JP2900782B2 - 光学ピックアップ装置 - Google Patents

光学ピックアップ装置

Info

Publication number
JP2900782B2
JP2900782B2 JP6034119A JP3411994A JP2900782B2 JP 2900782 B2 JP2900782 B2 JP 2900782B2 JP 6034119 A JP6034119 A JP 6034119A JP 3411994 A JP3411994 A JP 3411994A JP 2900782 B2 JP2900782 B2 JP 2900782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
wire
optical pickup
pickup device
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6034119A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07225961A (ja
Inventor
憲男 柴田
正義 内田
秀一郎 茶圓
正宏 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP6034119A priority Critical patent/JP2900782B2/ja
Publication of JPH07225961A publication Critical patent/JPH07225961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900782B2 publication Critical patent/JP2900782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスク等に情報を記録・再生する光学ピックアップ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば光ディスク用のピックア
ップにおいては、読み取り或いは書き込み用ビームを、
対物レンズを介して焦点が合った状態で光ディスク面に
照射させ且つこのビームを光ディスクのトラック方向に
追従させる必要から、対物レンズはその光軸方向である
フォーカス方向と、このフォーカス方向と直交するトラ
ッキング方向とに可動状態で支持されている。この対物
レンズを光学ピックアップ本体に可動状態で支持する方
式としては従来よりばね式、摺動式があり、更にこれら
を改良した例えば特開昭63−104227号公報に開
示されるようなワイヤ式(4W式)が知られている。
【0003】ここで、図30及び図31に基づいて従来
の光学ピックアップ装置について説明すると、円筒状の
可動部1に対物レンズ2とこれに対応させてバランサを
固定し、この可動部1を4つの支柱4間に十字状に掛け
渡した上下2対4本のワイヤ5間に可動状態で支持させ
ている。
【0004】この可動部1の外周面にフォーカス用コイ
ル6を巻回し、更にこのコイル6の磁束と交差する磁束
を発生するトラッキング用コイル7をコイル6の一部に
重ねて設けている。そして、上記コイル6、7の外側の
対向する位置及び可動部1に形成した孔内にヨーク8、
9を設け、このヨーク8に磁石10を設けている。
【0005】このような構成において各コイル6、7に
流す電流を制御することによりこのコイルからの磁束と
上記磁石10からの磁束との相互作用により可動部すな
わち対物レンズ2をフォーカス方向(図中上下方向)及
びトラッキング方向へ移動調整するようになっている。
【0006】ところで、対物レンズを移動させてアクセ
スする場合には、ワイヤ等のバネにより可動状態で支持
された対物レンズのアクセス安定性、ダイナミックバラ
ンスの良好性、衝撃等に対するダンパ効果の有効性、ワ
イヤ弾性の維持、サーボ精度の良好さ等、種々の点にお
いて特性が良好であることが要求される。
【0007】例えばダイナミックバランスやダンパ効果
を向上させるための従来の装置としては、例えば実開平
3−14721号公報のように4つのバネ部材をバラン
サに固定し、この反対側にマグネットを介して対物レン
ズを設けたり、特開平2−232824号公報のように
レンズホルダを支持するピンを固定する部分にゲル状ダ
ンピング材を用いたり、特開平3−54736号公報に
示すようにシリコンゴムを固定プレート13の穴内に充
填したり、或いは特開平3−212826号公報に示す
ようにシリコンゴムを入れたダンパケースをワイヤの途
中にぶら下げたりすることが行なわれている。
【0008】また、ワイヤ部材の形状や張設形態を工夫
することにより共振周波数等に対応させたものとして
は、上記した実開平3−14721号公報の外に、特開
昭60−197942号公報のようにワイヤを逆ハの字
型に設けたり、特開昭62−137732号公報に示す
ようにワイヤを交差型にしたり、特開昭63−1190
29号公報のように複数のワイヤをよるようにしたり、
昭6−27118号(特開昭63−195832
