JPH0132179Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0132179Y2
JPH0132179Y2 JP1983098049U JP9804983U JPH0132179Y2 JP H0132179 Y2 JPH0132179 Y2 JP H0132179Y2 JP 1983098049 U JP1983098049 U JP 1983098049U JP 9804983 U JP9804983 U JP 9804983U JP H0132179 Y2 JPH0132179 Y2 JP H0132179Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
objective lens
optical
adjustment
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983098049U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS609022U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9804983U priority Critical patent/JPS609022U/ja
Publication of JPS609022U publication Critical patent/JPS609022U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0132179Y2 publication Critical patent/JPH0132179Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は光学式プレーヤに適用される光ピツ
クアツプのアクチユエータに関し、より詳しくは
対物レンズのコリメータ光軸に対する傾きを調整
するための傾き調整装置に関する。
背景技術 コンパクトデイスク(以下、CDと称す)プレ
ーヤ等の光学式プレーヤに適用される光ピツクア
ツプでは、ビームスポツトの有効像円と焦点距離
との関係から、対物レンズのコリメータ光軸から
の傾きを約±1゜以内にする必要がある。ところ
で、CDプレーヤではデイスクの傾きは、規格に
よつておよそ±0.6゜程度まで許容されている。そ
こで、例えば光ピツクアツプのリニア移動の際の
送り傾き精度を±0.2゜程度に収めようとすれば、
対物レンズのコリメータ光軸からの傾きを±0.1゜
以内に収めなければならない。更に、対物レンズ
は二次元又は三次元方向に移動するため、どのよ
うな方向に移動しても光軸から傾かないようにし
なければならない。さもないとコマ収差が生じか
つこれが大きくなり、波面収差が生じて良好なア
イパターンが得られず、再生動作不良になつてし
まう。そのため、対物レンズの光軸に対する傾き
角を許容範囲内に収まるように、対物レンズの傾
きを予め調整しておくことが必要不可欠となつて
いる。この調整手段として、光ピツクアツプの
機械的な精度を精度良く仕上げる、アクチユエ
ータを対物レンズの傾き角調整可能な構造にす
る、の2つの方法が考えられる。ところが、対物
レンズやこれを支持するレンズホルダはいわゆる
可動体であり、上記のように二次元又は三次元方
向に移動するため、機械的な精度のみで傾き精度
を得ることは極めて難事である。また、これによ
ると各部を精度良く仕上げなければならず、その
ためにCNC工作機械等の高価な加工装置を多用
する必要が生じ、コスト高になる。そこで、の
アクチユエータを対物レンズの傾き調整可能な構
造にする方式が採用されるのであるが、従来の方
式によると、傾き精度はある程度得られるもの
の、以下のような問題点は解消されない。
先ず第1図に従来のアクチユエータを示し、第
2図にその支持構造を示す。
このアクチユエータは次のように構成されてい
る。
すなわち、レンズ筒2内に取付けられたラジア
ル用平行板バネ3,3上に対物レンズ1が固定さ
れた永久磁石4を取付けると共に、レンズ筒2の
中間部からボイスコイル5を突出周設する。かつ
永久磁石4、ボイスコイル5をケーシング6の上
部に内設されたリニアモータ電磁駆動部7の内部
と、ケーシング6の中間に内設されたボイスコイ
ル電磁駆動部8のギヤツプ内に夫々配置する。更
に、中央部に円孔を有するフオーカス用のジンバ
ルバネと称される上下一対の渦巻きバネ9,9に
よつてレンズ筒2を弾性支持する。そして、ボイ
スコイル5又は電磁駆動部7に設けたコイル(図
示せず)に通電し、流れる電流の向きおよび大き
