JP2519290B2 - ダイアフラムの製造方法 - Google Patents

ダイアフラムの製造方法

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JP2519290B2 JP4344188A JP4344188A JP2519290B2 JP 2519290 B2 JP2519290 B2 JP 2519290B2 JP 4344188 A JP4344188 A JP 4344188A JP 4344188 A JP4344188 A JP 4344188A JP 2519290 B2 JP2519290 B2 JP 2519290B2
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博之 西川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はダイアフラムの製造方法に関し、特に基布
入りダイアフラムの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、ダイアフラム、特に基布入りダイアフラムに
は、基布が片側に設けられた基布片側ダイアフラムと、
基布を中央に挟んだ基布中央ダイアフラムとがある。
従来、基布片側ダイアフラムを製造するには、まず第
5図(a)に示すように、成形型下型59に形成されたキ
ャビティ53に分出し生地58を入れ、つぎに第5図(b)
に示すように、成形型上型56を一旦閉じて分出し生地58
をキャビティ53に対応した形状の未加硫ゴム54とし、つ
ぎに第5図(c)に示すように、成形型上型56を開いて
未加硫ゴム54の表面に基布55を載せ、その後第5図
(d)に示すように、成形型上型56を再び閉じて圧縮成
形を行い、それによって基布片側ダイアフラム57を得て
いる。
また、基布中央ダイアフラムを製造するには、従来、
まず第6図(a)に示すように、2枚のカレンダーシー
ト68、68間に基布65を挟んで重ね合わせ、つぎに第6図
(b)に示すように、重ね合わされたカレンダーシート
68、68および基布65を成形型下型69に形成されたキャビ
ティ63に入れ、その後第6図(c)に示すように、成形
型上型66を閉じて圧縮成形を行い、それによって基布中
央ダイアフラム67を得ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の方法にあっては、基
布片側ダイアフラム57を製造する場合、分出し生地58を
あらかじめ準備しなければならないうえ、準備された分
出し生地58の重量にばらつきがあると、できあがった基
布片側ダイアフラム57の厚みが一定にならない。
また、基布中央ダイアフラム67を製造する場合、カレ
ンダーシート68、68をあらかじめ準備しなければならな
いし、カレンダーシート68、68間に基布65を挟んでトッ
ピングしなければならない。
したがって、基布片側ダイアフラム57を製造する場合
も、基布中央ダイアフラム67を製造する場合も、いずれ
も連続した製造工程を実現することができず、そのため
生産性を向上させることができないという問題点を有し
ていた。
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解
決して、生産性が高く、しかも品質の優れたダイアフラ
ムを製造することのできるダイアフラムの製造方法を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は前記のような目的を達成するため、キャビ
ティを有する移動型の前記キャビティに、注入型から未
加硫ゴムを注入し、前記キャビティに、注入された未加
硫ゴムの表面に基布を添着して一体とし、前記未加硫ゴ
ムおよび基布を成形型により圧縮成形するものである。
〔作用〕
この発明は前記のような手段を採用したとこにより、
連続した製造工程を実現することが可能となる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明す
る。
第1図にはこの発明によるダイアフラムの製造方法の
一実施例が示されており、この製造方法は基布片側ダイ
アフラムを製造する方法である。
すなわち、まず第1図(a)に示すように、注入型1
から移動型2のキャビティ3に未加硫ゴム4を連続注入
方式によって注入する。
つぎに第1図(b)に示すように、キャビティ3に注
入された未加硫ゴム4の表面に基布5を載せて一体とす
る。
その後第1図(c)に示すように、成形型上型6を移
動型2の上方から閉じて圧縮成形を行い、それによって
基布片側ダイアフラム7を得るようになっている。
この製造工程のおいて、基布5の厚みtと、キャビテ
ィ3の寸法T1、T2とが、次式 t>T1>T2 の関係を満足するように設定することによって、できあ
がった基布片側ダイアフラム7の厚みはつねに一定に保
たれることになる。
第2図はこの発明によるダイアフラムの製造方法の他
の実施例が示されており、この製造方法は基布中央ダイ
アフラムを製造する方法である。
すなわち、まず第2図(a)に示すように、注入型11
aから移動型12aのキャビティ13aに未加硫ゴム14aを連続
注入方式によって注入する一方、第2図(b)に示すよ
うに、注入型11bから移動型12bのキャビティ13bに未加
