JP2900799B2 - 線状照明装置 - Google Patents

線状照明装置

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JP2900799B2
JP2900799B2 JP6180009A JP18000994A JP2900799B2 JP 2900799 B2 JP2900799 B2 JP 2900799B2 JP 6180009 A JP6180009 A JP 6180009A JP 18000994 A JP18000994 A JP 18000994A JP 2900799 B2 JP2900799 B2 JP 2900799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光学的画像読み
取り装置において原稿面を主走査方向に細幅の線状に照
明する場合の照明手段として適切な線状照明装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】便宜上、光学的画像読み取り装置を例に
して説明する。
【0003】近年、光学的画像読み取り装置は小型ファ
クシミリやバーコードリーダー等の読み取り装置として
広く使用されており、この種の装置の原稿照明系にはL
EDチップを一列状に並べたLEDアレイが使用されて
いる。
【0004】以下図面を参照しながら、上記した従来の
光学的画像読み取り装置に使用されている線状照明装置
の一例について説明する。
【0005】図14は従来の光学的画像読み取り装置の
構成図を示すものである。図14において、141は原
稿である。142は原稿を照明する線状照明装置として
のLEDアレイである。143は原稿で反射した光を集
光するロッドレンズアレイである。144は143で集
光された光を取り込んで電気信号に変換する光電変換素
子アレイである。又、LEDアレイ142は例えば図1
5に示すように、回路導体層を施した基板151上にL
EDチップ152を複数個、直線状に実装して構成す
る。
【0006】以上のように構成された光学的画像読み取
り装置及び線状照明装置について、以下その動作につい
て説明する。
【0007】まずLEDアレイ142からの光を読み取
るべき原稿141に照射し、その反射光をロッドレンズ
アレイ143で集光し、光電変換素子アレイ144に導
き、電気信号に変換していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、LEDアレイ142は、図14における
LEDチップ152の個々の発光量ばらつきや指向特性
の影響により、被照明原稿面141での照明ムラを生じ
ることとなり、この照明系を上記の光学的画像読み取り
装置に用いると、光電変換素子アレイ144で受光し、
変換された電気信号は均一性(PRNU)の悪い信号と
なり、信号補正処理(例えばシェーディング補正)を設
けたとしてもコストアップや信号補正処理能力等に負担
が生じる。又、信号補正処理を設けなければ、例えば一
様な灰色の原稿を読み取ると照明の明るい部分は白く、
照明の暗い部分は黒く表示するおそれがある。又、S/
Nを上げるためにLEDアレイ142を原稿面141に
近付けるとLEDチップ152の個々の指向特性の影響
がさらに大きくなり、光学的画像読み取り装置の電気信
号のPRNUが益々悪化することになる。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、原稿面照度が
充分にとれ、しかも原稿面に近付けても照明ムラは生じ
ず、さらにLEDチップの個数を削減することで低コス
ト化が実現できる線状照明装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の線状照明装置は
透光性材料から成る導光体と、前記導光体を柱状あるい
は錐台状の形状とし、前記導光体の端面部には発光体を
備えた構造となる。そして前記導光体の少なくとも一側
表面に光拡散部を設け、一方、前記導光体の他の端面部
にも発光体とを備え、その発光体から放出された光を導
光体内部に入射し、前記光拡散部で反射、拡散された光
が、前記導光体の前記光拡散部を設けた一側表面以外の
側面表面からも外部に出射する様にしたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、発光体から導
光体内部に入射した光は、スネルの法則に従って前記導
光体内部を進行するが、途中で光拡散部に到達した光は
前記光拡散部で反射、拡散され、前記導光体の少なくと
