JP2900881B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2900881B2
JP2900881B2 JP8137170A JP13717096A JP2900881B2 JP 2900881 B2 JP2900881 B2 JP 2900881B2 JP 8137170 A JP8137170 A JP 8137170A JP 13717096 A JP13717096 A JP 13717096A JP 2900881 B2 JP2900881 B2 JP 2900881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に上層配線層を下層配線層に接続するため
のコンタクト孔の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板に設けられた個々の半導体素
子の微細化およびこれら半導体素子の集積してなる半導
体基板に設けられた半導体装置の高密度化は、依然とし
て精力的に進められている。これら微細化および高密度
化はリソグラフィ技術により規定される最小加工寸法
(=F)の進化に大きく依存しているものの、この進化
のみに依存したのでは満足のいく微細化,高密度化は達
成できない。例えば、半導体基板の表面もしくは表面上
に形成された下層配線層のみに着目するならば、これら
下層配線層の最小線幅並びに最小間隔をFにすることは
容易である。また、下層配線層と半導体基板を覆う絶縁
膜上に形成された上層配線層との接続に供する絶縁膜に
設けられたコンタクト孔のみに着目するならば、これら
開口径をFにすることも容易である。さらに、上層配線
層のみに着目するならば、これら上層配線層の最小線幅
並びに最小間隔をFにすることも上記同様に容易であ
る。しかしながら、このような下層配線層,コンタクト
孔および上層配線層を組合わせて実用に耐えうる半導体
装置を形成することは容易ではない。何故容易でないの
かは、リソグラフィ工程に関わる理由による。半導体素
子が集積させてなる半導体装置は、複数回のリソグラフ
ィ工程等を駆使して形成される。このとき、それぞれの
リソグラフィ工程の間にはフォト・マスクの目合わせ余
裕(アライメント・マージン)が必要になる。このた
め、少なくともコンタクト孔が達する下層配線層の部分
での線幅はアライメント・マージンを配慮した分だけ広
げておくことが要求され、下層配線層の配線ピッチを2
Fより大きく設定することが必要になる。
【0003】近年、各種のセルフ・アライン・コンタク
ト孔の採用により、少なくともコンタクト孔が達する下
層配線層の部分での線幅をFにすることは可能になって
いる。例えば、米国特許第5318925号明細書に
は、DRAMのノード・コンタクト孔へのセルフ・アラ
イン・コンタクト孔の採用が開示されている。ノード・
コンタクト孔の開口径とDRAMのメモリ・セルを構成
するトランジスタのソース・ドレイン拡散層の幅とを等
しくしている。上記特許明細書によると、コンタクト孔
の側面には絶縁膜スペーサが形成されており、その結
果、コンタクト孔(ノード・コンタクト孔)下端の実効
的な開口径はコンタクト孔上端の開口径に比べて狭くす
ることが可能になる。そのため、コンタクト孔の開口径
と下層配線層(DRAMのメモリ・セルを構成するトラ
ンジスタのソース・ドレイン拡散層)の線幅とを等しく
しても、支障をきたさないことになる。
【0004】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図33を参照すると、上記米国特許第5318925号
明細書に記載された半導体装置の製造方法は、次のよう
になっている。
【0005】まず、P型シリコン基板201の表面の素
子分離領域にフィールド酸化膜202が形成され、素子
分離領域にゲート酸化膜が形成される。ゲート電極を兼
たワード線が形成された後、素子形成領域にはゲート電
極に自己整合的にN+ 型ソース・ドレイン拡散層208
が形成される。これらのN+ 型ソース・ドレイン拡散層
208は所定の線幅を有している。上面が平坦化された
(第1の)層間絶縁膜212が形成され、この層間絶縁
膜212の表面上に導電体膜パターン261が形成され
る。リソグラフィ工程のアライメントずれにより、これ
ら導電体膜パターン261のそれぞれの一部が、層間絶
縁膜212を介して、それぞれのN+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層208にオーバー・ラップしている。層間絶縁
膜212を覆う(第2の)層間絶縁膜232が形成され
た後、この層間絶縁膜232の表面上には上記所定の線
幅と同じ値の開口径を有した(第1の)フォト・レジス
ト膜パターン275が形成される。フォト・レジスト膜
パターン275をマスクにした第1の異方性ドライ・エ
ッチングにより、層間絶縁膜232がこれの底面近傍ま
で選択的にエッチングされ、この層間絶縁膜232には
開口部283が形成される。これらの開口部283は
(アライメントずれにより)導電体膜パターン261の
一部に懸かっている〔図33(a)〕。
【0006】さらにフォト・レジスト膜パターン275
をマスクにした第2の異方性ドライ・エッチングによ
り、導電体膜パターン261が選択的にエッチングさ
れ、ビット線224が残置形成される。さらにまたフォ
ト・レジスト膜パターン275をマスクにした第3の異
方性ドライ・エッチングにより、層間絶縁膜232,2
12が選択的にエッチングされ、N+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層208に達するノード・コンタクト孔238が
形成される。続いて、全面に所定膜厚の絶縁膜255が
形成される〔図33(b)〕。
【0007】次に、上記絶縁膜255がエッチ・バック
され、ノード・コンタクト孔238の側面を覆う絶縁膜
スペーサ239が残置形成される。これらの絶縁膜スペ
ーサ239は上面と定義できる面を有していない。ノー
ド・コンタクト孔238の上端近傍を除いた部分では絶
縁膜スペーサ239の側面は概ねP型シリコン基板20
1の表面に垂直な平面をなし、ノード・コンタクト孔2
38の上端近傍の部分での絶縁膜スペーサ239の側面
は垂直形状の側面からから曲面を画いてノード・コンタ
クト孔238上端に達している。上記所定膜厚をアライ
メント・マージンより大きな値に設定するならば、絶縁
膜スペーサ239を具備した実効的なノード・コンタク
ト孔の下端はN+ 型ソース・ドレイン拡散層208から
食み出さないことになる。全面に導電体膜264が形成
された後、導電体膜264の表面上には上記所定の線幅
より広い幅を有した(第2の)フォト・レジスト膜パタ
ーン276が形成される〔図33(c)〕。
【0008】フォト・レジスト膜パターン276をマス
クにした第4の異方性ドライ・エッチングにより導電体
膜264がパターニングされ、ストレージ・ノード電極
244が形成される〔図33(d)〕。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記米国特許第531
8925号明細書に記載された半導体装置の製造方法を
応用するならば、(下層配線層である)N+ 型ソース・
ドレイン拡散層の線幅(但し、ワード線に平行な方向で
の線幅であり、ビット線に平行な方向でのN+ 型ソース
・ドレイン拡散層の線幅(=ワード線の間隔)ではな
い)をFにすることは容易である。(なお、上記米国特
許第5318925号明細書に記載されたセルフ・アラ
イン・コンタクト孔により、ワード線の間隔をFに近ず
けることは不可能である。このノード・コンタクト孔が
隣接するワード線の部分はチャネル領域部分(ゲート電
極として直接に機能する部分)であるため、ノード・コ
ンタクト孔を形成する際にワード線の線幅(ゲート長)
を狭めるエッチングは行なえない。)しかしながら、側
面に絶縁膜スペーサを形成したセルフ・アライン・コン
タクト孔の採用のみでは、下層配線層の配線ピッチ(D
RAMにおいては少なくともワード線の配線ピッチ)を
2Fに近ずけるのは容易ではない。上記米国特許第53
18925号明細書に記載されたセルフ・アライン・コ
ンタクト孔を例にして、以下にこの理由を説明する。な
おここでは、ビット線,ストレージ・ノード電極をそれ
ぞれ中間配線層,上層配線層であるものと見なして論ず
る。
【0010】まず、半導体装置の製造工程の断面模式図
である図34を参照して、上層配線層を構成する導電体
膜の膜厚が厚い場合の問題点を説明する。
【0011】P型シリコン基板201の表面にフィール
ド酸化膜202,N+ 型ソース・ドレイン拡散層208
aが形成される。これらのN+ 型ソース・ドレイン拡散
層208aの線幅はFである。上面が平坦化された(第
1の)層間絶縁膜212が形成され、この層間絶縁膜2
12の表面上に導電体膜パターン(図示せず)が形成さ
れる。層間絶縁膜212を覆う(第2の)層間絶縁膜2
32aが形成される。この層間絶縁膜232aの上面は
平坦化されている。この層間絶縁膜232aの表面上に
は開口径がFからなる第1のフォト・レジスト膜パター
ン(図示せず)が形成される。第1のフォト・レジスト
膜パターンをマスクにした第1の異方性ドライ・エッチ
ングにより、層間絶縁膜232aがこれの底面近傍まで
選択的にエッチングされてこの層間絶縁膜232aには
開口部が形成される。
【0012】さらに第1のフォト・レジスト膜をマスク
にした第2の異方性ドライ・エッチングにより、上記導
電体膜パターンが選択的にエッチングされ、中間配線層
224aが残置形成される。さらにまた第1のフォト・
レジスト膜パターンをマスクにした第3の異方性ドライ
・エッチングにより、層間絶縁膜232a,212が選
択的にエッチングされ、N+ 型ソース・ドレイン拡散層
208aに達するコンタクト孔238aが形成される。
続いて、全面に所定膜厚の絶縁膜が形成され、この絶縁
膜がエッチ・バックされ、コンタクト孔238aの側面
