JP2904893B2 - 医薬製剤 - Google Patents

医薬製剤

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JP2904893B2 JP2228484A JP22848490A JP2904893B2 JP 2904893 B2 JP2904893 B2 JP 2904893B2 JP 2228484 A JP2228484 A JP 2228484A JP 22848490 A JP22848490 A JP 22848490A JP 2904893 B2 JP2904893 B2 JP 2904893B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 本発明は、アミノ酸配列の点で異なる2つのプラスミ
ノーゲンアクチベーターの組合せからなる医薬製剤およ
び血液凝固疾患の予防または治療に対するこれら組成物
の使用に関する。
〔従来技術〕
凝血は発達した世界におけるヒトの病気および死亡の
主な原因の一つである。血液凝固の網目は酵素トロンビ
ンの作用により可溶性前駆体フィブリノーゲンから形成
されるフィブリンからなる。酵素および他の物質の序列
は、血液の損失を防止することが必要な時および場所に
おいてのみ凝血が正常に作られることを確保する。
哺乳動物血漿は血液凝固物を溶解しうる酵素システ
ム、すなわち線維素溶解システムを含む。線維素溶解シ
ステムの一成分はプラスミノーゲンアクチベーターと名
付けられた一群の酵素であり、これはプラスミノーゲン
(プラスミンの不活性プロ酵素形)をタンパク質分解酵
素プラスミンヘ転化する。次いでプラスミンが凝血の網
目状フィブリンを分解して可溶性生成物を形成する。身
体のトロンビン溶解能が静脈内血栓を除去するのに不十
分な場合、たとえば血栓塞栓症または術後合併症にかか
った患者において体外的にトロンビン溶解剤を投与する
ことが必要不可欠である。
2つの型のプラスミノーゲンアクチベーター(以後、
“PAs"と称する)はヒトの体液または細胞から単離され
うる:ウロキナーゼまたはウロキナーゼ型プラスミノー
ゲンアクチベーター(以後、“uPA"と称する)、たとえ
ば尿素および腎細胞中 に表われるセリンプロテアーゼ、および組織型プラスミ
ノーゲンアクチベーター(以後、“tPA"と称する)であ
って、内皮細胞により作られそして多数の内分泌組織中
に見出されるものである。
tPAとuPAの両方とも2つの分子形で存在する。一本鎖
(sc)またはプロ酵素形は血液凝固物の一成分たとえば
フィブリンと特異的に結合し、次いでプラスミンの作用
により成熟二本鎖(tc)形へ分裂する。処理されたtcPA
において、非触媒性アミノ基末端A鎖はS−S橋を介し
て触媒性カルボキシル基末端B鎖に結合する。
最終的にプラスミノーゲン分子において同じペプチド
結合を開裂するとはいえ、tPA,scuPAおよびtcuPAは特異
的性質、すなわちこの反応の速度および特異性に大きく
影響する性質を示す。免疫学的に非類似であり異なった
活性化機構を有するとはいえ、tPAおよびscuPAの両方と
も高いフィブリン親和性を示し、したがって主にフィブ
リン結合プラスミノーゲンを活性化する。遊離血漿プラ
スミノーゲンはtPAおよびscuPAによりわずかに影響され
るだけである。他方、tcuPAは凝血特異性の欠除のため
に、フィブリン結合および血漿プラスミノーゲンの両方
を同程度に活性化し、その結果線維素溶解システムの全
身体活性化が生じる。しかしながらtcuPAの触媒速度率
はtPAのものより非常に高い。
最近、多数のハイブリッドPAsが遺伝子工学技術によ
り構成された。これらのハイブリッドにおいて、tPA分
子の一部およびuPA分子の一部をコードする配列は組換
えられて一つのキメラ分子となった。
簡単なハイブリッドは1つのPAの非触媒A鎖が他のPA
の触媒B鎖と結合してなるものである(たとえば、ヨー
ロッパ特許出願第155 387号および同第277 313号)。よ
り複雑なハイブリッドは、tPAのA鎖(“フィンガ
ー”、“増殖因子”および2つの“クリングル”領域を
含む)またはuPAのA鎖(“増殖”および1つの“クリ
ングル”領域を含む)の別々の領域をコードするDNA配
列をtPAまたはuPAのB鎖をコードする配列で組換えるこ
とにより構築された(たとえば、ヨーロッパ特許出願第
231 883号および同第277 313号、またはPCT出願No.88/5
822号)。tPAおよびuPAのA鎖複数クリングル構造にお
ける“ポリクリングル"PA結合はヨーロッパ特許出願第2
13 794号に記載されている。
tPA,uPA(特に、その高フィブリン特異性を有するscu
PA)およびハイブリッドPAsの幾つかの治療価値は血液
凝固疾患たとえば血栓の治療に非常に重要である。しか
しながら、しばしば血栓溶解作用はそれほど迅速ではな
くその結果心筋梗塞の場合心拍停止を起こすかまたは開
いた血管の非常に迅速な再閉塞が不完全となる。
ヨーロッパ特許出願第223 192号に記載されているよ
うなtPAとscuPAまたはtPAとtcuPAの同時投与は2つの成
分の相乗効果、すなわちより高いインビボ線維素溶解活
性を得ることになる。
tPAとscuPAの間、ならびにtPAとtcuPAの間の重要な共
働作業はまたコーレン(Collen)とその協力者達によ
り、血栓溶解の定量的動物モデル系〔125J−標識化フィ
ブリン凝血したウサギ頸静脈;たとえばコーレンら(19
86)Circulation 74,838−842:コーレンら(1987)Thro
mbosis and Haemostasis 58,943−946〕においておよび
急性心筋梗塞にかかった患者〔コーレンおよびファンデ
ヴェルフVan de Werf(1987)Amer.J.of Cardiology
60,431−434;コーレン(1988)Circulation 77,731−73
5〕においてもまたインビボで示される。
インビトロデータは他の研究者によっても提出されて
おり(グレウィッチおよびパンネル Gurewich and Pan
ne11(1986)Thrombosis Research 44,217−228;パンネ
ルら(1988)J Clin.Invest.81,853−859)、これは少
量のtPAがscuPAの特徴である遅滞期を弱めることにより
