JPH1158515A - シボ模様付押出成形品、及びその成形方法、並びに装置 - Google Patents
シボ模様付押出成形品、及びその成形方法、並びに装置Info
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- JPH1158515A JPH1158515A JP9227179A JP22717997A JPH1158515A JP H1158515 A JPH1158515 A JP H1158515A JP 9227179 A JP9227179 A JP 9227179A JP 22717997 A JP22717997 A JP 22717997A JP H1158515 A JPH1158515 A JP H1158515A
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】一つのシボロールによって、高さ、大きさ等が
変化した異なるシボ模様が付けられるようにする。 【解決手段】成形品の押出中において、そのシボ模様成
形面に対するシボロールの押付圧力を変化させて、該シ
ボロールを前記シボ模様成形面に対して垂直な方向にス
ライドさせて、シボ模様自体の高さを押出方向に沿って
変化させる。
変化した異なるシボ模様が付けられるようにする。 【解決手段】成形品の押出中において、そのシボ模様成
形面に対するシボロールの押付圧力を変化させて、該シ
ボロールを前記シボ模様成形面に対して垂直な方向にス
ライドさせて、シボ模様自体の高さを押出方向に沿って
変化させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形ダイから押出
中の成形品に対してシボロールを押し付けることによ
り、その表面にシボ模様が付けられたシボ模様付押出成
形品、及びその成形方法並びに装置に関するものであ
る。
中の成形品に対してシボロールを押し付けることによ
り、その表面にシボ模様が付けられたシボ模様付押出成
形品、及びその成形方法並びに装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】シボ模様付押出成形品のシボ模様は、外
周面にシボ模様形成用の多数の凹部が設けられたシボロ
ールを使用し、成形ダイから連続して押し出される成形
品の押出直後において、この押出成形品の表面に前記シ
ボロールを押し付けて、その凹部に成形原料の一部を入
り込ませることにより付けられる。
周面にシボ模様形成用の多数の凹部が設けられたシボロ
ールを使用し、成形ダイから連続して押し出される成形
品の押出直後において、この押出成形品の表面に前記シ
ボロールを押し付けて、その凹部に成形原料の一部を入
り込ませることにより付けられる。
【０００３】従来のシボ付成形品の成形は、該成形品に
対応したシボロールを使用し、このシボロールをシボ成
形位置に固定配置して行っていた。よって、成形品の表
面に付けられるシボ模様の高さ、大きさ等は、その全長
に亘って一定していた。このため、高さ、大きさ等が変
化した異なるシボ模様を付けようとする場合には、各種
シボ模様に対応した多種類のシボロールを予め製作準備
しておいて、適切なものと交換する必要があった。ま
た、シボロールの配置位置は、固定されていたので、例
えば、押出成形品の高さが押出方向に沿って部分的に変
化する可変押出成形品においては、そのシボ成形位置も
これに追従して変化するため、シボ成形ができなかっ
た。即ち、従来のシボ模様付押出成形品の成形では、そ
のシボ成形位置が一定していないと、全長に亘って均一
なシボ模様を付けることができなかった。
対応したシボロールを使用し、このシボロールをシボ成
形位置に固定配置して行っていた。よって、成形品の表
面に付けられるシボ模様の高さ、大きさ等は、その全長
に亘って一定していた。このため、高さ、大きさ等が変
化した異なるシボ模様を付けようとする場合には、各種
シボ模様に対応した多種類のシボロールを予め製作準備
しておいて、適切なものと交換する必要があった。ま
た、シボロールの配置位置は、固定されていたので、例
えば、押出成形品の高さが押出方向に沿って部分的に変
化する可変押出成形品においては、そのシボ成形位置も
これに追従して変化するため、シボ成形ができなかっ
た。即ち、従来のシボ模様付押出成形品の成形では、そ
のシボ成形位置が一定していないと、全長に亘って均一
なシボ模様を付けることができなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第１の課題
は、シボ模様付押出成形品の成形において、一つのシボ
ロールによって、高さ、大きさ等が変化した異なるシボ
模様が付けられるようにすることである。また、その第
２の課題は、押出成形品の高さが変化する等の可変押出
成形品のように、そのシボ成形位置が変化する場合にお
いても、同一のシボロールによってシボ模様が付けられ
るようにすることである。
は、シボ模様付押出成形品の成形において、一つのシボ
ロールによって、高さ、大きさ等が変化した異なるシボ
模様が付けられるようにすることである。また、その第
２の課題は、押出成形品の高さが変化する等の可変押出
成形品のように、そのシボ成形位置が変化する場合にお
いても、同一のシボロールによってシボ模様が付けられ
るようにすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１の課題を解決するた
めに本発明の採用した手段は、成形ダイから押出中の成
形品にシボロールを押し付けて、その表面にシボ模様を
付けるシボ模様付押出成形品の成形方法において、前記
シボロールを押出成形品のシボ模様成形面に対して垂直
な方向に沿ってスライド可能に配置しておいて、成形品
の押出中において、前記シボ模様成形面に対する前記シ
ボロールの押付圧力の変化により、前記シボロールを前
記方向に僅かにスライドさせて、シボ模様自体の高さを
