ばね34に対応する部位に形成され、導入孔16dに同軸ケーブルの中心導体を挿入すれば、中心導体が接触ばね34の一対の受け片34b間に挟持されるようになっている。また、中心導体の露出部位が長い場合には余剰分は露出孔16eに挿入される。したがって、同軸ケーブルの端末部分を剥く寸法にばらつきがあっても、中心導体を接触ばね34に接続し、かつ押さえ部14aと入力端子枠12との間に外側導体を挟持させることができる。
【0036】
ここに、端子台16aの内部には、図4に示すように、連結片34aを受ける段差部16fが形成され、連結片34aに連続する受け片34bの基部に対応する端子台16aの内周面の幅寸法は受け片34bの基部間の寸法にほぼ一致する。したがって、同軸ケーブルの中心導体を接触ばね34に差し込むときに、端子台16aの中で接触ばね34が移動するのを防止することができる。また、受け片34bの先端部付近では受け片34bが撓むことができる程度に端子台16aの内部空間を広くしてある。ここに、両受け片34bが開く量は受け片34bの基部において端子台16aの内周面で規制されており、受け片34bに中心導体を挿入すると受け片34bから中心導体に作用するばね力が大きくなり、大きな接触圧が得られるようにしてある。
【0037】
端子カバー本体16bの脚片間であって露出孔16e側の側縁には中央片から脚片の突出方向に延設された垂れ壁16hが形成されている。垂れ壁16hは端子台16aが入力端子枠12の開口窓12hに挿入された状態で接触ばね34と入力端子枠12の側片12bとの間に介在し、同軸ケーブルの中心導体を接触ばね34に挿入する際の力が接触ばね34に作用して接触ばね34が移動しても、接触ばね34が入力端子枠12に接触するのを防止する。
【0038】
筐体10を収納するカバー20は、JIS規格において大角形連用配線器具として規格化されている1個モジュール寸法に形成されている。1個モジュール寸法は、壁面などの施工面に一部を埋め込んで取り付けられる埋込用配線器具の一種である大角形連用配線器具の3個用の取付枠に最大3個取り付けることができる寸法を意味する。したがって、本実施形態のカバー20は3個用の取付枠に最大3個取り付けることができる。
【0039】
カバー20は、前面(図1の下面)の中央部に突台部20aが突設され、突台部20aの両側に肩部20bが形成された形状を有し、カバー20の後面は入力端子枠12の主片12aの寸法にほぼ一致するように矩形状に開放されている。突台部20aの前面中央部には円形に開口する導入穴21が形成され、導入穴21の底面中央部には円形の挿入孔22が形成される。筐体10がカバー20に収納されると、挿入孔22に同軸コネクタ30が挿入され、外側導体31が挿入孔22を通して導入穴21の内部に配置される。カバー20の両肩部20bの側面には、各一対の取付爪23が突設される。また、突台部20aと各肩部20bとに跨る部位には1個ずつの取付孔24が形成される。
【0040】
カバー20において肩部20bを形成していない側壁(つまり、カバー20の後面の短手方向の両側壁)には入力端子枠12に設けた抜止片12gが係合する抜止孔25が形成されている。抜止片12gは前端部が入力端子枠12に連続する形で切り起こされているから、カバー20に筐体10が収納された状態で抜止片12gを抜止孔25に係合させると、筐体10はカバー20に対する後方への移動が阻止される。また、カバー20の後面側の開口周縁には入力端子枠12に設けた固定突片12fが係合可能な固定溝26が形成され、固定突片12fが固定溝26に係合することによって、入力端子枠12のカバー20に対するがたつきが防止される。
【0041】
一方、カバー20の内周面には固定溝26に連続し入力端子枠12の主片12aを載せる補強リブ27が形成され、さらに補強リブ27にはカバー20の内周面からの突出量が補強リブ27よりも大きい係合リブ28が連続する。係合リブ28は出力端子枠11において主片11aと側片11bとに跨る部位に形成された係合溝11hに係合し、カバー20に対して出力端子枠11を位置決めするようになっている。
【0042】
上述したテレビコンセントを組み立てるには、カバー20に対して各部材を順次組み付ければよい。つまり、カバー20にまず出力端子枠11を装着する。このとき、係合溝11hに係合リブ28が係合することにより、カバー20に対する出力端子枠11の位置決めがなされる。次に、外側導体31の中心孔31eにセパレータ13と同時一体に形成した内部絶縁体33を挿入するようにして、出力端子枠11にセパレータ13を装着すると、セパレータ13に設けた位置決め切欠13gが出力端子枠11の接触片11cに対して位置決めされ、さらに接触ばね34と連続一体に形成されている内側導体32をセパレータ13に設けた挿入孔13aに挿入し、支持リブ13b,13cにより第1接続片35a,35bを位置決めする。