scuPAによる凝血溶解を増強し溶解の迅速期へより早い
変化を起こさせることを示している。
プラスミノーゲン活性化の異なった機構のために、tP
AとscuPA間の作用の強力な相乗的または相補的態様は、
これらの高価な薬剤の必要とされる量を減少させ、ただ
し毒性副作用(たとえばアレルギー反応、アナフィラキ
シ−ショック、頭蓋内出血または発熱作用)は追加され
ず、全身的線維素溶解活性が排除されうるので重要な臨
床的効果を有するものである。投与されるPAsの全濃度
の低下が前掲の参考文献に記載されたものと等価の血栓
溶解性を維持しながら達成されるとはいえ、施用量特に
uPAについての施用量は、まずい副作用たとえば出血合
併症の可能性を確実に排除するにはまだ高過ぎる。
ここにおいて通常の血栓溶解治療で生ずる副作用の問
題を克服する臨床的必要性が明らかにある。比較的低投
与量で有効でありしたがって可能性のある副作用を最小
限としならびに治療上の出費を抑える優れた線維素溶解
剤が要求される。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、血液凝固疾患たとえば血栓症の治療
ならびに予防に対し優れた線維素溶解剤を提供するもの
である。この目的はアミノ酸配列が異なる2つのプラス
ミノーゲンアクチベーターの組合せからなる新規医薬製
剤を準備することにより達成されうる。驚くべきことに
前記2つのプラスミノーゲンアクチベーターの組合せ投
与が低投与量でさえ線維素溶解活性のかなりの増強を導
びきそして前記2つのプラスミノーゲンアクチベーター
が1つのPAが他のPAの活性を強化する(作用の相補的態
様)ように一緒に作用することが見出された。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、成分AとしてtPA B鎖からなるプラスミノ
ーゲンアクチベーターと成分BとしてuPA B鎖からなる
一本鎖プラスミノーゲンアクチベーターとを含み、成分
Aは成分BがscuPAである場合tPAとはなり得ない組合せ
医薬製剤に関する。
さらに詳しくは、本発明は、成分Aとして次式 NH2−X1−L1−Y1−COOH (I) (式中、X1は直接結合またはヒトtPAの全部もしくは別
々のA鎖領域および/もしくはヒトuPAの全部もしくは
別々のA鎖領域からなるアミノ酸配列であり、L1は直接
結合またはX1をY1へ結合するアミノ酸配列であり、Y1
ヒトtPAの触媒領域である。)で表わされるプラスミノ
ーゲンアクチベーターと、成分Bとして次式: NH2−X2−L2−Y2−COOH (II) (式中、X2は直接結合またはヒトtPAの全部もしくは別
々のA鎖領域もしくはヒトtPAとヒトuPAの別々のA鎖領
域もしくはヒトuPAの全部もしくは別々のA鎖領域から
なるアミノ酸配列であり、L2は直接結合またはX2をY2
結合するアミノ酸配列を表わし、Y2はヒトuPAの触媒領
域である。)で表わされる一本鎖プラスミノーゲンアク
チベーターを薬剤上許容されうる担体とともに含み、そ
の際成分Aは成分BがscuPAである場合tPAとはなり得な
い組合せ医薬製剤に関する。
タンパク質領域は全タンパク質の構造全体内で構造的
および/または機能的存在である。tPAおよびuPAの両方
ともこれらの成熟形においてそれぞれ連続して一列に並
んだ4個および3個の別々の領域からなる非触媒性A鎖
と、位置322,371と478(tPA)および204,255と356(uP
A)にアミノ酸残基His,AspとSerをそれぞれ含み実質的
に酵素活性である活性中心を有する触媒B鎖(触媒領
域)とからなる。個々の領域は遺伝子レベルで非コード
接合範囲、いわゆるイントロンにより分かれこれらの境
界でエクソン−イントロン接合へ導びく。
一本鎖tPAは次の式により表わされる: (式中、Tはアミノ酸1〜5からなるN−末端部分を表
わし、Fはアミノ酸6〜43からなるフィンガー領域であ
り、Gはアミノ酸51〜84からなる増殖因子領域であり、
K1はアミノ酸92〜173からなるクリングル1領域であ
り、K2はアミノ酸180〜262からなるクリングル2領域で
あり、TPABはアミノ酸276〜527からなる触媒セリンプロ
テアーゼ領域(B−鎖)であり、J1(アミノ酸44〜5
0)、J2(アミノ酸85〜91)、J3(アミノ酸174〜179)
およびJ4(アミノ酸263〜275)は領域セグメントを結合
する接合領域である。) 一本鎖uPAは次式で表わされる; (式中、T′はアミノ酸1〜12からなるN−末端部分で
あり、Uはアミノ酸13〜42からなる増殖因子領域であ
り、Kはアミノ酸50〜131からなるクリングル領域であ
り、UPABはアミノ酸159〜411からなる触媒セリンプロテ
アーゼ領域(B鎖)であり、J5(アミノ酸43〜49)とJ6
(アミノ酸132〜158)は領域セグメントを結合する接合
配列でみる。)プロセッシング部位は、それぞれアミノ
酸275と276(tPA)および158と159(uPA)の間に位置す
る。これまでのN−末端システイン残基は触媒(B−
鎖)領域に対し硫黄−硫黄橋に含まれる。
成分Aとしての使用に適するプラスミノーゲンアクチ
ベーターは式(I)中X1,L1およびY1が次の意味を有す
るものである: X1は、たとえばヒトtPAの別々のA鎖領域またはヒトt
PAの全A鎖領域およびヒトuPAのクリングル領域、ヒトt
PAのフィンガー、クリングル1およびクリングル2領域
およびヒトuPAの増殖因子および/またはクリングル領
域またはヒトtPAのクリングル2領域およびヒトuPAの増
殖因子および/またはクリングル領域から実質的になる
アミノ酸配列であり、 L1は、たとえばY1のN−末端アミノ酸残基と結合する
とプラスミンプロセッシング部位を生じそして少なくと
も1のCys残基を含むアミノ酸配列であり、 Y1はヒトtPAのアミノ酸276〜527からなるヒトtPAの触
媒領域または触媒活性を保持するそのフラグメントであ
る。
用語は実質的に本明細書中で挙げたアミノ酸配列が本
質的ではなくそして酵素活性に何らの影響も有しない別
の配列をさらに含んでもよいことを示すことが意図され
る。非本質的配列はそれぞれのプラスミノーゲンアクチ
ベーターの合成の間に本質的配列と融合されうる他のポ
リペプチドから誘導される配列を含む。非−本質的配列
はたとえば成熟酸ホスファターゼ(PH05)のアミノ酸1