も一側表面から外部に出射することとなる。
【0012】
【実施例】まず、本発明の参考例の線状照明装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1〜図6は第一の参考例における柱状形
状の線状照明装置の構成を示すものである。図1におい
て、1は導光体、2は光拡散部、3は発光体である。4
は導光体の底面部である。5は光出射面である。図2は
発光体3の発光角度分布(指向特性)である。図3は導
光体内部に入射した光の振舞いを2次元で示した一例で
ある。図3において、31は臨界角以内の光線である。
32は臨界角を越えた光線である。33は拡散光であ
る。34は照明光である。図4は、導光体表面に形成す
る光拡散部の形態を示すものである。図5は、導光体表
面の光拡散部の状態の一例である。図6は、導光体断面
の形状である。ここで図1〜図6の同様の箇所には同一
番号を記している。
【0014】以上のように構成された線状照明装置につ
いて、以下、図1〜図6を用いてその動作を説明する。
なお、ここでは便宜上、柱状形状の例として円柱形状を
取り上げる。
【0015】まず、光線透過率が80%以上で屈折率が
1.4〜1.7である、例えばアクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニ−ル樹脂、
あるいはガラスのような透光性材料を用いて成形した導
光体1の側面の表面に光拡散部2を形成する。但し、導
光体1の光拡散部2以外の全表面は滑面である必要があ
り、インジェクション成形法や押しだし法で成形し、必
要があればその後、研磨等の処理を行う。又この時、光
拡散部2は導光体1の側面の表面に成形した溝としても
よい。次に、導光体1の底面4に例えば、図2に示した
ような発光角度分布(指向特性)が30度〜150度で
ある発光体3(例えば発光ダイオード)を密着させ、発
光体3を点灯させると、発光体3が放出した光は、底面
4から導光体1の内部に入射し、図3に示すようなスネ
ルの法則に従った振舞いをする。(スネルの法則:si
n i/sin r=nr/niの式で表され、本実施例の
場合、iは導光体内部から空気中に向かう光線31と導
光体表面の法線との角。rは光線31が空気中に出射し
た時の屈折角。nrは空気の屈折率で1。niは導光体の
屈折率で1.4〜1.7。)即ち、臨界角(i0=si
-1(1/ni))以内の光線31は導光体内部から空
気中に出射するが、臨界角を越えた光線32は導光体表
面で全反射を繰り返しながら導光体内部を進行する。こ
の時、光線32の一部が光拡散部2に当たると全反射を
起こさずに拡散され、その拡散光33は次に到達する導
光体表面に於いて、またスネルの法則に従った振舞いを
し、臨界角以内の光線は空気中に出射し、照明光34と
して寄与し、臨界角を越えた光線は全反射して次に到達
する導光体表面が光拡散部2か、あるいは光拡散部2以
外の導光体1の表面かによって前述した同様の現象が導
光体1の長さ方向で生じている。又、導光体1の断面方
向についても同様の現象が無数に繰り返されている。
又、ここでは第一の実施例として図1に示すような円柱
形状の導光体1を例としたが、形状は多角柱等の柱状で
あってもよい。又、光拡散部2は、図1では導光体1の
一側面の表面に、一定幅で連続的に形成したが、照明ム
ラのない均一な照明光を出すために導光体1の両端から
中央部にかけて光拡散部2の幅や面積を変化させ、例え
ば図4に示したように発光体3が設置されている導光体
1の底面4から中央部に向かって次第に大きくなるよう
に連続的に形成したり(図4a)、導光体の一側表面
に、不連続的に一定ピッチで、かつ一定形状で形成した
り(図4b)、あるいは導光体の一側表面に、不連続的
に一定ピッチで、かつ光拡散層面積が導光体1の底面4
から中央部に向かって次第に大きくなるように形成した
り(図4c)、導光体1の一側表面に、不連続的に一定
形状で、かつ導光体1の底面4から中央部に向かって次
第にピッチが狭くなるように形成(図4d)してもよ
い。さらに導光体1の表面は、導光体1の一側表面に設
けた光拡散部2と、光出射面5と、発光体3を備えた底
面4以外は完全光反射層41を形成する(図4e)方法
もある。ここで完全反射層41はパラジウム、鉄、クロ
ム、アルミニウム、銀、ニッケル等の金属やこれら合金
の金属薄膜、あるいはこれらの合金片や粒子を含むイン
キ等を蒸着法、スパッタ法、転写法、メッキ法、塗装
法、印刷法によって形成する。又、導光体1の表面の光
拡散部2の表面状態は、JIS規格B0601に示され
