JP2903371B2 - 同期システム - Google Patents

同期システム

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JP2903371B2
JP2903371B2 JP6169468A JP16946894A JP2903371B2 JP 2903371 B2 JP2903371 B2 JP 2903371B2 JP 6169468 A JP6169468 A JP 6169468A JP 16946894 A JP16946894 A JP 16946894A JP 2903371 B2 JP2903371 B2 JP 2903371B2
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秀樹 宇野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスタとシフトレジス
タとを備え、前記マスタからの送信データ、クロック、
並びに前記送信データが有効か否か、或いは前記送信デ
ータの送信が終了した旨を示すデータ有効信号を受信し
て前記マスタと同期して動作するスレーブとを備える同
期システムに係り、特に電源起動時にスレーブ側が独自
に初期設定でき、電源起動時のシフトレジスタ出力が不
定であることによる誤動作を防止した同期システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の同期システムの構成図を図6に示
す。同図において、本従来例の同期システムはマスタ1
とスレーブ110とを具備する。マスタ1には少なくと
も外部クロックCLKを供給するクロック源2が備えら
れる。またスレーブ110には外部ラッチ信号LAT、
外部データCID及び外部クロックCLKの入力インタ
フェース111、シフトレジスタ23並びにシフトレジ
スタ23の出力データに基づいて表示出力する表示装置
24が備えられる。
【0003】このような構成の同期システムにおいて
は、マスタ1からスレーブ110への外部データCID
の送信動作並びにスレーブ111側の受信動作は以下の
ような方法で行われる。
【0004】図6のような構成では、外部ラッチ信号L
ATは外部データCIDが有効であるか否かを示す。該
外部ラッチ信号LATがアクティブである時に外部デー
タCIDは同期した外部クロックCLKに従ってシフト
レジスタ23に取り込まれ、その後シフトレジスタ23
からデータが取り出される。
【0005】また、外部ラッチ信号LATの代わりに送
信データの送信が終了した旨を示すストローブ信号を用
いる場合には、外部データCIDが同期した外部クロッ
クCLKに従ってシフトレジスタ23に取り込まれ、ス
トローブ信号をロード信号としてシフトレジスタ23か
らデータが取り出される。
【0006】同期式のデータ通信手法には上記方法以外
にも種々の方法があるが、本手法によれば、1つのマス
タ(送り側)から複数のスレーブ(受け側)にデータ及
びクロックが共通に配られ、ラッチ信号又はストローブ
信号だけを個別に供給する構成にすることで1対多数の
通信が実現でき、省力化、効率化が図れるという利点が
ある。本手法は、同一装置内や同一基板上での一方向信
号伝達によく用いられる手法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
同期システムでは電源(外部電源IG)投入時(起動
時)に、スレーブ110のシフトレジスタ23内部は例
えば低位電位又は不定電位であり、その後マスタ1側か
ら送信データが送られてくるまで表示装置24の表示出
力が保証されないという問題があった。
【0008】特に、車両の空調制御装置等に本従来の同
期システムが適用される場合には、マスタ1側から送信
データが送られてくるまで予期できない表示出力となる
ため、誤った判断を促し、製品の信頼性を著しく低下さ
せるという問題があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するもので、
マスタからの送信データ、クロック並びに送信データが
有効か否か、或いは送信データの送信が終了した旨を示
すデータ有効信号を受信してスレーブ内のシフトレジス
タに送信データを取り込む同期システムにおいて、電源
起動時にスレーブ側が独自に初期設定でき、電源起動時
のシフトレジスタ出力が不定であることによる誤動作を