次に、端子カバー16の端子台16aを接触ばね34に合致させ、端子カバー16の脚部16cをセパレータ13の連結溝13eに嵌合させると、セパレータ13に対して端子カバー16が位置決めされる。最後に、押さえ体14を取り付けた入力端子枠12をカバー20に装着し、抜止片12gを抜止孔25に係合させ、組立孔12cに組立片11dを挿通した状態で、切り起こし片12dを叩くと、組立片11dが折曲されて出力端子枠11に入力端子枠12が結合される。ここで、入力端子枠12は固定突片12fが固定溝26に係合するとともに補強リブ27に入力端子枠12の主片12aが当接し、しかも出力端子枠11の主片11aと側片11bとに跨る部位に設けた係合溝11hがカバー20の係合リブ28に係合しているから、固定突片12fをかしめる際に作用する力をカバー20で受けることが可能になっている。
【0043】
上述のように、カバー20に対して一方向から各部材を順次組み付けることで図5に示す外観を有したテレビコンセントを組み立てることができ、部品を組み付ける方向が同じであるから、製造が容易になり組立の自動化も容易に行える。また、本実施形態のテレビコンセントを施工する際には、たとえば図6に示す合成樹脂製の取付枠40を用いる。この取付枠40は、左右一対の側枠41,42の上下両端間をそれぞれ上枠43aと下枠43bとにより連結した矩形枠状であり、側枠41,42と上枠43aおよび下枠43bとにより囲まれた取付窓44にカバー20の突台部20aが挿入される。一方の側枠41には可撓板45が延設され、可撓板45に設けた操作片45aと側枠41との間にはカバー20に設けた取付爪23が挿入される保持孔46aが形成される。また、他方の側枠42にも取付爪23が挿入される保持孔46bが形成される。したがって、保持孔46bにカバー20の一方の側面に突設した取付爪23を挿入し、その後、側枠41と可撓板45との間の保持孔46aにカバー20の他方の側面に突設した取付爪23を挿入すれば、カバー20が取付枠40に結合されるのである。逆に取付枠40からカバー20を外すには、マイナスドライバのような工具を用いて操作片45aをカバー20から離れる向きに撓ませればよい。
【0044】
上枠43aおよび下枠43bには、横長に形成されたボックス孔47が形成され、施工面に埋め込まれた埋込ボックス(図示せず)に取付枠40を取り付ける際には、ボックス孔47に挿通されるボックスねじを埋込ボックスに螺合させる。また、ボックス孔47の左右両側には引掛孔48が形成される。引掛孔48は壁パネルのようなパネル材に取付枠40を取り付ける際に、引掛金具(図示せず)の一端部を引掛孔48に挿入して引掛金具を取付枠40に枢支するために用いる。つまり、引掛金具を取付枠40に枢支した状態で、ボックス孔47を通して引掛金具に螺合する引締ねじを締め付けると、引掛金具の他端部が取付枠40に近付くことになる。つまり、パネル材に開口を形成しておき、取付枠40と引掛金具との間で開口の周部を挟持すれば、取付枠40をパネル材に固定することができる。ボックス孔47の近傍にはねじ孔49も形成されており、化粧プレートなどをねじによって取付枠40に結合する際にはねじ孔49を用いる。
【0045】
図6には出力用の信号線となる同軸ケーブル50も図示してある。この同軸ケーブル50にはF型接栓51が取り付けられており、同軸コネクタ30の外側導体31に設けたねじ部31aにF型接栓51に設けたスリーブ52を螺合させることによって、同軸コネクタ30にF型接栓51を結合することができる。
【0046】
なお、取付枠には金属製のものも提供されており、金属製のものの多くは取付孔24に挿入可能な爪を塑性変形させるように形成されているが、基本的な構成は合成樹脂製のものと同様である。また、端子カバー16をセパレータ13に固定する例を示したが、端子カバー16に設けた脚部16cを固定する構成を出力端子枠11に設けることも可能である。さらに、カバー20が1個モジュール寸法である例を示したが、1.5個モジュール寸法、2個モジュール寸法、3個モジュール寸法のような他の寸法のカバー20を用いることも可能である。
【0047】
(第2の実施の形態)
本実施形態は、図7に示すように、同軸コネクタ30の外側導体31に設けた挿入片31dを出力端子枠11にかしめ固定したものである。つまり、挿入片31dは出力端子枠11の主片11aの厚み寸法よりも突出寸法が大きく形成されており、挿入片11dをかしめることによって、外鍔31bと挿入片31dとの間で取付孔11eの周部を挟持することになる。この構成を採用すると、挿入片31dが主片11aに対してセパレータ13側に突出するから、図8のようにセパレータ13において挿入片31dに対応する部位に凹部13iを形成して、挿入片31dが凹部13iに収まるようにしてある。
【0048】