号公報)のようにワイヤを中空のパイプ状にしたり、特
開平1−243246号公報のように第1の支持部材
(ワイヤ)が第1方向に変形した時、同時に第2の支持
部材(ワイヤ)が第1方向とは略直交する第2方向へ変
形するようにワイヤ固定部材の形状をH型にしたものが
知られている。更には、特開平3−125336号公報
のようにワイヤ固定のために可撓性を有するプリント基
板を用いるようにし、共振周波数に対応するようにした
構造の装置も知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た各従来装置にあっては、以下に示すような問題点があ
った。まず、ダンパに関しては、固定部材にダンパを設
けた構造にあっては、ワイヤがハの字型の場合には、ダ
ンパ効果が低くて不十分になるばかりか、バランサが必
要になったり、或いはバランサを設けてもその調整が難
しくなるという問題点があった。
【0010】また、可動部から離れた位置、または別の
ケースにダンパを設けるとバランサの効果が得られ難く
なるのみならず、生産性も劣化するという問題点があっ
た。また、ワイヤの張設形態等に関する従来構造にあっ
ては、固有周波数を制御することができなかったり、制
御できたとしてもその制御範囲が非常に狭いのみなら
ず、フォーカシング時とトラッキング時の共振周波数を
異ならせたりすることが困難であるという問題点もあっ
た。
【0011】更に、ワイヤを中空パイプ状に成形するな
どの特殊なワイヤを用いることは生産コストの高騰を招
来し、好ましくない。また更に、特開平1−24324
6号公報に示したように固定部材をH型に成形したり、
そのワイヤ固定部の近辺に薄肉部を設けることは、生産
性を非常に低下させるのみならず、対物レンズの位置近
辺に支持材の一方の端を固定し且つ平行ワイヤであるた
めに、共振周波数(固有周波数)を制御できる範囲が非
常に狭いという問題点がある。
【0012】また、ワイヤ固定にプリント基板を用いた
従来装置にあっては、ワイヤの取付作業が非常に難しく
なるという問題点があった。例えばサスペンションワイ
ヤをプリント基板に垂直に取り付ける場合には、基板に
微小な穴を設け、これにワイヤを通す作業が発生する
が、同じ長さの複数本のワイヤを同時に、または順番に
通すことはかなり困難であり、著しく作業性を低下させ
てコスト高を招来する。特に、コスト競争の激しいピッ
クアップ業界にあっては、僅かでもコストを下げること
が強く要求されている。
【0013】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的はダイナミックバランス、アクセス時の整定、ダンピ
ング効果等を改善することができる光学ピックアップ装
置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する第1
の発明は、固定部材に複数の支持材を介して可動するよ
うに支持された対物レンズを含む可動部を有する光学ピ
ックアップ装置において、前記可動部の、前記複数の支
持材のなす仮想交点を中心に前記対物レンズと対称をな
す位置の近傍に前記支持材の一方の端を固定し、前記位
置の近傍にダンパーブロックを配置し、このダンパーブ
ロックにダイナミックバランサとしての機能を付与せし
めるように構成したものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】請求項2に規定する第2の発明は、固定部
材に複数の支持材を介して可動するように支持される対
物レンズを含む可動部を有する光学ピックアップ装置に
おいて、前記可動部の、前記複数の支持材のなす仮想交
点を中心に前記対物レンズと対称をなす位置近辺に前記
支持材の一方の端をプリント基板を介して固定すると共
に他端を固定する固定部材はプリント基板であって、前
記支持材の一方の端を固定するプリント基板の面及び前
記支持材は前記対物レンズ面に平行であるように構成し
たものである。
【0020】
【0021】
【作用】第1の発明によれば、可動部の仮想交点を中心
として対物レンズとは対称の位置近辺にダンパブロック
を配置し、これにバランサの機能も付与したので、ダイ
ナミックバランス及びアクセス時の整定を改善すること
が可能となる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】第2の発明によれば、支持材の一方の端を
固定するプリント基板の面及び支持材は対物レンズ面に
平行になされるので、例えばワイヤよりなる支持材の接
続を容易化して生産性を向上させることが可能となる。
【0027】
【0028】
【実施例】以下に、本発明に係る光学ピックアップ装置
の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。まず、ダイ
ナミックバランス及びアクセス時の整定等を主に改善す
る実施例について説明する。
【0029】<実施例1>この実施例1は第1の発明に
対応するものである。図1は第1の発明に係る光学ピッ
クアップ装置を示す上面図、図2は図1に示す装置のダ
ンパーブロックの側面図、図3は図1に示す装置の正面
