JP2003200409A - 圧密材成形用金型 - Google Patents

圧密材成形用金型

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JP2003200409A
JP2003200409A JP2001400402A JP2001400402A JP2003200409A JP 2003200409 A JP2003200409 A JP 2003200409A JP 2001400402 A JP2001400402 A JP 2001400402A JP 2001400402 A JP2001400402 A JP 2001400402A JP 2003200409 A JP2003200409 A JP 2003200409A
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molding
compression
holder
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JP2001400402A
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Yoichi Kato
洋一 加藤
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Hisaka Works Ltd
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Hisaka Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧蜜強度が均一で、しかも、高い商品価値を
有する圧密材を製造する。 【構成】 対向する一対の側壁1b,1bを有するホル
ダー1と、上面側に圧縮成形して得ようとする圧密材b
の下側外面形状に対応する凹状の型面2aを有し、ホル
ダー1の側壁1b,1b間の下部に配置固定された第一
型2と、下面側に圧縮成形して得ようとする圧密材bの
上側外面形状に対応する凹状の型面3aを有し、ホルダ
ー1の側壁1b,1b間に沿って第一型2に対して昇降
可能に設けられた第二型3とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、木系のチップ材、
ストランド材またはおが屑状の粉体材や粉砕古紙やワタ
綿等を原材料として圧密材を製造する際に使用される成
形用金型に関するものである。 【0002】 【従来の技術】木系のチップ材、ストランド材またはお
が屑状の粉体材や粉砕古紙やワタ綿等を高温高圧の水蒸
気雰囲気内において加熱軟化させた後、圧縮成形するこ
とによって圧密材を製造することが公知である。この技
術において、原材料(木系のチップ材、ストランド材ま
たはおが屑状の粉体材や粉砕古紙やワタ綿等)を圧縮す
る際に使用する従来の成形用金型Bを図6及び図7に示
す。この成形用金型Bは、平坦な底板11aの左右に垂
直な側壁11b,11bを有する断面がコ字形の第一型
11と、この第一型11の側壁11b,11b間に沿っ
て昇降可能に設けれた平坦な第二型12とからなり、図
6に示すように、第二型12が第一型11から離れた状
態で、第一型11内に所定量の原料材aを装填し、加熱
軟化した後、第二型12を第一型11の側壁11b,1
1b間に沿って押し下げると、図7に示すように、第一
型11内に装填された原材料aが第二型12によって圧
縮され、これにより断面が正方形の圧密材bが圧縮成形
される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の成形
用金型Bでは、原料材aの圧密方向が一軸であるため、
原料材aの変形方向が偏り、圧縮成形後の圧密材b内に
上下方向と左右方向の圧着密度(圧着強度)の差異が生
じ易くなるとともに、左右方向に空隙が生じ易くなる。
これにより、圧縮成形後の圧密材bをスライスして薄板
材を得ようとする場合等には前述した圧着密度の差異や
空隙による欠陥が生じて高品質の薄板材を得ることが困
難である。 【0004】また、従来の成形用金型Bでは、圧縮成形
時に原材料aが第一型11の左右の側壁11b,11b
に押付けられるため、圧縮成形後に圧密材bを取り出す
際に第一型11との離型が非常に厄介である。特に、角
材のように圧密材bの厚みが増すと、第一型11との離
型がより厄介である。 【0005】そこで、このような欠点を解決するため、
図8乃至図10に示す如き成形用金型Cが提案されてい
る。この成形用金型Cは、上面側に上方に向かってV字
形に形成された型面22aを有し、固定盤21の上面に
固定された第一型22と、下面側に第一型22の型面2
2aと対称的な型面、即ち、下方に向かってV字形に形
