JP2908893B2 - ワークの搬送方法 - Google Patents

ワークの搬送方法

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JP2908893B2
JP2908893B2 JP3394691A JP3394691A JP2908893B2 JP 2908893 B2 JP2908893 B2 JP 2908893B2 JP 3394691 A JP3394691 A JP 3394691A JP 3394691 A JP3394691 A JP 3394691A JP 2908893 B2 JP2908893 B2 JP 2908893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの搬送方法に関
し、詳しくは、ワークを加工する第1の加工手段とその
下流側でワークを加工する第2の加工手段との間におい
てワークを搬送するワークの搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、缶蓋を製造する際の蓋材等のワー
クの加工は、互いに接続された複数の加工機によって構
成される缶蓋製造ラインにおいて行われることが知られ
ている。
【0003】複数の加工機とは、アルミニウムやブリキ
等の金属製の板材を打ち抜いてカール部等を有する缶蓋
形状に成形する所謂「成形加工」を行うシェルプレス、
成形加工後の缶蓋を缶胴に巻締めたときその巻締部に高
い気密性を保持するため、缶蓋のシーミングパネル及び
カール部の内面にシーリングコンパウンドを塗布する所
謂「塗布加工」を行うライニングマシン、及び、塗布加
工後の蓋材をイージーオープン(EasyOpen)缶
蓋にするため、そのパネル部に一定の切り込みを入れて
開口用のスコアを形成し、このスコアを破断する際に手
指を掛けるタブを取り付ける所謂「EO加工」を行うコ
ンバージョンプレス等である。
【0004】上記の各加工機の間は蓋材を個別に案内し
て移送するガイドシュート等によって接続され、ガイド
シュートを介して蓋材が順次送られて、各加工機による
蓋材の加工が行われる。
【0005】しかし、上記の各加工機は、各部の点検作
業や故障処置のために個別に停止されることがある。こ
のようなとき、上流側の加工機が停止すると、前記ガイ
ドシュート上の蓋材の流れが停止し、下流側の加工機に
蓋材が送り込まれないので下流側の加工機も同時に停止
させることになる。また、下流側の加工機を停止する
と、同じように前記ガイドシュート上の蓋材の流れが停
止し、上流側の加工機から送り出される蓋材を下流側の
加工機に供給することができなくなるので上流側の加工
機も同時に停止させることになる。このように、一つの
加工機の停止によってライン全体を停止させなければな
らず、作業効率が低下する不都合がある。
【0006】そこで、上流側の加工機と下流側の加工機
との間に蓋材を貯留する貯留部を設けて、上流側の加工
機が停止した際には貯留部から下流側の加工機へ蓋材を
送り、下流側の加工機が停止した際には上流側の加工機
から貯留部へ蓋材を送ることによって、蓋材の流れを維
持することが考えられる。
【0007】しかし、前記ガイドシュート等を介して貯
留部を設けた場合には、大量の蓋材を迅速に貯留するこ
とが困難であるため、加工機が長時間にわたって停止さ
れた場合には蓋材の流れを維持することができなくな
り、生産性を低下させるといった不都合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、加工機の停止による影響を受けることな
くワークを搬送し続けて作業効率を向上させることがで
きるワークの搬送方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様は、ワークを連続加工して排
出する第1の加工手段と、該第1の加工手段から排出さ
れたワークを連続加工する第2の加工手段との間におけ
るワークの搬送方法であって、前記第1の加工手段と前
記第2の加工手段との間に設けられた往路と復路とによ
りワークが搭載可能なトレーを往復循環させるワークの
搬送路と、一端部が往路の中途位置に接続され且つ他端
部が復路の中途位置に接続されると共にその両端部から
トレーの受渡しを自在とするトレー貯留部とを設け、前
記第1の加工手段と前記第2の加工手段とを稼動させた
とき、第1の加工手段が排出したワークを往路の始端部
に設けられたワーク投入手段によりワークをトレーに投
入して搭載し、該トレーを往路に沿って移送し、往路の
終端部に設けられたワーク払出手段によりトレーからワ
ークを第2の加工手段に向かって払い出し、復路の始端
部から復路の終端部までワークが未搭載のトレーを移送
する工程を設け前記第1の加工手段或いは前記ワーク
投入手段を停止させるに先立って、前記搬送路の往路に
沿って搬送されるワークを搭載した状態のトレーを前記
トレー貯留部の一端部から移送して該トレー貯留部に貯
留する工程と、前記第1の加工手段或いは前記ワーク投
入手段を停止させたとき、前記トレー貯留部に貯留され
た、ワークを搭載した状態のトレーを、前記トレー貯留
の一端部から往路に移送し、該トレーを往路に沿って
搬送し、前記ワーク払出手段によりトレーからワークを
第2の加工手段に向かって払い出し、その後、ワークが
未搭載のトレーを復路から前記トレー貯留部へ移送して
貯留する工程とを設け前記第2の加工手段或いは前記
ワーク払出手段を停止させるに先立って、前記搬送路の
復路に沿って搬送されるワークが未搭載のトレーを前記
トレー貯留部の他端部から移送して該トレー貯留部に貯
留する工程と、前記第2の加工手段或いは前記ワーク払
出手段を停止させたとき、前記トレー貯留部に貯留され
た、ワークが未搭載のトレーを、前記トレー貯留部から
復路に移送し、該トレーを復路に沿って搬送した後、第
1の加工手段が排出したワークを前記ワーク投入手段に
より投入して該ワークが搭載されたトレーを往路に沿っ
て搬送し、該トレーを往路から前記トレー貯留部へ移送
して該トレー貯留部に 貯留する工程とを設けてなること
を特徴とする。
【0010】また、前記第1の態様において、前記トレ
ー貯留部を、一端部が往路の上流位置に接続され且つ他
端部が復路の下流位置に接続されると共にその両端部か
らトレーの受渡しを自在とする第1トレー貯留部と、一
端部が往路の下流位置に接続され且つ他端部が復路の上
流位置に接続されると共にその両端部からトレーの受渡
しを自在とする第2トレー貯留部とによって構成し、前
記第2トレー貯留部にワークを搭載したトレーを貯留し
て前記第1の加工手段或いは前記ワーク投入手段を停止
させたとき、前記第2トレー貯留部に貯留された、ワー
クを搭載した状態のトレーを、第2トレー貯留部から往
路に移送し、該トレーを往路に沿って搬送し、前記ワー
ク払出手段によりトレーからワークを第2の加工手段に
向かって払い出し、その後、ワークが未搭載のトレーを
復路から前記第1トレー貯留部へ受渡して貯留する工程