〜12である。
本発明の好ましい実施態様において、X1は直接結合ま
たはヒトtPAのA鎖領域全部またはヒトtPAのクリングル
2領域およびヒトuPAの増殖因子領域から本質的になる
ものであり;特にX1は直接結合またはヒトtPAのアミノ
酸1〜262からなるアミノ酸配列またはヒトtPAのアミノ
酸176〜262と連続して結合したヒトuPAのアミノ酸1〜4
4からなるアミノ酸配列である。
また好ましくは、式(I)中L1がtPAおよび/またはu
PAから誘導されるアミノ酸11〜40からなるアミノ酸配列
および/またはたとえば成熟酸ホスファターゼ(PH05)
のような他のポリペプチドからなりそして少なくとも1
つのCys残基を含むアミノ酸配列を表わすプラスミノー
ゲンアクチベーターである。特に、L1はCys残基がY1
N−末端アミノ酸残基からアミノ酸11〜12個隔てたとこ
ろにあるアミノ酸配列を表わす。
最も好ましい見地において、L1はヒトtPAのアミノ酸2
63〜275、ヒトuPAのアミノ酸147〜158およびヒトtPAの
アミノ酸256〜275と連続して結合した成熟酸ホスファタ
ーゼ(PH05)のアミノ酸1〜12からなる群から選択され
るアミノ酸配列を表わす。
好ましいプラスミノーゲンアクチベーターは、式
(I)中X1が直接結合またはヒトtPAのアミノ酸1〜262
およびヒトtPAのアミノ酸176〜262と連続して結合した
ヒトuPAのアミノ酸1〜44からなる群から選択されるア
ミノ酸配列であり、L1がヒトtPAのアミノ酸263〜275か
らなるアミノ酸配列を表わし、Y1がヒトtPAのアミノ酸2
76〜527からなるヒトtPAの触媒領域であるものである。
成分Aとしての使用に最も好ましいプラスミノーゲン
アクチベーターは、tPAまたは式(I)中X1が直接結合
であり、L1がヒトtPAのアミノ酸263〜275からなるアミ
ノ酸配列を表わし、Y1がヒトtPAのアミノ酸276〜527か
らなるヒトtPAの触媒領域であるもの(tPA B鎖、延長型
と称する)、または式(I)中X1がヒトtPAのアミノ酸1
76〜262に連続して結合したヒトuPAのアミノ酸1〜44か
らなるアミノ酸配列であり、L1およびY1が上述の定義し
たものであるもの(uK2tPAと称する)、または式(I)
中X1が直接結合であり、L1がヒトtPAのアミノ酸256〜27
5に連続して結合した成熟酸ホスファターゼ(PH05)の
アミノ酸1〜12からなるアミノ酸配列を表わし、Y1が上
記定義のものであるプラスミノーゲンアクチベーター
(tPA B鎖、融合型と称する)である。
成分Bとして使用される適当なプラスミノーゲンアク
チベーターは、式(II)中X2,L2およびY2が次の意味を
有するものである: X2は、たとえばヒトtPAのフィンガーおよび/または
クリングル2領域、またはヒトtPAのフィンガー、増殖
因子およびクリングル2領域、またはヒトtPAの増殖因
子、クリングル1およびクリングル2領域またはヒトuP
Aの増殖因子および/もしくはクリングル領域およびヒ
トtPAのクリングル2領域から実質的になるアミノ酸配
列であり、 L2は、たとえば、Y2のN末端アミノ酸残基と結合した
場合プラスミンプロセッシング部位を生じそして1つの
Cys残基を含むアミノ酸配列であり; Y2はヒトuPAのアミノ酸159〜411からなるヒトuPAの触
媒領域または触媒活性を保持するそのフラグメントであ
る。
本発明の好ましい実施態様において、X2はヒトtPAの
フィンガーおよびクリングル2領域またはヒトtPAのク
リングル2領域から実質的になるアミノ酸配列である。
特に、X2は直接結合またはヒトtPAのアミノ酸1〜49と1
76〜262またはアミノ酸1〜3と176〜262からなるアミ
ノ酸配列である。
また好ましくは、式(II)中L2はアミノ酸11〜28から
なり1つのCys残基を含むアミノ酸配列を表わし、特にL
2はCys残基がY2のN末端アミノ酸残基からアミノ酸11ま
たは12個離れた位置にあるアミノ酸配列を表わすプラス
ミノーゲンアクチベーターである。
最も好ましい見地において、L2はヒトtPAのアミノ酸2
63〜275、ヒトuPAのアミノ酸147〜158およびヒトuPAの
アミノ酸144〜158からなる群から選択されるアミノ酸配
列を表わす。
好ましい一本鎖プラスミノーゲンアクチベーターは、
式(II)中X2が直接結合またはヒトtPAのアミノ酸1〜4
9と176〜262もしくはアミノ酸1〜3と176〜262からな
るアミノ酸配列であり、L2がヒトtPAのアミノ酸263〜27
5、ヒトuPAのアミノ酸147〜158およびヒトuPAのアミノ
酸144〜158からなる群から選択されるアミノ酸配列を表
わし、Y2がヒトuPAのアミノ酸159〜411からなるヒトuPA
の触媒領域であるプラスミノーゲンアクチベーターであ
る。
成分Bとして使用するのに最も好ましい一本鎖プラス
ミノーゲンアクチベーターは、式(II)中X2がヒトtPA
のアミノ酸1〜49と176〜262からなるアミノ酸配列であ
り、L2がヒトtPAのアミノ酸263〜275からなるアミノ酸
配列を表わし、Y2がヒトuPAのアミノ酸159〜411からな
るヒトuPAの触媒領域であるもの(FK2tuPAと称する)、
または式(II)中X2がヒトtPAのアミノ酸1〜3と176〜
262からなるアミノ酸配列であり、L2およびY2は前記定
義したもの(K2tuPAと称する)であるプラスミノーゲン
アクチベーターである。
好ましい医薬製剤は成分Aとして、式(I)中X1が直
接結合であり、L1がヒトtPAのアミノ酸263〜275からな
るアミノ酸配列を表わし、Y1がヒトtPAのアミノ酸276〜
527からなるヒトtPAの触媒領域であるプラスミノーゲン
アクチベーター(tPA B鎖、延長型と称する)および成
分BとしてscuPAまたは式(II)中X2がヒトtPAのアミノ
酸1〜49および176〜262からなるアミノ酸配列であり、
L2がヒトtPAのアミノ酸263〜275からなるアミノ酸配列
を表わし、Y2がヒトuPAのアミノ酸159〜411からなるヒ
トuPAの触媒領域であるプラスミノーゲンアクチベータ
ー(FK2tuPAと称する)または成分Bとして式(II)中X
2がヒトtpAのアミノ酸1〜3と176〜262からなるアミノ
酸配列であり、L2がヒトtPAのアミノ酸263〜275からな
