JPH07172959A - 象嵌セラミックタイルの製造方法 - Google Patents

象嵌セラミックタイルの製造方法

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JPH07172959A
JPH07172959A JP34296193A JP34296193A JPH07172959A JP H07172959 A JPH07172959 A JP H07172959A JP 34296193 A JP34296193 A JP 34296193A JP 34296193 A JP34296193 A JP 34296193A JP H07172959 A JPH07172959 A JP H07172959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
molded body
ceramic tile
inlaid
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP34296193A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Hirano
篤夫 平野
Takayuki Fukihara
隆之 吹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP34296193A priority Critical patent/JPH07172959A/ja
Publication of JPH07172959A publication Critical patent/JPH07172959A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】象嵌セラミックタイルを安価に製造できる方法
を提供する。 【構成】セラミック材から成るタイル成形体20を湿式
押出成形し、その際に若しくはその後において表面に所
定形状の突起16,18を有する転写ローラ14を成形
体20表面に押圧して、成形体20表面に突起16,1
8に対応した形状の凹み22,24を形成し、しかる後
焼成処理前又は後において凹み22,24に所定の象嵌
材料を充填して凹み22,24を埋める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は象嵌セラミックタイル
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、各種の象嵌セラミックタイルが広く用いられてい
る。この象嵌セラミックタイルは、セラミック材から成
るタイル本体の凹みに象嵌材料を充填し、凹みを埋めた
形態のものである。
【0003】ところでタイルの成形方法として粉末状の
坏土をプレス成形装置を用いてプレス成形する乾式成形
方法があり、内装タイル等の成形方法として広く実施さ
れている。しかしながらこの乾式プレス成形方法を用い
て象嵌タイルを製造する場合、次のような問題点があ
る。
【0004】かかる乾式プレス成形にて象嵌タイルのタ
イル本体を成形する場合、通例プレス金型に突起を形成
しておいて、プレス成形と同時にタイル本体表面に所定
の凹みを形成することとなるが、この場合同種形状、大
きさのタイルであっても凹みの形状が異なる毎に別々の
プレス金型が必要となる。このため高価な金型が多数必
要となって製造コストが高いものとなってしまう。また
施すべき象嵌模様を変えたい場合に、容易に対応できな
いといった問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、セ
ラミック材から成るタイル成形体を湿式押出成形し、そ
の際に若しくはその後において表面に所定形状の突起を
有する転写型を該タイル成形体表面に押圧して該タイル
成形体表面に該突起に対応した形状の凹みを形成し、し
かる後焼成処理前又は後において該凹みに所定の象嵌材
料を充填することにある。
【0006】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、タイル
本体を湿式押出成形にて成形するようにし、且つその成
形体表面への転写型の押圧にて成形体表面に凹みを形成
し、そして所定の象嵌材料を充填するようにしたもので
ある。
【0007】本発明によれば、同種形状,寸法のタイル
に対して象嵌模様のみを変える場合には転写型のみを交
換すれば良く、しかもかかる転写型は単に所定含水状態
の軟らかい成形体表面に凹みを形成するだけの簡単なも
ので良いため、その交換も容易であり、製造コストも安
価である利点がある。またタイルの形状,大きさが変化
した場合でも同一の転写型にて所定の凹みを形成するこ
とができる利点がある。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は本例の方法を実施するための成形型及
び転写型としての転写ローラを示したものである。図に
おいて10は成形型で、タイル成形用の開口12を有し
ている。
【0009】この開口12の上下には一対の転写ローラ
14が軸心を横にして回転可能に配設されている。これ
ら転写ローラ14の表面には、タイル成形体の表面に凹
みを形成するための突起16,18が設けてある。
【0010】本例の方法では、所定含水状態の坏土(練
り土)を、湿式押出成形機の先端に取り付けた成形型1
0の開口12より押し出して、タイル成形体20を2枚
合せ状態で得る。
【0011】このとき成形型10に取り付けた転写ロー
ラ14を回転させつつ表面の突起16,18を含水状態
の軟らかい成形体20の表面に押圧し、成形体表面に突
起16,18に対応した形状の凹み22,24を形成す
る。
【0012】このように転写型として転写ローラ14を
用いた場合、タイル成形体20の成形と同時に連続的に
その表面に凹みを形成できる利点がある。
【0013】また本例では、タイル成形体20を2枚合
せ状態に成形するとともに転写ローラ14を上下対称位
置に配して各タイル成形体20に凹み22,24を転写
・形成するようにしているため、転写ローラ14による
タイル成形体20への押圧力が相殺され、成形体20が
転写ローラ14による押圧力で変形を生じない利点があ
る。
【0014】さてこのようにしてタイル成形体20を連
続押出成形し、且つその表面に所定形状の凹み22,2
4を形成したら、次にタイル成形体20を所定寸法ごと
に切断し、次いでこれを乾燥処理する(図2中工程
(I))。
【0015】その後タイル成形体20の凹み22,24
に象嵌材料、例えばタイル成形体20と色違いの同質の
材料或いはガラス粉や釉薬粒その他の象嵌材料26を充
填する(工程(II))。次いでこれらを焼成処理した後、
2枚合せ状態のタイルを分離し、その後、表面研磨処理
を施し、目的とする象嵌タイル28を得る(工程(II
I),(IV))。
【0016】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば転写型として上例のような
転写ローラ14以外の形態のものを用いることも可能で
あるし、かかる転写型を成形型と分離して配置するとい
ったことも可能である。
【0017】また上例ではタイル成形体20の表面の凹
みに象嵌材料26を充填した後焼成処理するようにして
いるが、場合によって焼成処理後に凹み内部に象嵌材料
26を充填し凹みを埋めることによって象嵌タイル28
を得ることも可能である。この他本発明はその主旨を逸
脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法を実施するための成形型
と転写ローラとを示す斜視図である。
【図2】その実施例方法の工程の説明図である。
【符号の説明】
10 成形型 14 転写ローラ 16,18 突起 20 タイル成形体 22,24 凹み 26 象嵌材料 28 象嵌セラミックタイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック材から成るタイル成形体を湿
    式押出成形し、その際に若しくはその後において表面に
    所定形状の突起を有する転写型を該タイル成形体表面に
    押圧して該タイル成形体表面に該突起に対応した形状の
    凹みを形成し、しかる後焼成処理前又は後において該凹
    みに所定の象嵌材料を充填することを特徴とする象嵌セ
    ラミックタイルの製造方法。
JP34296193A 1993-12-14 1993-12-14 象嵌セラミックタイルの製造方法 Pending JPH07172959A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040104787A (ko) * 2003-06-04 2004-12-13 김창만 세라믹 상감편과 그 제작 방법
JP2010137382A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Nikken Kogaku Co Ltd 土木構造物用コンクリートブロックの製造方法及び土木構造物用コンクリートブロック
WO2011021660A1 (ja) * 2009-08-19 2011-02-24 相田化学工業株式会社 装飾金属物品の製造方法および装飾金属物品

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JP2010137382A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Nikken Kogaku Co Ltd 土木構造物用コンクリートブロックの製造方法及び土木構造物用コンクリートブロック
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