図である。
【0030】この光学ピックアップ装置は、板状の固定
ベース11とこの端部に起立させた取付板19に2枚の
ダンパ部材20を介在させて取り付けた固定板12とよ
りなる固定部材13を有しており、上記固定板12は、
上記ダンパ部材20の反対面にプレート21からネジ2
2により取付け固定される。この固定板12に2対4本
の支持材としてサスペンションワイヤ14の一端を固定
して図2中において水平方向へ延ばし、その先端に可動
部15を支持させている。従って、可動部15は、可撓
性を有する4本のワイヤ14の先端に僅かな力で可動す
るように支持される。この場合、ワイヤ14の張設状態
は、固定板12を基準として上面より見てハの字型に設
定される。
【0031】この可動部15は、対物レンズ16を保持
するレンズホルダ17と、この端部に起立されて上記ワ
イヤ14の他端が接続固定された、例えばプリント基板
製のホルダプレート18を有している。この場合、可動
部15におけるワイヤ固定箇所は、可動部15の仮想交
点Oを中心として対物レンズ16と対称をなす位置に設
定される。ここで仮想交点Oとは、ハの字型に張設され
た上記複数の、すなわち2対4本のワイヤ14の延長線
上の交点を指し、以下同様に定義される。
【0032】そして、上記対物レンズ16、仮想交点O
及び固定板12の中心を通る直線に直交する直線上のレ
ンズホルダ17には仮想交点Oを中心として対称となる
位置に内部が中空にされた1対の環状のフォーカスコイ
ル23が設けられると共にこれらフォーカスコイル23
の側面にはそれぞれ1対のトラッキングコイル24が設
けられている。そして、上記固定ベース11からはフォ
ーカスコイル23とトラッキングコイル24を挟み込む
ようにフォーカスコイル23の中空部分とその外側にそ
れぞれ1対のヨーク25が起立されており、各ヨーク2
5にはマグネット26が取り付けられている。
【0033】従って、フォーカスコイル23の電流を制
御することにより磁力線の相互作用によりレンズホルダ
17は図2に示すフォーカス方向(光軸方向)に移動
し、トラッキングコイル24の電流を制御することによ
り図1に示すトラッキング方向すなわちディスク27の
トラック方向と直交する方向に回転することになる。
【0034】そして、前記仮想交点Oを中心として対物
レンズ16と対称となる位置に配置されたホルダプレー
ト18には、方形状のダンパーブロック28が中心線X
に対して対称に取り付けられており、このブロック28
にバランサとしての機能も持たせている。そして、ダン
パーブロック28には、上記ワイヤ14が通る部分にこ
れと干渉しないように溝31が形成されている。この場
合、ダンパーブロック28に充填するダンパー材料を調
整することにより図1中において左右の質量バランスを
とる。
【0035】また、ダンパーブロック28へのダンパー
材料の充填量を調整することに代えて、図中仮想線で示
すようにダンパーブロック28の中心部に質量調整され
た補助バランサ29を設けるようにしても良い。そし
て、この固定部材13全体は、例えば棒状のスクリュー
ネジ30の回転によりその長手方向へ移動するようにな
っている。
【0036】さて、このように構成されたピックアップ
装置において、これが駆動するとフォーカスコイル23
やトラッキングコイル24に流れる電流に応じてレンズ
ホルダ17は、それぞれフォーカス方向(光軸方向)及
びトラッキング方向へ移動してアクセスすることになる
が、このような場合、バランサ機能を有するダンパーブ
ロック28を設けたことにより或いは補助バランサ29
を設けたことにより図1中において左右の質量バランス
が適正になされており、従って、アクセス時に不要な回
転力が発生することを大幅に抑制することができる。こ
れにより、光軸方向であるフォーカス方向は勿論、トラ
ッキング方向におけるダイナミックバランスも大幅に改
善することが可能となり、アクセス時の整定も向上させ
ることができる。
【0037】また、ダンパーブロック28に注入するダ
ンパー部材としては、温度変化に対して安定している例
えばシリコンゴムやゲルを用いているので、温度変化に
対してもバランスが崩れることはなく、安定したダンピ
ングを行なうことができる。更には、ダンパーブロック
28がバランサを兼用するようにしたので、部品点数を
低減でき、生産・保守コストも引き下げることができ
る。
【0038】<実施例2>次に、第1の発明の変形例に
ついて説明する。図4は第1の発明の変形例に係る光学
ピックアップ装置を示す上面図、図5は図4に示す装置
の正面図、図6は図4に示す装置の側面図である。ここ
で示される光学ピックアップ装置は、図1乃至図3に示
す装置と基本構成が全く同様であり同一部分については
同一参照符号を付して説明を省略する。
【0039】この実施例においては、可動部15の固定
ベース11が先の実施例と異なり、やや円形に近い形に
成形されている点が異なる。そして、前述したと同様に
可動部15の仮想交点Oを中心として対物レンズ16と
対称となる位置には主バランサ32が配置されて、左右
の質量バランスを補うようになっている。そして、この
主バランサ32の中央部に、高さが上記対物レンズ16
