JPH08207137A - エンボスシートの製造方法 - Google Patents
エンボスシートの製造方法Info
- Publication number
- JPH08207137A JPH08207137A JP7020256A JP2025695A JPH08207137A JP H08207137 A JPH08207137 A JP H08207137A JP 7020256 A JP7020256 A JP 7020256A JP 2025695 A JP2025695 A JP 2025695A JP H08207137 A JPH08207137 A JP H08207137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressing
- sheet
- belt
- pair
- embossed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/02—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
- B29C59/04—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンボスシートを真空成形などの熱成形する
際に、得られる成形品の表面のエンボス模様の深さが不
均一となるのを小さく抑えるために、エンボス深さが部
分的に異なるエンボスシートを製造する方法を提供す
る。 【構成】 熱可塑性樹脂シート、例えば押出金型１０か
ら押出され熱可塑性樹脂シート６０を、少なくとも一方
がエンボスベルトからなる一対の押圧ベルト、例えばエ
ンボスベルト２０と押圧ベルト３０とから構成された一
対の押圧ベルトの間に供給し、この一対の押圧ベルトに
より押圧することにより上記シートにエンボスを形成
し、このシートを上記一対の押圧ベルトで挟持した状態
でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部分押圧ロ
ール４２を押圧し、この押圧力を部分的に変化させるこ
とによりエンボス深さが部分的に異なるエンボスシート
６１を得る。
際に、得られる成形品の表面のエンボス模様の深さが不
均一となるのを小さく抑えるために、エンボス深さが部
分的に異なるエンボスシートを製造する方法を提供す
る。 【構成】 熱可塑性樹脂シート、例えば押出金型１０か
ら押出され熱可塑性樹脂シート６０を、少なくとも一方
がエンボスベルトからなる一対の押圧ベルト、例えばエ
ンボスベルト２０と押圧ベルト３０とから構成された一
対の押圧ベルトの間に供給し、この一対の押圧ベルトに
より押圧することにより上記シートにエンボスを形成
し、このシートを上記一対の押圧ベルトで挟持した状態
でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部分押圧ロ
ール４２を押圧し、この押圧力を部分的に変化させるこ
とによりエンボス深さが部分的に異なるエンボスシート
６１を得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エンボス深さが部分
的に異なるエンボスシートの製造方法に関する。
的に異なるエンボスシートの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性樹脂製のエンボスシートは、真
空成形やホットスタンピング成形などの熱成形法により
各種形状の成形品に二次加工されることが多い。
空成形やホットスタンピング成形などの熱成形法により
各種形状の成形品に二次加工されることが多い。
【０００３】この種のエンボスシートは、熱可塑性樹脂
シートをエンボスロール又はエンボスベルトに押圧する
ことにより製造される。このような製造方法は広く知ら
れている（例えば、特開昭５４−１２７４６０号公報、
特開昭５５−２５３９７号公報、特開昭６３−１０１０
４号公報、特開平４−１０７５０２号公報参照）。
シートをエンボスロール又はエンボスベルトに押圧する
ことにより製造される。このような製造方法は広く知ら
れている（例えば、特開昭５４−１２７４６０号公報、
特開昭５５−２５３９７号公報、特開昭６３−１０１０
４号公報、特開平４−１０７５０２号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来方法で
得られるエンボスシートは、通常、シート表面にエンボ
ス模様が均一な深さで形成されており、このようなエン
ボスシートを用いて、真空成形やホットスタンピング成