るアミノ酸配列を表わし、そしてY2がヒトuPAのアミノ
酸159〜411からなるヒトuPAの触媒領域であるプラスミ
ノーゲンアクチベーター(K2tuPAと称する)を含むもの
である。
別の好ましい医薬製剤は、成分AとしてtPAを含み、
成分Bとして式(II)中X2がヒトtPAのアミノ酸1〜49
と176〜262からなるアミノ酸配列であり、L2がヒトtPA
のアミノ酸263〜275からなるアミノ酸配列を表わし、そ
してY2がヒトuPAのアミノ酸159〜411からなるヒトuPAの
触媒領域であるプラスミノーゲンアクチベーター(FK2t
uPAと称する)または成分Bとして式(II)中X2がヒトt
PAのアミノ酸1〜3と176〜262からなるアミノ酸配列で
あり、L2がヒトtPAのアミノ酸263〜275からなるアミノ
酸配列を表わし、Y2がヒトuPAのアミノ酸159〜411から
なるヒトuPAの触媒領域であるプラスミノーゲンアクチ
ベーター(K2tuPAと称する)を含むものである。
特に好ましくは、成分Aとして、式(I)中X1がヒト
tPAのアミノ酸176〜262と連続して結合したヒトuPAのア
ミノ酸1〜44からなるアミノ酸配列であり、L1がヒトtP
Aのアミノ酸263〜275からなるアミノ酸配列を表わし、Y
1がヒトtPAのアミノ酸276〜527からなるヒトtPAの触媒
領域であるプラスミノーゲンアクチベーター(uK2tPAと
称する)を含み、成分BとしてscuPAまたは式(II)中X
2がヒトtPAのアミノ酸1〜49と176〜262からなるアミノ
酸配列であり、L2がヒトtPAのアミノ酸263〜275からな
るアミノ酸配列を表わし、Y2がヒトuPAのアミノ酸159〜
411からなるヒトuPAの触媒領域であるプラスミノーゲン
アクチベーター(FK2tuPAと称する)または成分Bとし
て式(II)中X2がヒトtPAのアミノ酸1〜3と176〜262
からなるアミノ酸配列であり、L2がヒトtPAのアミノ酸2
63〜275からなるアミノ酸配列を表わし、Y2がヒトuPAの
アミノ酸159〜411からなるヒトuPAの触媒領域であるプ
ラスミノーゲンアクチベーター(K2tuPAと称する)を含
む医薬製剤である。
さらに好ましい医薬製剤は、成分Aとして、式(I)
中X1が直接結合であり、L1がヒトtPAのアミノ酸256〜27
5に連続して連結した成熟酸ホスファターゼ(PH05)の
アミノ酸1〜12からなるアミノ酸配列であり、Y1がヒト
tPAのアミノ酸276〜527からなるヒトtPAの触媒領域であ
るプラスミノーゲンアクチベーター(tPA B鎖、融合型
と称する)、成分BとしてscuPAまたは式(II)中X2
ヒトtPAのアミノ酸1〜49と176〜262からなるアミノ酸
配列であり、L2がヒトtPAのアミノ酸263〜275からなる
アミノ酸配列を表わし、Y2がヒトuPAのアミノ酸159〜41
1からなるヒトuPAの触媒領域であるプラスミノーゲンア
クチベーター(FK2tuPAと称する)を含むかまたは成分
Bとして式(II)中X2がヒトtPAのアミノ酸1〜3と176
〜262からなるアミノ酸配列であり、L2がヒトtPAのアミ
ノ酸263〜275からなるアミノ酸配列を表わし、Y2がヒト
uPAのアミノ酸159〜411からなるヒトuPAの触媒領域であ
るプラスミノーゲンアクチベーター(K2tuPAと称する)
を含有するものである。
組合せ医薬製剤中に含まれるプラスミノーゲンアクチ
ベーターは公知化合物であるかまたは当該技術でよく知
られた方法により調製される。特に好ましくは、EP 277
313,EP 231 885,EP 275 856,WO 88/8451,EP 275 606,E
P 273 774,EP 213 794,WO 88/5822,EP 143 081,EP 225
286,EP 288 435およびリジネンら(Lijnen etal.)(J.
Biol.Chem 263,5594−5598(1988))に記載のようにDN
A組換体技術により調製されたPAsである。
本発明による新規組合せ製剤は、たとえば血栓症、動
脈硬化、心筋梗塞および脳梗塞、静脈血栓症、血栓塞栓
症、術後塞栓症、血栓静脈炎等により起こされる血栓ま
たは疾患の予防または治療のためにヒトに使用されう
る。
本発明による医薬製剤は、これらをたとえば静脈内の
ような腸管外投与すると上述したものの治療に使用され
る。
組合せ製剤は、これらを同時にそして同じルートで投
与する必要性のある方法で成分AとBを含むかまたは成
分AとBを別々に含み(製品キット)異なった時間およ
び/または異なったルートで投与されるようにしてもよ
い。
適当な注入または注射溶液好ましくは水性等張溶液ま
たは懸濁液があり、これは使用前に、単独または製剤上
許容されうるキャリヤーたとえばマンニトール、ラクト
ース、デキストロース、ヒト血清アルブミン等とともに
有効成分を含む凍結乾燥製剤から調製されうる。医薬製
剤は滅菌され、そして所望により助剤たとえば保存剤、
安定剤、乳化剤、溶解剤、緩衝液および/または等張性
を調節するための塩(たとえば0.9%塩化ナトリウム)
とともに混合される。滅菌は小孔径(直径0.45μmまた
はそれ以下〉のフィルターを通して滅菌過することに
より達成しその後所望により組成物を凍結乾燥してもよ
い。滅菌を維持する助けのために抗生物質を添加しても
よい。たとえば、PAs投与のために発展した標準配合技
術(すなわち、ヨーロッパ特許出願第93619号、同第417
66号、同第112940号その他)または低pH緩衝培地中でPA
に対し十分な溶解性を付与する新規組成物(たとえば、
ヨーロッパ特許出願第211592号、西ドイツ国公開特許出
願第3,617,752号、同第3617753号、同第3642960号)が
使用されうる。安定性の理由のために、5%デキストロ
ースまたは5%マンニトールまたは0.9%塩化ナトリウ
ム等中に凍結乾燥したサンプルを再度溶解することが勧
められる。
患者の疾患および年齢ならびに症状のタイプに応じ
て、約70kgの患者の治療に対し一度に投与される日用量
は、成分Aが5〜100mg、特に10〜40mgの範囲内であ
り、成分Bが5〜100mg、特に10〜40mgの範囲内であ
る。したがって、組成物における成分Aと成分Bの重量
比は一般に1:1〜1:20の間で変化する。1:2〜1:10の重量
比を使用するのが好ましい。
本発明による医薬製剤は、アンプル中に薬剤上許容さ