防止した同期システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴の同期システムにおいては、マ
スタとシフトレジスタとを備え、前記マスタからの送信
データ、クロック並びに前記送信データが有効か否か、
或いは前記送信データの送信が終了した旨を示すデータ
有効信号を受信して前記マスタと同期して動作するスレ
ーブとを有する同期システムであって、前記スレーブ
は、当該スレーブに供給される外部電源の電圧を検出す
る電源電圧検出部と、前記電源電圧検出部の検出信号を
一定時間遅延する遅延回路部と、前記遅延した検出信号
に基づき前記シフトレジスタの初期化を行うリセット信
号を生成するリセット信号生成部とを有して構成され
る。
【0011】また、本発明の第2の特徴の同期システム
においては、前記電源電圧検出部はカソードを前記外部
電源側にアノードを接地電位側にそれぞれ接続するツェ
ナーダイオードを有して構成し、前記遅延回路部は前記
検出信号により電荷を蓄積するコンデンサと前記コンデ
ンサの蓄積電荷量に応じて開閉動作を行う第1スイッチ
ング手段とを有して構成し、前記リセット信号生成部は
前記第1スイッチング手段の出力電位に応じて開閉動作
を行う第2スイッチング手段を有して構成される。
【0012】また、本発明の第3の特徴の同期システム
においては、前記遅延回路部は、前記コンデンサの蓄積
電荷の放電時に放電を促進する放電回路を有して構成さ
れる。
【0013】また、本発明の第4の特徴の同期システム
においては、前記スレーブは、前記遅延した検出信号に
基づき、前記データ有効信号の前記シフトレジスタへの
供給を制御する入力信号固定部を有して構成される。
【0014】更に、本発明の第5の特徴の同期システム
においては、前記入力信号固定部は、前記第1スイッチ
ング手段の出力電位に応じて開閉動作を行う第3スイッ
チング手段を有して構成される。
【0015】
【作用】本発明の第1の特徴の同期システムでは、マス
タからの送信データ、クロック並びに前記送信データが
有効か否か、或いは前記送信データの送信が終了した旨
を示すデータ有効信号を受信してスレーブを前記マスタ
と同期動作させる場合に、前記スレーブ側では電源電圧
検出部により当該スレーブに供給される外部電源の電圧
を検出し、該検出信号を遅延回路部により一定時間だけ
遅延させ、例えば電源起動時にリセット信号生成部によ
って該遅延した検出信号に基づいて前記シフトレジスタ
の初期化を行うリセット信号が生成される。これによ
り、電源起動時にスレーブ側において独自に当該スレー
ブ内のシフトレジスタの内容を初期設定でき、電源起動
時にシフトレジスタの出力が不定であることによる誤動
作が防止できる。
【0016】また、本発明の第2の特徴の同期システム
では、電源電圧検出部のツェナーダイオードにより外部
電源電圧に応じたツェナー電流を発生させ、該ツェナー
電流により遅延回路部のコンデンサに電荷を蓄積し、前
記コンデンサの蓄積電荷量に応じて第1スイッチング手
段の開閉動作が制御できる。リセット信号生成部では、
前記第1スイッチング手段の出力電位に応じて第2スイ
ッチング手段の開閉動作が制御できる。これにより、電
源投入時からコンデンサに蓄積される電荷が規定量に至
るまでの期間にリセット信号生成部の第2スイッチング
手段を開又は閉状態にして当該スレーブ内のシフトレジ
スタの内容を初期設定する信号をアクティブにするの
で、電源起動時にシフトレジスタの出力が不定であるこ
とによる誤動作が防止できる。
【0017】また、本発明の第3の特徴の同期システム
では、前記遅延回路部に前記コンデンサの蓄積電荷の放
電時に放電を促進する放電回路を具備したので、外部電
源を閉じた後で即座に外部電源を再投入する場合等にお
いても速やかに初期設定を行い得る状態に戻すことがで
きる。
【0018】更に、本発明の第4及び第5の特徴の同期
システムでは、前記スレーブの入力信号固定において、
前記遅延した検出信号に基づき前記データ有効信号の前
記シフトレジスタへの供給が制御できる。これにより、
前記シフトレジスタの内容を初期設定する信号がアクテ
ィブである間、前記データ有効信号の前記シフトレジス
タへの供給が制限でき、シフトレジスタの内容が保証で
きる。
【0019】
【実施例】次に、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0020】図1に本発明の一実施例に係る同期システ
ムの構成図を示す。図1において、図6(従来例)と重
複する部分には同一の符号を附する。
