JP2905810B2 - オートバイの前ホーク取付構造 - Google Patents
オートバイの前ホーク取付構造Info
- Publication number
- JP2905810B2 JP2905810B2 JP27578989A JP27578989A JP2905810B2 JP 2905810 B2 JP2905810 B2 JP 2905810B2 JP 27578989 A JP27578989 A JP 27578989A JP 27578989 A JP27578989 A JP 27578989A JP 2905810 B2 JP2905810 B2 JP 2905810B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer tube
- bracket
- front fork
- fastening portion
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はオートバイの前ホーク取付構造に関する。
(従来の技術) オートバイに用いる前ホークには、左右のインナーチ
ューブの下側にアウターチューブを挿入して摺動クッシ
ョンできるように連結した正立型と、これに対して、ア
ウターチューブが上側にあって、アウターチューブの下
側にインナーチューブを挿入して摺動クッションできる
ようにした倒立型がある。そしてどちらの場合も、上側
になるインナーチューブ又はアウターチューブの上部
を、中央をステアリングシャフトの上下に連結する上下
のブラケットに取付けている。例えば、実開昭63−1055
95号公報参照。又、アンダーブラケットの下側で、上側
になる左右のインナーチューブ又はアウターチューブの
下部を、補強体で連結して剛性を高めるようにしたもの
がある。例えば、実開昭56−35490号公報参照。
ューブの下側にアウターチューブを挿入して摺動クッシ
ョンできるように連結した正立型と、これに対して、ア
ウターチューブが上側にあって、アウターチューブの下
側にインナーチューブを挿入して摺動クッションできる
ようにした倒立型がある。そしてどちらの場合も、上側
になるインナーチューブ又はアウターチューブの上部
を、中央をステアリングシャフトの上下に連結する上下
のブラケットに取付けている。例えば、実開昭63−1055
95号公報参照。又、アンダーブラケットの下側で、上側
になる左右のインナーチューブ又はアウターチューブの
下部を、補強体で連結して剛性を高めるようにしたもの
がある。例えば、実開昭56−35490号公報参照。
(発明が解決しようとする課題) 大型で重量が重いオートバイや、荒地を走行できてジ
ャンピンなどが行われる種類のオートバイでは、前ホー
クに加わる荷重が大きく、上下のブラケットだけで、左
右のホークを取付けるものでは、下方の突出長さを長く
し、剛性を高めると、太く重くなる不都合がある。又、
アンダーブラケットの下側で左右のホークを補強体で連
結するものでも、これだけでは剛性が不足する。
ャンピンなどが行われる種類のオートバイでは、前ホー
クに加わる荷重が大きく、上下のブラケットだけで、左
右のホークを取付けるものでは、下方の突出長さを長く
し、剛性を高めると、太く重くなる不都合がある。又、
アンダーブラケットの下側で左右のホークを補強体で連
結するものでも、これだけでは剛性が不足する。
この発明は、かかる点に鑑み、アンダーブラケットの
両側に下方に突出する突出部を設けて、突出部の下側に
左右のアウターチューブの下部を締着して、前ホークの
剛性を高めながら、軽量で走行性能のよいオートバイの
前ホークを得ることを目的とする。
両側に下方に突出する突出部を設けて、突出部の下側に
左右のアウターチューブの下部を締着して、前ホークの
剛性を高めながら、軽量で走行性能のよいオートバイの
前ホークを得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明のオートバイの
前ホークは、フレーム前端のヘッドパイプに回動自在に
軸着するステアリングシャフトに、アッパーブラケット
とアンダーブラケットとを相対向してそれぞれ連結する
と共に、両ブラケットの両側に左右一対の前ホークを締
着してなるオートバイの前ホーク取付構造であって、前
記前ホークを、前記両ブラケットの両側に取り付けられ
る左右一対のアウターチューブと、各アウターチューブ
に下方から摺動可能に挿入されたインナーチューブとを
備える倒立型ホークとし、前記各ブラケットの左右両側
部に各アウターチューブの外周面に締着・固定する主締
着部を設ける一方、前記アンダーブラケットの左右両側
部に、アッパーブラケットの主締着部の上下面より大な
る幅に下方に突出し、下端に前ホークのアウターチュー
ブ外周面を把持固定する補助締着部を設けた突出部を形