を覆う絶縁膜スペーサ239aが残置形成される。これ
らの絶縁膜スペーサ239aの形状は図33に図示した
絶縁膜スペーサ239の形状と概ね同じである。上記所
定膜厚をアライメント・マージンより大きな値に設定す
るならば、絶縁膜スペーサ239aを具備した実効的な
コンタクト孔の下端はN+ 型ソース・ドレイン拡散層2
08aから食み出さないことになる。全面に膜厚の厚い
導電体膜264aaが形成された後、導電体膜264a
aの表面上には幅がFのフォト・レジスト膜パターン2
76aaが形成される〔図34(a)〕。
【0013】フォト・レジスト膜パターン276aaを
マスクにした第4の異方性ドライ・エッチングにより導
電体膜264aaがパターニングされ、線幅Fを有した
上層配線層244aaが形成される〔図34(b)〕。
【0014】ここで、フォト・レジスト膜パターン27
6aaを(導電体膜264aaを介して)コンタクト孔
238aの直上に自己整合的に形成するのは容易ではな
い。それ故、フォト・レジスト膜パターン276aaの
側面の一部が絶縁膜スペーサ239aに位置することに
なる。その結果、(上層配線層244aaが絶縁膜スペ
ーサ239aに直接に接する部分において)上層配線層
244aaの形状不良が発生し、機械的強度や耐湿性等
の品質信頼性上の問題が生じやすくなる。
【0015】次に、半導体装置の製造工程の断面模式図
である図35を参照して、上層配線層を構成する導電体
膜の膜厚が薄い場合の問題点を説明する。
【0016】図34に示した半導体装置の形成と同様の
方法により、コンタクト孔238aの形成,さらには絶
縁膜スペーサ239aの形成までが行なわれる。次に、
全面に膜厚の薄い導電体膜264abが形成される。続
いて、導電体膜264aの表面上には(それのパターン
幅がFになることを目的として)フォト・レジスト膜パ
ターン276abが形成される〔図35(a)〕。
【0017】フォト・レジスト膜パターン276abを
マスクにした第4の異方性ドライ・エッチングにより導
電体膜264aがパターニングされ、上層配線層244
abが形成される〔図35(b)〕。
【0018】ここでは、まずフォト・レジスト膜パター
ン276abの形状に問題が生じる。目的とする第2の
フォト・レジスト膜パターンの端部となるべき部分の一
部は、(表面が曲面をなす部分での)絶縁膜スペーサ2
39aの直上に位置することになる。そのため、第2の
フォト・レジスト膜パターンを形成するための露光に際
して、スペーサ239aの曲面からなる表面からの光の
反射により、フォト・レジスト膜パターン276abに
は形状不良が発生し、フォト・レジスト膜パターン27
6abの幅がFより狭くなる。このようなフォト・レジ
スト膜パターン276abをマスクにしたパターニング
により上層配線層244abを形成する結果、コンタク
ト孔238a上端での上層配線層244abの線幅もF
より狭くなる。そのため、上記上層配線層244aaの
有する問題点に加えて、これら上層配線層244abに
はさらに電気特性上の品質信頼性の問題が生じることに
なる。
【0019】これらの問題を回避するため、従来は上層
配線層によりコンタクト孔の上端を完全に覆っていた。
そのため、開口径がFからなる上記セルフ・アライン型
のコンタクト孔を採用しても、上層配線層の線幅をFよ
り広くしていた。このため上層配線層の間隔をFにして
も上層配線層の配線ピッチは2Fより広くなり、これを
反映して下層配線層の配線ピッチを2Fより広くせざる
おえなった。
【0020】したがって本発明の半導体装置の製造方法
の目的は、下層配線層の配線ピッチを最小加工寸法Fの
2倍にすることが可能になるコンタクト孔の製造方法を
提供することにある。また、COB型のDRAMにおい
ては、少なくともワード線の配線ピッチを2Fにし,メ
モリ・セルのセルサイズを縮小することが可能なノード
・コンタクト孔の製造方法を提供することにある。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板の表面もしくは表面上に最小線幅
および最小間隔がそれぞれFからなる下層配線層を形成
し、酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜を全面に形成す
る工程と、第1の導電体膜からなるストッパ膜を前記層
間絶縁膜の表面上に形成し、PSG膜もしくはBPSG
膜からなる所要膜厚を有した犠牲膜を全面に形成する工
程と、前記犠牲膜の表面上にFからなる第1の開口径を
有した第1のフォト・レジスト膜パターンを形成する工
程と、前記第1のフォト・レジスト膜パターンをマスク
にした第1の異方性ドライ・エッチングにより、上端が
第1の開孔径を有し、下端が該第1の開口径より狭い第
2の開口径を有したダミー・コンタクト孔を前記犠牲膜
に形成する工程と、前記第1のフォト・レジスト膜パタ
ーンを除去する工程と、第2の異方性ドライエッチング
により、前記ストッパ膜に第2の開口径を有した開口部
を形成する工程と、少なくとも前記開口部をマスクにし
て、第3の異方性ドライ・エッチングを行い、前記第2
の開口径を有して前記下層配線層に達するコンタクト孔
を前記層間絶縁膜に形成する工程と、残置した前記犠牲
膜を選択的に除去する工程と、全面に第2の導電体膜を
形成し、第2のフォト・レジスト膜パターンをマスクに
した第4の異方性ドライ・エッチングおよび第5の異方
性ドライ・エッチングによりそれぞれ該第2の導電体膜
および前記ストッパ膜をパターニングして、最小線幅お
よび最小間隔がそれぞれFからなり、積層構造を有した
上層配線層を形成する工程とを有することを特徴として
いる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0029】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図1および図2を参照すると、下層配線層の例としてシ
リコン基板表面に形成されたMOSトランジスタのゲー
ト電極およびN+ 型ソース・ドレイン拡散層とするなら
ば、本発明の第1の実施の形態は以下のようになる。こ
こでの半導体装置は0.2μm設計ルールに基ずいた製
法により形成され、最小加工寸法Fは0.2μm(20
0nm),アライメント・マージンは0.04μm(4
0nm)である。
【0030】まず、P型シリコン基板101aの表面の
素子分離領域には膜厚250nm程度のフィールド酸化
膜102aが形成される。P型シリコン基板101aの
表面の素子形成領域には膜厚8nm程度のゲート酸化膜
103aが形成される。膜厚150nm程度のタングス
テン・ポリサイド膜からなるゲート電極104aが形成
された後、150nm程度の接合の深さを有したN+
ソース・ドレイン拡散層106aが形成される。ここ
で、ゲート電極104aの最小線幅(ゲート長)および
最小間隔とN+ 型ソース・ドレイン拡散層106aの最
小線幅(ゲート幅)および最小間隔とは、それぞれF
(=200nm)である。酸化シリコン膜からなる層間
絶縁膜111aが、常圧気相成長法(APCVD)もし
くは減圧気相成長法(LPCVD)等により全面に形成
される。この層間絶縁膜111aの表面は化学機械研磨
法(CMP)により平坦化されていることが好ましい。
+ 型ソース・ドレイン拡散層106a直上での層間絶
縁膜111aの膜厚は400nm程度である。膜厚50
nm程度の窒化シリコン膜からなるストッパ膜113a
が、LPCVDにより全面に形成される〔図1
(a)〕。
【0031】次に、膜厚570nm(=h)程度のBP
SG膜からなる犠牲膜151aが、テトラ・エトキシ・
シラン(TEOS;Si(OC2 5 4 ),オゾン
(O3 ),トリ・メチル・フォスフェート(TMP;P
O(OCH3 3 )およびトリ・メチル・ボレート(T
MB;B(OCH3 3 )を原料としたLPCVDによ
り全面に形成される。なお、犠牲膜としてはPSG膜を
用いてもよい。続いて、(第1の)開口径および最小パ
ターン幅がFからなる(第1の)フォト・レジスト膜パ
ターン171aが、犠牲膜151aの表面上に形成され
る。このフォト・レジスト膜171aの開口部は、概ね
ゲート電極104aおよびN+ 型ソース・ドレイン拡散
層106a直上に設けられており、これらの開口部のゲ
ート電極104aおよびN+ 型ソース・ドレイン拡散層
106a直上からの食み出しはアライメント・マージン
(40nm)以下である。
【0032】続いて、フォト・レジスト膜171aをマ
スクにした第1の異方性ドライ・エッチングが行なわ
れ、この犠牲膜151aがテーパー・エッチングされて
ダミー・コンタクト孔181aが形成される〔図1
(b)〕。この第1の異方性ドライ・エチングは、テト
ラ・フルオロ・メタン(CF4 )の流量が60scc
m,トリ・フルオロ・メタン(CHF3 )の流量が60
sccm,アルゴン(Ar)の流量が800sccm,
圧力が130Paの条件で行なわれる。この条件下で
は、テーパー角θ(垂直面に対する傾むき)は6°程度
であり、dの値は60nm程度(アライメント・マージ
ンより大きな値)であり、ダミー・コンタクト孔181
aの上端の開口径は第1の開口径(=F)に等しく、下
端の開口径(=第2の開口径)はF−2d(=80n
m)となる。この第1の異方性ドライベッチングにより
テーパー・エッチングが可能なのは、このエッチングに
より形成されたコンタクト孔の側面が、(このエッチン
グの際に生ずる反応生成物である)フルオロ・カーボン
・ポリマー(CX Y )により覆われやすいためであ
る。θは第1の異方性ドライ・エッチングの条件に依存
し、dはθおよびhに依存する。
【0033】次に、第2の異方性ドライ・エッチングが
行なわれ、ストッパ膜113aには第2の開口径(F−
2d)を有した開口部が形成される。この第2の異方性
ドライ・エッチングは、CF4 の流量が60sccm,
CHF3 の流量が30sccm,Arの流量が800s
ccm,圧力が200Paの条件で行なわれる。この第
2の異方性ドライ・エッチングは、第1の異方性ドライ