を設け、前記第1トレー貯留部にワークが未搭載のトレ
ーを貯留して前記第2の加工手段或いは前記ワーク払出
手段を停止させたとき、第1トレー貯留部に貯留された
ワークが未搭載のトレーを復路に移送し、該トレーを復
路に沿って搬送した後、前記ワーク投入手段によりワー
クを投入し、ワークが搭載されたトレーを往路に沿って
搬送し、該トレーを往路から第2トレー貯留部へ移送し
て貯留する工程を設けたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2の態様は、ワークを連
続加工して排出する第1の加工手段と、該第1の加工手
段から排出されたワークを連続加工する第2の加工手段
との間におけるワークの搬送方法であって、前記第1の
加工手段と前記第2の加工手段との間に設けたワークの
搬送路の往路と復路とによりワークが搭載可能なトレー
を往復循環させると共に、一端部が往路の上流位置に接
続され且つ他端部が復路の下流位置に接続されると共に
その両端部からトレーの受渡しを自在とする第1トレー
貯留部に復路から移送されるワークが未搭載のトレーを
貯留する工程と、一端部が往路の下流位置に接続され且
つ他端部が復路の上流位置に接続されると共にその両端
部からトレーの受渡しを自在とする第2トレー貯留部
往路から移送されるワークが搭載された状態のトレーを
貯留する工程と、前記第1の加工手段と前記第2の加工
手段とを稼動させたとき、第1の加工手段が排出したワ
ークを往路の始端部に設けられたワーク投入手段により
トレーに投入して搭載し、往路に沿って該トレーを移送
し、往路の終端部に設けられたワーク払出手段によりト
レーからワークを第2の加工手段に向かって払い出し、
復路に沿ってワークが未搭載のトレーを移送する工程
と、前記第1の加工手段或いは前記ワーク投入手段を停
止させたとき、前記第2トレー貯留部に貯留された、ワ
ークを搭載した状態のトレーを、第2トレー貯留部から
往路に移送し、該トレーを往路に沿って搬送し、前記ワ
ーク払出手段によりトレーからワークを第2の加工手段
に向かって払い出し、その後、ワークが未搭載のトレー
を復路から前記第2トレー貯留部へ受渡して貯留する工
程と、前記第2の加工手段或いは前記ワーク払出手段を
停止させたとき、第1トレー貯留部に貯留されたワーク
が未搭載のトレーを復路に移送し、該トレーを復路に沿
って搬送した後、前記ワーク投入手段によりワークを投
入し、ワークが搭載されたトレーを往路に沿って搬送
し、該トレーを往路から第1トレー貯留部へ移送して貯
留する工程とからなることを特徴とする。
【0012】また、本発明の第3の態様は、前記第1の
加工手段と前記第2の加工手段との間に設けたワークの
搬送路の往路と復路とによりワークが搭載可能なトレー
を複数積み上げて搭載したパレットを往復循環させる工
程と、前記第1の加工手段側に位置する往路の始端部と
復路の終端部との間に、前記ワーク投入手段に接続され
且つトレーを移送する上段のトレー移送路とパレットを
移送する下段のパレット移送路とにより構成されたワー
ク投入路が接続され、ワークが未搭載のトレーを複数搭
載したパレットをワーク投入路の始端部に停止させると
共に、トレーが未搭載のパレットをワーク投入路の終端
部のトレーを受け取る位置に停止させ、ワーク投入路の
始端部のパレットに搭載されたトレーのうち最上部のト
レーから順次連続してワーク投入路の上段のトレー移送
路に沿って移送し、該トレー移送路を移送される各トレ
ーに前記ワーク投入手段によってワークを投入し、各ト
レーをワーク投入路の終端部に停止したパレット上に順
次積み重ねて移載し、ワーク投入路の始端部のパレット
に搭載されていた複数のトレーが全てワーク投入路の終
端部のパレットに移載された後、該パレットを往路に沿
って移送し、ワーク投入路の始端部のパレットをワーク
投入路の下段のパレット移送路に沿って移送してその終
端部のトレーを受け取る位置に停止させる工程と、前記
第2の加工手段側に位置する往路の終端部と復路の始端
部との間に、前記ワーク払出手段に接続され且つトレー
を移送する上段のトレー移送路とパレットを移送する下
段のパレット移送路とにより構成されたワーク払出路が
接続され、ワークが搭載されたトレーを複数搭載したパ
レットをワーク払出路の始端部に停止させると共に、ト
レーが未搭載のパレットをワーク払出路の終端部のトレ
ーを受け取る位置に停止させ、ワーク払出路の始端部の
パレットに搭載されたトレーのうち最上部のトレーから
順次連続してワーク払出路の上段のトレー移送路に沿っ
て移送し、該トレー移送路を移送される各トレーから前
記ワーク払出手段によってワークを払い出し、各トレー
をワーク払出路の終端部に停止したパレット上に順次積
み重ねて移載し、ワーク払出路の始端部のパレットに搭
載されていた複数のトレーが全てワーク払出路の終端部
のパレットに移載された後、該パレットを復路に沿って
移送し、ワーク払出路の始端部のパレットをワーク払出
路の下段のパレット移送路に沿って移送してその終端部
のトレーを受け取る位置に停止する工程とを有すること
を特徴とする。
【0013】また、前記第3の態様では、前記ワーク投
入路においては、ワークが未搭載のトレーを複数搭載し
たパレットをワーク投入路の始端部に停止させると共に
トレーが未搭載のパレットをワーク投入路の終端部のト
レーを受け取る位置に停止させたとき、パレット移送路
の始端部と終端部との間に設けられた待機位置に、トレ
ーが未搭載の他のパレットを待機させ、ワーク投入路の
始端部のパレットに搭載されていた複数のトレーが全て
ワーク投入路の終端部のパレットに移載された後、該パ
レットを往路に沿って移送し、前記待機位置に待機して
いたパレットをパレット移送路に沿って移送してその終
端部のトレーを受け取る位置に停止させ、ワーク投入路
の始端部のパレットをパレット移送路に沿って移送して
待機位置に待機させる工程と、前記ワーク払出路におい
ては、ワークが搭載されたトレーを複数搭載したパレッ
トをワーク払出路の始端部に停止させると共にトレーが
未搭載のパレットをワーク払出路の終端部のトレーを受
け取る位置に停止させたとき、パレット移送路の始端部
と終端部との間に設けられた待機位置に、トレーが未搭
載の他のパレットを待機させ、ワーク払出路の始端部の
パレットに搭載されていた複数のトレーが全てワーク払
出路の終端部のパレットに移載された後、該パレットを
復路に沿って移送し、前記待機位置に待機していたパレ
ットをパレット移送路に沿って移送してその終端部のト
レーを受け取る位置に停止させ、ワーク払出路の始端部
のパレットをパレット移送路に沿って移送して待機位置
に待機させる工程とを有することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の第1の態様は、前記トレー貯留部に予
めワークが搭載された状態のトレー或いはワークが未搭
載のトレーを複数貯留する。こうすることによって、ワ
ークが搭載された状態のトレーは往路に、ワークが未搭
載のトレーは復路に受渡自在となっている。