形などの熱成形法により各種形状の成形品に二次加工を
行うと、得られる成形品の表面のエンボス模様の深さが
不均一になるという問題がある。
得られるエンボスシートは、通常、シート表面にエンボ
ス模様が均一な深さで形成されており、このようなエン
ボスシートを用いて、真空成形やホットスタンピング成
形などの熱成形法により各種形状の成形品に二次加工を
行うと、得られる成形品の表面のエンボス模様の深さが
不均一になるという問題がある。
【０００５】すなわち、エンボスシートを熱成形する際
に、エンボスシートは圧延されたり引伸ばされたりして
各種形状に立体的に賦形されるが、エンボスシートが多
く伸ばされる部分のエンボス模様は、あまり伸ばされな
い部分のエンボス模様に比べて、その伸び率が大きくな
ってエンボス深さが浅くなり、得られる成形品の表面の
エンボス模様の深さが全体として不均一となる。
に、エンボスシートは圧延されたり引伸ばされたりして
各種形状に立体的に賦形されるが、エンボスシートが多
く伸ばされる部分のエンボス模様は、あまり伸ばされな
い部分のエンボス模様に比べて、その伸び率が大きくな
ってエンボス深さが浅くなり、得られる成形品の表面の
エンボス模様の深さが全体として不均一となる。
【０００６】この発明は、上記の問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、エンボスシート
を熱成形する際に、得られる成形品の表面のエンボス模
様の深さが不均一となるのを小さく抑えるために、エン
ボス深さが部分的に異なるエンボスシートを製造する方
法を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、エンボスシート
を熱成形する際に、得られる成形品の表面のエンボス模
様の深さが不均一となるのを小さく抑えるために、エン
ボス深さが部分的に異なるエンボスシートを製造する方
法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、熱可塑性樹
脂シートを、少なくとも一方がエンボスベルトからなる
一対の押圧ベルトの間に供給し、この一対の押圧ベルト
により押圧することにより上記シートにエンボスを形成
し、このシートを上記一対の押圧ベルトで挟持した状態
でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部分押圧ロ
ールを押圧し、その押圧力を部分的に変化させることに
よりシートのエンボス深さを部分的に変えることを特徴
とし、それにより上記の目的を達成することができる。
脂シートを、少なくとも一方がエンボスベルトからなる
一対の押圧ベルトの間に供給し、この一対の押圧ベルト
により押圧することにより上記シートにエンボスを形成
し、このシートを上記一対の押圧ベルトで挟持した状態
でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部分押圧ロ
ールを押圧し、その押圧力を部分的に変化させることに
よりシートのエンボス深さを部分的に変えることを特徴
とし、それにより上記の目的を達成することができる。
【０００８】以下、図面を参照しながら、この発明を説
明する。図１はこの発明方法の一例を示す側面図であ
る。図１において、１０は押出金型、２０はエンボスベ
ルト、３０は押圧ベルト、４０は部分押圧ロール、５０
は冷却ロールである。
明する。図１はこの発明方法の一例を示す側面図であ
る。図１において、１０は押出金型、２０はエンボスベ
ルト、３０は押圧ベルト、４０は部分押圧ロール、５０
は冷却ロールである。
【０００９】上記エンボスベルト２０の表面（熱可塑性
樹脂シートと接する面）には、同じ深さのエンボス模様
が全面に均一に形成されている。そして、このエンボス
ベルト２０は駆動ロール２１、２２、２３に架け渡さ
れ、また押圧ベルト３０は駆動ロール３１、３２、３３
に架け渡され、このエンボスベルト２０と押圧ベルト３
０とからなる一対の押圧ベルトは、上記駆動ロールによ
り同じ方向（矢印方向）に移動できるように構成されて
いる。
樹脂シートと接する面）には、同じ深さのエンボス模様
が全面に均一に形成されている。そして、このエンボス
ベルト２０は駆動ロール２１、２２、２３に架け渡さ
れ、また押圧ベルト３０は駆動ロール３１、３２、３３
に架け渡され、このエンボスベルト２０と押圧ベルト３
０とからなる一対の押圧ベルトは、上記駆動ロールによ
り同じ方向（矢印方向）に移動できるように構成されて
いる。
【００１０】なお、上記エンボスベルト２０を押圧ベル
