JP2900327B2 - シーケンシャルターボ排気制御バルブ - Google Patents

シーケンシャルターボ排気制御バルブ

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JP2900327B2
JP2900327B2 JP2338613A JP33861390A JP2900327B2 JP 2900327 B2 JP2900327 B2 JP 2900327B2 JP 2338613 A JP2338613 A JP 2338613A JP 33861390 A JP33861390 A JP 33861390A JP 2900327 B2 JP2900327 B2 JP 2900327B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シーケンシャルターボにおいて、高負荷に
なった時に高負荷用のターボチャージャへ排気を送る排
気制御バルブの構造に関する。
〔従来の技術〕
第5図に従来のシーケンシャルターボの一例を示す。
このシーケンシャルターボは、2つのターボチャージャ
1,2を有し、エンジンが低負荷の時は第1のターボチャ
ージャ1のみを作動させ、高負荷になると第2のターボ
チャージャ2をも作動するようになっている。
高負荷用である第2のターボチャージャ2へ排気を送
る排気制御バルブ3の拡大図を第6図に示す。そして第
6図の作用を第7図〜第9図に示す。
排気制御バルブ3のバルブケース4内には2つのバル
ブ,即ちプリコントロールバルブ5とメインコントロー
ルバルブ6とが設けられる。このうちプリントコントロ
ールバルブ5は、低負荷から高負荷への切換えが行われ
る前に予め高負荷用の第2のターボチャージャ2を予回
転させておき、前記切換時に応答性よくスムーズに切換
えが行われるようにするためのものである(第7図)。
メインコントロールバルブ6は、前記切換えが行われた
際に第2のターボチャージャ2を本回転させるためのも
のである。そして予回転の際には、回転開始に伴うショ
ックを小さくするため、プリコントロールバルブ5はデ
ューティ制御される。メインコントロールバルブ6は、
オン・オフ制御によって開閉される。
このときメインコントロールバルブ6は、閉鎖性をよ
いものとするために排気ガスの流れに対して上流側に開
く構造となっているため、大きい排圧に打勝って開く必
要がある。このために従来、メインコントロールバルブ
6は、大きなバルブ7と、バルブ7に開けられた小さな
孔8を閉じる小さなバルブ9との2つのバルブを有して
いる。そしてまず小さなバルブ9を開いて排圧を下げ
(第8図)、その後大きなバルブ7を開ける(第9図)
ようになっている。なお、このようなシーケンシャルタ
ーボ排気制御バルブは、特開平2−49924号公報,実開
平2−119835号公報に示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来技術によれば、メインコント
ロールバルブ6は大小2つのバルブ7,9の2重構造とな
っているため構造が複雑であり、且つ艤装上もサイズが
大きくなり不利となる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたも
ので、メインコントロールバルブを2重構造にすること
なく、まず排圧を下げ、その後メインコントロールバル
ブを開くことのできるシーケンシャルターボ排気制御バ
ルブを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明によるシーケンシャル
ターボ排気制御バルブは、複数のターボチャージャを有
し、エンジン負荷に応じて作動させるターボチャージャ
の数を切換えるシーケンシャルターボに用いられ、高負
荷になった時に高負荷用のターボチャージャに排気を送
る排気制御バルブにおいて、ターボチャージャを予回転
させるためデューティ制御されるプリコントロールバル
ブと、本回転させるためのメインコントロールバルブ
と、前記プリコントロールバルブを開閉するプリアクチ
ュエータと、前記メインコントロールバルブを開閉する
メインアクチュエータとを備え、前記プリアクチュエー
タは、プリコントロールバルブを操作する操作ロッド
と、この操作ロッドを作動させる第1,第2のダイヤフラ
ムと、各ダイヤフラムにより区画された第1,第2の作動
室と、第1の作動室へデューティ制御時にインテークマ
ニホールドの正圧を導くデューティソレノイドバルブ
と、第2の作動室へ前記本回転時にインテークマニホー
ルドの正圧を導く切換ソレノイドバルブとを有する。
〔作用〕
上記の構成に基づいて、デューティ制御時には、デュ
ーティソレノイドバルブが作動してインテークマニホー
ルドの正圧が、プリアクチュエータの各ダイヤフラムに
より区画された第1の作動室へのみ導かれ、弱い力によ
って操作ロッドを動作する。これによりプリコントロー