成された型面24aを有し、上下動手段、例えば油圧シ
リンダーのピストンロッド23の先端部に第一型22に
対して昇降可能に取付けられた第二型24とから構成さ
れている。第一型22の両端部には切欠22bが所定間
隔をおいて設けられており、これにより第一型22の両
端部は櫛形状に形成されている。また、第二型24の両
端部には切欠24bが所定間隔をおいて設けられてお
り、これにより第二型24の両端部は櫛形状に形成され
ている。第一型22の切欠22bと第二型24の切欠2
4bとは、半ピッチずれた状態で配設されており、これ
により第一型22と第二型24との両端部を互いに噛み
合わせることが可能である。 【0006】上記成形用金型Cにより圧密材bを圧縮成
形するには、図8に示すように、第二型24が第一型2
2から離れた状態で、第一型22上に所定量の原材料a
を装填し、加熱軟化した後、第二型24を両端部が第一
型21の両端部と噛み合うように押し下げると、図10
に示すように、第一型24上に装填されている原材料a
が第一型22及び第二型24によって圧縮され、これに
より断面が正方形の圧密材bが圧縮成形される。 【0007】上記成形用金型Cでは、V字形の型面22
a,24aを有する第一型22、第二型24によって原
材料aを圧縮するから、原料材aの圧密方向が2軸とな
り、原材料aの縦横方向にかかる圧密荷重が同一になる
ため、圧縮成形後の圧密材b内の圧着密度(圧着強度)
の均一になることが知られている。 【0008】しかし、成形用金型Cでは、第一型22及
び第二型24の両端部に切欠22b及び切欠24bが設
けられているため、圧縮成形後の圧密材bに第一型22
の切欠22b及び第二型24の切欠24bによって櫛形
痕が残ることがあり、この櫛形痕により製品の商品価値
が損なわれるという致命的な欠陥を有する。しかも、チ
ップ状や粉体状の原料材aの場合には、原材料aが第一
型22の切欠22b及び第二型24の切欠24bからこ
ぼれ落ち易いという問題もある。 【0009】また、成形用金型Cでは、圧縮成形前の原
材料aを全て第一型22上に予め装填しておく必要があ
るが、圧密材bの圧縮率を上げるために原材料aが増量
された場合には、第一型22上に原材料aを全て装填し
きれないとともに、第一型22上に原材料aを全て装填
しきれたとしても、第一型22の切欠22bから原材料
aがこぼれ落ち易いため、第一型22の長手方向への原
材料aの均一な装填が困難であり、圧縮密度の均一な圧
密材bを圧縮成形することができない。 【0010】そこで、本発明は、圧蜜強度が均一で、し
かも、圧痕が残らない高い商品価値を有する圧密材を製
造する圧密材成形用金型を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、対向する一対の側壁を有するホルダー
と、上面側に圧縮成形して得ようとする圧密材の下側外
面形状に対応する凹状の型面を有し、前記ホルダーの側
壁間の下部に配置固定された第一型と、下面側に圧縮成
形して得ようとする圧密材の上側外面形状に対応する凹
状の型面を有し、前記ホルダーの側壁間に沿って第一型
に対して昇降可能に設けられた第二型とを具備したもの
である。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る圧密材成形用
金型の一実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。 【0013】図1は本発明に係る成形用金型Aの圧縮成
形直前の状態を示す全体概略側面図、図2は本発明に係
る成形用金型Aの圧縮成形時の状態を示す全体概略側面
図である。 【0014】図1及び図2において、1は平坦な底板1
aの左右に対向して垂直な側壁1b,1bを有する断面
がコ字形のホルダーで、固定盤4の上面に固定されてい
る。2は上面側に上方に向かってV字形に形成された型
面2aを有する第一型で、ホルダー1の底板1aの上面
に両端部とホルダー1の側壁1b,1bとの間隙が微小
隙間となるように固定されている。3は下面側に第一型
2の型面2aと対称的な型面、即ち、下方に向かってV
字形に形成された型面3aを有する第二型で、上下動手
段、例えば油圧シリンダーのピストンロッド5の先端部
に第一型2と対向する姿勢で取付けられており、油圧シ
リンダーによりホルダー1の側壁1b,1b間に沿って
第一型2に対して接近したり離れるように上下動できる
ようになっている。 【0015】次に、成形用金型Aによる圧密材bの圧縮
成形について説明する。先ず、図1に示すように、第二
型3が第一型2から離れた状態で、所定量の原材料aを
第一型2の型面2a上に装填し、加熱軟化した後、第二
型3をホルダー1の側壁1b,1b間に沿って押し下げ
ると、図2に示すように、第一型2の型面2a上に装填
されている原材料aが第一型2及び第二型3によって圧
縮され、これにより断面が正方形の圧密材bが圧縮成形
される。 【0016】本発明に係る成形用金型Aによれば、圧密
完了に近づくに従って圧密方向が上下ではなく前記した
成形用金型Cと同様に2軸方向となるため、圧密材b内
の縦横方向の圧着密度(圧着強度)が均一になる。ま
た、圧縮成形後の圧密材bの離型も極めて容易である。
更に、第一型2をホルダー1の側壁1b,1b間の下部
に両端部が側壁1b,1bとの間隙が微小隙間となるよ
うに配置固定させたから、第一型2上に装填された原材
料aがホルダー1の側壁1b,1bによってこぼれ落ち
ることがない。これにより圧密材bの圧縮率を上げるた
めに原材料aが増量されても、第一型2上に原材料aを
全て装填しきることができるとともに、第一型2の長手
方向に原材料aを均一に装填することができて圧着密度
が均一な圧密材bを圧縮成形することができる。しか
も、従来の成形用金型Cのように、第一型2及び第二型
3の両端部に切欠を設けていないため、圧縮成形後の圧
密材bに第一型2及び第二型3による圧痕が残ることが
なく、製品の商品価値が損なわれるのを防止することが
できる。 【0017】以上に本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく
種々変更して実施することが可能である。例えば、上記
実施形態では、断面が正方形の圧密材bを圧縮形成して
いるが、第一型2の型面2a及び第二型3の型面3aの
形状を変更したり、第二型3の下降ストロークを変更し
たりすることにより、例えば、図3乃至図5に示すよう
に、断面が長方形、六角形、八角形の圧密材bを圧縮成
形することも可能である。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、対向す
る一対の側壁を有するホルダーと、上面側に圧縮成形し
て得ようとする圧密材の下側外面形状に対応する凹状の
型面を有し、前記ホルダーの側壁間の下部に配置固定さ
れた第一型と、下面側に圧縮成形して得ようとする圧密
材の上側外面形状に対応する凹状の型面を有し、前記ホ
ルダーの側壁間に沿って第一型に対して昇降可能に設け
られた第二型とを具備したから、ホルダーの側壁によっ
て原材料のこぼれ落ちを防止することができ、これによ
って原材料を全て装填しきることができるとともに原材
料を均一に装填することができて圧着密度が均一な圧密
材を圧縮成形することができ、しかも、圧縮成形後の圧
密材に金型による圧痕が残ることがなくて製品の商品価
値を損なうのを防止することができるので、商品価値の
高い圧密材を製造することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る圧密材成形用金型の一実施形態の
圧縮成形直前の状態を示す全体概略側面図。 【図2】図1に示す実施形態の圧縮成形時の状態を示す
全体概略側面図。 【図3】本発明に係る圧密材成形用金型の他の実施形態
の圧縮成形時の状態を示す全体概略側面図。 【図4】本発明に係る圧密材成形用金型の他の実施形態
の圧縮成形時の状態を示す全体概略側面図。 【図5】本発明に係る圧密材成形用金型の他の実施形態
の圧縮成形時の状態を示す全体概略側面図。 【図6】従来例の圧密材成形用金型の圧縮成形直前の状
態を示す全体概略側面図。 【図7】図6に示す従来例の圧縮成形時の状態を示す全
体概略側面図。 【図8】他の従来例の圧密材成形用金型の圧縮成形直前
の状態を示す全体概略側面図。 【図9】図8に示す従来例の圧縮成形直前の状態を示す
全体概略正面図。 【図10】図8に示す従来例の圧縮成形時の状態を示す
全体概略側面図。 【符号の説明】 1 ホルダー 1a 底板 1b 側壁 2 第一型 2a 型面 3 第二型 3a 型面 4 固定盤 5 ピストンロッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 対向する一対の側壁を有するホルダー
    と、上面側に圧縮成形して得ようとする圧密材の下側外
    面形状に対応する凹状の型面を有し、前記ホルダーの側
    壁間の下部に配置固定された第一型と、下面側に圧縮成
    形して得ようとする圧密材の上側外面形状に対応する凹
    状の型面を有し、前記ホルダーの側壁間に沿って第一型
    に対して昇降可能に設けられた第二型とを具備したこと
    を特徴とする圧密材成形用金型。
JP2001400402A 2001-12-28 2001-12-28 圧密材成形用金型 Pending JP2003200409A (ja)

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