に略等しくて且つ体積が小さくて重い材質よりなる補助
バランサ29を設け、これによってダイナミックバラン
スを改善する。この重い材質としては、例えばアルミニ
ウム、真鍮等の非磁性体が好ましい。
【0040】この補助バランサ29は、例えばネジ切り
により主バランサ32側に螺合されることにより高さ調
整可能になされており、駆動時に最適な振幅の周波数応
答性を得るようになっている。この高さ調整方法として
は、ネジ切りの外に、例えば治具による軽度の圧入によ
って調整することも採用することができる。また、補助
バランサ29としては複数種類の高さのものを取り替え
得るようにしておいても良い。
【0041】さて、このように構成されたピックアップ
装置において、使用に先立って補助バランサ29の高さ
調整を行なうのであるが、補助バランサ29の高さを変
えつつ装置を駆動させて例えば振幅の周波数応答を観察
し、これに不要なピークが生じないところでその高さを
固定する。この固定方法は、例えば接着剤による固定方
法を採用することができる。また、高さ調整に関して
は、振幅の周波数応答を参照する場合の外、位相の周波
数応答を参照して高さ調整を行なっても良い。
【0042】補助バランサ29の高さ調整は以下のよう
に行なう。図11に示すように、まず装置自体を実際に
駆動してその時の応答周波数特性を測定し(S1)、こ
れに基づいて高さの調整量を求める(S2)。そして、
この調整量に基づいて実際に補助バランサ29の高さ方
向の位置調整を行ない(S3)、再度、駆動してその時
の応答周波数特性を測定する(S4)。
【0043】そして、ここで得られた値が許容範囲内に
入っているか否かが判断され(S5)、NOの場合、す
なわち許容範囲外ならば再度S2に戻って同様な操作を
繰り返し、これに対してYESの場合には、調整作業を
終了する。また、固定板12の長さ方向の両端にはスリ
ット36が切り込まれており、隣り合う支持材固定箇所
を分離して振動モードを明確化している。
【0044】図7及び図8は上記高さ調整方法及びその
結果を模式的に示す図である。図7(A)に示すように
補助バランサ29の高さ調整を行なわない場合には、図
7(B)に示すように周波数−振幅特性曲線の途中にポ
イントP1で示される位置に不要な共振点が発生し、好
ましくないが図8(A)に示すように補助バランサ29
の高さHを調整すると周波数−振幅特性曲線は図8
(B)に示すようになだらかになり、上記したような不
要な共振点は見られず、良好な結果を得ることができ
る。
【0045】図9及び図10は上記補助バランサを設け
た時の実測値を示し、図9は補助バランサの高さ調整を
しないでアンバランス状態の特性を示し、図10は高さ
調整を行なってバランス状態になされた時の特性を示
す。図9(A)及び図9(B)に示すようにアンバラン
ス状態の場合には、振幅及び位相共にそれぞれポイント
P2、P3において不要な共振点が観測されたが、これ
に対して図10(A)及び図10(B)に示すようにバ
ランス状態の場合には周波数が変化しても不要な共振点
が発生せず、良好な結果を示していることが判明した。
【0046】このように、補助バランサを配置してこれ
を高さ調整することにより、重量をそれほど増加させず
に微妙なバランスを高精度に設定することができ、従っ
て、ダイナミックバランス及びアクセス時の整定を改善
することができる。
【0047】<実施例3>次に、第1の発明の他の変形
例について説明する。図12は第1の発明の他の変形例
に係る光学ピックアップ装置を示す上面図であり、この
装置にあっては補助バランサ29が対物レンズ16の光
軸方向と直交する方向、すなわち図中矢印33に示す水
平方向へネジ或いはスライド式に調整移動可能に設けら
れている点を除き、先の実施例2の構造と基本的構成は
同様である。従って、実施例2と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0048】この場合においても、上記補助バランサ2
9の水平方向への位置調整を行なうことにより、振幅或
いは位相の周波数応答に不要なピークが発生することが
なく、最適な周波数応答特性を得ることができる。実際
の調整操作は、先に実施例2で説明した図11に示すフ
ローチャートに示す工程と同様な工程を得て行なわれ、
また、水平位置調整前後における実測値も図9及び図1
0に示したと同様な結果を得ることができた。
【0049】特に、補助バランサ29を水平方向へ調整
移動できることにより、例えばピックアップ装置の製造
時に抜き取り検査でNG(No Good)になった場
合、その時のデータからバランサの移動量を推定して調
整することができる。このように、対物レンズの光軸方
向に直交する方向へ位置調整可能な補助バランサを設け
ることにより、重量をそれ程増加させずに微妙なバラン
スを高精度に設定でき、ダイナミックバランス、アクセ
ス時の整定も向上させることができるのみならず、不良
品の救済も行なうことができる。
【0050】<参考例1> 図13は参考例1に係る光学ピックアップ装置を示す上
面図である。この装置は図4乃至図6に示す実施例2の