トに替え、押圧ベルト３０をエンボスベルトに替えても
よい。また、押圧ベルト３０をエンボスベルトに替え、
両方がエンボスベルトからなる一対の押圧ベルトを用い
てもよい。
トに替え、押圧ベルト３０をエンボスベルトに替えても
よい。また、押圧ベルト３０をエンボスベルトに替え、
両方がエンボスベルトからなる一対の押圧ベルトを用い
てもよい。
【００１１】上記部分押圧ロール４０は、図１において
は、２本の部分押圧ロール４１及び４２が示されている
が、実際には図２に図１のII−II断面で示すように、４
本の部分押圧ロール４１、４２、４３、４４からなる。
これ等の４本の部分押圧ロール４１、４２、４３、４４
は、軸受け４１ａ、４２ａ、４３ａ、４４ａにより、押
圧ベルト３０のすぐ下に押圧ベルト３０の幅方向と並行
して前後に交互に配設されている。
は、２本の部分押圧ロール４１及び４２が示されている
が、実際には図２に図１のII−II断面で示すように、４
本の部分押圧ロール４１、４２、４３、４４からなる。
これ等の４本の部分押圧ロール４１、４２、４３、４４
は、軸受け４１ａ、４２ａ、４３ａ、４４ａにより、押
圧ベルト３０のすぐ下に押圧ベルト３０の幅方向と並行
して前後に交互に配設されている。
【００１２】そして、部分押圧ロール４１、４２、４
３、４４は、それぞれ高さ調整ネジ４１ｂ、４２ｂ、４
３ｂ、４４ｂにより高さを調整でき、上方に移動して押
圧ベルト３０を下方から上方へ押圧できるように構成さ
れている。図１及び図２においては、部分押圧ロール４
２のみが上方に移動して、この部分の押圧ベルト３０を
下方から上方へ強く押圧しており、他の部分押圧ロール
４１、４３、４４は下方へ移動して押圧ベルト３０を押
圧していない。
３、４４は、それぞれ高さ調整ネジ４１ｂ、４２ｂ、４
３ｂ、４４ｂにより高さを調整でき、上方に移動して押
圧ベルト３０を下方から上方へ押圧できるように構成さ
れている。図１及び図２においては、部分押圧ロール４
２のみが上方に移動して、この部分の押圧ベルト３０を
下方から上方へ強く押圧しており、他の部分押圧ロール
４１、４３、４４は下方へ移動して押圧ベルト３０を押
圧していない。
【００１３】部分押圧ロール４０は、複数個の部分押圧
ロール４１、４２、４３、４４からなるものに限らず、
図３に示すように、中膨れ又は同径の平行な一個の短い
部分押圧ロール４５を、軸受け４５ａと高さ調整ネジ４
５ｂにより高さを調整でき、上方に移動し且つ押圧ベル
ト３０の幅方向に移動可能に設け、これを幅方向に移動
させるとともに下方から上方へ移動させて、その部分の
押圧ベルト３０を強く押圧できるように構成してもよ
い。
ロール４１、４２、４３、４４からなるものに限らず、
図３に示すように、中膨れ又は同径の平行な一個の短い
部分押圧ロール４５を、軸受け４５ａと高さ調整ネジ４
５ｂにより高さを調整でき、上方に移動し且つ押圧ベル
ト３０の幅方向に移動可能に設け、これを幅方向に移動
させるとともに下方から上方へ移動させて、その部分の
押圧ベルト３０を強く押圧できるように構成してもよ
い。
【００１４】或いは、図４に示すように、中膨れの一個
の長い部分押圧ロール４６を、軸受け４６ａと高さ調整
ネジ４６ｂにより高さを調整でき、上方に移動可能に設
け、これを下方から上方へ移動させて、押圧ベルト３０
の中央部分を特に強く押圧できるように構成してもよ
い。
の長い部分押圧ロール４６を、軸受け４６ａと高さ調整
ネジ４６ｂにより高さを調整でき、上方に移動可能に設
け、これを下方から上方へ移動させて、押圧ベルト３０
の中央部分を特に強く押圧できるように構成してもよ
い。
【００１５】また、これ等の部分押圧ロール４０は、一
対の押圧ベルトの片側のみならず両側から押圧するよう
にしてもよい。また、これ等の部分押圧ロール４０は、
図１に示すような駆動ロール２１と２２との間ではな
く、駆動ロール２１の下面で押圧するように配設しても
よい。
対の押圧ベルトの片側のみならず両側から押圧するよう
にしてもよい。また、これ等の部分押圧ロール４０は、
図１に示すような駆動ロール２１と２２との間ではな
く、駆動ロール２１の下面で押圧するように配設しても
よい。
【００１６】図１において、先ず、押出金型１０から押
出された熱可塑性樹脂シート６０は、駆動ロール２１の
位置で矢印方向に移動するエンボスベルト２０に接して
適温に冷却され、このエンボスベルト２０と矢印方向に
移動する押圧ベルト３０とで構成された一対の押圧ベル
トの間に供給され、これ等のベルトで挟まれ全体として
均一で比較的軽い押圧力を受けながら移送される。この
時、シート６０の表面には、エンボスベルト２０のエン