ている表面の粗さで中心線平均粗さRaが(100〜
0.013)a、最大高さRmaxが(400〜0.0
5)Sの粗面や、図5に示すようなピッチ50μm〜2
000μmで山の高さ20μm〜800μmの三角波面
(あるいはのこぎり波面)とするとよい。又、本実施例
に示したように導光体1が円柱状であれば、導光体1の
断面形状は図6に示すように 導光体1の光出射面5
に、二面の平面部を形成し、その二平面による挟角が9
0度である形状としてもよい。
【0016】以上のように参考例によれば、透光性材料
を用いて成形した導光体と、その導光体の側面の表面に
光拡散部を設け、導光体の両底面に発光体を密着し発光
させることにより、導光体の内部表面で全反射し導光体
内部を進行する光線と、光拡散部に当り拡散され空気中
に出射する光線が常に無数に存在し、導光体から照明ム
ラのない光が発せられることとなる。
【0017】以下本発明の第二の参考例について図面を
参照しながら説明する。図7は本発明の第二の参考例
示す線状照明装置の導光体の斜視図である。同図におい
て、71は光拡散層である。他は図1の構成と同様で同
一箇所には同一番号を記してある。
【0018】図1と異なるのは、光拡散層71を光拡散
部2の代わりに形成したことである。ここで、光拡散層
71は導光体1の屈折率よりも大きい屈折率をもつ光拡
散体(例えば酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、あるいは炭酸カルシウム、シリカ等)と、導光体1
の屈折率とほぼ等しい屈折率をもつ透光性樹脂(例えば
シリコン樹脂)を、印刷法やロ−ルコ−タ−等のコ−テ
ィング法、塗装法によって導光体1の一側表面に作製す
る。又、光拡散層71は図4で示した光拡散部2とと同
様に形成することができ、又、光拡散層71は図4で示
した光拡散部2の上の全面あるいは一部に形成してもよ
い。その場合、導光体1の光拡散層71を形成した一側
表面(光拡散層71と導光体1の境界)の状態が滑面で
ある場合と比較して、光拡散層71、あるいは光拡散部
2に当たった光はさらに効率よく拡散され、線状照明装
置としての照明効率を20%以上よくすることができ
る。
【0019】以下本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。図8は本発明の第の実施例を
示す線状照明装置の導光体の斜視図である。同図におい
て、81はV型切削面である。他は図1の構成と同様で
同一箇所には同一番号を記してある。なお、発光体3
は、図1と同様導光体1の底面4に密着させるが図8に
於いては省略してある。
【0020】図1及び図2と異なるのは導光体1の側面
に、導光体1の底面4から中央部に向かって次第に大き
くなるように斜めに、かつ平面でV型に切削したV型切
削面81を設け、導光体1の中央部において切削面が最
大幅を持つようにした点である。
【0021】以上のように構成された線状照明装置の導
光体について、以下その動作を説明する。
【0022】まず、導光体1の底面4に発光体3を密着
させ発光体3を点灯すると、導光体1内部に入射した光
は第一の参考例で説明した線状照明装置と同様な振舞い
をし照明光34となる。しかし、第一の参考例及び第二
参考例では、発光体3から導光体1内部に入射した光
は、導光体1の底面4(a)(あるいは4(b))から
一方の底面4(b)(あるいは4(a))に抜けて行く
光が多く、発光体3から出た光の一部だけが照明光34
となり、発光体3から出た光が有効活用されず結局、照
明光の光量不足という課題があった。そこで第の実施
例では第一の参考例及び第二の参考例の課題を解決する
ために、導光体1の側面にV型切削面81を成形し、V
型切削面81の全面あるいは一部を光拡散部2とするこ
とで、底面4(a)(あるいは4(b))から底面4
(b)(あるいは4(a))に向かう光をV型切削面8
1(あるいはV型切削面81上にある光拡散部2)に当
て、照明効率をよくするものである。又、第の実施例
の導光体1の側面に形成する光拡散部2は、図8では導
光体1の一側面に成形したV型切削面81の全面に、連
続的に形成したが、照明ムラのない均一な照明光を出す
ために導光体1の両端から中央部にかけてV型切削面8
1上の光拡散部2の幅や面積を変化させ、例えば、図9
に示したようにV型切削面81上で、不連続的に一定ピ
ッチで、かつ一定幅状で形成したり(図9a)、あるい
はV型切削面81上に、不連続的に一定ピッチで、かつ
光拡散部面積が導光体1の底面4から中央部に向かって
次第に大きくなるように形成したり(図9b)、V型切