【0021】同図において、本実施例の同期システムは
マスタ1とスレーブ10とを具備する。マスタ1からの
送信データ(外部データCID)、クロック(外部クロ
ックCLK)並びに送信データ(CID)が有効か否か
を示すデータ有効信号(外部ラッチ信号LAT)を受信
して、スレーブ10はマスタ1と同期して動作する。マ
スタ1及びスレーブ10への電源として外部電源IGが
供給される。
【0022】マスタ1には少なくとも外部クロックCL
Kを供給するクロック源2が備えられる。またスレーブ
10には電源電圧検出部11、定電圧回路部12、遅延
回路部13、ラッチ入力インタフェース14、リセット
信号生成部18、入力ドライバ21及び22、シフトレ
ジスタ23、並びに表示装置24(図示せず)が備えら
れる。
【0023】電源電圧検出部11はスレーブ10に供給
される外部電源IGの電圧を検出する。定電圧回路部1
2は外部電源IGに基づき内部電源(電圧)Viを生成
する。遅延回路部13は電源電圧検出部11の検出信号
を一定時間遅延する。リセット信号生成部18は遅延し
た検出信号に基づきシフトレジスタ23の初期化を行う
リセット信号RSTを生成する。
【0024】またラッチ入力インタフェース14は入力
部15、入力信号固定部16及び出力部17から構成さ
れる。入力信号固定部16は遅延した検出信号に基づき
前記データ有効信号の前記シフトレジスタへの供給を制
御する。
【0025】入力ドライバ21は外部データ(シリアル
データ)CIDを内部データcidとして駆動される。
入力ドライバ22は外部クロックCLKを内部クロック
clkとして駆動される。
【0026】シフトレジスタ23はラッチ入力インタフ
ェース14からの内部ラッチ信号latがアクティブで
ある時に内部データcidを同期した内部クロックcl
kに従って取り込む。
【0027】更に表示装置24はシフトレジスタ23の
出力データSo1〜Sonに基づいて表示出力する。
【0028】図2に、本実施例の同期システムにおける
電源電圧検出部11、定電圧回路部12、遅延回路部1
3、ラッチ入力インタフェース14及びリセット信号生
成部18の詳細回路図を示す。
【0029】電源電圧検出部11はカソードを外部電源
IG側にアノードを接地電位(GND)側にそれぞれ接
続するツェナーダイオードZ2と抵抗R2とから構成さ
れる。電源電圧によりツェナーダイオードZ2のツェナ
ー電流が変化する。
【0030】定電圧回路部12はトランジスタTr1、
ツェナーダイオードZ3及び抵抗R3から構成される。
定電圧回路部12は内部電源電圧Viを生成して当該ス
レーブ10内の各構成要素を作動させる。
【0031】遅延回路部13は、ツェナー電流により電
荷を蓄積するコンデンサC1と、コンデンサC1の蓄積
電荷量に応じて開閉動作を行うトランジスタ(第1スイ
ッチング手段)Tr2と、コンデンサC1の蓄積電荷の
放電時に放電を促進するダイオード(放電回路)D1
と、抵抗R4及びR5とから構成される。
【0032】リセット信号生成部18は、トランジスタ
Tr2のコレクタ出力電位に応じて開閉動作を行うトラ
ンジスタ(第2スイッチング手段)Tr4と、抵抗R8
及びR9とから構成される。トランジスタTr2がオフ
状態の時はトランジスタTr4がオン状態となってリセ
ット信号RSTは”L”レベル出力となり、トランジス
タTr2がオン状態の時はトランジスタTr4がオフ状
態となってリセット信号RSTは”H”レベル出力とな
る。
【0033】ラッチ入力インタフェース14の入力部1
5は抵抗R12、コンデンサC3、ダイオードD2及び
ツェナーダイオードZ4から構成される。
【0034】また入力信号固定部16は、トランジスタ
Tr2のコレクタ出力電位に応じて開閉動作を行うトラ
ンジスタ(第3スイッチング手段)Tr5と、抵抗R1
0及びR11とから構成される。
【0035】ラッチ入力インタフェース14の出力部1
7は、トランジスタTr5の開閉動作で制御されるトラ
ンジスタTr3と、抵抗R6及びR7と、コンデンサC
2とから構成される。従って、トランジスタTr5がオ
フ状態の時、内部ラッチ信号latには外部ラッチ信号
LATの反転論理が出力される。
【0036】次に、本実施例の同期システムの動作を説
明する。図3は、本実施例において、電源起動から、初
期設定が完了して入力信号受付け可能状態を経て電源閉
に至るまでの各部の電位及び電荷量の変化を示すタイミ
ングチャートである。
【0037】(1)電源IGが起動されて初期設定され