ボス模様に対応する同じ深さのエンボス模様が全面に形
成される。
出された熱可塑性樹脂シート６０は、駆動ロール２１の
位置で矢印方向に移動するエンボスベルト２０に接して
適温に冷却され、このエンボスベルト２０と矢印方向に
移動する押圧ベルト３０とで構成された一対の押圧ベル
トの間に供給され、これ等のベルトで挟まれ全体として
均一で比較的軽い押圧力を受けながら移送される。この
時、シート６０の表面には、エンボスベルト２０のエン
ボス模様に対応する同じ深さのエンボス模様が全面に形
成される。
【００１７】次いで、上記シート６０は、駆動ロール２
１と２２との間において、上記一対の押圧ベルトで挟持
された状態で、４本の部分押圧ロール４０のうち部分押
圧ロール４２により、この部分の押圧ベルト３０が強く
押圧される。部分押圧ロール４２の押圧力は、高さ調整
ネジ４２により上方への移動を調整することにより行わ
れる。この時、上記シート６０のエンボス深さは、部分
押圧ロール４２で強く押圧された部分が他の部分よりも
深くなる。
１と２２との間において、上記一対の押圧ベルトで挟持
された状態で、４本の部分押圧ロール４０のうち部分押
圧ロール４２により、この部分の押圧ベルト３０が強く
押圧される。部分押圧ロール４２の押圧力は、高さ調整
ネジ４２により上方への移動を調整することにより行わ
れる。この時、上記シート６０のエンボス深さは、部分
押圧ロール４２で強く押圧された部分が他の部分よりも
深くなる。
【００１８】その後、エンボス模様が形成されたシート
６０は、駆動ロール２２の位置でエンボスベルト２０と
押圧ベルト３０とから剥離されて移送され、冷却ロール
５０により冷却された後、引き取られる。こうして、エ
ンボス深さが部分的に異なるエンボスシート６１が製造
される。
６０は、駆動ロール２２の位置でエンボスベルト２０と
押圧ベルト３０とから剥離されて移送され、冷却ロール
５０により冷却された後、引き取られる。こうして、エ
ンボス深さが部分的に異なるエンボスシート６１が製造
される。
【００１９】
【作用】熱可塑性樹脂シートを、少なくとも一方がエン
ボスベルトからなる一対の押圧ベルトの間に供給し、こ
の一対の押圧ベルトにより押圧することにより上記シー
トにエンボスを形成すると、シートの表面には、従来方
法と同様にエンボスベルトのエンボス模様に対応する同
じ深さのエンボス模様が形成される。
ボスベルトからなる一対の押圧ベルトの間に供給し、こ
の一対の押圧ベルトにより押圧することにより上記シー
トにエンボスを形成すると、シートの表面には、従来方
法と同様にエンボスベルトのエンボス模様に対応する同
じ深さのエンボス模様が形成される。
【００２０】そして、このような同じ深さのエンボス模
様が形成されたシートを、上記一対の押圧ベルトで挟持
した状態でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部
分押圧ロールを押圧し、その押圧力を部分的に変化させ
ると、初めに形成されたエンボスの模様を崩すことな
く、部分押圧ロールの位置及び押圧力に応じて、シート
のエンボス深さを部分的に容易に且つ自由に変えること
ができる。
様が形成されたシートを、上記一対の押圧ベルトで挟持
した状態でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部
分押圧ロールを押圧し、その押圧力を部分的に変化させ
ると、初めに形成されたエンボスの模様を崩すことな
く、部分押圧ロールの位置及び押圧力に応じて、シート
のエンボス深さを部分的に容易に且つ自由に変えること
ができる。
【００２１】
【実施例】以下、この発明の実施例及び比較例を示す。実施例１ 図１に示すように、押出金型１０からポリプロピレンを
２１５℃でシート状に溶融押出し、このシート６０を深
さ３００μm の革しぼ模様を有するエンボスベルト２０
と押圧ベルト３０とからなる一対の押圧ベルトの間に供
給し、この一対の押圧ベルトに挟み押圧しながら移送
し、次いでこのシートを上記一対の押圧ベルトで挟持し
た状態で部分押圧ロール４２により部分押圧し、その後
エンボスベルト２０と押圧ベルト３０とから剥離し冷却
してエンボスシート６１を得た。
２１５℃でシート状に溶融押出し、このシート６０を深
さ３００μm の革しぼ模様を有するエンボスベルト２０
と押圧ベルト３０とからなる一対の押圧ベルトの間に供
給し、この一対の押圧ベルトに挟み押圧しながら移送
し、次いでこのシートを上記一対の押圧ベルトで挟持し
た状態で部分押圧ロール４２により部分押圧し、その後
