JP2949359B2 - 粉末ゴム組成物の成型硬化用金型及び成型硬化用金型を使用して粉末ゴム組成物のブロックを製造する方法 - Google Patents

粉末ゴム組成物の成型硬化用金型及び成型硬化用金型を使用して粉末ゴム組成物のブロックを製造する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、粉末ゴム組成物を所定形状のブロックに
成形する成型硬化用金型及び成型硬化用金型を使用して
粉末ゴム組成物のブロックを製造する方法に係わり、更
に詳しくは簡単な金型により、均一な粉末ゴム組成物の
ブロックを効率良く製造することが出来る成型硬化用金
型及びこの成型硬化用金型を使用して粉末ゴム組成物の
ブロックを製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、粉末ゴム組成物を所定形状のブロックに成形す
る成型硬化用金型は、第6図に示すように、上型1と下
型2と中型3に分割されて構成される金型(第6図の中
心線より右側の図)、及び上型1と、下型2及び中型3
を一体的に形成した金型(第6図の中心線より左側の
図)等が知られている。そして、一般的には上型1は圧
縮成形を行う関係上、下型2の上に中型3が形成されて
おり、この下型2及び中型3で構成される断面凹部内に
上型1を嵌入させて圧縮成形を行っている。
ところで、上記のような上型1,下型2,中型3により構
成される金型を使用して粉末ゴム組成物のブロックに成
形する場合、第7図(a)〜第7図(d)に示すよう
に、断面図凹状の下型2及び中型3の凹部4内に粉末ゴ
ム組成物Qを流し込み、(第7図(a))、そして第7
図(b)に示すように粉末ゴム組成物Qを均一に均した
後、第7図(c)に示すように、上型1を被せてプレス
等により加熱加圧させ、硬化させることでブロック成形
するものである(第7図(d))。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然しながら、上型1,下型2,中型3により構成される従
来の金型の場合には、精度を出しながら金型を成形する
ため、金型の製造費用が高くなり、また上型1の下に凸
部と中型3との嵌合により、両者が摺り合いにより傷付
くと言う問題があり、また下型2及び中型3の凹部4内
に粉末ゴム組成物Qを流し込んだ後、均し時間がかかる
上、製品の平面形状が角でない場合には、均し作業が非
常に難しく、また隅部まで均一な密度で均すことが難し
いので、各コーナ部に於ける粉末ゴム組成物Qの密度が
低下して、製品の角部が欠けると言う問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出された
もので、金型の構造を簡単にすることで安価に製造で
き、また粉末ゴム組成物の均し作業も簡単で、角部の密
度が低下すると言うことがないので製品の角部が欠ける
と言う問題も解決でき、誰もが簡単に作業を行うことが
出来る粉末ゴム組成物の成型硬化用金型及び成型硬化用
金型を使用して粉末ゴム組成物のブロックを製造する方
法を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、平板状の下型
と、周縁部に所定の高の中型を備えた断面凹状の上型と
から成り、前記下型と接触する中型の先端部を、鋭角状
に形成したことを要旨とするものである。
〔発明の作用〕
この発明は、上記のように構成され、平板状の下型上
に、所定量の粉末ゴム組成物を流し込み、この粉末ゴム
組成物を転圧ローラ等により転圧して所定の厚さにした
後、略均一の厚さとなった粉末ゴム組成物上に、先端部
を鋭角状に形成した中型を備えた断面凹状の上型を垂直
上方から被せて中型の先端部が下型に接触するまで所定
の圧力をかけ、この状態で加熱加圧することにより、ブ
ロック状の粉末ゴム組成物を成形することを要旨とする
ものである。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明す
る。
第1図(a)及び第1図(b)は、この発明を実施し
た粉末ゴム組成物Qの成型硬化用金型の断面図と、その
一部拡大断面図を示し、この成型硬化用金型10は、平板
状の下型11と、周縁部に所定の高の中型12を備えた断面
凹状の上型1とで構成されている。
なお、上型13と、中型12は、図に示すように一体では
なく、別々に製作したものを組合わせて一体としても良
い。