・エッチングより反応生成物の発生が少ない。この第2
の異方性ドライ・エッチングに前後して、フォト・レジ
スト膜171a(およびダミー・コンタクト孔181a
の側面を覆う反応生成物)が除去される。
【0034】その後、少なくともストッパ膜113aに
設けられた開口部をマスクにした第3の異方性ドライ・
エッチングが行なわれ、層間絶縁膜111aにはゲート
電極104aあるいはN+ 型ソース・ドレイン拡散層1
06aに達するコンタクト孔117aが形成される。こ
れらのコンタクト孔117aは第2の開口径(F−2d
=80nm)を有している。このため、これらのコンタ
クト孔117aは、ゲート電極104a,N+ 型ソース
・ドレイン拡散層106aから食み出すことはない。こ
の結果からも明らかなように、本第1の実施の形態によ
れば、下層配線層の配線ピッチを2Fにすることが可能
になる。このエッチングに際して犠牲膜151aaも異
方性エッチングされ、犠牲膜151aaが残置される
〔図1(c)〕。この第3の異方性ドライ・エッチング
は、CHF3 の流量が50sccm,一酸化炭素(C
O)の流量が250sccm,圧力が7Paの条件で行
なわれる。この第3の異方性ドライ・エッチングは酸化
シリコン膜を概ね選択的にエッチングする。この第3の
異方性ドライ・エッチングでの酸化シリコン膜のエッチ
ング・レートは窒化シリコン膜のエッチング・レートの
20倍程度である。
【0035】次に、弗化水素(HF)を用いたガス・エ
ッチングにより、残置された犠牲膜151aaが選択的
に除去される。層間絶縁膜111a,ストッパ膜113
aがそれぞれ酸化シリコン膜,窒化シリコン膜により形
成されているため、このガス・エッチングに際して、ス
トッパ膜113a(およびこれに設けられた開口部),
層間絶縁膜111aおよびコンタクト孔117aに対す
る影響はない。なお、このガス・エッチングによる犠牲
膜の除去は、ストッパ膜113aに上記開口部を形成し
た直後に行なってもさしつかえない。
【0036】その後、例えば膜厚250nm程度のN+
型多結晶シリコン膜(成膜段階でN+ 型)からなる導電
体膜161aが、LPCVDにより全面に形成される。
この導電体膜161aとしては、N+ 型多結晶シリコン
膜の代りに膜厚150nm程度のスパッタリングによる
タングステン・シリサイド膜でもよく、さらにはチタン
膜と窒化チタン膜とをバリア膜とした設けた状態でスパ
ッタリングにより形成したチタン・シリサイド膜でもよ
い。なお、N+ 型多結晶シリコン膜を採用する場合この
膜厚が厚いのはタングステン・シリサイド膜に比べてシ
ート抵抗が高いためである。続いて、導電体膜161a
の表面上に第2のフォト・レジスト膜パターン173a
が形成される。コンタクト孔117aがF−2dの開口
径を有することから、これらの第2のフォトレジスト膜
パターン173aの最小パターン幅,最小間隔もFにす
ることが容易になる〔図2(a)〕。
【0037】次に、フォト・レジスト膜パターン173
aをマスクにした第4の異方性ドライ・エッチングによ
り導電体膜161aがパターニングされ、上層配線層1
23aが形成される〔図2(b)〕。
【0038】キャパシタがビット線より高い位置に形成
されたCOB型のDRAMのメモリ・セルのセル・サイ
ズは、通常11F2 〜13F2 程度である。本第1の実
施の形態による製造方法をCOB型にDRAMのメモリ
・セルの形成に適用するならば、セル・サイズを10F
2 程度に縮小することが容易である。
【0039】本第1の実施の形態の適用例に関わる製造
方法の説明に先だって、まず、COB型のDRAMのメ
モリ・セルの平面模式図である図3と断面模式図である
図4とを参照して、本適用例の結果得られたDRAMの
メモリ・セルの構成を説明する。なお、図3(a)はビ
ット線より下の構造を示す平面模式図であり、図3
(b)はビット・コンタクト孔,ビット線,ノード・コ
ンタクト孔およびストレージ・ノード電極の位置関係を
明示する平面模式図である。図4(a),(b)および
(c)は図3のAA線,BB線およびCC線での断面模
式図である。
【0040】MOSトランジスタはゲート酸化膜103
a,ゲート電極を兼るワード線105a,N+ 型ソース
・ドレイン拡散層107aおよびN+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層108aから構成されている。ワード線105
aは膜厚150nm程度のタングステン・ポリサイド膜
から形成されている。これらワード線105aの最小間
隔,チャネル領域での線幅はFであり、ワード線105
aの配線ピッチは2Fである。N+ 型ソース・ドレイン
拡散層107aおよび108aの接合の深さはそれぞれ
150nm程度であり、N+ 型ソース・ドレイン拡散層
108aの線幅およびN+ 型ソース・ドレイン拡散層1
07aの最小線幅はFである。これらのMOSトランジ
スタは酸化シリコン膜からなる第1の層間絶縁膜112
aにより覆われている。層間絶縁膜112aの表面は平
坦化されており、N+ 型ソース・ドレイン拡散層107
a,108a直上での層間絶縁膜112aの膜厚は30
0nm程度である。
【0041】層間絶縁膜112aにはN+ 型ソース・ド
レイン拡散層107aに達するビット・コンタクト孔1
18aが設けられている。ビット・コンタクト孔118
aの形成には上記米国特許第5318925号明細書に
記載された製造方法が採用されており、ビット・コンタ
クト孔118aの側面には膜厚d(=60nm)程度の
酸化シリコン膜からなる絶縁膜スペーサ119が設けら
れている。ビット・コンタクト孔118aの上端の開口
径はF(=200nm)であり、下端の実効的な開口径
はF−2d(=80nm)である。このような製造方法
のため(図には明示しないが)ビット・コンタクト孔1
18aに隣接した部分ではワード線105aの線幅がF
より細くなっている。しかしながらワード線105aの
これらの部分はフィールド酸化膜102aの表面上に形
成された部分であるので、ゲート長が短かくなる等の支
障はきたさない。ビット・コンタクト孔118aを介し
てN+ 型ソース・ドレイン拡散層107aに直接に接続
されるビット線124aが層間絶縁膜112aの表面上
に設けられている。ビット線124aは膜厚150nm
程度のタングステン・シリサイド膜からなり、ビット線
124aの線幅,間隔はそれぞれ1.5F,Fである。
【0042】層間絶縁膜112aは、平坦化された表面
を有した膜厚300nm程度の酸化シリコン膜からなる
第2の層間絶縁膜132aにより覆われている。層間絶
縁膜132aは、膜厚50nm程度の窒化シリコン膜か
らなるストッパ膜134aにより覆われている。本第1
の実施の形態を適用して形成されたノード・コンタクト
孔138aは、ストッパ膜134aと層間絶縁膜132
aおよび112aとを貫通してN+ 型ソース・ドレイン
拡散層108aに達している。ノード・コンタクト孔1
38aの開口径はF−2d(=80nm)であり、ワー
ド線105aあるいはビット線124aとノード・コン
タクト孔138aとの平均間隔はdであり、(アライメ
ントずれを考慮した)最小間隔はd−「アライメント・
マージン」(=20nm)となる。(ノード・コンタク
ト孔138aを充填する部分での)ストレージ・ノード
電極とこれらワード線105aあるいはビット線124
aとの間に膜厚20nmの酸化シリコン膜が介在するな
らば、これらの間の絶縁分離は確保できる。
【0043】ノード・コンタクト孔138aを介してN
+ 型ソース・ドレイン拡散層108aに直接に接続され
るストレージ・ノード電極144aがストッパ膜134
aの表面上に設けられている。ストレージ・ノード電極
144aは膜厚800nm程度のN+ 型多結晶シリコン
膜からなり、ストレージ・ノード電極144aの幅,長
さおよび間隔は1.5F,3FおよびFである。ストレ
ージ・ノード電極144aの表面は膜厚10nm程度の
酸化タンタル(Ta2 3 )膜(この膜厚は、酸化シリ
コン膜に換算すると2.5nm程度の膜厚になる)から
なる容量絶縁膜145aにより覆われ、さらにこの容量
絶縁膜145aは膜厚100nm程度の窒化チタン膜か
らなるセル・プレート電極146aにより覆われてい
る。
【0044】このような構成からなることから、本第1
の実施の形態を適用したDRAMのメモリ・セルのセル
・サイズは10F2 (=4F×2.5F)になる。
【0045】図3と、図4と、図3のAA線での製造工
程の断面模式図である図5および図6と、図3のBB線
での製造工程の断面模式図である図7および図8と、図
3のCC線での製造工程の断面模式図である図9とを併
せて参照すると、上記第1の実施と形態の適用例のDR
AMは、次のように形成される。
【0046】まず、P型シリコン基板101aの表面の
素子分離領域には膜厚250nm程度のフィールド酸化
膜102aが形成される。P型シリコン基板101aの
表面の素子形成領域には膜厚8nm程度のゲート酸化膜
103aが形成される。それぞれの素子形成領域はT字
型の形状を有し,これら素子形成領域は規則的に配列さ
れている。膜厚150nm程度のタングステン・ポリサ
イド膜からなるワード線105aが形成された後、15
0nm程度の接合の深さを有したN+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層107a,108aが形成される。APCVD
もしくはLPCVD等により全面に酸化シリコン膜が堆
積され、さらにCMPによりこれの表面が平坦化され、
300nm程度の膜厚を有した層間絶縁膜112aが形
成される。上記米国特許第5318925号明細書に記
載された製造方法と同様の方法により、膜厚d(=60
nm)の酸化シリコン膜からなる絶縁膜スペーサ119
を側面に有し,N+ 型ソース・ドレイン拡散層107a
に達し,上端での開口径がFからなるビット・コンタク
ト孔118aが、層間絶縁膜112aに形成される。膜
厚150nm程度のタングステン・シリサイド膜がスパ
ッタリングにより全面に形成される。このタングステン