【0015】前記第1の加工手段と前記第2の加工手段
とが稼動している状態のときには、先ず、第1の加工手
段により連続加工され排出されたワークを、往路の始端
部に設けられたワーク投入手段によりトレーに投入して
搭載する。そして、往路に沿って該トレーを移送する。
該トレーが往路の終端部に来たところで、ワーク払出手
段によりワークがトレーから降ろされて、ワークが前記
第2の加工手段に向かって払い出される。他方、ワーク
が未搭載となったトレーは、復路の始端部から終端部ま
で移送される。そして、再び上述の各工程が繰替えされ
る。以上のように、第1の加工手段と第2の加工手段と
が共に稼動しているときには、第1の加工手段と第2の
加工手段との間で前記トレーが往復循環される。
【0016】補修や点検等のために第1の加工手段を停
止させる必要が生じた場合には、前記搬送路の往路に沿
って搬送されるワークを搭載した状態のトレーを前記ト
レー貯留部の一端部から移送して貯留するそして、第
1の加工手段を停止させたときには、先ず、ワークが搭
載されている状態で前記トレー貯留部に貯留されたトレ
ーを往路の中途位置に受渡す。そして、往路に沿って該
トレーを移送する。該トレーが往路の終端部に来たとこ
ろで、ワーク払出手段によりワークがトレーから降ろさ
れて、ワークが前記第2の加工手段に向かって払い出さ
れる。その後、ワークが未搭載となったトレーは、復路
を移動してその中途位置において前記トレー貯留部に受
渡されて貯留される。これにより、第1の加工手段が停
止されても、ワークの搬送を継続して第2の加工手段の
稼動状態を維持する。
【0017】それとは別に、補修や点検等のために第2
の加工手段を停止させる必要が生じた場合には、前記搬
送路の復路に沿って搬送されるワークが未搭載のトレー
を前記トレー貯留部の他端部から移送して貯留する
して、第2の加工手段を停止させたときには、先ず、ワ
ークが未搭載の状態で前記トレー貯留部に貯留されたト
レーを復路の中途位置に受渡す。そして、復路に沿って
該トレーを移送し、第1の加工手段により連続加工され
排出されたワークを、往路の始端部に設けられたワーク
投入手段によりトレーに搭載する。その後、往路に沿っ
て移送された該トレーは、往路から前記トレー貯留部に
受渡されて貯留される。これにより、第2の加工手段が
停止されても、ワークの搬送を継続して第1の加工手段
の稼動状態を維持する。
【0018】前記第1の態様においては、前記トレー貯
留部を、第1の貯留部と第2の貯留部とによって構成し
てもよい。第1の貯留部は、一端部が往路の上流位置に
接続され且つ他端部が復路の下流位置に接続されると共
にその両端部からトレーの受渡しを自在とし、また、第
2トレー貯留部は、一端部が往路の下流位置に接続され
且つ他端部が復路の上流位置に接続されると共にその両
端部からトレーの受渡しを自在とする。これによって、
第1の貯留部はワーク投入手段寄りに設けられ、第2の
貯留部はワーク払出手段寄りに設けられるので、第1の
貯留部にワークが未搭載のトレーを貯留し、第2の貯留
部にワークが搭載されたトレーを貯留しておくことによ
って、第1の加工手段へのワークが未搭載のトレーの移
送及び第2の加工手段へのワークが搭載されたトレーの
移送を夫々迅速に行うことを可能とする。
【0019】また、本発明の第2の態様は、例えば、第
1トレー貯留部にワークが未搭載のトレーを複数貯留
し、第2トレー貯留部にワークが搭載された状態のトレ
ーを貯留しておく。そして、通常は、第1の加工手段と
第2の加工手段とは共に稼動されており、先ず、第1の
加工手段が排出したワークをワーク投入手段によりトレ
ーに投入して搭載し、該トレーを往路に沿って搬送す
る。続いて、ワーク払出手段によりトレーからワークを
払い出し、ワークが未搭載のトレーを復路に沿って搬送
する。このように、該トレーを循環させてワークの搬送
が行われる。
【0020】補修や点検等のために第1の加工手段を停
止したとき、第1の加工手段からはワークが送られてこ
ないため、第2トレー貯留部に貯留されたワークが搭載
された状態のトレーを往路に移送し、該トレーのワーク
を前記ワーク払出手段により第2の加工手段に向かって
払い出す。そして、ワークが未搭載となったトレーを復
路に沿って搬送し、該トレーを復路から第2トレー貯留
部へ移送して貯留する。このように、第1の加工手段が
停止しても第2の加工手段へのワークの搬送を継続させ
て第2の加工手段を停止させることなく作業を進行させ
ることを可能とする。 補修や点検等のために第2の加
工手段を停止したとき、第2の加工手段に向かってワー
クを払い出すことができないため、第1トレー貯留部に
貯留されたワークが未搭載のトレーを復路に移送し、該
トレーを復路に沿って搬送した後、前記ワーク投入手段
によりトレーにワークを投入して搭載する。そして、該
トレーを往路に沿って搬送し、該トレーを往路から第1
トレー貯留部へ移送して貯留する。このように、第2の
加工手段が停止しても第1の加工手段からのワークの投
入を継続させて第1の加工手段を停止させることなく作
業を進行させることを可能とする。
【0021】また、前記第3の態様においては、前記ト
レーは、パレット上に複数積み上げて搭載された状態で
前記往路及び復路に沿って搬送することにより、更にワ
ークを一度に大量に搬送する。そして、第1の加工手段
側に位置する往路の始端部と復路の終端部とにはワーク
投入路を接続し、第2の加工手段側に位置する往路の終
端部と復路の始端部とにはワーク払出路を接続する。ま
た、ワーク投入路には、第1の加工手段から排出された
ワークをトレーに移載投入するワーク投入手段を接続
し、ワーク払出路には、トレーに載置されたワークを第
2の加工手段に向かって払い出すワーク払出手段を接続
する。ワーク投入路は、上下2段の移送路によって構成
し、その上段のトレー移送路はトレーを1枚ずつ移送
し、下段のパレット移送路はトレーが未搭載のパレット
を移送する。同じように、ワーク払出路は、上下2段の
移送路によって構成し、その上段のトレー移送路はトレ
ーを1枚ずつ移送し、下段のパレット移送路はトレーが
未搭載のパレットを移送する。
【0022】更に、ワーク投入路の始端部ではパレット
の最上部のトレーから順次トレー移送路に移送する。ま
た、ワーク投入路の終端部にはトレーが未搭載のパレッ
トを停止させる。トレー移送路でワークが投入されたト
レーを、ワーク投入路の終端部のパレット上部に順次移
載する。同じように、ワーク払出路の始端部ではパレッ
トの最上部のトレーから順次トレー移送路に移送する。
また、ワーク払出路の終端部にはトレーが未搭載のパレ
ットを停止させる。トレー移送路でワークが払い出され
たトレーを、ワーク払出路の終端部のパレット上部に順
次移載する。
【0023】このようにして、ワーク投入路の始端部の
パレットから終端部のパレットへ複数のトレーが順次移
載されるので、補修や点検等のために第2の加工手段が
停止されても、第1の加工手段から排出されるワークの
投入作業が継続されて、第1の加工手段を稼動した状態