このような構成を採用することによって、セパレータ13を主片11aに密着させることができるから、セパレータ13が出力端子枠11に対してがたつくことがなく、また、主片11aがセパレータ13を裏打ちすることでセパレータ13に強度が要求されないから、セパレータ13の厚み寸法を小さくすることができる。つまり、セパレータ13に凹部13iを形成していない場合よりもセパレータ13の厚み寸法が小さくなり、テレビコンセントの奥行き寸法を小さくすることができる。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0049】
(第3の実施の形態)
本実施形態は、図9に示すように、第1の実施の形態の構成に加えて、端子カバー本体16bに入力端子枠12の開口窓12hに挿入される位置決め突起16iを設けたものである。位置決め突起16iは開口窓12hの周縁の角部と軸受片12iとに当接することによって、端子カバー16して入力端子枠12を確実に位置決めする。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0050】
(第4の実施の形態)
本実施形態は、図10に示すように、第3の実施の形態の構成とは、同軸コネクタ30の構造が異なるものである。つまり、第3の実施の形態では同軸コネクタ30の外側導体31として出力端子枠11とは別体に形成したものを出力端子枠11に固着していたが、本実施形態では絞り加工などによって出力端子枠11に同軸コネクタ30の外側導体31を連続一体に形成したものである。また、外側導体31にはねじ部31aは形成しておらず、同軸ケーブル用の差込型の接栓にのみ対応するようになっている。この構成では、外側導体31を出力端子枠11に固着する構造が不要であり、また外側導体31が出力端子枠11と連続一体に形成されるから、組立作業が容易であるとともに部品点数も低減する。また、セパレータ13との対向面が平面であるから、第2の実施の形態のようにセパレータ13に凹部を形成する必要がなく、セパレータ13をさらに薄型化することが可能になる。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0051】
(第5の実施の形態)
本実施形態は、図11および図12に示すように、セパレータ13としてプリント基板17の絶縁基板を用いるものである。また、プリント基板17を用いることによって、第1接続片35aおよび第2接続片35bが不要になっている。つまり、第1の実施の形態では同軸コネクタ30の内側導体32を接触ばね34と連続一体に形成していたが、本実施形態では同軸コネクタ30と接触ばね34とを別体とし、両者の電気的接続をプリント基板17によって行うようにしたものである。同軸コネクタ30の外側導体31に設けたボス部31cには2本の接続脚31fが突設され、両接続脚31fはプリント基板17に実装される。また、接触ばね34における連結片34aには接続脚片34cが連続一体に形成され、接続脚片34cはプリント基板17に実装される。つまり、プリント基板17が内側導体32と接触ばね34との間の信号経路を形成する。プリント基板17には他の回路部品を実装することが可能であり、本実施形態においては終端抵抗を設けることによって端末用(分岐を行わないテレビコンセント)として用いるように構成してある。また、プリント基板17は出力端子板11の主片11aから離間しており、出力端子枠11の側片11bに半田接続される。
【0052】
本実施形態においては、各部材間の位置決めに関しては簡略化している。つまり、セパレータ13として機能するプリント基板17は同軸コネクタ30が実装されることによって、出力端子枠11との位置固定がなされるから、接触片11cに対する位置決め切欠は設けておらず、また入力端子枠12に対する位置決め突片も設けていない。さらに、第1接続片35aが存在しないから端子カバー16には押さえ脚を設けていない。また、補強リブ27や係合リブ28も省略している。これらは本実施形態では設けていないが、適宜に設けるようにしてもよいのはもちろんのことである。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0053】
(第6の実施の形態)
本実施形態は、送り配線が可能な中継用のテレビコンセントであって、入力された信号を同軸コネクタ30に分岐するとともに送り用に伝送している。したがって、本実施形態では送り側の信号線を接続する構成が必要であって、この構成は入力側の信号線を接続する構成と同様の構成を有している。図13および図14に示すように、本実施形態では第5の実施の形態と同様にプリント基板17を用い、プリント基板17に2個の接触ばね34を実装してある。一方の接触ばね34は入力側であり他方の接触ばね34は送り側に用いられる。また、両接触ばね34を覆うために、端子カバー16には端子台16aを2個設けてあり、これに伴って、押さえ体14の押さえ部14aは2本の同軸ケーブルを保持可能な形状に形成してある。つまり、押さえ部14aの中央部に固定ねじ15を挿通してあり、固定ねじ15の両側にそれぞれ入力側と送り側との同軸ケーブルが通るようになっている。プリント基板17には分岐回路が実装される。他の構成および動作は第5の実施の形態と同様である。