場合と略同様に構成されており、同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0051】この装置が実施例2と異なる点は、補助バ
ランサ29を設けていない点と、ダンパーブロック28
に設けた支持体用の溝31をダンパ溝31Aとして構成
した点である。そして、このダンパ溝31A内には温度
変化に対して安定した材料、例えばゴム或いはゲルより
なるダンパ部材34を充填してダイナミックバランスを
とると共にワイヤ14の端部を制動し、良好なダンピン
グ特性を得るようになっている。
【0052】このように、可動部側のワイヤが収容され
るダンパ溝31Aにダンパ部材34を収容してダンパ効
果を向上させるようにしたので、装置駆動時のダイナミ
ックバランス及びアクセス時の整定を向上させることが
できる。
【0053】また、ダンパ部材34として温度変化に対
して安定した材料を用いることにより、装置の温度安定
性も改善できる。更には、ダンパ溝31Aを可動部側に
設けるようにしたので部品点数を低減でき、生産・保守
コストも引き下げることができる。
【0054】以上の実施例においては、主にダイナミッ
クバランスやアクセス時の整定の向上を目的とした構造
について説明したが、次にサーボ精度及びダンピング効
果の向上を主に目的とした構造について説明する。
【0055】<参考例2> この装置の上面図は、図13に示す参考例1の場合と略
同様に構成されており、同一部分については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0056】この装置が参考例1と異なる点は、固定板
12を基準としてハの字型に張設した複数のワイヤ14
の延長線が交差する仮想交点Oとワイヤの一端の固定端
の距離及び仮想交点Oと上記ワイヤの他端の固定端の距
離の比を所定の関係とした点にある。図14はワイヤ部
分を模式的に示した図であり、本参考例では仮想交点O
とワイヤ14の可動部側固定端との間の距離をaとし、
仮想交点Oとワイヤ14の固定部材側固定端との間の距
離をbとすると、a:bは例えば約1:3(a=3m
m、b=9mm)に設定されている。これらの比の値
は、装置の共振周波数が所望の値になるようにシュミレ
ーションによって求められ、例えばフォーカシング時の
共振周波数とトラッキング時の共振周波数が異なるよう
に設定される。
【0057】上記距離a、bの比を調整することによ
り、例えばフォーカシング時の共振周波数(固有周波
数)を20Hz乃至30Hzに、またトラッキング時の
共振周波数を30Hz乃至50Hzとなるように設定す
ることができる。
【0058】このようにフォーカシング時とトラッキン
グ時の共振周波数を異ならせることができるので、駆動
時にサーボ精度を向上させてクロストークが生じること
を防止することができる。上記距離の比a/bとして
は、1/3を中心として1/2〜1/5の範囲内が良
く、それ以外では十分なクロストーク低減効果を発揮し
得ない。
【0059】また、共振周波数を変えるために、従来使
用されたような高価な特殊ワイヤを用いる必要もない。
尚、上記した共振周波数は一例を示したに過ぎず、距離
の比b/aを変えることにより、広い範囲に渡って共振
周波数を制御することができる。
【0060】図15及び図16はそれぞれ本参考例にお
けるフォーカシング時の実測特性及びトラッキング時の
実測特性を示している。図15(A)及び図15(B)
はそれぞれフォーカシング時の振幅の周波数特性及び位
相の周波数特性を示しており、ともになだらかに変化し
て途中に不要な共振点が生じておらず、良好な特性を示
していることが判明した。また、図16(A)及び図1
6(B)は、トラッキング時の振幅の周波数特性及び位
相の周波数特性を示しており、ともになだらかに変化し
て途中に不要な共振点が生じておらず、良好な特性を示
していることが判明した。
【0061】<参考例3> 図17は参考例3の光学ピックアップ装置を示す上面
図、図18は図17に示す装置の固定部材の固定板を示
す側面図である。この装置にあっては、図4に示す補助
バランサ29を設けていない点を除いて先の実施例2の
構造と基本的構成は略同様であるので同一部分について
は同一符号を付して説明を省略する。
【0062】この参考例においては、ワイヤ14の固定
板12側の固定箇所には、例えばケル等よりなるダンパ
部材35が設けられて、ダンパ効果を発揮するようにな
っており、更に、固定板12の長さ方向の両端部の中央
部には、ダンパ効果を更に向上させるためにスリット3
6か固定板の長さ方向に形成されて、隣り合うワイヤ固
定箇所37A、37B及び37C、37Dを分け隔てる
ようになっている。また、本参考例においては固定板と
して可撓性のあるプリント基板が用いられている。
【0063】尚、この場合、図18中の仮想線で示すよ
うに固定板12を左右2つに完全に分割して上記ワイヤ
固定箇所を分け隔てるようにしても良い。また、スリッ
ト36の形成は、プリント基板形成時にプレスにより同
時に行なうようにする。
【0064】このように隣り合うワイヤ固定箇所を分離
するようにしたので、図19乃至図21に示すように各