に維持することを可能とする。同様に、ワーク払出路の
始端部のパレットから終端部のパレットへ複数のトレー
が順次移載されるので、補修や点検等のために第1の加
工手段が停止されても、第2の加工手段へのワークの払
出し作業が継続されて、第2の加工手段を稼動した状態
に維持することを可能とする。
【0024】また、前記第3の態様においては、ワーク
投入路及びワーク払出路に夫々設けられたパレット移送
路の始端部と終端部との間に、パレットの待機位置を設
てもよい。そして、前記ワーク投入路においては、その
始端部にワークが未搭載のトレーを複数搭載したパレッ
トを、その終端部にトレーが未搭載のパレットを、更
に、パレット移送路の始端部と終端部との間にトレーが
未搭載のパレットを配置する。これにより、ワーク投入
路の始端部のパレットに搭載されていた複数のトレーが
全てワーク投入路の終端部のパレットに移載された後に
は、ワーク投入路の終端部でトレーが搭載されたパレッ
トは往路へ、待機位置のパレットがワーク投入路の終端
部へ、ワーク投入路の始端部のパレットが待機位置へ夫
々移送される。また、前記ワーク払出路においては、そ
の始端部にワークが搭載されたトレーを複数搭載したパ
レットを、その終端部にトレーが未搭載のパレットを、
更に、パレット移送路の始端部と終端部との間にトレー
が未搭載のパレットを配置する。これにより、ワーク払
出路の始端部のパレットに搭載されていた複数のトレー
が全てワーク払出路の終端部のパレットに移載された後
には、ワーク払出路の終端部でトレーが搭載されたパレ
ットは復路へ、待機位置のパレットがワーク払出路の終
端部へ、ワーク払出路の始端部のパレットが待機位置へ
夫々移送される。これにより、パレット移送路における
迅速なパレットの移送を可能とする。
【0025】
【実施例】本発明の実施の一例を図面に基づいて説明す
る。
【0026】図1は本発明の実施例において使用した搬
送装置の概略とその作動を説明する説明図、図2は本実
施例において使用したパレット及びトレーを示す説明的
斜視図である。
【0027】本実施例は、缶蓋が製造する際の蓋材をワ
ークとし、図示しない第1の加工機をライニングマシ
ン、図示しない第2の加工機をコンバージョンプレスと
したとき、両加工機間における蓋材の搬送方法である。
【0028】本実施例の蓋材の搬送方法においては、図
1に概略を示すように、第1の加工機に接続されて該第
1の加工機から排出された蓋材を投入する蓋材投入手段
1と、第2の加工機に接続されて蓋材を該第2の加工機
に向かって払出す蓋材払出手段2との間で移動自在の複
数のパレット3を備えた搬送装置4が使用されている。
パレット3は、図2に示すように、複数のトレー5が積
層して搭載可能となっている。該トレー5は、その四隅
に支柱部5aを備え、該支柱部5aの先端に突起5bを
備えている。更に、複数の蓋材が表裏方向に積層された
状態の蓋材6を、複数列に載置する載置部7が形成され
ている。複数のトレー5を積層した場合には、前記突起
5bが、上方に隣接する他のトレー5の支柱部5aの下
端に形成された図示しない係合穴に係合して安定した積
層状態が維持される。また、支柱部5aによって互いに
積層されたトレー5同士に間隙が形成され、載置部7に
載置された蓋材6を損傷することなくトレー5を積層す
ることができる。
【0029】先ず、各部を詳細に説明する。該搬送装置
4は蓋材6を載置したトレー5(以下、実トレーと記
す)が搭載されたパレット3が搬送される往路8と、蓋
材6が載置されていない状態のトレー5(以下、空トレ
ーと記す)が搭載されたパレット3が搬送される復路9
とを備えている。更に、一端部を往路8の上流位置に且
つ他端部を復路9の下流位置に接続された第1トレー貯
留部10と、該第1トレー貯留部10に並設されて一端
部を往路8の下流位置に且つ他端部を復路9の上流位置
に接続された第2トレー貯留部11とを備えている。
【0030】第1トレー貯留部10と第2トレー貯留部
11とは夫々独立して稼動させることができ、トレー5
を搭載したパレット3を複数貯留して往路8或いは復路
9と夫々パレット3の受渡しが自在となっている。その
作動時には、往路8から第1トレー貯留部10或いは第
2トレー貯留部11に移送されたパレット3は、往路8
への移送が停止された状態となり、また、復路9から第
1トレー貯留部10或いは第2トレー貯留部11に移送
されたパレット3は、復路9への移送が停止された状態
となる。更に、搬送装置4外部に貯留したパレット3
を、往路8及び第1トレー貯留部10又は第2トレー貯
留部11に受渡しする受渡路8aと、同じように、搬送
装置4外部に貯留したパレット3を、復路9及び第1ト
レー貯留部10又は第2トレー貯留部11に受渡しする
受渡路9aとが設けられている。
【0031】また、第1の加工機側に位置する往路8の
始端部と復路9の終端部とには蓋材6の投入路12が接
続され、該蓋材投入路12に対向して第2の加工機側に
位置する往路8の終端部と復路9の始端部とには蓋材6
の払出路13が接続されている。
【0032】蓋材投入路12には、第1の加工機から排
出された蓋材6をトレー5に移載投入する蓋材投入手段
1が設けられている。また、蓋材払出路13には、トレ
ー5に載置された蓋材6を第2の加工機に向かって払い
出す蓋材払出手段2が設けられている。
【0033】蓋材投入路12は、図1に示すように、上
下2段の移送路14,15によって構成されており、そ
の上段のトレー移送路14はトレー5が1枚ずつ移送さ
れ、下段のパレット移送路15はトレー5が未搭載のパ
レット3が移送される。同じように、蓋材払出路13
は、上下2段の移送路16,17によって構成されてお
り、その上段のトレー移送路16はトレー5が1枚ずつ
移送され、下段のパレット移送路17はトレー5が未搭
載のパレット3が移送される。
【0034】更に、蓋材投入路12の下段のパレット移
送路15の始端部にはパレット3を昇降する昇降装置1
8aが設けられており、パレット3を昇降して最上部の
トレー5のみを上段のトレー移送路14に移送する。ま
た、下段のパレット移送路15の終端部にはパレット3
が停止しており、該パレット3を昇降する昇降装置18
bが設けられている。上段のトレー移送路14で蓋材6
が投入されたトレー5を、昇降装置18bによるパレッ
ト3の上昇によってその最上部に載置する。また、蓋材
払出路13の下段のパレット移送路17の始端部及び終
端部には、蓋材投入路12の下段のパレット移送路15
と同様の昇降装置18c,18dが設けられており、昇
降装置18cによってパレット3を昇降して最上部のト
レー5のみを上段のトレー移送路16に移送し、上段の
トレー移送路16で蓋材6が払出されたトレー5を、昇
降装置18dによって停止中のパレット3を上昇してそ
の最上部に載置する。
【0035】そして、蓋材投入路12には前記蓋材投入
手段1が接続され、蓋材払出路13には前記蓋材払出手
段2が接続されている。
【0036】また、上記のように構成したので、搬送装
置4は、例えば、電気的に制御する場合に、往路8及び