削面81上に、不連続的に一定幅状で、かつ導光体1の
底面4から中央部に向かって次第にピッチが狭くなるよ
うに形成(図9c)してもよい。さらに導光体1の表面
は、光拡散部2と、光出射面5と、発光体3を備えた底
面4以外は完全光反射層91を形成してもよい(図9
d)。又、図9に示した光拡散部2は光拡散層71に置
き換えることも可能であるし、さらにV型切削面81の
全面を光拡散部2として、その上の全面あるいは一部に
光拡散層71を形成したり、あるいはV型切削面81の
一部を光拡散部2として、その光拡散部2の上の全面あ
るいは一部に光拡散層71を形成してもよい。又、完全
光反射層は、パラジウム、鉄、クロム、アルミニウム、
銀、ニッケル等の金属やこれら合金の金属薄膜、あるい
はこれらの合金片や粒子を含むインキ等を蒸着法、スパ
ッタ法、転写法、メッキ法、塗装法、印刷法によって形
成する。さらに上記したV型切削面81上の光拡散部2
の表面状態は、JIS規格B0601に示されている表
面の粗さで中心線平均粗さRaが(100〜0.01
3)a、最大高さRmaxが(400〜0.05)Sの粗
面や、図5に示すようなピッチ50μm〜2000μm
で山の高さ20μm〜800μmの三角波面(あるいは
のこぎり波面)とするとよい。
【0023】以上のように導光体の側面の光拡散層形成
面を、導光体の両底面から中央部に向かって次第に大き
くなるように斜めに、かつ平面でV型に切削し、導光体
の中央部において切削面が最大幅を持つようなV型切削
面を設けることにより、発光体から導光体内部に入射し
た光の一方の底面から他方の底面に抜けて行く量を減ら
し、拡散層に当たる確率を増やすことで照明光の光量を
上げることができる。
【0024】以下本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。図10は本発明の第の実施例
を示す線状照明装置の錐台状導光体の斜視図である。
【0025】図11は、導光体表面に形成する光拡散層
の形態を示すものである。図12は、垂錐台形状の導光
体を示すものである。図13は、導光体断面の形状であ
る。ここで前図と同様の箇所には同一番号を記してい
る。なお、発光体3は、図1と同様導光体1の底面4に
密着させるが図10に於いては省略してある。図1及び
図8と異なるのは、導光体1の断面積は、導光体の底面
4から中央部に向かって次第に小面積となり、中央部に
おける導光体1の断面積は底面4の断面積の70%以下
で最小断面積となるような錐台形状とすることである。
【0026】以上のように構成された線状照明装置の導
光体について、以下その動作を説明する。
【0027】便宜上円錐台状の導光体を例にして説明す
るが、断面形状は導光体の断面積が、導光体の両底面か
ら中央部に向かって、両底面と相似形で次第に小面積に
なり、中央部において最小断面積となるような多角錐台
形状でもよい。
【0028】まず、導光体1の底面4に発光体3を密着
させ発光体3を点灯すると、導光体1内部に入射した光
は第一の参考例で説明した線状照明装置と同様の振舞い
をし、照明光34となる。しかし、第の実施例よりも
照明効率をよくし、さらに照明ムラを向上するために
は、第四の実施例では導光体1を錐台形状とすること
で、底面4(a)(あるいは4(b))から底面4
(b)(あるいは4(a))に向かう光は、中央部に進
むに連れて次第に絞り込まれ、中央部付近の照明光34
の光量を上げることができ、照明効率がよく、照明ムラ
を無くすことができる。
【0029】以上のように導光体の断面積が、両底面か
ら中央部に向かって次第に小面積になり、中央部におい
て最小断面積となるような錐台形状で、導光体の側面に
光拡散部2、光拡散層71を備えることにより、中央部
付近の照明光の光量を上げることができ、照明効率がよ
く、照明ムラを無くすことができる。
【0030】又、第の実施例の錐台形の導光体1の側
面に形成する光拡散部2は、図10では導光体1の一側
面の表面に、一定幅で連続的に形成したが、照明ムラの
ない均一な照明光を出すために導光体1の両端から中央
部にかけて光拡散部2の幅や面積を変化させ、例えば、
図11に示したように発光体3が設置されている導光体
1の底面4から中央部に向かって次第に大きくなるよう
に連続的に形成したり(図11a)、導光体の一側表面
に、不連続的に一定ピッチで、かつ一定形状で形成した
り(図11b)、あるいは導光体の一側表面に、不連続
的に一定ピッチで、かつ光拡散層面積が導光体1の底面
4から中央部に向かって次第に大きくなるように形成し
たり(図11c)、導光体1の一側表面に、不連続的に
