JP2906259B2 - セラミックス成形型 - Google Patents

セラミックス成形型

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JP2906259B2 JP30507189A JP30507189A JP2906259B2 JP 2906259 B2 JP2906259 B2 JP 2906259B2 JP 30507189 A JP30507189 A JP 30507189A JP 30507189 A JP30507189 A JP 30507189A JP 2906259 B2 JP2906259 B2 JP 2906259B2
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mold
cup
rubber mold
forming
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剛士 松下
誠 三保家
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、カップ状のセラミックス製品を冷間静水圧
成形法で成形する際に使用する型に関する。
b. 従来の技術とその課題 セラミックス成形方法のひとつに冷間静水圧成形法
(Cold Isostatic Pressing:以下、CIP法という)とい
うものがある。
この方法は、第3図に示すようにゴム型aに成形材料
b(セラミックス粉末)を充填し、該ゴム型aを容器c
内の圧力媒体d(不凍液など)に浸し、ピストンeを容
器c内に押し込んで成形材料bを圧縮成形するようにし
たものである。このようにゴム型aを用いることからラ
バープレス法とも呼ばれている。このCIP法によれば、
成形材料bに静水圧が等方的に作用するため、成形体の
密度分布が均一化し、焼結後の製品に歪が生じなくなる
という利点がある。
ところで、CIP法によって周壁と平面状の底部を有す
るカップ状の製品を成形する場合、第2図に示すような
成形型1を使用していた。この型1は、製品の内面を形
成する芯型2と、その外面を形成するゴム型3とで構成
してある。そして、芯型2とゴム型3との間に成形材料
bを充填してから、成形型1を上記容器cに装入して製
品の成形を行っていた。
c. 発明が解決しようとする課題 しかし、このような型1を用いると、成形体のコーナ
ー部b1(図中点線枠内)に静水圧が水平方向と垂直方向
の双方から作用し、この部分が無理な力を受けて亀裂を
生じ易くなる。したがって、このようなカップ状の製品
をCIP法で成形することは、事実上できなかった。
d. 課題を解決するための手段 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、製品のコーナー部に亀裂の生じ
ないセラミックス成形型を提供することにあり、その要
旨は、セラミックスの成形材料を冷間静水圧成形法によ
り、周壁と平面状の底壁とを有するカップ状製品に成形
する型であって、該カップ状製品の内面を形成する芯型
とその外面を形成するゴム型とからなるセラミックス成
形型において、上記ゴム型を上記カップ状製品の外周面
を形成する筒状の外周面成形用ゴム型と、上記カップ状
製品の外底面を形成する外底面成形用ゴム型とに分割
し、該外底面成形用ゴム型を、上記外周面成形用ゴム型
の端面及び上記カップ状製品の外底面に対応する上記成
形材料の位置に重ねて配置したことにある。
以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
本実施例では、製品の外面を形成するゴム型3は、第
1図に示すようにその外周面と外底面を形成する2つの
外周面成形用ゴム型3a,外底面成形用ゴム型3bに分割し
てある。その他の部材は第2図の従来例と同様に構成し
てあるので、同一符号を付し、その説明は省略する。
この成形型1を用いて製品の成形を行ったところ、コ
ーナー部に亀裂の生じていない良質な製品が得られた。
これは、静水圧が上昇する際、成形材料bが収縮する
のにともなって、ゴム型3bがゴム型3aを残して芯型2側
へ沈み込んでいくようになり、ゴム型3を一体に構成し
たものに比べて、成形体のコーナー部にかかる無理な力
が軽減されるためであると考えられる。
なお本実施例では、ゴム型3は製品の外周面に沿って
分割してあるが、その外底面に沿って分割してもよい。
すなわち、ゴム型3aの上端面を成形材料bの外底面と同
じ高さにして、ゴム型3bをゴム型3aの上端面及び成形材
料bの外底面の上(すなわち、カップ状製品の外底面に
対応する位置に重ねて)に配設することができる。
e. 発明の効果 本発明のセラミックス成形型は、セラミックスの成形
材料を冷間静水圧成形法により、周壁と平面状の底壁と
を有するカップ状製品に成形する型であって、該カップ
状製品の内面を形成する芯型とその外面を形成するゴム
型とからなるセラミックス成形型において、上記ゴム型
を上記カップ状製品の外周面を形成する筒状の外周面成
形用ゴム型と、上記カップ状製品の外底面を形成する外
底面成形用ゴム型とに分割し、該外底面成形用ゴム型
を、上記外周面成形用ゴム型の端面及び上記カップ状製
品の外底面に対応する上記成形材料の位置に重ねて配置
したので、製品のコーナー部に亀裂が生じなくなり、品
質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のセラミックス成形型の縦断面図、第2
図は第1図と対応する従来例を示す図、第3図はCIP法
で使用する装置を概念的に示す図である。 1……成形型、2……芯型、 3a……ゴム型、3b……ゴム型。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスの成形材料を冷間静水圧成形
    法により、周壁と平面状の底壁とを有するカップ状製品
    に成形する型であって、該カップ状製品の内面を形成す
    る芯型とその外面を形成するゴム型とからなるセラミッ
    クス成形型において、上記ゴム型を上記カップ状製品の
    外周面を形成する筒状の外周面成形用ゴム型と、上記カ
    ップ状製品の外底面を形成する外底面成形用ゴム型とに
    分割し、該外底面成形用ゴム型を、上記外周面成形用ゴ
    ム型の端面及び上記カップ状製品の外底面に対応する上
    記成形材料の位置に重ねて配置したことを特徴とするセ
    ラミックス成形型。
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