成し、前記両ブラケットの主締着部及び突出部の補助締
着部とによってアウターチューブの上下3箇所を締着・
保持させるようにしたものである。
前ホークは、フレーム前端のヘッドパイプに回動自在に
軸着するステアリングシャフトに、アッパーブラケット
とアンダーブラケットとを相対向してそれぞれ連結する
と共に、両ブラケットの両側に左右一対の前ホークを締
着してなるオートバイの前ホーク取付構造であって、前
記前ホークを、前記両ブラケットの両側に取り付けられ
る左右一対のアウターチューブと、各アウターチューブ
に下方から摺動可能に挿入されたインナーチューブとを
備える倒立型ホークとし、前記各ブラケットの左右両側
部に各アウターチューブの外周面に締着・固定する主締
着部を設ける一方、前記アンダーブラケットの左右両側
部に、アッパーブラケットの主締着部の上下面より大な
る幅に下方に突出し、下端に前ホークのアウターチュー
ブ外周面を把持固定する補助締着部を設けた突出部を形
成し、前記両ブラケットの主締着部及び突出部の補助締
着部とによってアウターチューブの上下3箇所を締着・
保持させるようにしたものである。
(作 用) 左右のアウターチューブは、下部を、アンダーブラケ
ットの両側下部に突出させた突出部の下端に締着固定す
ることができる。このため、突出部がアンダーブラケッ
トと共に、アウターチューブ下部が受ける荷重を受ける
ことができる。そして、アウターチューブを肉薄で細い
ものにしても、突出部で強化されて剛性が高くなり、軽
量で走行性能のよいものにできる。
ットの両側下部に突出させた突出部の下端に締着固定す
ることができる。このため、突出部がアンダーブラケッ
トと共に、アウターチューブ下部が受ける荷重を受ける
ことができる。そして、アウターチューブを肉薄で細い
ものにしても、突出部で強化されて剛性が高くなり、軽
量で走行性能のよいものにできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
フレーム1の前端のヘッドパイプ2には、ステアリン
グシャフト3を回動して操舵できるように軸着する。ス
テアリングシャフト3の上下には、アッパーブラケット
4とアンダーブラケット5の中央を連結する。アッパー
ブラケット4とアンダーブラケット5の両側にはそれぞ
れ主締着部4a,5aが形成されており、これら主締着部4a,
5aによってホークの左右のアウターチューブ6の上部を
締着して取付ける。また、アンダーブラケット5には、
両側に下方に突出する突出部7を一体に設け、突出部7
の下端に、左右のアウターチューブ6の下部を補助締着
部7aによって締着する。これにより、アウターチューブ
6は、アッパーブラケット4の主締着部4a、アンダーブ
ラケット5の主締着部5a及び突出部7の補助締着部7aと
によってアウターチューブの上下3箇所を締着・保持さ
れる。このため、アウターチューブ6の下部は、突出部
7で支えて補強することができ、アウターチューブ6
を、肉厚が薄く軽量なものにしても強度が保つことがで
きる。左右のアウターチューブ6の下側には、左右のイ
ンナーチューブ8をその下端部から摺動自在に挿入して
あり、またインナーチューブ8は、内蔵したバネによっ
て伸縮摺動してクッションできるようにしてあり、以上
によって倒置型ホークを構成している。そして、左右の
インナーチューブ8の下端に取付けた車軸金具9には、
前輪10を回転自在に支承した車軸11の両端を締着する。
グシャフト3を回動して操舵できるように軸着する。ス
テアリングシャフト3の上下には、アッパーブラケット
4とアンダーブラケット5の中央を連結する。アッパー
ブラケット4とアンダーブラケット5の両側にはそれぞ
れ主締着部4a,5aが形成されており、これら主締着部4a,
5aによってホークの左右のアウターチューブ6の上部を
締着して取付ける。また、アンダーブラケット5には、
両側に下方に突出する突出部7を一体に設け、突出部7
の下端に、左右のアウターチューブ6の下部を補助締着
部7aによって締着する。これにより、アウターチューブ
6は、アッパーブラケット4の主締着部4a、アンダーブ
ラケット5の主締着部5a及び突出部7の補助締着部7aと
によってアウターチューブの上下3箇所を締着・保持さ
れる。このため、アウターチューブ6の下部は、突出部
7で支えて補強することができ、アウターチューブ6
を、肉厚が薄く軽量なものにしても強度が保つことがで
きる。左右のアウターチューブ6の下側には、左右のイ
ンナーチューブ8をその下端部から摺動自在に挿入して
あり、またインナーチューブ8は、内蔵したバネによっ
て伸縮摺動してクッションできるようにしてあり、以上
によって倒置型ホークを構成している。そして、左右の
インナーチューブ8の下端に取付けた車軸金具9には、