振動モードを明確に分離してダンパ効果を向上させるこ
とができる。すなわち、図19はトラッキング時に対物
レンズ17側に作用する力F及びその時の固定板12に
作用する反作用の力fによる振動モードを示す図であ
り、図から明らかなようにトラッキング時には、固定板
12の長さ方向の両端が相互に逆方向に振動する振動モ
ードとして表れる。
【0065】図20はフォーカシング時に対物レンズ1
7側に作用する力F及びその時の固定板12に作用する
反作用の力fによる振動モードを示す図であり、図から
明らかなように固定板12のスリット36により分離さ
れた高さ方向の固定箇所、例えば37A、37Bが相互
に逆方向に振動する振動モードとして表される。図21
は対物レンズにローリング力が発生した時の各ワイヤ固
定箇所37A〜37Dに作用する反作用fを示し、それ
ぞれの固定箇所は相互に異なった方向に振動することに
なる。
【0066】このように隣り合うワイヤ固定箇所を分離
することにより、各振動モードを明確に分離することが
でき、ダンパ効果を大幅に改善することができる。
【0067】図22は本参考例における振幅一周波数特
性を示すグラフであり、従来にあっては特性曲線の途中
に波線で示すような不要な共振点が発生していたが、本
参考例によればそのような不要な共振点がなくなってな
だらかな変化となり、良好な結果を得ることができた。
【0068】このように、隣り合うワイヤ固定箇所を分
け隔てることにより各振動モードを明確に分離できるの
で、ダンパ効果を大幅に向上させることができ、従って
サーボ精度も向上させることができる。また、高価な特
殊なワイヤを用いることもないので、生産コストも抑制
することができる。
【0069】<参考例4> 図23は参考例4に係る光学ピックアップ装置を示す上
面図、図24は図23に示す装置の正面図、図25は図
23に示す装置の要部拡大図である。この装置は、図4
に示す実施例2の構造と基本的構造は略同様であるので
同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
【0070】図示するようにこの装置にあっては、図4
において示したような補助バランサ29は設けられてい
ない。そして、固定部材13のプリント基板製の固定板
12とこの可動部側に位置するサスペンションベース3
8は、それぞれの中心部でネジ22により強固に結合さ
れると共に中心部以外の部分は僅かに離間されている。
この固定板12とサスペンションベース38の両端間に
形成される空間部には、温度変化に対して安定している
ゲル或いはゴムよりなるダンパ部材39を充填して両者
結合し、ダンパ効果を高めている。
【0071】このように、固定板12とサスペンション
ベース38の両端間にダンパ部材39を介在させてこれ
らを連結することにより、不要な共振が除去されて装置
駆動時のダンパ効果を大幅に向上させることができる。
図26は本参考例の振動−周波数特性を示したグラフで
あり、従来構造にあっては波線にて示すように特性曲線
の途中に大きな不要な共振点が発生していたが、本参考
例においてはそのような不要な共振点の発生を抑制でき
ることが判明した。
【0072】以上の実施例及び参考例においては、主に
ダンパ効果及びサーボ精度の向上を目的とした構造につ
いて説明したが、以下に、ワイヤ接続の容易化及びワイ
ヤ弾性劣化防止を目的とした構造について説明する。
【0073】<実施例4> 第2の発明に対応する実施例4について説明する。図2
7は第2の発明に係る光学ピックアップ装置の上面図を
示し、図28は図27に示す装置の正面図を示し、図2
9は図28に示す装置の要部拡大図を示す。この装置
は、図4に示す実施例2の基本構造と基本的構造は略同
様であるので同一部分については同一符号を付して説明
を省略する。
【0074】図示するように可動部15の中央の仮想交
点Oが位置する部分には、その上下面に略矩形に成形さ
れたプリント基板40が設けられており、この基板40
のパターン上にこれと略同一水平面上になるように配設
された前記ワイヤ14の端部が半田41により接続固定
されている。
【0075】この場合、上記プリント基板40の面及び
ワイヤ14の延在方向を含む面は、対物レンズ16の面
に略平行になされており、取付けの容易化を図ってい
る。また、上記ワイヤ14の他端を固定する固定部材1
3の固定板12もプリント基板で構成されており、上記
ワイヤ14を介して可動部側のプリント基板40と電気
的に接続されている。
【0076】このように対物レンズ16の面に対して可
動部側のプリント基板40の面及びワイヤ14の延在方
向を平行に位置させたので、ワイヤ14の端部のプリン
ト基板40への取り付けを容易に行なうことができ、生
産性を大幅に向上させることが可能となる。また、高価
な特殊なワイヤを用いる必要もないので、生産コストも
低減させることができる。
【0077】以上各実施例について説明したが、これら
各実施例を全て組み合わせて用いても良いし或いは任意
のものを適宜選択して複数個組み合わせて用いても良い
のは勿論である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学ピッ