エンボスベルト２０と押圧ベルト３０とから剥離し冷却
してエンボスシート６１を得た。
【００２２】なお、上記シート６０の幅は７００mm、厚
みは３００μm 、上記エンボスベルト２０と押圧ベルト
３０との幅は８００mm、駆動ロール２１と３１との外径
はいずれも１００mmで、その内部に２０℃の水を流して
冷却した。また、部分押圧ロール４２の外径は８０mm
で、高さ調整ネジ４２ｂにより、下方から上方へ１mm移
動させて押圧ベルト３０を押圧した。また、一対の押圧
ベルトの移送速度は１ｍ／分であった。
みは３００μm 、上記エンボスベルト２０と押圧ベルト
３０との幅は８００mm、駆動ロール２１と３１との外径
はいずれも１００mmで、その内部に２０℃の水を流して
冷却した。また、部分押圧ロール４２の外径は８０mm
で、高さ調整ネジ４２ｂにより、下方から上方へ１mm移
動させて押圧ベルト３０を押圧した。また、一対の押圧
ベルトの移送速度は１ｍ／分であった。
【００２３】得られたエンボスシート６１において、エ
ンボスベルト２０で押圧されたシート（浅いエンボス部
分）のエンボス深さは２３５μm で、部分押圧ロール４
２で押圧された部分（深いエンボス部分）のエンボス深
さは２９２μm であった。
ンボスベルト２０で押圧されたシート（浅いエンボス部
分）のエンボス深さは２３５μm で、部分押圧ロール４
２で押圧された部分（深いエンボス部分）のエンボス深
さは２９２μm であった。
【００２４】このエンボスシートを用い、浅いエンボス
部分が低伸長部分となり、深いエンボス部分が高伸長部
分となるように設計された真空金型を用いて真空成形を
行った。得られた真空成形品のエンボス深さは、低伸長
部分が１４５μm 、高伸長部分が１５６μm で、その差
は１１μm であり、成形品の表面のエンボス模様の深さ
は比較的均一であった。
部分が低伸長部分となり、深いエンボス部分が高伸長部
分となるように設計された真空金型を用いて真空成形を
行った。得られた真空成形品のエンボス深さは、低伸長
部分が１４５μm 、高伸長部分が１５６μm で、その差
は１１μm であり、成形品の表面のエンボス模様の深さ
は比較的均一であった。
【００２５】比較例１ 部分押圧ロール４２を下方へ移動させて押圧ベルト３０
を押圧しなかった。それ以外は、実施例１と同様に行っ
た。
を押圧しなかった。それ以外は、実施例１と同様に行っ
た。
【００２６】得られたエンボスシートのエンボス模様は
全体として均一な深さで形成されており、そのエンボス
深さは２３３μm であった。また、得られた真空成形品
のエンボス深さは、低伸長部分が１０８μm 、高伸長部
分が１４５μm で、その差は３７μm であり、成形品の
表面のエンボス模様の深さは、実施例１に比べて不均一
であった。
全体として均一な深さで形成されており、そのエンボス
深さは２３３μm であった。また、得られた真空成形品
のエンボス深さは、低伸長部分が１０８μm 、高伸長部
分が１４５μm で、その差は３７μm であり、成形品の
表面のエンボス模様の深さは、実施例１に比べて不均一
であった。
【００２７】
【発明の効果】上述の通り、この発明は、熱可塑性樹脂
シートを、少なくとも一方がエンボスベルトからなる一
対の押圧ベルトの間に供給し、この一対の押圧ベルトに
より押圧することにより上記シートにエンボスを形成
し、このシートを上記一対の押圧ベルトで挟持した状態
でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部分押圧ロ
ールを押圧し、その押圧力を部分的に変化させることに
よりシートのエンボス深さを部分的に変えるもので、そ
れによりエンボス深さが部分的に異なるエンボスシート
を製造することができる。
シートを、少なくとも一方がエンボスベルトからなる一
対の押圧ベルトの間に供給し、この一対の押圧ベルトに
より押圧することにより上記シートにエンボスを形成
し、このシートを上記一対の押圧ベルトで挟持した状態
でこの一対の押圧ベルトの少なくとも片側に部分押圧ロ
ールを押圧し、その押圧力を部分的に変化させることに
よりシートのエンボス深さを部分的に変えるもので、そ
れによりエンボス深さが部分的に異なるエンボスシート
を製造することができる。
【００２８】そして、この発明で得られる上記エンボス
シートを用いて熱成形する際に、このエンボスシートが
多く伸ばされる部分のエンボス模様のエンボス深さを深
く形成し、あまり伸ばされない部分のエンボス模様のエ
ンボス深さを浅く形成しておけば、得られる成形品の表
面のエンボス模様の深さが全体として不均一となるのを