硫ゴム14bを連続注入方式によって注入する。
つぎに第2図(c)に示すように、キャビティ13bに
注入された未加硫ゴム14bの表面に基布15を載せて一体
とするとともに、移動型12aを、キャビティ13aに注入さ
れた未加硫ゴム14aが基布15の上面に対向するように配
置する。
その後第2図(d)に示すように、移動型12aと移動
型12bとを閉じて両移動型12a、12bを成形型として圧縮
成形を行い、それによって基布中央ダイアフラム17を得
るようになっている。
この製造工程において、基布15の厚みtと、キャビテ
ィ13a、13bの寸法T1、T2、T3とが、次式 t>T1>T2+T3 の関係を満足するように設定することによって、できあ
がった基布中央ダイアフラム17の厚みはつねに一定に保
たれることとなる。
第3図にはこの発明によるダイアフラムの製造方法の
さらに他の実施例が示されており、この製造方法は、第
1図に示す方法が平坦なフラットタイプの基布片側ダイ
アフラムを製造するものであるのに対して、皿形の基布
片側ダイアフラムを製造する方法である。
すなわち、まず第3図(a)に示すように、注入型21
から移動型22のキャビティ23に未加硫ゴム24を連続注入
方式によって注入する。
つぎに第3図(b)に示すように、キャビティ23に注
入された未加硫ゴム24の表面に基布25を載せる。
つぎに第3図(c)に示すように、スペーサ28と移動
型22とで基布25を挟んで基布25と未加硫ゴム24とを圧着
させる。
その後第3図(d)に示すように、未加硫ゴム24を圧
着した基布25を、所定の皿形の形状を有する成形型上型
26と成形型下型29とで圧縮成形を行い、それによって成
形型上型26および成形型下型29の形状に対応した皿形の
基布片側ダイアフラム(図示省略)を得るようになって
いる。
なお、第3図に示す実施例においては皿形の基布片側
ダイアフラムの製造方法について説明したが、これに限
定することなく、第2図に示す平坦なフラットタイプの
基布中央ダイアフラムに代えて、皿形の基布中央ダイア
フラムの製造方法にも適用することができる。
また、フラットダイアフラム、皿形ダイアフラムだけ
でなく、波形ダイアフラムの製造方法にも、前記実施例
を適用することができる。
さらに、第4図(a)に示すように、長手方向に沿っ
て特定される帯状の基布35に、連続注入方式によって未
加硫ゴム34、34、…を所定の間隔で一体に添着すれば、
第4図(b)に示すように、未加硫ゴム34を添着した基
布35を成形型上型36と成形型下型39とで圧縮成形する加
硫工程と、第4図(c)に示すように、加硫工程で圧縮
成形された基布入りダイアフラム37を打抜型上型40と打
抜型下型41とで単品に打ち抜く仕上工程とを、連続した
ダイアフラム製造工程中に組み込むことが可能となる。
〔発明の効果〕
この発明は前記のように構成したことにより、従来の
場合のように、分出し生地を準備したりカレンダーシー
トを準備したりする必要がなく、連続した製造工程を実
現することができ、そのため生産性を向上させることが
できるとともに、品質を安定させて高品質のダイアフラ
ムを製造することができるなどの優れた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)はこの発明によるダイアフラムの
製造方法の一実施例を示す説明図、第2図(a)〜
(d)はこの発明によるダイアフラムの製造方法の他の
実施例を示す説明図、第3図(a)〜(d)はこの発明
によるダイアフラムの製造方法のさらに他の実施例を示
す説明図、第4図(a)〜(c)はこの発明によるダイ
アフラムの製造方法の後工程の一例を示す説明図、第5
図(a)〜(d)は従来の製造方法の一例を示す説明
図、第6図(a)〜(c)は従来の製造方法の他の例を
示す説明図である。 1、11a、11b、21……注入型 2、12a、12b、22……移動型 3、13a、13b、23、53、63……キャビティ 4、14a、14b、24、34、54……未加硫ゴム 5、15、25、35、55、65……基布 6、26、36、56、66……成形型上型 7、57……基布片側ダイアフラム 17、67……基布中央ダイアフラム 28……スペーサ 29、39、59、69……成形型下型 37……基布入りダイアフラム 40……打抜型上型 41……打抜型下型 58……分出し生地 68……カレンダーシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 B29L 9:00 31:26 31:26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティを有する移動型の前記キャビテ
    ィに、注入型から未加硫ゴムを注入し、前記キャビティ
    に、注入された未加硫ゴムの表面に基布を添着して一体
    とし、前記未加硫ゴムおよび基布を成形型により圧縮成
    形することを特徴とするダイアフラムの製造方法。
JP4344188A 1988-02-26 1988-02-26 ダイアフラムの製造方法 Expired - Lifetime JP2519290B2 (ja)

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