るまで 外部電源IGが起動される(図3(a)参照)と、電源
電圧検出部11及び定電圧回路部12に電流が流れ込
み、定電圧回路部12から内部電源電圧Viが出力され
て当該スレーブ10内の各構成要素が動作状態となる。
【0038】電源電圧検出部11ではツェナー電流が発
生して抵抗R4を介してコンデンサC1に流れ込み、コ
ンデンサC1に電荷が蓄積される(図3(b)参照)。
【0039】この時、トランジスタTr2はコンデンサ
C1によってオフ状態であり、トランジスタTr2のコ
レクタ電位は”H”レベルである(図3(c)参照)。
【0040】従って、トランジスタTr4及びTr5は
オン状態となり(図3(d)及び(e)参照)、リセッ
ト信号生成部からは”L”レベルのリセット信号RST
が出力され、ラッチ入力インタフェース14ではトラン
ジスタTr3のベース電位が”L”レベルとなるので、
トランジスタTr3はオフ状態となり(図3(f)参
照)、内部ラッチ信号latは外部ラッチ信号LATの
レベルに関係なく”H”レベルとなる。
【0041】(2)入力信号受付け可能状態(一般動作
状態) 電源電圧検出部11からのツェナー電流はコンデンサC
1に電荷を蓄積していくが(図3(b)参照)、コンデ
ンサC1に規定量の電荷が蓄積されると、トランジスタ
Tr2がオン状態となる(図3(c)参照)。
【0042】これにより、トランジスタTr4はオフ状
態に変化し(図3(d)参照)、リセット信号生成部か
らは”H”レベルのリセット信号RSTが出力される。
つまり、リセット信号RSTは電源起動からコンデンサ
C1に規定量の電荷が蓄積されるまでの期間だけ、”
L”レベル(アクティブ)出力となる。
【0043】また、トランジスタTr5もオフ状態に変
化し(図3(e)参照)、ラッチ入力インタフェース1
4ではトランジスタTr3のベース電極には内部電源V
iからの電流が流れ込むので、トランジスタTr3は外
部ラッチ信号LATのレベルに応じて開閉動作すること
となり(図3(f)参照)、内部ラッチ信号latには
外部ラッチ信号LATの反転論理の信号が出力される。
即ち、ラッチ入力受付け可能状態である。
【0044】(3)外部電源IG閉時 遅延回路部13には放電回路(ダイオード)D1が具備
されており、外部電源IG閉時にはコンデンサC1の蓄
積電荷をダイオードD1を介して速やかに放電(図3
(b)における実線及び破線を比較参照)させる構成と
なっている。これは外部電源IGを閉じた後で即座に外
部電源IGを再投入する場合等のため、速やかに初期設
定を行い得る状態に戻しておく必要があるからである。
【0045】次に図4により具体的なシフトレジスタ2
3及び表示装置24周辺の詳細回路図を示す。同図に示
す具体例は本実施例の同期システムを車両の空調制御装
置に適用したものである。
【0046】シフトレジスタ23にはシリアルイン・パ
ラレルアウト・ドライバIC(例えば、図4ではNEC
製のMOSICμPD6345)IC1及びIC2が使
用される。該ICの各端子には接地端子GD、イネーブ
ル端子EN(”H”レベルでデータ出力、”L”レベル
で出力バッファをオフ)、ラッチ端子L(”L”レベル
でデータを保持、”H”レベルでデータをラッチに記
憶)、シリアルデータ出力端子Do(クロックCKの立
ち上がりでシリアルデータを出力、次段ICの端子Di
に接続可)、データ出力端子SO1〜SO8(オープン
コレクタ出力)、シリアルデータ入力端子Di(クロッ
クCKの立ち上がりでシフトレジスタに入力)、シリア
ルクロック入力端子CK、リセット入力端子R(シフト
レジスタのデータの全てをクリア、”H”レベルで通常
動作、”L”レベルでリセット)、電源端子VDがあ
る。
【0047】電源端子VDには内部電源Viが、イネー
ブル端子EN及びリセット入力端子Rにはリセット信号
RSTが、ラッチ端子Lには内部ラッチ信号latが、
シリアルクロック入力端子CKには内部クロックclk
がそれぞれ接続されている。また、1段目のIC1のシ
リアルデータ入力端子Diには内部データcidが、2
段目のIC2のシリアルデータ入力端子Diには1段目
のIC1のシリアルデータ出力端子Doがそれぞれ接続
されて、全体として16ビットのシフトレジスタが構成
される。
【0048】シフトレジスタ23(IC1及びIC2)
のデータ出力端子SO1〜SO8は表示装置24内のL
ED(発光ダイオード)LD1〜LD15に接続され、
シフトレジスタの内容を表示する構成になっている。
【0049】前記入力信号受付け可能状態(一般動作状