ルバルブを小さな角度,即ちデューティ制御角度領域に
おいて制御することができる。この時、メインコントロ
ールバルブは閉じている。その後、メインコントロール
バルブを開ける直前になると、切換ソレノイドバルブが
作動してインテークマニホールドの正圧を、第2の作動
室へも導く。これにより操作ロッドは、第1,第2のダイ
ヤフラムから力を受けて大きな力で作動され、大きな角
度,即ち排圧降下角度まで開かれる。これにより排圧が
降下し、メインコントロールバルブが開き易くなる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。第1図は本実施例に係るシーケンシャル
ターボ排気制御バルブの全体概略縦断面図、第2図〜第
4図は第1図の動作を説明する図である。またシーケン
シャルターボそのものは従来の第5図と同様のものであ
る。
排気制御バルブ3のバルブケース4内には、従来と同
様に、プリコントロールバルブ5とメインコントロール
バルブ6とが設けられている。プリ,メインコントロー
ル5,6は、共に従来例のような2重構造にはなっていな
い。そしてプリコントロールバルブ5は、プリアクチュ
エータ20によって開閉される。またメインコントロール
バルブ6は、メインアクチュエータ11によって開閉され
る。メインアクチュエータ11は、ダイヤフラム12と、こ
のダイヤフラム12の作動によって上下動する操作ロッド
13と、前記ダイヤフラム12を一方向に付勢するダイヤフ
ラムスプリング14とを有する。ダイヤフラム12によって
区画された作動室15には、メイン切換ソレノイドバルブ
16によりインテークマニホールド45(第5図参照)の正
圧が導かれるようになっている。操作ロッド13は、2本
のリンク部材17a,17bを有するリンク機構17によりメイ
ンコントロールバルブ6を開閉できるようになってい
る。即ち2つのリンク部材17a,17bは共に、てこの原理
により操作ロッド13の上下動を増大してメインコントロ
ールバルブ6に伝えるようになっている。
前記メインアクチュエータ11と異なりプリアクチュエ
ータ20は、第1,第2のダイヤフラム21,22と、各ダイヤ
フラム21,22によって区画された第1,第2の作動室23,24
とを有し、プリコントロールバルブ5を操作する操作ロ
ッド25が、第1のダイヤフラム21に固定されている。こ
の第1のダイヤフラム21は、第1のダイヤフラムスプリ
ング26によって上方に付勢されている。この第1のダイ
ヤフラム21の奥側に第2のダイヤフラム22が設けられて
いる。そして第2のダイヤフラム22には支持部材27が設
けられ、前記第1のダイヤフラム21が所定量上方へ動い
た後の上方への動きを規制する。また第2のダイヤフラ
ム22は、第2のダイヤフラムスプリング28によって上方
向に付勢されている。第2のダイヤフラム22の上方への
動きを所定量許容し、その後の上方への動きを規制する
ストッパ29が、アクチュエータケース30に設けられてい
る。第1,第2のダイヤフラム21,22によって区画された
第1の作動室23は、デューティソレノイドバルブ31を経
てインテークマニホールド45に連通されている。第2の
ダイヤフラム22によって区画された第2の作動室24は、
切換ソレノイドバルブ32によりインテークマニホールド
45に連通されている。
以下、本実施例の作用について説明する。
第5図において、エンジン40からの排気ガスは、排気
管41によって第1及び第2のターボチャージャ1,2へ供
給され、第1及び第2のターボチャージャ1,2を回転さ
せた後に外部へ排出される。この排気管41のうち高負荷
用の第2のターボチャージャ2の上流側に、本実施例に
係る排気制御バルブ3が設けられている。そして吸気管
42を通って導かれた空気65は、回転するターボチャージ
ャ1,2によって圧縮されてエンジン40に送られる。この
とき第2のターボチャージャ2の下流側吸気管42aに
は、吸気制御バルブ43が設けられている。また第2のタ
ーボチャージャ2には、ターボチャージャ2を迂回する
ようにして過給圧リリーフバルブ44が設けられている。
そして低負荷時であって第1のターボチャージャ1
(第5図参照)のみが作動される時は、本実施例に係る
排気制御バルブ3は完全に閉じており、高負荷用の第2
のターボチャージャ2に排気が送られることはない。即
ちプリコントロールバルブ5とメインコントロールバル
ブ6は、共に閉じている。
次に、第2のターボチャージャ2を予回転させる予過
給時には、プリアクチュエータ20のデューティソレノイ
ドバルブ31が図示しないコントロールユニットによりデ
ューティ制御されて開き、インテークマニホールド45
(第5図参照)の正圧が第1の作動室23へ導かれる。こ
れによりプリコントロールバルブ5は、小さな角度,即
ち0度〜5度程度のデューティ制御角度領域において開
かれる(第2図)。このときメインコントロールバルブ
6は閉じている。