さに応じて対物レンズ1をフオーカス軸(Z軸)
又はラジアル軸(X軸)の方向に移動制御するよ
うにしたものである。このアクチユエータは第2
図に示すように、光学ベース10上に設けた軸1
1の一端に嵌装され、かつ該軸11に嵌挿された
コイルバネ12によつてベース面から所定高さ
H1だけ浮上したところに対物レンズ1の傾き角
調整可能に弾性支持される。ところが、これによ
ると、板バネ3,3が長尺であるため、レンズ筒
2をフオーカス軸に沿つて長く延長しなければな
らない。しかも、ラジアル軸とフオーカス軸との
各駆動系をフオーカス軸に沿う上下二段に間隔を
おいて直列に配設しなければならない。したがつ
て、アクチユエータの高さH2がかなり高くなる。
更に、このような高さH2を有するアクチユエー
タをコイルバネ12によつて光学ベース10上に
ベース面から高さH1だけ高いところに支持しな
ければならない。そのため、アクチユエータと光
学ベースとの間にバネ12を含む傾き調整機構の
高さに見合うスペースが必要となり、アクチユエ
ータの全高さH(=H1+H2)が更に高くなり、
薄型化できなくなる。その結果、光ピツクアツプ
全体が更に大型化すると共に、重量も重くなり、
小型軽量化、薄型化を図る上で障害となる問題が
生ずる。
更に、対物レンズの傾きを調整するには、軸1
1による各支持部分毎にバネ12を介して微少量
ずつ変位させ、これによつてアクチユエータの全
体を光軸に対して移動調整しなければならず、調
整がやつかいであると共に、調整構造も複雑化す
る。しかも、アクチユエータ全体をコイルバネ1
2によつて支持しているため、バネ力の強いバネ
を用いなければならない。
考案の開示 この考案は以上の点に鑑みなされたもので、対
物レンズのコリメータ光軸に対する傾き調整が容
易簡単で効率良く確実に行え、かつスペースを要
することなくアクチユエータのバネ支持系の中に
一体的に組込むことのできる傾き調整機構を提供
することを目的とするものである。
この目的は、対物レンズアクチユエータのバネ
支持系を形成するフレームベースのラジアル用平
行板バネの立設位置近傍と対応する光学ベースの
数個所に調整用ネジ孔を形成し、この調整用ネジ
孔に光学ベース下方から調整ネジをネジ込み、そ
の先端をフレームベースに当接させ、調整ネジの
螺回操作により上記フレームベースの上記立設位
置近傍を上記ネジ止め支点を中心に変位させ、そ
の変位置に応じて対物レンズのコリメータ光軸に
対する傾き調整を行うようにすることによつて達
成できることによつて達成できる。
この考案によれば、光学ベースの調整用ネジ孔
にネジ込まれた調整ネジを適宜螺回操作するだけ
で良いので、傾き調整が容易簡単であり、効率良
く作業が行える。また、光学ベースの数個所に形
成した調整ネジ孔にベース下方から調整ネジをネ
ジ込むだけで良いので、アクチユエータの板バネ
支持系の中にスペースを要することなく調整機構
を一体的に組込むことができる。従つて、光学ベ
ースとフレームベースとの間に調整手段を設置す
るスペース、特に高さ方向のスペースなどを設け
る必要はなく、その分アクチユエータ全体を光学
ベースにより近寄つたところに配置できるため、
光ピツクアツプの薄型、小型軽量化を妨げること
なくコンパクトに構成することができる。
考案を実施するための最良の形態 以下、この考案の一実施例を第3図以下の図面
を参照して詳細に説明する。
第3図、第4図はこの考案が適用される光ピツ
クアツプを示すもので、光学系を内蔵する光学ベ
ース、すなわち光ピツクアツプハウジング(以
下、ハウジングと称する)10のベース110上
にフレームベース13がハウジング10のラジア
ル軸Rと平行な長手方向に沿つて配置されてい
る。フレームベース13はラジアル軸Rと直交す
る長手方向基端側の両端からラジアル軸Rに沿つ
て所要長さで延出された延出部分131,131
を有する略コ字形状に形成されている。延出部分
131,131の長手方向中間にベース110の
幅方向に設けた取付ネジ孔14,14と対応する
取付孔132が夫々設けられている。フレームベ
ース11は取付ネジ15を取付孔132,132
を通して取付ネジ孔14,14にねじ込むことに
より、ベース110上に固定される。
フレームベース11の基端側中央に第1の板バ
ネ16がラジアル軸Rと直交するように立上り形
成されている。フレームベース13の延出部分1
31,131の延長端に第2の板バネ17,17
がベース110の長手方向中心線を挾んで互に対
称かつ第1の板バネ16と平行に相対向して立上
り形成されている。第1および第2の板バネ1
6,17,17によつてラジアル軸方向の三点支
持板バネ系が形成されている。
第1の板バネ16にフレーム18の基端部が片