【0054】
本実施形態のテレビコンセントを用いれば、送り用の信号線を介して他のテレビコンセントを接続することができ、信号強度が許容される範囲でテレビコンセントを複数設けることが可能になる。ただし、分岐を必要としないテレビコンセントには第5の実施の形態として説明した端末用のテレビコンセントを用いることになる。また、プリント基板17に実装する回路としては分岐回路に限らず、分配回路を実装するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
請求項1の発明は、入力側の信号線をばね力によって保持する接触ばねと、導電材料により形成され出力側の信号線が接続される出力端子を設けた出力端子枠と、絶縁材料により形成され接触ばねと出力端子枠との間に配置されるセパレータとを器体に備え、前記出力端子が内側導体を外側導体で囲繞した形状であり、前記外側導体内において前記内側導体と前記外側導体とを絶縁する内部絶縁体が前記セパレータと同時一体成形されているものであり、接触ばねと出力端子枠との間に絶縁材料のセパレータを配置しているので、接触ばねへの信号線の接続時に接触ばねが移動しても接触ばねが出力端子枠に接触することを防止できる。
【0056】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記内側導体が前記接触ばねから延長され、前記外側導体が前記出力端子枠と連続一体であって筒状に形成されているものであり、出力端子が出力端子枠と連続一体であるから、部品点数が少なく、組立作業が容易になり、結果的にコストの低減につながる。
【0057】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、導電材料により形成され入力側の信号線を保持する機能を有した入力端子枠と、絶縁材料により形成され前記接触ばねと入力端子枠との間に配置される端子カバーとを備えるものであり、入力端子枠と接触ばねとの間に絶縁材料の端子カバーが配置されるから、接触ばねへの信号線の接続時に接触ばねが移動しても接触ばねが入力端子枠に接触することを防止できる。また、端子カバーによって入力端子枠と接触ばねとの距離を保つから高周波特性が不安定になることがない。しかも、端子カバーによって接触ばねが保護されることになる。
【0058】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記端子カバーに脚部が突設され、脚部が前記出力端子枠と前記セパレータとの少なくとも一方に固定されるものであり、端子カバーを定位置に固定することができる。
【0059】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記セパレータに前記脚部が嵌合する連結溝が形成されているものであり、端子カバーをセパレータに対して位置固定することができる。
【0060】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、導電材料により形成され入力側の信号線を保持する機能を有した入力端子枠を備え、前記入力端子枠と前記セパレータとが凹凸係合されるものであり、セパレータを入力端子枠に対して位置固定することができる。
【0061】
請求項7の発明は、請求項3の発明において、前記端子カバーにおいて接触ばねに入力側の信号線を接続する際に接触ばねが移動する側に、前記接触ばねと前記入力端子枠との間に位置する垂れ壁を延設しているものであり、接触ばねへの信号線の接続時に接触ばねが移動しても接触ばねが入力端子枠に接触するのを防止することができる。
【0062】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記セパレータが前記接触ばねの要所を支持する支持リブを備えるものであり、接触ばねの位置ずれを防止することができ、接触ばねの位置ずれによる高周波特性の変化を防止することができる。
【0063】
請求項9の発明は、請求項3の発明において、前記端子カバーの内周面において接触ばねへの入力側の信号線の導入方向の移動を規制するように接触ばねに当接する段差部が形成されているものであり、接触ばねに信号線を接続する際に接触ばねが移動するのを防止することができる。