復路9を上流側と下流側とに分離させ、一方は、第1ト
レー貯留部10、復路9の下流側、蓋材投入路12、往
路8の上流側を制御し、他方は、第2トレー貯留部1
1、往路8の下流側、蓋材払出路13、復路9の上流側
を制御することが可能である。これによって、搬送装置
4を第1の加工機側と第2の加工機側とで分離して稼動
させることができる。
【0037】次に、以上のように構成された蓋材の搬送
装置4を用いた本実施例による蓋材の搬送方法を説明す
る。
【0038】第1の加工機と第2の加工機とが共に稼動
されているときの蓋材の搬送方法は、先ず、空トレーを
搭載したパレット3を搬送装置4の復路9に沿って移送
し、蓋材投入路12の始端部の昇降装置18a上で停止
させる。このとき、トレー5が搭載されていないパレッ
ト3を蓋材投入路12の終端部の昇降装置18b上で停
止させておく。また、蓋材投入路12のパレット移送路
15の始端部と終端部との間にトレー5が搭載されてい
ない別のパレット3を待機させておく。該パレット3
は、パレット移送路15の始端部と終端部との間の任意
の位置に図示しないストッパー等を設置しておくことに
より停止させて待機状態とする。このパレット3の待機
位置は、パレット移送路15の終端部に近い位置とする
ことが好ましい。次いで、蓋材投入路12の始端部の昇
降装置18aにより空トレー5を搭載したパレット3を
上昇させ、パレット3に搭載された空トレー5のうち最
上部の空トレー5を蓋材投入路12の上段のトレー移送
路14に沿って移送する。該移送路14に沿って移送さ
れた空トレー5は、蓋材6の投入位置で停止され、第1
の加工機から矢印Aの示す方向に送られた蓋材6が前記
蓋材投入手段1によって該トレー5に投入載置された
後、該移送路14の終端部に向かって移送される。該移
送路14の終端部では、停止中のパレット3を昇降装置
18bによって上昇させ、上段のトレー移送路14から
実トレー5を受け取って搭載し、該パレット3を昇降装
置18bによって下降させる。このようにして、蓋材投
入路12の始端部に停止したパレット3から終端部で停
止中のパレット3にトレー5を積み替える。続いて、実
トレー5を積み終えた停止中のパレット3を、前記往路
8に沿って移送する。その後、パレット移送路15上で
待機していたパレット3を、パレット移送路15に沿っ
て移送し、その終端部の昇降装置18b上で停止状態と
し、次いで、蓋材投入路12の始端部に停止していたパ
レット3を蓋材投入路12のパレット移送路15移送し
てその待機位置に待機させる。これによりパレット3を
迅速に終端部に送ることができる。そして、例えば、第
1の加工機から排出された時の蓋材が裏面を進行方向に
向けており、第2の加工機に供給する時の蓋材の向きが
表面を進行方向に向ける必要がある場合には、該往路8
上に方向変換位置19を設けて図示しないターンテーブ
ルによってパレット3を180度回転させる。これによ
り、パレット3に搭載されたトレー5内の蓋材を一度に
大量に方向変換を行うことができる。
【0039】そして、実トレー5を搭載したパレット3
を、蓋材払出路13の始端部の昇降装置18c上に他の
パレット3が在る場合は第2トレー貯留部11へ移送し
て貯留し、蓋材払出路13の始端部の昇降装置18c上
に他のパレット3が無い場合はその昇降装置18c上で
停止させる。このとき、トレー5が搭載されていないパ
レット3を蓋材払出路13の終端部の昇降装置18d上
で停止させておく。また、前記蓋材投入路12と同様
に、蓋材払出路13のパレット移送路17の始端部と終
端部との間にトレー5が搭載されていない別のパレット
3を待機させておく。該パレット3は、パレット移送路
17の始端部と終端部との間の任意の位置に図示しない
ストッパー等を設置しておくことにより停止させて待機
状態とする。このパレット3の待機位置は、パレット移
送路17の終端部に近い位置とすることが好ましい。次
いで、蓋材払出路13の始端部の昇降装置18cにより
実トレー5を搭載したパレット3を上昇させ、パレット
3に搭載された実トレー5のうち最上部の実トレー5を
蓋材払出路13の上段のトレー移送路16に沿って移送
する。該移送路16に沿って移送された実トレー5は、
蓋材6の払出し位置で停止され、前記蓋材払出手段2に
よって蓋材6が矢印Bの示す第2の加工機に向かう方向
に払出された後、該移送路16の終端部に向かって移送
される。該移送路16の終端部では、停止中のパレット
3を昇降装置18dによって上昇させ、上段のトレー移
送路16から空トレー5を受け取って搭載し、該パレッ
ト3を昇降装置18dによって下降させる。このように
して、蓋材払出路13の始端部に停止したパレット3か
ら終端部で停止中のパレット3にトレー5を積み替え
る。
【0040】続いて、空トレー5を積み終えた停止中の
パレット3を、前記復路9に沿って移送する。その後、
パレット移送路17上で待機していたパレット3を、パ
レット移送路17に沿って移送し、その終端部の昇降装
置18d上で停止状態とし、次いで、蓋材払出路13の
始端部に停止していたパレット3を蓋材払出路13のパ
レット移送路17移送してその待機位置に待機させる。
これによりパレット3を迅速に終端部に送ることができ
る。そして、空トレー5を搭載したパレット3を、蓋材
投入路12の始端部の昇降装置18a上に他のパレット
3が在る場合は第1トレー貯留部10へ移送して貯留
し、蓋材投入路12の始端部の昇降装置18a上に他の
パレット3が無い場合はその昇降装置18a上で停止さ
せる。
【0041】以上のような作業を繰り返すことによっ
て、蓋材を円滑に搬送することができ、しかも、前記パ
レット3が複数のトレー5を搭載して搬送するため大量
の蓋材を短時間で搬送することができる。そして、第1
の加工機や第2の加工機の高い加工速度に追従して蓋材
を搬送するとができる。
【0042】また、第1の加工機を点検のために停止さ
せたときの蓋材の搬送方法を説明する。
【0043】先ず、第1の加工機を停止するに先立っ
て、第2トレー貯留部11に実トレー5を搭載したパレ
ット3を複数貯留しておく。第2トレー貯留部11に
は、第1の加工機の停止に備えて常に実トレー5を搭載
したパレット3を複数貯留しておく。
【0044】そして、第1の加工機を停止したときに
は、第1の加工機からは蓋材が送られてこないため、前
記蓋材投入手段1も停止されることになる。従って、前
記蓋材投入路12から往路8には実トレー5が搭載され
たパレット3が移送されない状態となる。
【0045】そこで、第2トレー貯留部11に貯留され
た実トレーを搭載したパレット3を往路8に移送する。
その後、前記したように、蓋材払出路13における蓋材
6の払出しを行い、空トレーを搭載したパレット3を復
路9に沿って搬送する。
【0046】ここで、第1の加工機が復帰して稼動され
た場合には、前述の通り空トレーを搭載したパレット3
を復路9の終端部に移送する。しかし、第1の加工機が
未だ停止された状態にある場合には、先刻第2トレー貯
留部11から往路8にパレット3を移送したことによる