持ち支持されている。フレーム18は一端に後方
に開口するU字状の取付基部180を有し、この
取付基部180の上部一端から後方に延出された
取付片181が第1の板バネ16に片持ち支持さ
れている。フレーム18の他端は取付基部180
の前部中央からラジアル軸Rに沿つて第2の板バ
ネ17,17の近傍まで延出されている。この延
長端部の両側方に第2の板バネ17,17に支持
される上向き前方にL状に折曲された支持脚部1
82,182が突出形成されている。これによつ
てフレーム18はラジアル軸R方向に移動可能に
三点支持される。
フレーム18の取付基部180の上下面にフオ
ーカス軸方向移動用の第3の板バネ19,19の
一端が片持ち支持されている。第3の板バネ1
9,19の他端はベース面に平行にラジアル軸R
に沿つて第2の板バネ17,17間を通して対物
レンズの中心軸方向に延出されている。第3の板
バネ19,19はフオーカス軸Fと直交するよう
に配置されている。
第3の板バネ19,19の他端に対物レンズ2
0を装着したレンズホルダ21が取付けられてい
る。レンズホルダ21は矩形ブロツク状に形成さ
れ、その中央部に対物レンズ20を装着する円孔
211が穿設されている。レンズホルダ21の一
端面にコイル支持片212が突出形成されてい
る。
レンズホルダ21のコイル支持片212を含む
外周壁に沿つて角形のフオーカス制御用コイル2
2が、フオーカス軸Fと直交するように周設され
ている。レンズホルダ21の両側壁とコイル22
との間に間隙Gが形成されている。
コイル支持片212の上下面および両側周壁に
沿つてラジアル制御用コイル23がフオーカス制
御用コイル22に外嵌されて、これと直交して周
設されている。コイル23はラジアル軸Rと直交
している。
一方、レンズホルダ21の両側下方のハウジン
グベース110上に一対の磁気回路30,30が
ベース110の幅方向に間隔をおいてかつ、ラジ
アル軸Rに沿いこれと平行に配設されている。磁
気回路30,30はフオーカス制御用コイル22
またはラジアル制御用コイル23が通電されたと
き、該コイル22又は23を介してレンズホルダ
21を所要の方向に移動させる。すなわち、磁気
回路30,30はフオーカス方向駆動用とラジア
ル方向駆動用とを兼ねている。
磁気回路30,30は対称形状に形成され、ラ
ジアル軸Rに沿うチヤンネル状の磁性体31と、
磁性体31の外側一辺の内壁に長手方向に沿つて
取付けられた長方形平盤状の永久磁石32とから
成つている。磁性体31の内側一辺の内壁と永久
磁石32との間に空隙33が設けられている。磁
性体31の内側一辺311の一端下部にラジアル
制御用コイル23の幅よりも深さが深い切欠部3
4が形成されている。フオーカス制御用コイル2
2のラジアル軸Rに沿う両側部が内側一辺311
を囲うように、またラジアル制御用コイル23の
フオーカス軸Fに沿う両側部が切欠部34を通し
て突出片35を囲うように、夫々空隙33の内部
に互に直交しかつ永久磁石32と対向するように
介在されている。
更に、ハウジング10のベース110の側に対
物レンズ20のコリメータ光軸に対する傾き角を
調整する傾き調整手段が設けられている。
この傾き調整手段は、ベース110の三個所に
フレームベース13の第1および第2の板バネ1
6,17,17の近傍下面の三個所と対向するよ
うに設けられた調整用ネジ孔40…と、調整用ネ
ジ孔40に螺嵌される調整ネジ41,42とから
成つている。調整ネジ41,42はハウジング1
0の底部を通して調整用ネジ孔40に螺嵌され、
これをネジ込むことによりフレームベース13は
ベース面から突き上げられ、第1および第2の板
バネ16,17,17の立上り部分近傍の三個所
が取付ネジ15によつてネジ止めされたところを
支点にベース面から上方に夫々毎に独立して弾性
変形するようになつている。したがつて、フレー
ムベース13は可とう性を有する弾性材によつて
形成される。
以上の構成において、いま対物レンズ20が第
5図に示すように、コリメータ光軸Lに対して角
度θだけ傾いて取付けられていたとする。このよ
うな対物レンズ20の傾きは上述したようにコマ
収差発生の要因ともなり再生動作不良の原因とな
る。したがつて、対物レンズ20の傾きを光軸L
に対して許容範囲内に収まるように、正しく調整
する必要がある。この調整は次のような手順によ
つて行われる。
先ず、調整ネジ41,42をドライバ等を用い
てハウジング10の底部を通して第6図の矢印1
01,102で示すように夫々毎に所定の方向に
所要量ずつ螺回操作する。これにより、調整ネジ
41,42はネジ孔40を通してベース面から上
方に突出する。すると、フレームベース13の第