・シリサイド膜がパターニングされ、線幅1.5F,間
隔Fからなるビット線124aが形成される〔図3
(a),図4,図5(a),図7(a),図9
(a)〕。
【0047】次に、APCVDもしくはLPCVD等に
より全面に酸化シリコン膜が堆積され、さらにCMPに
よりこれの表面が平坦化されて、300nm程度の膜厚
を有した層間絶縁膜132aが形成される。続いて、膜
厚50nmの窒化シリコン膜からなるストッパ膜134
aが、LPCVDにより全面に形成される〔図5
(b),図7(b),図9(b)〕。
【0048】次に、膜厚570nm(=h)程度のBP
SG膜もしくはPSG膜からなる犠牲膜153aが、L
PCVDにより全面に形成される。続いて、開口径がF
からなり最小パターン幅が1.5Fからなる(第1の)
フォト・レジスト膜パターン175aが、犠牲膜153
aの表面上に形成される。このフォト・レジスト膜17
5aの開口部は、概ねN+ 型ソース・ドレイン拡散層1
08a直上に設けられている。フォト・レジスト膜17
5aをマスクにした第1の異方性ドライ・エッチングに
より、この犠牲膜153aがテーパー・エッチングさ
れ、ダミー・コンタクト孔183aが形成される。ダミ
ー・コンタクト孔183aの上端の開口径はFであり、
下端の開口径はF−2d(=80nm)であり、テーパ
ー角θは6°程度である〔図5(c),図7(c),図
9(c)〕。
【0049】次に、第2の異方性ドライ・エッチングが
行なわれ、ストッパ膜134aには第2の開口径(F−
2d)を有した開口部が形成される。この第2の異方性
ドライ・エッチングに前後して、フォト・レジスト膜1
75a(およびダミー・コンタクト孔183aの側面を
覆う反応生成物)が除去される。
【0050】その後、少なくともストッパ膜134aに
設けられた開口部をマスクにした第3の異方性ドライ・
エッチングが行なわれ、スタッパ膜134a,層間絶縁
膜132aおよび層間絶縁膜112aを貫通してN+
ソース・ドレイン拡散層108aに達するノード・コン
タクト孔138aが形成される。これらのノード・コン
タクト孔138aの開口径はF−2d(=80nm)を
有している。このため、これらのノード・コンタクト孔
138aはN+ 型ソース・ドレイン拡散層108aから
食み出すことはなく、ワード線105aあるいはビット
線124aに懸かることもない。この結果からも明らか
なように、本第1の実施の形態の適用により、ワード線
105aの配線ピッチを2Fにすることが可能になる。
このエッチングに際して犠牲膜153aも異方性エッチ
ングされ、犠牲膜153aaが残置される〔図3,図
4,図6(a),図8(a),図9(d)〕。
【0051】次に、HFを用いたガス・エッチングによ
り、残置した犠牲膜153aaが選択的に除去される。
このガス・エッチングによる犠牲膜の除去は、ストッパ
膜134aに上記開口部を形成した直後に行なってもさ
しつかえない。膜厚800nm程度のN+ 型多結晶シリ
コン膜(成膜段階でN+ 型)からなる導電体膜165a
が、LPCVDにより全面に形成される。続いて、導電
体膜165aの表面上に第2のフォト・レジスト膜パタ
ーン176aが形成される。これらの第2のフォトレジ
スト膜パターン176aの最小パターン幅,最小間隔
は、ビット線124aの線幅,間隔を反映して、1.5
F,Fである〔図3,図4,図6(b),図8(b),
図9(e)〕。
【0052】次に、フォト・レジスト膜パターン176
aをマスクにした第4の異方性ドライ・エッチングによ
り導電体膜165aがパターニングされ、ストレージ・
ノード電極144aが形成される。膜厚10nm程度の
酸化タンタル膜からなる容量絶縁膜145aが、プラズ
マ励起気相成長法(PECVD)により全面に形成され
る。このPECVDは、ペンタ・エトキシ・タンタル
(Ta(OC2 5 5)を170℃程度に気化させた
ガスと酸素(O2 )とを原料ガスに用い、130Pa程
度の圧力,470℃程度の温度のもとで行なわれる。さ
らに、膜厚100nm程度の窒化チタン膜からなるセル
・プレート電極146aがスパッタリングにより全面に
形成され、本第1の実施の形態を適用してのDRAMの
メモリ・セルが完成する〔図3,図4〕。
【0053】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図10,図11を参照すると、本発明の第2の実施の形
態は、上層配線層の形成後にストッパ膜もパターニング
される点において上記第1の実施の形態と相違してお
り、以下のとおりになっている。本第2の実施の形態に
おいても、最小加工寸法Fは200nmであり、アライ
メント・マージンは40nmである。
【0054】まず、P型シリコン基板101bの表面の
素子分離領域,素子形成領域には、膜厚250nm程度
のフィールド酸化膜102b,膜厚8nm程度のゲート
酸化膜103bが形成される。膜厚150nm程度のタ
ングステン・ポリサイド膜からなるゲート電極104b
が形成された後、150nm程度の接合の深さを有した
+ 型ソース・ドレイン拡散層106bが形成される。
ゲート電極104bの最小線幅(ゲート長)および最小
間隔とN+ 型ソース・ドレイン拡散層106bの最小線
幅(ゲート幅)および最小間隔とは、それぞれFであ
る。平坦化された表面を有し,膜厚400nm程度の酸
化シリコン膜からなる層間絶縁膜111bが全面に形成
される。膜厚50nm程度の窒化シリコン膜からなるス
トッパ膜113bが全面に形成される〔図10
(a)〕。
【0055】次に、膜厚570nm(=h)程度のBP
SG膜もしくはPSG膜からなる犠牲膜151bが全面
に形成される。開口径(および最小パターン幅)がFか
らなる(第1の)フォト・レジスト膜パターン171b
が犠牲膜151bの表面上に形成される。フォト・レジ
スト膜171bをマスクにした第1の異方性ドライ・エ
ッチングが行なわれ、この犠牲膜151bがテーパー・
エッチングされてダミー・コンタクト孔181bが形成
される。ダミー・コンタクト孔181bの上端の開口
径,下端の開口径およびテーパー角θは、それぞれF,
F−2d(=80nm)および6°程度である〔図10
(b)〕。
【0056】次に、例えばフォト・レジスト膜パターン
171bを除去した後、第2の異方性ドライ・エッチン
グが行なわれ、ストッパ膜113bには開口径(F−2
d)を有した開口部が形成される。例えば犠牲膜151
bをHFのガス・エッチングにより除去した後、ストッ
パ膜113bに設けられた開口部をマスクにした第3の
異方性ドライ・エッチングが行なわれ、層間絶縁膜11
1bにはゲート電極104bあるいはN+ 型ソース・ド
レイン拡散層106bに達するコンタクト孔117bが
形成される。これらのコンタクト孔117bも開口径は
F−2d(=80nm)であることから、これらのコン
タクト孔117bもゲート電極104b,N+ 型ソース
・ドレイン拡散層106bから食み出すことはない。こ
の結果、本第2の実施の形態においても下層配線層の配
線ピッチを2Fにすることが可能になる〔図10
(c)〕。
【0057】その後、例えば膜厚250nm程度のN+
型多結晶シリコン膜(成膜段階でN+ 型)からなる導電
体膜161bが全面に形成され、導電体膜161bの表
面上に第2のフォト・レジスト膜パターン173bが形
成される。コンタクト孔117bがF−2dの開口径を
有することから、これらの第2のフォトレジスト膜パタ
ーン173bの最小パターン幅,最小間隔もFにするこ
とが容易である〔図11(a)〕。
【0058】次に、フォト・レジスト膜パターン173
bをマスクにした第4の異方性ドライ・エッチングによ
り導電体膜161bがパターニングされ、上層配線層1
23bが形成される。さらに第5の異方性ドライ・エッ
チングによりストッパ膜113bがパターニングされ、
ストッパ膜113baが残置される〔図11(b)〕。
【0059】本第2の実施の形態は、上記第1の実施の
形態の有した効果を有している。上記のような適用では
本第2の実施の形態固有の効果は顕在化しないが、CO
B型のDRAMのメモリ・セルの形成への本第2の実施
の形態の適用のように、本第2の実施の形態を複数回適
用する際には、本第2の実施の形態固有の効果が顕在化
する。
【0060】COB型のDRAMのメモリ・セルの平面
模式図である図12と断面模式図である図13とを参照
すると、本第2の実施の形態を適用したDRAMのメモ
リ・セルの構成は以下のようになっている。なお、図1
2(a)はビット線より下の構造を示す平面模式図であ
り、図12(b)はビット・コンタクト孔,ビット線,
ノード・コンタクト孔およびストレージ・ノード電極の
位置関係を示す平面模式図である。図13(a),
(b)および(c)は、図12のAA線,BB線および
CC線での断面模式図である。
【0061】MOSトランジスタはゲート酸化膜103
b,ゲート電極を兼るワード線105b,N+ 型ソース
・ドレイン拡散層107bおよびN+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層108bから構成されている。ワード線105
bは膜厚150nm程度のタングステン・ポリサイド膜
から形成されている。これらワード線105bの間隔,
線幅はFであり、ワード線105bの配線ピッチは2F
である。N+ 型ソース・ドレイン拡散層107bおよび
108bの接合の深さはそれぞれ150nm程度であ
り、N+ 型ソース・ドレイン拡散層108bの線幅およ
びN+ 型ソース・ドレイン拡散層107bの最小線幅は
Fである。これらのMOSトランジスタは酸化シリコン
膜からなる第1の層間絶縁膜112bにより覆われてい
る。層間絶縁膜112bの表面は平坦化されており、N
+ 型ソース・ドレイン拡散層107b,108b直上で
の層間絶縁膜112bの膜厚は300nm程度である。
【0062】層間絶縁膜112bにはN+ 型ソース・ド
レイン拡散層107bに達するビット・コンタクト孔1
18bが設けられている。ビット・コンタクト孔118