一定形状で、かつ導光体1の底面4から中央部に向かっ
て次第にピッチが狭くなるように形成(図11d)して
もよい。さらに導光体1の表面は、導光体1の一側表面
に設けた光拡散部2と、光出射面5と、発光体3を備え
た底面4以外は完全光反射層111を形成したり(図1
1e)、導光体1の長さ方向の各点の断面の直径と光拡
散部2の幅との比率が常に一定になるように光拡散部2
を形成してもよい。(図11f)又、図10に示した光
拡散部2は光拡散層71に置き換えることも可能である
し、さらに図10に示した光拡散部2の上の全面あるい
は一部に光拡散層71を形成してもよい。又、完全光反
射層は、パラジウム、鉄、クロム、アルミニウム、銀、
ニッケル等の金属やこれら合金の金属薄膜、あるいはこ
れらの合金片や粒子を含むインキ等を蒸着法、スパッタ
法、転写法、メッキ法、塗装法、印刷法によって形成す
る。さらに上記した光拡散部2を形成するために導光体
1の表面に成形した光拡散部2の表面状態を、JIS規
格B0601に示されている表面の粗さで中心線平均粗
さRaは(100〜0.013)a、最大高さRmax
(400〜0.05)Sの粗面や、図5に示すようなピ
ッチ50μm〜2000μmで山の高さ20μm〜80
0μmの三角波面(あるいはのこぎり波面)とすること
が望ましい。
【0031】又、図12に示したように導光体1は、長
さ方向の各断面積が、導光体の底面5から中央部に向か
って次第に小面積になり、中央部において最小断面積と
なるような錐台形状であるとともに、光を外部に出射す
る光出射面5は両底面部に対して垂直としてもよい。な
お、図13に示すように導光体を完全な円錐台状とする
のではなく、光出射面5に相当する部分は長さ方向に沿
った二平面から構成されていてもよく、その二平面によ
る挟角が90度であるのが好ましい。本実施例において
図12に示した導光体の両底面4の直径を5mm、中央
部の断面円の直径を2.7mm、光拡散層71幅を1m
m、溝深さを0.5mmとした時の従来との比較データ
を記載する。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の線状照明装置は、
透光性材料から成る導光体の底面部に発光体を備え、前
記導光体の形状を柱状、あるいは錐台状とし、前記導光
体の少なくとも一側表面にV型切削や溝を施し、さらに
前記V型切削面や溝面を粗面、あるいは三角波面に処理
して光拡散部を形成する構成とすることにより、被照明
原稿面での照明ムラをなくし、原稿面に限りなく近付い
ていっても照明ムラを悪化させずに原稿面照度をあげる
ことができる。しかも原稿面に限りなく近付けられるこ
とで本発明の線状照明装置を光学的画像読み取り装置の
照明系に使用すれば装置全体の小型化に寄与でき、携帯
ファクシミリ等の小型化が要求される機器への搭載が可
能となる。又、発光体の素子数を減らすことができ、低
コスト化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例における線状照明装置の
構成図
【図2】同参考例における発光体の発光角度分布(指向
特性)
【図3】同参考例における導光体内部の光の進み方の動
作説明図
【図4】本発明の第一の参考例における光拡散部の概略
【図5】本発明の光拡散部の拡大図
【図6】本発明の第一及び第二の参考例における導光体
の断面図
【図7】本発明の第二の参考例における導光体の斜視図
【図8】本発明の第の実施例における導光体の斜視図
【図9】本発明の第の実施例における光拡散部の概略
【図10】本発明の第の実施例における導光体の斜視
【図11】本発明の第の実施例における光拡散部の概
略図
【図12】本発明の第の実施例における導光体の斜視
【図13】本発明の第の実施例における導光体の断面
【図14】従来の光学的画像読み取り装置の構成図
【図15】従来の線状照明装置の一種のLEDアレイの
構成図
【符号の説明】
1 導光体 2 光拡散部 3 発光体 4 導光体底面 5 光出射面 31 臨界角以内の光線 32 臨界角を超えた光線 33 拡散光 34 照明光 41 完全反射層 71 光拡散層 81 V型切削面 91 完全反射面 111 完全反射面 141 原稿 142 LEDアレイ 143 ロッドレンズアレイ 144 光電変換素子アレイ 151 基板 152 LEDチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 慎司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−284102(JP,A) 実開 昭62−167244(JP,U) 実開 昭62−179737(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一側面部に両底面部から中央部