更に低負荷状態から高負荷状態に移行して、第1のタ
ーボチャージャ1のみならず第2のターボチャージャ2
(第5図参照)をも作動させる切換時直前には、プリア
クチュエータ20の切換ソレノイドバルブ32が開いてイン
テークマニホールド45(第5図参照)の正圧が、第2の
作動室24へ導かれる。これによりプリアクチュエータ20
の操作ロッド25が、第1のダイヤフラム21のみならず第
2のダイヤフラム22によっても強く作動され、操作ロッ
ド25の大きな動きがプリコントロールバルブ5に伝えら
れ、プリコントロールバルブ5は大きく開かれ、排圧降
下角度となる(第3図)。これにより排圧,即ちメイン
コントロールバルブ6の上流側の圧力が降下する。従っ
て、メインコントロールバルブ6が小さな力で開き易く
なる。この状態で、メインアクチュエータ11のメイン切
換ソレノイドバルブ16が開き、メインアクチュエータ11
の作動室15に、インテークマニホールド45の正圧が導か
れる。この正圧に伴ってダイヤフラム12により作動され
た操作ロッド13の突出動は、2つのリンク部材17a,17b
によって拡大,変換され、メインコントロールバルブ6
に伝えられてメインコントロールバルブ6は大きく開く
(第4図)。
以上のように本実施例によれば、プリアクチュエータ
20に第1,第2の作動室23,24を設けることで、プリコン
トロールバルブ5の回動角度を2通りに制御できる。即
ち小さな角度であるデューティ制御角度領域と、大きな
角度である排圧降下角度とに制御することによって、メ
インコントロールバルブ6の上流側の排圧の降下を行う
ことができる。従って、メインコントロールバルブ6を
従来のように2重構造とせずとも排圧を降下でき、小さ
な力でもメインコントロールバルブ6を開くことが可能
となる。そしてメインコントロールバルブ6を2重構造
とする必要がない分だけ、メインコントロールバルブ6
の構造の簡素化が実現でき、また大きさもコンパクト化
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のシーケンシャルターボ
排気制御バルブによれば、メインコントロールバルブを
2重構造にしなくても、第1,第2の作動室を持つプリア
クチュエータによりプリコントロールバルブを開閉し、
小さな角度,即ちデューティ制御角度領域で制御できる
と共に、大きな角度,即ち排圧降下角度にして、メイン
コントロールバルブを開け易くすることができる。
このように、メインコントロールバルブを2重構造と
しなくてすむことから、メインコントロールバルブの構
造の簡素化が実現でき、またコンパクト化できて艤装上
も有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るシーケンシャルターボ
排気制御バルブの全体縦断面図、第2図〜第4図は第1
図の動作を順に説明する図、第5図は従来のシーケンシ
ャルターボの全体概略図、第6図は第5図の排気制御バ
ルブの拡大縦断面図、第7図〜第9図は第6図の動作を
説明する図である。 1……第1のターボチャージャ、2……第2のターボチ
ャージャ、3……排気制御バルブ、5……プリコントロ
ールバルブ、6……メインコントロールバルブ、11……
メインアクチュエータ、13,25……操作ロッド、20……
プリアクチュエータ、21,22……第1,第2のダイヤフラ
ム、23,24……第1,第2の作動室、31……デューティソ
レノイドバルブ、32……切換ソレノイドバルブ、45……
インテークマニホールド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のターボチャージャを有し、エンジン
    負荷に応じて作動させるターボチャージャの数を切換え
    るシーケンシャルターボに用いられ、高負荷になった時
    に高負荷用のターボチャージャに排気を送る排気制御バ
    ルブにおいて、 ターボチャージャを予回転させるためデューティ制御さ
    れるプリコントロールバルブと、本回転させるためのメ
    インコントロールバルブと、前記プリコントロールバル
    ブを開閉するプリアクチュエータと、前記メインコント
    ロールバルブを開閉するメインアクチュエータとを備
    え、 前記プリアクチュエータは、プリコントロールバルブを
    操作する操作ロッドと、この操作ロッドを作動させる第
    1,第2のダイヤフラムと、各ダイヤフラムにより区画さ
    れた第1,第2の作動室と、第1の作動室へデューティ制
    御時にインテークマニホールドの正圧を導くデューティ
    ソレノイドバルブと、第2の作動室へ前記本回転時にイ
    ンテークマニホールドの正圧を導く切換ソレノイドバル
    ブとを有することを特徴とするシーケンシャルターボ排
    気制御バルブ。
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