bの形成には本第2の実施の形態が適用されており、ビ
ット・コンタクト孔118bの開口径はF−2d(=8
0nm)である。ビット・コンタクト孔118bを介し
てN+ 型ソース・ドレイン拡散層107bに直接に接続
されるビット線124bは、(ビット線124b直下に
残置された)ストッパ膜114baを介して、層間絶縁
膜112bの表面上に設けられている。ビット線124
bは膜厚150nm程度のタングステン・シリサイド膜
からなり、ビット線124bの線幅,間隔はそれぞれF
である。
【0063】層間絶縁膜112bは、平坦化された表面
を有し,膜厚350nm程度の酸化シリコン膜からなる
第2の層間絶縁膜132bにより覆われている。本第2
の実施の形態を適用して形成されたノード・コンタクト
孔138bは、層間絶縁膜132b,112bを貫通し
てN+ 型ソース・ドレイン拡散層108bに達してい
る。ノード・コンタクト孔138bの開口径もF−2d
(=80nm)であることから、ワード線105bある
いはビット線124bとノード・コンタクト孔138b
との平均間隔はdであり、最小間隔はd−「アライメン
ト・マージン」(=20nm)になり、ストレージ・ノ
ード電極とこれらワード線105aあるいはビット線1
24bとの間の絶縁分離は確保できる。
【0064】ノード・コンタクト孔138bを介してN
+ 型ソース・ドレイン拡散層108bに直接に接続され
るストレージ・ノード電極144bは、(ストレージ・
ノード電極144b直下に残置された)ストッパ膜13
4baを介して、層間絶縁膜132bの表面上に設けら
れている。ストレージ・ノード電極144bは膜厚80
0nm程度のN+ 型多結晶シリコン膜からなり、ストレ
ージ・ノード電極144bの幅,長さおよび間隔はF,
3FおよびFになっている。ストレージ・ノード電極1
44bの表面は膜厚10nm程度の酸化タンタル膜から
なる容量絶縁膜145bにより覆われ、さらにこの容量
絶縁膜145bは膜厚100nm程度の窒化チタン膜か
らなるセル・プレート電極146bにより覆われてい
る。
【0065】本第2の実施の形態を適用したDRAMの
メモリ・セルは上記のような構成からなることから、こ
のDRAMのメモリ・セルのセル・サイズは、理想的な
値である8F2 (=4F×2F)になる。
【0066】図12と、図13と、図12のAA線での
製造工程の断面模式図である図14,図15および図1
6と、図12のBB線での製造工程の断面模式図である
図17,図18および図19と、図12のCC線での製
造工程の断面模式図である図20およぶ図21とを併せ
て参照すると、上記第2の実施と形態の適用例のDRA
Mは、次のように形成される。
【0067】まず、P型シリコン基板101bの表面の
素子分離領域には膜厚250nm程度のフィールド酸化
膜102bが形成される。P型シリコン基板101bの
表面の素子形成領域には膜厚8nm程度のゲート酸化膜
103bが形成される。それぞれの素子形成領域はT字
型の形状を有し,これら素子形成領域は規則的に配列さ
れている。膜厚150nm程度のタングステン・ポリサ
イド膜からなるワード線105bが形成された後、15
0nm程度の接合の深さを有したN+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層107b,108bが形成される。APCVD
もしくはLPCVD等により全面に酸化シリコン膜が堆
積され、さらにCMPによりこれの表面が平坦化され、
300nm程度の膜厚を有した層間絶縁膜112bが形
成される。膜厚50nm程度の窒化シリコン膜からなる
(第1の)ストッパ膜114bが全面に形成される。次
に、膜厚570nm(=h)程度のBPSG膜もしくは
PSG膜からなる(第1の)犠牲膜152bが全面に形
成される。開口径(および最小パターン幅)がFからな
る(第1段階の第1の)フォト・レジスト膜パターン1
72bが犠牲膜152bの表面上に形成される。フォト
・レジスト膜172bをマスクにした第1段階の第1の
異方性ドライ・エッチングが行なわれ、この犠牲膜15
2bがテーパー・エッチングされてダミー・コンタクト
孔182bが形成される。ダミー・コンタクト孔182
bの上端の開口径,下端の開口径およびテーパー角θ
は、それぞれF,F−2d(=80nm)および6°程
度である〔図14(a),図17(a),図20
(a)〕。
【0068】次に、例えばフォト・レジスト膜パターン
172bを除去した後、第1段階の第2の異方性ドライ
・エッチングが行なわれ、ストッパ膜114bには開口
径(F−2d)を有した開口部が形成される。例えば犠
牲膜152bをHFのガス・エッチングにより除去した
後、ストッパ膜114bに設けられた開口部をマスクに
した第1段階の第3の異方性ドライ・エッチングが行な
われ、層間絶縁膜112bにはN+ 型ソース・ドレイン
拡散層107bに達するコンタクト孔118bが形成さ
れる。これらのコンタクト孔118bも開口径はF−2
d(=80nm)であることから、これらのコンタクト
孔118bもN+ 型ソース・ドレイン拡散層107bか
ら食み出すことはなことから、ワード線105bの配線
ピッチを2Fにすることが可能になる〔図12(a),
図13,図14(b),図17(b),図20
(b)〕。
【0069】その後、例えば膜厚150nm程度のタン
グステン・シリサイド膜からなる導電体膜163bが全
面に形成され、導電体膜163bの表面上に第1段階の
第2のフォト・レジスト膜パターン174bが形成され
る。コンタクト孔118bがF−2dの開口径を有する
ことから、これらフォトレジスト膜パターン174bの
最小パターン幅,最小間隔もFにすることが容易である
〔図14(c),図17(c),図20(c)〕。
【0070】次に、フォト・レジスト膜パターン174
bをマスクにした第1段階の第4の異方性ドライ・エッ
チングにより導電体膜163bがパターニングされ、ビ
ット線124bが形成される。さらに第1段階の第5の
異方性ドライ・エッチングによりストッパ膜114bが
パターニングされ、ストッパ膜114baが残置される
〔図12,図13,図15(a),図18(a),図2
0(d)〕。
【0071】次に、表面が平坦化され,350nm程度
の膜厚を有した酸化シリコン膜からなる(第2の)層間
絶縁膜132bが形成される。層間絶縁膜132bの膜
厚が(第1の実施の形態の適用例の)層間絶縁膜134
aの膜厚より厚いのは、ビット線124b直下に残置さ
れたストッパ膜114baに起因している。膜厚50n
mの窒化シリコン膜からなる(第2の)ストッパ膜13
4bが全面に形成される。膜厚570nm程度のBPS
G膜もしくはPSG膜からなる(第2の)犠牲膜153
bが全面に形成される。続いて、開口径および最小パタ
ーン幅がFからなる(第2段階の第1の)フォト・レジ
スト膜パターン175bが、犠牲膜153bの表面上に
形成される。フォト・レジスト膜175bをマスクにし
た第2段階の第1の異方性ドライ・エッチングが行なわ
れ、この犠牲膜153bがテーパー・エッチングされて
(第2の)ダミー・コンタクト孔183bが形成され
る。ダミー・コンタクト孔183bの上端の開口径はF
であり、下端の開口径はF−2d(=80nm)であ
り、テーパー角θは6°程度である〔図15(b),図
18(b),図20(e)〕。
【0072】次に、フォト・レジスト膜175bを除去
した後、第2段階の第2の異方性ドライ・エッチングが
行なわれ、ストッパ膜134bには第2の開口径(F−
2d)を有した開口部が形成される。犠牲膜153bを
除去した後、ストッパ膜134bに設けられた開口部を
マスクにした第2段階の第3の異方性ドライ・エッチン
グが行なわれ、ストッパ膜134b,層間絶縁膜132
bおよび層間絶縁膜112bを貫通してN+ 型ソース・
ドレイン拡散層108bに達するノード・コンタクト孔
138bが形成される。これらのノード・コンタクト孔
138bの開口径はF−2d(=80nm)を有してい
る〔図12,図13,図15(c),図18(c),図
20(f)〕。
【0073】上記第1の実施の形態のDRAMの形成に
対する適用は1回の適用のみであった。これは、上記第
1の実施の形態では、層間絶縁膜の表面上に設けられた
ストッパ膜の除去工程がないことによる。これに対して
本第2の実施の形態では、(例えば上記ビット線124
b形成後の上記第1段階の第5の異方性ドライ・エッチ
ングのように)ストッパ膜を除去する工程があることか
ら、ビット・コンタクト孔118bの形成に適用し、さ
らにノード・コンタクト孔138bの形成に際しても本
第2の実施の形態を適用することが可能になる。すなわ
ち、本第2の実施の形態が複数回適用することが可能な
のは、(それぞれのダミー・コンタクト孔を形成した後
に)行なわれるそれぞれのコンタクト孔の形成のための
異方性ドライ・エッチングが、同一材料のみから構成さ
れた層間絶縁膜に対して行なわれるからである。
【0074】次に、膜厚800nm程度のN+ 型多結晶
シリコン膜(成膜段階でN+ 型)からなる導電体膜16
5bが、LPCVDにより全面に形成される。続いて、
導電体膜165bの表面上に第2段階の第2のフォト・
レジスト膜パターン176bが形成される。これらのフ
ォトレジスト膜パターン176bの最小パターン幅およ
び最小間隔は、ビット線124bの線幅,間隔を反映し
て、それぞれFである〔図12,図13,図16,図1
9,図21〕。
【0075】次に、フォト・レジスト膜パターン173
bをマスクにした第2段階の第4の異方性ドライ・エッ
チングにより導電体膜165bがパターニングされ、ス
トレージ・ノード電極144bが形成される。さらにス
トッパ膜134bに対して第2段階の第5の異方性ドラ
イ・エッチングが行なわれ、ストッパ膜134baが残
置される。膜厚10nm程度の酸化タンタル膜からなる
容量絶縁膜145bが、PECVDにより全面に形成さ
れる。さらに、膜厚100nm程度の窒化チタン膜から
なるセル・プレート電極146bがスパッタリングによ
り全面に形成され、本第1の実施の形態を適用してのD
