JP2900754B2 - AlGaInP系発光装置 - Google Patents
AlGaInP系発光装置Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L33/00—Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
- H01L33/02—Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
- H01L33/14—Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies with a carrier transport control structure, e.g. highly-doped semiconductor layer or current-blocking structure
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化合物半導体発光装置に
関し、さらに詳しくはAlGaInP混晶からなる活性
層を持つAlGaInP系発光装置に関する。
関し、さらに詳しくはAlGaInP混晶からなる活性
層を持つAlGaInP系発光装置に関する。
【0002】
【発明の背景技術】AlGaInP系材料は、窒化物を
除くIII-V族化合物半導体混晶中で最大の直接遷移型エ
ネルギーギャップを有し、550〜650nm帯(緑色
〜赤色域)の可視光発光装置の材料として注目されてい
る。このような大きな直接遷移型エネルギーギャップを
持つAlGaInPからなる活性層を有するAlGaI
nP系発光装置は、従来のGaP、GaAsP等の間接
遷移型の材料を用いたものと比べて高輝度の発光が可能
である。
除くIII-V族化合物半導体混晶中で最大の直接遷移型エ
ネルギーギャップを有し、550〜650nm帯(緑色
〜赤色域)の可視光発光装置の材料として注目されてい
る。このような大きな直接遷移型エネルギーギャップを
持つAlGaInPからなる活性層を有するAlGaI
nP系発光装置は、従来のGaP、GaAsP等の間接
遷移型の材料を用いたものと比べて高輝度の発光が可能
である。
【0003】図3は、従来のAlGaInP系発光装置
の一例を示す概略断面図である。このAlGaInP系
発光装置10は、n型GaAs基板11上に、n型(A
lxGa1-x)0.51In0.49Pクラッド層12(厚さ約1
μm)、(AlyGa1-y)0.51In0.49P活性層13
(厚さ約0.6μm)、p型(AlzGa1-z)0.51In
0.49Pクラッド層14(厚さ約1μm)及びp型電流拡
散層15(厚さ数μm)を順次積層形成し、前記p型電
流拡散層15上にp側電極(上面電極)16、n型Ga
As基板11の下面にn側電極(下面電極)17を設け
た構成になっている。
の一例を示す概略断面図である。このAlGaInP系
発光装置10は、n型GaAs基板11上に、n型(A
lxGa1-x)0.51In0.49Pクラッド層12(厚さ約1
μm)、(AlyGa1-y)0.51In0.49P活性層13
(厚さ約0.6μm)、p型(AlzGa1-z)0.51In
0.49Pクラッド層14(厚さ約1μm)及びp型電流拡
散層15(厚さ数μm)を順次積層形成し、前記p型電
流拡散層15上にp側電極(上面電極)16、n型Ga
As基板11の下面にn側電極(下面電極)17を設け
た構成になっている。
【0004】ここで、(AlyGa1-y)0.51In0.49P
活性層13と該活性層13より大きなエネルギーギャッ
プを有する2つのAlGaInPクラッド層すなわちn
型(AlxGa1-x)0.51In0.49Pクラッド層12及び
p型(AlzGa1-z)0.51In0.49Pクラッド層14と
で構成されるAlGaInPダブルヘテロ接合構造層は
発光層部18を構成し、前記(AlyGa1-y)0.51In
0.49P活性層13が発光層として機能する。また、上記
AlGaInPダブルヘテロ接合構造層を構成する各A
lGaInP層のAl組成x、y、zは0≦y≦0.
7、y<x及びy<zなる関係を満たす。
活性層13と該活性層13より大きなエネルギーギャッ
プを有する2つのAlGaInPクラッド層すなわちn
型(AlxGa1-x)0.51In0.49Pクラッド層12及び
p型(AlzGa1-z)0.51In0.49Pクラッド層14と
で構成されるAlGaInPダブルヘテロ接合構造層は
発光層部18を構成し、前記(AlyGa1-y)0.51In
0.49P活性層13が発光層として機能する。また、上記
AlGaInPダブルヘテロ接合構造層を構成する各A
lGaInP層のAl組成x、y、zは0≦y≦0.
7、y<x及びy<zなる関係を満たす。
【0005】なお、以下の説明においては、特別な事情
がない場合、前記(AlxGa1-x) 0.51In0.49P、
(AlyGa1-y)0.51In0.49P及び(AlzGa1-z)
0.51In0.49Pを総称して(AlBGa1-B)0.51In
0.49P又は単にAlGaInPと略記する。
がない場合、前記(AlxGa1-x) 0.51In0.49P、
(AlyGa1-y)0.51In0.49P及び(AlzGa1-z)
0.51In0.49Pを総称して(AlBGa1-B)0.51In
0.49P又は単にAlGaInPと略記する。
【0006】上記のようなAlGaInP系発光装置に
おいては、電流拡散層を設ける必要があり、特にAlG
aInP系混晶とは異なる材料からなる電流拡散層を設
ける必要がある。その理由を図3を参照しながら説明す
る。図3には、p側電極16からの電流分布19を矢印
で示してある。
おいては、電流拡散層を設ける必要があり、特にAlG
aInP系混晶とは異なる材料からなる電流拡散層を設
ける必要がある。その理由を図3を参照しながら説明す
る。図3には、p側電極16からの電流分布19を矢印
で示してある。
【0007】AlGaInP系発光装置の通電発光にお
いては、p側電極16からの電流を発光層であるAlG
aInP活性層13の全域に効果的に拡散させて効率的
に発光させることが望ましい。そのためには、前記p側
電極16とAlGaInP活性層13との間の距離(層
厚)を所定以上(数μm以上)にする必要がある。
いては、p側電極16からの電流を発光層であるAlG
aInP活性層13の全域に効果的に拡散させて効率的
に発光させることが望ましい。そのためには、前記p側
電極16とAlGaInP活性層13との間の距離(層
厚)を所定以上(数μm以上)にする必要がある。
【0008】ところで、AlGaInPからなる活性層
を持つAlGaInP系発光装置の場合、通常は図3に
示したように、GaAs基板11上に、該GaAs基板
11と格子整合させてAlGaInP系の前記各層12
(厚さ約1μm)、13(厚さ約0.6μm)、14
(厚さ約1μm)を(AlBGa1-B)0.51In0.49Pな
る組成で形成させるが、全厚で3μmを超える厚さの
(AlBGa1-B)0.51In 0.49P混晶層を結晶性を損う
ことなく形成させることは極めて困難である。
を持つAlGaInP系発光装置の場合、通常は図3に
示したように、GaAs基板11上に、該GaAs基板
11と格子整合させてAlGaInP系の前記各層12
(厚さ約1μm)、13(厚さ約0.6μm)、14
(厚さ約1μm)を(AlBGa1-B)0.51In0.49Pな
る組成で形成させるが、全厚で3μmを超える厚さの
(AlBGa1-B)0.51In 0.49P混晶層を結晶性を損う
ことなく形成させることは極めて困難である。
【0009】すなわち、p側電極16からの電流をAl
GaInP活性層13の全域に効果的に拡散させるため
には、p側電極16と前記活性層13との間の厚さが数
μm以上必要であるが、この厚さの層の形成はAlGa
InP系材料では上記理由により不可能に近い。
GaInP活性層13の全域に効果的に拡散させるため
には、p側電極16と前記活性層13との間の厚さが数
μm以上必要であるが、この厚さの層の形成はAlGa
InP系材料では上記理由により不可能に近い。
【0010】そこで、従来、AlGaInP系以外の材
料からなる層を電流拡散層15として前記p型AlGa
InPクラッド層14上に形成し、p側電極16からの
電流を前記AlGaInP活性層13全域に効果的に拡
散させて、効率的な発光を得ることが行われている。
料からなる層を電流拡散層15として前記p型AlGa
InPクラッド層14上に形成し、p側電極16からの
電流を前記AlGaInP活性層13全域に効果的に拡
散させて、効率的な発光を得ることが行われている。
【0011】前記電流拡散層15の材料としては、前記
AlGaInP活性層13から放射される光子が吸収さ
れないという前提から、前記光子のエネルギーより大き
いエネルギーギャップを有するAlwGa1-wAs(0.
45≦w<1)又はGaPが従来より用いられていた。
AlGaInP活性層13から放射される光子が吸収さ
れないという前提から、前記光子のエネルギーより大き
いエネルギーギャップを有するAlwGa1-wAs(0.
45≦w<1)又はGaPが従来より用いられていた。
【0012】しかし、GaPはGaAsや(AlBGa
1-B)0.51In0.49Pとの格子不整合が大きいため、通
常はGaAsや(AlBGa1-B)0.51In0.49Pとほぼ
同じ格子定数を有するAlwGa1-wAsが用いられるこ
とが多い。
1-B)0.51In0.49Pとの格子不整合が大きいため、通
常はGaAsや(AlBGa1-B)0.51In0.49Pとほぼ
同じ格子定数を有するAlwGa1-wAsが用いられるこ
とが多い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、AlwGa1-w
Asを電流拡散層に用いたとしても、エネルギーギャッ
プを大きくするためにAl組成wを増加させると、Ga
As基板や該GaAs基板上に形成された発光層部を構
成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P混晶との格子不
整合が無視できなくなる。
Asを電流拡散層に用いたとしても、エネルギーギャッ
プを大きくするためにAl組成wを増加させると、Ga
As基板や該GaAs基板上に形成された発光層部を構
成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P混晶との格子不
整合が無視できなくなる。
【0014】例えば、発光波長が590nmの場合、前
記AlGaInP活性層13から放射される光子が吸収
されないためには、電流拡散層15を構成するAlwG
a1-wAsのAl組成wを約0.7以上にする必要があ
るが、このときのAlwGa1-wAsと(AlBGa1-B)
0.51In0.49Pとの室温における格子不整合率は0.1
%以上となる。
記AlGaInP活性層13から放射される光子が吸収
されないためには、電流拡散層15を構成するAlwG
a1-wAsのAl組成wを約0.7以上にする必要があ
るが、このときのAlwGa1-wAsと(AlBGa1-B)
0.51In0.49Pとの室温における格子不整合率は0.1
%以上となる。
【0015】ここで、格子不整合率は、図3に示す構造
を参照して示すと下記の如く表される。 a’:電流拡散層15の結晶AlwGa1-wAsの格子定
数 a:p型クラッド層14の結晶(AlzGa1-z)0.51I
n0.49Pの格子定数
を参照して示すと下記の如く表される。 a’:電流拡散層15の結晶AlwGa1-wAsの格子定
数 a:p型クラッド層14の結晶(AlzGa1-z)0.51I
n0.49Pの格子定数
【0016】上記のように格子不整合率が高くなると、
格子不整合に起因する応力が内在し、これが前記発光層
部18、特に発光に主たる役割を担うAlGaInP活
性層13にまで影響を及ぼす。このため、長時間通電発
光使用すると、デバイス特性、特に発光特性に劣化を生
じるという問題があった。換言すると、発光装置の寿命
が短いという問題があった。
格子不整合に起因する応力が内在し、これが前記発光層
部18、特に発光に主たる役割を担うAlGaInP活
性層13にまで影響を及ぼす。このため、長時間通電発
光使用すると、デバイス特性、特に発光特性に劣化を生
じるという問題があった。換言すると、発光装置の寿命
が短いという問題があった。
【0017】また、前記AlGaInP系発光装置を製
造する際に用いるエピタキシャルウエーハにおいては、
前記応力の影響を受けて反りが発生し、素子化工程で支
障をきたすという問題もあった。
造する際に用いるエピタキシャルウエーハにおいては、
前記応力の影響を受けて反りが発生し、素子化工程で支
障をきたすという問題もあった。
【0018】そこで本発明は、GaAs基板や発光層部
を構成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P混晶との格
子整合が良好な電流拡散層を備え、長時間通電発光使用
しても発光特性等に劣化を生じない長寿命且つ信頼性の
高いAlGaInP系発光装置を提供することを目的と
する。
を構成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P混晶との格
子整合が良好な電流拡散層を備え、長時間通電発光使用
しても発光特性等に劣化を生じない長寿命且つ信頼性の
高いAlGaInP系発光装置を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のAlGaInP
系発光装置は、第1導電型GaAs基板上にAlGaI
nPダブルヘテロ接合構造層又はAlGaInPシング
ルヘテロ接合構造層からなる発光層部を形成し、該発光
層部上に、該発光層部の活性層より放射される光子のエ
ネルギーより大きいエネルギーギャップを有し、且つ前
記発光層部を構成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P
混晶と極めて良く格子整合する第2導電型AlwGa1-w
As1-vPv混晶(例えば、Al0.7Ga0.3As0.97P
0.03)を電流拡散層として形成するようにした。但し、
w及びvはそれぞれ0.45≦w<1、0<v≦0.0
8である。
系発光装置は、第1導電型GaAs基板上にAlGaI
nPダブルヘテロ接合構造層又はAlGaInPシング
ルヘテロ接合構造層からなる発光層部を形成し、該発光
層部上に、該発光層部の活性層より放射される光子のエ
ネルギーより大きいエネルギーギャップを有し、且つ前
記発光層部を構成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P
混晶と極めて良く格子整合する第2導電型AlwGa1-w
As1-vPv混晶(例えば、Al0.7Ga0.3As0.97P
0.03)を電流拡散層として形成するようにした。但し、
w及びvはそれぞれ0.45≦w<1、0<v≦0.0
8である。
【0020】前記AlwGa1-wAs1-vPv電流拡散層の
厚さは、電流拡散を十分に行うためには3μm以上とす
る必要があり、発光光の外部取り出し効率を高くするに
は厚い程効果が大きい。
厚さは、電流拡散を十分に行うためには3μm以上とす
る必要があり、発光光の外部取り出し効率を高くするに
は厚い程効果が大きい。
【0021】前記発光層部のヘテロ接合構造がダブルヘ
テロ接合構造層である場合は、(Al x Ga 1−x )
0.51 In 0.49 P混晶からなる第1導電型クラッ
ド層と(Al y Ga 1−y ) 0.51 In 0.49 P混
晶からなる活性層及び(Al z Ga 1−z ) 0.51 I
n 0.49 P混晶からなる第2導電型クラッド層とで構
成される。この場合、x、y及びzが、0≦y≦0.
7、y<x、y<zなる関係を満たす。
テロ接合構造層である場合は、(Al x Ga 1−x )
0.51 In 0.49 P混晶からなる第1導電型クラッ
ド層と(Al y Ga 1−y ) 0.51 In 0.49 P混
晶からなる活性層及び(Al z Ga 1−z ) 0.51 I
n 0.49 P混晶からなる第2導電型クラッド層とで構
成される。この場合、x、y及びzが、0≦y≦0.
7、y<x、y<zなる関係を満たす。
【0022】前記発光層部のヘテロ接合構造がシングル
ヘテロ接合構造層である場合は、(Al y Ga 1−y )
0.51 In 0.49 P混晶からなる活性層と(Al z
Ga 1−z ) 0.51 In 0.49 P混晶からなる第2
導電型クラッド層とで構成される。この場合、y及びz
が、0≦y≦0.7、y<zなる関係を満たす。
ヘテロ接合構造層である場合は、(Al y Ga 1−y )
0.51 In 0.49 P混晶からなる活性層と(Al z
Ga 1−z ) 0.51 In 0.49 P混晶からなる第2
導電型クラッド層とで構成される。この場合、y及びz
が、0≦y≦0.7、y<zなる関係を満たす。
【0023】なお、発光層部の(AlBGa1-B)0.51I
n0.49P混晶と完全に格子整合する混晶の具体例として
は、例えばAl0.7Ga0.3As1-vPv混晶でvが0.0
25近傍の場合が挙げられる。
n0.49P混晶と完全に格子整合する混晶の具体例として
は、例えばAl0.7Ga0.3As1-vPv混晶でvが0.0
25近傍の場合が挙げられる。
【0024】
【作用】本発明のAlGaInP系発光装置において
は、光取り出し側電極(上面電極)とAlGaInP発
光層部との間に設けた電流拡散層が、発光層部を構成す
る(AlBGa1-B)0.51In0.49P混晶と極めて良く格
子整合するAlwGa1-wAs1-vPv混晶で構成されてい
るので、層間の格子不整合に基づく応力を大幅に低減す
ることが可能になる。
は、光取り出し側電極(上面電極)とAlGaInP発
光層部との間に設けた電流拡散層が、発光層部を構成す
る(AlBGa1-B)0.51In0.49P混晶と極めて良く格
子整合するAlwGa1-wAs1-vPv混晶で構成されてい
るので、層間の格子不整合に基づく応力を大幅に低減す
ることが可能になる。
【0025】この内部応力の低減により、前記発光装置
の十分な長寿命化が図れるとともに、該発光装置を製造
するのに用いるAlGaInP系エピタキシャルウエー
ハの反りを大幅に低減することが可能となる。
の十分な長寿命化が図れるとともに、該発光装置を製造
するのに用いるAlGaInP系エピタキシャルウエー
ハの反りを大幅に低減することが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明のAlGaInP系発光装置に
ついて、図1及び図2を参照して説明する。なお、発光
層部の層構造としては前述のようにAlGaInPダブ
ルヘテロ接合構造層やAlGaInPシングルヘテロ接
合構造層等があるが、本発明で問題とする電流拡散層の
形成を考える上では発光層部の層構造は本質ではないの
で、以下の実施例ではAlGaInPダブルヘテロ接合
構造層を有するAlGaInP系発光装置を例にとって
説明する。
ついて、図1及び図2を参照して説明する。なお、発光
層部の層構造としては前述のようにAlGaInPダブ
ルヘテロ接合構造層やAlGaInPシングルヘテロ接
合構造層等があるが、本発明で問題とする電流拡散層の
形成を考える上では発光層部の層構造は本質ではないの
で、以下の実施例ではAlGaInPダブルヘテロ接合
構造層を有するAlGaInP系発光装置を例にとって
説明する。
【0027】図1は、本発明のAlGaInP発光装置
の一実施例を示す概略断面図である。図1において、図
3と同一部材は同一符合を用いている。この発光装置3
0は、n型GaAs基板11上に、n型(Al0.7Ga
0.3)0.51In0.49Pクラッド層12(厚さ約1μ
m)、(AlyGa1-y)0.51In0.49P活性層13(0
≦y≦0.7、厚さ約0.6μm)、p型(Al0.7G
a0.3)0.51In0.49Pクラッド層14(厚さ約1μ
m)及びp型Al0.7Ga0.3As0.97P0.03電流拡散層
31(厚さ3μm以上)を順次積層形成し、前記p型電
流拡散層31上にp側電極16、n型GaAs基板11
の下面にn側電極17を設けた構成になっている。
の一実施例を示す概略断面図である。図1において、図
3と同一部材は同一符合を用いている。この発光装置3
0は、n型GaAs基板11上に、n型(Al0.7Ga
0.3)0.51In0.49Pクラッド層12(厚さ約1μ
m)、(AlyGa1-y)0.51In0.49P活性層13(0
≦y≦0.7、厚さ約0.6μm)、p型(Al0.7G
a0.3)0.51In0.49Pクラッド層14(厚さ約1μ
m)及びp型Al0.7Ga0.3As0.97P0.03電流拡散層
31(厚さ3μm以上)を順次積層形成し、前記p型電
流拡散層31上にp側電極16、n型GaAs基板11
の下面にn側電極17を設けた構成になっている。
【0028】上記構成のAlGaInP系発光装置のA
lGaInP層(活性層及びクラッド層)及びAlGa
AsP層(電流拡散層)を成長する方法は、MOVPE
法(有機金属気相成長法)を用いる。また、Al、G
a、In、As及びPの原料としてはそれぞれトリメチ
ルアルミニウム(Al(CH3)3、以下「TMA」と略
記する。)、トリメチルガリウム(Ga(CH3)3、以
下「TMGa」と略記する。)、トリメチルインジウム
(In(CH3)3、以下「TMIn」と略記する。)、
アルシン(AsH3)及びホスフィン(PH3)を用い
る。さらに、n型及びp型ドーパント源としては、それ
ぞれセレン化水素(H2Se)及びジメチル亜鉛(DM
Zn)を用いる。
lGaInP層(活性層及びクラッド層)及びAlGa
AsP層(電流拡散層)を成長する方法は、MOVPE
法(有機金属気相成長法)を用いる。また、Al、G
a、In、As及びPの原料としてはそれぞれトリメチ
ルアルミニウム(Al(CH3)3、以下「TMA」と略
記する。)、トリメチルガリウム(Ga(CH3)3、以
下「TMGa」と略記する。)、トリメチルインジウム
(In(CH3)3、以下「TMIn」と略記する。)、
アルシン(AsH3)及びホスフィン(PH3)を用い
る。さらに、n型及びp型ドーパント源としては、それ
ぞれセレン化水素(H2Se)及びジメチル亜鉛(DM
Zn)を用いる。
【0029】図2は、MOVPE法で各層を成長する際
に用いる成長装置の構成例を示す。すなわち、各種III
族金属元素の有機物の蒸気と、気相のV族元素の水素化
物とを、成長層の組成に応じて分圧及び流量を選択して
混合し、得られた混合ガスを反応室20に供給し、反応
室20内に配置したn型GaAs基板11上に所望の成
長層を順次積層形成する。
に用いる成長装置の構成例を示す。すなわち、各種III
族金属元素の有機物の蒸気と、気相のV族元素の水素化
物とを、成長層の組成に応じて分圧及び流量を選択して
混合し、得られた混合ガスを反応室20に供給し、反応
室20内に配置したn型GaAs基板11上に所望の成
長層を順次積層形成する。
【0030】具体的には、50Torrの減圧下で、V
族元素とIII族元素との供給量比(V/III比)が100
となるように混合したガスを成長層の原料ガスとして用
い、成長温度710℃、成長速度4μm/時の成長条件
で、n型GaAs基板11上に前記各層12、13、1
4及び31を順次積層形成させる。このようにして得ら
れたエピタキシャルウエーハを素子化することにより、
図1に示す構造のAlGaInP系発光装置30が得ら
れる。
族元素とIII族元素との供給量比(V/III比)が100
となるように混合したガスを成長層の原料ガスとして用
い、成長温度710℃、成長速度4μm/時の成長条件
で、n型GaAs基板11上に前記各層12、13、1
4及び31を順次積層形成させる。このようにして得ら
れたエピタキシャルウエーハを素子化することにより、
図1に示す構造のAlGaInP系発光装置30が得ら
れる。
【0031】前記p型Al0.7Ga0.3As0.97P0.03電
流拡散層31の成長に際しては、Pの原料であるPH3
の濃度を精密に制御するとともに、p型(Al0.7Ga
0.3)0.51In0.49Pクラッド層14の成長時に多量に
流していたPH3の流量をAl0.7Ga0.3As0.97P
0.03成長に切り替える段階で急激に下げる必要がある。
この点から、PH3の供給ラインは図2に示すような2
ライン又はそれ以上にすることが好ましい。
流拡散層31の成長に際しては、Pの原料であるPH3
の濃度を精密に制御するとともに、p型(Al0.7Ga
0.3)0.51In0.49Pクラッド層14の成長時に多量に
流していたPH3の流量をAl0.7Ga0.3As0.97P
0.03成長に切り替える段階で急激に下げる必要がある。
この点から、PH3の供給ラインは図2に示すような2
ライン又はそれ以上にすることが好ましい。
【0032】(諸特性の評価結果)表1は、Al0.7G
a0.3As0.97P0.03混晶を電流拡散層に用いた本実施
例のAlGaInP系発光装置において、電流拡散層の
厚さを種々の値にした場合における諸特性を、比較例の
AlGaInP系発光装置の場合と比較して示したもの
である。なお、比較例のAlGaInP系発光装置は、
電流拡散層の材料としてAl0.7Ga0.3As混晶を用い
たこと以外は実施例と同じである。
a0.3As0.97P0.03混晶を電流拡散層に用いた本実施
例のAlGaInP系発光装置において、電流拡散層の
厚さを種々の値にした場合における諸特性を、比較例の
AlGaInP系発光装置の場合と比較して示したもの
である。なお、比較例のAlGaInP系発光装置は、
電流拡散層の材料としてAl0.7Ga0.3As混晶を用い
たこと以外は実施例と同じである。
【0033】
【表1】 (註)1.チップサイズ:300×300μm 2.輝度測定:20mA 3.ライフ(別称:残光率) 残光率=(I/I0)×100(%) I0:初期輝度 I:85℃、湿度85%の環境下で、DC50mAで1
000時間通電発光させた後の輝度 4.エピタキシャルウエーハの直径:50mm
000時間通電発光させた後の輝度 4.エピタキシャルウエーハの直径:50mm
【0034】表1より、下記のことが判明した。 (電流拡散性)実施例においては、電流拡散層の厚さが
3μm以上の場合には十分な輝度が得られ、厚くなるほ
ど輝度が高くなる。すなわち、電流拡散層の厚さが3μ
m以上であれば、p側電極16からの電流が活性層全域
に効果的に拡散され、十分効率的に発光させることがで
きる。一方、比較例においては、格子不整合の起因によ
る応力の影響を受け、厚くなると却って輝度の低下が見
られる。
3μm以上の場合には十分な輝度が得られ、厚くなるほ
ど輝度が高くなる。すなわち、電流拡散層の厚さが3μ
m以上であれば、p側電極16からの電流が活性層全域
に効果的に拡散され、十分効率的に発光させることがで
きる。一方、比較例においては、格子不整合の起因によ
る応力の影響を受け、厚くなると却って輝度の低下が見
られる。
【0035】(格子整合性)本実施例のAlGaInP
系発光装置は、従来に比してライフ、反りとも大幅に改
善されている。この事実より、発光層部18上に、該発
光層部18を構成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P
混晶と極めて良く格子整合するAlwGa1-wAs1-vPv
混晶からなる電流拡散層31を形成したことにより、格
子不整合に起因する応力を大幅に低減させることができ
たと言える。
系発光装置は、従来に比してライフ、反りとも大幅に改
善されている。この事実より、発光層部18上に、該発
光層部18を構成する(AlBGa1-B)0.51In0.49P
混晶と極めて良く格子整合するAlwGa1-wAs1-vPv
混晶からなる電流拡散層31を形成したことにより、格
子不整合に起因する応力を大幅に低減させることができ
たと言える。
【0036】上記結果から、本実施例のAlGaInP
発光装置は、高輝度すなわち電流拡散が十分であり、且
つ長時間寿命で信頼性の高い発光装置であると言える。
発光装置は、高輝度すなわち電流拡散が十分であり、且
つ長時間寿命で信頼性の高い発光装置であると言える。
【0037】なお、上記実施例ではn型GaAs基板上
にn型クラッド層、活性層、p型クラッド層及びp型電
流拡散層を順次積層形成したAlGaInP系発光装置
を例にとって説明したが、p型GaAs基板上にp型ク
ラッド層、活性層、n型クラッド層及びn型電流拡散層
を順次積層形成してもよく、さらにこのようなダブルヘ
テロ接合構造の代りにシングルヘテロ接合構造を用いて
もよい。その他本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実
施例の各種条件を変更することが可能であることは言う
までもない。
にn型クラッド層、活性層、p型クラッド層及びp型電
流拡散層を順次積層形成したAlGaInP系発光装置
を例にとって説明したが、p型GaAs基板上にp型ク
ラッド層、活性層、n型クラッド層及びn型電流拡散層
を順次積層形成してもよく、さらにこのようなダブルヘ
テロ接合構造の代りにシングルヘテロ接合構造を用いて
もよい。その他本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実
施例の各種条件を変更することが可能であることは言う
までもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、G
aAs基板や発光層部を構成する(AlBGa1-B)0.51
In0.49P混晶との格子整合が良好な電流拡散層を備え
たことにより、長時間通電発光使用しても発光特性等に
劣化を生じない長寿命で且つ信頼性の高いAlGaIn
P系発光装置が得られる。
aAs基板や発光層部を構成する(AlBGa1-B)0.51
In0.49P混晶との格子整合が良好な電流拡散層を備え
たことにより、長時間通電発光使用しても発光特性等に
劣化を生じない長寿命で且つ信頼性の高いAlGaIn
P系発光装置が得られる。
【図1】本発明のAlGaInP系発光装置の一実施例
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図2】図2は、MOVPE法で各層を成長する際に用
いる成長装置の構成例を示す。
いる成長装置の構成例を示す。
【図3】従来のAlGaInP系発光装置の一例を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
11 n型GaAs基板 12 n型(Al0.7Ga0.3)0.51In0.49Pクラッド
層 13 (AlyGa1-y)0.51In0.49P活性層 14 p型(Al0.7Ga0.3)0.51In0.49Pクラッド
層 16 p側電極 17 n側電極 18 発光層部 30 AlGaInP系発光装置 31 p型Al0.7Ga0.3As0.97P0.03電流拡散層
層 13 (AlyGa1-y)0.51In0.49P活性層 14 p型(Al0.7Ga0.3)0.51In0.49Pクラッド
層 16 p側電極 17 n側電極 18 発光層部 30 AlGaInP系発光装置 31 p型Al0.7Ga0.3As0.97P0.03電流拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−227077(JP,A) 特開 平4−212479(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 33/00
Claims (3)
- 【請求項1】 第1導電型GaAs基板上に、(Al x
Ga 1−x ) 0.51 In 0.49 P混晶からなる第1
導電型クラッド層と(Al y Ga 1−y ) 0.51 In
0.49 P混晶からなる活性層及び(Al z G
a 1−z ) 0.51 In 0.49 P混晶からなる第2導
電型クラッド層とで構成されたAlGaInPダブルヘ
テロ接合構造層、又は、(Al y Ga 1−y ) 0.51
In 0.49 P混晶からなる活性層と(Al z Ga
1−z ) 0.51 In 0.49 P混晶からなる第2導電
型クラッド層とで構成されたAlGaInPシングルヘ
テロ接合構造層からなる発光層部が形成されたAlGa
InP系発光装置において、前記(Al z Ga 1−z ) 0.51 In 0.49 P混晶
からなる第2導電型クラッド層の直上に 第2導電型Al
w Ga 1−w As 1−v P v 混晶電流拡散層を備え、該
Al w Ga 1−w As 1−v P v 混晶電流拡散層のw及
びvが0.45≦w<1、0<v≦0.08であること
を特徴とするAlGaInP系発光装置。 - 【請求項2】 前記Al w Ga 1−w As 1−v P v 混
晶電流拡散層の厚さが3μm以上である請求項1に記載
のAlGaInP系発光装置。 - 【請求項3】 前記AlGaInP混晶からなる発光層
部において、組成x、y及びzが、0≦y≦0.7、y
<x、y<zなる関係を満たすことを特徴とする請求項
1又は請求項2に記載のAlGaInP系発光装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15416993A JP2900754B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | AlGaInP系発光装置 |
EP94107562A EP0627772B1 (en) | 1993-05-31 | 1994-05-16 | An AlGaInP light emitting device |
DE69405294T DE69405294T2 (de) | 1993-05-31 | 1994-05-16 | Licht emittierende Halbleitervorrichtung aus AlGaInP |
US08/251,370 US5444269A (en) | 1993-05-31 | 1994-05-31 | AlGaInP light emitting device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15416993A JP2900754B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | AlGaInP系発光装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06342936A JPH06342936A (ja) | 1994-12-13 |
JP2900754B2 true JP2900754B2 (ja) | 1999-06-02 |
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ID=15578344
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EP0720242A3 (en) * | 1994-12-27 | 1997-07-30 | Shinetsu Handotai Kk | AlGaInP semiconductor light emitting device |
JP3124694B2 (ja) * | 1995-02-15 | 2001-01-15 | 三菱電線工業株式会社 | 半導体発光素子 |
JP3122324B2 (ja) * | 1995-02-20 | 2001-01-09 | 三菱電線工業株式会社 | 半導体発光素子 |
DE19537543A1 (de) * | 1995-10-09 | 1997-04-10 | Telefunken Microelectron | Lichtemittierende Diode |
JP3233569B2 (ja) * | 1996-03-22 | 2001-11-26 | シャープ株式会社 | 半導体発光素子 |
US5835521A (en) * | 1997-02-10 | 1998-11-10 | Motorola, Inc. | Long wavelength light emitting vertical cavity surface emitting laser and method of fabrication |
DE19824222A1 (de) * | 1998-05-29 | 1999-12-02 | Lite On Electronics Inc | Leuchtdiode mit lichtdurchlässiger Fensterschicht |
JP3472714B2 (ja) * | 1999-01-25 | 2003-12-02 | シャープ株式会社 | 半導体発光素子の製造方法 |
DE10329515B9 (de) | 2003-06-30 | 2022-01-20 | OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Elektromagnetische Strahlung emittierendes Bauelement und Verfahren zu dessen Herstellung |
JP2007042751A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Hitachi Cable Ltd | 半導体発光素子 |
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FR2508244A1 (fr) * | 1981-06-19 | 1982-12-24 | Thomson Csf | Laser a semi-conducteur a courte longueur d'onde |
US4706255A (en) * | 1985-05-20 | 1987-11-10 | Xerox Corporation | Phased array semiconductor laser with preferred emission in the fundamental supermode |
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US4727557A (en) * | 1985-12-30 | 1988-02-23 | Xerox Corporation | Phased array semiconductor lasers fabricated from impurity induced disordering |
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US5048035A (en) * | 1989-05-31 | 1991-09-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor light emitting device |
JPH0394481A (ja) * | 1989-09-07 | 1991-04-19 | Ricoh Co Ltd | アレイ状半導体発光装置 |
US5008718A (en) * | 1989-12-18 | 1991-04-16 | Fletcher Robert M | Light-emitting diode with an electrically conductive window |
JPH03227077A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-08 | Nec Corp | 発光ダイオード |
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- 1993-05-31 JP JP15416993A patent/JP2900754B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1994-05-16 EP EP94107562A patent/EP0627772B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-16 DE DE69405294T patent/DE69405294T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-31 US US08/251,370 patent/US5444269A/en not_active Expired - Fee Related
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US5444269A (en) | 1995-08-22 |
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EP0627772B1 (en) | 1997-09-03 |
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