1の板バネ16および第2の板バネ17,17の
立上り部分近傍の下面三個所が調整ネジ41,4
2の突出量に応じて夫々上方に突き上げられ、第
6図の角度α,βで示すように取付ネジ14を支
点にベース面に対して上向きにタワむ。これによ
り、第1の板バネ16および第2の板バネ17,
17がフレームベース13のタワミ方向に夫々所
要量ずつ変位し、その相対位置を変化させる。す
ると、第1および第2の板バネ16,17,17
に三点支持されたフレーム18が第6図の仮想線
で示す位置から実線位置まで変位する。これに伴
い、第3の板バネ19,19が図の矢印103で
示すように、フレーム17に片持ち支持されたと
ころを支点に実線位置まで回動変位し、その一端
に取付けられたレンズホルダ21を対物レンズ2
0と共に仮想線で示すところから実線位置まで矢
印104で示す方向に移動させる。そして、調整
ネジ41,42の螺回量の加減調整によりフレー
ムベース13が所要量だけタワみ、第1および第
2の板バネ16,17,17の相対位置が最適な
ところに夫々変位調整されると、対物レンズ20
のコリメータ光軸Lからの傾きが許容範囲内に調
整される。これによると、対物レンズ20の傾き
に応じて調整ネジ41,42の螺回量を加減調整
するのみで良いため、対物レンズ20の傾き調整
が極めて簡単に行える。また、ベース110に調
整用のネジ孔40を設け、このネジ孔に調整ネジ
41,42を螺嵌するのみの構成で良いため、傾
き調整手段の構造を従来に比べて単純簡素にする
ことができる。更に、ベース110上に配置され
たフレームベース13を該ベース面下部に設けた
調整ネジで突き上げタワませる構成であるため、
ハウジング10とアクチユエータとの間に傾き調
整手段を設置するための余分な空間を設けること
が不要となり、省スペースを図ることができる。
したがつてその分、アクチユエータ全体をベース
110により近付けたところに配置できる。
なお、フレームベースは上記実施例に示すコ字
状のものに限らず、その他の各種形状のものを採
用することができる。第7図はその一例を示すも
ので、上記実施例と同一箇所には同一符号を付し
その説明を省略する。このフレームベース50は
基端側からベース110の長手方向に沿いラジア
ル軸Rと平行に延出された縦線部分510と、そ
の延出端部から両側にラジアル軸Rと直交するよ
うに延出された横線部分520とを有するT字状
に形成されている。縦線部分510の長手方向2
個所にベース110の長手方向に沿つて設けた取
付ネジ孔52,52と対応する取付孔53,53
が形成されている。フレームベース50は、取付
ネジ54,54を第3の板バネ19,19および
フレーム18に形成した長孔191および183
を通し、かつ取付孔53,53を通して取付ネジ
孔52,52にネジ込むことによりベース110
に固定される。そして、縦線部分510の基端側
に上述と同様の第1の板バネ55が、また横線部
分520の両側前端に第2の板バネ56,56が
互に平行に相対向して立上り形成されている。フ
レーム18は第1および第2の板バネ55,5
6,56によつてラジアル軸方向に三点支持され
る。更に、フレームベース50の縦線部分510
の基端と横線部分520の両端部との三個所がベ
ース110に設けた調整用ネジ孔40……と対応
し、調整ネジ41,42の螺回により突き上げら
れ、ベース面に対してタワむようになつている。
これによつて、第1の板バネ55および第2の板
バネ56,56が上記のように相対変位し、対物
レンズ20の傾き調整がなされるようになつてい
る。
第8図はフレームベースの更に他の例を示すも
ので、このフレームベース60は矩形平板状に形
成され、長手方向基端部に一対のスリツト61,
61が幅方向に間隔をおいて切込み形成されてい
る。フレームベース60のスリツト61,61で
囲われた基端部62に第1の板バネ63が立上り
形成されている。フレームベース60のベース長
手方向に沿つて延出された端部両側64,64に
一対のスリツト65,65が幅方向に沿つて切込
み形成され、このスリツト65,65で夫々囲わ
れた端部両側64,64の前端に一対の第2の板
バネ66,66が第1の板バネ63と相対向して
間隔をおき、これと平行に立上り形成されてい
る。この第1の板バネ63と第2の板バネ66,
66とによつてラジアル軸R方向の三点支持板バ
ネ系が形成される。上記フレーム18は第1およ
び第2の板バネ63,66,66によつて三点支
持される。フレームベース60には幅方向2個所
に取付孔67,67が設けられている。フレーム
ベース60はこの取付孔67,67を通して取付
ネジ68,68をベース110に設けた取付ネジ
孔69,69にネジ込むことによりベース面上に
固定される。
調整ネジ41,42はスリツト61,61で囲
われた基端部62と、スリツト65,65で囲わ
れた一端両側部64,64との三個所と対向し、
調整用ネジ孔40を通して突出させることによ
り、これら三個所を取付ネジ68,68を支点に
タワませる。その際、各部62,64,64をス
リツト61,61および64で区画したことによ
り、各部のタワみ、およびこれによる第1および
第2の板バネ63,66,66の相対変位は互に
独立して良好に行える。
第9図はフレームベースの更に他の変形例を示
すもので、このフレームベースは3つの部材7
1,72,72から成つている。第1の部材71
の一端側にベース110の基端側にある調整用ネ
ジ孔40近傍に設けた取付ネジ孔710が設けら
れている。また第2の部材72,72の一端側に
ベース長手方向の他端両側に位置する調整用ネジ
孔40,40の近傍に設けた取付ネジ孔77,7
7と対応する取付孔720,720が設けられて
いる。第1の部材71の長手方向基端部に第1の
板バネ73が立上り形成されている。また、第2
の部材72,72の長手方向前端部に第2の板バ
ネ74,74が立上り形成されている。第1およ
び第2の部材71,72,72は取付ネジ75を
取付孔710,760,760を通して取付ネジ
孔76,77,77にネジ込むことにより、ベー
ス110に固定される。そして、調整ネジ41,
42を調整用ネジ孔40にネジ込みこれを螺回操
作することにより、第1および第2の部材71,
72,72はベース面から突き上げられ、取付ネ
ジ75を支点に所要量ずつタワみ、これによつて
第1および第2の板バネ73,74,74が夫々
互に独立して所要量ずつ各部材のタワみ方向に変
位する。上記フレーム18は、上述と同様に第1
および第2の板バネ73,74,74上にラジア
ル軸R方向に移動可能に三点支持される。
なお、上記実施例では調整ネジ41,42が三
個所に設けられ、フレームベースの三個所を突き
上げタワませるように説明したが、必要に応じて
その数を2個又は4個というように、適宜増減し
て設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアクチユエータ構造を示す断面
図、第2図はその対物レンズの傾き調整構造を示
す斜視図、第3図はこの考案が適用される光ピツ
クアツプのアクチユエータの一例を示す分解斜視
図、第4図はその組立状態を示す斜視図、第5図
は本案傾き調整装置による対物レンズの傾き調整
動作を説明する側断面図、第6図は同じく傾き調
整動作を説明する側断面図、第7図は本案調整装
置および該調整装置で用いられるフレームベース
の他の例を示す分解斜視図、第8図は同じく他の
例を示す分解斜視図、第9図は同じく本案装置お
よびこの装置で用いられるフレームベースの他の
例を示す分解斜視図である。 {10……光ピツクアツプハウジング、110
……ベース、}光学ベース、13,50,60,
71,72,72……フレームベース、20……
対物レンズ、L……コリメータ光軸、θ……対物
レンズの傾き、{40……調整用ネジ孔、41,
42……調整ネジ、}傾き調整手段、{16,5
5,63,73……第1の板バネ、17,56,
66,74……第2の板バネ、}ラジアル用平行
板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジアル用平行板バネを数個所に立設したフレ
    ームベースを光学ベース上に設置し、その中間を
    ネジ止め固定すると共に、前記数個のラジアル用
    平行板バネ上にフレームをラジアル方向に変位可
    能に支持し、このフレームに一対のフオーカス用
    平行板バネの一端を支持すると共に、そのベース
    面と平行にラジアル方向へ延出された端部に対物
    レンズホルダを取付けて成る光ピツクアツプのア
    クチユエータにおいて、前記フレームベースの前
    記ラジアル用平行板バネの立設位置近傍と対応す
    る前記光学ベースの数個所に調整用ネジ孔を形成
    し、この調整用ネジ孔に前記光学ベース下方から
    調整ネジをネジ込み、その先端を前記フレームベ
    ースに当接させ、前記調整ネジの螺回操作により
    前記フレームベースの前記立設位置近傍を前記ネ
    ジ止め支点を中心に変位させ、その変位量に応じ
    て対物レンズのコリメータ光軸に対する傾き調整
    を行うようにしたことを特徴とする光ピツクアツ
    プにおける対物レンズの傾き調整装置。
JP9804983U 1983-06-25 1983-06-25 光ピツクアツプにおける対物レンズの傾き調整装置 Granted JPS609022U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9804983U JPS609022U (ja) 1983-06-25 1983-06-25 光ピツクアツプにおける対物レンズの傾き調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9804983U JPS609022U (ja) 1983-06-25 1983-06-25 光ピツクアツプにおける対物レンズの傾き調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS609022U JPS609022U (ja) 1985-01-22
JPH0132179Y2 true JPH0132179Y2 (ja) 1989-10-03

Family

ID=30232966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9804983U Granted JPS609022U (ja) 1983-06-25 1983-06-25 光ピツクアツプにおける対物レンズの傾き調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS609022U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826329A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 Mitsubishi Electric Corp 光学式情報再生装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220903Y2 (ja) * 1981-04-22 1987-05-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826329A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 Mitsubishi Electric Corp 光学式情報再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS609022U (ja) 1985-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5602808A (en) Objective lens driving apparatus
US5220459A (en) Optical disk driving with inertial damping spring supporting lens holder
EP1551016B1 (en) Spherical aberration compensation actuator and optical pickup system
JPH02278529A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPS6339980B2 (ja)
JPS62208439A (ja) 光電装置
KR100403586B1 (ko) 광픽업 장치 및 그 조립방법
JPH0132179Y2 (ja)
JPH076389A (ja) 光ディスクドライブ用の電磁レンズアクチュエータ
US5703730A (en) Lens drive apparatus
JP3516499B2 (ja) アクチュエータ
KR100277613B1 (ko) 대물렌즈구동장치
JPH1040560A (ja) 光ヘッド装置
JPH0816985B2 (ja) 光ディスク装置の対物レンズ保持装置
JPS6076039A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPS635807B2 (ja)
JPS6233655B2 (ja)
JP3089999B2 (ja) 光学的ピックアップ装置
JP2720557B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH05266503A (ja) 光学ヘッド
JP3206933B2 (ja) 光学ヘッド
JP2685840B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH04205926A (ja) 光ピックアップのレンズホルダ支持構造
JPS59221836A (ja) 光ピツクアツプのアクチユエ−タ
JPH045056Y2 (ja)