RAMのメモリ・セルが完成する〔図12,図13〕。
【0076】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図22,図23を参照すると、本発明の第3の実施の形
態は、ストッパ膜が導電体膜からなり、コンタクト孔に
はコンタクト・プラグが形成され、さらに上層配線層の
形成前にストッパ膜が除去されるという特徴を有し、以
下のとおりになっている。本第3の実施の形態において
も、最小加工寸法Fは200nmであり、アライメント
・マージンは40nmである。
【0077】まず、P型シリコン基板101cの表面の
素子分離領域,素子形成領域には、膜厚250nm程度
のフィールド酸化膜102c,膜厚8nm程度のゲート
酸化膜103cが形成される。膜厚150nm程度のタ
ングステン・ポリサイド膜からなるゲート電極104c
が形成された後、150nm程度の接合の深さを有した
+ 型ソース・ドレイン拡散層106cが形成される。
ゲート電極104cの最小線幅(ゲート長)および最小
間隔とN+ 型ソース・ドレイン拡散層106cの最小線
幅(ゲート幅)および最小間隔とは、それぞれFであ
る。平坦化された表面を有し,膜厚400nm程度の酸
化シリコン膜からなる層間絶縁膜111cが全面に形成
される。例えば膜厚50nm程度のN+ 型多結晶シリコ
ン膜等の第1の導電体膜からなるストッパ膜115cが
全面に形成される〔図22(a)〕。ストッパ膜として
はN+ 型多結晶シリコン膜に限定されるものではない。
このストッパ膜に要求されるのは、このストッパ膜に開
口部が設けられた後に行なう層間絶縁膜へのコンタクト
孔の形成の際の異方性ドライ・エッチングに際してエッ
チング・マスクとして機能することと、さらにこのスト
ッパ膜上に形成される犠牲膜の選択的な除去が支障なく
行なえることとであるから、このストッパ膜としては例
えばタングステン・シリサイド膜,窒化チタン膜等を用
いてもよい。
【0078】次に、膜厚570nm程度のBPSG膜も
しくはPSG膜からなる犠牲膜151cが全面に形成さ
れる。開口径(および最小パターン幅)がFからなる
(第1の)フォト・レジスト膜パターン171cが犠牲
膜151cの表面上に形成される。フォト・レジスト膜
171cをマスクにした第1の異方性ドライ・エッチン
グが行なわれ、この犠牲膜151cがテーパー・エッチ
ングされてダミー・コンタクト孔181cが形成され
る。ダミー・コンタクト孔181cの上端の開口径,下
端の開口径およびテーパー角θは、それぞれF,F−2
d(=80nm)および6°程度である〔図22
(b)〕。
【0079】次に、例えばフォト・レジスト膜パターン
171cを除去した後、第2の異方性ドライ・エッチン
グが行なわれ、ストッパ膜115cには開口径(F−2
d)を有した開口部が形成される。この第2の異方性ド
ライ・エッチングは、塩素(Cl2 )の流量が200s
ccm,臭化水素(HBr)の流量が75sccm,圧
力が60Pa,RFパワーが250Wの条件下で行なわ
れる。例えば犠牲膜151cをHFのガス・エッチング
により除去した後、ストッパ膜115cに設けられた開
口部をマスクにした第3の異方性ドライ・エッチングが
行なわれ、層間絶縁膜111cにはゲート電極104c
あるいはN+ 型ソース・ドレイン拡散層106cに達す
るコンタクト孔117cが形成される。これらのコンタ
クト孔117cも開口径はF−2d(=80nm)であ
ることから、これらのコンタクト孔117cもゲート電
極104c,N+ 型ソース・ドレイン拡散層106cか
ら食み出すことはない。この結果、本第3の実施の形態
においても下層配線層の配線ピッチを2Fにすることが
可能になる〔図22(c)〕。
【0080】次に、膜厚80nm程度のN+ 型多結晶シ
リコン膜からなる第2の導電体膜161cが、LPCV
Dにより全面に形成される〔図23(a)〕。なお、導
電体膜161cはストッパ膜115cと同一材料からな
ることが好ましい。
【0081】続いて、導電体膜161cおよびストッパ
膜115cがエッチ・バックされ、コンタクト孔117
c内には第2の導電体膜からなるコンタクト・プラグ1
21が残置形成される。続いて、例えば膜厚150nm
程度のタングステン・シリサイド膜からなる第3の導電
体膜162cが、例えばスパッタリングにより全面に形
成される。導電体膜162cの表面上に第2のフォト・
レジスト膜パターン173cが形成される。これらの第
2のフォトレジスト膜パターン173cの最小パターン
幅,最小間隔もFにすることが容易である〔図23
(b)〕。
【0082】次に、フォト・レジスト膜パターン173
cをマスクにした第4の異方性ドライ・エッチングによ
り導電体膜162cがパターニングされ、上層配線層1
23cが形成される〔図23(c)〕。
【0083】本第3の実施の形態は、上記第2の実施の
形態の有した効果を有している。さらに、本第3の実施
の形態では、ストッパ膜に導電体膜を採用することか
ら、ストッパ膜への開口部の形成,エッチ・バック等に
よるストッパ膜の除去に際して、上記第1,第2の実施
の形態より容易に行なうことができる。さらにまた、上
層配線層と層間絶縁膜との間に絶縁膜(窒化シリコン
膜)からなるストッパ膜が残置されないことから、上層
配線層と下層配線層との間の寄生容量に関しては、本第
3実施の形態の方が上記第1,第2の実施の形態より有
利である。
【0084】本第3の実施の形態も、DRAMのメモリ
・セルの形成に適用できる。COB型のDRAMのメモ
リ・セルの平面模式図である図24と断面模式図である
図25とを参照して、本第2の実施の形態を適用したD
RAMのメモリ・セルについて説明する。なお、図24
(a)はビット線より下の構造を示す平面模式図であ
り、図24(b)はビット・コンタクト孔,ビット線,
ノード・コンタクト孔およびストレージ・ノード電極の
位置関係を示す平面模式図である。図25(a),
(b)および(c)は、図24のAA線,BB線および
CC線での断面模式図である。
【0085】MOSトランジスタはゲート酸化膜103
c,ゲート電極を兼るワード線105c,N+ 型ソース
・ドレイン拡散層107cおよびN+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層108cから構成されている。ワード線105
cは膜厚150nm程度のタングステン・ポリサイド膜
から形成されている。これらワード線105cの間隔,
線幅はFであり、ワード線105cの配線ピッチは2F
である。N+ 型ソース・ドレイン拡散層107cおよび
108cの接合の深さはそれぞれ150nm程度であ
り、N+ 型ソース・ドレイン拡散層108cの線幅およ
びN+ 型ソース・ドレイン拡散層107cの最小線幅は
Fである。これらのMOSトランジスタは酸化シリコン
膜からなる第1の層間絶縁膜112cにより覆われてい
る。層間絶縁膜112cの表面は平坦化されており、N
+ 型ソース・ドレイン拡散層107c,108c直上で
の層間絶縁膜112cの膜厚は300nm程度である。
【0086】層間絶縁膜112cにはN+ 型ソース・ド
レイン拡散層107cに達するビット・コンタクト孔1
18cが設けられている。ビット・コンタクト孔118
cの形成には本第3の実施の形態が適用されており、ビ
ット・コンタクト孔118cの開口径はF−2d(=8
0nm)である。ビット・コンタクト孔118c内に
は、例えばN+ 型多結晶シリコン膜からなる(第1の)
コンタクト・プラグ122が設けられている。ビット・
コンタクト孔118cに設けられたコンタクト・プラグ
122を介してN+ 型ソース・ドレイン拡散層107c
に接続されるビット線124cが層間絶縁膜112cの
表面上に設けられている。ビット線124cは膜厚15
0nm程度のタングステン・シリサイド膜からなり、ビ
ット線124cの線幅,間隔はそれぞれFである。
【0087】層間絶縁膜112cは、平坦化された表面
を有し,膜厚300nmの酸化シリコン膜からなる第2
の層間絶縁膜132cにより覆われている。本第3の実
施の形態を適用したノード・コンタクト孔138cは、
層間絶縁膜132cおよび112cとを貫通してN+
ソース・ドレイン拡散層108cに達している。ノード
・コンタクト孔138cの開口径はF−2d(=80n
m)である。ノード・コンタクト孔138c内には、例
えばN+ 型多結晶シリコン膜からなる(第2の)コンタ
クト・プラグ142が設けられている。
【0088】ノード・コンタクト孔138cに設けられ
たコンタクト・プラグ142を介してN+ 型ソース・ド
レイン拡散層108cに接続されるストレージ・ノード
電極144cは層間絶縁膜132cの表面上に設けられ
ている。ストレージ・ノード電極144cは膜厚800
nm程度のN+ 型多結晶シリコン膜からなり、ストレー
ジ・ノード電極144cの幅,長さおよび間隔はF,3
FおよびFになっている。ストレージ・ノード電極14
4cの表面は膜厚10nm程度の酸化タンタル膜からな
る容量絶縁膜145cにより覆われ、さらにこの容量絶
縁膜145cは膜厚100nm程度の窒化チタン膜から
なるセル・プレート電極146cにより覆われている。
【0089】本第3の実施の形態を適用したDRAMの
メモリ・セルのセル・サイズも、理想的な値である8F
2 (=4F×2F)になる。
【0090】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図26,図27を参照すると、本発明の第4の実施の形
態は、ストッパ膜が導電体膜からなり、上層配線層はス
トッパ膜を下層にした積層構造膜からなるという特徴を
有し、以下のとおりになっている。本第4の実施の形態
においても、最小加工寸法Fは200nmであり、アラ
イメント・マージンは40nmである。
【0091】まず、P型シリコン基板101dの表面の
素子分離領域,素子形成領域には、膜厚250nm程度
のフィールド酸化膜102d,膜厚8nm程度のゲート
酸化膜103dが形成される。膜厚150nm程度のタ