前記、下型11の上面と接触する中型12の先端部12a
は、第1図(b)に示すように0.2R程度の鋭角状に形成
され、成形時に粉末ゴム組成物Qを下型11の上面との間
において喰い千切る程度に形成されている。
なお、上記の中型12の先端部12aは、下型11の硬度よ
り高い材質で構成し、中型12の先端部12aを下型11の上
面に当接させた際に損傷しないようにしてある。
次いで、上記のような成型硬化用金型10を用いて粉末
ゴム組成物Qのブロックを成形する方法について説明す
る。
まず、第2図に示すように平板状の下型11上に、所定
量の粉末ゴム組成物Qを流し込み、この粉末ゴム組成物
Qを均し棒14にて均し、所定の厚さにするか、その後よ
り品質を高めるためには、第3図に示すように転圧ロー
ラ15により転圧して所定の厚さに形成しても良い。この
際、第2図及び第3図に示すように、枠16を下型11の周
囲に設けておいても良い。
このようにして、略均一の厚さとなった粉末ゴム組成
物Q上に、第4図に示すように、先端部12aを鋭角状に
形成した中型12を備えた断面凹状の上型13を垂直上方か
ら被せ、中型12の先端部12aが下型11に接触するまでプ
レス機ねより所定の圧力をかけ、下型11の上面に中型12
の先端部12aが当接した時、粉末ゴム組成物Qを鋭角な
先端部12aによって自然に喰い千切るのである(第5
図)。
しかる後、成型硬化用金型10の周辺部に残った粉末ゴ
ム組成物Q2は、回収することで再度利用することが出来
るものである。
このような状態で粉末ゴム組成物Qを加熱加圧するこ
とにより硬化させ、ブロック状の粉末ゴム組成物Qを成
形することが出来るのである。
このような方法により成形することで、簡単な操作で
ブロック状の粉末ゴム組成物Qが成形でき、また金型自
体も複雑にならず、安価に製造出来るものである。
また、上記のような成型硬化用金型10の上型13を、複
数連結させて構成し、平板状の下型11上に上記のような
方法により転厚ローラ15により転圧して所定の厚さに形
成した粉末ゴム組成物Qに上方から垂直に被せて加熱加
圧することで、一度に多数の粉末ゴム組成物Qのブロッ
クを成形することが出来るものである。
〔発明の硬化〕
この発明は、上記のように構成したので、金型の構造
を簡単にすることで安価に製造でき、また粉末ゴム組成
物の均し作業も簡単で、角部の密度が低下すると言うこ
とがないので製品の角部が欠けると言う問題も解決で
き、均一な密度の製品を誰もが簡単に作業を行うことが
出来る硬化がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、この発明を実施した粉末ゴム組成物の
成型硬化用金型の断面図、第1図(b)は、第1図
(a)におけるX部の拡大断面図、第2図〜第5図は、
粉末ゴム組成物のブロックの製造工程を示す説明図、第
6図は、従来の成型硬化用金型の断面図、第7図(a)
〜第7図(d)は、従来の粉末ゴム組成物のブロックの
製造工程を示す説明図である。 10……成型硬化用金型、11……平板状の下型、12……中
型、12……先端部、13……上型、15……転圧ローラ、Q
……粉末ゴム組成物。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の下型と、周縁部に所定の高さの中
    型を備えた断面凹状の上型とから成り、前記下型と接触
    する中型の先端部を、鋭角状に形成したことを特徴とす
    る粉末ゴム組成物の成型硬化用金型。
  2. 【請求項2】平板状の下型上に、所定量の粉末ゴム組成
    物を流し込み、この粉末ゴム組成物を転圧して所定の厚
    さにした後、略均一の厚さとなった粉末ゴム組成物上
    に、先端部を鋭角状に形成した中型を備えた断面凹状の
    上型を垂直上方から被せて中型の先端部が下型に接触す
    るまで所定の圧力をかけ、この状態で加熱加圧するこに
    より、ブロック状の粉末ゴム組成物を成形することを特
    徴とする成型硬化用金型を使用して粉末ゴム組成物のブ
    ロックを製造する方法。
JP11037590A 1990-04-27 1990-04-27 粉末ゴム組成物の成型硬化用金型及び成型硬化用金型を使用して粉末ゴム組成物のブロックを製造する方法 Expired - Fee Related JP2949359B2 (ja)

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