JPH079589U - 圧粉成形金型 - Google Patents

圧粉成形金型

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Publication number
JPH079589U
JPH079589U JP4200693U JP4200693U JPH079589U JP H079589 U JPH079589 U JP H079589U JP 4200693 U JP4200693 U JP 4200693U JP 4200693 U JP4200693 U JP 4200693U JP H079589 U JPH079589 U JP H079589U
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JP
Japan
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powder
punch
die
mold
upper punch
Prior art date
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Pending
Application number
JP4200693U
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English (en)
Inventor
清徳 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上パンチの駆動機構を有するプレス機を使用
することなく、密度の差のない均一な圧粉成形体が得ら
れる圧粉成形金型を提供すること。 【構成】 金型ダイ1、上パンチ6、下パンチ2で構成
され、圧粉成形装置に装着して、粉末8を成形する圧粉
成形金型であって、上パンチ6の周辺部の相対する位置
にスプリング4を介し、段付成形用の別の補助パンチ5
を設けた圧粉成形金型。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、セラミックス等の粉末の圧粉体の成形に用いられる圧粉成形金型に 係わり、特にその上パンチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
フェライトや誘電体のセラミックス等は、粉末を圧粉成形し、焼結、機械加工 等を行い製品としていた。この製造過程において、圧粉成形体を均一な密度の成 形体にすることが後の焼結体の特性、形状、寸法精度の品質を左右し、重要であ る。
【0003】 従来、圧粉成形体の段付成形は、パンチ駆動機構を上下に有するプレス機を用 いて、または、これらと同様の機構を内蔵するダイセットを用いて、上下パンチ により圧縮成形していた。また、図4に示すように、これらの機構がない場合に は、金型ダイ1、上パンチ61、下パンチ2及びフィーダー3より構成される粉 末成形装置において、上パンチ61のように直接パンチに段部10を設け、圧縮 成形していた。
【0004】 しかし、パンチ駆動機構を上下に有するプレス機の場合、これらの機構は、複 雑でかつプレス機自体が高価であるという問題があった。また、これらの機構が なく、直接パンチに段部を設けた場合、圧粉密度が不均一になり焼結での変形に より高い寸法精度の製品が得られないという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、これらの問題を解決するため、プレス時の機構が単純で、か つ、安価なプレス機で圧粉密度が均一な段付成形を行うことができて、焼結時の 変形のない高い寸法精度の製品が得られる圧粉成形金型を供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、セラミック等の粉末を圧縮成形し段付圧粉成形体を製造する上パン チにスプリングを介して、段付成形用の補助パンチを設けた圧粉成形金型の使用 により、均一な密度の段付圧粉成形体が得られ、焼結後の製品は、寸法や形状が 安定したものが得られる。
【0007】 即ち、本考案は、金型ダイ、上パンチ及び下パンチで構成される圧粉成形金型 において、前記上パンチと接続された補助パンチが設けられている圧粉成形金型 である。
【0008】
【作用】
本考案は、セラミック等の粉末を圧縮成形する際、スプリングを介して上下動 する補助パンチを設けた上パンチで構成される圧粉成形金型を使用して、圧粉成 形体の密度の不均一をなくし、製品での形状、寸法精度の品質を安定させる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を用いて説明する。図1は本実施例の金型に粉末を 充填した後の状態を示す側面断面図である。図2は充填された粉末を圧縮成形し た状態を示す金型周辺の側面断面図である。図3は本実施例で使用した中足の断 面形状が円形で底部にコア固定用ホルダー溝を2ヶ所もつフェライトコアの外観 斜視図である。
【0010】 動作原理について説明すると、図1において、金型ダイ1上面に対し、下パン チ2は、所定の深さの位置にあり、粉末フィーダ3が前進することにより、金型 ダイ1と下パンチ2とで形成される空間の中に粉末8が充填される。この後、フ ィーダ3が後退し、上方より、スプリング4により上下動する補助パンチ5を両 端2ヶ所に有する上パンチ6が下降する。空間内に充填された粉末8が上パンチ により圧縮されるとき、最初に、補助パンチ5は、空間内の粉末8全体が一定密 度となるまで、圧粉成形体7(図2参照)の成形が完了する最終位置より上方の 浅い位置で停止する。さらに、空間内の粉末8全体が一定密度となった後はスプ リング4の反動を利用して補助パンチ5により、粉末8が圧縮され、最終的に、 図3に示すような圧粉成形体7が得られ、この圧粉体は、コア固定用ホルダー溝 9付近とその他の部分との密度差がない均一なものとなっている。
【0011】 次に図1に示すように、外側寸法A:25mm×B:15mm×高さC:15 mmを製品での最終目標寸法とするフェライトコアを製造した場合の中間製品で ある焼結体の評価を例にとり具体的なデータで示す。実施例として、フェライト の粉末を、図1に示すように、ストローク8mm、ばね定数0.6Kgf/mm のスプリングを介して段付用補助パンチを両端2ヶ所に有する上パンチを使用し 、圧縮成形した後、圧粉成形体を所定の温度で焼結し、焼結体を得た。また、比 較例として、段部を設けた上パンチを使用し、実施例と同様な手順で焼結体を得 た。これらの2例で得られた焼結体の外側寸法Aの方向での寸法を測定し変形状 態を比較した。比較例の上パンチを使用した場合には寸法の最大、最小の差Rは R=0.6mmとなり、実施例では、R=0.15となり変形が著しく改善され ていることがわかる。
【0012】
【考案の効果】
以上、実施例により説明したように、本考案によれば、圧粉密度の均一な段付 圧粉成形体が得られ、寸法精度の高く、変形の少ない製品が得られる圧粉成形金 型が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の金型に粉末を充填した後の状態を示す
金型周辺の側面断面図。
【図2】充填された粉末を上、下パンチにより圧縮成形
した状態を示す金型周辺の側面断面図。
【図3】本実施例で用いたフェライトコアの外観斜視
図。
【図4】従来例の金型に粉末を充填した後の状態を示す
金型周辺の側面断面図。
【符号の説明】
1 金型ダイ 2 下パンチ 3 フィーダ 4 スプリング 5 補助パンチ 6,61 上パンチ 7 圧粉成形体 8 粉末 9 コア固定用ホルダー溝 10 段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型ダイ、上パンチ及び下パンチで構成
    される圧粉成形金型において、前記上パンチとスプリン
    グを介して接続された補助パンチが設けられていること
    を特徴とする圧粉成形金型。
JP4200693U 1993-06-30 1993-06-30 圧粉成形金型 Pending JPH079589U (ja)

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JP4200693U JPH079589U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 圧粉成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4200693U JPH079589U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 圧粉成形金型

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JPH079589U true JPH079589U (ja) 1995-02-10

Family

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JP4200693U Pending JPH079589U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 圧粉成形金型

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222879A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Toyota Motor Corp 粉末成形用金型及び粉末成形方法
JP2009125765A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 段付き穴を有する筒状成形体の圧縮成形用金型および圧縮成形方法

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