    に向かって次第に幅が大きくなるように長さ方向に対し
    斜めにかつ平面でV型に切削し中央部において最大
    幅を持つようなV型切面を有する柱状の導光体と、前
    記導光体の底面部に発光体とを備え、前記発光体から放
    出された光を前記導光体内部に入射し、前記V型切
    に設けた光拡散部で反射、拡散された光が前記導光体の
    少なくとも一側表面から外部に出射することを特徴とす
    る線状照明装置。
  2. 【請求項2】少なくとも両底面部から中央部に向かって
    次第に断面積が小さくなり中央部で最小となる錐台形状
    の導光体と、前記導光体の底面部に発光体とを備え、前
    記発光体から放出された光を前記導光体内部に入射し、
    前記導光体の一側表面に設けた光拡散部で反射、拡散さ
    れた光が前記導光体の少なくとも他側表面から外部に出
    射することを特徴とする線状照明装置。
  3. 【請求項3】光拡散部は、導光体の少なくとも一側表面
    に、一定幅で連続的に設けた請求項2記載の線状照明装
    置。
  4. 【請求項4】光拡散部は、導光体の少なくとも一側表面
    に、前記導光体の両底面から中央部に向かって次第に大
    きくなるように設けた請求項2記載の線状照明装置。
  5. 【請求項5】光拡散部は、導光体の少なくとも一側表面
    に、不連続的に一定ピッチで、かつ一定形状であるよう
    に設けた請求項2記載の線状照明装置。
  6. 【請求項6】光拡散部は、導光体の少なくとも一側面部
    に、不連続的に一定ピッチで、かつ前記光拡散部面積が
    前記導光体の両底面部から中央部に向かって次第に大き
    くなるように設けた請求項2記載の線状照明装置。
  7. 【請求項7】光拡散部は、導光体の少なくとも一側表面
    に、不連続的に一定形状で、かつ前記導光体の両底面部
    から中央部に向かって次第にピッチが狭くなるように設
    けた請求項2記載の線状照明装置。
  8. 【請求項8】少なくとも両底面部から中央部に向かって
    前記両底面部と相似形で次第に断面積が小さくなり中央
    部で最小となる多角錐台形状の導光体と、前記導光体の
    底面部に発光体とを備え、前記発光体から放出された光
    を前記導光体内部に入射し、前記導光体の一側表面に設
    けた光拡散部で反射、拡散された光が前記導光体の少な
    くとも他側表面から外部に出射することを特徴とする線
    状照明装置。
  9. 【請求項9】少なくとも両底面部から中央部に向かって
    断面積が小さくなり中央部で最小となる円錐台形状の導
    光体と、前記導光体の底面部に発光体とを備え、前記発
    光体から放出された光を前記導光体内部に入射し、前記
    導光体の一側表面に設けた光拡散部で反射、拡散された
    光が前記導光体の少なくとも他側表面から外部に出射す
    ることを特徴とする線状照明装置。
  10. 【請求項10】少なくとも光が外部に出射する光出射面
    は両底面部に対して垂直である請求項2記載の線状照明
    装置。
  11. 【請求項11】導光体は、中央部の断面積が底面積の7
    0%以下である請求項10記載の線状照明装置。
  12. 【請求項12】光拡散部に溝を設けた請求項1、2、
    8,9のいずれか一項記載の線状照明装置。
  13. 【請求項13】光拡散部は、粗面である請求項1、2、
    8,9のいずれか一項記載の線状照明装置。
  14. 【請求項14】光拡散部は、粗さがJIS規格B060
    1により中心線平均粗さRaは(100〜0.013)
    a、最大高さRmaxは(400〜0.05)Sである請
    求項1、2、8,9のいずれか一項記載の線状照明装
    置。
  15. 【請求項15】光拡散層部は、三角波面である請求項
    1、2、8,9のいずれか一項記載の線状照明装置。
  16. 【請求項16】光拡散部は、ピッチが50μm〜200
    0μmで、山の高さが20μm〜800μmの三角波面
    である請求項1、2、8,9のいずれか一項記載の線状
    照明装置。
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