態)における外部クロックCLK、外部ラッチ信号LA
T及び外部データCIDのタイミングチャートを図5に
示す。
【0050】表示データとしてはOFF(空調制御装置
がオフ;但し、これに該当するLEDは用意されていな
い)、FOOT(乗員の足元への送風)、内気(車内の
空気循環)等々がある。16ビットデータ毎にLED表
示データが切り替えられる。以上説明したように、本実
施例の同期システムでは、マスタ1からの送信データC
ID、クロックCLK並びに送信データが有効か否かを
示すラッチ信号LATを受信してスレーブ10内のシフ
トレジスタ23に送信データを取り込む同期システムに
おいて、電源起動時に、スレーブ10側で電源電圧IG
を検出して独自に初期設定を行うリセット信号RSTを
生成することとしたので、電源起動時にシフトレジスタ
23の出力が不定であることによる誤動作が防止でき
る。
【0051】尚、上記実施例では、送信データCIDが
有効か否かを示すラッチ信号LATを用いてスレーブ1
0側で有効データを取り込む構成としたが、ラッチ信号
LATの代わりに送信データCIDの送信が終了した旨
を示すデータ有効信号(ストローブ信号)を用いて送信
データCIDを同期したクロックCLKに従ってシフト
レジスタ23に取り込ませておき、ストローブ信号をロ
ード信号としてシフトレジスタ23からデータを取り出
す構成としてもよい。
【0052】また、本実施例の同期システムを例えば車
両の空調制御装置に適用した場合には電源起動時にシフ
トレジスタ23の内容がリセットされて予期できない表
示出力をすることがなく、従って製品の信頼性の低下が
防げる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マスタからの送信データ、クロック、並びに前記送信デ
ータが有効か否か、或いは前記送信データの送信が終了
した旨を示すデータ有効信号を受信してスレーブを前記
マスタと同期動作させる場合に、前記スレーブ側では電
源電圧検出部により当該スレーブに供給される外部電源
の電圧を検出し、該検出信号を遅延回路部により一定時
間だけ遅延させ、例えば電源起動時にリセット信号生成
部によって該遅延した検出信号に基づいて前記シフトレ
ジスタの初期化を行うリセット信号が生成される。これ
によって、電源起動時にスレーブ側において独自に当該
スレーブ内のシフトレジスタの内容を初期設定でき、電
源起動時にシフトレジスタの出力が不定であることによ
る誤動作を防止し得る同期システムが提供できる。
【0054】また、本発明によれば、電源電圧検出部の
ツェナーダイオードにより外部電源電圧に応じたツェナ
ー電流を発生させ、該ツェナー電流により遅延回路部の
コンデンサに電荷を蓄積し、前記コンデンサの蓄積電荷
量に応じて第1スイッチング手段の開閉動作が制御でき
る。リセット信号生成部では前記第1スイッチング手段
の出力電位に応じて第2スイッチング手段の開閉動作が
制御できる。電源投入時からコンデンサに蓄積される電
荷が規定量に至るまでの期間にリセット信号生成部の第
2スイッチング手段を開または閉状態にして、当該スレ
ーブ内のシフトレジスタの内容を初期設定する信号をア
クティブにすることとしたので、電源起動時にシフトレ
ジスタの出力が不定であることによる誤動作を防止し得
る同期システムが提供できる。
【0055】また、本発明によれば、前記遅延回路部に
前記コンデンサの蓄積電荷の放電時に放電を促進する放
電回路を具備したので、外部電源を閉じた後で即座に外
部電源を再投入する場合等においても速やかに初期設定
を行い得る状態に戻し得る同期システムが提供できる。
【0056】更に、本発明によれば、前記スレーブの入
力信号固定において、前記遅延した検出信号に基づき前
記データ有効信号の前記シフトレジスタへの供給を制御
することとしたので、前記シフトレジスタの内容を初期
設定する信号がアクティブである間、前記データ有効信
号の前記シフトレジスタへの供給を制限することがで
き、シフトレジスタの内容を保証し得る同期システムが
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る同期システムの構成図
である。
【図2】前記同期システムにおける電源電圧検出部、定
電圧回路部、遅延回路部、ラッチ入力インタフェース及
びリセット信号生成部の詳細回路図である。
【図3】前記同期システムにおいて電源起動から初期設
定が完了して入力信号受付け可能状態を経て電源閉に至
るまでの各部の電位及び電荷量の変化を示すタイミング