クアップ装置によれば次のように優れた作用効果を発揮
することができる。第1の発明によれば、ダンパブロッ
クにバランサ機能も付与するようにしたので、ダイナミ
ックバランス及びアクセス時の整定を改善することがで
きる。第2の発明によれば、支持材の一方の端を固定す
るプリント基板の面及び支持材を対物レンズ面に平行に
したので、支持材の基板に対する接続を容易にして生産
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る光学ピックアップ装置を示す
上面図である。
【図2】図1に示す装置のダンパーブロックの側面図で
ある。
【図3】図1に示す装置の正面図である。
【図4】第1の発明の変形例に係る光学ピックアップ装
置を示す上面図である。
【図5】図4に示す装置の正面図である。
【図6】図4に示す装置の側面図である。
【図7】高さ調整前の状態と特性曲線を示す模式図であ
る。
【図8】高さ調整後の状態と特性曲線を示す模式図であ
る。
【図9】高さ調整前の特性曲線の実測値を示すグラフで
ある。
【図10】高さ調整後の特性曲線の実測値を示すグラフ
である。
【図11】補助バランサの位置調整を行なう工程を示す
フローチャートである。
【図12】第1の発明の他の変形例に係る光学ピックア
ップ装置を示す上面図である。
【図13】参考例1の光学ピックアップ装置を示す上面
図である。
【図14】参考例2の光学ピックアップ装置のワイヤ部
分を模式的に示した図である。
【図15】図14に示す装置のフォーカシング時の実測
特性を示すグラフである。
【図16】図14に示す装置のトラッキング時の実測特
性を示すグラフである。
【図17】参考例3の光学ピックアップ装置を示す上面
図である。
【図18】図17に示す装置の固定部材の固定板を示す
側面図である。
【図19】図17に示す装置のトラッキング時の振動モ
ードを示す図である。
【図20】図17に示す装置のフォーカシング時の振動
モードを示す図である。
【図21】図17に示す装置のローリング時の振動モー
ドを示す図である。
【図22】図17に示す装置の振幅一周波数特性を示す
グラフである。
【図23】参考例4の光学ピックアップ装置を示す上面
図である。
【図24】図23に示す装置の正面図である。
【図25】図23に示す装置の要部拡大図である。
【図26】図23に示す装置の振幅−周波数特性を示す
グラフである。
【図27】第の発明に係る光学ピックアップ装置を示
す上面図である。
【図28】図27に示す装置の正面図である。
【図29】図28に示す装置の要部拡大図である。
【図30】従来の光学ピックアップ装置の一例を示す分
解組立図である。
【図31】図30に示す装置の上面図である。
【符号の説明】
11…固定ベース、12…固定板、13…固定部材、1
4…サスペンションワイヤ(支持材)、15…可動部、
16…対物レンズ、17…レンズホルダ、20,34,
35,39…ダンパ部材、23…フォーカスコイル、2
4…トラッキングコイル、25…ヨーク、26…マグネ
ット、27…ディスク、28…ダンパーブロック、29
…補助バランサ、31A…ダンパ溝、36…スリット、
37A〜37D…ワイヤ固定箇所(支持材固定箇所)、
40…プリント基板、44…位置決め溝、O…仮想交
点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 正宏 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−205926(JP,A) 特開 平3−54736(JP,A) 特開 平4−119533(JP,A) 特開 平5−314511(JP,A) 実開 昭60−163520(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/09 G11B 7/095

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材に複数の支持材を介して可動する
    ように支持された対物レンズを含む可動部を有する光学
    ピックアップ装置において、前記可動部の、前記複数の
    支持材のなす仮想交点を中心に前記対物レンズと対称を
    なす位置の近辺に前記支持材の一方の端を固定し、前記
    位置の近傍にダンパーブロックを配置し、このダンパー
    ブロックにダイナミックバランサとしての機能を付与せ
    しめるように構成したことを特徴とする光学ピックアッ
    プ装置。
  2. 【請求項2】固定部材に複数の支持材を介して可動する
    ように支持される対物レンズを含む可動部を有する光学
    ピックアップ装置において、前記可動部の、前記複数の
    支持材のなす仮想交点を中心に前記対物レンズと対称を
    なす位置近辺に前記支持材の一方の端をプリント基板を
    介して固定すると共に他端を固定する固定部材はプリン
    ト基板であって、前記支持材の一方の端を固定するプリ
    ント基板の面及び前記支持材は前記対物レンズ面に平行