れうるキャリヤーとともに成分AとBの両方ともの治療
有効量を含むか、または好ましくは二本のアンプル中に
薬剤上許容されうるキャリヤーとともに別々に成分Aと
Bの治療有効量を含む単位投与形で施与される。
本発明医薬製剤は、通常の凍結乾燥法または溶解法を
用いながらそれ自体公知の方法で、たとえば成分AとB
と場合により薬剤上許容されうるキャリヤーとを混合
し、凍結乾燥物調製のために、得られた水溶液を凍結乾
燥する。組成物は有効成分約0.1%〜20%、特に約1%
〜10%であり、凍結乾燥の場合には有効成分100%まで
である。
本発明はまたヒト身体の予防および治療処置に対し、
特に上述の臨床的症状に対し、特にヒト身体において血
栓により起こされる血栓症または疾患の予防および治療
に対し本発明による組合せ製剤の使用に関する。
本発明の別の目的は、成分AとBの組合せ投与が線維
素溶解活性の増強を導びくという驚くべき観察において
見出される。したがって、本発明は成分AとBの線維素
溶解性有効量からなる組合せ医薬製剤を前記ヒトヘ投与
することからなるヒトにおける血栓により起こされる血
栓症または疾患の予防または治療に対する方法に関す
る。
図面の簡単な説明 図1〜7はプラスミノーゲンアクチベーターの異なっ
た組合せの血液凝固活性を示す図である。
第1図はtPAとK2tuPAの相補的作用形式を表わし、 第2図はtPAとFK2tuPAの相補的作用形式を表わし、 第3図はuK2tPAとscuPAの相補的作用形式を表わし、 第4図はuK2tPAとK2tuPAの相補的作用形式を表わし、 第5図はtPA B鎖(縮合型)とscuPAの相補的作用形式
を表わし、 第6図はtPAとuK2tPAの付加的作用形式を表わし、 第7図はK2tuPAとFK2tuPAの付加的作用形式を表わ
す。
〔実施例〕
次の実施例により本発明を説明するがこれに限定され
るものではない。
例1 tPA B鎖(融合)をコードする酵母発項プラスミ
ドの構築 tPA B鎖(Ile 276−Pro 527)をコードするヌクレオ
チド配列をプラスミドp31/PHO5−TPA18から単離する
(ヨーロッパ特許出願第143 081号)。これは成熟tPAの
完全コード配列を含む。p31/PHO5−TPA18は、PH05プロ
モーター、PH05シグナル配列、tPAのコード配列およびP
H05転写終結シグナルを時計と反対回わりの方向で備え
たBamH I/Hind III挿入部を有するpBR322由来プラスミ
ドである。
p31/PH05−TPA18をSca IとHind IIIで消化し、得られ
た1kbフラグメントはtPAのアミノ酸Cys256〜Pro527をコ
ードする。
プラスミドp29(ハーゲナウアー−ツァピスHaguenaue
r−Tsapisら(1984),Mol.Ce11.Biol.4,2668−2675)は
3.9kb BamH I−Hpa Iフラグメントにて縦一列で抑制お
よび構成酸ホスファターゼ(PH05およびPH03)に対する
酵母遭伝子を含む(バジュワBajwaら、(1984),Nuclei
c Acids Research 12,7721−7739)。DNAフラグメント
をプラスミド p30から単離し(ヨーロッパ特許出願第14
3 081号、DSM 4297として寄託)、時計回わりでBamH I
およびPvu IIの間にpBR322をクローンし、その結果プラ
スミドp29を得る。Acc l制限消化、クレノウDNAポリメ
ラーゼとのはめ込み反応およびBamH I制限消化によりPH
05プロモーター、シグナル配列および成熟PH05のコード
配列へ伸長する34ヌクレオチドを含む626 bpフラグメン
トを得る。
p31/PH05−TPA18の1kb Sca I/Hind IIIフラグメント
とp29の626 bpフラグメントをこれらのブラント末端を
介して連結し、酵母ベタクーpJDB207ヘクローンし(ベ
ッグスBeggs(1981),Molecular Genetics in Yeast,Al
fred Benzon Symposium,Munksgaard,von Wettstein eta
l.(編),Vol.16,383−390).BamH IとHind IIIで切断
する。
得られた酵母発現プラスミドpJDB207/PH05・TPA B
は、次のように成熟酸ホスファターゼのアミノ酸1〜12
がtPAのCys258へフレーム融合したものである: 担当するタンパク質はtPA B鎖(融合)と指名され
る。
例2 pJDB207/PH05−TPA Bを用いたサッカロミセスセ
レヴィシェーSaccharomyces cerevisiae菌株HT246の形
質転換 サッカロミセス セレヴィシェー菌株HT246(a.leu2
−3,leu2−112,prb;DSM 4084)を、ヒンネンら(Hinnen
et al.)により記載された形質転換プロトコールを用
いてプラスミドpJDB207/PH05−TPA Bで形質転換する(P
roc.Natl.Acad.Sci.USA 75,1929(1978))。形質転換
酵母細胞をロイシン欠除した最小限酵母培地皿上で選択
される。1個の形質転換酵母コロニーを単離し、サッカ
ロミセス セレヴィシェーHT246/pJDB207/PH05−TPA B
とする。
実施例3:サッカロミセス セレヴィシェーHT246/pJDB20
7/PH05−TPA Bの発酵 サッカロミセス セレヴィシェーHT246/pJDB207/PH05
−TPA Bは完全な長さのPH05プロモーターを備えたプラ
スミドを含有し、tPA B鎖の発現のためのプロモーター
の活動化を必要とする。サッカロミセス セレヴィシェ
ーHT246形質転換体の細胞を、5−7×107細胞個/mlの
密度を達成するまで24時間30℃にて振とうしながらエル
レンマイヤー フラスコ50ml中の酵母最少培地(アミノ
酸を有せず2%グルコースおよび20mg/l L−ヒスチジン
を加えたディフコ酵母窒素塩基)10ml中で増殖する。次
いで予備培養物の細胞を0.9%NaClで洗い、次いで予備
培養物細胞の20%を用いて、ディフコ酵母窒素塩基培地
(アミノ酸なし)のレシピにしたがって調製され、しか
しながら0.03g/lにH2PO4,(NH4)2SO4の代わりに10g/l L
−アスパラギン、20g/lグルコースおよび1g/l L−ヒス
チジンを含む低Pi最少培地50mlへ接種する。培養物を30