【0064】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記出力端子枠に前記出力端子がかしめ固定され、前記セパレータにおける前記出力端子枠との対向面に、出力端子枠と出力端子とのかしめ部分を避ける凹部を形成しているものであり、出力端子を出力端子枠にかしめ固定している場合において、セパレータが出力端子枠から浮き上がるのを防止することができ、出力端子枠とセパレータとの接触面積を大きくしてセパレータのがたつきを防止することができる。また、セパレータが出力端子枠によって裏打ちされるから、セパレータに大きな強度を必要とせず、セパレータを薄肉にすることができ、全体としての薄型化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】同上の縦断面図である。
【図4】同上に用いる端子カバーの断面図である。
【図5】同上の後面側の斜視図である。
【図6】同上の使用例を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における要部断面図である。
【図8】同上に用いるセパレータを示し、(a)は断面図、(b)は正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図12】同上の断面図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図14】同上を示し、(a)は横断面図、(b)は後面図、(c)は縦断面図である。
【図15】従来例を示す分解斜視図である。
【図16】同上の後面側の斜視図である。
【図17】他の従来例を示す後面側の斜視図である。
【図18】さらに他の従来例を示す分解斜視図である。
【図19】別の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 筐体
11 出力端子枠
11b 側片
12 入力端子枠
12b 側片
12e 位置決め凹部
13 セパレータ
13b,13c 支持リブ
13e 連結溝
13f 位置決め突片
13i 凹部
16 端子カバー
16c 脚部
16f 段差部
16h 垂れ壁
17 プリント基板
20 カバー
30 同軸コネクタ
31 外側導体
32 内側導体
33 内部絶縁体
34 接触ばね
50 同軸ケーブル

Claims (10)

  1. 入力側の信号線をばね力によって保持する接触ばねと、導電材料により形成され出力側の信号線が接続される出力端子を設けた出力端子枠と、絶縁材料により形成され接触ばねと出力端子枠との間に配置されるセパレータとを器体に備え、前記出力端子が内側導体を外側導体で囲繞した形状であり、前記外側導体内において前記内側導体と前記外側導体とを絶縁する内部絶縁体が前記セパレータと同時一体成形されていることを特徴とするテレビコンセント。
  2. 記内側導体が前記接触ばねから延長され、前記外側導体が前記出力端子枠と連続一体であって筒状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のテレビコンセント。
  3. 導電材料により形成され入力側の信号線を保持する機能を有した入力端子枠と、絶縁材料により形成され前記接触ばねと入力端子枠との間に配置される端子カバーとを備えることを特徴とする請求項1記載のテレビコンセント。
  4. 前記端子カバーに脚部が突設され、脚部が前記出力端子枠と前記セパレータとの少なくとも一方に固定されることを特徴とする請求項3記載のテレビコンセント。
  5. 前記セパレータに前記脚部が嵌合する連結溝が形成されていることを特徴とする請求項4記載のテレビコンセント。
  6. 導電材料により形成され入力側の信号線を保持する機能を有した入力端子枠を備え、前記入力端子枠と前記セパレータとが凹凸係合されることを特徴とする請求項1記載のテレビコンセント。
  7. 前記端子カバーにおいて接触ばねに入力側の信号線を接続する際に接触ばねが移動する側に、前記接触ばねと前記入力端子枠との間に位置する垂れ壁を延設していることを特徴とする請求項3記載のテレビコンセント。
  8. 前記セパレータが前記接触ばねの要所を支持する支持リブを備えることを特徴とする請求項1記載のテレビコンセント。
  9. 前記端子カバーの内周面において接触ばねへの入力側の信号線の導入方向の移動を規制するように接触ばねに当接する段差部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のテレビコンセント。
  10. 前記出力端子枠に前記出力端子がかしめ固定され、前記セパレータにおける前記出力端子枠との対向面に、出力端子枠と出力端子とのかしめ部分を避ける凹部を形成していることを特徴とする請求項1記載のテレビコンセント
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