    であるように構成したことを特徴とする光学ピックアッ
    プ装置。
JP6034119A 1994-02-07 1994-02-07 光学ピックアップ装置 Expired - Fee Related JP2900782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6034119A JP2900782B2 (ja) 1994-02-07 1994-02-07 光学ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6034119A JP2900782B2 (ja) 1994-02-07 1994-02-07 光学ピックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07225961A JPH07225961A (ja) 1995-08-22
JP2900782B2 true JP2900782B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=12405376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6034119A Expired - Fee Related JP2900782B2 (ja) 1994-02-07 1994-02-07 光学ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2900782B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163520U (ja) * 1984-04-03 1985-10-30 アルプス電気株式会社 光学式ピツクアツプの対物レンズ支持装置
JPH0354736A (ja) * 1989-07-21 1991-03-08 Mitsubishi Electric Corp 対物レンズ駆動装置
JPH04119533A (ja) * 1990-09-11 1992-04-21 Kenwood Corp 対物レンズ駆動装置
JPH04205926A (ja) * 1990-11-30 1992-07-28 Victor Co Of Japan Ltd 光ピックアップのレンズホルダ支持構造
JPH05314511A (ja) * 1992-05-06 1993-11-26 Olympus Optical Co Ltd 対物レンズ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07225961A (ja) 1995-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6163416A (en) Objective lens driving device and manufacturing method thereof
US4750164A (en) Optical system driving device
JPH058502B2 (ja)
JPH04102232A (ja) 対物レンズ駆動装置及び光ディスク装置
JPH01128238A (ja) 光学手段支持装置
JPH04214209A (ja) 剛性チップ構造物と一体になった二枚の葉状体を有するパントグラフ・ヘッド取付台
JP2900782B2 (ja) 光学ピックアップ装置
JPH02232824A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH07105551A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2757788B2 (ja) 光学ピックアップ装置
JPH09219031A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH1040560A (ja) 光ヘッド装置
JP2004013997A (ja) 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2642624B2 (ja) 対物レンズ支持装置
CN2821772Y (zh) 读写头物镜座及使用它的光学读写头
JP2004046942A (ja) 対物レンズ駆動装置および光ディスク装置
JPH02289927A (ja) 対物レンズ保持装置
JP3521540B2 (ja) 光学ピックアップ装置
JPH0522976B2 (ja)
JPS6076039A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3089999B2 (ja) 光学的ピックアップ装置
JPH0132179Y2 (ja)
JPH01243246A (ja) 光学系支持装置
JP2002063724A (ja) 光情報記録再生装置の対物レンズ駆動装置
JPH06290471A (ja) 光ピックアップ用焦点合わせ対物レンズ用アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees