JPH0430012Y2 - - Google Patents

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JPH0430012Y2
JPH0430012Y2 JP1987109455U JP10945587U JPH0430012Y2 JP H0430012 Y2 JPH0430012 Y2 JP H0430012Y2 JP 1987109455 U JP1987109455 U JP 1987109455U JP 10945587 U JP10945587 U JP 10945587U JP H0430012 Y2 JPH0430012 Y2 JP H0430012Y2
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bent
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は板状体を所定部位で直角に折り曲げ
た形態のタイル、即ち板状本体部とこれに直角な
折曲げ部とを有する役物タイルの成形装置に関す
る。
(従来の技術) この種役物タイルを成形する装置として従来用
いられているものは、第9図に示すようなもので
ある。この成形装置は、上型100と下型102
と枠型104とを有し、そしてそれら成形型にて
形成されるV字状の空所内に粉体のタイル素地原
料を充填してこれを上型100の下降によつて加
圧圧縮し、以て折曲げ部106と板状本体部10
8とを有する役物タイルに成形するものである。
ところで、かかる役物タイルを成形する装置と
して、第10図に示すように上型110、下型1
12、枠型104で横L字状の空所を形成し、同
図中2点鎖線で示す位置まで粉体原料を充填して
おいて、これを上型110の下降によりL字状の
役物タイルに成形することも考えられる。
しかしながら、この場合には折曲げ部106と
板状本体部108とで粉体原料の圧縮比率が全く
違つて来てしまい、従つて粉体原料の密度も全く
異なつてしまう。密度が違えば膨張・収縮率、強
度その他の物理的な性質が全く異なつてしまつ
て、変形や割れ等を発生してしまう。タイルを成
形する場合には各部の圧縮率、密度が均等となる
ようにするのが原則であり、このために従来の成
形装置では第9図に示すように空所をV字状と
し、粉体原料を斜めに傾いた姿勢に圧縮成形する
ようにしているのである。
しかしながら、役物タイルをこのようなV字姿
勢に傾けて成形した場合、粉体原料密度が両端部
と他部分とで若干異なるのを避け得ない。このた
め従来の成形装置では折曲げ部106、板状本体
部108共に実際の製品よりも長く成形してお
き、即ち捨部114,116を設けておき、成形
後にこれら捨部114,116を切断して成形体
から取り除くようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら成形体の一部を切除するようにす
れば当然に材料ロスが多くなるし、また成形体の
切断工程が余計に必要となつて製造工程が複雑と
なる。のみならずこの切断のために成形体を一旦
乾燥する必要が生じてくる。成形体は通常7〜8
%程度水分を含有しており、このために成形後そ
のまま切断すると、砥石等切断工具が目詰まりを
起して成形体を綺麗に切断できず、このために一
旦成形体を乾燥して水分を除いておくことが必要
となるのである。而して成形体を乾燥するために
はそのための炉が必要となるし、その他に多大な
熱エネルギーを必要とし、また乾燥のために相当
の時間も必要となる。
(問題点を解決するための手段) 本考案の成形装置はこのような問題点を解決す
るために案出されたものであり、その要旨は、上
型と下型と枠型とを有し、それら成形型にて形成
される空所内に粉体のタイル素地原料を充填して
該上型の下降によつて加圧圧縮し、以て板状本体
部とこれに直角な折曲げ部とを有する役物タイル
を該本体部が水平向きに、該折曲げ部が上下向き
となる姿勢に成形する装置であつて、 前記下型を前記折曲げ部を成形する第一部分と
板状本体部を成形する第二部分とに分割して該第
二部分を昇降可能となすとともにこれを駆動シリ
ンダに連結し、前記粉体原料の充填時には該第二
部分を上昇位置に位置させておき、上型の下降に
よる粉体原料の加圧時において、該第二部分を前
記折曲げ部及び板状本体部における粉体原料の圧
縮比率が同等となるような、予め定めた下降位置
に位置させるようになしたことにある。
(作用) 本考案の装置によれば、成形体はV字状に傾い
た姿勢ではなく、板状本体部が水平向きに、また
折曲げ部が上下向きとなる姿勢に成形される。し
かも下型のうち本体部を成形する第二部分が昇降
可能とされ、この第二部分が粉体原料の充填時に
は上昇位置に、また加圧圧縮時には下降位置に位
置させられることによつて、粉体原料の充填厚さ
或いは高さと、圧縮成形後の厚さ或いは高さ(成
形体の厚さ或いは高さ)との比率が本体部と折曲
げ部とで均等とされる。即ち粉体原料の圧縮比率
が均等とされる。
また成形体がV字状に傾いた姿勢に成形されず
水平姿勢に成形されることから、折曲げ部、本体
部の各先端部分での原料充填密度は他の部分と同
等となる。従つて従来の成形装置のように折曲げ
部、本体部の各先端に捨部を設けておいて、成形
後にそれらを切除するようなことをしなくても良
い。従つてまた成形体の乾燥工程も不要となつて
成形体乾燥のための炉が必要でなくなり、これと
ともに従来乾燥のために費やされていた熱エネル
ギー、乾燥時間が省略されて、その分製品の生産
能率が高まると同時に、コストも安くなる。
(実施例) 次に本考案を第3図に示すような板状本体部1
0と折曲げ部12とを有する、L字状に折れ曲つ
た役物タイル14を成形するための装置に適用し
た場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図及び第2図はその成形装置を示したもの
であり、これらの図において16はタイル14の
R部13(第3図)を成形するための尖端部17
を備えた上型であり、18,20は夫々枠型及び
下型である。枠型18は図示しない昇降装置によ
つて昇降可能となつている。また下型20は役物
タイル14の折曲げ部12を成形する部分(第一
部分)22と、本体部10を成形する部分(第二
部分)24とに分割されており、そして第一部分
22が位置固定に、また第二部分24がシリンダ
26によつて昇降可能とされている。
この成形装置において、役物タイル14を成形
するための手順は以下の如くである。
先ず第1図に示すように上型16を上昇させる
とともに、下型20の第二部分24を上昇位置に
位置させて横L字状の空所28を開放状態とす
る。このとき空所28は板状本体部10に対応す
る部分、折曲げ部12に対応する部分の何れも
が、実際の製品タイル14の本体部10及び折曲
げ部12の厚さ或いは高さに対して丁度2倍程度
の厚み、高さとなる。枠型18の上昇位置及び下
型第二部分24の上昇位置が予めそのように選ば
れているのである。
次にこの状態で空所28内に粉体のタイル素地
原料30を充填し、そしてその後上型16を下降
させて粉体原料30を加圧圧縮する。またこれと
ともに下型第二部分24を第2図に示す下降位置
まで下降させる。このとき空所28は同図に示す
ように製品タイル14と同じ形状となる。逆に言
えば空所28の形状が製品タイル14と同形状と
なるまで、上型16及び下型第二部分24を下降
させるのである。即ち折曲げ部12に対応する空
所部分が製品タイル14の折曲げ部12と丁度同
じ高さとなる位置まで上型16を下降させるとと
もに、本体部10に対応する空所部分が製品タイ
ル14の本体部10と同じ厚みとなるまで下型第
二部分24を下降させるのである。これにより、
粉体原料30は折曲げ部12、本体部10ともに
当初空所28に充填された状態から丁度2倍程度
圧縮されることになる。
このようにしてタイル14を成形したら、次に
上型16を再び上昇させ、これとともに枠型18
を第1図及び第2図中2点鎖線で示す位置まで下
降させて、成形した役物タイル14を型から取り
外す。脱型を終えたら枠型18及び下型第二部分
24を再び上昇させる。これにより成形型は再び
当初の状態となり、引き続いて次のタイル成形加
工が行なわれる。
このように、本成形装置はL字状のタイル14
を水平姿勢に成形するにもかかわらず、折曲げ部
12及び本体部10を同じ比率で圧縮する。また
水平姿勢で成形することから、折曲げ部12及び
本体部10の端部で原料の充填密度が異なつて来
ることもない。従つて前述のような捨部を設ける
ことは必要でなく、これにより成形体の捨部の切
断工程、そしてその前の乾燥工程も不要となる。
尚、本例の装置によつてタイル14を成形した
場合、第4図A及びBに示すように、枠型18と
上型16との微少な摺動クリアランスに基づいて
タイル14のR部13の終端部に微少な突部やす
じ39が生じることがある。
このような問題を解決すべく考案された装置が
第5図及び第6図に示されている。これらの図に
おいて、32は補助の枠型であつてロツド34を
案内として昇降可能とされ、またロツド34に嵌
装されたスプリング36によつて上方に付勢され
ている。一方上型38には補助枠型32と同じ幅
の突出部40が形成されており、そしてこの突出
部40の付け根内面に、タイル14のR部13に
対応した曲率のR成形面42が形成されている。
尚この突出部40の突出高さは、製品タイル14
の折曲げ部12よりも高くされている。
この成形装置においては、補助枠型32は当初
第5図中実線で示す位置、つまり上端が主枠型4
4と同じ高さ位置にあつて、下型20及び主枠型
44とともに第1図と同様の空所28を形成して
いる。そしてこの空所28に粉体原料30を充填