小さく抑えるができる。
シートを用いて熱成形する際に、このエンボスシートが
多く伸ばされる部分のエンボス模様のエンボス深さを深
く形成し、あまり伸ばされない部分のエンボス模様のエ
ンボス深さを浅く形成しておけば、得られる成形品の表
面のエンボス模様の深さが全体として不均一となるのを
小さく抑えるができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明方法の一例を示す側面図である。
【図２】図１における部分押圧ロール近辺のII−II断面
図である。
図である。
【図３】部分押圧ロールの他の例を示すII−II断面図で
ある。
ある。
【図４】部分押圧ロールの更に他の例を示すII−II断面
図である。
図である。
２０ エンボスベルト ３０ 押圧ベルト ４０ 部分押圧ロール ６０ 熱可塑性樹脂シート ６１ エンボスシート
Claims (1)
- 【請求項１】 熱可塑性樹脂シートを、少なくとも一方
がエンボスベルトからなる一対の押圧ベルトの間に供給
し、この一対の押圧ベルトにより押圧することにより上
記シートにエンボスを形成し、このシートを上記一対の
押圧ベルトで挟持した状態でこの一対の押圧ベルトの少
なくとも片側に部分押圧ロールを押圧し、その押圧力を
部分的に変化させることによりシートのエンボス深さを
部分的に変えることを特徴とするエンボスシートの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7020256A JPH08207137A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | エンボスシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7020256A JPH08207137A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | エンボスシートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08207137A true JPH08207137A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12022122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7020256A Pending JPH08207137A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | エンボスシートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08207137A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100783859B1 (ko) * | 2006-07-28 | 2007-12-10 | 정동희 | 패드의 무늬성형장치 |
| JP2008068285A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Nissan Motor Co Ltd | 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法 |
| KR101141968B1 (ko) * | 2010-02-08 | 2012-05-04 | 주식회사 세코닉스 | 양면 미세 패턴 필름 제조 장치 및 그 제조 방법 |
| JP2013220623A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Dymco:Kk | フィルム等の成形装置 |
| US20220009144A1 (en) * | 2018-10-29 | 2022-01-13 | Zuiko Corporation | Production method and production apparatus for thermoplastic film |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP7020256A patent/JPH08207137A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100783859B1 (ko) * | 2006-07-28 | 2007-12-10 | 정동희 | 패드의 무늬성형장치 |