第2トレー貯留部11の空き領域に、復路9から空トレ
ーを搭載したパレット3を移送する。こうすることによ
り、第2トレー貯留部11、往路8、蓋材払出路13、
復路9そして第2トレー貯留部11といったパレット3
の循環経路が形成されて、第1の加工機の停止よる影響
を受けることなく第2の加工機に蓋材を供給することが
できる。更に、パレット3に複数搭載されたトレー5に
よって蓋材を大量に貯留することができるので、第1の
加工機を停止させてその点検等に比較的多くの時間を掛
けても、第2の加工機に蓋材を継続して供給することが
できる。
【0047】更にまた、長時間にわたる第1の加工機の
停止が予想される場合には、第2トレー貯留部11だけ
でなく第1トレー貯留部10にも実トレー5を搭載した
パレット3を複数貯留しておいてもよい。そして、上述
の通りの第2の加工機への蓋材の供給を行って第2トレ
ー貯留部11に空トレー5を搭載したパレット3が満た
された場合に、第2トレー貯留部11と同様に第1トレ
ー貯留部10を作動させて、第1トレー貯留部10、往
路8、蓋材払出路13、復路9そして第1トレー貯留部
10といったパレット3の循環経路を形成する。このよ
うにして、長時間にわたる第1の加工機の停止の影響を
受けることなく第2の加工機を稼動させることができ
る。
【0048】また、第2の加工機を点検のために停止さ
せたときの蓋材の搬送方法を説明する。
【0049】先ず、第2の加工機を停止するに先立っ
て、第1トレー貯留部10に空トレー5を搭載したパレ
ット3を複数貯留しておく。第1トレー貯留部10に
は、第2の加工機の停止に備えて常に空トレー5を搭載
したパレット3を複数貯留しておいてもよい。
【0050】そして、第2の加工機を停止したときに
は、第2の加工機に向かって蓋材6を払い出すことがで
きないため、前記蓋材払出手段2も停止されることにな
る。従って、前記蓋材払出路13から復路9には空トレ
ー5が搭載されたパレット3が移送されない状態とな
る。
【0051】そこで、第1トレー貯留部10に貯留され
た空トレーを搭載したパレット3を復路9に移送する。
その後、前記したように、蓋材投入路12における蓋材
6の投入を行い、実トレーを搭載したパレット3を往路
8に沿って搬送する。
【0052】ここで、第2の加工機が復帰して稼動され
た場合には、前述の通り実トレーを搭載したパレット3
を往路8の終端部に移送する。しかし、第2の加工機が
未だ停止された状態にある場合には、先刻第1トレー貯
留部10から復路9にパレット3を移送したことによる
第1トレー貯留部10の空き領域に、往路8から実トレ
ーを搭載したパレット3を移送する。こうすることによ
り、第1トレー貯留部10、復路9、蓋材投入路12、
往路8そして第1トレー貯留部10といったパレット3
の循環経路が形成されて、第2の加工機の停止よる影響
を受けることなく第1の加工機から蓋材を排出すること
ができる。更に、パレット3に複数搭載されたトレー5
によって蓋材を大量に貯留することができるので、第2
の加工機を停止させてその点検等に比較的多くの時間を
掛けても、第1の加工機から排出された蓋材を継続して
搬送することができる。
【0053】更にまた、長時間にわたる第2の加工機の
停止が予想される場合には、第1トレー貯留部10だけ
でなく第2トレー貯留部11にも空トレー5を搭載した
パレット3を複数貯留しておいてもよい。そして、上述
の通りの第1の加工機への蓋材の供給を行って第1トレ
ー貯留部10に空トレー5を搭載したパレット3が満た
された場合に、第1トレー貯留部10と同様に第2トレ
ー貯留部11を作動させて、第2トレー貯留部11、復
路9、蓋材投入路12、往路8そして第2トレー貯留部
11といったパレット3の循環経路を形成する。このよ
うにして、長時間にわたる第2の加工機の停止の影響を
受けることなく第1の加工機を稼動させることができ
る。
【0054】尚、上述したような各加工機の停止時にお
いて、各貯留部10,11内にパレット3が完全に満た
されていてそれらの貯留部10,11に往路8や復路9
からのパレット3の移送ができない場合には、前記各受
渡路8a,9aから外部に搬出して貯留し、また、各貯
留部10,11内にパレット3が貯留されていなくて往
路8や復路9への各貯留部10,11からのパレット3
の移送ができない場合には、前記各受渡路8a,9aか
ら往路8や復路9に搬入してもよい。
【0055】更に、短い時間の加工機の停止によって
は、前記蓋材投入路12及び前記蓋材払出路13によっ
てパレット3へのトレー5の積み替え作業が加工機の停
止時間を吸収して前記各貯留部10,11によるパレッ
ト3の移送を行うことなく他の加工機を稼動させた状態
を維持することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、ワークが搭載されたトレーによって比較的大
量のワークを一度に搬送するので、加工手段の高い加工
速度に対応してワークを搬送することができる。
【0057】更に、前記トレー貯留部にワークを搭載し
たトレーやワークが未搭載のトレーを適宜貯留すること
ができるので、何れか一方の加工手段が停止されてもそ
のライン全体を停止させることなくトレーの移送が可能
であり、第1の加工手段からの投入や第2の加工手段
の払出しのためのワークの搬送を継続して行うとができ
る。また、ワークを搭載したトレーはトレー貯留部の一
端部と往路との間で出し入れが行われ、ワークが未搭載
のトレーはトレー貯留部の他端部と復路との間で出し入
れが行われるので、例えば、ワークを搭載したトレーが
一端部から往路へ移送されることにより、他端部側にス
ペースが生じて復路からワークが未搭載のトレーを貯留
することができ、比較的小さな貯留スペースであって
も、十分な量のトレーを貯留することができる。 また、
トレー貯留部の一端部から貯留されたワークを搭載した
トレーは、同じ一端部から往路へ移送され、トレー貯留
部の他端部から貯留されたワークが未搭載のトレーは、
同じ他端部から復路へ移送されるので、トレーを出し入
れする距離が比較的短く、夫々の移送を迅速に行うこと
ができる。
【0058】また、第1トレー貯留部にワークが未搭載
のトレーを、第2トレー貯留部にワークが搭載されたト
レーを格別に貯留して、第1トレー貯留部と第2トレー
貯留部とを独立して稼動させることにより、第1の加工
手段或いは第2の加工手段の停止に係わらずワークの搬
送を継続して行うとができる。
【0059】また、第1の加工手段側の第1トレー貯留
部にワークが未搭載のトレーを貯留し、第2の加工手段
側の第2トレー貯留部にワークが搭載されたトレーを貯
留しておくことにより、第1の加工手段が停止したとき
には、第2トレー貯留部から第2の加工手段へのワーク
の供給を迅速に行い、第2の加工手段が停止したときに
は、第1トレー貯留部から第1の加工手段へのワークが
未搭載のトレーの供給を迅速に行うことができるので、
何れの加工手段が停止しても、迅速に対応してワークの