押出方向に沿って変化させることである。押出中におい
て、シボ模様成形面に対するシボロールの押付圧力を変
化させると、その凹部に入り込む成形原料が変化して、
シボ模様自体の高さが変化する。これにより、シボ模様
成形面には、高さ、大きさ等が異なるシボ模様が連続し
て付けられる。
めに本発明の採用した手段は、成形ダイから押出中の成
形品にシボロールを押し付けて、その表面にシボ模様を
付けるシボ模様付押出成形品の成形方法において、前記
シボロールを押出成形品のシボ模様成形面に対して垂直
な方向に沿ってスライド可能に配置しておいて、成形品
の押出中において、前記シボ模様成形面に対する前記シ
ボロールの押付圧力の変化により、前記シボロールを前
記方向に僅かにスライドさせて、シボ模様自体の高さを
押出方向に沿って変化させることである。押出中におい
て、シボ模様成形面に対するシボロールの押付圧力を変
化させると、その凹部に入り込む成形原料が変化して、
シボ模様自体の高さが変化する。これにより、シボ模様
成形面には、高さ、大きさ等が異なるシボ模様が連続し
て付けられる。
【０００６】また、第２の課題を解決するために本発明
の採用した手段は、成形ダイから押出中の成形品にシボ
ロールを押し付けて、その表面にシボ模様を付けるシボ
模様付押出成形品の成形方法において、前記シボロール
を押出成形品のシボ模様成形面に対して垂直な方向に沿
ってスライド可能に配置しておくと共に、シボ模様成形
面に対するシボロールの押付圧力を一定に保持しておい
て、成形ダイの押出成形開口の形状を変化させて、押出
成形品のシボ模様成形面に対して垂直な方向の寸法が異
なる部分を連続して押し出している途中において、当該
寸法が変化する部分においては、その寸法の差と同一量
だけ前記シボロールを前記方向にスライドさせて、全長
に亘ってシボ模様自体の高さを一定にすることである。
シボロールは、シボ模様成形面に対して垂直な方向に沿
ってスライド可能に支持されているため、シボ模様成形
面に対する押付圧力を一定にしておいた場合には、押出
成形品のシボ模様成形面に対して垂直な方向の寸法の変
化、即ち、押出成形品のシボ成形位置の変化に追従し
て、シボロールがスライドする。これにより、シボ模様
成形面に対して垂直な方向の寸法が押出方向に沿って変
化している可変押出成形品には、前記寸法が異なる部分
においても、付けられるシボ模様の高さは一定となっ
て、全長に亘って均一のシボ模様が付けられる。
の採用した手段は、成形ダイから押出中の成形品にシボ
ロールを押し付けて、その表面にシボ模様を付けるシボ
模様付押出成形品の成形方法において、前記シボロール
を押出成形品のシボ模様成形面に対して垂直な方向に沿
ってスライド可能に配置しておくと共に、シボ模様成形
面に対するシボロールの押付圧力を一定に保持しておい
て、成形ダイの押出成形開口の形状を変化させて、押出
成形品のシボ模様成形面に対して垂直な方向の寸法が異
なる部分を連続して押し出している途中において、当該
寸法が変化する部分においては、その寸法の差と同一量
だけ前記シボロールを前記方向にスライドさせて、全長
に亘ってシボ模様自体の高さを一定にすることである。
シボロールは、シボ模様成形面に対して垂直な方向に沿
ってスライド可能に支持されているため、シボ模様成形
面に対する押付圧力を一定にしておいた場合には、押出
成形品のシボ模様成形面に対して垂直な方向の寸法の変
化、即ち、押出成形品のシボ成形位置の変化に追従し
て、シボロールがスライドする。これにより、シボ模様
成形面に対して垂直な方向の寸法が押出方向に沿って変
化している可変押出成形品には、前記寸法が異なる部分
においても、付けられるシボ模様の高さは一定となっ
て、全長に亘って均一のシボ模様が付けられる。
【０００７】更に、前記シボロールを押出成形品のシボ
模様成形面に対して垂直な方向に沿ってスライド可能に
配置しておくと共に、前記シボ模様成形面に対するシボ
ロールの押付圧力を調整可能にしておいて、成形ダイの
押出成形開口の形状を変化させて、押出成形品のシボ模
様成形面に対して垂直な方向の寸法の異なる部分を連続
して押し出している途中において、当該寸法が変化する
部分においては、前記シボロールを前記方向にスライド
させる操作と、成形品の押出中において、シボ模様成形
面に対する前記シボロールの押付圧力の変化により、前
記シボロールを前記方向に僅かにスライドさせる操作と
の組み合わせによって、シボ模様の表面までの成形品の
寸法と、シボ模様自体の高さとの双方が押出方向に沿っ
て変化しているシボ模様付押出成形品の成形が可能とな
る。
模様成形面に対して垂直な方向に沿ってスライド可能に
配置しておくと共に、前記シボ模様成形面に対するシボ
ロールの押付圧力を調整可能にしておいて、成形ダイの
押出成形開口の形状を変化させて、押出成形品のシボ模
様成形面に対して垂直な方向の寸法の異なる部分を連続
して押し出している途中において、当該寸法が変化する
部分においては、前記シボロールを前記方向にスライド
させる操作と、成形品の押出中において、シボ模様成形
面に対する前記シボロールの押付圧力の変化により、前
記シボロールを前記方向に僅かにスライドさせる操作と
の組み合わせによって、シボ模様の表面までの成形品の
寸法と、シボ模様自体の高さとの双方が押出方向に沿っ
て変化しているシボ模様付押出成形品の成形が可能とな
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】最初に、図１ないし図５を参照し
て、本発明に係るシボ模様付押出成形品の成形原理につ
いて説明し、その後に、本発明を実施した複数の目地材
Ｍ1,Ｍ2,Ｍ3の成形方法について説明する。図１は、シ
ボロールＲにより押出直後の成形品Ｍ0 の表面に高さの
異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が付けられる原理を説明する側
面図であり、図２は、シボロールＲの斜視図であり、図
３は、同じく半断面図であり、図４は、シボロールＲを
押出成形品Ｍ0 の高さ方向にスライドさせて、同一のシ
ボロールＲにより異なるシボ模様が成形されることを説
明する断面図であり、図５は、押出成形品Ｍ0 の表面に
成形された異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 を示す平面図であ
る。図１に示されるように、押出成形品Ｍ0 を連続して
押し出すための成形ダイＦの直後には、該押出成形品Ｍ
0 の表面（上面）のシボ模様成形面１０にシボ模様を成
形するためのシボロールＲが回転可能に配置されてい
る。空気圧シリンダ１１は、垂直に配置されてブラケッ
ト１２に固定され、該シリンダ１１の下端のロッド１１
ａに正面視においてコの字形をしたブラケット１３が取
付けられて、該ブラケット１３の両側板に水平に支持さ
れた支持軸１４に前記シボロールＲが回転可能に支持さ
れている（図６参照）。
て、本発明に係るシボ模様付押出成形品の成形原理につ
いて説明し、その後に、本発明を実施した複数の目地材
Ｍ1,Ｍ2,Ｍ3の成形方法について説明する。図１は、シ
ボロールＲにより押出直後の成形品Ｍ0 の表面に高さの
異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が付けられる原理を説明する側
面図であり、図２は、シボロールＲの斜視図であり、図
３は、同じく半断面図であり、図４は、シボロールＲを
押出成形品Ｍ0 の高さ方向にスライドさせて、同一のシ
ボロールＲにより異なるシボ模様が成形されることを説
明する断面図であり、図５は、押出成形品Ｍ0 の表面に
成形された異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 を示す平面図であ
る。図１に示されるように、押出成形品Ｍ0 を連続して
押し出すための成形ダイＦの直後には、該押出成形品Ｍ
0 の表面（上面）のシボ模様成形面１０にシボ模様を成
形するためのシボロールＲが回転可能に配置されてい
る。空気圧シリンダ１１は、垂直に配置されてブラケッ
ト１２に固定され、該シリンダ１１の下端のロッド１１
ａに正面視においてコの字形をしたブラケット１３が取
付けられて、該ブラケット１３の両側板に水平に支持さ
れた支持軸１４に前記シボロールＲが回転可能に支持さ
れている（図６参照）。
【０００９】前記空気圧シリンダ１１のシリンダ室（図
示せず）は、圧縮空気源１５に接続されていて、圧力制
御弁１６によってシリンダ室に作用する空気圧が制御さ
れている。このため、シボロールＲは、押出成形品Ｍ0
のシボ模様成形面１０に対して垂直な方向（実施例の配
置で上下方向）に沿ってスライド可能に配置されると共
に、空気圧シリンダ１１のシリンダ室に作用する圧縮空
気の空気圧の調整によって、押出成形品Ｍ0 に対するシ
ボロールＲの押付圧力が調整されるように構成されてい
る。ここで、押出成形品Ｍ0 に対するシボロールＲの押
付圧力を調整するために空気圧シリンダ１１に作用する
空気圧の制御には、シボロールＲに対する加圧力を制御
する方法と、押出成形品Ｍ0 に作用するシボロールＲの
自重を減殺させて、この減殺力を制御する方法（背圧制
御方法）とがある。この２種類の異なる制御方法のいず
れを選択するかは、シボロールＲの自重、押出成形品Ｍ
0のシボ模様成形面１０の硬度、成形するシボ模様の高
さ等の関係により相対的に定められる。
示せず）は、圧縮空気源１５に接続されていて、圧力制
御弁１６によってシリンダ室に作用する空気圧が制御さ
れている。このため、シボロールＲは、押出成形品Ｍ0
のシボ模様成形面１０に対して垂直な方向（実施例の配
置で上下方向）に沿ってスライド可能に配置されると共
に、空気圧シリンダ１１のシリンダ室に作用する圧縮空
気の空気圧の調整によって、押出成形品Ｍ0 に対するシ
ボロールＲの押付圧力が調整されるように構成されてい
る。ここで、押出成形品Ｍ0 に対するシボロールＲの押
付圧力を調整するために空気圧シリンダ１１に作用する
空気圧の制御には、シボロールＲに対する加圧力を制御
する方法と、押出成形品Ｍ0 に作用するシボロールＲの
自重を減殺させて、この減殺力を制御する方法（背圧制
御方法）とがある。この２種類の異なる制御方法のいず
れを選択するかは、シボロールＲの自重、押出成形品Ｍ
0のシボ模様成形面１０の硬度、成形するシボ模様の高
さ等の関係により相対的に定められる。
【００１０】また、シボロールＲは、図２及び図３に示
されるように、その外周面にシボ模様成形用の凹部１７
が設けられている。この凹部１７には、円形孔、方形
孔、テーパ方形孔等の種々の形状のものがあり、いずれ
も所定の深さ（Ｄ）を有している。よって、図１におい
て、成形ダイＦから押出成形品Ｍ0 が連続して押し出さ
れていて、そのシボ模様成形面１０にシボロールＲが所
定圧力で押し付けられると、成形原料の一部がシボロー
ルＲの凹部１７に入り込むため、押出成形品Ｍ0には、
シボロールＲの凹部１７の形状が転写されて、所定高さ
の円形突起、方形突起、テーパ方形突起等の種々のシボ
模様Ｐ1 が形成される。ここで、図１で実線で示される
押出成形品Ｍ0 の押出中において、圧力制御弁１６を調
整して、空気圧シリンダ１１に作用する空気圧を高める
と、押出成形品Ｍ0 のシボ模様成形面１０に対するシボ
ロールＲの押付圧力が高まるために、同図で２点鎖線で
示されるように、シボロールＲは、僅かに下方にスライ
ドされて〔図４で、そのスライド量が（Ｓ）で示されて
いる〕、その凹部１７に入り込む成形原料の量が多くな
って、押出成形品Ｍ0 の表面に成形されるシボ模様Ｐ2
の高さが高くなる。図４において（Ａ), (Ｂ）は、それ
ぞれシボロールＲが図１の実線及び２点鎖線に示される
各位置に配置された状態における断面図であって、
（Ａ), (Ｂ）の各状態では、シボロールＲの凹部１７へ
の成形原料の入り込み深さは異なっていて、それぞれ
（Ｄ1),(Ｄ2 ＝Ｄ）〔Ｄ2 ＞Ｄ1 〕である。なお、図１
及び図４において（Ｃ1),(Ｃ2)は、それぞれ空気圧シリ
ンダ１１に作用する空気圧を高める前後におけるシボロ
ールＲの中心を示す。
されるように、その外周面にシボ模様成形用の凹部１７
が設けられている。この凹部１７には、円形孔、方形
孔、テーパ方形孔等の種々の形状のものがあり、いずれ
も所定の深さ（Ｄ）を有している。よって、図１におい
て、成形ダイＦから押出成形品Ｍ0 が連続して押し出さ
れていて、そのシボ模様成形面１０にシボロールＲが所
定圧力で押し付けられると、成形原料の一部がシボロー
ルＲの凹部１７に入り込むため、押出成形品Ｍ0には、
シボロールＲの凹部１７の形状が転写されて、所定高さ
の円形突起、方形突起、テーパ方形突起等の種々のシボ
模様Ｐ1 が形成される。ここで、図１で実線で示される
押出成形品Ｍ0 の押出中において、圧力制御弁１６を調
整して、空気圧シリンダ１１に作用する空気圧を高める
と、押出成形品Ｍ0 のシボ模様成形面１０に対するシボ
ロールＲの押付圧力が高まるために、同図で２点鎖線で
示されるように、シボロールＲは、僅かに下方にスライ
ドされて〔図４で、そのスライド量が（Ｓ）で示されて
いる〕、その凹部１７に入り込む成形原料の量が多くな
って、押出成形品Ｍ0 の表面に成形されるシボ模様Ｐ2
の高さが高くなる。図４において（Ａ), (Ｂ）は、それ
ぞれシボロールＲが図１の実線及び２点鎖線に示される
各位置に配置された状態における断面図であって、
（Ａ), (Ｂ）の各状態では、シボロールＲの凹部１７へ
の成形原料の入り込み深さは異なっていて、それぞれ
（Ｄ1),(Ｄ2 ＝Ｄ）〔Ｄ2 ＞Ｄ1 〕である。なお、図１
及び図４において（Ｃ1),(Ｃ2)は、それぞれ空気圧シリ
ンダ１１に作用する空気圧を高める前後におけるシボロ
ールＲの中心を示す。
【００１１】図５の（Ａ), (Ｂ）は、それぞれシボロー
ルＲが図１の実線及び２点鎖線に示される各位置に配置
された状態において押出成形品Ｍ0 のシボ模様成形面１
０に成形された異なるシボ模様を示す平面図である。上
記したように、シボロールＲを押出成形品Ｍ0 のシボ模
様成形面１０に対して垂直な方向にスライド可能に配置
しておいて、押出成形品Ｍ0 の押出中において、押出成
形品Ｍ0 に対するシボロールＲの押付圧力を変化させ
て、その凹部１７に入り込む成形原料の量を変化させる
と、図４及び図５の（Ａ), (Ｂ）に示されるように、シ
ボ模様成形面に成形されるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が変化す
る。
ルＲが図１の実線及び２点鎖線に示される各位置に配置
された状態において押出成形品Ｍ0 のシボ模様成形面１
０に成形された異なるシボ模様を示す平面図である。上
記したように、シボロールＲを押出成形品Ｍ0 のシボ模
様成形面１０に対して垂直な方向にスライド可能に配置
しておいて、押出成形品Ｍ0 の押出中において、押出成
形品Ｍ0 に対するシボロールＲの押付圧力を変化させ
て、その凹部１７に入り込む成形原料の量を変化させる
と、図４及び図５の（Ａ), (Ｂ）に示されるように、シ
ボ模様成形面に成形されるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が変化す
る。
【００１２】次に、上記したシボ模様付押出成形品の成
形原理を利用して、目地材の表面に異なるシボ模様を付
ける場合について説明する。図６ないし図１０に示され
るように、成形ダイＦの前面には、成形する目地材の最
大の大きさに対応した押出成形開口２１（図８参照）が
設けられている。この成形ダイＦでは、成形される目地
材の全高を変化させて、その上端部の装飾リップ１の厚
さを変化させられるようになっていて、該装飾リップ１
の上面がシボ模様成形面２となっている。また、この成
形ダイＦの押出成形開口２１からは２種類の成形原料が
連続して押し出されて、前記目地材の装飾リップ１の部
分は、他の部分よりも硬度の低いゴム原料で成形され
る。
形原理を利用して、目地材の表面に異なるシボ模様を付
ける場合について説明する。図６ないし図１０に示され
るように、成形ダイＦの前面には、成形する目地材の最
大の大きさに対応した押出成形開口２１（図８参照）が
設けられている。この成形ダイＦでは、成形される目地
材の全高を変化させて、その上端部の装飾リップ１の厚
さを変化させられるようになっていて、該装飾リップ１
の上面がシボ模様成形面２となっている。また、この成
形ダイＦの押出成形開口２１からは２種類の成形原料が
連続して押し出されて、前記目地材の装飾リップ１の部
分は、他の部分よりも硬度の低いゴム原料で成形され
る。
【００１３】前記成形ダイＦの押出成形開口２１におけ
る目地材の装飾リップ１を成形する部分は、上下動する
可動ダイ２２により覆われて、この可動ダイ２２の位置
を調整することにより、押出成形開口２１の上記部分の
開口量が調整可能になっている。即ち、前記可動ダイ２
２は、一対のガイド体２３によりガイドされて、シリン
ダ（図示せず）により上下動される構成になっている。
また、成形ダイＦの押出成形開口２１から連続して押し
出される目地材の装飾リップ１の表面のシボ模様成形面
２にシボを成形するためのシボロールＲは、前記成形ダ
イＦの直前に配置されている。このシボロールＲの構
造、及びその配置は、前記成形原理の部分で説明した通
りである。
る目地材の装飾リップ１を成形する部分は、上下動する
可動ダイ２２により覆われて、この可動ダイ２２の位置
を調整することにより、押出成形開口２１の上記部分の
開口量が調整可能になっている。即ち、前記可動ダイ２
２は、一対のガイド体２３によりガイドされて、シリン
ダ（図示せず）により上下動される構成になっている。
また、成形ダイＦの押出成形開口２１から連続して押し
出される目地材の装飾リップ１の表面のシボ模様成形面
２にシボを成形するためのシボロールＲは、前記成形ダ
イＦの直前に配置されている。このシボロールＲの構
造、及びその配置は、前記成形原理の部分で説明した通
りである。
【００１４】最初に、図１１に示される目地材Ｍ1 の成
形について説明する。この目地材Ｍ1 の高さ（Ｈ1)は、
長手方向に沿って一定しているが、その装飾リップ１の
表面のシボ模様成形面２には、高さの異なるシボ模様Ｐ
1,Ｐ2 が交互に成形され、シボ模様Ｐ1 が成形された第
１成形部Ａ1 と、シボ模様Ｐ2 が成形された第２成形部
Ａ2 とが段差部Ａ3 を介して交互に連続成形されてい
る。なお、図１１において、３は、シールリップ、４
は、目地溝の底部に当接される当接板部、５は、目地材
本体を示す。
形について説明する。この目地材Ｍ1 の高さ（Ｈ1)は、
長手方向に沿って一定しているが、その装飾リップ１の
表面のシボ模様成形面２には、高さの異なるシボ模様Ｐ
1,Ｐ2 が交互に成形され、シボ模様Ｐ1 が成形された第
１成形部Ａ1 と、シボ模様Ｐ2 が成形された第２成形部
Ａ2 とが段差部Ａ3 を介して交互に連続成形されてい
る。なお、図１１において、３は、シールリップ、４
は、目地溝の底部に当接される当接板部、５は、目地材
本体を示す。
【００１５】上記目地材Ｍ1 は、その高さ（Ｈ1)が一定
しているために、可動ダイ２２は、図８で２点鎖線で示
される一定位置に配置されて、成形中に移動せず、押出
成形開口２１の形状は一定している。一方、空気圧シリ
ンダ１１のシリンダ室に作用する空気圧は、圧力制御弁
１６によって制御されて、シボ高さの高いシボ模様Ｐ2
の成形時には、シボ高さの低いシボ模様Ｐ1 の成形時に
比較して、シボロールＲの押付圧力が大きくなる。
しているために、可動ダイ２２は、図８で２点鎖線で示
される一定位置に配置されて、成形中に移動せず、押出
成形開口２１の形状は一定している。一方、空気圧シリ
ンダ１１のシリンダ室に作用する空気圧は、圧力制御弁
１６によって制御されて、シボ高さの高いシボ模様Ｐ2
の成形時には、シボ高さの低いシボ模様Ｐ1 の成形時に
比較して、シボロールＲの押付圧力が大きくなる。
【００１６】このため、成形ダイＦの押出成形開口２１
から連続して成形原料が押し出されて、目地材Ｍ1 の押
出成形されている途中において、空気圧シンリダ１１に
作用する空気圧を変化させると、目地材Ｍ1 のシボ模様
成形面２に対するシボロールＲの押付圧力が変化させら
れて、シボロールＲがシボ模様成形面２に対して垂直な
方向（実施例では上下方向）に僅かにスライドさせられ
る。そして、成形原理の部分で説明したように、シボ模
様Ｐ1 の成形中において、シボロールＲの押付圧力を大
きくすると、該シボロールＲが僅かに下方にスライドさ
れるために、シボ模様成形用の凹部１７に入り込む成形
原料の量が多くなって、シボ高さの高いシボ模様Ｐ2 が
成形される。よって、目地材Ｍ1 が連続成形されている
途中において、そのシボ模様成形面２に対するシボロー
ルＲの押付圧力を交互に変化させると、シボ模様Ｐ1 が
成形された第１成形部Ａ1 と、シボ模様Ｐ2 が成形され
た第２成形部Ａ2 とが段差部Ａ3 を介して交互に連続成
形される。なお、前記段差部Ａ3 は、シボ模様成形面２
に対するシボロールＲの押付圧力の変化時において成形
される。
から連続して成形原料が押し出されて、目地材Ｍ1 の押
出成形されている途中において、空気圧シンリダ１１に
作用する空気圧を変化させると、目地材Ｍ1 のシボ模様
成形面２に対するシボロールＲの押付圧力が変化させら
れて、シボロールＲがシボ模様成形面２に対して垂直な
方向（実施例では上下方向）に僅かにスライドさせられ
る。そして、成形原理の部分で説明したように、シボ模
様Ｐ1 の成形中において、シボロールＲの押付圧力を大
きくすると、該シボロールＲが僅かに下方にスライドさ
れるために、シボ模様成形用の凹部１７に入り込む成形
原料の量が多くなって、シボ高さの高いシボ模様Ｐ2 が
成形される。よって、目地材Ｍ1 が連続成形されている
途中において、そのシボ模様成形面２に対するシボロー
ルＲの押付圧力を交互に変化させると、シボ模様Ｐ1 が
成形された第１成形部Ａ1 と、シボ模様Ｐ2 が成形され
た第２成形部Ａ2 とが段差部Ａ3 を介して交互に連続成
形される。なお、前記段差部Ａ3 は、シボ模様成形面２
に対するシボロールＲの押付圧力の変化時において成形
される。
【００１７】次に、図１２ないし図１５に示される目地
材Ｍ2 の成形について説明する。この目地材Ｍ2 の高さ
は、長手方向に沿って変化しているが、その装飾リップ
１の表面のシボ模様成形面２には、同一高さのシボ模様
Ｐ1 が長手方向に連続して成形されて、高さ（Ｈ21) の
第１成形部Ｂ1 と、これよりも高い高さ（Ｈ22) の第２
成形部Ｂ2 とが徐変部Ｂ3 を介して交互に連続成形され
ている。また、徐変部Ｂ3 にもシボ模様Ｐ1 が成形され
ている。
材Ｍ2 の成形について説明する。この目地材Ｍ2 の高さ
は、長手方向に沿って変化しているが、その装飾リップ
１の表面のシボ模様成形面２には、同一高さのシボ模様
Ｐ1 が長手方向に連続して成形されて、高さ（Ｈ21) の
第１成形部Ｂ1 と、これよりも高い高さ（Ｈ22) の第２
成形部Ｂ2 とが徐変部Ｂ3 を介して交互に連続成形され
ている。また、徐変部Ｂ3 にもシボ模様Ｐ1 が成形され
ている。
【００１８】上記目地材Ｍ2 は、その高さが押出方向に
沿って変化しているために、可動ダイ２２は、成形中に
上下に移動して、成形ダイＦの前面の押出成形開口２１
の装飾リップ成形部２１ａ（図８参照）の形状が変化し
て、押出成形開口２１の全体形状が変化する。一方、目
地材Ｍ2 のシボ模様成形面２に成形されるシボ模様Ｐ1
の高さを押出方向に沿って一定にするために、空気圧シ
リンダ１１に作用する空気圧が一定となるように制御さ
れて、前記シボ模様成形面２に対するシボロールＲの押
付圧力は一定に保持されている。
沿って変化しているために、可動ダイ２２は、成形中に
上下に移動して、成形ダイＦの前面の押出成形開口２１
の装飾リップ成形部２１ａ（図８参照）の形状が変化し
て、押出成形開口２１の全体形状が変化する。一方、目
地材Ｍ2 のシボ模様成形面２に成形されるシボ模様Ｐ1
の高さを押出方向に沿って一定にするために、空気圧シ
リンダ１１に作用する空気圧が一定となるように制御さ
れて、前記シボ模様成形面２に対するシボロールＲの押
付圧力は一定に保持されている。
【００１９】このため、成形ダイＦの押出成形開口２１
から連続して成形原料が押し出されて、目地材Ｍ2 が押
出成形されている途中において、空気圧シリンダ１１に
作用する空気圧を一定に保持したままで、可動ダイ２２
を所定速度で上下動させると、押出成形される目地材Ｍ
2 の高さが変化してシボ模様成形面２の位置が変化する
と共に、このシボ模様成形面２の位置の変化に追従し
て、シボロールＲが上下方向にスライドする。これによ
り、そのシボ模様成形面２には、一定高さのシボ模様Ｐ
1 が連続成形されて、高さ（Ｈ21) の第１成形部Ｂ
1 と、これよりも高い高さ（Ｈ22) の第２成形部Ｂ2 と
が徐変部Ｂ3 を介して交互に連続成形されている。そし
て、可動成形ダイ２２の上下動の速度と目地材Ｍ2 の押
出速度との比を一定値以下にすると、シボ模様成形面２
が緩やかな傾斜面となった徐変部Ｂ3 が成形されると共
に、該徐変部Ｂ3 にもシボ模様Ｐ1 が成形される。
から連続して成形原料が押し出されて、目地材Ｍ2 が押
出成形されている途中において、空気圧シリンダ１１に
作用する空気圧を一定に保持したままで、可動ダイ２２
を所定速度で上下動させると、押出成形される目地材Ｍ
2 の高さが変化してシボ模様成形面２の位置が変化する
と共に、このシボ模様成形面２の位置の変化に追従し
て、シボロールＲが上下方向にスライドする。これによ
り、そのシボ模様成形面２には、一定高さのシボ模様Ｐ
1 が連続成形されて、高さ（Ｈ21) の第１成形部Ｂ
1 と、これよりも高い高さ（Ｈ22) の第２成形部Ｂ2 と
が徐変部Ｂ3 を介して交互に連続成形されている。そし
て、可動成形ダイ２２の上下動の速度と目地材Ｍ2 の押
出速度との比を一定値以下にすると、シボ模様成形面２
が緩やかな傾斜面となった徐変部Ｂ3 が成形されると共
に、該徐変部Ｂ3 にもシボ模様Ｐ1 が成形される。
【００２０】更に、図１６に示される目地材Ｍ3 は、そ
の高さと、そのシボ模様成形面２に成形されるシボ模様
の高さとの双方が変化しているものである。即ち、この
目地材Ｍ3 は、第１成形部Ｅ1 、第２成形部Ｅ2 、徐変
部Ｅ5 、第３成形部Ｅ3 及び第４成形部Ｅ4 が、この順
序で連続成形されたものであって、第１及び第２の各成
形部Ｅ1,Ｅ2 は、その高さは等しいが、シボ模様成形面
２に成形されるシボ模様の高さが異なっており、第３及
び第４の各成形部Ｅ3,Ｅ4 に関しても、全く同様な関係
になっている。また、第１及び第２の各成形部Ｅ1,Ｅ2
の接続部、及び第３及び第４の各成形部Ｅ3,Ｅ4 の接続
部には、それぞれ段差部Ｅ6,Ｅ7 が設けられている。ま
た、第１及び第２の各成形部Ｅ1,Ｅ2 及び第３及び第４
の各成形部Ｅ3,Ｅ4 の各高さは、それぞれ（Ｈ31),（Ｈ
32) である。
の高さと、そのシボ模様成形面２に成形されるシボ模様
の高さとの双方が変化しているものである。即ち、この
目地材Ｍ3 は、第１成形部Ｅ1 、第２成形部Ｅ2 、徐変
部Ｅ5 、第３成形部Ｅ3 及び第４成形部Ｅ4 が、この順
序で連続成形されたものであって、第１及び第２の各成
形部Ｅ1,Ｅ2 は、その高さは等しいが、シボ模様成形面
２に成形されるシボ模様の高さが異なっており、第３及
び第４の各成形部Ｅ3,Ｅ4 に関しても、全く同様な関係
になっている。また、第１及び第２の各成形部Ｅ1,Ｅ2
の接続部、及び第３及び第４の各成形部Ｅ3,Ｅ4 の接続
部には、それぞれ段差部Ｅ6,Ｅ7 が設けられている。ま
た、第１及び第２の各成形部Ｅ1,Ｅ2 及び第３及び第４
の各成形部Ｅ3,Ｅ4 の各高さは、それぞれ（Ｈ31),（Ｈ
32) である。
【００２１】そして、この目地材Ｍ3 は、前記各目地材
Ｍ1,Ｍ2 の各成形方法を組み合わせることにより成形さ
れる。簡単に説明すると、目地材Ｍ3 の押出成形中にお
いて、可動ダイ２２を上下動させて、押出成形開口２１
の装飾リップ成形部２１ａの大きさを変化させて、該押
出成形開口２１自体の全体形状を変化させる操作と、空
気圧シンリダ１１に作用する空気圧の制御によって、シ
ボ模様成形面２に対するシボロールＲの押付圧力の制御
操作とを組み合わせればよい。第１及び第２の各成形部
Ｅ1,Ｅ2 の成形中においては、可動ダイ２２は移動せず
に、シボロールＲの押付圧力が低下することにより、第
１成形部Ｅ1 から第２成形部Ｅ2 の成形に移行される。
また、第２成形部Ｅ2 の成形中において、シボロールＲ
の押付圧力を一定に保持したままで、可動ダイ２２を上
方に徐々に移動させて、押出成形開口２１の装飾リップ
成形部２１ａを徐々に大きくした後に、可動ダイ２２を
停止させると、前記可動ダイ２２の移動中において徐変
部Ｅ5 が成形され、可動ダイ２２の停止後においては、
第３及び第４の各成形部Ｅ3,Ｅ4 の成形に移行される。
そして、第３成形部Ｅ3 の成形中において、シボロール
Ｒの押付圧力を高めると、第４成形部Ｅ4 の成形に移行
される。なお、図９及び図１０で２点鎖線で示される可
動ダイ２２及びシボロールＲの各位置は、前記目地材Ｍ
3 の第３成形部Ｅ3 を成形している状態を示す。
Ｍ1,Ｍ2 の各成形方法を組み合わせることにより成形さ
れる。簡単に説明すると、目地材Ｍ3 の押出成形中にお
いて、可動ダイ２２を上下動させて、押出成形開口２１
の装飾リップ成形部２１ａの大きさを変化させて、該押
出成形開口２１自体の全体形状を変化させる操作と、空
気圧シンリダ１１に作用する空気圧の制御によって、シ
ボ模様成形面２に対するシボロールＲの押付圧力の制御
操作とを組み合わせればよい。第１及び第２の各成形部
Ｅ1,Ｅ2 の成形中においては、可動ダイ２２は移動せず
に、シボロールＲの押付圧力が低下することにより、第
１成形部Ｅ1 から第２成形部Ｅ2 の成形に移行される。
また、第２成形部Ｅ2 の成形中において、シボロールＲ
の押付圧力を一定に保持したままで、可動ダイ２２を上
方に徐々に移動させて、押出成形開口２１の装飾リップ
成形部２１ａを徐々に大きくした後に、可動ダイ２２を
停止させると、前記可動ダイ２２の移動中において徐変
部Ｅ5 が成形され、可動ダイ２２の停止後においては、
第３及び第４の各成形部Ｅ3,Ｅ4 の成形に移行される。
そして、第３成形部Ｅ3 の成形中において、シボロール
Ｒの押付圧力を高めると、第４成形部Ｅ4 の成形に移行
される。なお、図９及び図１０で２点鎖線で示される可
動ダイ２２及びシボロールＲの各位置は、前記目地材Ｍ
3 の第３成形部Ｅ3 を成形している状態を示す。
【００２２】このように、空気圧シリンダ１１に作用す
る空気圧の制御によって、目地材のシボ模様成形面２に
対するシボロールＲの押付圧力を変化させる操作と、可
動ダイ２２の移動とを組み合わせることにより、目地材
自体の高さと、シボ模様成形面２に成形されるシボ模様
の高さとの双方を自在に変化させられる。
る空気圧の制御によって、目地材のシボ模様成形面２に
対するシボロールＲの押付圧力を変化させる操作と、可
動ダイ２２の移動とを組み合わせることにより、目地材
自体の高さと、シボ模様成形面２に成形されるシボ模様
の高さとの双方を自在に変化させられる。
【００２３】
【発明の効果】本発明に係るシボ模様付押出成形品は、
そのシボ模様成形面に成形されたシボ模様の高さが長手
方向に異なっていたり、シボ模様が成形されるシボ模様
成形面の位置が異なって凹凸状になっていたり、更に
は、この両者が組み合わせられることにより、押出成形
品の表面に成形されるシボ模様に立体的な変化が付加さ
れて、その装飾性が著しく高められる。
そのシボ模様成形面に成形されたシボ模様の高さが長手
方向に異なっていたり、シボ模様が成形されるシボ模様
成形面の位置が異なって凹凸状になっていたり、更に
は、この両者が組み合わせられることにより、押出成形
品の表面に成形されるシボ模様に立体的な変化が付加さ
れて、その装飾性が著しく高められる。
【００２４】また、本発明に係るシボ模様付押出成形品
の成形方法によれば、同一のシボロールによって、高
さ、大きさ等が変化した異なるシボ模様を押出成形品に
付けることができると共に、シボ成形位置が変化する押
出成形品に対してもシボ模様を成形することができる。
従って、従来の成形方法のように、異なるシボ模様を付
けるための多種類のシボロールを製作して保有する必要
がなくなると共に、シボ模様が異なる毎に行われていた
シボロールの交換作業も不要となる。
の成形方法によれば、同一のシボロールによって、高
さ、大きさ等が変化した異なるシボ模様を押出成形品に
付けることができると共に、シボ成形位置が変化する押
出成形品に対してもシボ模様を成形することができる。
従って、従来の成形方法のように、異なるシボ模様を付
けるための多種類のシボロールを製作して保有する必要
がなくなると共に、シボ模様が異なる毎に行われていた
シボロールの交換作業も不要となる。
【００２５】更に、本発明に係るシボ模様付押出成形品
の成形装置は、押出成形品のシボ模様成形面にシボ模様
を成形するためのシボロールを前記シボ模様成形面に対
して垂直な方向にスライド可能に支持して、押出成形品
に対する前記シボロールの押付圧力を制御する圧力制御
装置を設ける構成であるので、空気圧シリンダが使用で
きて、このシリンダに作用する空気圧を制御することに
より、容易に実施できる。
の成形装置は、押出成形品のシボ模様成形面にシボ模様
を成形するためのシボロールを前記シボ模様成形面に対
して垂直な方向にスライド可能に支持して、押出成形品
に対する前記シボロールの押付圧力を制御する圧力制御
装置を設ける構成であるので、空気圧シリンダが使用で
きて、このシリンダに作用する空気圧を制御することに
より、容易に実施できる。
【図１】シボロールＲにより押出直後の成形品Ｍ0 の表
面に高さの異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が付けられる原理を
説明する側面図である。
面に高さの異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が付けられる原理を
説明する側面図である。
【図２】シボロールＲの斜視図である。
【図３】同じく半断面図である。
【図４】シボロールＲを押出成形品Ｍ0 のシボ模様成形
面１０に対して垂直な方向にスライドさせて、同一のシ
ボロールＲにより異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が成形される
ことを説明する断面図である。
面１０に対して垂直な方向にスライドさせて、同一のシ
ボロールＲにより異なるシボ模様Ｐ1,Ｐ2 が成形される
ことを説明する断面図である。
【図５】押出成形品Ｍ0 の表面に成形された異なるシボ
模様Ｐ1,Ｐ2 を示す平面図である。
模様Ｐ1,Ｐ2 を示す平面図である。
【図６】本発明に係るシボ模様付押出成形品の成形方法
によって目地材Ｍ1 を成形している状態を示す斜視図で
ある。
によって目地材Ｍ1 を成形している状態を示す斜視図で
ある。
【図７】同じく側面図である。
【図８】成形ダイＦの正面図である。
【図９】図７のＸ1 −Ｘ1 線断面図である。
【図１０】図７のＸ2 −Ｘ2 線断面図である。
【図１１】本発明に係る目地材Ｍ1 の部分斜視図であ
る。
る。
【図１２】本発明に係る目地材Ｍ2 の部分斜視図であ
る。
る。
【図１３】同じく部分側面図である。
【図１４】図１３のＹ1 −Ｙ1 線断面図である。
【図１５】図１３のＹ2 −Ｙ2 線断面図である。
【図１６】本発明に係る目地材Ｍ3 の部分斜視図であ
る。
る。
Ｆ：成形ダイ Ｍ1 〜Ｍ3 ：目地材（押出成形品） Ｐ1,Ｐ2 ：シボ模様 Ｒ：シボロール ２：目地材のシボ模様成形面 １１：空気圧シリンダ １１ａ：空気圧シリンダのロッド １６：圧力制御弁（圧力制御装置） １７：シボ模様成形用の凹部 ２１：成形ダイの押出成形開口 ２２：可動ダイ
Claims (8)
- 【請求項１】 シボ模様の表面までの成形品の寸法は一
定であって、シボ模様自体の高さは、長手方向に沿って
変化していることを特徴とするシボ模様付押出成形品。 - 【請求項２】 シボ模様の表面までの成形品の寸法は、
長手方向に沿って変化していて、シボ模様自体の高さ
は、全長に亘って一定していることを特徴とするシボ模
様付押出成形品。 - 【請求項３】 シボ模様の表面までの成形品の寸法、及
びシボ模様自体の高さは、いずれも長手方向に沿って変
化していることを特徴とするシボ模様付押出成形品。 - 【請求項４】 成形ダイから押出中の成形品にシボロー
ルを押し付けて、その表面にシボ模様を付けるシボ模様
付押出成形品の成形方法であって、 前記シボロールを押出成形品のシボ模様成形面に対して
垂直な方向に沿ってスライド可能に配置しておいて、 成形品の押出中において、前記シボ模様成形面に対する
前記シボロールの押付圧力の変化により、前記シボロー
ルを前記方向に僅かにスライドさせて、シボ模様自体の
高さを押出方向に沿って変化させることを特徴とするシ
ボ模様付押出成形品の成形方法。 - 【請求項５】 成形ダイから押出中の成形品にシボロー
ルを押し付けて、その表面にシボ模様を付けるシボ模様
付押出成形品の成形方法であって、 前記シボロールを押出成形品のシボ模様成形面に対して
垂直な方向に沿ってスライド可能に配置しておくと共
に、シボ模様成形面に対するシボロールの押付圧力を一
定に保持しておいて、 成形ダイの押出成形開口の形状を変化させて、押出成形
品のシボ模様成形面に対して垂直な方向の寸法が異なる
部分を連続して押し出している途中において、当該寸法
が変化する部分においては、その寸法の差と同一量だけ
前記シボロールを前記方向にスライドさせて、全長に亘
ってシボ模様自体の高さを一定にすることを特徴とする
シボ模様付押出成形品の成形方法。 - 【請求項６】 成形ダイから押出中の成形品にシボロー
ルを押し付けて、その表面にシボ模様を付けるシボ模様
付押出成形品の成形方法であって、 前記シボロールを押出成形品のシボ模様成形面に対して
垂直な方向に沿ってスライド可能に配置しておくと共
に、前記シボ模様成形面に対するシボロールの押付圧力
を調整可能にしておいて、 成形ダイの押出成形開口の形状を変化させて、押出成形
品のシボ模様成形面に対して垂直な方向の寸法の異なる
部分を連続して押し出している途中において、当該寸法
が変化する部分においては、前記シボロールを前記方向
にスライドさせる操作と、 シボ模様成形面に対する前記シボロールの押付圧力の変
化により、前記シボロールを前記方向に僅かにスライド
させる操作と、 の組み合わせによって、シボ模様の表面までの成形品の
寸法と、シボ模様自体の高さとの双方を押出方向に沿っ
て変化させることを特徴とするシボ模様付押出成形品の
成形方法。 - 【請求項７】 成形ダイから押出中の成形品にシボロー
ルを押し付けて、その表面にシボ模様を付けるシボ模様
付押出成形品の成形装置であって、 前記シボロールは、押出成形品のシボ模様成形面に対し
て垂直な方向にスライド可能に支持されて、押出成形品
に対する前記シボロールの押付圧力を制御するための圧
力制御装置を備えていることを特徴とするシボ模様付押
出成形品の成形装置。 - 【請求項８】 シボロールは、圧力制御可能なシリンダ
のロッドの先端に装着されていることを特徴とする請求
項７に記載のシボ模様付押出成形品の成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227179A JPH1158515A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | シボ模様付押出成形品、及びその成形方法、並びに装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227179A JPH1158515A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | シボ模様付押出成形品、及びその成形方法、並びに装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1158515A true JPH1158515A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16856735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9227179A Pending JPH1158515A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | シボ模様付押出成形品、及びその成形方法、並びに装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1158515A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104002485A (zh) * | 2014-05-04 | 2014-08-27 | 安徽森泰塑木新材料有限公司 | 塑木板材深压纹生产方法 |
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