ングステン・ポリサイド膜からなるゲート電極104d
が形成された後、150nm程度の接合の深さを有した
+ 型ソース・ドレイン拡散層106dが形成される。
ゲート電極104dの最小線幅(ゲート長)および最小
間隔とN+ 型ソース・ドレイン拡散層106dの最小線
幅(ゲート幅)および最小間隔とは、それぞれFであ
る。平坦化された表面を有し,膜厚400nm程度の酸
化シリコン膜からなる層間絶縁膜111dが全面に形成
される。例えば膜厚50nm程度のN+ 型多結晶シリコ
ン膜等の第1の導電体膜からなるストッパ膜115dが
全面に形成される〔図26(a)〕。本第4の実施の形
態においても、ストッパ膜としてはN+ 型多結晶シリコ
ン膜に限定されるものではない。
【0092】次に、膜厚570nm程度のBPSG膜も
しくはPSG膜からなる犠牲膜151dが全面に形成さ
れる。開口径(および最小パターン幅)がFからなる
(第1の)フォト・レジスト膜パターン171dが犠牲
膜151dの表面上に形成される。フォト・レジスト膜
171dをマスクにした第1の異方性ドライ・エッチン
グが行なわれ、この犠牲膜151dがテーパー・エッチ
ングされてダミー・コンタクト孔181dが形成され
る。ダミー・コンタクト孔181dの上端の開口径,下
端の開口径およびテーパー角θは、それぞれF,F−2
d(=80nm)および6°程度である〔図26
(b)〕。
【0093】次に、例えばフォト・レジスト膜パターン
171dを除去した後、第2の異方性ドライ・エッチン
グが行なわれ、ストッパ膜115dには開口径(F−2
d)を有した開口部が形成される。例えば犠牲膜151
dをHFのガス・エッチングにより除去した後、ストッ
パ膜115dに設けられた開口部をマスクにした第3の
異方性ドライ・エッチングが行なわれ、層間絶縁膜11
1dにはゲート電極104dあるいはN+ 型ソース・ド
レイン拡散層106dに達するコンタクト孔117dが
形成される。これらのコンタクト孔117dも開口径は
F−2d(=80nm)であることから、これらのコン
タクト孔117dもゲート電極104d,N+ 型ソース
・ドレイン拡散層106dから食み出すことはない。こ
の結果、本第4の実施の形態においても下層配線層の配
線ピッチを2Fにすることが可能になる〔図26
(c)〕。
【0094】次に、例えば膜厚150nm程度のタング
ステン・シリサイド膜からなる第2の導電体膜161d
が、スパッタリングにより全面に形成される。導電体膜
161dの表面上に第2のフォト・レジスト膜パターン
173dが形成される。これらの第2のフォトレジスト
膜パターン173dの最小パターン幅,最小間隔もFに
することが容易である〔図27(a)〕。
【0095】次に、フォト・レジスト膜パターン173
dをマスクにした第4の異方性ドライ・エッチングによ
り導電体膜161dがパターニングされ、導電体膜16
1daが残置される。さらに第5の異方性ドライ・エッ
チングによりストッパ膜115dがパターニングされ、
ストッパ膜115daが残置される。これにより、スト
ッパ膜115daに導電体膜161daが積層してなる
上層配線層123dが、形成される〔図27(c)〕。
【0096】本第4の実施の形態は、上記第3の実施の
形態の有した効果を有している。
【0097】COB型のDRAMのメモリ・セルの平面
模式図である図28と断面模式図である図29とを参照
して、本第4の実施の形態を適用したDRAMのメモリ
・セルの構成について説明する。なお、図28(a)は
ビット線より下の構造を示す平面模式図であり、図28
(b)はビット・コンタクト孔,ビット線,ノード・コ
ンタクト孔およびストレージ・ノード電極の位置関係を
示す平面模式図である。図29(a),(b)および
(c)は、図28のAA線,BB線およびCC線での断
面模式図である。
【0098】MOSトランジスタはゲート酸化膜103
d,ゲート電極を兼るワード線105d,N+ 型ソース
・ドレイン拡散層107dおよびN+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層108dから構成されている。ワード線105
dは膜厚150nm程度のタングステン・ポリサイド膜
から形成されている。これらワード線105dの間隔,
線幅はFであり、ワード線105dの配線ピッチは2F
である。N+ 型ソース・ドレイン拡散層107dおよび
108dの接合の深さはそれぞれ150nm程度であ
り、N+ 型ソース・ドレイン拡散層108dの線幅およ
びN+ 型ソース・ドレイン拡散層107dの最小線幅は
Fである。これらのMOSトランジスタは酸化シリコン
膜からなる第1の層間絶縁膜112dにより覆われてい
る。層間絶縁膜112dの表面は平坦化されており、N
+ 型ソース・ドレイン拡散層107d,108d直上で
の層間絶縁膜112dの膜厚は300nm程度である。
【0099】層間絶縁膜112dにはN+ 型ソース・ド
レイン拡散層107dに達するビット・コンタクト孔1
18dが設けられている。ビット・コンタクト孔118
d等の形成には本第4の実施の形態が適用されており、
ビット・コンタクト孔118dの開口径はF−2d(=
80nm)である。ビット・コンタクト孔118dを介
してN+ 型ソース・ドレイン拡散層107dに直接に接
続され,層間絶縁膜112dの表面上に延在して設けら
れたビット線124dは積層構造をなしている。ビット
・コンタクト孔118d内でのビット線124dはバリ
ア膜163dと導電体膜164との積層膜からなり、層
間絶縁膜112dの表面上でのビット線124dはそれ
ぞれ残置形成されたストッパ膜116d,バリア膜16
3dおよび導電体膜164の積層膜からなる。ストッパ
膜116dは例えば膜厚50nm程度のN+ 型多結晶シ
リコン膜からなり、バリア膜163dはチタン膜と窒化
チタン膜との積層膜からなり、導電体膜164は例えば
層間絶縁膜112dの表面上での膜厚が150nm程度
のチタン・シリサイド膜からなる。ビット線124dの
線幅,間隔はそれぞれFである。
【0100】層間絶縁膜112dは、平坦化された表面
を有した膜厚350nmの酸化シリコン膜からなる第2
の層間絶縁膜132dにより覆われている。本第2の実
施の形態を適用したノード・コンタクト孔138dは、
F−2d(=80nm)の開口径を有し、層間絶縁膜1
32dおよび112dとを貫通してN+ 型ソース・ドレ
イン拡散層108dに達している。シリンダー型のスト
レージ・ノード電極144dは、ノード・コンタクト孔
138dを介してN+ 型ソース・ドレイン拡散層108
dに直接に接続されている。
【0101】ストレージ・ノード電極144dは、層間
絶縁膜132d表面を直接に覆って残置された膜厚50
nm程度のN+ 型多結晶シリコン膜からなるストッパ膜
135daと、ストッパ膜135da表面を直接に覆
い,ノード・コンタクト孔138d内を充填する膜厚1
00nm程度のN+ 型多結晶シリコン膜からなる導電体
膜165daと、ストッパ膜135da並びに導電体膜
165daの側面を直接覆う膜厚50nm程度のN+
多結晶シリコン膜からなる導電体膜167とからなる。
ストレージ・ノード電極144dの表面は膜厚10nm
程度の酸化タンタル膜からなる容量絶縁膜145dによ
り覆われ、さらにこの容量絶縁膜145dは膜厚100
nm程度の窒化チタン膜からなるセル・プレート電極1
46dにより覆われている。
【0102】本第4の実施の形態を適用したDRAMの
メモリ・セルのセル・サイズも、理想的な値である8F
2 (=4F×2F)になる。さらにシリンダー型のスト
レージ・ノード電極の形成に際しては、第2の層間絶縁
膜上にストッパ膜を含んだ合計膜厚の厚い積層導電体膜
を形成しておくことが容易であるため、本第4の実施の
形態の適用の方が他の実施と形態の適用より有利であ
る。
【0103】図28と、図29と、図28のAA線での
製造工程の断面模式である図30および図31と、図2
8のCC線での製造工程の断面模式図である図32とを
参照して、本第4の実施の形態の上記適用例におけるス
トレージ・ノード電極がどのように形成されるかを説明
する。
【0104】(N+ 型多結晶シリコン膜からなる)第1
のストッパ膜に設けた開口部を利用して第1の層間絶縁
膜112dにN+ 型ソース・ドレイン拡散層107dに
達するノード・コンタクト孔118dを形成し、ビット
線124dを形成した後、全面に第2の層間絶縁膜13
2d,(N+ 型多結晶シリコン膜からなる)第2のスト
ッパ膜136dが形成される。その後、第2の犠牲膜等
か形成され、さらに犠牲膜に形成されたダミー・コンタ
クト孔等の利用により、N+ 型ソース・ドレイン拡散層
108dに達するノード・コンタクト孔138dが形成
される〔図28,図29,図30(a),図32
(a)〕。
【0105】次に、膜厚50nm程度のN+ 型多結晶シ
リコン膜からなる導電体膜165dが、LPCVDによ
り全面に形成される。膜厚400nm程度のPSG膜1
54が、TEOSとTMPとオゾンとを原料としたLP
CVDにより全面に形成される。続いて、PSG膜15
4の表面上には、Fの幅と3Fの長さとFの間隔とを有
したフォト・レジスト膜パターン176dが形成される
〔図30(b),図32(b)〕。
【0106】フォト・レジスト膜パターン176dをマ
スクにしてPSG膜154が選択的に異方性ドライ・エ
ッチングされ、PSG膜155が残置される。さらに、
フォト・レジスト膜パターン176dをマスクにして導
電体膜165dおよびストッパ膜136dが選択的に異
方性ドライ・エッチングされ、導電体膜165daおよ
びストッパ膜136daが残置される。フォト・レジス
ト膜パターン176dが除去された後、膜厚50nm程
度のN+ 型多結晶シリコン膜からなる導電体膜166
が、LPCVDにより全面に形成される〔図31
(a),図32(c)〕。
【0107】次に、導電体膜166がエッチ・バックさ
れ、PSG膜155の側面を覆う導電体膜167が残置
される〔図31(b),図32(d)〕。これにより、
ストッパ膜135da,導電体膜165daおよび導電