搬送を継続させることができる。 更にまた、第1トレー
貯留部と第2トレー貯留部とにワークが未搭載のトレー
を貯留しておくことにより第2の加工手段の停止に、若
しくは、第1トレー貯留部と第2トレー貯留部とにワー
クが搭載されたトレーを貯留しておくことにより第1の
加工手段の停止に対応させ、より大量のトレーを貯留す
ることができるので、加工手段の停止時間が比較的長時
間に及んでも、停止した加工手段に影響されることなく
ワークの搬送を継続して行うことができる。
【0060】また、複数の前記トレーを積み上げてパレ
ットに搭載して、該パレットを往路及び復路に沿って移
送することにより、更に大量のワークを一度に搬送する
ので、加工手段の高い加工速度に対応してワークを搬送
することができる。しかも、前記ワーク投入路及び前記
ワーク払出路を接続して、複数のトレーをパレットに順
次積み替える工程が行われるのでその作業時間内に加工
手段が停止されてもそのライン全体を停止させることな
くトレーの移送が可能であり、第1の加工手段からの投
入や第2の加工手段への払出しのためのワークの搬送を
継続して行うとができる。
【0061】また、ワーク投入路及びワーク払出路の夫
々のパレット移送路においてその始端部と終端部との間
の待機位置にパレットを待機させることにより、パレッ
ト移送路の終端部からパレットが往路又は復路に移送さ
れた後、待機位置からパレット移送路の終端部へ、パレ
ット移送路の始端部から待機位置へと夫々パレットを移
送するので、ワーク投入路及びワーク払出路の夫々の終
端部へのパレットの移送を迅速に行うことができる。
【0062】従って、本発明によれば、一方の加工手段
が停止してもその影響を受けることなく他方の加工手段
ワークを搬送し続けて作業効率を向上させることがで
きるワークの搬送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図。
【図2】本実施例において使用したパレット及びトレー
を示す説明的斜視図。
【符号の説明】
1…蓋材投入手段(ワーク投入手段)、2…蓋材払出手
段(ワーク払出手段)、3…パレット、5…トレー、6
…蓋材(ワーク)、8…往路、9…復路、10…第1ト
レー貯留部、11…第2トレー貯留部、12…蓋材投入
路(ワーク投入路)、13…蓋材払出路(ワーク払出
路)、14,16…トレー移送路、15,17…パレッ
ト移送路。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを連続加工して排出する第1の加工
    手段と、該第1の加工手段から排出されたワークを連続
    加工する第2の加工手段との間におけるワークの搬送方
    法であって、 前記第1の加工手段と前記第2の加工手段との間に設け
    られた往路と復路とによりワークが搭載可能なトレーを
    往復循環させるワークの搬送路と、一端部が往路の中途
    位置に接続され且つ他端部が復路の中途位置に接続され
    ると共にその両端部からトレーの受渡しを自在とするト
    レー貯留部とを設け、 前記第1の加工手段と前記第2の加工手段とを稼動させ
    たとき、第1の加工手段が排出したワークを往路の始端
    部に設けられたワーク投入手段によりワークをトレーに
    投入して搭載し、該トレーを往路に沿って移送し、往路
    の終端部に設けられたワーク払出手段によりトレーから
    ワークを第2の加工手段に向かって払い出し、復路の始
    端部から復路の終端部までワークが未搭載のトレーを移
    送する工程を設け前記第1の加工手段或いは前記ワーク投入手段を停止さ
    せるに先立って、前記搬送路の往路に沿って搬送される
    ワークを搭載した状態のトレーを前記トレー貯留部の一
    端部から移送して該トレー貯留部に貯留する工程と、
    記第1の加工手段或いは前記ワーク投入手段を停止させ
    たとき、前記トレー貯留部に貯留された、ワークを搭載
    した状態のトレーを、前記トレー貯留部の一端部から
    路に移送し、該トレーを往路に沿って搬送し、前記ワー
    ク払出手段によりトレーからワークを第2の加工手段に
    向かって払い出し、その後、ワークが未搭載のトレーを
    復路から前記トレー貯留部へ移送して貯留する工程と
    設け前記第2の加工手段或いは前記ワーク払出手段を停止さ
    せるに先立って、前記搬送路の復路に沿って搬送される
    ワークが未搭載のトレーを前記トレー貯留部の他端部か
    ら移送して該トレー貯留部に貯留する工程と、 前記第2
    の加工手段或いは前記ワーク払出手段を停止させたと
    き、前記トレー貯留部に貯留された、ワークが未搭載の
    トレーを、前記トレー貯留部から復路に移送し、該トレ
    ーを復路に沿って搬送した後、第1の加工手段が排出し
    たワークを前記ワーク投入手段により投入して該ワーク
    が搭載されたトレーを往路に沿って搬送し、該トレーを
    往路から前記トレー貯留部へ移送して該トレー貯留部に
    貯留する工程とを設けてなることを特徴とするワークの
    搬送方法。
  2. 【請求項2】前記トレー貯留部を、一端部が往路の上流
    位置に接続され且つ他端部が復路の下流位置に接続され
    ると共にその両端部からトレーの受渡しを自在とする第
    1トレー貯留部と、一端部が往路の下流位置に接続され
    且つ他端部が復路の上流位置に接続されると共にその両
    端部からトレーの受渡しを自在とする第2トレー貯留部
    とによって構成し、 前記第2トレー貯留部にワークを搭載したトレーを貯留
    して前記第1の加工手段或いは前記ワーク投入手段を停
    止させたとき、前記第2トレー貯留部に貯留された、ワ
    ークを搭載した状態のトレーを、第2トレー貯留部から
    往路に移送し、該トレーを往路に沿って搬送し、前記ワ
    ーク払出手段によりトレーからワークを第2の加工手段
    に向かって払い出し、その後、ワークが未搭載のトレー
    を復路から前記第1トレー貯留部へ受渡して貯留する工
    を設け、 前記第1トレー貯留部にワークが未搭載のトレーを貯留
    して前記第2の加工手段或いは前記ワーク払出手段を停
    止させたとき、第1トレー貯留部に貯留されたワークが
    未搭載のトレーを復路に移送し、該トレーを復路に沿っ
    て搬送した後、前記ワーク投入手段によりワークを投入
    し、ワークが搭載されたトレーを往路に沿って搬送し、
    該トレーを往路から第2トレー貯留部へ移送して貯留す
    る工程を設けたことを特徴とする請求項1記載のワーク
    の搬送方法。
  3. 【請求項3】ワークを連続加工して排出する第1の加工
    手段と、該第1の加工手段から排出されたワークを連続
    加工する第2の加工手段との間におけるワークの搬送方
    法であって、 前記第1の加工手段と前記第2の加工手段との間に設け
    たワークの搬送路の往路と復路とによりワークが搭載可