℃にて48時間まで180回転/分にて撹拌する。最終密度
5×107細胞/ml が得られる。
例4 tPA B鎖(融合)の酵母培養物上清からの回収 酵母組換体tPA B鎖(融合)を、低ホスフェート培地
中菌株HT246/pJDB207/PH05−TPA Bの30l発酵物から調製
される。
発酵60時間後30l上清液へDE−3セファロースビーズ
(EP 112 122)を加え懸濁液を4℃にて1時間撹拌す
る。次いでビーズをカラムへ移し、1M NaCl、10mMリン
酸ナトリウム、pH7.0、0.1%トウイーン80で洗浄する。
カラムからのtPA B鎖(融合)の溶出は、10mMリン酸ナ
トリウム、pH7.0および0.05%トウイーン80からなる緩
衝液中の1.6M NH4SCNを用いて達成される。
DE−3中での2回連続クロマトグラフィサイクル後の
酵母組換体tPA B鎖(融合)の純度はSDSゲル電気泳動に
より評価されるように90%以上である。分子は明らかな
分子量>120KDで移行し、これはエンドグリコシダーゼ
H(トリンブルTrimbleら(1984)Anal.Biochem.141,51
5−522)で処理すると約33KDまで減少する。これは分泌
された酵母組換体tPA B鎖(融合)が高度にグリコシル
化されることを示す。グリコシル化は全分子量の75%に
寄与する。
酵母組換体tPA B鎖(融合)の活性は螢光光度計分析
で測定される(ツィンマーマンZimmermannら、(1978)
Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75,750)。tPA B鎖(融合)の
特異的活性は150,000FU/mgタンパク質である(比較:EP
l00561に記載されたように酵母組換体tPAの活性は125,0
00FU/mgである)。
例5 サッカロミセス セレヴィシェーからのscuPAの
回収 酵母組換体scuPAはヨーロッパ特許出願第288,435号に
記載されているように発現される。サッカロミセス セ
レヴィシェー菌株HT246/pJDB207/GAPDL−I−UPAは次の
ような複合培地で増殖する(g/l):ペプトン5、酵母
抽出物10、グルコース20、サッカロース40、(NH4)2SO4
3、KH2PO4 2、MgSO4 0.5、NaCl 0.1、CaCl2 0.1、ビオ
チン10μg/l。ほぼ1×109細胞/ml が30℃にて200回転/分で48時間インキュベーション後
に得られる。
培養物を遠心分離し、細胞を、66mMリン酸カリウムpH
7.4、4mMツヴィッターゲント(カルビオケム)からなる
溶解緩衝液中に再懸濁させ、ダイノーミル(ブラウン−
メルサンゲン)中で破壊する。破壊細胞懸濁液の上清を
25mMリン酸カリウムpH7.4、0.5%トウィーン80で500ml
まで調整する。予備膨潤した陰イオン交換体DE52 50g
(ワットマン、スプリングフィールド、英国)を加え、
懸濁液を4℃で30分間振とうする。ブフナーロートを用
いてビーズを溶液から分離し、溶液を1N HClでpH4まで
調整する。伝導率は理想的には10−11mS(ミリジーメン
ス)である。陽イオン交換体S−セファロース ファス
ト フロー(ファルマシア、アップサラ、スウェーデ
ン)50g(湿式重量)を加え、懸濁液を4℃で1時間振
とうする。洗浄後、ビーズを直径10mmのカラムヘ移し、
scuPAを100mMトリス−HCl pH8.5、0.05%トウィーン80
で溶出する。scuPA含有フラクションを直ちに抗−ウロ
キナーゼIgG−セファロース4Bカラム〔ヒト尿ウロキナ
ーゼに対し生ずる精製されたポリクローナルウサギ抗体
(IgGフラクション)〕を施こし、同じ緩衝液2容量で
洗浄し、次いで0.5M NaCl、0.2Mグリシン−HCl、PH2.5
で溶出する。酵母中に生じたscuPAはSDSポリアクリルア
ミドゲル電気泳動により判定されたように精製形で溶出
する。酵母scuPAは還元条件下で約54−55KD分子のシン
グルバンドとして移行する。
例6 CHO細胞培養物上清からのハイブリッドプラスミ
ノーゲンアクチベーターの回収 ハイブリッドプラスミノーゲンアクチベーターはヨー
ロッパ特許出願第277 313号に記載されたようにCHO細胞
に発現する。EP 277 313においてUK2TPAB(BC)、K2UPA
B(BC)およびFK2UPAB(BC)と指名されたハイブリッド
プラスミノーゲンアクチベーターはそれぞれハイブリッ
ドuK2tPA、K2tuPAおよびFK2tuPAと同一である。
それぞれuK2tPA,FK2tuPAまたはK2tuPAを含む培地
を、ミクロフィルター(クロスフローKrosFlo II、ミク
ロゲンMicrogenからの0.2μm中空繊維モジュール、カ
リフォルニア)により採取する。細胞を含まない培地を
接線方向流れ限外過(ペリコンPelliconカセット型PL
GC 10′000NMWLミリポア)により20〜50倍に濃縮する。
この粗生成物をそれぞれの場合アフィニティクロマトグ
ラフィにより精製する。
6a:uK2tPA 臭化シアン活性化セファロース(ファルマシア)と結
合したDE−3中でuK2tPAをクロマトグラフィで精製す
る。DE−3はエリトリナラティシマ(Erythrina latiss
ima)からのトリプシン阻害剤である(チェ・ハッセンC
h.Heussen、ユニバシティ オブ ケープタウン、Thesi
s 1982).DE−3セファロースをuK2tPAを含む濃縮培地
へ加え、懸濁液を4℃にて45分間撹拝する。次いでビー
ズをカラムヘ移し、1M NaCl、10mMリン酸ナトリウムpH
7.0、0.1%トウィーン80で洗浄する。酵素の溶出は、10
mMリン酸ナトリウムpH7.0と0.05%トウィーン80からな
る緩衝液中1.6M NH4SCNを用いて達成される。DE−3カ
ラムからの溶出液をG75培地カラム(ファルマシア)へ
施こし、10mMトリス/HCl pH8.5、0.05%トウィーン80で
平衡化し、平衡緩衝液で展開する。uK2tPA含有フラクシ
ョンをプールし、モノ(Mono)Qカラム(1ml床容量、
ファルマシア)へ施こし、10mMトリス/HCl pH8.5、0.05
%トウィーン80で平衡化する。平衡緩衝液で洗浄後、uK
2tPAを平衡緩衝液および1M NaCl、10mMトリス/HCl pH8.
5、0.05%トウィーン80からなる緩衝液Bの直線状勾配
液で溶出する。
この方法で作られたuK2tPAは、非還元条件下でSDSポ
リアクリルアミドゲル電気泳動にてそれぞれ44KDと42KD
分子量の二重バンドとして移行し、低分子量形で全タン
パク質の約70%である。125J−コンカナバリンAを用い
た標識実験により高分子量形はB鎖ばかりでなく“クリ
ングル”領域でもグリコシル化されることがわかる。
6b:FK2tuPAとK2tuPA それぞれFK2tuPAまたはK2tuPAを含む濃縮培地へ、抗
ウロキナーゼIgG−セファロースを加え〔ヒト尿ウロキ
ナーゼに対して生ずる精製ポリクローナルウサギ抗体
(IgG−フラクション)〕そして懸濁液を4℃にて45分
間撹拌する。次いでビーズをカラムヘ移し、1M NaCl、1
0mMリン酸ナトリウムpH7.0、0.05%トウィーン80で洗浄
する。各々のPAを150mMε−アミノカブロン酸、50mMグ
リシンpH2.2、0.05%トウィーン80で溶出する。タンパ
ク質含有フラクションを1N NaOHでpH5まで調整する。抗
体カラムからの溶出液を、50mMリン酸ナトリウムpH5.
0、0.05%トウィーン80で平衡化されたモノ−Sカラム
(1ml床容量;ファルマシア)へ施こす。pH6.0で平衡緩
衝液を含む緩衝液Aで洗浄後、緩衝液Aと500mM NaCl、
50mMリン酸ナトリウムpH7.0、0.05%トウィーン80から
なる緩衝液Bの直線状勾配液でPAを溶出する。この方法
により、FK2tuPAはそれぞれ35%B、45%Bおよび55%
Bの3つのピークで溶出し、55%Bピークが主なもので
ある(FK2tuPAの全量の約60−70%)。この第三のピー
クが予期されたN−末端配列である。125J−コンカナバ
リンAでの標識化実験はFK2tuPAのB鎖における炭水化
物が存在し他方クリングル領域には炭水化物が検出され
ないことを示す。この方法で作られたFK2tuPAは非還元
条件下でSDSポリアクリルアミドゲル中約42KD分子量の
一重バンドとして移行する。得られたFK2tuPAは還元朱
件下でSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動およびRP−H
PLC分析で判定されるように約95%以上の純度である。
最終製剤における二本鎖形のフラクションは直接アミド
溶解分析で判定されるように10−15%である。
同じ方法で作られるK2tuPAは非還元条件下でSDSポリ
アクリルアミドゲルにおいて約40KD分子量の拡散バンド
として移行する。125J−コンカナバリンAを用いた標識
実験により酵素のB鎖にのみ炭水化物が示される。得ら
れたK2tuPAはSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動およ
びRP−HPLC分析で判定されるように約95%以上の純度で
ある。最終製剤における二本鎖形のフラクションは直接
アミド溶解分析で判定されるように10−15%である。
例7 ヒト血漿における体外凝血溶解 ヒト血液を3.8%クエン酸ナトリウム溶液へ直接回収
する(血液/クエン酸溶液比9:1)。混合物を10分間1,0
00r.p.m.で遠心分離するとクエン酸 化血漿が得られ
る。
クエン酸化ヒト血漿1mlへ、1M CaCl2水溶液20μl、
125Jヒトフィブリノーゲン(アマーシャムAmersham、約
300,000cpm)10μlおよびヒトトロンビン(ベーリンガ
ーマンハイム)10μl を加える。この混合物を、カミソリ刃でチップを切った
1ml使い捨て注射器へ素早く注入する。混合物を20分間
凝血させ、次いで注射器から押出し、50mMリン酸緩衝液
中で40分間加齢する。血漿1mlから得られる蠕虫状の凝
血を4等分に切断し、各片を10mlの試験管へ入れ新鮮な
非凝集クエン酸化血漿2mlを加える。
凝血溶解反応を、1つのプラスミノーゲンアクチベー
ター単独または2つのプラスミノーゲンアクチベーター
の組合せのいずれかを添加することにより開始する。
対照tPAはアメリカンディアグノスティカAmerican Di
agnostiea、ニューヨークから入手されるか、またはヨ
ーロッパ特許出願第112 22号に記載されているようにヒ
ト黒色腫細胞系から単離される。酵母組換体scuPAはア
メリカンディアグノスティカから入手されるかまたは例
5に記載されるように調製される。tPA B鎖(融合)お
よびハイブリッドプラスミノーゲンアクチベーターuK2t
PA,K2tuPAならびにFK2tuPAは、例4および6に示され
る方法にしたがってそれぞれ精製する。
実験を異なった血液投与者からの血液を用いて実施す
る。特定割合の溶解を達成するのに必要なPA(または2
つの異なったPAsの組合せ)の標準量はしたがって2〜
2.5の因子により変化しうる(図1〜7参照)。
それぞれPAまたはPA−組合せを添加後、試験管を37℃
で軽く回転し、血漿の100μlサンプルを異なった間隔
で採取する。凝血から溶解の間に放出されるサンプルに
おける放射能をγ−カウンターで測定しそしてプラスミ
ノーゲンアクチベーターを有しない対照物と比較して溶
解%として表わす。結果を図1−7に示す。
7a:K2tuPAとtPAの組合せ 70ng/ml tPAまたは280ng/ml K2tuPAを単独でまたは組
合せて凝集した血漿へ加える。結果を図1に示す。相補
的であり単なる加法的でない作用形態は、tPAがK2tuPA
仲介溶解の初期に遅滞期を短かくする初期の時点で最も
著しく見られる。
7b:tPAとscuPAとの組合せ 35ng/ml tPAまたは140ng/ml FK2tuPAを単独でまたは
組合せて凝固血漿へ加える。結果を図2に示す。
7c:uK2tPAとscuPAとの組合せ 140ng/ml uK2tPAまたは280ng/ml scuPAを単独または
組合せて凝固血漿へ加える。結果を図3に示す。
7d:uK2tPAとK2tuPAとの組合せ 70ng/ml uK2tPAまたは70ng/mlK2tuPAを単独または組
合せて凝固血漿へ加える。結果を図4に示す。
7e:tPA B鎖(融合)とscuPAとの組合せ 70ng/ml tPA B鎖(融合)または280ng/ml scuPAを単
独または組合せて凝固血漿へ加える。結果を図5に示
す。
驚くべきことに、図3,4および5に示すように、tPAは
scuPAまたはその置換物の1つと組合せてuK2tPAまたはt
PA B鎖(融合)により置換されると同じ効果が得られ
る。
7f:tPAとuK2tPAとの組合せ 70ng/ml tPAまたは70ng/ml uK2tPAを単独または組合
せて凝固血漿へ加える。結果を図6に示す。
7g:K2tuPAとFK2tuPAとの組合せ 70ng/ml K2tuPAまたは140ng/ml FK2tuPAを単独または
組合せて凝固血漿へ加える。結果を図7に示す。
図6および7に示すように、tPAとuK2tPAまたはK2tuP
AとFK2tuPAの組合せのいずれでも凝血溶解の相補的刺激
が見られない。両方とも溶解は単に加法的なだけであ
る。
例8 経腸投与用医薬製剤 組合せ医薬製剤は、成分Aとして凍結乾燥tPA5mgとデ
キストロース300mgを各々含む6本のガラスびんと成分
BとしてFK2tuPA 20mgとデキストロース300mgを各々含
む6本のガラスびんとからなる。
tPAまたはFK2tuPAの経腸投与用溶液は、酢酸でpH4.0
に調節した100mM酢酸アンモニウム緩衝液含有でピロゲ
ン不含有滅菌溶媒の10mlアンプル1本に6本のガラスび
んの各々の内容を溶解することにより調製される。
tPAとFK2tuPAを用いる代わりに、成分AおよびBとし
て別のPAsの等量を使用することもでき、たとえば成分
AとしてtPA B鎖(融合)、tPA B鎖(延長)またはuK2t
PAおよび成分BとしてK2tuPAである。
微生物の寄託 次の微生物が西ドイツ国、D−3300ブラウンシュバイ
ヒ、マッシュローダー ベッグ 1bのドイッチェ ザム
ラング フォン ミクロオルガニムゼン(DSM)に寄
託された。
【図面の簡単な説明】
第1図はtPAとK2tuPAの相補的作用形式を表わすグラフ
であり、 第2図はtPAとFK2tuPAの相補的作用形式を表わすグラフ
であり、 第3図はuK2tPAとscuPAの相補的作用形式を表わすグラ
フであり、 第4図はuK2tPAとK2tuPAの相補的作用形式を表わすグラ
フであり、 第5図はtPA B鎖(縮合型)とscuPAの相補的作用形式を
表わすグラフであり、 第6図はtPAとuK2tPAの付加的作用形式を表わすグラフ
であり、 第7図はK2tuPAとFK2tuPAの付加的作用形式を表わすグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ ビュルギ スイス国,4057 バーゼル,ブレージリ ンク 140 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 38/49 CA(STN) MEDLINE(STN) BIOTECHABS(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分Aとして、tPAを、そして成分Bとし
    て、以下の式(II): NH2−X2−L2−Y2−COOH (II) {式中、X2は、ヒトtPAのアミノ酸番号1〜49及び176〜
    262から成るアミノ酸配列であり、L2は、ヒトtPAのアミ
    ノ酸番号263〜275から成るアミノ酸配列を表し、そして
    Y2は、ヒトuPAのアミノ酸番号159〜411から成るヒトuPA
    の触媒ドメインである。}により表されるプラスミノー
    ゲン・アクチベーター(FK2tuPA)を含むか、又はA成
    分として、tPAを、そしてB成分として、上記式(II)
    {式中、X2は、ヒトtPAのアミノ酸番号1〜3及び176〜
    262から成るアミノ酸配列であり、L2は、ヒトtPAのアミ
    ノ酸番号263〜275から成るアミノ酸配列を表し、そして
    Y2は、ヒトuPAのアミノ酸番号159〜411から成るヒトuPA
    の触媒ドメインを表す。}により表されるプラスミノー
    ゲン・アクチベーター(K2tuPA)を含むか、又は成分A
    として、以下の式(I): NH2−X1−L1−Y1−COOH (I) {式中、X1は、ヒトtPAのアミノ酸番号176〜262に連続
    して連絡されたヒトuPAのアミノ酸番号1〜44から成る
    アミノ酸配列であり、L1は、ヒトtPAのアミノ酸番号263
    〜275から成るアミノ酸配列を表し、そしてY1は、ヒトt
    PAのアミノ酸番号276〜527から成るヒトtPAの触媒ドメ
    インである。}により表されるプラスミノーゲン・アク
    チベーター(uK2tPA)を、そして成分Bとして、上記式
    (II){式中、X2は、ヒトtPAのアミノ酸番号1〜3及
    び176〜262から成るアミノ酸配列であり、L2は、ヒトtP
    Aのアミノ酸番号263〜275から成るアミノ酸配列を表
    し、そしてY2は、ヒトuPAのアミノ酸番号159〜411から
    成るヒトuPAの触媒ドメインである。}により表される
    プラスミノーゲン・アクチベーター(K2tuPA)を含み、
    ここで、成分Aと成分Bが、血液凝固物の溶液に関して
    相乗効果をもつ比において存在する医薬組成物。
  2. 【請求項2】成分A対成分Bの重量比が、1:1〜1:20の
    間にある、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】成分A対成分Bの重量比が、1:1〜1:10の
    間にある、請求項1に記載の医薬組成物。
  4. 【請求項4】血栓症、動脈硬化、心筋梗塞及び脳梗塞、
    静脈血栓症、血栓塞栓症、術後血栓症又は血栓静脈炎に
    より引き起こされる血栓症又は疾患の予防又は治療のた
    めの、請求項1に記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】心筋梗塞の予防又は治療のための、請求項
    1に記載の医薬組成物。
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