前輪10を回転自在に支承した車軸11の両端を締着する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明は、上述のように構成
したので、左右のアウターチューブの上部をアッパーブ
ラケットとアンダーブラケットに取付け、左右のアウタ
ーチューブの下部をアンダーブラケットの両側に下方に
突出させて設けた突出部の下端に取付けるので、アウタ
ーチューブの下側までアンダーブラケットで支えること
ができて、荷重をアンダーブラケットで受けることがで
きる。このため、ホークのアウターチューブは、肉厚を
薄く細いものにしても剛性を保つことができ、軽量で走
行性能のよいものにできる。
したので、左右のアウターチューブの上部をアッパーブ
ラケットとアンダーブラケットに取付け、左右のアウタ
ーチューブの下部をアンダーブラケットの両側に下方に
突出させて設けた突出部の下端に取付けるので、アウタ
ーチューブの下側までアンダーブラケットで支えること
ができて、荷重をアンダーブラケットで受けることがで
きる。このため、ホークのアウターチューブは、肉厚を
薄く細いものにしても剛性を保つことができ、軽量で走
行性能のよいものにできる。
図は本発明の一実施例を示し、 第1図は片側を省略した正面図、 第2図は第1図A矢視部分側面図、 第3図は全体側面図、 である。 1……フレーム、2……ヘッドパイプ、3……ステアリ
ングシャフト、4……アッパーブラケット、4a……主締
着部、5……アンダーブラケット、5a……主締着部、6
……アウターチューブ、7……突出部、7a……補助締着
部。
ングシャフト、4……アッパーブラケット、4a……主締
着部、5……アンダーブラケット、5a……主締着部、6
……アウターチューブ、7……突出部、7a……補助締着
部。
Claims (1)
- 【請求項1】フレーム前端のヘッドパイプに回動自在に
軸着するステアリングシャフトに、アッパーブラケット
とアンダーブラケットとを相対向してそれぞれ連結する
と共に、両ブラケットの両側の左右一対の前ホークを締
着してなるオートバイの前ホーク取付構造であって、 前記前ホークを、前記両ブラケットの両側に取り付けら
れる左右一対のアウターチューブと、各アウターチュー
ブに下方から摺動可能に挿入されたインナーチューブと
を備える倒立型ホークとし、 前記各ブラケットの左右両側部に各アウターチューブの
外周面に締着・固定する主締着部を設ける一方、 前記アンダーブラケットの左右両側部に、アッパーブラ
ケットの主締着部の上下面より大なる幅に下方に突出
し、下端に前ホークのアウターチューブ外周面を把持固
定する補助締着部を設けた突出部を形成し、 前記両ブラケットの主締着部及び突出部の補助締着部と
によってアウターチューブの上下3箇所を締着・保持さ
せるようにしたことを特徴とするオートバイの前ホーク
取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27578989A JP2905810B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | オートバイの前ホーク取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27578989A JP2905810B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | オートバイの前ホーク取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03139482A JPH03139482A (ja) | 1991-06-13 |
JP2905810B2 true JP2905810B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=17560433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27578989A Expired - Lifetime JP2905810B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | オートバイの前ホーク取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2905810B2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP27578989A patent/JP2905810B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03139482A (ja) | 1991-06-13 |
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