    能なトレーを往復循環させると共に、一端部が往路の上
    流位置に接続され且つ他端部が復路の下流位置に接続さ
    れると共にその両端部からトレーの受渡しを自在とする
    第1トレー貯留部に復路から移送されるワークが未搭載
    のトレーを貯留する工程と、 一端部が往路の下流位置に接続され且つ他端部が復路の
    上流位置に接続されると共にその両端部からトレーの受
    渡しを自在とする第2トレー貯留部に往路から移送され
    るワークが搭載された状態のトレーを貯留する工程と、 前記第1の加工手段と前記第2の加工手段とを稼動させ
    たとき、第1の加工手段が排出したワークを往路の始端
    部に設けられたワーク投入手段によりトレーに投入して
    搭載し、往路に沿って該トレーを移送し、往路の終端部
    に設けられたワーク払出手段によりトレーからワークを
    第2の加工手段に向かって払い出し、復路に沿ってワー
    クが未搭載のトレーを移送する工程と、 前記第1の加工手段或いは前記ワーク投入手段を停止さ
    せたとき、前記第2トレー貯留部に貯留された、ワーク
    を搭載した状態のトレーを、第2トレー貯留部から往路
    に移送し、該トレーを往路に沿って搬送し、前記ワーク
    払出手段によりトレーからワークを第2の加工手段に向
    かって払い出し、その後、ワークが未搭載のトレーを復
    路から前記第2トレー貯留部へ受渡して貯留する工程
    と、 前記第2の加工手段或いは前記ワーク払出手段を停止さ
    せたとき、第1トレー貯留部に貯留されたワークが未搭
    載のトレーを復路に移送し、該トレーを復路に沿って搬
    送した後、前記ワーク投入手段によりワークを投入し、
    ワークが搭載されたトレーを往路に沿って搬送し、該ト
    レーを往路から第1トレー貯留部へ移送して貯留する工
    程とからなることを特徴とするワークの搬送方法。
  4. 【請求項4】ワークを連続加工して排出する第1の加工
    手段と、該第1の加工手段から排出されたワークを連続
    加工する第2の加工手段との間におけるワークの搬送方
    法であって、 前記第1の加工手段と前記第2の加工手段との間に設け
    たワークの搬送路の往路と復路とによりワークが搭載可
    能なトレーを複数積み上げて搭載したパレットを往復循
    環させる工程と、 前記第1の加工手段側に位置する往路の始端部と復路の
    終端部との間に、前記ワーク投入手段に接続され且つト
    レーを移送する上段のトレー移送路とパレットを移送す
    る下段のパレット移送路とにより構成されたワーク投入
    路が接続され、ワークが未搭載のトレーを複数搭載した
    パレットをワーク投入路の始端部に停止させると共に、
    トレーが未搭載のパレットをワーク投入路の終端部のト
    レーを受け取る位置に停止させ、ワーク投入路の始端部
    のパレットに搭載されたトレーのうち最上部のトレーか
    ら順次連続してワーク投入路の上段のトレー移送路に沿
    って移送し、該トレー移送路を移送される各トレーに前
    記ワーク投入手段によってワークを投入し、各トレーを
    ワーク投入路の終端部に停止したパレット上に順次積み
    重ねて移載し、ワーク投入路の始端部のパレットに搭載
    されていた複数のトレーが全てワーク投入路の終端部の
    パレットに移載された後、該パレットを往路に沿って移
    送し、ワーク投入路の始端部のパレットをワーク投入路
    の下段のパレット移送路に沿って移送してその終端部の
    トレーを受け取る位置に停止させる工程と、 前記第2の加工手段側に位置する往路の終端部と復路の
    始端部との間に、前記ワーク払出手段に接続され且つト
    レーを移送する上段のトレー移送路とパレットを移送す
    る下段のパレット移送路とにより構成されたワーク払出
    路が接続され、ワークが搭載されたトレーを複数搭載し
    たパレットをワーク払出路の始端部に停止させると共
    に、トレーが未搭載のパレットをワーク払出路の終端部
    のトレーを受け取る位置に停止させ、ワーク払出路の始
    端部のパレットに搭載されたトレーのうち最上部のトレ
    ーから順次連続してワーク払出路の上段のトレー移送路
    に沿って移送し、該トレー移送路を移送される各トレー
    から前記ワーク払出手段によってワークを払い出し、各
    トレーをワーク払出路の終端部に停止したパレット上に
    順次積み重ねて移載し、ワーク払出路の始端部のパレッ
    トに搭載されていた複数のトレーが全てワーク払出路の
    終端部のパレットに移載された後、該パレットを復路に
    沿って移送し、ワーク払出路の始端部のパレットをワー
    ク払出路の下段のパレット移送路に沿って移送してその
    終端部のトレーを受け取る位置に停止する工程とを有す
    ることを特徴とするワークの搬送方法。
  5. 【請求項5】前記ワーク投入路においては、ワークが未
    搭載のトレーを複数搭載したパレットをワーク投入路の
    始端部に停止させると共にトレーが未搭載のパレットを
    ワーク投入路の終端部のトレーを受け取る位置に停止さ
    せたとき、パレット移送路の始端部と終端部との間に設
    けられた待機位置に、トレーが未搭載の他のパレットを
    待機させ、ワーク投入路の始端部のパレットに搭載され
    ていた複数のトレーが全てワーク投入路の終端部のパレ
    ットに移載された後、該パレットを往路に沿って移送
    し、前記待機位置に待機していたパレットをパレット移
    送路に沿って移送してその終端部のトレーを受け取る位
    置に停止させ、ワーク投入路の始端部のパレットをパレ
    ット移送路に沿って移送して待機位置に待機させる工程
    と、 前記ワーク払出路においては、ワークが搭載されたトレ
    ーを複数搭載したパレットをワーク払出路の始端部に停
    止させると共にトレーが未搭載のパレットをワーク払出
    路の終端部のトレーを受け取る位置に停止させたとき、
    パレット移送路の始端部と終端部との間に設けられた待
    機位置に、トレーが未搭載の他のパレットを待機させ、
    ワーク払出路の始端部のパレットに搭載されていた複数
    のトレーが全てワーク払出路の終端部のパレットに移載
    された後、該パレットを復路に沿って移送し、前記待機
    位置に待機していたパレットをパレット移送路に沿って
    移送してその終端部のトレーを受け取る位置に停止さ
    せ、ワーク払出路の始端部のパレットをパレット移送路
    に沿って移送して待機位置に待機させる工程とを有する
    ことを特徴とする請求項4記載のワークの搬送方法。
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