| JP2008068285A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Nissan Motor Co Ltd | 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法 |
| KR101141968B1 (ko) * | 2010-02-08 | 2012-05-04 | 주식회사 세코닉스 | 양면 미세 패턴 필름 제조 장치 및 그 제조 방법 |
| JP2013220623A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Dymco:Kk | フィルム等の成形装置 |
| US20220009144A1 (en) * | 2018-10-29 | 2022-01-13 | Zuiko Corporation | Production method and production apparatus for thermoplastic film |
| US11759991B2 (en) * | 2018-10-29 | 2023-09-19 | Zuiko Corporation | Production method and production apparatus for thermoplastic film |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4323533A (en) | Rotary forming of articles | |
| EP0687545A4 (en) | METHOD AND DEVICE FOR PRODUCING PLASTIC FILM | |
| CN100589956C (zh) | 制备树脂板的方法 | |
| US4226828A (en) | Process for producing a reticulated web net | |
| KR960021488A (ko) | 배향된 플라스틱 스트랩 제조 방법 및 장치와, 이에 의해 제조되는 스트랩 | |
| CA2402785C (en) | Continuous rotary thermoformer | |
| ES2152542T3 (es) | Procedimiento y dispositivo para la fabricacion de un producto semiacabado de superficie estructurada y forma de lamina hecho de un termoplastico. | |
| US3635614A (en) | Apparatus for producing embossed plastic articles | |
| JPH08207137A (ja) | エンボスシートの製造方法 | |
| CN1604745A (zh) | 用于加工粘连件的方法 | |
| CN1200800C (zh) | 无光泽热成型薄片或薄膜的压轧方法 | |
| KR100361436B1 (ko) | 기계적 문양이 가공된 박층 필름의 제조 방법 및 그 장치 | |
| US6468454B1 (en) | Method and device for shaping the surface of extruded profiles | |
| JPH1158515A (ja) | シボ模様付押出成形品、及びその成形方法、並びに装置 | |
| KR102109282B1 (ko) | 소재 성형 장치와 방법 | |
| JPH09131790A (ja) | シート表面処理方法 | |
| CA1162015A (en) | Thermoforming machine | |
| JP2622874B2 (ja) | 長尺歯付ベルトの製造法 | |
| CA1159211A (en) | Rotary forming of articles - b | |
| JP2542007B2 (ja) | 樹脂シ―トの連続樹脂プレス成形法 | |
| JPH0679388A (ja) | 異形断面条用圧延ロール及び異形断面条の製造方法 | |
| JPH0999484A (ja) | スチレン系樹脂発泡容器の成形用金型 | |
| JP3177594B2 (ja) | クロスローリング用型 | |
| JPS5847975B2 (ja) | 凹凸模様付き成形品の製造方法 | |
| JPH10235734A (ja) | エンボスシートの製造方法 |