体膜167から構成される本適用例のストレージ・ノー
ド電極144dの形成が終了する。
【0108】次に、PSG膜155がHFのガス・エッ
チングにより除去される。、膜厚10nm程度の酸化タ
ンタル膜からなる容量絶縁膜145dがPECVDによ
り形成され、この容量絶縁膜145dによりストレージ
・ノード電極144dの表面が覆われる。さらに、膜厚
100nm程度の窒化チタン膜からなるセル・プレート
電極146dがスパッタリングにより形成され、このセ
ル・プレート電極146dにより容量絶縁膜145dの
表面が覆われ、本適用例によるDRAMのメモリ・セル
の形成が完了する〔図28,図29〕。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法によれば、下層配線層を覆う層間絶縁膜上に
ストッパ膜を形成し、さらに犠牲膜を形成する。第1の
異方性ドライ・エッチングを利用したテーパー・エッチ
ングにより、下端開口径が上端開口径より狭いダミー・
コンタクト孔を犠牲膜に形成する。第2の異方性ドライ
・エッチングにより、下端開口径に等しい開口径を有し
た開口部をストッパ膜に形成する。少なくとをストッパ
膜に設けられた開口部を利用した第3の異方性ドライ・
エッチングにより、下端開口径に等しい開口径を有した
コンタクト孔を層間絶縁膜に形成する。このため、上記
上端開口径が最小加工寸法Fに等しくしておくことによ
り、下層配線層の配線ピッチを2Fにすることが容易に
なる。
【0110】さらに、DRAMのメモリ・セルの少なく
ともノード・コンタクト孔の形成に本発明を適用するこ
とにより、ワード線を配線ピッチを2Fにし,セル・サ
イズを10F2 以下にすることが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の製造工程の断面模
式図である。
【図2】上記第1の実施の形態の製造工程の断面模式図
である。
【図3】上記第1の実施の形態の適用例の平面模式図で
ある。
【図4】上記第1の実施の形態の適用例の断面模式図で
ある。
【図5】上記第1の実施の形態の適用例の製造工程の断
面模式図であり、図3のAA線での製造工程の断面模式
図である。
【図6】上記第1の実施の形態の適用例の製造工程の断
面模式図であり、図3のAA線での製造工程の断面模式
図である。
【図7】上記第1の実施の形態の適用例の製造工程の断
面模式図であり、図3のBB線での製造工程の断面模式
図である。
【図8】上記第1の実施の形態の適用例の製造工程の断
面模式図であり、図3のBB線での製造工程の断面模式
図である。
【図9】上記第1の実施の形態の適用例の製造工程の断
面模式図であり、図3のCC線での製造工程の断面模式
図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の製造工程の断面
模式図である。
【図11】上記第2の実施の形態の製造工程の断面模式
図である。
【図12】上記第2の実施の形態の適用例の平面模式図
である。
【図13】上記第2の実施の形態の適用例の断面模式図
である。
【図14】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のAA線での製造工程の断面
模式図である。
【図15】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のAA線での製造工程の断面
模式図である。
【図16】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のAA線での製造工程の断面
模式図である。
【図17】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のBB線での製造工程の断面
模式図である。
【図18】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のBB線での製造工程の断面
模式図である。
【図19】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のBB線での製造工程の断面
模式図である。
【図20】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のCC線での製造工程の断面
模式図である。
【図21】上記第2の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図12のCC線での製造工程の断面
模式図である。
【図22】本発明の第3の実施の形態の製造工程の断面
模式図である。
【図23】上記第3の実施の形態の製造工程の断面模式
図である。
【図24】上記第3の実施の形態の適用例の平面模式図
である。
【図25】上記第3の実施の形態の適用例の断面模式図
である。
【図26】本発明の第4の実施の形態の製造工程の断面
模式図である。
【図27】上記第4の実施の形態の製造工程の断面模式
図である。
【図28】上記第4の実施の形態の適用例の平面模式図
である。
【図29】上記第4の実施の形態の適用例の断面模式図
である。
【図30】上記第4の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図28のAA線での製造工程の断面
模式図である。
【図31】上記第4の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図28のAA線での製造工程の断面
模式図である。
【図32】上記第4の実施の形態の適用例の製造工程の
断面模式図であり、図28のCC線での製造工程の断面
模式図である。
【図33】半導体装置の従来の製造方法を説明するため
の半導体装置の製造工程の断面模式図である。
【図34】上記従来の製造方法の問題点を説明するため
の半導体装置の製造工程の断面模式図である。
【図35】上記従来の製造方法の問題点を説明するため
の半導体装置の製造工程の断面模式図である。
【符号の説明】
101a〜101d,201 P型シリコン基板 102a〜102d,202 フィールド酸化膜 103a〜104d ゲート酸化膜 104a〜104d ゲート電極 105a〜105d ワード線 106a〜106d,107a〜107d,108a〜
108d,208,208a N+ 型ソース・ドレイ
ン拡散層 111a〜111d,112a〜112d,132a〜
132d,212,232,232a 層間絶縁膜 113a,113b,113ba,114b,114b
a,115c,115d,115da,116d,13
4a,134b,134ba,136d,136da
ストッパ膜 117a〜117d,238a コンタクト孔 118a〜118d ビット・コンタクト孔 119,239,239a 絶縁膜スペーサ 121,122,142 コンタクト・プラグ 123a〜123d,276aa,276ab 上層
配線層 124a〜124d,224 ビット線 138a〜138d,238 ノード・コンタクト孔 144a〜144d,244 ストレージ・ノード電
極 145a〜145d 容量絶縁膜 146a〜146d セル・プレート電極 151a,151aa,151b〜151d,152
b,153a,153aa,153b 犠牲膜 154,155 PSG膜 161a〜161d,161da,162c,163
b,164,165a,165b,165d,165d
a,166,167,264,264aa,264ab
導電体膜 163d バリア膜 171a〜171d,172b,173a〜173c,
174b,175a,175b,176a,176b,
275,276,276aa,276abフォトレジス
ト膜パターン 181a,181b,181d,182b,183a,
183b ダミー・コンタクト孔 224a 中間配線層 255 絶縁膜 261 導電体膜パターン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の表面もしくは表面上に最小線
    幅および最小間隔がそれぞれFからなる下層配線層を形
    成し、酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜を全面に形成
    する工程と、第1の導電体膜からなるストッパ膜を前記
    層間絶縁膜の表面上に形成し、PSG膜もしくはBPS
    G膜からなる所要膜厚を有した犠牲膜を全面に形成する
    工程と、前記犠牲膜の表面上にFからなる第1の開口径
    を有した第1のフォト・レジスト膜パターンを形成する
    工程と、前記第1のフォト・レジスト膜パターンをマス
    クにした第1の異方性ドライ・エッチングにより、上端
    が第1の開孔径を有し、下端が該第1の開口径より狭い
    第2の開口径を有したダミー・コンタクト孔を前記犠牲
    膜に形成する工程と、前記第1のフォト・レジスト膜パ
    ターンを除去する工程と、第2の異方性ドライエッチン
    グにより、前記ストッパ膜に第2の開口径を有した開口
    部を形成する工程と、少なくとも前記開口部をマスクに
    して、第3の異方性ドライ・エッチングを行い、前記第
    2の開口径を有して前記下層配線層に達するコンタクト
    孔を前記層間絶縁膜に形成する工程と、残置した前記犠
    牲膜を選択的に除去する工程と、全面に第2の導電体膜
    を形成し、第2のフォト・レジスト膜パターンをマスク
    にした第4の異方性ドライ・エッチングおよび第5の異
    方性ドライ・エッチングによりそれぞれ該第2の導電体
    膜および前記ストッパ膜をパターニングして、最小線幅
    および最小間隔がそれぞれFからなり、積層構造を有し
    た上層配線層を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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