チャートである。
【図4】前記同期システムにおいてシフトレジスタ及び
表示装置周辺の詳細回路図である。
【図5】前記同期システムにおいて入力信号受付け可能
状態における外部クロックCLK、外部ラッチ信号LA
T及び外部データCIDのタイミングチャートである。
【図6】従来の同期システムの構成図である。
【符号の説明】
1 マスタ 2 クロック源 10 スレーブ 11 電源電圧検出部 12 定電圧回路部 13 遅延回路部 14 ラッチ入力インタフェース 15 入力部 16 入力信号固定部 17 出力部 18 リセット信号生成部 21,22 入力ドライバ 23 シフトレジスタ 24 表示装置 IG 外部電源(電圧) CID 送信データ(外部データ) CLK クロック(外部クロック) LAT データ有効信号(外部ラッチ信号) Vi 内部電源(電圧) RST リセット信号 cid 内部データ clk 内部クロック lat 内部ラッチ信号 So1〜Son シフトレジスタ23の出力データ GND 接地電位 Tr1〜Tr11 トランジスタ Tr2 トランジスタ(第1スイッチング手段) Tr4 トランジスタ(第2スイッチング手段) Tr5 トランジスタ(第3スイッチング手段) R1〜R34 抵抗 D1 ダイオード(放電回路) D2〜D13 ダイオード Z1〜Z11 ツェナーダイオード C1〜C12 コンデンサ LD1〜LD15 LED(発光ダイオード) IC1,IC2 シリアルイン・パラレルアウト・ドラ
イバIC(シフトレジスタ)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−265948(JP,A) 特開 平4−287150(JP,A) 特開 平4−216237(JP,A) 特開 平1−253798(JP,A) 特開 平3−153294(JP,A) 特開 昭63−304228(JP,A) 特開 平4−204993(JP,A) 特開 昭60−216387(JP,A) 実開 昭64−33226(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 3/00 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタと、シフトレジスタとを備え、前
    記マスタからの送信データ、クロック、並びに前記送信
    データが有効か否か、或いは前記送信データの送信が終
    了した旨を示すデータ有効信号を受信して、前記マスタ
    と同期して動作するスレーブとを有する同期システムで
    あって、 前記スレーブは、当該スレーブに供給される外部電源の
    電圧を検出する電源電圧検出部と、前記電源電圧検出部
    の検出信号を一定時間遅延する遅延回路部と、前記遅延
    した検出信号に基づき前記シフトレジスタの初期化を行
    うリセット信号を生成するリセット信号生成部とを有
    し、 前記電源電圧検出部は、カソードを前記外部電源側にア
    ノードを接地電位側にそれぞれ接続するツェナーダイオ
    ードを有し、 前記遅延回路部は、前記検出信号により電荷を蓄積する
    コンデンサと、前記コンデンサの蓄積電荷量に応じて開
    閉動作を行う第1スイッチング手段とを有し、 前記リセ
    ット信号生成部は、前記第1スイッチング手段の出力電
    位に応じて開閉動作を行う第2スイッチング手段 を有す
    ることを特徴とする同期システム。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路部は、前記コンデンサの蓄
    積電荷の放電時に放電を促進する放電回路を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の同期システム。
  3. 【請求項3】 前記スレーブは、前記遅延した検出信号
    に基づき、前記データ有効信号の前記シフトレジスタへ
    の供給を制御する入力信号固定部を有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の同期システム。
  4. 【請求項4】 前記入力信号固定部は、前記第1スイッ
    チング手段の出力電位に応じて開閉動作を行う第3スイ
    ッチング手段を有することを特徴とする請求項3に記載
    の同期システム。
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