した状態で上型38を下降させると、一定位置で
上型38の突出部40が補助枠型32に当接し、
更なる下降とともに補助枠型32をスプリング3
6の付勢力に抗しつつ下方に押し下げる。但し突
出部40の内面は補助枠型32の内面と面一に形
成されているから、その間空所28の側面形状は
不変である。第6図は上型38が下降端に達した
ときの状態を示している。図示のように成形体の
外面途中に成形型の継ぎ目はなく、従つて前述の
ような突部やすじ39が成形体表面に生じること
はない。このため本例の装置によれば成形後にか
かる突部やすじ39を除くための仕上げ加工をし
なくても良くなる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
例えば第7図及び第8図に示す上型46のよう
に上型の形状を変え、或いは下型第二部分24の
下降位置を適宜選定することによつて、折曲げ部
12を上向きとなる姿勢に役物タイル14を成形
することも可能である。
また今迄の説明では、便宜上役物タイルの一方
の部分を本体部とし、他方を折曲げ部としている
が、折曲げ部、本体部の長さが等しい場合或いは
逆転した場合にも本考案の適用は可能であるし、
かかる形状以外の役物タイルに対して本考案を適
用することも可能である。また上例において位置
固定とした下型第一部分をも必要に応じて昇降可
能とすることもできる等、本考案はその主旨を逸
脱しない範囲において、様々な変形を加えた形態
で構成可能である。
(考案の効果) このように、本考案は下型を第一部分と第二部
分とに分割してその第二部分を昇降可能とし、そ
の昇降運動によつて板状本体部の圧縮比率を折曲
げ部のそれと同じとなるように調整するものであ
る。
これにより、役物タイルを捨部の切断等の後加
工をすることなく一挙に成形できるようになり、
以つてかかる捨部の切断工程、更には従来必要と
されていた成形体の乾燥工程も不要となつて、タ
イルの成形工程が大幅に簡略化されるとともに材
料ロスも少なくなり、また乾燥のための炉や熱エ
ネルギーも不要となる等優れた効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例である成
形装置を夫々異なつた作動状態で示す正面図(一
部断面図)であり、第3図は第1図及び第2図の
成形装置にて成形される役物タイルの斜視図であ
る。第4図は第1図及び第2図の成形装置にて成
形されるタイルの一部形状を示す要部断面図であ
り、第5図及び第6図は本考案の他の実施例であ
る成形装置を夫々異なつた作動状態で示す正面図
(一部断面図)である。第7図及び第8図は本考
案の更に他の実施例である成形装置を夫々異なつ
た作動状態で示す正面図(一部断面図)であり、
第9図は役物タイルの従来の成形装置の一例を示
す断面図、第10図は従来第9図に示す成形装置
が用いられている理由を説明するための説明図で
ある。 10……板状本体部、12……折曲げ部、14
……役物タイル、16,38,46……上型、1
8,44……枠型、20……下型、22……第一
部分、24……第二部分、26……シリンダ、2
8……空所、30……タイル素地原料。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上型と下型と枠型とを有し、それら成形型にて
    形成される空所内に粉体のタイル素地原料を充填
    して該上型の下降によつて加圧圧縮し、以て板状
    本体部とこれに直角な折曲げ部とを有する役物タ
    イルを該本体部が水平向きに、該折曲げ部が上下
    向きとなる姿勢に成形する装置であつて、 前記下型を前記折曲げ部を成形する第一部分と
    板状本体部を成形する第二部分とに分割して該第
    二部分を昇降可能となすとともにこれを駆動シリ
    ンダに連結し、前記粉体原料の充填時には該第二
    部分を上昇位置に位置させておき、上型の下降に
    よる粉体原料の加圧時において、該第二部分を前
    記折曲げ部及び板状本体部における粉体原料の圧
    縮比率が同等となるような、予め定めた下降位置
    に位置させるようになしたことを特徴とする役物
    タイルの成形装置。
JP1987109455U 1987-07-16 1987-07-16 Expired JPH0430012Y2 (ja)

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JPS6413304U JPS6413304U (ja) 1989-01-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0230252Y2 (ja) * 1985-04-12 1990-08-15

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